JP2000280308A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

射出成形機の型締装置

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JP2000280308A JP11090257A JP9025799A JP2000280308A JP 2000280308 A JP2000280308 A JP 2000280308A JP 11090257 A JP11090257 A JP 11090257A JP 9025799 A JP9025799 A JP 9025799A JP 2000280308 A JP2000280308 A JP 2000280308A
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    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6707Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement
    • B29C45/6714Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡単にし長大化を防ぐ。 【解決手段】 型開状態から型開閉用油圧シリンダ16
を縮小させてエンドプレート8と可動盤7及びタイバー
3を右に型閉移動させ、金型5,13を閉じるととも
に、タイバー3を固定盤1の透孔1aに挿通させてその
固定部3aをハーフナット4で固定する。この状態で型
締用油圧シリンダ26を作動させてトグル機構の両リン
ク19,21を直線状に伸ばすことにより、エンドプレ
ート8に対し可動盤7をタイバー3に沿って移動させて
型締めする。この際のトグル機構の型締ストロークは、
所定の型締力を生じさせるタイバー3の伸び分(型締力
にもよるが、通常は数mm程度)で良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動盤をタイバー
に沿って開閉移動させる型開閉手段と、可動盤を型締移
動させる型締手段とを備えた、射出成形機の複合式型締
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の型締装置として、図5と図
6及び図7に示すものが知られている。図5の型締装置
は、一般にトグル式型締装置と呼ばれるもので、固定盤
61にタイバー62で一体に結合されたエンドプレート
63と、タイバー62に摺動自在に支持された可動盤6
4との間にトグル機構65を、電動機66の回転運動を
直線運動に変えるねじ機構67によって作動させること
により、可動盤64を固定盤61に向けて移動させてそ
れらの間で金型68,69を型締めする構造となってい
る。
【0003】また図6及び図7に示す型締装置は、複合
式型締め装置と呼ばれるものであり、固定盤61と、タ
イバー62に摺動自在に支持された可動盤64との間に
型開閉用油圧シリンダ71を設けるとともに、ハーフナ
ット(型締クランプ)72によってタイバー62に固定
されるエンドプレート63と可動盤64との間に型締用
油圧シリンダ73を設け、ハーフナット72によるエン
ドプレート63の固定を解除した状態(図6参照)でエ
ンドプレート63と一緒に可動盤64を型開閉用油圧シ
リンダ71で固定盤61に向け移動させて金型68,6
9を閉じてから、ハーフナット72でエンドプレート6
3をタイバー62に固定し、その状態で型締用油圧シリ
ンダ73により可動盤64を押圧して図7のように型締
めする構造となっている(特開平8−174613号公
報、特開平10−296810号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5のトグル式型締装
置の場合は、型締位置から成形品を取り出す型開位置ま
でトグル機構65で可動盤64を移動させる構造のた
め、装置が大形となり、機械の全長がどうしても長くな
るという問題点がある。
【0005】また、図6及び図7の複合式型締装置の場
合は、上記の問題点はないが、次のような問題点があ
る。 (a) 型締めは直圧式であるため、大径の油圧シリン
ダ73が必要である。 (b) エンドプレート63の中央部に直接孔を明けて
シリンダとするため、エンドプレート63の厚さを厚く
して強度を強めなければならない。 (c) 一般にエンドプレート63は鋳物製であるた
め、シリンダの加工中に強度に影響のないような微細な
鋳物巣が発見されたような場合でも不良品となり、使用
することができない。 (d) 金型68,69の厚さにより、ハーフナット7
2によるタイバー62の固定位置が一定とならないた
め、複雑な位置決め機構が必要である。
【0006】本発明は、従来のトグル式型締装置のよう
な大形のトグル機構が不要な射出成形機の型締装置を提
供することを目的とする。本発明の他の目的は、従来の
直圧方式の型締用油圧シリンダのような大径の油圧シリ
ンダが不要な射出成形機の型締装置を提供することであ
る。本発明の別の目的は、ハーフナットによるタイバー
の固定位置を定める複雑な位置決め機構を必要としない
射出成形機の型締装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の少なくとも1つの
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、固定盤
に対して可動盤をタイバーに沿って移動させてそれらに
取り付けられた金型を開閉する型開閉手段と、上記タイ
バーを固定して上記固定盤にエンドプレートを一体に結
合する結合手段と、上記可動盤とエンドプレートとの間
に設けられ、型開閉手段によって閉じられた金型を可動
盤の押圧によって型締めする型締手段とを具備した射出
成形機の型締装置において、上記型締手段を、トグル機
構と、該トグル機構を作動させる駆動装置とによって構
成した。
【0008】この手段では、型開閉手段で可動盤を移動
させて金型を閉じてから、型締手段のトグル機構を駆動
装置で作動させて金型を型締めする。この際のトグル機
構の型締ストロークは、所定の型締力を生じさせるタイ
バーの伸び分(型締力にもよるが、通常は数mm程度)
で良い。
【0009】請求項1記載の射出成形機の型締装置にお
いて、トグル機構を、エンドプレートの外側に配された
一端に駆動装置を連結してエンドプレートに枢軸で回動
自在に取り付けられた一対の駆動リンクと、該各駆動リ
ンクの他端に一端を連結ピンで屈伸自在にそれぞれ連結
して他端を可動盤に取付軸で回動自在に取り付けられた
一対の従動リンクとを備えた備えた構成とすることがで
きる(請求項2)。この構成では、トグル機構の構造が
単純になり、しかも、駆動リンクの駆動端がエンドプレ
ートの外側に配設されている関係で、エンドプレートと
可動盤の最小間隔を小さくすることが可能になる。
【0010】請求項2記載の射出成形機の型締装置にお
いて、駆動リンクの型開回動を停止させる型締用ストッ
パと、駆動リンクの型開回動を停止させる型開用ストッ
パとをエンドプレートに設けることが好ましい(請求項
3)。この構成では、駆動装置により駆動リンクを型締
回動させると型締用ストッパに当接して所定の型締力を
生じさせる。また駆動リンクを駆動装置で型開方向に回
動させると型開用ストッパに当接して可動盤を所定に位
置に停止させる。
【0011】請求項1ないし3のいずれか1つに記載の
射出成形機の型締装置において、駆動装置を、型締用油
圧シリンダとすることも(請求項4)、型締用電動機の
回転運動を直線運動に変える型締用ねじ機構によって構
成することもできる(請求項5)。前者の場合は、型締
用油圧シリンダがトグル機構の駆動リンクを回動させ、
また後者の場合は、型締用ねじ機構が駆動リンクを回動
させる。
【0012】請求項1ないし5いずれか1つに記載の射
出成形機の型締装置において、結合手段を、固定盤に設
けられたハーフナットとすることも(請求項6)、また
エンドプレートに設けられたハーフナットとすることも
できる(請求項7)。前者の場合は、型開閉手段による
エンドプレートと可動盤の移動時にタイバーも一緒に移
動する。また後者の場合は、エンドプレートと可動盤は
型開閉手段によりタイバーに沿って移動させられる。
【0013】請求項1ないし7のいずれか1つに記載の
射出成形機の型締装置において、型開閉手段を、固定盤
とエンドプレートとの間に設けられた型開閉用油圧シリ
ンダとすることも(請求項8)、型開閉用電動機の回転
運動を直線運動に変える型開閉用ねじ機構によって構成
することもできる(請求項9)。前者の場合は、金型の
開閉が油圧によって行われ、後者の場合は電力で金型が
開閉される。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を添付図面を参
照して説明する。図1は本発明に係る射出成形機の型締
装置の第1の実施の形態を示す。図1において符号1は
固定盤である。固定盤1はベース2の上に固定されてお
り、四隅にそれぞれ形成された各透孔1aの外側に、そ
れらの透孔1aに挿通されたタイバー3の溝状の固定部
3aを挟んで固定する4個のハーフナット(結合手段)
4(図1には2個しか表われていない。)を備え、中央
部の内側に金型(キャビティ型)5が着脱自在に取り付
けられている。
【0015】4本のタイバー3は、可動盤7の軸孔7a
にそれぞれ挿通されるとともに、ねじ部3bをエンドプ
レート8のナット部材9にそれぞれ螺入させ、かつ回止
め部材10にそれぞれ固定して設けられている。各ナッ
ト部材9には、モータ等の回転駆動装置(図示せず)に
よって回転させられるプーリ等の伝動部材12が取り付
けられており、各ナット部材9の同期回転によって各タ
イバー3をそれらの軸方向に移動させることができるよ
うになっている。タイバー3の固定部3aの近くには、
透孔1aへのタイバー3の挿通状態において固定盤1に
当接し、固定部3aをハーフナット4の位置に正しくつ
けるフランジ3cが形成されている。
【0016】可動盤7とエンドプレート8は、ベース2
の上にスライドガイド又はリニアガイド(いずれも図示
せず)によって前後(図1で左右)に移動自在に支持さ
れている。可動盤7は、固定盤1側の面に金型(コア
型)13を有し、またエンドプレート8側の面にエジェ
クタ装置14を有する。固定盤1とエンドプレート8の
間の対角位置14には、一対の型開閉用油圧シリンダ
(型開閉手段)16が設けられており、型開閉用油圧シ
リンダ16,16の伸縮作動により、エンドプレート8
を固定盤1に対して移動させることができる。なお、型
開閉用油圧シリンダ16は、図面の上で他の部材と重な
るのを避けるために、固定盤1及びエンドプレート8か
ら離して描かれている。
【0017】エンドプレート8には、一対の駆動リンク
19がその一端をエンドプレート8の外部に配して枢軸
20で回動自在に取り付けられ、また可動盤7には、一
対の従動リンク21が取付軸22で回動自在に取り付け
られている。駆動リンク19の他端と従動リンクリ21
の一端とは連結ピン23によってそれぞれ屈伸自在に連
結されており、トグル機構を構成されている。
【0018】エンドプレート8の外側のブラケット25
には、型締用油圧シリンダ(駆動装置)26がピストン
ロッド26aを駆動リンク19の一端に連結して取り付
けらている。型締用油圧シリンダ26は、上記のトグル
機構を作動させるものであり、トグル機構とともに型締
手段27を構成している。
【0019】また、エンドプレート8には、各一対の型
締用ストッパ29と型開用ストッパ30が設けられてい
る。型締用ストッパ29は、型締用油圧シリンダ26に
よる駆動リンク19の型締回動を停止させるものであ
り、また型開用ストッパ30は、駆動リンク19の型開
回動を停止させるものである。
【0020】次に、上記の構成とされた射出成形機の型
締装置の作用を説明する。図1の上半分は型開状態、下
半分は型締状態をそれぞれ示す。なお、この点は後述す
る図2、図3、図4の型締装置においても同じである。
まず、型開状態から型締用油圧シリンダ26を伸長させ
て駆動リンク19を型締用ストッパ29に当接するまで
回動させ、両リンク19,21を直線状に伸ばして可動
盤7をタイバー3に沿って図1で右に移動させ、また型
開閉用油圧シリンダ16を縮小させてエンドプレート8
とともに可動盤7とタイバー3を図1で右に移動させ、
可動盤7の金型13を固定盤1の金型5に接触させる。
【0021】上記の状態で、ナット部材9を回転させて
タイバー3をエンドプレート8と可動盤7に対して更に
右に移動させ、固定盤1の透孔1aに挿通されたタイバ
ー3のフランジ3cを固定盤1に当接させる。
【0022】次に型開閉用油圧シリンダ16を伸長させ
てエンドプレート8と可動盤7及びタイバー3を左に移
動させ、ナット部材9を前記の逆方向に回転させること
により、タイバー3をエンドプレート8に対し、型締力
相当分(タイバー3の伸び分)左に移動させて、いわゆ
る増締めを行う。型締用油圧シリンダ26は、上記の適
当な時機に、駆動リンク19が型開用ストッパ30に当
接するまで縮小させてトグル機構を屈曲状態にしてお
く。
【0023】このようにして準備操作(型厚調整操作)
が終了したら、射出成形機を正規に作動させて成形品を
成形する。すなわち、型開状態から型開閉用油圧シリン
ダ16を縮小させてエンドプレート8と可動盤7及びタ
イバー3を図1で右に型閉移動させ、金型5,13を閉
じるとともに、タイバー3を固定盤1の透孔1aに挿通
させてその固定部3aをハーフナット4で固定する。こ
れにより、固定盤1にエンドプレート8がタイバー3を
介して一体に結合される。この際、タイバー3のフラン
ジ3cが固定盤1に当接して固定部3aをハーフナット
4の位置に正しくつけるので、タイバー3はハーフナッ
ト4によって常に的確に固定されるようになる。
【0024】次いで、型締用油圧シリンダ26を作動さ
せてトグル機構の両リンク19,21を直線状に伸ばす
ことにより、エンドプレート8に対し可動盤7をタイバ
ー3に沿って移動させて型締めする。この状態で金型
5,13の成形キャビティに周知のように溶融樹脂が充
填され、成形品が成形される。
【0025】充填樹脂の固化後、型締用油圧シリンダ2
6を縮小させて可動盤7をタイバー3に沿って左に移動
させて固定盤1の金型5から金型13を離させるととも
に、ハーフナット4によるタイバー3の固定を解いて型
開閉用油圧シリンダ16を伸長させ、エンドプレート8
と可動盤7及びタイバー3を左に移動させて型開きす
る。この型開状態では、駆動リンク19が型開用ストッ
パ30に当接して可動盤7を所定位置に正しく後退させ
ているので、金型13からの成形品のロボット等による
取出しが円滑に行われるようになる。
【0026】金型13からの成形品の取出し後、前記の
ようにして型締めする。以下、上記の作動を繰り返す。
【0027】図2は本発明に係る射出成形機の型締装置
の第2の実施の形態を示す。この型締装置においては、
図1の型開閉用油圧シリンダ16に代えて型開閉手段3
3が用いられ、また図1の型締用油圧シリンダ26に代
えて駆動装置34が用いられている。
【0028】型開閉手段33は、サーボモータ等の型開
閉用電動機(図示せず)によってプーリ等の伝動部材3
6を介して回転させられるボールねじ軸等のねじ軸37
と、該ねじ軸37に螺合されたボールナット等のナット
部材38とを主体としている。
【0029】ねじ軸37は、ベース2に固定された固定
板39に回転自在に支持され、またナット部材38は、
各タイバー3に固定されたホルダ部材40に固定されて
いる。したがって、ねじ軸37を回転させると、ナット
部材38とホルダ部材40を介してタイバー3がねじ軸
37の回転方向にしたがって左又は右に動き、金型13
を可動盤7と一緒に開閉移動させる。
【0030】駆動装置34は、サーボモータ等の型締用
電動機(図示せず)によってプーリ等の伝動部材42を
介して回転させられるボールねじ軸等のねじ軸43と、
該ねじ軸43に螺合されたボールナット等のナット部材
(クロスヘッド)44と、駆動リンク19の一端とナッ
ト部材44に両端をピン結合されてそれらを互い連結し
た連結リンク45とを主体としている。
【0031】ねじ軸43は、エンドプレート8に回転自
在に支持されている。したがって、ねじ軸43を回転さ
せると、ナット部材44がねじ軸43の回転方向にした
がって右又は左に動き、連結リンク45を介してトグル
機構を屈伸させる。
【0032】型開閉手段33のねじ軸37とナット部材
38、及び駆動装置34のねじ軸43とナット部材44
は、回転運動を直線運動に変換するねじ機構をそれぞれ
構成し、またトグル機構と駆動装置34は型締手段46
を構成している。
【0033】図2の型締装置の他の構造と作用は、図1
の型締装置と同一であるので、同一の部材等に同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0034】図3は本発明に係る射出成形機の型締装置
の第3の実施の形態を示す。この型締装置においては、
各タイバー3がナット48の締付けによって固定盤1に
固定され、エンドプレート8に設けられたハーフナット
4によるタイバー3の固定部3dの固定で固定盤1にエ
ンドプレート8が一体に結合されるようになっている。
各タイバー3の自由端にはホルダ部材40が固定され、
タイバー3をベース2上に支持している。固定部3dは
ねじ角溝によって構成される。
【0035】この型締装置の型開閉用油圧シリンダ16
と型締手段26の構成は図1の型締装置と同一である。
また、作用については、型開閉用油圧シリンダ16によ
ってエンドプレート8等を開閉移動させて金型5,13
を閉じた状態で、長さの長い固定部3dの所定位置をハ
ーフナット4で固定する以外は図1の型締装置と同じで
ある。
【0036】図4は本発明に係る射出成形機の型締装置
の第4の実施の形態を示す。この型締装置の場合は、図
3の型締装置と同様に、各タイバー3がナット48によ
って固定盤1に固定され、エンドプレート8のハーフナ
ット4によるタイバー3の固定部3dの固定で固定盤1
にエンドプレート8が一体に結合される。この型締装置
の型開閉手段49は、図2の型開閉手段33と同じよう
に、ねじ軸37とナット部材38とを主体としている
が、ねじ軸37はホルダ部材40に支持され、またナッ
ト部材38はエンドプレート8に固定されている。型開
閉手段49の作用と上記以外の他の構造は図2の型締装
置と同じである。
【0037】図2と図4の型開閉用ねじ機構と型締用ね
じ機構はいずれもねじ軸37,43が定位置で回転して
ナット部材38,44を直線移動させる構造となってい
るが、ナット部材が定位置で回転してねじ軸を直線移動
させる構造とすることもできる。また、タイバー3と型
開閉用油圧シリンダ16等の設備本数は図のものに限ら
ず任意である。ハーフナット4の具体的な構造とこれの
駆動手段も任意で、どのようなものも使用可能である。
【0038】型厚調整操作の別法として、型開状態から
型締用油圧シリンダ26を伸長させて駆動リンク19を
型締用ストッパ29に当接するまで回動させ、両リンク
19,21を直線状に伸ばしてナット部材9を回転さ
せ、一旦、エンドプレート8をタイバー3の固定盤1と
反対側の端まで(図1の左側)移動させた後、油圧シリ
ンダ16を縮小させエンドプレート8及び可動盤7をタ
イバー3に沿って図1で右に移動させ、タイバー3を固
定盤1の透孔1aに挿通させ、フランジ3cを固定盤1
に当接させる。次に、ハーフナット4で固定部3aを固
定し、ナット部材9を回転させエンドプレート8及び可
動盤7をタイバー3に沿って図1で右に移動させ、可動
盤7の金型3を固定盤1の金型15に接触させる。この
状態で型締用油圧シリンダ26を縮小させトグル機構の
両リンク19,21を縮小さぜた後、型締力相当分(タ
イバー3の伸び分)エンドプレート8を右に移動させ、
いわゆる増締めを行い手順により準備操作を行うことが
出来る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、小形のトグル機構で、従来の長大なトグル
機構と同様に型締めすることができる上、機械の長さが
短くて扱い易く、しかもエンドプレートにシリンダを加
工する必要がなくてコスト安につく優れた型締装置を得
ることができる。
【0040】請求項1記載の射出成形機の型締装置にお
いて、トグル機構を、エンドプレートの外側に配された
一端に駆動装置を連結してエンドプレートに枢軸で回動
自在に取り付けられた一対の駆動リンクと、該各駆動リ
ンクの他端に一端を連結ピンで屈伸自在にそれぞれ連結
して他端を可動盤に取付軸で回動自在に取り付けられた
一対の従動リンクとを備えた構成とした場合は、トグル
機構の構造が至って単純になるととともに、エンドプレ
ートと可動盤の最小間隔が小さくなるので、一層、コス
ト及び小型化の点で有利になる。
【0041】請求項2記載の射出成形機の型締装置にお
いて、駆動リンクの型開回動を停止させる型締用ストッ
パと、駆動リンクの型開回動を停止させる型開用ストッ
パをエンドプレートに設けた場合は、トグル機構の駆動
リンクの過回動が型締用ストッパと型開用ストッパによ
って防止されるので、所定の型締力が正確に得られる。
また型開状態におけるエンドプレートと可動盤の位置ず
れに起因する成形品の取出しミスが防止される効果があ
る。
【0042】請求項1ないし3のいずれか1つに記載の
射出成形機の型締装置において、駆動装置を、型締用油
圧シリンダとした場合は、油圧式射出成形機への実施が
容易になり、また型締用電動機の回転運動を直線運動に
変える型締用ねじ機構によって構成した場合は電動式射
出成形機への実施が容易になる。
【0043】請求項1ないし5のいずれか1つに記載の
射出成形機の型締装置において、結合手段を、固定盤に
設けられたハーフナットとした場合は、結合手段による
タイバーの固定位置が一定となるため、複雑な位置決め
機構が不要となる。また結合手段を、エンドプレートに
設けられたハーフナットとすると、常時固定盤に固定さ
れているタイバーが、エンドプレートと可動盤を案内す
るため、作動が円滑になる。
【0044】請求項1ないし7のいずれか1つに記載の
射出成形機の型締装置において、型開閉手段を、固定盤
とエンドプレートとの間に設けられた型開閉用油圧シリ
ンダとした場合は、油圧式射出成形機に実施することが
容易になり、また型開閉用電動機の回転運動を直線運動
に変える型開閉用ねじ機構によって構成した場合は、電
動式射出成形機に実施することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る射出成形機の型締装置の第1の
実施の形態を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る射出成形機の型締装置の第2の
実施の形態を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る射出成形機の型締装置の第3の
実施の形態を示す断面図である。
【図4】 本発明に係る射出成形機の型締装置の第4の
実施の形態を示す断面図である。
【図5】 従来の射出成形機の型締装置の図である。
【図6】 従来の他の型締装置の型開状態を示す図であ
る。
【図7】 図6の型締装置の型締状態を示す図である。
【符号の説明】
1 固定盤 3 タイバー 3a,3d 固定部 4 ハーフナット
(結合手段) 5,13 金型 7 可動盤 8 エンドプレート 9,38,44
ナット部材 16 型開閉用油圧シリンダ(型開閉手段) 19 駆動リンク 20 枢軸 21 従動リンク 22 取付軸 23 連結ピン 26 型締用油圧
シリンダ(駆動装置) 27,46 型締手段 29 型締用スト
ッパ 30 型開用ストッパ 33,49 型開
閉手段 34 駆動装置 37,43 ねじ
軸 45 連結リンク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定盤に対して可動盤をタイバーに沿っ
    て移動させてそれらに取り付けられた金型を開閉する型
    開閉手段と、上記タイバーを固定して上記固定盤にエン
    ドプレートを一体に結合する結合手段と、上記可動盤と
    エンドプレートとの間に設けられ、型開閉手段によって
    閉じられた金型を可動盤の押圧によって型締めする型締
    手段とを具備した射出成形機の型締装置において、 上記型締手段は、トグル機構と、 該トグル機構を作動させる駆動装置とから成ることを特
    徴とする射出成形機の型締装置。
  2. 【請求項2】 トグル機構は、エンドプレートの外側に
    配された一端に駆動装置を連結してエンドプレートに枢
    軸で回動自在に取り付けられた一対の駆動リンクと、 該各駆動リンクの他端に一端を連結ピンで屈伸自在にそ
    れぞれ連結して他端を可動盤に取付軸で回動自在に取り
    付けられた一対の従動リンクとを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形機の型締装置。
  3. 【請求項3】 駆動リンクの型開回動を停止させる型締
    用ストッパと、駆動リンクの型開回動を停止させる型開
    用ストッパがエンドプレートに設けられたことを特徴と
    する請求項2記載の射出成形機の型締装置。
  4. 【請求項4】 駆動装置は、型締用油圧シリンダとされ
    たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに
    記載の射出成形機の型締装置。
  5. 【請求項5】 駆動装置は、型締用電動機の回転運動を
    直線運動に変える型締用ねじ機構によって構成されたこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    の射出成形機の型締装置。
  6. 【請求項6】 結合手段は、固定盤に設けられたハーフ
    ナットとされたことを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか1つに記載の射出成形機の型締装置。
  7. 【請求項7】 結合手段は、エンドプレートに設けられ
    たハーフナットとされたことを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれか1つに記載の射出成形機の型締装置。
  8. 【請求項8】 型開閉手段は、固定盤とエンドプレート
    との間に設けられた型開閉用油圧シリンダとされたこと
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の
    射出成形機の型締装置。
  9. 【請求項9】 型開閉手段は、型開閉用電動機の回転運
    動を直線運動に変える型開閉用ねじ機構によって構成さ
    れたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つ
    に記載の射出成形機の型締装置。
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