JP2001300998A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

射出成形機の型締装置

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JP2001300998A JP2000123425A JP2000123425A JP2001300998A JP 2001300998 A JP2001300998 A JP 2001300998A JP 2000123425 A JP2000123425 A JP 2000123425A JP 2000123425 A JP2000123425 A JP 2000123425A JP 2001300998 A JP2001300998 A JP 2001300998A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化が可能な射出成形機の型締装置を提供
する。 【解決手段】 固定金型5を取り付けた固定盤1、可動
金型6を取り付けた可動盤2、および前記可動盤2との
間に型締昇圧用ミニトグル機構8を設けたエンド盤3の
3つの盤を配置している。4本のタイロッド4の一端を
ナット11で固定盤1に連結し他端をロック用割ナット
12でエンド盤3に係合し、かつ固定盤1とエンド盤3
を複数の型開閉用ボールねじ13で連結し、エンド盤3
をスライド7に取り付けると共に可動盤2はスライド7
上を摺動可能に搭載した。型閉・型開工程では、ロック
用割ナット12を開いた状態で型開閉用ボールねじ13
を駆動して可動盤2とエンド盤3を一体で前進・後退さ
せる。型締昇圧工程ではロック用割ナット12を閉じた
状態でミニトグル機構8を駆動して所定の型締力を発生
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプラスチッ
クの射出成形機に関するものであり、特に電動機駆動に
適した型締装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12に示すように、従来の射出成形機
の電動式型締装置は、トグル方式を採用していた。この
装置において、固定盤201は、ナット211で4本の
タイロッド204に連結され、エンド盤203は、ナッ
ト212で同じタイロッド204に連結されている。ま
た、可動盤202とエンド盤203との間にトグル機構
208が設けられている。
【0003】同トグル機構208は、ボールねじ210
によりクロスヘッド209を介して駆動される。すなわ
ち、ボールねじ210の前進方向回転により、同ボール
ねじ210のナットを兼ねるクロスヘッド209を前進
させ、トグル機構208を通じて、可動盤202と一緒
に可動金型6を同図における右方向に前進させて、可動
金型6と固定金型5を閉じ、さらにトグル機構208の
力増大作用により所定の型締力を発生させる。また、上
記とは逆方向にボールねじ210を回転させることによ
り、可動盤202と一緒に可動金型6を左方向に後退さ
せて、所定の型開動作をさせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来例では、所定
の型閉ストロークをトグル機構208で動かすため、ト
グル機構208のスペースが大きくなり、型締装置が非
常に長くなって、機械の設置スペースが大きくなってし
まうという問題があった。また、トグル機構はリンクを
旋回させるので、同図の上下方向の旋回スペースも大き
くする必要があることから、通常の上下方向スペースに
納めるためには、型閉ストロークを長く取ることができ
ないという問題もあった。なお、型閉ストロークが大き
いと、それだけ深物の製品を成形することができる。
【0005】上述のように、従来のトグル方式型締装置
は、機械長が非常に長くなるために機械設置スペースが
大きいという課題があり、また、トグル機構の上下のス
ペースも大きくする必要があるために型閉ストロークを
長く取ることが困難で深物の成形ができないという欠点
があった。本発明は、かかる状況に鑑みてなされたもの
であり、小型化が可能な射出成形機の型締装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
の型締装置は、かかる課題を解決するためになされたも
のであり、固定金型を取り付けた固定盤、可動金型を取
り付けた可動盤、および前記可動盤との間に型締昇圧用
ミニトグル機構を設けたエンド盤の3つの盤を配置し、
4本のタイロッドの1端をナットで固定盤に連結し他端
をロック用割ナットでエンド盤に係合し、かつ固定盤と
エンド盤を複数の型開閉用ボールねじで連結し、エンド
盤をスライドに取り付けると共に可動盤は同スライド上
を摺動可能に搭載した構造とし、型閉・型開工程では前
記のロック用割ナットを開いた状態で型開閉用ボールね
じを駆動することにより可動盤とエンド盤を一体で前進
・後退させ、型締昇圧工程では前記のロック用割ナット
を閉じた状態でミニトグル機構を駆動することにより所
定の型締力を発生させることを特徴とする。
【0007】このような構造において、固定盤とエンド
盤を2本の型開閉用ボールねじで連結することにより、
同ボールねじの駆動により任意の型閉ストロークだけ型
開閉を行なうことができる。次に、可動盤とエンド盤の
間に型締昇圧用ミニトグル機構を設けることにより、所
定の位置でロック用割ナットを閉じて同ナットとタイロ
ッドをロックさせ、ミニトグル機構で力を増幅して所定
の型締力を発生させることができる。しかるに、ミニト
グル機構は、型締昇圧のわずかのストロークだけ動かせ
ばよいので、小さなスペースで済む。また、上述のよう
に型開閉用ボールねじにより型開閉動作を行なうので、
型閉ストロークが制限されることなく、長いストローク
を取ることができる。
【0008】また、本発明に係る射出成形機の型締装置
は、別の構造として、上記で固定盤とエンド盤を2本の
型開閉用ボールねじで連結することの替わりに、固定盤
と可動盤を2本の型開閉用ボールねじで連結するように
したものも課題解決の手段とすることもできる。すなわ
ち、本発明に係る射出成形機の型締装置は、固定金型を
取り付ける固定盤、可動金型を取り付ける可動盤、およ
び前記可動盤との間に型締昇圧用ミニトグル機構を設け
たエンド盤の3つの盤を配置し、4本のタイロッドの1
端をナットで固定盤に連結し他端をロック用割ナットで
エンド盤に係合し、かつ固定盤と可動盤を複数の型開閉
用ボールねじで連結し、エンド盤をスライドに取り付け
ると共に可動盤は同スライド上を摺動可能に搭載した構
造とし、型閉・型開工程では前記のロック用割ナットを
開いた状態で型開閉用ボールねじを駆動することにより
可動盤とエンド盤を一体で前進・後退させ、型締昇圧工
程では前記のロック用割ナットを閉じた状態でミニトグ
ル機構を駆動することにより所定の型締力を発生させる
ことを特徴とする。
【0009】このような構造においては、可動盤と固定
盤を2本の型開閉ボールねじで連結することにより、最
初の構造よりボールねじ全長を短くすることができる。
その他の作用は最初の構造と同様である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る射出成形機の
型締装置の実施の形態について図面に基づいて説明す
る。本発明の第1の実施形態に係る射出成形機の型締装
置を図1乃至図10に、第2の実施形態に係る射出成形
機の型締装置を図11にそれぞれ示す。
【0011】第1の実施形態に係る射出成形機の型締装
置について図1乃至図10を用いて説明する。なお、図
1は、第1の実施形態の型締装置全体正面図で、同図の
II矢視のエンド盤側側面図を図2に、また同じくIII矢
視のダイヘッド側側面図を図3に示す。また、図1のIV
部のロック用割ナット部詳細図を図4に、図1のミニト
グル機構8の構成図を図5に示す。図1の型締用ボール
ねじ10および型開閉用ボールねじ13の駆動装置構成
図をそれぞれ図6、図7に示す。さらに、図8に金型閉
鎖時の型締装置正面図、図9に型締昇圧時の型締装置正
面図を示す。
【0012】図1において、固定盤1はその4隅でナッ
ト11によりタイロッド4に連結され、同タイロッドは
他端をロック用割ナット12でエンド盤3に係合される
ようになっている。また、エンド盤3の対角位置2個所
に型開閉用ボールねじ13を設け、同ボールねじ軸の他
端をサブナット14で固定盤1に固定している。他方、
可動盤2とエンド盤3の間にミニトグル機構8が設けら
れ、同トグル機構はその駆動元のクロスヘッド9が型締
用ボールねじ10と係合している。また、エンド盤3は
スライド7に固定され、可動盤2は同スライド上に摺動
可能に搭載されてている。同スライド7は、ベース19
上を摺動する。また、固定盤1とタイロッド4を連結す
るナット11には、型厚調整装置15が設けられ、ナッ
ト11を回転することによりタイロッド4を左右に移動
させることができる。
【0013】次に、図1の矢印IIによる矢視のエンド盤
側側面図を示す図2において、ロック用割ナット(一時
係止手段)12は、上側と下側の割ナット片12aに分
割されており、左右1対の割ナット片どうしが連結板2
0で結合され、同連結板がモーター21により上下に移
動される。その際、各割ナット片は図示せぬ部材により
ガイドされ、エンド盤3から離脱しない構造になってい
る。また、型開閉用ボールねじ13は、同図に示すよう
に対角2個所に設けられている。対角2個所にしている
のは、力の釣合いを取るためであり、対角2個所以外の
位置に設けてもよいし、また個数は3個所でも4個所で
も構わない。
【0014】次に、図1の矢印IIIによる矢視のダイヘ
ッド側側面図を示す図3において、ナット側ギア22が
ナット11に結合され、同ギアはリングギア23と噛み
合っている。リングギア23は駆動ギア24と噛み合
い、駆動ギアはモーター25により駆動される。従っ
て、モーター25を駆動することにより、駆動ギア2
4、リングギア23、ナット側ギア22を経て、ナット
11を回転できる。その際、図3で左右1対のタイロッ
ド4を回り止め棒27と結合していて、ナット11が回
転してもタイロッド4は回転しない仕組みになってい
る。
【0015】次に、図1のIV部のロック用割ナット部詳
細図を示す図4において、割ナット片12aにナット側
鋸歯溝12bが設けられ、タイロッド4にも対応するロ
ッド側鋸歯溝4aが一定ピッチで切られている。従っ
て、上下の割ナット片12aが閉じると、ナット側鋸歯
溝12bがロッド側鋸歯溝4aと噛み合うようになって
いる。両者の鋸歯溝が噛み合うと、エンド盤3からの左
右方向の力がロック用割ナット片12aを介してタイロ
ッド4に伝わる。
【0016】次に、図1のミニトグル機構8の構成図を
示す図5及びその分解斜視図を示す図6において、ミニ
トグル機構8はリンクA31、リンクB32、リンクC
33の種類のリンクから成り、上下対称(図1参照)の
ダブルリンクを構成している。リンクA31、リンクB
32及びリンクC33は、穴P2を介して相互に回動自
在となるように連結されている。リンクA31は、穴P
0を介してエンド盤3に回動自在に取付けられている。
リンクB32は、穴P3を介して可動盤2に回動自在に
取付けられている。リンクC33は、穴P1を介してク
ロスヘッド9に回動自在に取付けられていて、クロスヘ
ッド9は型締用ボールねじ10のナットを兼ねる。従っ
て、型締用ボールねじ10が回転駆動されると、クロス
ヘッド9は前進または後退する。クロスヘッド9が前進
すると、ミニトグル機構8の作用により可動盤2も前進
し、金型を閉じることができる。金型が閉じると、さら
にクロスヘッド9を前進させて、トグルの力増倍作用に
より所定の型締力を作用させることができる。また、そ
の後、型締用ボールねじ10が逆方向に回転駆動される
と、クロスヘッド9は後退し、型締力とは逆向きに離型
力を作用させて金型を開くことができる。
【0017】次に、図1の型締用ボールねじ10の駆動
装置構成図を示す図7において、型締用ボールねじ10
は、ボールねじナット兼用のクロスヘッド9とねじ結合
され、軸受51、52によりエンド盤3に取り付けられ
ており、他端に従動プーリー47を有する。そして、型
締モーター50から駆動プーリー49、歯付きベルト4
8および従動プーリー47を介して、型締用ボールねじ
10が回転駆動される。型締用ボールねじ10が回転す
ると、ボールねじ作用により、クロスヘッド9に力が伝
達され、クロスヘッド9が左右方向に動かされる。クロ
スヘッド9が左右に動くと、ミニトグル機構8により、
可動盤2も左右方向に動かされ、トグルリンクによる力
増倍作用が生じる。ここにいう力増倍作用とは、クロス
ヘッド9を左右に動かす力に対して、可動盤2に伝達さ
れる力が大きく増幅されることを言う。
【0018】また、型開閉用ボールねじ13の駆動装置
構成図を示す図8において、ボールねじ軸35は、ボー
ルねじナット36とねじ結合され、同ボールねじナット
36は軸受41、42によりエンド盤3に取り付けられ
ており、他端に従動プーリー37を有する。そして、型
開閉モーター40から駆動プーリー39、歯付きベルト
38および従動プーリー37を介して、ボールねじ軸3
5が回転駆動される。ボールねじ軸35が回転すると、
ボールねじ作用により、ボールねじナット36に力が伝
達され、同ナットから軸受42、43を介してエンド盤
3に力が伝わり、エンド盤3が左右方向に動かされる。
さらに、図9の金型閉鎖時の型締装置正面図では、ちょ
うど可動金型6と固定金型5が閉じて合わさった状態を
示し、ロック用割ナット12が開いており、ミニトグル
機構8は型締昇圧前の位置にある。同図の後の動作で、
ロック用割ナット12が閉じ、さらにクロスヘッド9を
一定量aだけ前進させて所定の型締力発生位置XAまで
達せさせる。
【0019】上記のクロスヘッド9が所定型締力発生位
置XAまで達した状態を図10に示す。同図では、ミニ
トグル機構の主リンクが伸びた位置になっており、最も
大きな型締力を発生させることができる。
【0020】以上のように構成された第1の実施形態に
おいて、図1の型閉動作の開始位置では、ロック用ナッ
ト12が開いており、同図の位置から、型開閉ボールね
じ13の前進方向回転により、エンド盤3、ミニトグル
機構8、可動盤2および可動金型2は、スライド7と一
体となって、型閉方向へ前進する。その型閉動作の途中
で、ミニトグル機構8において、型締用ボールねじ10
の前進方向回転により、クロスヘッド9を型締昇圧開始
の位置(図9の位置)まで動かして停止させておく。こ
のようにして、金型が閉じた状態が図9であり、同図か
らロック用割ナット12を閉じて割ナットとタイロッド
4を係合させ、その後で型締用ボールねじ10をさらに
前進方向に回転させてクロスヘッド9を所定型締力位置
まで動かして保持する。その所定型締力位置まで動かし
た図10の状態において、図示せぬ射出装置から金型内
に溶融樹脂を射出し成形を行なう。金型内で樹脂が冷却
固化したら、金型を開いて成形品を取出す。その型開動
作は、先ず図10の状態で、型締用ボールねじを後退方
向回転させて、クロスヘッド9を後退させて型締力を下
降させ、さらに離型力を作用させながら型開きする。そ
して、離型力が不要となる位置でクロスヘッド9を停止
させ、ロック用割ナット12を開き、次に型開閉用ボー
ルねじ13を後退方向回転させて、エンド盤3、ミニト
グル機構8、可動盤2および可動金型6をスライド7と
一体で、型開方向へ後退させ、所定の型開完了位置で停
止させる。
【0021】なお、本実施形態において、金型厚さ(可
動金型6と固定金型5の厚さ合計)が変更になった場合
は、型締昇圧時にミニトグル機構8で所定の型締力を生
じさせることができるよう、図4の鋸歯溝4a、12b
の1ピッチ内で、4本のタイロッドを左右方向に移動調
整する必要がある。その際、図3のモーター25を駆動
することにより、ナット11を回転させて、同ナットと
ねじ結合しているタイロッドを左右方向に所定位置まで
移動させる。
【0022】上述のように、本実施形態によれば、可動
盤2を前進・後退させる際は、型開閉用ボールねじ13
の回転駆動によりエンド盤10と可動盤2を一体で動か
す。他方、型締昇圧を行なう際は、エンド盤10と可動
盤2の間に設けたミニトグル機構8を型締用ボールねじ
10の回転駆動により動かし、トグルの力増倍作用を生
じさせる。従って、型開閉時にエンド盤10と可動盤2
が一体に動くので、従来のトグル方式のように型開閉時
にエンド盤が型締装置の端で動かない構造のものに比べ
て、装置の全長が大幅に短くなる。また、本実施形態の
ミニトグル機構8は、少しのストロークだけしか動かさ
ないので、リンクの旋回スペースが小さくて済み、上下
方向のスペースを大きく取ることは不要である。さら
に、型開閉動作は型開閉用ボールねじにより行なうの
で、型閉ストロークがトグル機構により制約されること
がない。
【0023】なお、本実施形態の型開閉ボールねじ13
は、エンド盤3に設けられているが、型開閉ボールねじ
13を固定盤1に設け、同ボールねじ軸の他端をサブナ
ット14でエンド盤3に固定するよう入れ替えても構わ
ない。本実施形態では、エンド盤3をタイロッド4に対
して一時的に固定する手段として、ロック用割ナット1
2を用いているが、本発明はこれに限定されず、ロック
用割ナット12の代わりに、これと同様の作用を有する
ものを採用することができる。
【0024】次に、第2の実施形態について図11を用
いて説明する。なお、同図は第2の実施形態の型締装置
全体正面図を示す。同図において、型開閉ボールねじ1
13が可動盤102に設けられており、それ以外は第1
の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0025】本実施形態では、型開閉ボールねじ13を
エンド盤3に設ける第1の実施形態に比べて、型開閉ボ
ールねじ113をエンド盤103まで延ばさなくてよい
分、型開閉ボールねじの全長を短くでき、コストを低減
できる。なお、型開閉ボールねじ113を固定盤1に設
け、同ボールねじ軸の他端をサブナット14で可動盤1
02に固定するよう入れ替えても構わない。
【0026】本実施形態でも、第1の実施形態と同様
に、装置の全長が大幅に短くなり、また、ミニトグル機
構8の部分で上下方向のスペースを大きく取ることは不
要であり、さらに、型閉ストロークがトグル機構により
制約されることがない。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る射出成形機の型締装置は、
固定金型を取付けた固定盤と、上記固定金型に対応する
可動金型を取付けた可動盤とエンド盤とを順に配置し、
タイロッドを上記固定盤に固定するとともに上記エンド
盤に一時係止手段で係合し、かつ上記固定盤と上記エン
ド盤を型開閉用ボールねじで連結し、上記エンド盤をス
ライドに取付けて上記可動盤を該スライド上に摺動可能
に載置し、上記エンド盤と上記可動盤とを型締昇圧用ト
グル機構で連結したことを特徴とする。このため、可動
盤を前進・後退させる型開閉動作の際は、型開閉用ボー
ルねじによりエンド盤と可動盤を一体に動かし、型締昇
圧を行なう際は、エンド盤と可動盤の間に設けたトグル
機構の作用で所定の型締力を生じさせるので、エンド盤
から固定盤までの長さが短くて済み、従来のトグル方式
に比べて装置長さを大幅に短縮できる。装置長さが短縮
できれば、それだけ射出成形機設置スペースが小さくて
済み、より小さい建屋に射出成形機を設定できる、ある
いは射出成形機回りの余裕スペースを有効利用できると
いう大きな効果がある。また、型締力を出すのにトグル
機構を用いているので、トグル部分の上下方向のスペー
スも小さくて済み、従来のトグル方式に比べ、上下方向
の大きさを節減でき、コスト低減や機械高さの低減とい
う効果がある。さらに、型開閉動作が型開閉ボールねじ
により行なわれるので、型閉ストロークがトグル機構に
より制約されることがなく、従来のトグル方式より大き
な型閉ストロークを取ることができ、より深い製品の成
形が可能になる。
【0028】また、本発明に係る射出成形機の型締装置
は、固定金型を取付けた固定盤と、上記固定金型に対応
する可動金型を取付けた可動盤とエンド盤とを順に配置
し、タイロッドを上記固定盤に固定するとともに上記エ
ンド盤に一時係止手段で係合し、かつ上記固定盤と上記
可動盤を型開閉用ボールねじで連結し、上記エンド盤を
スライドに取付けて上記可動盤を該スライド上に摺動可
能に載置し、上記エンド盤と上記可動盤とを型締昇圧用
トグル機構で連結したことを特徴とするので、上記効果
に加え、ボールねじの全長を短くすることができ、コス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る射出成形機の型
締装置の正面図である。
【図2】図1の矢印IIによる矢視図である。
【図3】図1の矢印IIIによる矢視図である。
【図4】図1のIV部の部分拡大図である。
【図5】図1のミニトグル機構を一部破断して示した正
面図である。
【図6】図5のミニトグル機構の分解斜視図である。
【図7】図1のミニトグル機構の駆動装置を表した断面
図である。
【図8】図1の型開閉駆動装置を表した断面図である。
【図9】図1の射出成形機の型締装置が金型閉鎖時の状
態を示した正面図である。
【図10】図1の射出成形機の型締装置が型締昇圧時の
状態を示した正面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る射出成形機の
型締装置の正面図である。
【図12】従来の射出成形機の型締装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 固定盤 2、102 可動盤 3、103 エンド盤 4 タイロッド 4a ロッド側鋸歯溝 5 固定金型 6 可動金型 7 スライド 8 ミニトグル機構 9 クロスヘッド 10 型締用ボールねじ 11 ナット 12 ロック用割ナット 12a 割ナット片 12b ナット側鋸歯溝 13、113 型開閉用ボールねじ 14 サブナット 15 型厚調整装置 19 ベース 20 連結板 21 モーター 22 ナット側ギア 23 リングギア 24 駆動ギア 25 モーター 27 回り止め棒 31 リンクA 32 リンクB 33 リンクC 37、47 従動プーリー 38、48 歯付きベルト 39、49 駆動プーリー 40 型開閉モーター 41、42、51、52 軸受 50 型締モーター P0、P1、P2、P3 穴
フロントページの続き (72)発明者 戸田 直樹 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 浜田 源 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (72)発明者 入江 雄大 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 Fターム(参考) 4F202 CA11 CB01 CL01 CL22 CL32 CL39 CL48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型を取付けた固定盤と、上記固定
    金型に対応する可動金型を取付けた可動盤とエンド盤と
    を順に配置し、タイロッドを上記固定盤に固定するとと
    もに上記エンド盤に一時係止手段で係合し、かつ上記固
    定盤と上記エンド盤を型開閉用ボールねじで連結し、上
    記エンド盤をスライドに取付けて上記可動盤を該スライ
    ド上に摺動可能に載置し、上記エンド盤と上記可動盤と
    を型締昇圧用トグル機構で連結したことを特徴とする射
    出成形機の型締装置。
  2. 【請求項2】 固定金型を取付けた固定盤と、上記固定
    金型に対応する可動金型を取付けた可動盤とエンド盤と
    を順に配置し、タイロッドを上記固定盤に固定するとと
    もに上記エンド盤に一時係止手段で係合し、かつ上記固
    定盤と上記可動盤を型開閉用ボールねじで連結し、上記
    エンド盤をスライドに取付けて上記可動盤を該スライド
    上に摺動可能に載置し、上記エンド盤と上記可動盤とを
    型締昇圧用トグル機構で連結したことを特徴とする射出
    成形機の型締装置。
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