JP2002154146A - 電動型開閉装置 - Google Patents

電動型開閉装置

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JP2002154146A
JP2002154146A JP2000352023A JP2000352023A JP2002154146A JP 2002154146 A JP2002154146 A JP 2002154146A JP 2000352023 A JP2000352023 A JP 2000352023A JP 2000352023 A JP2000352023 A JP 2000352023A JP 2002154146 A JP2002154146 A JP 2002154146A
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die plate
ball screw
movable die
movable
mold
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JP2000352023A
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Saburo Fujita
三郎 藤田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールねじ式送り機構のボールねじ軸とボー
ルねじナットの組合わせに、片当たりや曲げ力が作用し
ないで衝撃荷重の吸収を行う取付手段を有する。 【解決手段】 ボールねじ軸35A,35Bとこれに螺
合し可動ダイプレート9に取付けられるボールねじナッ
ト37A,37Bを用いて可動ダイプレート9を固定ダ
イプレート5に対し進退動作させる手段と、固定及び可
動金型3,7の型閉後、可動及び固定ダイプレート9,
5の型締を行うタイバー15とを備え、ナット37A,
37Bの可動ダイプレート9への取付手段が、同プレー
トに取付けられ、ねじ軸35A,35Bが通っている貫
通孔39Aを有する接続ブラケット39と、貫通孔の両
側の皿ばね51と、皿ばねを付勢した状態で収納する皿
ばねケース53と、ケース53に取付けたナット37
A,37Bとで構成され、可動ダイプレート9とナット
37A,37Bとが皿ばね51を介し結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の電動
型開閉装置に関し、特に型締めは油圧シリンダで行い、
型締め前後の可動ダイプレートの開閉移動は電動で行う
油圧と電動の複合型開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の型開閉型締装置において、
型締めには強大な力を必要とするが、金型開閉のための
可動ダイプレートの移動には大きな力を持続して使う必
要はない。その一方、可動ダイプレートの移動ストロー
クは、成形品の取り出しのために長くする必要がある。
従来は、同一の油圧シリンダを用いて型締とダイプレー
ト(型盤)の移動を行っていたが、この構成では、油圧
シリンダが大径で長ストロークとなる。これに伴い、ダ
イプレートの移動は遅くなり、多くの油量を必要とし、
不経済であった。このため、近年はこの機能を分担し、
ダイプレートの移動には小径で長いストロークの油圧シ
リンダを使用したり、又は、電動モータの回転力を直線
方向の力に換えた機械的な移動手段を使用し、型締には
大径で短いストロークの油圧シリンダを使用する等の経
済的な構成が用いられている。
【0003】特開昭62−87318号において開示さ
れた従来例は、固定金型を保持した固定ダイプレート
と、可動金型を保持した可動ダイプレートと、サーボモ
ータの駆動力により上記可動ダイプレートを固定ダイプ
レートに向けて進退動させるボールねじ式送り機構と、
可動ダイプレートが固定ダイプレートに近接し固定金型
及び可動金型が型閉じする直前に可動ダイプレート及び
型締ピストンを関係的に結合固定させる手段とを包含す
る型締装置である。
【0004】また、実用新案登録第2531522号に
おいて開示された型締装置は、前述の特開昭62−87
318号と同様な可動ダイプレートを固定ダイプレート
に向けて進退動させるボールねじ式送り機構と、固定金
型及び可動金型を結合固定する型締ピストンに直結して
いるタイバーとを備えており、可動ダイプレートが固定
ダイプレートに近接し、固定金型及び可動金型が型閉じ
する直前に、可動ダイプレートに設けられたタイバーと
ほぼ直角方向に開閉するハーフナットがタイバーに設け
られたリング溝に係合してタイバーと可動ダイプレート
を結合する手段を更に有し、タイバー及び可動ダイプレ
ートの結合後、型締ピストンを油圧で作動させることに
より、タイバーを介して可動ダイプレートを引き寄せて
型締めするものである。上記型締装置において、可動ダ
イプレートを固定ダイプレートに向けて進退動させるボ
ールねじ式送り機構のボールねじは、モータ軸の回転を
直接ボールねじ軸に伝達する機構とモータ軸の回転を減
速してボールねじ軸に伝える機構とを備えており、両機
構間を電磁クラッチで切換えるように構成し、離型時に
大きな力を必要とする場合、モータ軸の回転を減速して
ボールねじ軸に大きなトルクが加わえられるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーボ
モータの駆動力により可動ダイプレートを固定ダイプレ
ートに向けて進退動させる従来のボールねじ式送り機構
は、通常、型締装置の両側に対称の位置で一対設けら
れ、各ボールねじ軸の回転数や、回転位置がずれないよ
うに速度制御されているので、負荷のバランスが崩れた
り、速度制御の同調がずれたりして、運転中に一対のボ
ールねじ軸の位置がずれたとき、或いは、ボールねじ軸
とボールねじナットの組立のときの取付け誤差で、ボー
ルねじナットの取付部が傾くようなことがあれば、ボー
ルねじナットに片当たりしてボールねじナットからボー
ルねじ軸に曲げ力が作用し、ボールねじ軸が損傷した
り、早期に異常摩耗を生じたりするおそれがある。ま
た、重量物である可動ダイプレートの移動中に、ガイド
レール等に異物が挟まったりすると、ボールねじ軸とボ
ールねじナットの組合わせに負荷が衝撃的に作用して、
損傷するおそれがある。
【0006】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、可動ダイプレートを固定ダ
イプレートに向けて進退動させるボールねじ式送り機構
のボールねじ軸の回転速度、回転位置の誤差を無くす制
御装置を有すると共に、ボールねじ軸とボールねじナッ
トの組合わせに、片当たりや曲げ力が作用しないで衝撃
荷重の吸収を行うことが可能な取付部を有する電動型開
閉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明は、固定金型を保持する固
定ダイプレート及び可動金型を保持する可動ダイプレー
トと、該可動ダイプレートを前記固定ダイプレートに対
し進退動作させる手段と、前記可動ダイプレートが前記
固定ダイプレートに接近し、前記固定金型及び可動金型
の型閉後に前記可動ダイプレート及び固定ダイプレート
を結合して型締を行うタイバーとを備え、前記両ダイプ
レートの結合は前記タイバーに設けられた複数のリング
状溝またはねじと、前記タイバーの軸と直角方向に開閉
する複数のリング状溝またはねじを有するハーフナット
により行い、前記可動ダイプレートを前記固定ダイプレ
ートに対し進退動作させる手段として一対の電動モータ
で駆動される一対のボールねじ軸とこのボールねじ軸に
螺合し前記可動ダイプレートに取付けられる一対のボー
ルねじナットを用いた電動型開閉装置において、前記ボ
ールねじナットの前記可動ダイプレートへの取付部が、
前記可動ダイプレートに取付けられ、かつ前記ボールね
じ軸が通っている貫通孔を有する接続ブラケットと、該
接続ブラケットの貫通孔の両側に設置される複数個の皿
ばねと、該皿ばねを付勢した状態で収納する皿ばねケー
スと、該皿ばねケースに取付けた前記ボールねじナット
とで構成され、前記可動ダイプレートと前記ボールねじ
ナットとが、付勢した前記皿ばねを介して結合されてい
る。
【0008】また、上記電動型開閉装置において、前述
した一対のボールねじ軸を同期回転させる手段を更に備
えることにより、即ち具体的には、それぞれのボールね
じ軸の回転数と回転速度を検出するエンコーダと、該エ
ンコーダの検出値を比較して両者の回転数が一致するよ
うに制御する制御装置を備えてなる電動型開閉装置は好
適な解決手段である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて詳細に説明する。ここで、図1は電動型開閉装
置を備えた射出成形機の型締装置を一部断面にして示す
側面図、図2は図1の電動型開閉装置を構成するボール
ねじ軸とボールねじナットの組合わせ位置関係を示す拡
大平面断面図、図3は図1の電動型開閉装置の平面レイ
アウトを示す模式図とボールねじ軸の速度制御回路を示
す系統図である。
【0010】図において、本実施形態の基盤1上には、
固定金型3を取付けた固定ダイプレート5が固設されて
いる。また、同じ基盤1の上には、固定ダイプレート5
と対向して可動金型7を取付けた可動ダイプレート9が
移動可能に載置されている。しかも、この基盤1には、
リニアベアリングガイド23が敷設されており、該リニ
アベアリングガイド23にガイドされるリニアベアリン
グ21は、可動ダイプレート9に取付けられ、これを支
持している。固定ダイプレート5には、ストロークが短
くて大径である油圧式の型締シリンダ11が複数基(本
実施形態では4基)設けられており、これら型締シリン
ダ11の中を大径のラム13が摺動するようになってい
る。各ラム13には、タイバー15が直結されており、
このタイバー15は、対向する可動ダイプレート9が型
閉のために近づいて来たとき、可動ダイプレート9の挿
通孔27に挿通する位置と大きさに配置形成されてい
る。そして、タイバー15の先端部側には、それぞれ等
ピッチの複数のリング溝部(又はねじ部)15aが形成
されている。
【0011】可動ダイプレート9の金型取付面と反対側
の側面には、タイバー15のリング溝部15aと噛合す
る対になったハーフナット29が設けられている。これ
らハーフナット29は、挿通孔27の軸心に対し挟むよ
うに、直角方向へ油圧シリンダ等で作動するように構成
されている。しかも、可動ダイプレート9の金型取付面
と反対側の側面には、ハーフナット29が閉じた状態
で、型開等のためにラム13のヘッド側に油圧が働き、
タイバー15が図1の左方向へ押圧されたとき、ハーフ
ナット29が可動ダイプレート9から離れないように支
える支持部材33が設けられている。なお、図1中の符
号19は射出シリンダを示し、図1中の2点鎖線は金型
閉時の可動ダイプレート9の位置を示したものである。
【0012】また、基盤1の上には、一対のボールねじ
軸35A,35Bが間隔を置いて配設した支え台41,
43により回転自在に、かつ軸方向を拘束した状態で支
持されている。ボールねじ軸35A,35Bは、それぞ
れサーボモータ45A,45Bにより動力伝達機構47
を介して駆動され、図3に示す後述の制御装置61によ
り両者の回転数及び回転速度が同調制御されるようにな
っている。さらに、ボールねじ軸35A,35Bには、
それぞれボールねじナット37A,37Bが螺合してお
り、これらボールねじナット37A,37Bは、皿ばね
51を介して、接続ブラケット39により可動ダイプレ
ート9の両側面に対称に取付けられている。
【0013】次に、図2の拡大図により、ボールねじナ
ット37A及び皿ばね51の取付け状態と共に、調心作
用及び緩衝作用を説明する。可動ダイプレート9の側面
には接続ブラケット39が取付けられ、この接続ブラケ
ット39は貫通孔39Aを有しており、その貫通孔39
Aの中心線に合わせるようにボールねじ軸35Aが同貫
通孔39Aに対して隙間を開けながら挿入配置されてい
る。接続ブラケット39の左右両側には、皿ばねケース
53及びばねケース蓋55が設けられており、これら皿
ばねケース53とばねケース蓋55とにより形成された
ばね室内には、背中合わせに2枚づつ配置した総計4枚
の皿ばね51が接続ブラケット39を挟んで収納されて
いる。ばねケース蓋55の外側面には、ボールねじ軸3
5Aと螺合するボールねじナット37Aがボルト59等
により締付け固定されている。これら皿ばね51は、皿
ばねケース53とばねケース蓋55とによって圧縮さ
れ、強い予圧が掛けられて付勢された状態となってい
る。皿ばねケース53及びばねケース蓋55は、ボール
ねじナット37Aとともに可動できるように、接続ブラ
ッケト39との間に全周にわたる隙間を設けた状態で取
付けられている。また、接続ブラッケト39に固定され
た回り止めピン60は,皿ばねケース53に設けられた
孔53Aに隙間を持って挿入されている。可動ダイプレ
ート9の対称側のボールねじ軸35B、ボールねじナッ
ト37Bの組合わせにも、同様の接続ブラケット39、
皿ばね51、皿ばねケース53、ばねケース蓋55等が
取付けられている。
【0014】可動ダイプレート9の基準位置、例えば、
開限度位置をエンコーダ49の始点(回転数又は回転角
度が0位置)とすることにより、ボールねじ軸35と結
合しているエンコーダ49の回転数(又は回転角度)で
可動ダイプレート9の位置を示すことが可能となり、エ
ンコーダ49の単位時間当たりの回転数を移動距離に換
算して可動ダイプレート9の移動速度を示すことができ
る。
【0015】次に、ボールねじ軸35A,35Bの回転
数、回転速度を同調制御する制御装置61の構成につい
て説明する。本実施形態の制御装置61は、図3に示す
如く、ボールねじ軸35Bの回転数、回転速度を検出す
るエンコーダ49Bの検出値を制御回路内にプログラム
してある可動ダイプレート9の移動速度に換算すると共
に、比較してサーボモータ45A,45Bへの出力回路
69A,69Bを指示することにより、可動ダイプレー
ト9の移動速度を制御する型盤移動速度制御回路63
と、ボールねじ軸35A,35Bの回転数、回転速度を
検出するエンコーダ49Aとエンコーダ49Bの検出値
を比較してその回転数差を算出する回転数差算出回路6
5と、該回転数差算出回路65が算出した回転数差の信
号を出力回路69Aへ加えて両ボールねじ軸35A,3
5Bの回転数差を無くすように出力回路69Aへの(回
転)出力信号を修正させる加算器67とにより構成され
ている。
【0016】また、本実施形態の電動型開閉装置の作用
について説明する。図1の金型が開いた状態、即ち、可
動ダイプレート9が、実線で示すように、充分に固定ダ
イプレート5から離れた状態から固定金型3及び可動金
型7が閉となるまで、可動ダイプレート9はサーボモー
タ45A,45Bで駆動されるボールねじ軸35A,3
5Bの回転によって移動する。制御装置61の型盤移動
速度制御回路63は、可動ダイプレート9をゆっくりと
加速し、一定速度で移動させた後、減速して可動金型7
が固定金型3に接触する寸前に停止させる。
【0017】この可動ダイプレート9の停止位置でハー
フナット29が作動し、該ハーフナット29の内側リン
グ溝がタイバー15のリング溝部15aと係合してタイ
バー15と結合する。次いで、型締シリンダ11に圧油
が送り込まれ、固定金型3及び可動金型7の型締が行わ
れ、溶融樹脂が射出シリンダ19から金型3,7のキャ
ビティに射出され、キャビティ内の溶融樹脂は冷却固化
して成形品となり、冷却固化後,型締シリンダ11の逆
作動側に圧油が送り込まれ、ラム13が押し出されて金
型3,7が小寸法だけ離型する。この段階でハーフナッ
ト29が逆作動して、ハーフナット29がタイバー15
との結合を外し、ボールねじ軸35A,35Bが上述と
逆の回転をして可動金型7と可動ダイプレート9を移動
させ、元の位置に停止させる。そして、成形品が取り出
された後、次の型閉が始まる。
【0018】前述したように、ボールねじ軸35A,3
5Bの回転数、回転速度はそれぞれに付属するエンコー
ダ49A,49Bによって検出され、その検出値を制御
装置61の回転数差算出回路65で比較して回転数差を
算出し、その回転数差の信号をサーボモータ45Aを駆
動する出力回路69Aへ加えて両ボールねじ軸35A,
35Bの回転数差を無くし、両者の回転数が一致するよ
うに制御しているので、上記のような可動ダイプレート
9の加速、一定速、減速の動作中にも完全にボールねじ
軸35A,35Bの回転とボールねじナット37A,3
7Bの位置を同調させることが可能となる。
【0019】また、本実施形態の電動型開閉装置におけ
るボールねじ軸35A,35Bと、ボールねじナット3
7A,37Bの皿ばね51を用いた取付部の作用は、前
述したように、各ボールねじ軸35A,35Bの回転
数、回転位置が回転数同調制御によりずれないように制
御され、従って可動ダイプレート9は進行方向に対して
傾くことなく移動するようになっている。しかし何らか
の原因で、運転中に一対のボールねじナット37A,3
7Bの位置がずれたとき、或いは、接続ブラケット39
と、皿ばねケース53及びばねケース蓋55との全周に
有る取付隙間によりボールねじ軸35及びボールねじナ
ット37の組立のときのボールねじ軸35の水平・平行
度の取付け誤差で、ボールねじナット37の取付部が傾
き、ボールねじナット37に片当たりしたとき、及び、
軸撓みが大きい場合でも皿ばね51が撓み、偏荷重によ
る負荷を緩和するので、ボールねじナット37からボー
ルねじ軸35に曲げ力が作用するのを避けることが可能
となる。
【0020】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変
形及び変更を加え得るものである。
【0021】
【発明の効果】上述の如く、本発明の電動型開閉装置
は、一対のボールねじ軸の回転数、回転速度をそれぞれ
に付属するエンコーダによって検出し、その検出値を回
転数差算出回路で比較して回転数差を算出し、その回転
数差の信号を片方のサーボモータを駆動する出力回路へ
加えて一対のボールねじ軸の回転数差を無くして両者の
回転数が一致するように制御しているので、可動ダイプ
レートの加速、一定速、減速の動作中にも完全に両ボー
ルねじ軸の回転と両ボールねじナットの位置を同調させ
ることができる。
【0022】また、上記各ボールねじ軸の回転数、回転
位置は回転数同調制御によりずれないように制御されて
いるが、何らかの原因で、運転中に一対のボールねじ軸
の位置がずれたとき、或いは、接続ブラケットと、皿ば
ねケース及びばねケース蓋との全周に有る取付隙間によ
るボールねじ軸とボールねじナットの組みつけのときの
ボールねじ軸の水平・平行度の取付け誤差で、ボールね
じナット取付部が傾いてボールねじナットに片当たりし
たとき、及び、軸撓みが大きい場合でも可動ダイプレー
トとボールねじナットとは、ボールねじナットと螺合す
るボールねじ軸が通る貫通孔の両側に付勢した皿ばねを
介して結合しているので、皿ばねが撓んで、偏荷重によ
る負荷を緩和することが可能となり、ナットからボール
ねじに曲げ力が作用するのを避けることができる。
【0023】さらに、可動ダイプレートとボールねじナ
ットとが付勢した皿ばねを介して結合される構成は、予
期できない負荷が衝撃的に作用する場合に、皿ばねが撓
むことにより衝撃荷重を吸収することができ、ボールね
じナットとボールねじを保護するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電動型開閉装置を備
えた射出成形機の型締装置を一部断面にして示す側面図
である。
【図2】図1の電動型開閉装置を構成するボールねじ軸
とボールねじナットを示す拡大平面断面図である。
【図3】図1の電動型開閉装置の平面レイアウトを示す
模式図と、ボールねじ軸の速度制御回路を示す系統図で
ある。
【符号の説明】
1 基盤 3 固定金型 5 固定ダイプレート 7 可動金型 9 可動ダイプレート 11 型締シリンダ 15 タイバー 29 ハーフナット 35A,35B ボールねじ軸 37A,37B ボールねじナット 39 接続ブラケット 39A 貫通孔 45A,45B サーボモータ 49A,49B エンコーダ 51 皿ばね 53 皿ばねケース 55 ばねケース蓋 61 制御装置 63 型盤移動速度制御回路 65 回転数差算出回路 67 加算器 69A,69B 出力回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型を保持する固定ダイプレート及
    び可動金型を保持する可動ダイプレートと、該可動ダイ
    プレートを前記固定ダイプレートに対し進退動作させる
    手段と、前記可動ダイプレートが前記固定ダイプレート
    に接近し、前記固定金型及び可動金型の型閉後に前記可
    動ダイプレート及び固定ダイプレートを結合して型締を
    行うタイバーとを備え、前記両ダイプレートの結合は前
    記タイバーに設けられた複数のリング状溝またはねじ
    と、前記タイバーの軸と直角方向に開閉する複数のリン
    グ状溝またはねじを有するハーフナットにより行い、前
    記可動ダイプレートを前記固定ダイプレートに対し進退
    動作させる手段として一対の電動モータで駆動される一
    対のボールねじ軸とこのボールねじ軸に螺合し前記可動
    ダイプレートに取付けられる一対のボールねじナットを
    用いた電動型開閉装置において、 前記ボールねじナットの前記可動ダイプレートへの取付
    部が、前記可動ダイプレートに取付けられ、かつ前記ボ
    ールねじ軸が通っている貫通孔を有する接続ブラケット
    と、該接続ブラケットの貫通孔の両側に設置される複数
    個の皿ばねと、該皿ばねを付勢した状態で収納する皿ば
    ねケースと、該皿ばねケースに取付けた前記ボールねじ
    ナットとで構成され、前記可動ダイプレートと前記ボー
    ルねじナットとが、付勢した前記皿ばねを介して結合さ
    れていることを特徴とする電動型開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のボールねじ軸を同期回転させ
    る手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    電動型開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のボールねじ軸を同期回転させ
    る手段は、それぞれのボールねじ軸の回転数と回転速度
    を検出するエンコーダと、該エンコーダの検出値を比較
    して両者の回転数が一致するように制御する制御装置と
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載の電動型
    開閉装置。
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