JP4854768B2 - 型締装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機によるハーフナット作動機構が設けられた型締装置に関するものである。
射出成形機に用いられる型締装置としては、トグル機構のように型開閉と型締を同一の機構により行う装置と、型開閉機構により固定金型に対して可動金型を接近または当接させ、ハーフナットと係止部を係止した後に、型締機構により型締を行う型締装置とが存在する。後者のハーフナットを用いたタイプは、比較的大型であって、型締機構を油圧シリンダにより行うものに多く見られる。後者のハーフナットを用いたタイプにおいては、係止部に対してハーフナットを移動させるための駆動源は、特許文献1に示されるように、油圧シリンダを用いることが多かった。しかしながら、作動の高速化、省エネルギ化、油モレ防止等の理由から特許文献2や特許文献3のように、ハーフナットを移動させるための駆動源として電動機を用いることも行われている。また特許文献1にも駆動源の油圧シリンダを電動機に変更可能であることが記載されている。
しかし特許文献1ないし特許文献3は、ハーフナットを移動させるため、1個の電動機から一対のハーフナットまでの力の伝達過程において、前記一対のハーフナットをほぼ同時に移動させるためにリンク機構を使用している。そのためリンク機構を用いたハーフナットを作動させるためのハーフナット作動機構が複雑となるという問題がった。またリンク機構を用いることによりハーフナット作動機構の構造が複雑になる結果、故障等の問題が発生する場合があった。更にリンク機構の構造によっては、ハーフナット作動機構のコストアップに繋がる場合があった。
特開2003−311796号公報(請求項1、0022、図2) 特開2002−264186号公報(請求項1、図4) 特開2002−225100号公報(0033、図4)
本発明では上記の問題を鑑みて、電動機によるハーフナット作動機構が設けられた型締装置において、前記ハーフナット作動機構にリンク機構を用いずに構造を簡素化することを可能とした型締装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の型締装置は、型開閉機構により固定盤に取付けられる固定金型に対して可動盤に取付けられる可動金型を接近または当接させ、ハーフナットと係止部を係止した後に、型締機構により型締を行う型締装置において、ハーフナット作動機構の駆動源であって固定盤または可動盤に対して固定される電動機と、第1のねじ部と該第1のねじ部とは逆方向にねじ切りされた第2のねじ部とが設けられ前記電動機によって回転され固定盤または可動盤に対して回転自在かつ移動不能に取付けられるボールネジと、前記第1のねじ部に対して移動自在に取付けられる第1のボールネジナットと、前記第2のねじ部に対して移動自在に取付けられる第2のボールネジナットと、第1のボールネジナットと連結されて連動する2個の第1のハーフナットと、第2のボールネジナットと連結されて連動する2個の第2のハーフナットと、が備えられ、それぞれ別のタイバの係止部に対してそれぞれ一対の第1のハーフナットと第2のハーフナットが係止または離脱されるとともに、ボールネジの軸方向と第1のハーフナットおよび第2のハーフナットの移動方向は、一致していることを特徴とする。従ってハーフナット作動機構の構造を簡素化できるとともに、従ってボールネジナットとハーフナットの移動方向が一致しているから、力の伝達および装置の剛性の点で有利である。
本発明の請求項2に記載の型締装置は、請求項1において、前記第1のハーフナットと第2のハーフナットは、リンク機構を用いていないことを特徴とする。従ってリンク機構を用いずにハーフナット作動機構の構造を簡素化することができる。
本発明の請求項3に記載の型締装置は、請求項1または請求項2において、第1のハーフナットの対向面と第2のハーフナットの対向面が完全に当接する前にハーフナットの移動が停止されることを特徴とする。
本発明の型締装置は、型開閉機構により固定盤に取付けられる固定金型に対して可動盤に取付けられる可動金型を接近または当接させ、ハーフナットと係止部を係止した後に、型締機構により型締を行う型締装置において、ハーフナット作動機構の駆動源であって固定盤または可動盤に対して固定される電動機と、第1のねじ部と該第1のねじ部とは逆方向にねじ切りされた第2のねじ部とが設けられ前記電動機によって回転され固定盤または可動盤に対して回転自在かつ移動不能に取付けられるボールネジと、前記第1のねじ部に対して移動自在に取付けられる第1のボールネジナットと、前記第2のねじ部に対して移動自在に取付けられる第2のボールネジナットと、第1のボールネジナットと連結されて連動する2個の第1のハーフナットと、第2のボールネジナットと連結されて連動する2個の第2のハーフナットと、が備えられ、それぞれ別のタイバの係止部に対してそれぞれ一対の第1のハーフナットと第2のハーフナットが係止または離脱されるとともに、ボールネジの軸方向と第1のハーフナットおよび第2のハーフナットの移動方向は、一致しているので、ハーフナット作動機構の構造を簡素化できる。
図1は、本実施形態の型締装置の側面図である。 図2は、本実施形態のハーフナット作動機構の正面図であって、ハーフナットが離脱された状態を示す図である。 図3は、本実施形態のハーフナット作動機構の正面図であって、ハーフナットが係止された状態を示す図である。 図4は、実施例1のハーフナット作動機構の正面図である。 図5は、実施例2のハーフナット作動機構の正面図である。
本発明の実施形態の射出成形機の型締装置について、図1ないし図3を参照して説明する。射出成形機11は、型締装置12とその側方に設けられた射出装置13から基本的な部分が構成される。型締装置12について説明すると、ベッド14上の一方(射出装置側)には、固定金型15が取付けられる固定盤16が立設されている。またベッド14上には型開閉方向に向けてリニアガイド等の直動ガイド17が固定され、前記直動ガイド17上に移動型締盤18が型開閉方向に移動可能に設けられている。そして移動型締盤18と一体の脚部である架台19は固定盤側に向けて伸びており、架台19の上には可動金型20が取付けられる可動盤21が型開閉方向に移動可能に設けられている。また本実施形態では移動型締盤18には型締機構である4個の型締シリンダ22が設けられている。また型締シリンダ22のラム23は可動盤21の背面にそれぞれ固着されている。またベッド14の他方(後方側)にはタイバ保持板24が立設されている。そして固定盤16の四隅近傍には水平方向にタイバ25が固定され、タイバ25は、可動盤21、移動型締盤18、タイバ保持板24にそれぞれ挿通されている。またタイバ25の中間よりも他方の部分には、所定長さにわたって複数の溝が形成された係止部25aが設けられている。ベッド14上の他方に設けられたブラケットには型開閉機構のサーボモータ26が固定されるとともに、型開閉機構のボールネジ27が軸支され、移動型締盤18に固定されたボールネジナット28に前記ボールネジ27が挿通されている。なお型締機構や型開閉機構は他のアクチュエータや機構を用いたものでもよい。
移動型締盤18の他方の面18a(反固定盤側)にはハーフナット作動機構29が2組配設されている。図2、図3(図1はハーフナット作動機構29の一部を省略して記載)により一方のハーフナット作動機構29について説明すると、移動型締盤18の他方の面18aの上下のタイバ25とタイバ25のほぼ中間位置には、ブラケット30が突出・固定されている。そしてブラケット30から見て上方のタイバ側には支柱に取付られたモータ取付面31が設けられ、モータ取付面31には、ハーフナット作動機構29の駆動源であるサーボモータ32が取付けられている。サーボモータ32の駆動軸33には回転数を検出するロータリエンコーダ32aが取付けられている。またブラケット30から見て下方のタイバ側には、2本の一定長さのガイド棒34,34が平行に設けられている。サーボモータ32の駆動軸33にはカップリング35を介して1本のボールネジ36が固定されており、ボールネジ36は、ブラケット30に内蔵されたベアリングにより回転自在に保持されている。そしてサーボモータ32の駆動軸33およびボールネジ36の軸方向は、第1のハーフナット37a,37bおよび第2のハーフナット38a,38bの開閉方向と一致して設けられている。なお本発明においてハーフナット作動機構29の駆動源はサーボモータ32以外の電動機でもよい。またサーボモータ32の駆動軸33とボールネジ36の関係は、モータのロータにボールネジが直接挿通されたものや、モータの駆動軸のプーリとボールネジのプーリがベルトで連結されたものでもよい。
サーボモータ32によって回転されるボールネジ36は、一方側には順方向にねじ切りされた第1のねじ部39が設けられ、他方側には前記第1のねじ部39とは逆方向にねじ切りされた第2のねじ部40が設けられている。第1のねじ部39と第2のねじ部40のねじピッチは同一ピッチとなっている。そして第1のねじ部39の部分に対しては第1のボールネジナット41がボールネジ36に沿って移動自在に取付けられている。また第2のねじ部40の部分に対しては第2のボールネジナット42がボールネジ36に沿って移動自在に取付けられている。また前記第1のボールネジナット41に対しては、2個の第1のハーフナット37a,37bが連動するように取付けられ、第2のボールネジナット42に対しては、2個の第2のハーフナット38a,38bが連動するように取付けられている。
図2、図3に示されるように、第1のハーフナット37a,37bは、上部のタイバ25の係止部25aの下方に設けられ上昇することにより係止する第1のハーフナット37aと、下部のタイバ25の係止部25aの下方に設けられ上昇することにより係止する第1のハーフナット37bとからなっている。また第2のハーフナット38a,38bは、下部のタイバ25の係止部25aの上方に設けられ下降することにより係止する第2のハーフナット38aと、上部のタイバ25の係止部25aの上方に設けられ下降することにより係止する第2のハーフナット38bからなっている。そして移動型締盤18の他方の面18aの上部のタイバ25の近傍には、第1のハーフナット37aと第2のハーフナット38bが一対のハーフナットとして取付けられ、タイバ25の係止部25aに対して係止または離脱されるように作動する。また移動型締盤18の他方の面18aの下部のタイバ25の近傍には、第1のハーフナット37bと第2のハーフナット38aが一対のハーフナットとして取付けられ、タイバ25の係止部25aに対して係止または離脱されるように作動する。
第1のハーフナット37aと第2のハーフナット38bからなるハーフナット等の形状は、公知のものである。前記第1のハーフナット37aと第2のハーフナット38bは、それぞれ移動型締盤18に固定されたケース43内に設けられ、前記ケース43により外側面44がガイドされて移動されるようになっている。そして前記第1のハーフナット37aと第2のハーフナット38bの向かい合う側は、外側寄りに対向面45が設けられるとともに、中央部には半円系の凹部が設けられており、前記凹部にはタイバ25の係止部25aの複数の溝に対応して係止可能なように前記溝の幅よりも狭い幅の歯46が型開閉方向に複数並んで設けられている。本実施形態では、第1のハーフナット37aと第2のハーフナット38bの対向面45,45同士が完全に当接しないでも、ハーフナット37a,38b等の歯46が係止部25aの溝に係止され型締が行えるようになっている。
またハーフナット作動機構29の駆動力の伝達部分について更に具体的に説明すると、第1のボールネジナット41は、ボールネジ36と直角方向に設けられた移動プレート47に固定されている。そして移動プレート47は、ブラケット30に固定されたガイド棒34,34が挿通され、ガイド棒34,34に沿って昇降移動されるようになっている。図2、図3に示されるように、移動プレート47の上面の右前方寄りの位置には、前記第1のハーフナット37aと移動プレート47を連結する連結棒48が固定されている。また図2、図3においては別の連結棒52の背後となっていて図示されないが、移動プレート47の上面の左後方寄りの位置にも同様に前記第1のハーフナット37aと移動プレート47を接続する連結棒が前記連結棒48と平行に設けられている。更に移動プレート47の下面の右前方寄りの位置にも、前記第1のハーフナット37bと移動プレート47を連結する連結棒49が、前記連結棒48と同軸延長上に固定されている。連結棒49は、前記第2のハーフナット38aの内部の孔50を貫通して前記第1のハーフナット37bに固定される。また図2,3においては、別の連結棒52の背後となっていて図示されないが、移動プレート47の下面の左後方寄りの位置にも移動プレート47と第1のハーフナット37bを接続する連結棒が前記連結棒49と平行に設けられている。
また第2のボールネジナット42は、前記第2のハーフナット38aの上面に固定された筒状のブラケット51内に固定されている。そして第2のハーフナット38aが移動してもボールネジ36の端部が前記ブラケット51の筒内において、ハーフナット38aの上面と衝突しないようになっている。また前記第2のハーフナット38aと、上方の前記第2のハーフナット38bの間は、2本の連結棒52により固定されている。連結棒52は、移動プレート47の右後方寄りの位置と左前方寄りの位置をそれぞれ貫通するように設けられ、平面視において2本の連結棒48と2本の連結棒52が四角形になるように配置されている。また2本の連結棒52はいずれも、前記第1のハーフナット37aに形成された孔53を貫通して前記第2のハーフナット38bに固定されている。なお本実施形態では、上下のタイバ25の係止部25aにそれぞれ係止される一対のハーフナットに対してハーフナット作動機構29が用いられているが、左右のタイバ25の係止部25aに対して1個の電動機で作動されるハーフナット作動機構を設けてもよい。その場合、上部の2本のタイバ25,25と下部の2本のタイバ25,25の間に前記ハーフナット作動機構がそれぞれ設けられることになる。そして上記記載において上下に配置される部材は、左右に配置されることになる。
次に本実施形態の型締装置12の作動方法、とりわけハーフナット作動機構29の作動方法について説明する。まず型開位置にある移動型締盤18とその架台19上に載置された可動盤21および可動金型20を型開閉機構のサーボモータ26を作動させて型閉側へ移動させる。そして固定金型15に対して可動金型20を接近または当接させた位置において、ハーフナット作動機構29を作動させ、ハーフナット37a,38b等と係止部25aを係止させる。
その際に、固定金型15に対して可動金型20を接近または当接させた位置に移動型締盤18が停止すると同時または僅かに遅れてハーフナット作動機構29のサーボモータ32を駆動させ、ボールネジ36を一方方向へ回転する。するとボールネジ36の第1のねじ部39に設けられた第1のボールネジナット41は、移動プレート47がガイド棒34,34に沿って移動されることにより、図2において上方へ向けて移動する。また前記ボールネジ36の回転による第1のボールネジナット41の移動方向と、第2のボールネジナット42の移動方向とは反対方向であり、第2のボールネジナット42は、図2において下方へ向けて移動する。そして第1のボールネジナット41に固定された移動プレート47、連結棒48,48,49,49、上部の第1のハーフナット37aと下部の第1のハーフナット37bの2個のハーフナットもそれぞれ別のタイバ25の係止部25aに向けて係止方向(図2では上方向)に移動される。また第2のボールネジナット42に固定されたブラケット51、下部の第2のハーフナット38a、連結棒52,52、上部の第2のハーフナット38bの2個のハーフナットもそれぞれ別のタイバ25の係止部25aに向けて係止方向(図2では下方向)に移動される。(なおハーフナット作動機構29が左右のタイバ25,25の間に設けられる場合は、左右の第1のハーフナット37a,37b、および第2のハーフナット38a,38b等も水平方向に移動されることになる。)
ハーフナット37a,38b等の移動量は、サーボモータ32のロータリエンコーダ32aにより検出され制御装置により制御される。本実施形態では第1のハーフナット37a等の対向面45と第2のハーフナット38b等の対向面45が完全に当接する前にハーフナット37a,38b等の移動が停止されるようになっている。そして前記の対向面45,45が当接しない位置において、ハーフナット37a,38b等の歯46がタイバ25の係止部25aの溝に正常な状態で係止されるようになっている。このことによりハーフナット37a,38b等が衝撃を受けて各部材の寿命が低下したり騒音を発することが無く、またサーボモータ32の指令値が当接位置よりも前過ぎる場合に、サーボモータ32が過負荷になることも防止することができる。
そしてハーフナット37a,38b等が係止部25aへ係止されたことが図示しないリミットスイッチ等により検出されると、型締機構である型締シリンダ22を作動させて、ラム23および可動盤21を前進させ、同時にハーフナット37a,38b等を介してタイバ25を引っ張って型締を行う。そして型締シリンダ22による増圧完了が確認されると遅延時間経過後に射出装置13により射出工程が行われ、冷却工程を経て、型締シリンダ22の圧抜工程、型締シリンダ22を用いた強力型開工程が行われる。そして強力型開工程により、一定間隔だけ可動盤21が開かれると、その位置でハーフナット作動機構29を作動させ、ハーフナット37a,38b等をタイバ25の係止部25aから離脱(係止解除)させる。
ハーフナット37a,38b等の離脱の手順は、係止時とは逆方向にサーボモータ32を回転駆動させ、ボールネジ36も逆方向に回転させることにより、図3に示される位置から第1のボールネジナット41および第1のハーフナット37a,37bの2個のハーフナットをそれぞれ離脱方向(図3では下方向)に向けて移動させる。また第2のボールネジナット42および第2のハーフナット38a,38bの2個のハーフナットをそれぞれ離脱方向(図3では上方向)に向けて移動させる。そして一対のハーフナット37a,38bおよび37b,38a等が開放されたことがリミットスイッチ等により検出されたら、型開閉機構のサーボモータ26を駆動させて移動型締盤18と可動盤21を型開完了位置まで型開きする。そして型開完了位置で、成形品の取出し等が行われる。
次に図4に示される実施例1の型締装置12のハーフナット作動機構61について、同一構成部分には同一符号を付して相違点を中心に説明する。ハーフナット作動機構61は、各部の接続個所にバネ64,66,68,70が入っており、サーボモータ32の駆動によりボールネジ36が回転することによる第1のボールネジナット41と第2のボールネジナット42の移動量がそのまま第1のハーフナット37a,37bと第2のハーフナット38a,38bの移動量として反映されないようになっている。具体的には第1のボールネジナット41の取付部62と移動プレート47の間にはボルト63が連結され、その周囲にバネ64が設けられている。また連結棒48と上方の第1のハーフナット37aとの間にはボルト65が連結され、その周囲にバネ66が設けられている。また第2のボールネジナット42が固定されるスリーブ状のブラケット51と下方の第2のハーフナット38aとの間には、ボルト67が連結され、その周囲にはバネ68が設けられている。また連結棒52と上方の第2のハーフナット38bの間にはボルト69が連結され、その周囲にはバネ70が設けられている。
実施例1のハーフナット作動機構61の作動時の動作は、先の実施形態とほぼ同じであるが、サーボモータ32の回転量(ボールネジナット41,42の移動量に比例)が、第1のハーフナット37aと第2のハーフナット38b等が当接するまでの移動量よりも大きくても、前記バネ64,66,68,70がその差を吸収するので、第1のハーフナット37aの対向面45と第2のハーフナット38bの対向面45を支障なく当接させることができ、サーボモータ32の過負荷も防止できる。なお本発明において第1のボールネジナット41と第1のハーフナット37a等が連動するとは、一部分においては未だ第1のボールネジナット41等が移動しているのに、第1のハーフナット37a等が既に当接して前進を停止している場合を含むことは言うまでもない。
次に図5に示される実施例2の型締装置71のハーフナット作動機構72について、説明する。実施例2の型締装置71は、可動盤73の背面の中央に型開閉方向に向けて係止部74aが設けられたラム74が固定されたタイプである。そしてハーフナット作動機構72のケース75は、図示しない型締シリンダの前方に固定されている。ハーフナット作動機構72の駆動手段であるサーボモータ76は、ケース75に固定されたブラケット77に取付けられている。そしてサーボモータ76の駆動軸78に、カップリング等を介して、ボールネジ79が固着されている。または駆動軸とボールネジの間がベルトにより連結され回転可能に設けられているようにしてもよい。ボールネジ79は、上記の実施形態と同様に、第1のねじ部80と該第1のねじ部80とは逆方向にねじ切りされた第2のねじ部81とが設けられている。そしてボールネジ79の第1のねじ部80には、第1のボールネジナット82が移動自在に螺合されている。またボールネジ79の第2のねじ部81には、第2のボールネジナット83が移動自在に螺合されている。更にボールネジ79の端部はケース75にベアリングを内蔵したブラケット84により保持されている。
そして第1のボールネジナット82には移動部材85が固定され、移動部材85は、第1のハーフナット86に固定されている。また第2のボールネジナット83には移動部材87が固定され、移動部材87は、第2のハーフナット88に固定されている。なおケース75には、移動部材85,87が通過する部分に開口部が設けられている。実施例2のハーフナット作動機構72は、前記の構造により1個のサーボモータ76の駆動により、一対のハーフナット86,88をラム74の係止部74aに係止または離脱方向に作動させるようになっている。
実施例2の型締装置71の作動方法は、図示しない型開閉機構により固定金型に対して可動金型を接近または当接させ、型締シリンダに固定されたハーフナット作動機構72のサーボモータ76を駆動させ、ボールネジ79および第1のボールネジナット82、第2のボールネジナット83を介して、一対のハーフナット86,88を同時に閉方向に移動させ、ラム74の係止部74aに係合した後に、型締機構の型締シリンダにより型締を行う。なお実施例2では、可動盤73の背面に固定されたラム74の係止部74aに対してハーフナット作動機構72が設けられた例を説明したが、上記のような各タイバ25の係止部25aに対して、このハーフナット作動機構72を設けることも可能である。
なお本発明は、実施形態や実施例1のタイプの型締装置12、または実施例2のタイプの型締装置71に限定されない。例えば型締装置は、固定盤と可動盤の2枚の盤からなるものであってもよく、ハーフナット作動機構についても固定盤と可動盤のどちらに設けられたものでもよい。また係止部が設けられる部分についても、本実施形態のようなタイバ25、型締シリンダのラムであるタイバ(型締シリンダによりタイバを牽引するもの)、可動盤の背面に固定されたラム74など限定はされない。またハーフナットの係止部分(歯)についても、凸状の歯が設けられたもの以外に、一方の面がテーパー状となっているもの、台形状のもの、ねじ状になっているもの、1個のブロックからなり凹部に挿入するだけのもの、摩擦力により係止部に係止するものであって歯が無いもの等、種類を選ばない。
本発明の型締装置は、射出成形機の他、ダイカスト成形機、およびプレス装置等、固定金型と可動金型を型締(増圧)する全ての装置に使用することができる。また射出成形機に用いる場合、射出圧縮成形、射出プレス成形、発泡成形等を行うものであってもよく、成形材料も限定されない。
11 射出成形機
12 型締装置
15 固定金型
16 固定盤
18 移動型締盤
20 可動金型
21 可動盤
22 型締シリンダ
25
タイバ
25a,74a 係止部
26,32,76 サーボモータ
27,36,79 ボールネジ
29 ハーフナット作動機構
37a,37b,86 第1のハーフナット
38a,38b,88 第2のハーフナット
41,82 第1のボールネジナット
42,83 第2のボールネジナット

Claims (3)

  1. 型開閉機構により固定盤に取付けられる固定金型に対して可動盤に取付けられる可動金型を接近または当接させ、ハーフナットと係止部を係止した後に、型締機構により型締を行う型締装置において、
    ハーフナット作動機構の駆動源であって固定盤または可動盤に対して固定される電動機と、
    第1のねじ部と該第1のねじ部とは逆方向にねじ切りされた第2のねじ部とが設けられ前記電動機によって回転され固定盤または可動盤に対して回転自在かつ移動不能に取付けられるボールネジと、
    前記第1のねじ部に対して移動自在に取付けられる第1のボールネジナットと、
    前記第2のねじ部に対して移動自在に取付けられる第2のボールネジナットと、
    第1のボールネジナットと連結されて連動する2個の第1のハーフナットと、
    第2のボールネジナットと連結されて連動する2個の第2のハーフナットと、が備えられ、
    それぞれ別のタイバの係止部に対してそれぞれ一対の第1のハーフナットと第2のハーフナットが係止または離脱されるとともに、
    ボールネジの軸方向と第1のハーフナットおよび第2のハーフナットの移動方向は、一致していることを特徴とする型締装置。
  2. 前記第1のハーフナットと第2のハーフナットは、リンク機構を用いていないことを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  3. 第1のハーフナットの対向面と第2のハーフナットの対向面が完全に当接する前にハーフナットの移動が停止されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の型締装置。
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