JP5803939B2 - 型締装置及び成形品押出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばプラスチック製部品を成形する射出成形機や、アルミニウム製部品を鋳造するダイカストマシン等に用いられる型締装置に関する。
射出成形機やダイカストマシン等の型締装置には、金型を高速で開閉する機能と、金型を閉じた状態で大きな型締力を負荷できる機能が要求される。型締装置の構造には、主に、直圧式、トグルリンク式及び複合式の3つの種類がある。直圧式は、1つの大径の油圧シリンダーによって、金型の型開閉動作と型締め動作の双方を行なう方式である。トグルリンク式は、トグルリンク機構と小径の油圧シリンダーとによって、金型の型開閉動作と型締め動作の双方を行なう方式である。複合式は、小径で長い油圧シリンダーによって金型の型開閉動作を行ない、これ続いてロック装置を動作させた後、大径で短い油圧シリンダーによって金型の型締めを行なう方式である。また、型締装置には、主に油圧駆動式と電動駆動式とがある。油圧駆動式は、油圧ポンプから吐出された高圧の作動油を油圧シリンダー等に供給し、ピストンロッドを進退させることによって金型の型開閉動作や型締め動作を行うものである。電気駆動式は、サーボモータの回転運動をボールねじによって直線運動に変換することにより、金型の型開閉動作や型締め動作を行うものである。電気駆動式には、消費エネルギーが少ないことや、制御性能に優れていること、低騒音であるといった優れた特徴がある。一方、電気駆動式ではあまり大きな力を出せないので、型締装置においては、小さな力で大きな力を発揮できる倍力特性を持つトグルリンク式が採用されている。
このようなトグルリンク式が採用された電気駆動式の型締装置としては、例えば特許文献1(特開2000−110901号公報)及び特許文献2(特開2001−300998号公報)に記載の型締装置が知られている。
特許文献1の型締装置は、固定盤及びエンドプレートと、これら固定盤及びエンドプレート間を型開閉方向に移動可能に設けられた可動盤と、エンドプレートと可動盤とを連結するトグルリンク機構と、トグルリンク機構を伸縮させるクロスヘッドとを備えている。この特許文献1の型締装置は、トグルリンク機構を伸縮させることにより可動盤を型開閉方向に移動させ、これにより、金型の型開閉動作及び型締め動作の双方を行うように構成されている。
特許文献2の型締装置は、ベースに固定された固定盤と、固定盤に対して型開閉方向に移動可能に設けられたエンド盤と、エンド盤と固定盤とを連結し、エンド盤を固定盤に対して型開閉方向に移動させる型開閉用ボールねじと、固定盤及びエンド盤間を型開閉方向に移動可能に設けられた可動盤と、エンド盤と可動盤とを連結する型締用トグルリンク機構と、型締用トグルリンク機構を伸縮させるクロスヘッドとを備えている。この特許文献2の型締装置は、金型の型開閉動作を型開閉用ボールねじにより行い、金型の型締め動作を型締用トグルリンク機構により行うように構成されている。すなわち、特許文献2の型締装置は、型開閉用ボールねじを駆動させることによりエンド盤を型開閉方向に移動させ、これにより、型締用トグルリンク機構を介して連結された可動盤を型開閉方向に移動させ、金型の型開閉動作を行うように構成されている。また、特許文献2の型締装置は、型締用トグルリンク機構を伸縮させることにより可動盤をエンド盤に対して型開閉方向に移動させ、これにより、金型の型締め動作を行うように構成されている。
特開2000−110901号公報 特開2001−300998号公報
しかしながら、特許文献1の型締装置は、トグルリンク機構によって金型の型開閉動作を行うものであるため、大きなトグルリンク機構を用いる必要がある。これにより、特許文献1の型締装置は、装置の型開閉方向の長さが非常に長くなり、大きな設置スペースが必要になるという問題がある。また、特許文献2の型締装置は、重量が非常に重いエンド盤を型開閉方向に移動させるものであるため、エンド盤の型開閉方向の移動動作の精密さに欠けるという問題がある。更に、特許文献1及び2の型締装置は、いずれも、エンドプレート(エンド盤)の重量が重く、これにより、型締装置の重量が重いという問題がある。
本発明は、省スペースで、かつ、装置の重量が軽い型締装置及びこれを用いた押出方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明に係る一の型締装置は、固定金型を取り付け可能な面を有する固定プラテンと、可動金型を取り付け可能な面を有する可動プラテンであって、前記可動金型を取り付け可能な面が前記固定プラテンの前記固定金型を取り付け可能な面と対向する可動プラテンと、前記固定プラテンに支持され、前記可動プラテンを貫通する複数のタイバーと、前記複数のタイバーのうちの1つと係合離脱が可能な分割ナットを、それぞれが少なくとも1つ有する複数のエンドブロックと、前記複数のエンドブロックのそれぞれに少なくとも1つ設けられた型締用トグルリンク機構であって、前記複数のエンドブロックと前記可動プラテンとをそれぞれ連結する複数の型締用トグルリンク機構と、前記複数の型締用トグルリンク機構に連結して設けられたクロスヘッドであって、前記複数の型締用トグルリンク機構を伸縮させるクロスヘッドと、前記可動プラテンを前記固定プラテンに対して型開閉方向に移動させる型開閉用駆動装置とを備え、前記複数のエンドブロックは、前記複数のタイバーのうちの1つに対して1つ設けられるか、又は、前記複数のタイバーのうちの、隣接する2つ以上のタイバーに対して1つ設けられることを特徴とする。
本発明に係る一の型締装置において、前記固定プラテン及び前記可動プラテンは、矩形状に形成され、前記複数のタイバーは、前記固定プラテンの四隅に支持されると共に、前記可動プラテンの四隅を貫通して設けられているとしても良い。
本発明に係る一の型締装置において、前記型締用トグルリンク機構は、前記複数のエンドブロックのそれぞれに少なくとも1つ設けられているとしても良い。
本発明に係る一の型締装置において、前記クロスヘッドは、前記可動プラテンにより支持されると共に、前記可動プラテンに向けて突出する押出ピンを備え、前記可動プラテンは、前記押出ピンと整合する位置に、該押出ピンが貫通可能な穴を有し、前記押出ピンは、前記クロスヘッドが前記可動プラテンの方向に移動して前記可動プラテンと接近することにより、前記穴を貫通して前記可動プラテンから突出するように構成されているとしても良い。
本発明に係る一の型締装置は、マシンベースと、前記マシンベース上に設けられた支持部材であって、前記可動プラテンを前記マシンベースに対して型開閉方向に移動可能に支持する支持部材とを更に備え、前記型開閉用駆動装置は、前記可動プラテンと前記マシンベースとを直接的に連結し又は前記可動プラテンと前記マシンベースとを前記支持部材を介して間接的に連結し、前記可動プラテンを前記マシンベースに対して型開閉方向に移動させることにより、前記可動プラテンを前記固定プラテンに対して型開閉方向に移動させるように構成されているとしても良い。
本発明に係る一の型締装置は、前記複数のエンドブロックのうちの2つ以上のエンドブロックを相互に連結する連結サポート部材を更に備えるとしても良い。
また、本発明に係る成形品押出方法は、本発明に係る一の型締装置を用いて行う成形品の押出方法であって、前記固定プラテンに固定金型を取り付けると共に、前記可動プラテンに可動金型を取り付ける金型取付工程と、前記型開閉用駆動装置によって前記可動プラテンを前記固定プラテンの方向に移動させ、前記固定金型及び前記可動金型を型閉じする型閉じ工程と、前記型閉じ工程の後に、前記分割ナットをそれぞれ動作させ、前記複数のタイバーと前記複数のエンドブロックとを係合させる係合工程と、前記係合工程の後に、前記クロスヘッドを前記複数のエンドブロックの方向に移動させることにより前記複数の型締用トグルリンク機構を伸ばし、前記固定プラテン及び前記可動プラテン間に型締力を発生させる型締工程と、前記型締工程の後に、前記固定金型及び前記可動金型により形成される金型キャビティ内において成形品を成形する成形工程と、前記成形工程の後に、前記クロスヘッドを前記可動プラテンの方向に移動させることにより前記複数の型締用トグルリンク機構を縮ませ、前記固定プラテン及び前記可動プラテン間における型締を解除させる型締解除工程と、前記型締解除工程の後に、前記分割ナットをそれぞれ動作させ、前記複数のタイバーと前記複数のエンドブロックとの係合を解除させる係合解除工程と、前記係合解除工程の後に、前記成形品を前記可動金型に保持させた状態で、前記型開閉用駆動装置によって前記可動プラテンを前記エンドブロックの方向に移動させ、前記固定金型及び前記可動金型を型開きする型開き工程と、前記型開き工程の継続中又は前記型開き工程の後に、前記クロスヘッドを前記可動プラテンの方向に移動させることにより前記クロスヘッドの前記押出ピンを前記可動プラテンの前記穴から突出させ、前記押出ピンにより前記可動金型に保持されている前記成形品を押し出す押出工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、省スペースで、かつ、装置の重量が軽い型締装置及びこれを用いた押出方法を提供することができる。
本願発明の型締装置であり、金型が開いている時の状態を示す図である。 トグルリンク機構の詳細を示す図である。 トグルリンク機構を可動プラテン側から見た図である。 トグルリンク機構の固定板をエンドブロック側から見た図である。 固定プラテンを射出装置側から見た図であり、固定ナットの回転駆動装置などを示す。 分割ナットが開いている状態を示す図である。 分割ナットが閉じてタイバーと係合している状態を示す図である。 金型が閉じられて型締力が負荷されている状態の型締装置を示す図である。 トグルリンク機構が伸びている時の状態を示す図である。 押出ピンが突き出ている時のトグルリンク機構の状態を示す図である。 金型が閉じられた時の状態を示す図である。 本願発明の第2の実施例における型締装置を示す図である。 本願発明の第3の実施例におけるトグルリンク機構を、可動プラテン側から見た図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、本願発明の第1の実施例における型締装置の全体を示している。第1実施例に係る型締装置10は、主に、固定金型21を取り付け可能な面を有する固定プラテン14と、可動金型22を取り付け可能な面を有する可動プラテン15と、固定プラテン14に支持され、可動プラテン15を貫通する4本のタイバー17と、4本のタイバーのそれぞれに1つずつ設けられた4つのエンドブロック16と、4つのエンドブロック16のそれぞれに2つずつ設けられた型締用のトグルリンク機構40と、全てのトグルリンク機構40を伸縮させるクロスヘッド46と、可動プラテン15を固定プラテン14に対して型開閉方向に移動させる型開閉用駆動装置とを備えている。
型締装置10の下方部分は、床面に据付けられたマシンベース11によって支持されている。マシンベース11の上には、矩形状の固定プラテン14が、固定キー12を介して固定された状態で載置されている。この固定プラテン14の正面(図1中、左側に向いている面)には、固定金型21が取り付けられている。また、固定プラテン14の正面側(図1中、左側)には、矩形状の可動プラテン15が設けられている。この可動プラテン15の正面(図1中、右側に向いている面)には、可動金型22が取り付けられている。可動プラテン15の下部は、スライド台70の上に固定されている。スライド台70の下側には、スライドブロック72が取り付けられている。このスライドブロック72は、マシンベース11上に取り付けられたスライドレール73上に設けられている。スライドブロック72とスライドレール73の間には、球や円筒ころなどの転動体が組み込まれているので、スライド台70及び可動プラテン15は、マシンベース11上を滑らかに摺動運動(開閉動作)することができる。なお、本実施例に係る型締装置においては、可動プラテン15をマシンベース11上で支持する支持部材(摺動用部材)を、スライド台70、スライドブロック72及びスライドレール73として説明するが、これに限定されず、種々の態様を採用することができる。例えば、可動プラテン15をマシンベース11上で支持する支持部材は、マシンベース11上の所定の領域に張り渡されたシューであっても良い。この場合、可動プラテン15は、シュー上を摺動し、型開閉方向に移動することとなる。また、可動プラテン15をマシンベース11上で支持する支持部材は、例えば、マシンベース11上に設けられた凹型ガイドレールと、凹型ガイドレールの凹部に設けられたシューとを備えるとしても良い。この場合、可動プラテン15の底部には、凹型ガイドレールの凹部と整合する形状の凸部が設けられる。そして、この可動プラテン15の凸部が、シュー上を摺動すると共に、凹型ガイドレールの凹部によって型開閉方向の移動が案内されることにより、可動プラテン15が型開閉方向に移動することとなる。
可動プラテン15の背面側(図1中、左側)には、8つのトグルリンク機構40を介して、4つのエンドブロック16が設けられている。各エンドブロック16の内部には、円筒状のブッシュが組み込まれており、その内側をわずかな隙間をもってタイバー17が貫通している。各エンドブロック16の重量は、タイバー17によって支持されているが、ブッシュの内側には潤滑油が供給されているため、タイバー17に沿って滑らかに摺動することができる。また、トグルリンク機構40を動かして型締力を増大させる際には、大径リンクピン47を介して回転力が各エンドブロック16に作用するが、各エンドブロック16は、ブッシュを介してそれぞれタイバー17に支持されるため、タイバー17により型開閉方向の回転が規制され、型開閉方向に回転することがない。また、トグルリンク機構40を動作することによって、後述する型締動作や離型動作、押出動作を行なうことができる。各エンドブロック16は、それぞれタイバー17と係合及び離脱(係合の解除)が可能な分割ナット19を有している。型締装置10は、各タイバー17と各分割ナット19(各エンドブロック16)が係合された状態において、型締力を発揮することができる。
固定プラテン14及び可動プラテン15の四隅には、4本のタイバー17が貫通している。これら4本のタイバー17は、固体ナット30によって固定プラテン14に支持されている。
固定プラテン14の中央部には、射出用穴18が開いており、図示せぬ射出装置を挿入することが可能となっている。射出装置には、プラスチックやアルミニウムを溶融し、所望の量の溶融物を、金型内に射出充填する機構が設けられている。固定金型21の溶融物流入口と射出装置の先端部分がタッチした状態で、金型キャビティ内に溶融物を射出充填し、冷却固化することによって所望の形状の成形品を成形することができる。
マシンベース11の内側には、型開閉用駆動装置が取付けられている。この型開閉用駆動装置は、型開閉ボールねじ軸81と、型開閉ボールねじナット82と、電磁ブレーキ83と、支持ブロック84と、固定ブロック85と、カップリング86と、型開閉サーボモータ87とを備えている。型開閉ボールねじ軸81は、マシンベース11に固定されている固定ブロック85の内部において、軸受けを介し回転自在かつ軸方向には拘束された状態で支持されている。また、型開閉ボールねじ軸81の先端部近傍(図1中、右側の端部近傍)は、支持ブロック84により軸受けを介して回転自在に支持されている。型開閉ボールねじ軸81の先端部(図1中、右端部)は、支持ブロック84に取付けられた電磁ブレーキ83と連結しており、型開閉動作の非常急停止などをすることができる。型開閉ボールねじ軸81を回転する際には、電磁ブレーキ83に通電してブレーキの解除を行なう。型開閉ボールねじ軸81の基端(図1中、左端)は、カップリング86を介して型開閉サーボモータ87の回転軸と連結している。これにより、型開閉サーボモータ87の回転軸と型開閉ボールねじ軸81とは、一体となって回転運動する。型開閉ボールねじ軸81と螺合する型開閉ボールねじナット82は、スライド台70の下部に固定された連結ブロック74に取付けられている。これにより、図示せぬ制御装置から型開閉サーボモータ87に回転指令が電気的に送られると、型開閉ボールねじ軸81が回転し、ボールねじの作用によって、スライド台70、可動プラテン15、エンドブロック16、トグルリンク機構40を開閉動作することが可能である。なお、本実施例に係る型締装置において、型開閉用駆動装置は、可動プラテン15とマシンベース11とを支持部材(スライド台70、スライドブロック72及びスライドレール73)を介して間接的に連結するものであるとして説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、可動プラテン15をマシンベース11に設けられたシュー上において摺動させるタイプの型締装置である場合には、型開閉用駆動装置は、可動プラテン15とマシンベース11とを直接的に連結することとなる。
図2にトグルリンク機構40の詳細を示す。トグルリンク機構40は、可動プラテン15とエンドブロック16の間に連結されている。
可動側リンク部材41は、可動プラテン15と一体であり、大径リンクピン47を挿入する穴が設けられている。同様に、エンド側リンク部材42も、エンドブロック16と一体であり、大径リンクピン47を挿入する穴が設けられている。右リンク43は、大径リンクピン47を介して可動側リンク部材41と連結しており、大径リンクピン47を中心に回転運動することができる。また、左リンク44も大径リンクピン47を介してエンド側リンク部材42と連結しており、大径リンクピン47を中心に回転運動することができる。更に、右リンク43と左リンク44は、大径リンクピン47を介して連結している。右リンク43や左リンク44の大径リンクピン47を挿入する穴には、内側にブッシュが組み込まれており、滑らかに回転運動できるようになっている。
可動プラテン15には、ガイドロッド51が固定されている。クロスヘッド46には、ガイドロッド51が貫通する穴が加工されており、ガイドロッド51に案内されて左右に摺動運動することができる。クロスヘッド46と右リンク43は、クロスヘッドリンク45及び小径リンクピン48を介して連結している。クロスヘッド46には、押出ピン49が固定されており、押出ピン49は、可動プラテン15を貫通する穴に挿入されている。これにより、クロスヘッド46が左右に動作すると、トグルリンク機構40の作用によって、可動プラテン15とエンドブロック16の間の距離を変えることができる。また、押出ピン49を可動プラテン15の金型取付け面から突き出したり、引き込めたりすることもできる。押出ピン49の配置は、使用する金型や成形する製品によって異なるため、多くの金型や製品に対応できるように、予めクロスヘッド46には押出ピン49の取付構造が多数用意される。金型や製品の変更に対応する押出ピンの配置変更、あるいは、押出ピンの破損やメンテナンス等への対応を容易にするため、金型ごと、あるいは、製品ごとに予め、押出ピンがプレート状の部材に適切に配置された押出ピンユニットを用意し、この押出ピンユニットごと交換する形態であっても良い。
ガイドロッド51には、ガイドロッドナット52によって固定板50が取付けられている。可動プラテン15には、リンク部ボールねじ軸54がリンク部軸受け55によって、回転自在かつ軸方向には拘束された状態で組み込まれている。リンク部ボールねじ軸54と螺合するリンク部ボールねじナット53は、クロスヘッド46に固定されており、リンク部ボールねじ軸54の基端側(図2中、左側)は、リンク部支持軸受け56によって、固定板56に回転自在に支持されている。更に、リンク部ボールねじ軸54の基端部(図2中、左端部)には、大プーリ61が固定されている。固定板50の下側には、モータブラケット64によって駆動サーボモータ65が取付けられている。尚、図1において、駆動サーボモータ65は固定板50の横側に取付けられているが、図2においては構成を理解しやすいよう下側に描いている。駆動サーボモータ65の回転軸には、小プーリ62が取付けられており、歯付きベルト63によって、回転運動を大プーリ61に伝達することができる。これにより、制御装置からの指令により駆動サーボモータ65の回転軸が回転動作すると、リンク部ボールねじ軸54が回転し、ボールねじの作用によって、クロスヘッド46を型開閉方向(図2中、左右の方向)に移動させることができる。
図2において、押出ピン49の先端面は、可動プラテン15の金型取付け面から2mm引っ込んだ位置にあり、この状態がクロスヘッド46の原点位置となる。押出ピン49の最大突き出し量を、例えば100mmとする場合は、クロスヘッド46は原点位置より102mm右側に動けるよう、トグルリンク機構40は設計される。また、離型(強力型開き)ストロークを20mm、最大厚さの金型が取付けられた状態で最大型締力を発揮する時のタイバー17の伸び量が5mmである場合、原点位置状態からクロスヘッド46がエンドブロック16側(図2中、左側)に動き、可動プラテン15とエンドブロック16の間が25mm離れ、且つその時に図9のように3本の大径リンクピン47が一直線上に並ぶような位置になるよう設計される。
図3は、可動側リンク部材41に挿入されている大径リンクピン47の中心線断面を、可動プラテン15側から見た図である。図1には示していない4本のタイバー17と、4つのエンドブロック16が、四隅に配置されている。可動側リンク部材41は、各タイバー17の左右にそれぞれ2個あり、各タイバー近傍に4個、合計16個取付けられている。各2個の可動側リンク部材41の間に1個の右リンク43が大径リンクピン47を介して連結している。また、1個の右リンク43の両側には2個のクロスヘッドリンク45が配置され、小径ピン48を介してクロスヘッド46と連結している。クロスヘッド46は、4本のガイドロッド51によって摺動自在に支持されるとともに、2本のリンク部ボールねじ軸54とリンク部ボールねじナット53が組み込まれている。また、8本の押出ピン49がクロスヘッド46に固定されている。図3において、各タイバー17を挟んで隣り合う右リンク43、左リンク44(図2参照)、クロスヘッドリンク45同士をタイバー17の軸方向と直交する方向に別部材により連結する形態や、型締装置のサイズによっては、各タイバー17を挟んで配置される各トグルリンク機構40が、いずれか一方(図3中、タイバー17の右側か左側)のみに配置される形態であっても良い。
図4は、図2における固定板50をエンドブロック16側から見た図である。固定板50は、ガイドロッドナット52によって、4本のガイドロッド51と固結している。駆動サーボモータ65の回転軸に取付けられた小プーリ62と、リンク部ボールねじ軸54の端部に取付けられた2個の大プーリ61とは、歯付きベルト63によって連結しており、小プーリ62の回転運動を2個の大プーリ61に伝えることができる。
図1において、固定ナット30の周囲部にチェーン用のスプロケット31が取付けられており、スプロケット31には、チェーン32が巻き付けられている。固定ナット30は、固定プラテン14に対して、回転可能であるが、離型力を受けても固定プラテン14から離れないように支持されている。
図5は、図1における固定プラテン14を射出装置側(図1中、右側)から見た状態を示す図である。4本のタイバー17と4個の固定ナット30は、それぞれねじ結合している。固定ナット30に取付けられているスプロケット31には、一本のチェーン32が巻き付けられている。固体プラテン14には、アイドラースプロケット34が回転自在に取付けられている。更に、固定プラテン14に固定されたモータの回転軸には、モータスプロケット35が取付けられており、モータを回転することによってチェーン35を動かすことができる。タイバー17には、図示せぬ回り止めが付いており、これにより、チェーン32を介して固定ナット30を回転駆動すると、タイバー17を軸方向に移動することができる。このように、軸方向の位置を調整することにより、エンドブロック16側において、タイバー17と分割ナット19の噛み合わせ歯が、丁度噛み合う位置にタイバー17を移動することができる。タイバー17の移動可能ストロークは、タイバー17と分割ナット19の噛み合わせ歯の1ピッチ分で良い。また、モータスプロケット35を回転させるモータにブレーキを作用させることにより、固定ナット30の回転は抑制され、固定プラテン14、固定ナット30及びタイバー17は一体化する。
図6は、図1における分割ナット19を図1中の左側から見た図である。図6に示す状態は、分割ナット19が開き、タイバー17と分割ナット19の係合が解除された状態である。タイバー17の外周のうち、分割ナット19と噛み合う位置(金型の厚さに合わせた噛み合い位置)には、タイバー係合溝17aが加工されている。このタイバー係合溝17aは、鋸歯状あるいは矩形波状のリング溝である。分割ナット19は、右分割ナット19aと左分割ナット19bとから構成されている。この分割ナット19の内側には、右分割ナット19aと左分割ナット19bとが閉じ合わさった状態において、タイバー係合溝17aと係合する分割ナット係合溝19cが加工されている。右分割ナット19aと左分割ナット19bは、エンドブロック16に接しながらエンドブロック16上を型開閉方向と直交する方向(図6中、横方向)にスライドできるが、離型力を受けてもエンドブロック16から離れないように支持されている。また、右分割ナット19aの上面と左分割ナット19bの上面には、それぞれ、分割ナット連結ブロック90が固結されており、それぞれに右ねじボールねじナット92と左ねじボールねじナット93が取付けられている。また、エンドブロック16には、固定ブロック94が固定されている。ボールねじ軸91は、固定ブロック94の内部において、軸受けを介して、回転自在かつ軸方向には拘束された状態で支持されている。ボールねじ軸91の基端部(図6中、右側端部)は、カップリング96によって、エンドブロック16に取付けられたナット開閉用サーボモータ97の回転軸と連結されている。また、ボールねじ軸91の先端部(図6中、左側端部)は、エンドブロック16に固定された支持ブロック95に、回転自在に支持されている。
ボールねじ軸91は、右ねじが加工された右ねじ部91aと、左ねじが加工された左ねじ部91bとからなる。このボールねじ軸91は、右ねじ部91aが右ねじボールねじナット92と螺合し、左ねじ部91bが左ねじボールねじナット93と螺合している。これにより、分割ナット19は、ボールねじ軸91を正回転又は逆回転させることにより、右分割ナット19aと左分割ナット19bとを開閉させ、タイバー17と係合又は離脱するように構成されている。すなわち、分割ナット19は、図6の矢印の方向にボールねじ軸91を回すと、右分割ナット19aが左に動くと共に、左分割ナット19bが右に動き、図7のようにタイバー17と係合する。また、分割ナット19は、図7の矢印の方向にボールねじ軸91を回すと、右分割ナット19aが右に動くと共に、左分割ナット19bが左に動き、図6のようにタイバー17との係合を解除することができる。
ここから、以上説明した型締装置10によって行なう、型開閉、型締め、離型(強力型開き)、及び押出の動作方法について説明する。
まず、固定プラテン14に固定金型21を取り付け、可動プラテン15に可動金型22を取付けた後に、型合わせモードを行なう。この型合わせモードは、型締装置10に取付けられた金型の厚さ(固定金型21及び可動金型22の合計の厚さ)と、設定された型締力によって決まるタイバー17の伸び量とに基づいて、4本のタイバー17の軸方向における位置を調節する工程である。これにより、後述する型締工程の際に、所望の型締力が発揮されるようになる。
具体的には、まず、固定金型21及び可動金型22が取り付けられた型開き状態、かつ、分割ナット19が開いた状態、すなわち、各エンドブロック16が各タイバー17上を摺動可能な状態において、固定板50の駆動サーボモータ65によりリンク部ボールねじ軸54を回転させ、ボールねじの作用によって、クロスヘッド46を型開き方向(図9中、左方向)に移動させる。このクロスヘッド46の移動は、図9に示すような、トグルリンク機構40が伸びた状態、すなわち、右リンク43と左リンク44が一直線上となる状態まで続ける。この際、エンドブロック16は、トグルリンク機構40の伸張に伴って、タイバー17上を型開き方向(図9中、左方向)に移動する。次に、型開閉駆動装置の型開閉サーボモータ87を動作して、可動プラテン15を型閉じ方向(図1中、右方向)に移動させ、これにより、固定金型21及び可動金型22を閉じ合わせる。この時、型開閉サーボモータ87に取付けられているロータリーエンコーダーの検出値より、金型の厚み(固定金型21及び可動金型22の合計の厚み)を測定する。その後、制御装置が、測定された金型の厚みと設定された型締力をもとに、タイバー素材のヤング率等を考慮して、タイバー17の伸び量を算出する。
続いて、固定プラテン14のモータスプロケット35を回転させて、タイバー17を、タイバー係合溝17aと分割ナット係合溝19cが丁度噛み合う位置から、算出されたタイバー17の伸び量だけ型閉じ方向(図8中、右方向)に移動させる。次に、型開閉用駆動装置によって金型が閉じる力を可動プラテン15に負荷しながら、固定板50の駆動サーボモータ65によりリンク部ボールねじ軸54を回転させ、ボールねじの作用によって、クロスヘッド46を型閉じ方向(図10中、右方向)に移動させる。このクロスヘッド46の移動は、図10に示すように、トグルリンク機構40が屈曲し、エンドブロック16の位置が、図9に示すような、トグルリンク機構40が伸びた状態の位置からタイバー17の伸び量分だけ可動プラテン15に近づいた位置になるまで続ける。これにより、分割ナット係合溝16cの位置が、タイバー係合溝17aと丁度噛み合う位置となる。次に、分割ナット19のナット開閉用サーボモータ97を動作することにより分割ナット19を閉じ、分割ナット19をタイバー17と係合させる。続いて、固定板50の駆動サーボモータ65を動作させることにより、クロスヘッド46を型開き方向(図8中、左方向)に移動させる。このクロスヘッド46の移動は、図8に示すような、トグルリンク機構40が伸びた状態まで続ける。これにより、タイバー17は算出された伸び量だけその軸方向に伸ばされ、金型には、設定された型締力が負荷される。この時、型締力センサー(タイバーに貼ったひずみゲージ等)を用いて、設定値どおりの型締力が発揮されているかを測定する。設定値と測定値の間に差がある場合は、トグルリンク機構40を屈曲して型締力を落とし、分割ナット19を開いて、再度タイバー17の軸方向の位置を調整する。そして、再度型締めし、設定値どおりの型締力が発揮されていることが確認されると、型締力を落とし、クロスヘッド46を原点位置に戻し、分割ナット19を開いて、可動プラテン15等を型開き位置まで後退させる。以上の動作により、型合わせモードが終了する。
型合わせモードの終了後、射出装置における溶融物の射出充填準備が完了すると、続いて成形品を生産する成形モードを開始する。この成形モードは、主に、型開閉用駆動装置によって可動プラテン15を固定プラテン14の方向に移動させ、固定金型21及び可動金型22を型閉じする型閉じ工程と、型閉じ工程の後に、分割ナット19をそれぞれ閉じ、4本のタイバー17と4つのエンドブロック16とを係合させる係合工程と、係合工程の後に、クロスヘッド46を型開き方向(図11中、左方向)に移動させることによりトグルリンク機構40を伸ばし、固定プラテン14及び可動プラテン15間に型締力を発生させる型締工程と、型締工程の後に、固定金型21及び可動金型22により形成される金型キャビティ内において成形品を成形する成形工程と、成形工程の後に、クロスヘッド46を型閉じ方向(図8中、右方向)に移動させることによりトグルリンク機構40を縮ませ、固定プラテン14及び可動プラテン15間における型締を解除させる型締解除工程と、型締解除工程の後に、分割ナット19をそれぞれ開かせ、4本のタイバー17と4つのエンドブロック16との係合を解除させる係合解除工程と、係合解除工程の後に、成形品を可動金型22に保持させた状態で、型開閉用駆動装置によって可動プラテン15を型開き方向(図11中、左方向)に移動させ、固定金型21及び可動金型22を型開きする型開き工程と、型開き工程の継続中又は前記型開き工程の後に、クロスヘッド46を型閉じ方向(図12中、右方向)に移動させることによりクロスヘッド46の押出ピン49を可動プラテン15の穴から突出させ、押出ピン49により可動金型22に保持されている成形品を押し出す押出工程とを備えている。
具体的には、まず、図1に示す型開き状態において、固定板50の駆動サーボモータ65を動作してクロスヘッド46の位置を調整することにより、エンドブロック16の位置が、トグルリンク機構40が伸びた状態の位置からタイバー17の伸び量分だけ可動プラテン15に近づける。続いて、型開閉駆動装置の電磁ブレーキ83に通電してブレーキを解除する。次に、図11に示すように、型開閉駆動装置の型開閉サーボモータ87を動作し、可動プラテン15とエンドブロック16の位置関係を保持させた状態で可動プラテン15等を型閉じ方向(図11中、右方向)に移動させて、固定金型21と可動金型22を閉じ合わせる(型閉じ工程)。この時、タイバー係合溝17aと分割ナット係合溝19cは、丁度噛み合う位置になっているので、図7に示すように、分割ナット19を閉じて、タイバー17と分割ナット19およびエンドブロック16とを係合させる(係合工程)。固定板50の駆動サーボモータ65を動作してクロスヘッド46を型開き方向(図11中、左方向)に移動させると、図9のようにトグルリンク機構40が一直線上に伸びてタイバー17が算出された伸び量だけその軸方向に伸ばされ、図8のように金型には設定値どおりの型締力が負荷された状態になる(型締工程)。
次に、射出装置を駆動し、金型内のキャビティ空間に溶融物を射出充填し適度な圧力を負荷する(成形工程)。溶融物を冷却固化させ、固体の成形品にさせた後、図11に示すように、クロスヘッド46を型閉じ方向(図11中、右方向)に移動させて、型締力を0に落とす(型締解除工程)。その後、更にクロスヘッドを型閉じ方向に移動させることにより、固定金型21と可動金型22の間が開き、離型(強力型開き)が行なわれる。この時、成形品は、固定金型21から離型され可動金型22側に保持される。クロスヘッド46が原点位置まで移動すると、クロスヘッド46の動作を止める。次に、図6に示すように、分割ナット19を開いて、タイバー17と分割ナット19の係合を離脱させる(係合解除工程)。そして、図1に示すように、型開閉用駆動装置によって可動プラテン15等を型開き後退位置まで移動させる(型開き工程)。この状態からクロスヘッド46を更に型閉じ方向に移動させると、図10のように押出ピン49が金型取付け面から突き出され、金型内の押出機構を作動させ、成形品が可動金型22から押し出される(押出工程)。押し出された成形品は取出装置等により機外に搬送される。その後、クロスヘッド46は、原点位置に戻され、一連の成形サイクルが完了する。そして引き続き、次の成形サイクルが開始される。尚、押出完了後、クロスヘッド46を原点位置まで一旦戻さずに、エンドブロック16を、タイバー係合溝17aと分割ナット19の分割ナット係合溝19cが噛み合う位置まで直接移動させ、引き続き成形サイクルを開始することも可能である。また、型開き時において、可動プラテン15の型開き後退位置までの型開き動作中に、クロスヘッド46を型閉じ方向(図10中、右方向)に移動させて、製品押出動作を行うこともできる。
第1の実施例に係る型締装置10によれば、トグルリンク機構40は、型締め、離型、押出に要する移動ストロークしか必要としないため、右リンク43と左リンク44はコンパクトなトグルリンク機構となる。そのため、可動プラテン他の型開閉ストローク及び型締ストロークをトグルリンク機構の伸縮のみで確保する通常のトグルリンク式型締装置に比べて、トグルリンク機構を短くできる。これにより、型締装置の機械長(すなわち、装置全体の型開閉方向の長さ)を短くすることができ、省スペース式のマシンとなる。これに対し、特許文献1(特開2000−110901号公報)の型締装置のような従来のトグルリンク式型締装置は、てこの原理の応用によって小さな力を大きな力に変換する倍力特性があり、電動駆動式に適しているという長所を持つが、一方、機械長が長くなるため、工場内に大きな設置面積を要するといった問題がある。
また、通常、トグルリンク機構と連結するエンドプレート(特許文献1)やエンド盤(特許文献2)は、1個の大きな重量物であるが、第1実施例に係る型締装置10では、小さくて軽い4個のエンドブロック16であるため、機械の重量を大幅に軽量化することができる。
第1の実施例に係る型締装置10は、トグルリンク機構40が、4つのエンドブロックのそれぞれに2つずつ設けられているため、金型合わせ面での応力分布が均一となり、バリが発生しにくいという優れた特徴を有する。すなわち、第1の実施例に係る型締装置10は、複数のトグルリンク機構40によって発生する型締力を小さく分散させて、可動プラテン15の四隅(すなわち、可動プラテン15における各タイバー17の近傍の位置)に伝えるように構成されている。このため、第1の実施例に係る型締装置10は、型締時に可動プラテン15の全体が撓むことになり、これにより、可動プラテン15の撓みの変形量が小さくなり、可動金型22の取付け面の全体に型締力が作用するようになる。そのため金型合わせ面での応力分布も均一となり、バリは発生しにくくなる。また、例えば図3に示すように、各エンドブロック16に設けられる2つのトグルリンク機構40のうち、一方がタイバー17の外側に配置され、他方がタイバー17の内側に配置される場合には、より一層、金型合わせ面での応力分布を均一にし、バリの発生を抑制することができる。これに対し、可動プラテン他の型開閉ストローク及び型締ストロークをトグルリンク機構の伸縮のみで確保する従来の型締装置は、一般的に2組のトグルリンク機構により、可動プラテンの反金型面の上方タイバー間及び下方タイバー間の上下2箇所を集中的に押す構造であるため、可動プラテンの撓み変形が大きくなり、金型合わせ面に発生する応力分布にバラツキが生じ、バリが発生し易くなるという問題がある。
第1の実施例に係る型締装置10は、クロスヘッド46が可動プラテン15により支持されているため、エンドブロック16においてクロスヘッド等の装置を支持する必要がなく、これにより、エンドブロック16を小型化、簡素化及び軽量化することができる。これに対し、特許文献1(特開2000−110901号公報)及び特許文献2(特開2001−300998号公報)の型締装置のような従来の型締装置では、クロスヘッドがエンドプレートにより支持されているため、エンドプレートは、クロスヘッド等の装置を支持できる程度の強度と大きさが必要となり、その結果、重量が非常に重くなるという問題がある。
また、従来の型締装置では、可動金型内の押出機構を作動させ、可動金型に保持させた成形品を同金型から押し出すために、複数の押出ピンを可動プラテンから突出するように構成される押出板及びその駆動機構が、可動プラテンの背面側(可動プラテンの金型取付面の反対側)に支持されている。これに対し、第1の実施例に係る型締装置10は、クロスヘッド46が、可動プラテン15に向けて突出する押出ピン49を備え、可動プラテン15が、押出ピン49と整合する位置に押出ピン49が貫通可能な穴を有し、クロスヘッド46が型閉じ方向に移動して可動プラテン15と接近した際に、押出ピン49が可動プラテン15の穴を貫通し、可動プラテン15から突出するように構成されている。このように、第1の実施例に係る型締装置10は、押出板とクロスヘッドとを共通化した構造になっているため、駆動機構を1組設けるのみで良く、部品点数の削減、組立て工数の低減及び製造コストの低減を図ることができるという優れた特徴を有する。尚、第1の実施例に係る型締装置10においては、クロスヘッドの動作のみで、型締め、離型、押出の各工程を行なえる構成としているが、これに限定されず、押出装置を別に設ける構造にしても良い。この押出装置は、油圧駆動式又は電気駆動式のものを採用することができる。
更に、型開閉用駆動装置について、特許文献2の型締装置は、エンドプレートと固定盤と、あるいは、可動盤と固定盤とを型開閉用ボールねじにより連結し、この型開閉用ボールねじの駆動によってエンドプレートを固定盤に対して型開閉方向に移動させるように構成されている。これに対し、第1の実施例に係る型締装置10は、マシンベース11と、マシンベース11上に設けられたスライドレール73と、可動プラテン15を搭載し、かつ、スライドレール73上をスライド可能なスライド台70とを更に備え、型開閉用駆動装置は、スライド台70とマシンベース11とを連結し、スライド台70をマシンベース11に対して型開閉方向に移動させることにより、可動プラテン15を固定プラテン14に対して型開閉方向に移動させるように構成されている。このように、第1の実施例に係る型締装置10は、可動プラテン15を搭載したスライド台70をマシンベース11に対して移動させるように構成されているため、型開閉用駆動装置(型開閉ボールねじ軸81)の長さを短くすることができるという優れた特徴を有する。
[実施例2]
次に、図12に第2の実施例を示す。第2の実施例に係る型締装置は、複数のエンドブロックが、互いに連結されており、これら複数のエンドブロックの重量が、可動プラテンが載置されているスライド台に支持されていることを特徴とするものである。具体的には、第2の実施例に係る型締装置では、上下関係にあるエンドブロック16同士が連結サポート部材76によって繋がっている。エンドブロック16同士を連結することによって、型締力を増大している際にエンドブロック16が大径リンクピン47から受ける回転力を、連結サポート部材76によって受けることができるので、タイバー17に負担(曲げ力)がかからなくなる。また、更に下側のエンドブロック16の下部には、ライナー71が取付けられており、スライド台70の上を摺動することができる。これにより、それぞれのエンドブロック16の重量はスライド台70に支持され、タイバー17に重量が支持されないので、型開閉動作時にタイバー17と擦れ合うことがなく、よりスムーズに動作することができる。第2の実施例に係る型締装置は、第1の実施例に係る型締装置よりも連結サポート部材76分だけ重量が重くなるが、小さくて軽い4個のエンドブロック16に連結サポート部材76の重量を加えたとしても、従来の1個のエンドプレートよりも十分に軽いため、従来の型締装置よりも機械の重量を十分に軽量化することができる。
[実施例3]
最後に、図13に第3の実施例を示す。第3の実施例では、クロスヘッド46´の斜め四方からトグルリンク機構40´を介してエンドブロック16´と連結する構造になっている。この構造であれば、クロスヘッド46´を小さくできるので、機械重量を更に低減することができる。また、第2の実施例のように、上下、左右、あるいは対角にあるエンドブロック16´同士を連結し、さらに重量をスライド台70で支持することも可能である。尚、図13ではタイバー17の本数は4本で描いているが、3本あるいは5本等にすることも可能である。ここで、図3においても、実施例1と同様に、各タイバー17を挟んで隣り合う右リンク43、左リンク44、クロスヘッドリンク45同士をタイバー17の軸方向と直交する方向に別部材により連結する形態や、各タイバー17を挟んで配置される各トグルリンク機構40‘が、いずれか一方(図13中、タイバー17の右側か左側)のみに配置される形態であっても良い。
上記の実施の形態は本発明の一例であり、本発明は、該実施の形態により制限されるものではなく、請求項に記載される事項によってのみ規定されており、上記以外の実施の形態も実施可能である。
例えば、実施例1乃至3に係る型締装置において、エンドブロックは、4本のタイバーのそれぞれに1つずつ設けられるとしたが、これに限定されず、エンドブロックをサイズアップさせて、例えば4本のタイバーのうちの、隣接する2本のタイバーに対して1つずつ設けられるようにしても良い。また、4本のタイバーのうちの、1本のタイバーに対しては、1つの小型のエンドブロックを設け、残りの3本のタイバーに対しては、これら3本のタイバーに亘る1つの中型のエンドブロックを設けるようにしても良い。なお、分割ナットは、各タイバーに設けられるため、複数のタイバーに亘って1つのエンドブロックが設けられる場合には、1つのエンドブロックに複数の分割ナットが設けられることとなる。
また、実施例2に係る型締装置において、連結サポート部材76は、上下関係にあるエンドブロック16同士を連結するものであるが、これに限定されず、左右関係にあるエンドブロック16同士を連結するものであっても良い。また、連結サポート部材76は、上下左右関係にある4つのエンドブロックを連結するものであっても良いし、これら4つのエンドブロックのうち、互いに対角上に位置するエンドブロック同士を連結するものであっても良い。
本発明の型締装置や押出方法は、自動車や電気製品のプラスチック製部品又はアルミニウム製部品を成形する射出成形機やダイカストマシンにおいて利用することができる。
10 型締装置
11 マシンベース
12 固定キー
14 固定プラテン
15 可動プラテン
16 エンドブロック
17 タイバー
17a タイバー係合溝
18 射出用穴
19 分割ナット
19a 右分割ナット
19b 左分割ナット
19c 分割ナット係合溝
21 固定金型
22 可動金型
30 固定ナット
31 スプロケット
32 チェーン
34 アイドラースプロケット
35 モータスプロケット
40 トグルリンク機構
41 可動側リンク部材
42 エンド側リンク部材
43 右リンク
44 左リンク
45 クロスヘッドリンク
46 クロスヘッド
47 大径リンクピン
48 小径リンクピン
49 押出ピン
50 固定板
51 ガイドロッド
52 ガイドロッドナット
53 リンク部ボールねじナット
54 リンク部ボールねじ軸
55 リンク部軸受け
56 リンク部支持軸受け
61 大プーリ
62 小プーリ
63 歯付きベルト
64 モータブラケット
65 駆動サーボモータ
70 スライド台
71 ライナー
72 スライドブロック
73 スライドレール
74 連結ブロック
76 連結サポート部材
81 型開閉ボールねじ軸
82 型開閉ボールねじナット
83 電磁ブレーキ
84 支持ブロック
85 固定ブロック
86 カップリング
87 型開閉用サーボモータ
90 分割ナット連結ブロック
91 ボールねじ軸
91a 右ねじ部
91b 左ねじ部
92 右ねじボールねじナット
93 左ねじボールねじナット
94 固定ブロック
95 支持ブロック
96 カップリング
97 ナット開閉用サーボモータ

Claims (8)

  1. 固定金型を取り付け可能な面を有する固定プラテンと、
    可動金型を取り付け可能な面を有する可動プラテンであって、前記可動金型を取り付け可能な面が前記固定プラテンの前記固定金型を取り付け可能な面と対向する可動プラテンと、
    前記固定プラテンに支持され、前記可動プラテンを貫通する複数のタイバーと、
    前記複数のタイバー毎に設けられ、各タイバーと係合離脱が可能な分割ナットと、
    前記分割ナットを、それぞれが少なくとも1つ有する複数のエンドブロックと、
    前記複数のエンドブロックのそれぞれに少なくとも1つ設けられた型締用トグルリンク機構であって、前記複数のエンドブロックと前記可動プラテンとをそれぞれ連結する複数の型締用トグルリンク機構と、
    前記複数の型締用トグルリンク機構に連結して設けられたクロスヘッドであって、前記複数の型締用トグルリンク機構を伸縮させるクロスヘッドと、
    前記可動プラテンを前記固定プラテンに対して型開閉方向に移動させる型開閉用駆動装置とを備え、
    前記複数のエンドブロックは、前記複数のタイバーのうちの1つに対して1つ設けられるか、又は、前記複数のタイバーのうちの、隣接する2つ以上のタイバーに対して1つ設けられる
    ことを特徴とする型締装置。
  2. 前記固定プラテン及び前記可動プラテンは、矩形状に形成され、
    前記複数のタイバーは、前記固定プラテンの四隅に支持されると共に、前記可動プラテンの四隅を貫通して設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  3. 前記型締用トグルリンク機構は、前記複数のエンドブロックのそれぞれにつ設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  4. 前記型締用トグルリンク機構は、前記複数のエンドブロックのそれぞれにつ設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の型締装置。
  5. 前記クロスヘッドは、前記可動プラテンにより支持されると共に、前記可動プラテンに向けて突出する押出ピンを備え、
    前記可動プラテンは、前記押出ピンと整合する位置に、該押出ピンが貫通可能な穴を有し、
    前記押出ピンは、前記クロスヘッドが前記可動プラテンの方向に移動して前記可動プラテンと接近することにより、前記穴を貫通して前記可動プラテンから突出するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  6. 前記型締装置は、
    マシンベースと、
    前記マシンベース上に設けられた支持部材であって、前記可動プラテンを前記マシンベースに対して型開閉方向に移動可能に支持する支持部材とを更に備え、
    前記型開閉用駆動装置は、前記可動プラテンと前記マシンベースとを直接的に連結し又は前記可動プラテンと前記マシンベースとを前記支持部材を介して間接的に連結し、前記可動プラテンを前記マシンベースに対して型開閉方向に移動させることにより、前記可動プラテンを前記固定プラテンに対して型開閉方向に移動させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  7. 前記型締装置は、前記複数のエンドブロックのうちの2つ以上のエンドブロックを相互に連結する連結サポート部材を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  8. 請求項5に記載の型締装置を用いて行う成形品の押出方法であって、
    前記固定プラテンに固定金型を取り付けると共に、前記可動プラテンに可動金型を取り付ける金型取付工程と、
    前記型開閉用駆動装置によって前記可動プラテンを前記固定プラテンの方向に移動させ、前記固定金型及び前記可動金型を型閉じする型閉じ工程と、
    前記型閉じ工程の後に、前記分割ナットをそれぞれ動作させ、前記複数のタイバーと前記複数のエンドブロックとを係合させる係合工程と、
    前記係合工程の後に、前記クロスヘッドを前記複数のエンドブロックの方向に移動させることにより前記複数の型締用トグルリンク機構を伸ばし、前記固定プラテン及び前記可動プラテン間に型締力を発生させる型締工程と、
    前記型締工程の後に、前記固定金型及び前記可動金型により形成される金型キャビティ内において成形品を成形する成形工程と、
    前記成形工程の後に、前記クロスヘッドを前記可動プラテンの方向に移動させることにより前記複数の型締用トグルリンク機構を縮ませ、前記固定プラテン及び前記可動プラテン間における型締を解除させる型締解除工程と、
    前記型締解除工程の後に、前記分割ナットをそれぞれ動作させ、前記複数のタイバーと前記複数のエンドブロックとの係合を解除させる係合解除工程と、
    前記係合解除工程の後に、前記成形品を前記可動金型に保持させた状態で、前記型開閉用駆動装置によって前記可動プラテンを前記エンドブロックの方向に移動させ、前記固定金型及び前記可動金型を型開きする型開き工程と、
    前記型開き工程の継続中又は前記型開き工程の後に、前記クロスヘッドを前記可動プラテンの方向に移動させることにより前記クロスヘッドの前記押出ピンを前記可動プラテンの前記穴から突出させ、前記押出ピンにより前記可動金型に保持されている前記成形品を押し出す押出工程とを備える
    ことを特徴とする成形品押出方法。
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