JP2007253458A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】型締力による金型取付盤たわみに起因する金型合わせ面内の型締圧力が均一となるように補正した金型も、補正されていない金型も使用可能とした型締装置を得る。
【解決手段】金型5a,5bを取り付けた金型取付盤1,2の中央部に型締力を伝達する型締力伝達部材7,8を備える射出成形機の型締装置である。金型取付盤1,2と型締力伝達部材の周辺部の離間部分に着脱自在の当接部材10を設ける。当接部材10を、離間部分から離脱させ、金型取付盤1,2又は型締力伝達部材7,8と当接しない状態にすれば、型締力による型締力伝達部材7,8金型取付盤1,2には伝わらない。当接する状態にすればたわみは伝わる。これにより、金型取付盤のたわみに起因する金型合わせ面内の型締圧力不均一により発生する成形品の精度不具合を防止するように補正した金型も、補正されていない金型も使用可能となる。どちらの金型でも所望の成形品精度が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機の型締め装置に関する。
トグル式型締装置では、固定盤とトグル機構が取り付けられトグル機構取付盤の四隅をタイバーで接続し、可動盤をタイバーに沿って固定盤方向にトグル機構により移動させて、可動盤に取り付けられた金型を固定盤に取り付けられた金型に押し付け、この押圧によりタイバーを伸ばし、タイバーの伸びによって金型に型締力を付与する。
このため、固定盤にはタイバーと接続された位置にタイバーからの力が作用する。又、可動盤にトグル機構から加わる力も可動盤の周辺部である。一方、金型は固定盤及び可動盤の中心部に取り付けられることから、固定盤及び可動盤に力が作用する位置は異なり、固定盤及び可動盤の金型取付盤は型締力が作用してたわみが生じる。このたわみを防止するために金型取付盤の厚みを厚くすればよいが、それでは、重量が増加し、射出成形機のコスト増大となる。
図6は、従来のトグル式型締装置において、金型取付盤である固定盤及び可動盤に生じるたわみを説明する型締装置の概要図である。
固定盤1とトグル機構取付盤4の四隅はタイバー3によって結合され、トグル機構取付盤4に取り付けられたトグル機構6の他端に可動盤2が取り付けられ、図示しないモータ等の駆動源によってトグル機構6のクロスヘッド6aを前進させて、トグルリンクを伸長させて可動盤2を、タイバー3に沿って摺動させながら移動させ、固定盤1に取り付けられた固定側金型5aに可動盤2に取り付けられた可動側金型5bを当接させ、さらに、トグルリンクを伸長させることによって、タイバー3を伸ばし、このタイバー3の伸びの反力で型締力を発生させる。
型締機構が発生する型締力の固定盤1上での作用点は、タイバー取付位置である固定盤1の縁部である。中央部に取り付けられた固定側金型5aの縁より外側の位置が型締力の力点である。また可動盤2においてはトグル機構6の発生する型締力の力点は、図上の上部と下部に離れていて可動側金型5bの縁より外側の位置である。そのため、固定盤1及び可動盤2は、図6で破線で示すようにたわみが生じ、金型5の外周に近い部分では金型中心部に比べて型締圧力が高くなり、型締圧力が不均一となる。このような金型合わせ面内の型締圧力の不均一による成形品の精度悪化を補正するために、従来、特に、精密な成形品を成形する場合等には、金型の製作にあたり、型締圧力不均一に合わせてキャビティの形状補正や金型合わせ面平面度を意図的に崩すなどの補正が行われていた。
一方、固定盤、可動盤の金型取付盤のたわみを防止する方法として、固定盤のタイバー取付位置に作用する型締力を固定盤の中央部のみに伝達するように、さらにダブルトグル式型締機構のターナリーリンク6bの端を支持する複数のステープル6cに作用する型締力を、先細り形状の部材を介して可動盤の中央部のみに伝達するように、型締力を金型取付盤の中央部に伝達する型締力伝達部材を設けた型締装置が知られている(特許文献1参照)。
又、同様に、トグル式型締機構からの力を可動盤に伝える荷重受け接続部材を設け、該荷重受け接続部材はトグル式型締機構から力を受ける部分よりも可動盤の中心に近い位置で可動盤に接続されることによって、可動盤のたわみを防止するようにした型締装置も知られている(特許文献2参照)。
これら特許文献1,2に記載された発明を用いると、金型合わせ面内の応力不均一を著しく改善することができ、金型合わせ面全体に均一な型締圧力を発生させることが可能である。図7は、この特許文献1,2に記載された型締力を金型取付盤の中央部に伝達する型締力伝達部材を設けた型締装置を模式的に描いたものである。
型締力伝達部材7とトグル機構取付盤4の四隅はタイバー3によって結合され、4角錘台型の型締力伝達部材7の中央部で固定盤1における反金型取付面の中央部が当接するように構成され、タイバーに発生する型締力は型締力伝達部材7の中央部、固定盤の中央部に作用することになる。又、トグル機構取付盤4に設けられたトグル機構6のターナリーリンク6bが可動盤2側の型締力伝達部材8の周辺部に設けられたステープル6cと回動自在に接続され、この接続位置でトグル機構6からの型締力が型締力伝達部材8に作用し、該型締力伝達部材8の先細り形状の先端が可動盤2の反金型取付面の中央部と当接し、トグル機構6が発生する型締力は、型締力伝達部材8の中央部、可動盤2の中央部に作用することになる。
以上のように、金型5を型締めしたとき、固定盤1及び可動盤2の中央部に取り付けられる金型5からの型締力の反力が発生するが、固定盤1及び可動盤2には、それぞれ型締力伝達部材7,8を介して、型締力がその中央部に作用するように構成されていることから、型締力伝達部材7,8に図7で破線で示すようにたわみが発生しても、固定盤1及び可動盤2にはたわみが発生することはなく、金型合わせ面内の型締圧力を均一に保持することができる。そのため、このように型締力伝達部材7,8を備えた型締装置においては、金型のキャビティの形状補正や金型合わせ面平面度を意図的に補正して製作する必要はない。
なお、トグル機構における各トグルの長さなどの製作上の加工誤差や組立誤差等の、トグル機構の製作誤差に起因する型締圧力の不均一を解消する方法として、トグル機構と可動盤との接続部に油圧機構を設けて、金型の当たり面を均圧に調整するようにした発明も知られている(特許文献3参照)。しかし、この発明は、可動盤のたわみから発生する型締力の不均一を解消しようとするものではなく、トグル機構の製作誤差から生じる金型の当たり面の圧力の不均一をなくすことを目的としているものである。
又、固定盤、可動盤における金型の取付板を後方から押圧する押棒を設けて、型締力による固定盤、可動盤の変形をあらかじめ見越した予変形量を金型の取付板に与える型締装置も知られている(特許文献4参照)。
特開平8−258103号公報 特開2003−89133号公報 特開平2−215509号公報 実開昭62−170212号公報
上述したように、図7に示したような特許文献1,2に記載された発明では、型締力伝達部材を設けることによって、固定盤及び可動盤の金型取付盤のたわみ発生を防止し、このたわみにより発生する金型合わせ面内の型締圧力の不均一をなくすことができる。一方、型締力伝達部材を設けていない、図6に示すような従来の型締装置を使用するものとして製作された金型は、金型自体に型締圧力の不均一による成形品の精度不具合をなくすための形状補正がなされていることから、型締力伝達部材を備えた型締装置にこの金型を使用すると、成形品の精度がかえって悪化する事態を招いてしまう。
そこで、本発明は、このような問題点を解決することを発明の課題とするものである。
型締力を金型取付盤の中央部に伝達する型締力伝達部材を備え、金型取付盤の周辺部と型締力伝達部材の周辺部が離間している射出成形機の型締装置において、請求項1に係る発明は、金型取付盤の周辺部と型締力伝達部材の周辺部の離間部分に接続、非接続自在の接続部材を有し、この接続部材の一方には、金型取付盤の周辺部と接続する部位を備え、他方には、型締力伝達部材の周辺部と接続する部位を備えるものとして、型締力による金型取付盤のたわみに起因する金型合わせ面内の型締圧力不均一により発生する成形品の精度不具合を防止するように補正した金型も、補正されていない金型も使用可能としたものである。請求項2に係る発明は、前記型締力伝達部材を、先細り形状の先端面を金型取付盤の反金型取付面の中央部に接合し型締力を伝達する構成のものとした。
又、請求項3に係る発明は、前記金型取付盤と前記型締力伝達部材の周辺部の離間部は、テーパー状に形成し、前記接続部材を、該テーパー状の離間部に挿入されるくさび状当接部材で構成し、該くさび状当接部材の一方の面は金型取付盤の周辺部の面と当接して接続状態とし、くさび状当接部材の他方の面を、型締力伝達部材の周辺部の面と当接して接続されるよう構成した。
請求項4に係る発明は、前記接続部材と型締力伝達部材及び金型取付盤との接続状態と、少なくとも一方との非接続状態とを切換える接続状態切換手段を備えるものとし、請求項5に係る発明は、前記接続状態切換手段により、少なくとも型締力が作用したときに、当接部材の一方が金型取付盤の周辺部に接続し、他方が型締力伝達部材の周辺部に接続する接続状態と、型締力が作用したときも作用していないときも、当接部材の金型取付盤の周辺部に接続する部位または、型締力伝達部材の周辺部に接続する部位の少なくとも一方が、金型取付盤の周辺部または型締力伝達部材の周辺部から離間する非接続状態とを切換えるものとした。
請求項6に係る発明は、前記接続部材における与接続力を調整する与接続力調整手段を備えるものとし、請求項7に係る発明は、前記与接続力調整手段で調整する与接続力は、前記接続部材と前記接続する部位との間に作用する力であって、型締力が作用していないときの力であるものとした。
請求項8に係る発明は、前記接続部材の接続状態を保持する接続状態保持手段を備えるものとした。請求項9に係る発明は、前記接続状態保持手段で、金型に作用する型締力が所定力になったとき、前記接続部材による力の伝達を開始するように調整できるようにした。又、請求項10に係る発明は、前記接続状態保持手段により、前記与接続力を調整後、接続伝達力が型締力にかかわらず一定となるよう、接続部材が接続部位に接続する状態を保持することができるようにした。
請求項11に係る発明は、請求項4又は請求項5に係る発明において、さらに、前記接続部材の与接続力を調整する与接続力調整手段と、前記接続部材の接続状態を保持する接続状態保持手段を備えるものとした。
請求項12と請求項13に係る発明は、使用する金型が、型締力による金型取付盤のたわみに起因する金型合わせ面内の型締圧力不均一により発生する成形品の精度不具合を防止するように補正した金型か補正されていない金型か不明なときの型締装置の調整方法に関する発明である。
請求項12に係る発明は、請求項4又は請求項5に記載の型締装置において、
手順1:固定盤および可動盤に金型を取付ける。
手順2:前記接続部材を「非接続状態」または「接続状態」のいずれか一方で成形を行う。
手順3:成形品の寸法、形状を測定する。
手順4:成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、当該一方の状態で量産成形を行う。
手順5:成形品の寸法、形状が所定の範囲外の場合、「非接続状態」または「接続状態」のいずれか他方に切換え、成形を行う。
手順6:成形品の寸法、形状を測定する。
手順7:成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、当該他方の状態で量産成形を行う。
という手順で調整を行い、金型にあった型締装置に調整するものである。
又、請求項13に係る発明は、請求項11に記載の型締装置において、
手順1:固定盤および可動盤に金型を取付ける。
手順2:射出成形を行う。
手順3:成形品の寸法、形状を測定する。
手順4:成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、量産成形を行う。
手順5:成形品の寸法、形状が所定の範囲外の場合、成形品の寸法、形状とその目標値との差に応じて、前記接続状態切替手段によって接続状態を切換えるか、または、与接続力調整手段によって与接続力を調整する。
手順6:接続状態保持手段で接続状態を保持した上で手順2に戻る。
という手順で調整を行い、金型にあった型締装置に調整するものである。
型締力による金型取付盤のたわみに起因する金型合わせ面内の型締圧力不均一により発生する成形品の精度不具合を防止するように補正した金型も、補正されていない金型も使用可能となる。どちらの金型を使用しても所望の成形品精度が得られる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の概要図である。
この第1の実施形態は、金型取付盤への型締力を伝達する型締力伝達部材を備えた型締装置であり、図7に示した従来例とは、当接部材10、シリンダ11 シリンダ取付部材12を備えている点で相違するものである。
固定盤1及び可動盤2の金型取付盤には、4角錘台型で先細り形状に形成され、周辺部に作用する力を中央部に伝達する型締力伝達部材7,8が設けられている。固定盤1側の型締力伝達部材7とトグル機構取付盤4の四隅はタイバー3によって結合され、4角錘台型の型締力伝達部材7の中央部で固定盤1の反金型取付面の中央部が当接するように構成されている。又、トグル機構取付盤4に設けられたトグル機構6のターナリーリンク6bが可動盤2側の型締力伝達部材8の周辺部に設けられたステープル6cと回動自在に接続され、この接続位置でトグル機構6からの型締力が型締力伝達部材8に作用し、該型締力伝達部材8の先細り形状の先端が可動盤2の反金型取付面の中央部と当接し、型締力伝達部材8に作用する力は、型締力伝達部材8の中央部を介して可動盤2の中央部に作用するように構成されている。
図示しないモータ等の駆動源によってトグル機構6のクロスヘッド6aを前進させて、トグルリンクを伸長させて型締力伝達部材8及び可動盤2を、タイバー3に沿って摺動しながら移動させ、固定盤1に取り付けられた固定側金型5aに可動盤2に取り付けられた可動側金型5bを当接させ、さらに、トグルリンクを伸長させることによって、タイバー3を伸ばし、このタイバー3の伸びの反力で型締力を発生させる構造である。
以上までの構成は、特許文献1及び図7に示した従来の型締力伝達部材7,8を有する型締装置と差異はない。
この第1の実施形態では、金型取付盤と型締力伝達部材との周辺部が離間し該離間部分がテーパー形状に形成されている。すなわち、固定盤1と型締力伝達部材7及び可動盤2と型締力伝達部材8との周辺部が離間し、該離間部分がテーパー形状に形成されている。該テーパー状離間部に、挿入され係合するくさび状の当接部材10で構成される接続部材を有する。
この接続部材を構成する当接部材は、一方の面は、金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)に当接し、他方の面は型締力伝達部材7,8に当接する形状とされている。金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)には、シリンダ取付部材12が設けられ、該シリンダ取付部材12に取付けられたシリンダ11のピストンロッドに前記当接部材10が接続されている。
図示しない油圧回路または空圧回路によって、シリンダ11を駆動しピストンロッドを突出させることにより、くさび状の当接部材10を金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)と型締力伝達部材7,8とのテーパー状離間部に押し込み、当接部材10を金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)及び型締力伝達部材7,8に当接させて接続し、又、ピストンロッドを引き込むことによって、当接部材10を金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)及び型締力伝達部材7,8の少なくとも一方の当接を解除し間隙を設けることによって、非接続とするようにした。
この実施形態では、シリンダ11および図示しない油圧回路または空圧回路によって、接続部材である当接部材10による接続(当接)状態切替手段、与接続力(当接力)調整手段および接続(当接)状態保持手段が構成されている。接続(当接)状態にするにはシリンダ11によりくさび状当接部材10を押し、非当接状態にするにはシリンダ11によりくさび状当接部材10を引張る。与接続(当接)力の調整は、少なくとも型締力が作用しない状態で、シリンダ11にかける油圧力または空圧力を調整することで行う。与接続(当接)力調整後、シリンダ11に付随の油圧回路または空圧回路を遮断し、油または空気をシリンダ11に閉じ込めることにより当接状態を保持できる。シリンダ11にピストンロック機構が付随している場合はピストンロック機構を有効にして当接状態を保持することもできる。
この第1の実施形態の場合、接続(当接)状態保持とは、くさび状当接部材10がテーパー形状の離間部に当接する位置を保持することを意味する。可動側金型5bが固定側金型5aに接触したとき、すなわち型タッチしたときの接続(当接)部材の接続(当接)力は与接続(当接)力である。
図6で示したような型締装置に用いられ、型締力による金型取付盤(固定盤1、可動盤2)のたわみに起因して生じる金型合わせ面内の型締圧力の不均一による成形品精度悪化を補正するように作成された金型を使用する場合には、当接部材10に所定の与接続(当接)力を与えて、当接部材10を金型取付盤(固定盤1、可動盤2)及び型締力伝達部材7,8と密着当接させた状態に保持する。
トグル機構が駆動されて型締力伝達部材8、可動盤2が前進し(固定盤1側への移動)、可動盤2に取り付けられた可動側金型5bが固定盤1に取り付けられた固定側金型5aに当接して型締が進行し、型締力が増大するにつれて、図1に破線で示すように型締力伝達部材7,8はたわみ、当接部材10の当接位置が変化しなければ、型締力伝達部材7,8のたわみに比例したたわみが金型取付盤(固定盤1、可動盤2)に発生することになる。
その結果、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)が型締力でたわむことを前提として、金型取付盤がたわんでいても所定の成形品精度が得られるように補正されて作成された金型を用いた場合でも所定の精度の成形品を得ることができる。
一方、図7に示すような型締力伝達部材7,8を備えた型締装置を使用することを前提として、金型取付盤のたわみを考慮することなく作成した金型を使用する際には、シリンダ11により当接部材10を引き出し、当接部材10と当接部位と型締力伝達部材7、8または金型取付盤(固定盤1、可動盤2)との間に十分な隙間を設ける。この場合、型締力が増大しても、型締力伝達部材7,8は図7の従来例のようにたわむが、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)にこのたわみが伝達されることはなく、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)はたわむことなく型締力が発生する。
なお、型締が進み型締力がある程度増大したときに初めて当接部材10が金型取付盤(固定盤1、可動盤2)及び型締力伝達部材7,8に当接するよう当接部材10の位置を調整するようにしてもよいものである。又、トグル機構による型締力が所定値になったときにシリンダ11の油圧回路又は空圧回路を作動させて、くさび形状の当接部材10を型締力伝達部材7,8と金型取付盤(固定盤1、可動盤2)のテーパー状離間部に侵入させ、当接接続するようにしてもよいものである。トグル機構による型締力が所定値になったことを検知する方法としては、型締力センサーを設けて、その検出値を用いる方法や、型締力をクロスヘッド位置に換算し、クロスヘッドが所定の位置に到達したときに型締力が所定値になったと判断する方法などがある。
図2は、本発明の第2の実施形態の概要図である。
図1の第1の実施形態とは、シリンダ11の代わりにボルト13を設けた点で相違するものである。
金型取付盤(固定盤1、可動盤2)にボルト13と螺合するボルト穴を有するボルト取付部材14が取り付けられており、該ボルト取付部材14のボルト穴と螺合するボルト13の先端で、金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)と型締力伝達部材7,8とのテーパー状離間部に配置された接続部材としてのくさび状の当接部材10を固定し、ボルト13のボルト穴との螺合位置を調整することによって、当接部材10のテーパー状離間部における位置を調節できるようにしている。又、符号15は、ロックナットであり、ボルト13のボルト穴との螺合位置をロックするためのものである。
この実施形態においても、金型取付盤に型締力でたわみが発生しないものとして作成された金型を使用するときは、当接部材10と金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)又は型締力伝達部材7,8の少なくとも一方側とに十分な間隙を設けるように、当接部材10を位置付ければ、型締力で型締力伝達部材7,8はたわんでも、金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)はたわまず、高精度の成形ができる。
一方、型締力で金型取付盤がたわむことに起因する金型合わせ面内の型締圧力の不均一を補正するように金型形状を補正して作成された金型を使用するときには、ボルト13の突出位置を調整し、当接部材10が金型取付盤(固定盤1又は可動盤2)又は型締力伝達部材7,8が所定の与接続力(与当接力)で接するように調整しておく。
型締力が増大するにつれて、図2に破線で示すように型締力伝達部材7,8はたわむ。当接部材10を介してこのたわみに比例して金型取付盤(固定盤1、可動盤2)もたわむことになり、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)が型締力でたわむことことで、金型取付盤がたわんでも所定の成形品精度が得られるように補正されて作成された金型を用いた場合でも所定の精度の成形品を得ることができる。
なお、型締が進み型締力がある程度増大したときに初めて当接部材10が金型取付盤(固定盤1、可動盤2)及び型締力伝達部材7,8当接するよう当接部材10の位置を調整するようにしてもよいものである。
なお、この第2の実施形態では、接続(当接)状態切替手段、与接続力(与当接力)調整手段をボルト13で構成し、接続(当接)状態保持手段をロックナット15で構成している。
上述した、第1,第2の実施形態では、金型取付盤と型締力伝達部材との周辺部がテーパー形状に離間し該離間部分に、くさび状の当接部材10で接続部材を構成し、この当接部材を金型取付盤(固定盤1、可動盤2)と型締力伝達部材7,8と当接させるか否かによって、型締力による型締力伝達部材7,8のたわみを金型取付盤(固定盤1、可動盤2)に伝達するか否かを、シリンダ11又はボルト13で選択できるようにしたものである。
このくさび状の当接部材10で接続部材を構成する例で、より構成を簡単にするため、くさび状の当接部材10を取付、取り外し可能とするようにしてもよい。例えば、くさび状の当接部材10の頭部にフランジを設け、当接部材10のくさび状部分を金型取付盤と型締力伝達部材との周辺部のテーパー形状離間部分に挿入し、当接部材10のくさび状部分と金型取付盤及び型締力伝達部材を密着接合して接続し、フランジ部分で金型取付盤にボルト等によって固着し、型締力による型締力伝達部材のたわみを金型取付盤に伝達するようにする。又、型締力による型締力伝達部材のたわみを金型取付盤に伝達しないようにするときには、このくさび状の当接部材10を金型取付盤から取り外してしまえばよい。この場合、接続(当接)状態切換手段はこの場合にはなく、手作業による切り換えとなり、又、接続(当接)状態保持手段は、当接部材10のフランジ部分での金型取付盤への取付けるボルト等の固定具になる。又、当接部材10のフランジ部分を金型取付盤に取り付ける際に、シム等を当接部材10のフランジ部分と金型取付盤間に介在させることによって、くさび状部分の金型取付盤と型締力伝達部材のテーパー形状離間部分への挿入度を変えることによって、与接続力(与当接力)を調整するようにしてもよい。
上述した各実施形態は、金型取付盤と型締力伝達部材の離間部がテーパー形状に形成されるときの例であるが、金型取付盤と型締力伝達部材の離間部がテーパー形状に形成されていない場合にも適用できる本発明の第3の実施形態を図3に示す。
この図3に示す第3の実施形態は、型締力を金型取付盤(固定盤1、可動盤2)の中央部に伝達する型締力伝達部材7,8を備えており、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)の周辺部と型締力伝達部材7,8の周辺部が離間している射出成形機の型締装置において、接続部材として離間部にシリンダ16を設ける。シリンダ16は油圧シリンダまたは空圧シリンダである。シリンダ16の一端は金型取付盤(固定盤1、可動盤2)の周辺部に、他の一端は型締力伝達部材7,8の周辺部に支持されている。シリンダ16の油圧力または空圧力発生方向は、略可動金型取付盤の動作方向と一致している。この場合、接続状態切替手段、与接続力調整手段および接続状態保持手段は、図示したシリンダ16および図示しない油圧回路または空圧回路から構成されている。
接続状態にするには離間部を突っ張る方向に油圧力または空圧力をかけることで行う。非接続状態にするには、シリンダ16の油圧口または空圧口を開放することで行う。与接続力の調整は、少なくとも型締力が作用しない状態で、シリンダ16にかける油圧力または空圧力を調整することで行う。与接続力調整後、シリンダ16に付随の油圧回路または空圧回路を遮断し、油または空気をシリンダ16に閉じ込めることにより、型締力伝達部材7,8のたわみに比例したたわみが金型取付盤(固定盤1、可動盤2)に発生するように接続状態を保持できる。シリンダ16にピストンロック機構が付随している場合はピストンロック機構を有効にして同様な接続状態を保持することもできる。与接続力調整後、シリンダ16に与える油圧力または空圧力を一定に保つと、前記した接続状態とは別の接続状態を保持することができる。すなわち、型締力伝達部材7,8のたわみの大きさにかかわらず、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)のたわみを一定に保つような接続状態を保持できる。
図4は、本発明の第4の実施形態の概要図である。前述した第3の実施形態におけるシリンダ16の代わりに、ねじを利用した接続手段に置換えたものである。この第4の実施形態では接続状態切替手段はない。図5はこの第4の実施形態における接続手段の拡大図である。この接続手段はターンバックル20で構成され、ターンバックル20のナット21には2種類の雌ねじ部が設けられている。例えば雄ねじ22が右ねじの場合、雄ねじ23を左ねじとし、それに対応してナット21の雌ねじ部は図上で左側は右雌ねじ、右側は左雌ねじを備える。与当接力の調整は、少なくとも型締力が作用しない状態で、ナット21を回して行う。当接状態保持手段は、ロックナット24およびロックナット25である。
型締力によって型締力伝達部材7,8がたわむと、このたわみは、このナット21、雄ネジ22,23を介して金型取付盤(固定盤1、可動盤2)をたわませることになる。又、この第4の実施形態では金型取付盤(固定盤1、可動盤2)と型締力伝達部材7,8の接続状態を切換える手段を備えていないため、接続状態を解くには、雄ネジ22,23と金型取付盤(固定盤1、可動盤2)と、又は、型締力伝達部材7,8とを接続するピン26の一方を着脱可能にして、このピンを取り外すことよって、接続を解くようにする。
上述した第1〜第4のすべての実施形態において、与接続力の調整は型締力がかかっているときでも、前述した与接続力調整手段により調整が可能である。たとえば、型締が完了して射出に必要な型締力が発生しているときに、金型取付盤の変形量を測定しながら、油圧力、空圧力を調整する、またはボルト13、ナット21を回転させて所望の変形量が得られるよう調整することもできる。
上述した各実施形態の型締装置を備えた射出成形機で、金型を取り付け成形を行うとき、この取付ける金型が、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)のたわみ補正した金型であると事前に分かっている場合、すなわち、型締力で金型取付盤(固定盤1、可動盤2)がたわむことを前提として、金型取付盤がたわんでも所定の成形品精度が得られるように補正されて作成された金型と分かっているときには、接続部材で金型取付盤(固定盤1、可動盤2)と型締力伝達部材7,8を接続状態として、型締力伝達部材7,8のたわみを、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)に伝達するようにする。
又、金型取付盤(固定盤1、可動盤2)のたわみ補正がなされていない金型であると事前に分かっている場合は、接続部材による金型取付盤(固定盤1、可動盤2)と型締力伝達部材7,8の接続を解くようにする。
さらに、金型がたわみ補正されて製作されたものか、たわみ補正されずに製作されたものか不明の場合には、まず、固定盤および可動盤に金型を取付け、接続部材を「非接続状態」または「接続状態」のいずれか一方で成形を行なう。その成形結果の成形品の寸法、形状を測定する。成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、この成形品を成形したときの接続部材の状態(非接続状態または接続状態)で量産成形を行う。
逆に、成形品の寸法、形状が所定の範囲外の場合は、接続部材を「非接続状態」または「接続状態」の他方に切換えて成形を行ない、成形品の寸法、形状を測定し、成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、当該他方の状態で量産成形を行うようにする。
又は、固定盤および可動盤に金型を取付け、射出成形を行い、成形品の寸法、形状を測定し、成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、量産成形を行う。成形品の寸法、形状が所定の範囲外の場合には、成形品の寸法、形状とその目標値との差に応じて、接続状態切替手段によって接続状態を切換えるか、または、与接続力調整手段によって与接続力を調整し、再度、射出成形する。以下、成形品の寸法、形状が所定の範囲内になるまで、この動作を繰り返し実行し最適な状態を形成する。
なお、上述した実施形態はトグル式型締機構の例を記載したが、直圧式型締機構においては、その可動盤の中央部に型締機構の力が加わり、可動盤にたわみが発生する場合は少ない。しかし、固定盤側では、その周辺部にタイバーからの力が加わることから、固定盤はたわむ場合があることから、直圧式の型締装置においても、金型取付盤(固定盤)と型締力伝達部材間に上述したような接続部材を設けて、金型取付盤のたわみ補正をした金型でも、このような補正がなされていない金型でも使用可能にできる。
本発明の第1の実施形態の概要図である。 本発明の第2の実施形態の概要図である。 本発明の第3の実施形態の概要図である。 本発明の第4の実施形態の概要図である。 同第4の実施形態における接続部材の拡大図である。 従来の型締装置の概要図である。 従来の型締力伝達部材を有する型締装置の概要図である。
符号の説明
1 固定盤
2 可動盤
3 タイバー
4 トグル機構取付盤
5 金型
5a 固定側金型
5b 可動側金型
6 トグル機構
6a クロスヘッド
6b ターナリーリンク
6c ステープル
7、8 型締力伝達部材
10 当接部材
11 シリンダ
12 シリンダ取付部材
13 ボルト
14 ボルト取付部材
15 ロックナット
16 シリンダ
20 ターンバックル
21 ナット
22、23 雄ネジ
24、25 ロックナット
26 ピン

Claims (13)

  1. 型締力を金型取付盤の中央部に伝達する型締力伝達部材を備え、金型取付盤の周辺部と型締力伝達部材の周辺部が離間している射出成形機の型締装置において、金型取付盤の周辺部と型締力伝達部材の周辺部との離間部分に接続、非接続自在の接続部材を有し、この接続部材の一方には、金型取付盤の周辺部と接続する部位を備え、他方には、型締力伝達部材の周辺部と接続する部位を備える射出成形機の型締装置。
  2. 前記型締力伝達部材は、先細り形状の先端面を金型取付盤の反金型取り付け面の中央部に接合し型締力を伝達する請求項1に記載の射出成形機の型締装置。
  3. 前記金型取付盤と前記型締力伝達部材の周辺部の離間部は、テーパー状に形成され、前記接続部材は、該テーパー状の離間部に挿入されるくさび状当接部材で構成され、該くさび状当接部材の一方の面は金型取付盤の周辺部の面と当接して接続され、くさび状当接部材の他方の面は、型締力伝達部材の周辺部の面と当接して接続されるよう構成されている請求項2に記載の射出成形機の型締装置。
  4. 前記接続部材と型締力伝達部材及び金型取付盤との接続状態と、少なくとも一方との非接続状態とを切換える接続状態切換手段を備える請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の射出成形機の型締装置。
  5. 前記接続状態切換手段は、少なくとも型締力が作用したときに、当接部材の一方が金型取付盤の周辺部に接続し、他方が型締力伝達部材の周辺部に接続する接続状態と、型締力が作用したときも作用していないときも、当接部材の金型取付盤の周辺部に接続する部位または、型締力伝達部材の周辺部に接続する部位の少なくとも一方が、金型取付盤の周辺部または型締力伝達部材の周辺部から離間する非接続状態とを切換える請求項4に記載の型締装置。
  6. 前記接続部材における与接続力を調整する与接続力調整手段を備える請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の射出成形機の型締装置。
  7. 前記与接続力調整手段は、前記接続部材と前記接続する部位との間に作用する力であって、型締力が作用していないときの力である与接続力を調整する請求項6に記載の型締装置。
  8. 前記接続部材の接続状態を保持する接続状態保持手段を備える請求項1乃至7の内いずれか1項に記載の射出成形機の型締装置。
  9. 前記接続状態保持手段は、金型に作用する型締力が所定力になったとき、前記接続部材による力の伝達を開始するように調整する請求項8に記載の型締装置。
  10. 前記接続状態保持手段は、前記与接続力を調整後、接続伝達力が型締力にかかわらず一定となるよう、接続部材が接続部位に接続する状態を保持する請求項8に記載の型締装置。
  11. 前記接続部材の与接続力を調整する与接続力調整手段と、前記接続部材の接続状態を保持する接続状態保持手段とを備える請求項4又は請求項5に記載の射出成形機の型締装置。
  12. 請求項4又は請求項5に記載の型締装置において、以下の手順で調整を行う型締装置の調整方法である。
    手順1:固定盤および可動盤に金型を取付ける。
    手順2:前記接続部材を「非接続状態」または「接続状態」のいずれか一方で成形を行う。
    手順3:成形品の寸法、形状を測定する。
    手順4:成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、当該一方の状態で量産成形を行う。
    手順5:成形品の寸法、形状が所定の範囲外の場合、「非接続状態」または「接続状態」のいずれか他方に切換え、成形を行う。
    手順6:成形品の寸法、形状を測定する。
    手順7:成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、当該他方の状態で量産成形を行う。
  13. 請求項11に記載の型締装置において、以下の手順で調整を行う型締装置の調整方法である。
    以下の手順からなる型締装置の調整方法。
    手順1:固定盤および可動盤に金型を取付ける。
    手順2:射出成形を行う。
    手順3:成形品の寸法、形状を測定する。
    手順4:成形品の寸法、形状が所定の範囲に入っていたら、量産成形を行う。
    手順5:成形品の寸法、形状が所定の範囲外の場合、成形品の寸法、形状とその目標値との差に応じて、前記接続状態切替手段によって接続状態を切換えるか、または、与接続力調整手段によって与接続力を調整する。
    手順6:接続状態保持手段で接続状態を保持した上で手順2に戻る。
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