JP6147722B2 - 型締装置 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機、ダイカストマシンなどに適用される型締装置に関する。
電動モータにより駆動されるトグルリンク機構を介して型締め力を得る型締装置が知られている(例えば、特許文献1,特許文献2)。なお、トグルリンク機構の最小限の要素は、二つのリンクと一つのスライダーから構成されるリンク機構と定義される。
特許文献1は、タイバーに張力を加える型締め手段が、一対をなすタイバーの先端に共通で設けられた一組のトグルリンク機構をボールねじを介してサーボモータで駆動する。この型締装置は、4本のタイバーに対して二組のトグルリンク機構が配置されるが、4本のタイバーが同時に型締めに供される。
特許文献2は、タイバーに張力を加える型締め手段として、可動プラテンを貫通するタイバーに係合離脱する割りナットを有するエンドブロックを配置し、エンドブロックと可動プラテンを連結するトグルリンク機構を設ける。特許文献2は、複数のトグルリンク機構に連結して伸縮させる共通のクロスヘッドを駆動することで型締めする。この型締装置も、4本のタイバーが同時に型締めに供される。
特開2002−225100号公報 WO2012/090734公報
特許文献1及び特許文献2の型締装置は、リンクを駆動する駆動装置は一つで複数のタイバーを牽引駆動しているため、2本あるいは4本のタイバーが同時に同じ速度、ストロークで動作する。このために、型盤または金型の局部変形量の差により、固定プラテンと可動プラテンの間の平行度が崩れた場合に、2本あるいは4本のタイバーに不均等で過大な力が発生し、タイバーが折損する虞がある。
また、金型を寸開した状態で溶融樹脂を充填し、固定プラテンと可動プラテンを平行に閉める射出圧縮動作における溶融樹脂からの反力の重心、または発泡成形時に金型に溶融樹脂を充填後に固定プラテンと可動プラテンを平行に開くコアバック動作において、樹脂の発泡圧力による金型を押し開く力の重心が、型盤面内において偏った位置にある場合がある。この場合には、例えば、溶融樹脂から固定プラテンおよび可動プラテンを押す力の重心が、プラテンの中央から下方に位置した場合、固定プラテンと可動プラテン間の距離は、下方が上方よりも大きく開き平行度が崩れる。しかし、リンクを駆動する駆動装置は一つで複数のタイバーを牽引駆動している特許文献1及び特許文献2の型締装置では、固定プラテンと可動プラテンの間の平行度が崩れても補正することができない。この場合、固定金型と可動金型の嵌め合わせ部などが破損する虞がある。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、4本のタイバーのそれぞれを個別に、しかも高精度に制御できるリンク駆動の型締装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもとなされた、本発明の型締装置は、固定金型を保持する固定プラテンと、固定プラテンに対して進退可能に設けられ、可動金型を保持する可動プラテンと、型締めの際に固定プラテンと可動プラテンを接続する複数のタイバーと、型締めの際に複数のタイバーをそれぞれ牽引することにより、固定金型と可動金型との間に型締め力を生じさせる牽引装置と、を備える。
本発明における牽引装置は、固定プラテンの背面に、複数のタイバーのそれぞれに対応して設けられるものであり、かつ、固定プラテンとタイバーとを連結するトグルリンク機構と、トグルリンク機構を駆動するアクチュエータによる駆動機構と、を備え、複数のトグルリンク機構が、タイバーの周囲を取り囲むように、周方向に均等間隔で配置され、タイバーの周囲に環状に連なるリンクヘッドで連結されること、を特徴とする。
本発明の型締装置は、それぞれのタイバーに個別にトグルリンク機構を連結させているので、トグルリンクを駆動するアクチュエータ動作に対して機械的にタイバーが遅れなく同期して動作することから、高応答で高精度なタイバーの個別制御が可能となる。したがって、型盤(固定プラテン,可動プラテン)又は金型(固定金型,可動金型)の局部変形により型盤間の平行度が崩れた場合でも、各タイバーを個別に高精度な位置制御、速度制御、力制御が可能なため、型締めの際には複数のタイバーそれぞれ同じ力を発生するように制御することで、金型に均等な型締め力が加えられ、かつ、タイバーに過大な負荷が発生しない為、タイバーの折損を防止できる。また、コアバック成形あるいは射出圧縮成形において、樹脂の偏心した反力を受けた場合でも、タイバーを個別に位置制御することで可動プラテンと固定プラテンを常に平行に制御しながら型閉または型開することで高精度な成形と金型の損傷の防止が実現される。
また、本発明の型締装置は、トグルリンク機構が固定プラテンの背面に設置されるが、この領域は、射出成形機の射出ユニットが設けられる領域に属し、しかも固定プラテンの4隅にあるタイバーそれぞれに小型のトグルリンク機構を設けることで射出ユニット、より具体的な例として固定プラテンの中央に配置されるスクリュシリンダとの干渉を避けて型締め機構を射出ユニットと並列に配置することができる。したがって、本発明によると、タイバーの高精度な制御を実現しながらも、従来の同等の機長で収まる射出成形機を提供することができる。
本発明の型締装置において、トグルリンク機構は、二つのトグル要素を備えるダブルトグルリンク機構からなることが好ましい。これにより、格別スペースを必要とせずに、高い倍力比を得ることができる。
本発明の型締装置において、牽引装置は、複数のトグルリンク機構が、タイバーの周囲を取り囲むように、周方向に均等間隔で配置されることが好ましい。これにより、複数のトグルリンク機構を動作させたときの、タイバーに加わる周方向の力を均等にできるので、タイバーに撓みが生じるのを防ぐと同時に特定のトグルリンク機構に負荷が偏り過大な応力が発生することによるトグルリンク機構の破損を防いで、高精度な位置制御を実現できる。
本発明の型締装置において、複数のトグルリンク機構は、タイバーの周囲に環状に連なるリンクヘッドで連結されることが好ましい。これにより、タイバーを取り囲む複数のトグルリンクを単一のリンクヘッドで機械的に連結されるので、複数のトグルリンク機構のそれぞれが同期して動作することを担保し、それぞれのタイバーにおける高精度な位置制御を実現できる。
本発明の型締装置において、駆動機構は、電動モータと、電動モータの回転駆動力を直線運動に変換するボールねじと、を備え、複数のトグルリンク機構は、それぞれが、ボールねじの直線運動に伴うリンクヘッドの動作により、タイバーに牽引力を生じさせることができる。
一般に構造部材は複数方向の負荷を受けると強度が著しく低下する傾向があるが、タイバーの牽引方向と平行な方向に直線運動させてリンクを伸長させることにより、トグルリンク機構にはリンクの伸長方向の圧縮力のみが作用し、伸長方向に対して直交方向などの曲がり負荷やねじり負荷の発生を防止できる。このためリンクの形状を単純で軽量にすることができ、リンクの破損を防止できると共に慣性の小さい高応答な機構とすることができる。また、一般的に使用されるボールねじを用いることで、安価でバックラッシの無い高精度な駆動機構が構成できる。トグルリンク機構も一般的なリンクとリンクの間をピンにより1軸回転で結合する機構となり、安価な構成にできる。
本発明の型締装置において、駆動機構は、電動モータと、電動モータの回転駆動力を受けて回転運動し、タイバーの回りに設けられる環状リンクヘッドと、を備え、複数のトグルリンク機構は、それぞれが、環状リンクヘッドの回転運動により、タイバーに牽引力を生じさせることができる。
電動モータの回転駆動をボールねじ等で直線運動に変換すること無く、歯車を介して回転運動のままトグルリンク機構に伝達できるため、構成要素が少ないシンプルでコンパクトな駆動機構が構成できる。これにより、構成要素が少ない為に故障の確率が小さくなり、駆動系のエネルギーロスを抑制できるとともに、空きスペースの少ない固定プラテン背面部に配置し易くなる。
本発明の型締装置において、可動プラテンに対して、複数のタイバーのそれぞれを固定する固定手段と、固定手段の軸方向の位置を調整する調整手段と、を備えることが好ましい。
これにより、本発明の型締装置が、異なる厚さの金型(固定金型,可動金型)を使用する場合に、調整手段により固定手段、例えば割りナットを用いる場合に、その位置を調整することにより、タイバー側の鋸歯の位置と、割りナット側の鋸歯の位置がきちんと噛み合うようにすることができる。
本発明の型締装置によれば、それぞれのタイバーに個別にトグルリンク機構を連結させているので、高応答で高精度な個別制御が可能となる。したがって、型盤(固定プラテン,可動プラテン)又は金型(固定金型,可動金型)の局部変形により型盤間の平行度が崩れた場合でも、各タイバーを個別に高精度な位置制御、速度制御、力制御が可能である。この為、型締めの際には複数のタイバーがそれぞれ同じ力を発生するように制御することで、金型に均等な型締め力を加えられ、かつ、タイバーに過大な負荷が発生しない為、タイバーの折損を防止できる。
また、コアバック成形あるいは射出圧縮成形おいて、キャビティ内の偏った位置に充填された溶融樹脂の圧力による偏心した反力あるいは樹脂の発泡圧力による偏心した反力を受けた場合でも、タイバーを個別に位置制御することで可動プラテンと固定プラテンを常に平行に制御しながら型閉または型開することで高精度な成形と金型の損傷の防止が実現される。
本実施の形態における型締装置を示す部分断面図である。 第1実施形態に係るトグルリンク機構を示し、(a)は側面図、(b)は(a)の縦断面図、(c)は変形例を示す縦断面図である。 第2実施形態に係るトグルリンク機構を示し、(a)は側面図、(b)は(a)の縦断面図である。 第3実施形態に係るトグルリンク機構を示し、(a)は側面図、(b)は(a)の縦断面図である。 第4実施形態に係るトグルリンク機構を示し、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)の縦断面図である。 本実施形態において、割りナット位置を調整できる機構を示す図である。
[第1実施形態]
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る型締装置10を示す部分断面図である。
型締装置10は、図1に示すように、ベースフレーム11の一端側の上面に固定金型14が保持される固定プラテン12が固定されている。
ベースフレーム11の他端側の上面には固定プラテン12に対向して可動金型15を保持する可動プラテン13が前後方向xに進退移動可能に設けられている。ベースフレーム11上には、ガイドレール26が敷設されており、このガイドレール26にガイドされたリニアベアリング27が、架台28を介して可動プラテン13を進退移動可能に支持している。
なお、本実施形態において、固定プラテン12が設けられる側を後(図中のB)と、また、可動プラテン13が設けられる側を前(図中のF)と定義する。
固定プラテン12は、その背面側に、ストロークが小さい電動による型締機構30が、その四隅に備えている。ただし、図1には、一箇所のみを代表して示している。それぞれの型締機構30は、円柱状のタイバー17と、タイバー17に牽引力を付与するトグルリンク機構40と、を備えている。
それぞれのタイバー17は、前端側が可動プラテン13に形成された貫通孔に臨むように配置され、可動プラテン13が型締めのために後方に移動して近づいてきたときに、対応する挿通孔を貫通する一方、後端側は固定プラテン12を貫通している。タイバー17は、後端側で、トグルリンク機構40に連結されている。
型締機構30は、トグルリンク機構40の駆動源であるサーボモータ31と、サーボモータ31の回転駆動力を直進往復運動に変換するボールねじ35と、を備えている。
サーボモータ31は、減速機構を介してボールねじ35を回転駆動させる。この回転駆動力は、ボールねじ35により変換された直線運動を受けるトグルリンク機構40の動作方向に応じて、タイバー17の後方移動による牽引あるいは前進移動により、型締め及び型締めの開放がなされる。
可動プラテン13は、ねじ軸25と、ねじ軸25を回転することで並進運動するナット20とねじ軸25を回転可能に支持する軸受21と、動力伝達ギア23、24を介してねじ軸25を回転駆動するサーボモータ22と、からなる移動手段により、前後方向xに進退移動される。なお、ねじ軸25とナット20は、図示しない鋼球を備えるボールねじを構成し、ナット20と軸受21は、それぞれ、可動プラテン13,固定プラテン12に固定される。ねじ軸25は、図示しない制御装置によりサーボモータ22を介して、回転位置、回転速度、回転トルクが制御される。
それぞれのタイバー17の先端部には、等ピッチの複数のリング溝(雄ねじ)が形成されている。また、可動プラテン13の前方側の側面には、それぞれのタイバー17のリング溝と噛み合うリング溝(雌ねじ)を備える割りナット29が設けられている。
以上の型締装置10は、図1の固定金型14、可動金型15が開いた状態、即ち、実線で示すように、可動プラテン13が充分に固定プラテン12から離れた状態から、2点鎖線で示すように固定金型14と可動金型15が近接するまで、可動プラテン13が移動する。この移動は、サーボモータ22で駆動されるねじ軸25の回転によって実現される。可動プラテン13は、移動開始直後の加速後、一定速度で移動した後に、減速して固定金型14が可動金型15に接触して移動が終了するようになっている。
この可動プラテン13の停止位置で割りナット29が作動して割りナット29の内側リング溝がタイバー17の先端部のリング溝と係合してタイバー17と割りナット29とが結合する。
タイバー17と割りナット29とが結合された後、型締機構30を動作させて型締めを行う。以下、型締機構30の主要部をなすトグルリンク機構40について説明した後に、トグルリンク機構40を用いた型締めの動作を説明する。
[トグルリンク機構40]
本実施形態に係るトグルリンク機構40は、図2(a)及び(b)に示すように、四つのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dの組み合わせからなり、それぞれのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dは、倍力比を生じさせるトグル要素を二つ備えたダブルトグルリンク機構から構成される。四つのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dは、タイバー17の中心軸Cの周りに90°の間隔をあけて配置されており、トグルリンク機構41Aとトグルリンク機構41Cが対称の位置に、また、トグルリンク機構41Bとトグルリンク機構41Dが対称の位置をなす。なお、トグルリンク機構41Dは、トグルリンク機構41Bの陰に隠れている。
トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dを保持する要素として、環状リンクヘッド46と、トグルサポート47と、ガイドロッド48と、モータフレーム49とが設けられている。
環状リンクヘッド46は、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dを連結する機能を有している。環状リンクヘッド46は、固定プラテン12を貫通して後方に引き出されるタイバー17の後端部分の周囲にタイバー17に対して摺動可能に嵌装される。なお、図示を省略するが、摺動部分には、すべり軸受を設けるなどして、円滑な摺動を図る。
トグルサポート47は、環状リンクヘッド46よりも後方において、トグルリンク機構40に生じる荷重を受け止めて支持し、全体としてタイバー17に対する作用点として機能する。
トグルサポート47には、板状をなし、タイバー17の後端に固定され、ボールねじ35が貫通して設けられるボールねじ収容孔47Aが、タイバー17の後端に形成されるボールねじ収容キャビティ17Aに対応して設けられている。また、トグルサポート47には、ガイドロッド48が貫通するサポート孔47Bが前後方向xに貫通して形成されている。
ガイドロッド48は、トグルサポート47のサポート孔47Bを貫通し、一端が環状リンクヘッド46に固定され、他端がモータフレーム49に固定される。ガイドロッド48は、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれに対応して一つずつ設けられているので、トグルサポート47とモータフレーム49は、合せて四本のガイドロッド48により、相互に支持されている。
モータフレーム49は、四本のガイドロッド48に支持されながら、サーボモータ31を支持する。モータフレーム49は、その中心に厚さ方向に貫通する軸受保持孔49Aが形成され、その中にラジアル軸受49Bが設けられる。
ボールねじ35は、ねじ軸36とナット37から構成される。ボールねじ35は、図示を省略するが、ねじ軸36とナット37の間に転動体としてのボールが設けられており、ねじ軸36の回転運動が、ナット37の軸方向への直線運動に変換される。
ねじ軸36の一端側は、モータフレーム49を貫通して後方に引き出され、引き出された部分にプーリ50が固定されている。ねじ軸36は、モータフレーム49を貫通する部分において、ラジアル軸受49Bに回転可能に支持される。より具体的には、ねじ軸36は、ラジアル軸受49Bの内輪に固定されている。なお、ねじ軸36は、ラジアル軸受49Bに支持される部分よりも一端側には、ねじ溝は形成されていない。
ナット37は、トグルサポート47のボールねじ収容孔47A及びタイバー17のボールねじ収容キャビティ17Aに収容され、かつ、トグルサポート47及びタイバー17に対して固定される。つまり、ボールねじ35を動作させてナット37を移動させると、トグルサポート47及びタイバー17は、ナット37と一体となって移動する。
次に、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dの構成について説明する。トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dは、それぞれが配置される位置が相違しているが、構成は同じであるから、以下では、図2(a)に表れているトグルリンク機構41Aを例にしてその構成及び環状リンクヘッド46等の周囲の構成との関連を説明する。
図2(a),(b)に示すように、トグルリンク機構41Aは、第1リンク42と、第2リンク43と、第3リンク44と、を備え、ダブルトグルリンク機構をなしている。なお、トグルリンク機構41B〜トグルリンク機構41Dにおいて、トグルリンク機構41Aと同じ構成部分には、トグルリンク機構41Aと同じ符号を付けている。
第1リンク42は、一端が固定プラテン12にピン結合され、他端が第2リンク43にピン結合される。なお、連結部分を黒丸で示している。第2リンク43は、一端がトグルサポート47にピン結合され、他端が第1リンク42にピン結合される。次に、第3リンク44は、一端が環状リンクヘッド46にピン結合され、他端が第2リンク43にピン結合される。第3リンク44は、第1リンク42と第2リンク43の結合部位と第2リンク43とトグルサポート47の結合部位との間において、第2リンク43と結合される。
トグルリンク機構41Aにおいて、第3リンク44と環状リンクヘッド46の結合点が力点となり、第3リンク44と第2リンク43の結合点が、第1リンク42と第2リンク43に対する作用点かつ力点となる。また、第1リンク42と固定プラテン12の結合点が支点となり、第2リンク43とトグルサポート47の結合点が、トグルリンク機構41Aの全体としての作用点になる。
[動 作]
型締めを行うには、サーボモータ31を、図2(b)に示すように、伝達ベルト38が矢印の向きに動くように駆動させる。そうすると、伝達ベルト38に架け回されているプーリ39を介して、ねじ軸36が後方からみて反時計回りに回転されるが、これに伴い、ナット37に支持されているねじ軸36は、前方に向けて軸方向に移動する。このねじ軸36の移動に伴い、モータフレーム49及びガイドロッド48を介して、環状リンクヘッド46が軸方向に沿って前方に向けて押されるので、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれにおいて、第1リンク42と第2リンク43は伸長するように変位する。第1リンク42は一端が固定プラテン12に結合されているので、第1リンク42と第2リンク43の伸長は、トグルサポート47を後方に押す力となって現れ、トグルサポート47と一体に固定されるタイバー17が後方に牽引される。これにより、型締めがなされる。
なお、図2(c)に示すように、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれにおいて、第3リンク44を第2リンク43ではなく第1リンク42に結合させることができる。この場合、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dを伸長させるための第3リンク44の動作方向が、前方ではなく後方になるためリンク44の傾き方向が図2(b)の場合と逆になる。これと同時に、図2(b)とはサーボモータ31を逆回転させると、環状リンクヘッド46は図2(b)とは逆向きに力を受ける。しかるに、第3リンク44が上記の位置に設けられているので、第1リンク42と第2リンク43は伸長して、型締めがなされる。
[効 果]
以上説明したように、本実施形態による型締装置10は、固定プラテン12の背面に、固定プラテン12とタイバー17とを連結するトグルリンク機構40を、その駆動源であるサーボモータ31及び駆動力の伝達機構とともに、四本のタイバー17のそれぞれに備える。
このように、それぞれのタイバー17に個別にトグルリンク機構40を連結させているので、高応答の個別制御が可能なために、型盤(固定プラテン12,可動プラテン13)又は金型(固定金型14,可動金型15)の局部変形により型盤間の平行度が崩れた場合でも、各タイバー17を個別に高精度な位置制御、速度制御、力制御が可能である。このため、型締めの際には複数のタイバーのそれぞれに同じ力を負荷するように制御することで、金型の各部に偏りのない均等な型締め力を加えられ、かつ、タイバーに制御された力以上の過大な負荷が発生しない為、タイバーの折損を防止できる。また、コアバック成形あるいは射出圧縮成形において、キャビティ内の溶融樹脂から固定プラテンおよび可動プラテンが偏心した反力を受けた場合でも、タイバーを個別に位置制御することで可動プラテンと固定プラテンを常に平行に制御しながら型閉または型開することで高精度な成形と金型の損傷の防止が実現される。
また、それぞれのタイバー17にトグルリンク機構40を分割して設けていると言えるので、一台のトグルリンク機構を用いる型締装置に比べて、軸方向の寸法を短くすることかでき、トグルリンク機構の各部品を小さくすることができるので製作も容易である。しかも、トグルリンク機構40は、固定プラテン12の背面に設置されるが、この領域は、射出成形機の射出ユニットが設けられる領域に属し、かつトグルリンク機構40のそれぞれの寸法が小さいので、射出ユニットとの干渉を避けることができる。したがって、本実施形態によると、従来の同等の機長で収まる射出成形機を提供することができる。
また、本実施形態のトグルリンク機構40は、四つのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれが、ダブルトグルリンク機構からなり、しかも、タイバー17の周囲であって軸方向の同じ位置を取り囲んでいる。したがって、1本のタイバー17で発生させる型締め力を複数のダブルトグルリンク機構で担うため、全体として必要な倍力比を得るために必要な、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれのサイズを小さくすることができる。換言すると、1本のタイバー17で発生させる型締め力を複数の小サイズのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのサイズを確保できると、例えば1000tonを超えるような大きな型締力に容易にコンパクトな構造のまま対応することができる。
また、タイバー17を中心にして、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dが均等間隔に配置されている。これにより、トグルリンク機構40を動作させたときの、タイバー17に加わる周方向の力を均等にできる。したがって、タイバー17に撓みが生じるのを防いで、タイバー17の曲がりによる破損を防ぎ、高精度な位置制御を実現できる。
そして、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれの第3リンク44を、一体の構造部材である環状リンクヘッド46により連結することにより、四つのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dが同期して動作することを担保し、それぞれのタイバー17における高精度な位置制御を実現できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態にかかるトグルリンク機構140を、図3を参照して説明する。なお、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の機能を果たす構成要素には、トグルリンク機構40と同じ符号を図3に示し、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
[構 成]
トグルリンク機構140は、図3に示すように、環状リンクヘッド46がトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dよりも外側に設けられている。そして、環状リンクヘッド46とピン結合される第3リンク44は、一端が環状リンクヘッド46と内側においてピン結合され、他端が第2リンク43と外側においてピン結合される。
環状リンクヘッド46とモータフレーム49は、四隅に設けられる支持柱51により互いに連結されている。トグルサポート47には、ガイドロッド48が固定され、このガイドロッド48はモータフレーム49に形成されるロッド貫通孔49Cを貫通している。
[動 作]
トグルリンク機構140は、サーボモータ31を図3(b)に示すように回転駆動させると、第1実施形態と同様に、ねじ軸36が前方に向けて移動するのに伴い、モータフレーム49及び支持柱51を介して、環状リンクヘッド46が前方に向けて軸方向に向けて押される。そうすると、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれにおいて、第3リンク44に押されることで、第1リンク42と第2リンク43は伸長するように変位する。第1リンク42は一端が固定プラテン12に結合されているので、第1リンク42と第2リンク43の伸長は、トグルサポート47を後方に押す力となって現れ、トグルサポート47と一体に固定されるタイバー17が後方に牽引される。これにより、型締めがなされる。
[効 果]
第2実施形態のトグルリンク機構140も、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の効果を奏するのに加えて、以下の効果を奏する。
つまり、トグルリンク機構140は、第2リンク43をタイバー17の近くに配置できる為、トグルサポート47のタイバー径方向の張り出しを小さくできる。トグルサポート47はトグルリンク機構140で発生した大きな荷重を支持する強度が必要な部分の為、張り出しを小さくすることでトグルサポート47の破損を防止できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態にかかるトグルリンク機構240を、図4を参照して説明する。なお、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の機能を果たす構成要素には、トグルリンク機構40と同じ符号を図4に示し、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
[構 成]
トグルリンク機構240は、図4に示すように、第1、2実施形態と同様に第2リンク43はタイバー17に連結されている。トグルリンク機構240は、タイバー17の後端側に固定されるリンク支持体53を備え、第2リンク43は、一端が第1リンク42とピン結合される一方、他端がリンク支持体53にピン結合されている。リンク支持体53は、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれに対応してタイバー17に固定され、モータフレーム49を内包するようにタイバー17の中心軸Cから遠ざかる向きに傾斜して後方に延びる形状となっている。
トグルリンク機構240の第3リンク44は、一端が第2リンク43にピン結合されるところはトグルリンク機構40と同じであるが、他端がモータフレーム49にピン結合されるところがトグルリンク機構40と相違する。つまり、トグルリンク機構240は、モータフレーム49が環状リンクヘッド46の機能をも兼ね備えている。ガイドロッド48は、モータフレーム49を貫通するように設けられている。
[動 作]
トグルリンク機構240は、サーボモータ31を図4(b)に示すように回転駆動させると、第1実施形態と同様に、ねじ軸36が前方に向けて移動するのに伴い、環状リンクヘッドと同様に機能するモータフレーム49を前方に向けて軸方向に向けて押される。そうすると、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれにおいて、第3リンク44に押されることで、第1リンク42と第2リンク43は伸長するように変位する。第1リンク42は一端が固定プラテン12に結合されているので、第1リンク42と第2リンク43の伸長は、リンク支持体53を後方に押す力となって現れ、リンク支持体53と一体に固定されるタイバー17が後方に牽引される。これにより、型締めがなされる。
[効 果]
第3実施形態のトグルリンク機構240も、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の効果を奏するのに加えて、以下の効果を奏する。
つまり、トグルリンク機構240は、モータフレーム49が環状リンクヘッドとして機能しており、モータフレーム49の変位が他の部材を介することなく第3リンク44に直接作用するので、より高精度な位置制御を実現できる。
また、モータフレーム49と環状リンクヘッド46を一体化することで、部品点数が削減でき、組立も容易となる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態にかかるトグルリンク機構340を、図5を参照して説明する。なお、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の機能を果たす構成要素には、トグルリンク機構40と同じ符号を図5に示し、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
トグルリンク機構340は、型締めする際の環状リンクヘッド46の動作が直線運動ではなく回転運動であるところが、第1実施形態と相違する。
トグルリンク機構340は、タイバー17の周囲に摺動可能に従動歯車57と環状リンクヘッド46が並んで嵌合されている。従動歯車57と環状リンクヘッド46は一体化されており、従動歯車57が回転すると環状リンクヘッド46も一緒にタイバー17の回りを回転する。
従動歯車57は、固定プラテン12に固定されたサーボモータ31の出力軸に設けられた原動歯車55に噛み合っており、サーボモータ31の回転駆動に伴う原動歯車55の回転により、回転される。
トグルリンク機構340は、環状リンクヘッド46と第2リンク43の間に設けられる第3リンク44の向きが第1実施形態と相違しており、第3リンク44は周方向に沿って作動する。第3リンク44は、一端が環状リンクヘッド46にピン結合されているが、他端が第2リンク43と球面軸受59により結合されている。第3リンク44は、型締めを行う前には、図5(b)に示すように、タイバー17の径方向に対して傾斜して設けられている。また、第3リンク44と環状リンクヘッド46の結合部分が、トグルリンク機構340の全体としての力点になる。
[動 作]
トグルリンク機構340は、サーボモータ31を図5(b)に示すように回転駆動させると、原動歯車55に噛み合う従動歯車57及び従動歯車57と一体化されている環状リンクヘッド46が回転することにより、第3リンク44がタイバー17の径方向に沿うように変位する。そうすると、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれにおいて、第3リンク44に押されることで、第1リンク42と第2リンク43は伸長するように変位する。第1リンク42は一端が固定プラテン12に結合されているので、第1リンク42と第2リンク43の伸長は、トグルサポート47を後方に押す力となって現れ、リンク支持体43と一体に固定されるタイバー17が後方に牽引される。これにより、型締めがなされる。
[効 果]
第4実施形態のトグルリンク機構340も、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の効果を奏するのに加えて、以下の効果を奏する。
トグルリンク機構340は、駆動源であるサーボモータ31の回転駆動力を、直線運動に変換することなく、回転駆動力として伝達する。したがって、ボールねじを用いて直線運動を変換するのに比べて、サーボモータ31の出力を高い効率でトグルリンク機構340の駆動力として伝達することができる。しかも、本実施形態によれば、力の伝達箇所が、サーボモータ31の出力軸に固定された原動歯車33とトグルサポート47に固定された従動歯車49の噛み合い部分だけの一箇所であるから、この点からも高い伝達効率が得られる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えば、図6に示すように、割りナット29の軸方向の位置を前後方向xに移動させることのできる調整装置70を設けることができる。
調整装置70は、くさび型をなす第1ゲージ71と、第1ゲージ71を昇降させるアクチュエータ73と、割りナット29に固定され、くさび型をなし、第1ゲージ71とは上下が反転する第2ゲージ75と、を備える。
第1ゲージ71は、可動面71Aと背面71Bを備え、背面71Bが可動プラテン13に摺動可能に設けられ、背面71Bに対して傾斜する可動面71Aが第2ゲージ75に対向して設けられる。
第2ゲージ75は、可動面75Aと背面75Bを備え、背面75Bの側が割りナット29に固定され、背面75Bに対して傾斜する可動面75Aが第1ゲージ71の可動面71Aに摺動可能に設けられる。
調整装置70は、アクチュエータ73を昇降させることにより、第1ゲージ71及び第2ゲージ75を介して、割りナット29の位置を前後方向xに移動させることができる。これにより、本実施形態の型締装置10が、異なる厚さの金型(固定金型14,可動金型15)を使用する場合に、調整装置70により割りナット29の位置を調整することにより、タイバー17側のリング溝17Bの位置と、割りナット29側のリング溝29Aの位置がきちんと噛み合うようにすることができる。
次に、複数のトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dを備える場合に、固定プラテン12の中央からの放射線方向のモーメントを吸収する支持構造にて支持されていることが好ましい。そうすることにより、固定プラテンが撓んでもそれぞれのトグルリンク機構40の伸び量の差を抑制することができる。
例えば、トグルリンク機構41A(41B,41C,41D)を全体として球面座金で支持する、あるいは、ガイドロッド48を回転自在なブッシュで支持するなどである。
また、タイバー17を中心に対して、型盤(固定プラテン12)の中央よりのトグルリンク機構41Cと41Dを構成する第1リンク42及び第2リンク43の長さを、型盤の外側よりのトグルリンク機構41A,41Bを構成する第1リンク42及び第2リンク43の長さより短くすることができる。こうすることにより、固定プラテン12が図2(a)に破線で示すように撓んでも、この撓み量を見込んで中央寄りのリンクと外側よりのリンクの長さに差を設けておくことによって、リンク拡張量の差を抑制することができる。
10 型締装置
11 ベースフレーム
12 固定プラテン
13 可動プラテン
14 固定金型
15 可動金型
17 タイバー
17A 収容キャビティ
17B リング溝
20,21 ナット
22 サーボモータ
23 動力伝達ギア
25 ねじ軸
26 ガイドレール
27 リニアベアリング
28 架台
29 割りナット
29B リング溝
30 型締機構
31 サーボモータ
35 ボールねじ
36 ねじ軸
37 ナット
38 伝達ベルト
39 プーリ
40 トグルリンク機構
140 トグルリンク機構
240 トグルリンク機構
340 トグルリンク機構
41A,41B,41C,41D トグルリンク機構
42 第1リンク
43 第2リンク
44 第3リンク
46 環状リンクヘッド
47 トグルサポート
47A 収容孔
47B サポート孔
48 ガイドロッド
49 モータフレーム
49A 軸受保持孔
49B ラジアル軸受
49C ロッド貫通孔
50 プーリ
51 支持柱
53 リンク支持体
55 原動歯車
57 従動歯車
59 球面軸受
70 調整装置
71 第1ゲージ
71A 可動面
71B 背面
73 アクチュエータ
75 第2ゲージ
75A 可動面
75B 背面

Claims (5)

  1. 固定金型を保持する固定プラテンと、
    前記固定プラテンに対して進退可能に設けられ、可動金型を保持する可動プラテンと、
    型締めの際に前記固定プラテンと前記可動プラテンを接続する複数のタイバーと、
    型締めの際に複数の前記タイバーを牽引することにより、前記固定金型と前記可動金型との間に型締め力を生じさせる牽引装置と、を備え、
    前記牽引装置は、
    前記固定プラテンの背面に、複数の前記タイバーのそれぞれに対応して設けられ、
    前記固定プラテンと前記タイバーとを連結するトグルリンク機構と、
    前記トグルリンク機構を駆動するアクチュエータによる駆動機構と、を備え
    複数の前記トグルリンク機構が、前記タイバーの周囲を取り囲むように、周方向に均等間隔で配置され、前記タイバーの周囲に環状に連なるリンクヘッドで連結される、
    ことを特徴とする型締装置。
  2. 前記トグルリンク機構は、
    二つのトグル要素を備えるダブルトグルリンク機構からなる、
    請求項1に記載の型締装置。
  3. 前記駆動機構は、
    電動モータと、
    前記電動モータの回転駆動力を直線運動に変換するボールねじと、を備え、
    複数の前記トグルリンク機構は、それぞれが、
    前記ボールねじの前記直線運動に伴う前記リンクヘッドの動作により、前記タイバーに牽引力を生じさせる、
    請求項1又は請求項2に記載の型締装置。
  4. 前記駆動機構
    電動モータと、
    前記電動モータの回転駆動力を受けて回転運動し、前記タイバーの回りに設けられる環状リンクヘッドと、を備え、
    複数の前記トグルリンク機構は、それぞれが、
    前記環状リンクヘッドの回転運動により、前記タイバーに牽引力を生じさせる、
    請求項1又は請求項2に記載の型締装置。
  5. 前記可動プラテンに対して、複数の前記タイバーをそれぞれ固定する固定手段と、
    前記固定手段の軸方向の位置を調整する調整手段と、を備える、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の型締装置。
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