JP6147721B2 - 型締装置 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機、ダイカストマシンなどに適用される型締装置に関する。
電動モータにより駆動されるトグルリンク機構を介して型締め力を得る型締装置が知られている(例えば、特許文献1,特許文献2)。なお、トグルリンク機構の最小限の要素は、二つのリンクと一つのスライダーから構成されるリンク機構と定義される。
特許文献1は、タイバーに張力を加える型締め手段が、一対をなすタイバーの先端に共通で設けられた一組のトグルリンク機構をボールねじを介してサーボモータで駆動する。
特許文献2は、タイバーに張力を加える型締め手段として、可動プラテンを貫通するタイバーに係合離脱する割りナットを有するエンドブロックを配置し、エンドブロックと可動プラテンを連結するトグルリンク機構を設ける。特許文献2は、複数のトグルリンク機構に連結して伸縮させる共通のクロスヘッドを駆動することで型締めする。
特開2002−225100号公報 WO2012/090734公報
以上のように、特許文献1,2に開示される提案のトグルリンク機構では駆動源の電動モータの回転運動をボールねじにより直線運動に変換し、さらにこの直線運動を、これと直交する方向の駆動力に変換する。そしてさらに、変換された直交方向の駆動力によってトグルリンク機構を伸ばして型締め力を発生させる。このように、ボールねじを用いて駆動力を伝達すると、駆動力が伝達される方向を変換する度に伝達ロスが発生し、伝達効率が下がる。
また、特許文献1及び特許文献2の型締装置は、リンクを駆動する駆動装置は一つで複数のタイバーを牽引駆動しているため、2本あるいは4本のタイバーが同時に同じ速度、ストロークで動作する。このために、型盤または金型の局部変形量の差により、固定プラテンと可動プラテンの間の平行度が崩れた場合に、4本のタイバーに不均等で過大な力が発生し、タイバーが折損する虞がある。
また、金型を寸開した状態で溶融樹脂を充填し、固定プラテンと可動プラテンを平行に閉める射出圧縮動作における溶融樹脂からの反力の重心、または発泡成形時に金型に溶融樹脂を充填後に固定プラテンと可動プラテンを平行に開くコアバック動作において、樹脂の発泡圧力による金型を押し開く力の重心が、型盤面内において偏った位置にある場合がある。この場合には、例えば、溶融樹脂から固定プラテンおよび可動プラテンを押す力の重心が、プラテンの中央から下方に位置した場合、固定プラテンと可動プラテン間の距離は、下方が上方よりも大きく開き平行度が崩れる。しかし、リンクを駆動する駆動装置は一つで複数のタイバーを牽引駆動している特許文献1及び特許文献2の型締装置では、固定プラテンと可動プラテンの間の平行度が崩れても補正することができない。この場合、固定金型と可動金型の嵌め合わせ部などが破損する虞がある。
そこで本発明は、電動モータの出力を高い効率で型締力として生じさせることのできる型締装置を提供するとともに、4本のタイバーのそれぞれを個別に、しかも高精度に制御できるリンク駆動の型締装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもとなされた、本発明の型締装置は、固定金型を保持する固定プラテンと、固定プラテンに対して進退可能に設けられ、可動金型を保持する可動プラテンと、型締めの際に固定プラテンと可動プラテンを接続する複数のタイバーと、型締めの際に複数のタイバーを牽引することにより、固定金型と可動金型との間に型締め力を生じさせる牽引装置と、を備える。
本発明における牽引装置は、回転駆動力を出力する電動モータと、固定プラテンの背面側、又は、可動プラテンの背面側に設けられ、回転駆動力に基づいて伝達される回転運動により伸縮がなされるトグルリンク機構と、を備え、トグルリンク機構は、タイバーと同軸上に回転可能に設けられ、回転駆動力により回転運動するリンクヘッドを備え、リンクヘッド上に、トグルリンク機構の力点が、設けられることを特徴とする。
本発明の型締装置は、電動モータの回転駆動力を、直線運動に変換することなく、回転運動としてトグルリンク機構に伝達する。したがって、ボールねじを用いて直線運動を変換するのに比べて、電動モータの出力を高い効率でトグルリンクの駆動力として伝達することができる。
本発明の型締装置において、複数のトグルリンク機構は、タイバーの周囲に環状に連なり、回転駆動力により回転運動するリンクヘッドを備え、リンクヘッド上に、トグルリンク機構の力点を設けることができる。これにより、タイバーを取り囲む複数のトグルリンクを単一のリンクヘッドで機械的に連結されるので、リンクヘッドを回転運動すれば、トグルリンク機構を確実に動作させることができる。
本発明の型締装置において、牽引装置は、固定プラテンの背面側に、複数のタイバーのそれぞれに対応して設けられることが好ましい。
それぞれのタイバーに個別にトグルリンク機構を連結させると、トグルリンクを駆動するアクチュエータ動作に対して、タイバーが遅れることなく機械的に同期して動作することから、高応答で高精度なタイバーの個別制御が可能となる。したがって、型盤(固定プラテン,可動プラテン)又は金型(固定金型,可動金型)の局部変形により型盤間の平行度が崩れた場合でも、各タイバーを個別に高精度な位置制御、速度制御、力制御が可能なため、型締めの際は複数のタイバーのそれぞれに同じ力を発生するように制御することで、金型に均等な型締め力を加えられ、かつ、タイバーに過大な負荷が発生しない為、タイバーの折損を防止できる。また、コアバック成形、射出圧縮成形において、樹脂の偏心した反力を受けた場合でも、タイバーを個別に位置制御することで可動プラテンと固定プラテンを常に平行に制御しながら型閉または型開することで高精度な成形と金型の損傷の防止が実現される。
また、トグルリンク機構を固定プラテンの背面に設置する場合、この領域は、射出成形機の射出ユニットが設けられる領域に属し、固定プラテンの4隅にあるタイバーのそれぞれに小型のトグルリンク機構を設けることで、射出ユニット、より具体的には固定プラテンの中央に配置されるスクリュ及びシリンダとの干渉を避けて型締め機構を射出ユニットと並列に配置することができる。したがって、本発明によると、タイバーの高精度な制御を実現しながら、従来の同等の成形機の機長で収まる射出成形機を提供することができる。
本発明の型締装置において、リンクヘッドは、タイバーと同軸上に回転可能に設けることができる。これにより、リンクヘッドを設けるスペースを省くことができる。
本発明の型締装置において、リンクヘッドは、外周面に歯車が形成された環状の形態をなすことができる。これにより、リンクヘッドが、電動モータの出力軸に設けられた歯車から回転駆動力を直接伝達され駆動力の伝達ロスを低減するとともに動作遅れを防止できる。
本発明の型締装置において、牽引装置は、複数のトグルリンク機構を、タイバーの周囲を取り囲むように配置させることが好ましい。この場合、複数のトグルリンク機構を、周方向に、均等間隔で配置させることがより好ましい。これにより、複数のトグルリンク機構を動作させたときの、タイバーに加わる周方向の力を均等にできるので、タイバーに撓みが生じるのを防ぐと同時に特定のトグルリンクに負荷が偏り過大な応力が発生することによるトグルリンクの破損を防いで、高精度な位置制御を実現できる。
本発明の型締装置において、可動プラテンに対して、複数のタイバーをそれぞれ固定する固定手段と、固定手段の軸方向の位置を調整する調整手段と、を備えることが好ましい。
本発明の型締装置において、牽引装置を、可動プラテンの背面側であって、位置が固定される支持プラテンとの間に設けることができる。そして、リンクヘッドを、支持プラテンに設けられ、可動プラテンに向けて突出する回転支持ロッドに回転可能に支持することができる。
本発明の型締装置によれば、電動モータの回転駆動力を、トグルリンクの伸縮方向の直線運動に変換することなく、回転運動としてトグルリンク機構に伝達する。したがって、ボールねじを用いて直線運動を変換するのに比べて、電動モータの出力を高い効率でトグルリンクの駆動力として伝達することができる。
また、本発明の型締装置によれば、それぞれのタイバーに個別にトグルリンク機構を連結させているので、高応答で高精度な個別制御が可能となる。したがって、型締めの際には、型盤(固定プラテン,可動プラテン)又は金型(固定金型,可動金型)の局部変形により型盤間の平行度が崩れた場合でも、各タイバーを個別に高精度な位置制御、速度制御、力制御が可能である。この為、複数のタイバーがそれぞれ同じ力を発生するように制御することで、金型に均等な型締め力を加えられ、かつ、タイバーに過大な負荷が発生しない為、タイバーの折損を防止できる。
また、コアバック成形あるいは射出圧縮成形おいて、キャビティ内の偏った位置に充填された溶融樹脂の圧力による偏心した反力を受けた場合でも、タイバーを個別に位置制御することで可動プラテンと固定プラテンを常に平行に制御しながら型閉または型開することで高精度な成形と金型の損傷の防止が実現される。
本実施の形態における型締装置を示す側面図である。 第1実施形態に係るトグルリンク機構を示し、(a)は型締前の側面図、(b)は型締時の側面図、(c)は(a)の縦断面図である。 第2実施形態に係るトグルリンク機構を示し、(a)は型締前の側面図、(b)は型締時の側面図、(c)は(a)の縦断面図である。 第3実施形態に係るトグルリンク機構を示し、(a)は型締前の側面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)の縦断面図である。 第4実施形態に係るトグルリンク機構を示し、(a)は型締前の側面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は型締時の側面図、(d)は(c)のB−B線断面図である。 第4実施形態に係るトグルリンク機構の縦断面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る型締装置10を示す部分断面図である。
型締装置10は、図1に示すように、ベースフレーム11の一端側の上面に固定金型14が保持される固定プラテン12が固定されている。
ベースフレーム11の他端側の上面には固定プラテン12に対向して可動金型15を保持する可動プラテン13が前後方向xに進退移動可能に設けられている。ベースフレーム11上には、図示を省略するガイドレールが敷設されており、このガイドレールに可動プラテン13が進退移動可能に支持されている。
なお、本実施形態において、固定プラテン12が設けられる側を後(図中のB)と、また、可動プラテン13が設けられる側を前(図中のF)と定義する。
固定プラテン12は、その背面側に、ストロークが小さく大きな力を発生する電動による型締機構30が、その四隅に備えている。それぞれの型締機構30は、円柱状のタイバー17と、タイバー17に牽引力を付与するトグルリンク機構40と、を備えている。
それぞれのタイバー17は、前端側が可動プラテン13に形成された貫通孔に臨むように配置され、可動プラテン13が型締めのために後方に移動して近づいてきたときに、対応する挿通孔を貫通する一方、後端側は固定プラテン12を貫通している。タイバー17は、後端側で、トグルリンク機構40に連結されている。
型締機構30は、トグルリンク機構40の駆動源であるサーボモータ31と、サーボモータ31の出力軸に固定された原動歯車33と、を備えている。
サーボモータ31は、固定プラテン12に固定されており、型締め及び型締めの開放の際に回転駆動される。原動歯車33は、後述するトグルリンク機構40の従動歯車49に噛み合っており、サーボモータ31の回転駆動力が従動歯車49を介してトグルリンク機構40に伝えられる。
可動プラテン13は、ねじ軸25と、ねじ軸25を回転することで並進運動するナット20とねじ軸25を回転可能に支持する軸受21と、動力伝達ギア23,24を介してねじ軸25を回転駆動するサーボモータ22と、からなる移動手段により、前後方向xに進退移動される。なお、ねじ軸25とナット20は、図示しない鋼球を備えるボールねじを構成し、ナット20と軸受21は、それぞれ、可動プラテン13,固定プラテン12に固定される。ねじ軸25は、図示しない制御装置によりサーボモータ22を介して、回転角度、回転速度、回転トルクが制御される。
それぞれのタイバー17の先端部には、等ピッチの複数のリング溝(雄ねじ)17Bが形成されている。また、可動プラテン13の前方側の側面には、それぞれのタイバー17のリング溝と噛み合うリング溝(雌ねじ)29Aを備える割りナット29が設けられている。
以上の型締装置10は、図1の固定金型14、可動金型15が開いた状態、即ち、実線で示すように、可動プラテン13が充分に固定プラテン12から離れた状態から、2点鎖線で示すように固定金型14と可動金型15が近接するまで、可動プラテン13が移動する。この移動は、サーボモータ22で駆動されるねじ軸25の回転によって実現される。可動プラテン13は、移動開始直後に加速した後、一定速度で移動した後に、減速して固定金型14が可動金型15に接触し移動が終了停止するようになっている。
この可動プラテン13の停止位置で割りナット29が作動して割りナット29のリング溝29Aがタイバー17の先端部のリング溝17Bと係合してタイバー17と割りナット29とが結合する。
タイバー17と割りナット29とが結合された後、型締機構30を動作させて型締めを行う。以下、型締機構30の主要部をなすトグルリンク機構40について説明した後に、トグルリンク機構40を用いた型締めの動作を説明する。
[トグルリンク機構40]
本実施形態に係るトグルリンク機構40は、図2(a)〜(c)に示すように、四つのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dの組み合わせからなり、それぞれのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dは、倍力効果を生じさせるトグル要素を一つ備えたシングルトグルリンク機構から構成される。四つのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dは、タイバー17の中心軸の周りに90°の間隔をあけて配置されており、トグルリンク機構41Aとトグルリンク機構41Cが対称の位置に、また、トグルリンク機構41Bとトグルリンク機構41Dが対称の位置をなす。なお、トグルリンク機構41Dは、トグルリンク機構41Bの陰に隠れている。
トグルリンク機構40は、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dを保持する要素として、固定プラテン12の背面側に固定される固定サポート46と、タイバー17の外周面に摺動可能に嵌合される回転リンクヘッド47と、タイバー17の後端に固定される可動サポート48と、を備えている。なお、図示を省略するが、摺動部分には、すべり軸受を設けるなどして、円滑な摺動を図る。
固定サポート46は、固定プラテン12の側においてトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dを連結する機能を有している。固定サポート46は、固定プラテン12を貫通して後方に引き出されるタイバー17が貫通する孔が、中心軸C周りに形成されており、中空円筒状の形態をなしている。
固定サポート46は、その外周面に四本のリンクピンPが、径方向の外側に向けて設けられている。四本のリンクピンPは、90°の間隔をあけて、等間隔で設けられている。各々リンクピンPには、後述するリンク部材と合わせて球面軸受を構成する球状の座部Wが一体的に設けられている(図2(c))。なお、回転リンクヘッド47及び可動サポート48に設けられるリンクピンPも同様の構成を備えるとともに、固定サポート46、回転リンクヘッド47及び可動サポート48のリンクピンPは、周方向の同じ位置(同位相)に配置される。
なお、固定サポート46は、変位できないように固定プラテン12に固定されている。
回転リンクヘッド47は、固定サポート46と可動サポート48の間に設けられ、サーボモータ31が発生する回転駆動力をトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dに回転運動として伝達する。
回転リンクヘッド47は、中空円筒の形態をなし、タイバー17の外周面に周方向及び軸方向に摺動可能に嵌合される。回転リンクヘッド47は、同様にタイバー17の外周面に周方向及び軸方向に摺動可能に嵌合される従動歯車49と一体的に固定され、従動歯車49が回転するとそれに伴ってタイバー17の回りを回転する。
回転リンクヘッド47にも、固定サポート46と同様に、外周面に四本のリンクピンPを備える。このリンクピンPが、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dの力点となる。ただし、回転リンクヘッド47のリンクピンPは、二つのリンクが結合されるので、軸方向に間隔をあけて二つの座部Wが設けられている。
可動サポート48は、タイバー17の後端に固定され、タイバー17の変位に伴って軸方向に変位することができる。
可動サポート48は、円板状の部材から構成され、固定サポート46と同様に、外周面に四本のリンクピンPを備える。
次に、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dの構成について説明する。トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dは、それぞれが配置される位置が相違しているが、構成は同じであるから、以下では、図2(a),(b)に表れているトグルリンク機構41Bを例にしてその構成及び固定サポート46等の周囲の構成との関連を説明する。
図2(a)〜(c)に示すように、トグルリンク機構41Bは、第1リンク42と、第2リンク43と、を備えている。なお、トグルリンク機構41B〜トグルリンク機構41Dにおいて、トグルリンク機構41Bと同じ構成部分には、トグルリンク機構41Bと同じ符号を付けている。
第1リンク42は、リンクピンP(座部W)を介して、一端が固定サポート46にピン結合され、他端が回転リンクヘッド47にピン結合される。第2リンク43は、リンクピンP(座部W)を介して、一端が回転リンクヘッド47にピン結合され、他端が可動サポート48にピン結合される。
トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれにおいて、第1リンク42と第2リンク43が結合される回転リンクヘッド47のリンクピンPが力点となる。同様に、第1リンク42の一端を結合する固定サポート46のリンクピンPが支点となり、第2リンク43の他端を結合する可動サポート48のリンクピンPが作用点となる。
図2(a)に示すように、型締めを行う以外のときには、第1リンク42と第2リンク43は、互いに傾いて縮んだ待機状態にある。
型締装置10は、割りナット29の軸方向の位置を前後方向に移動させることのできる調整装置70を備える。
調整装置70は、くさび型をなす第1ゲージ71と、第1ゲージ71を昇降させるアクチュエータ73と、割りナット29に固定され、くさび型をなし、第1ゲージ71とは上下が反転する第2ゲージ75と、を備える。
第1ゲージ71は、可動面71Aと背面71Bを備え、背面71Bが可動プラテン13に摺動可能に設けられ、背面71Bに対して傾斜する可動面71Aが第2ゲージ75に対向して設けられる。
第2ゲージ75は、可動面75Aと背面75Bを備え、背面75Bの側が割りナット29に固定され、背面75Bに対して傾斜する可動面75Aが第1ゲージ71の可動面71Aに摺動可能に設けられる。
調整装置70は、アクチュエータ73を昇降運動させることにより、第1ゲージ71及び第2ゲージ75を介して、割りナット29の位置を前後方向xに移動させることができる。これにより、本実施形態の型締装置10が、異なる厚さの金型(固定金型14,可動金型15)を使用する場合に、調整装置70により割りナット29の位置を調整することにより、タイバー17側のリング溝17Bの位置と、割りナット29側のリング溝29Aの位置がきちんと噛み合うようにすることができる。
[動 作]
図2(a)に示す待機状態から型締めを行うには、サーボモータ31を、後方から視て時計回りに回転させると、原動歯車33と噛み合う従動歯車49が反時計回り(白抜き矢印)に回転し、これに伴って回転リンクヘッド47も反時計回りに回転される。そうすると、回転リンクヘッド47に設けられているリンクピンPが反時計回りに回動することで、図2(b)に示すように、第1リンク42と第2リンク43が伸び、両者が一直線状になる直前に倍力効果を発揮する。このとき、回転リンクヘッド47は後方に変位するとともに、第2リンク43の一端が結合されている可動サポート48が後方に強い力で押されるので、可動サポート48と一体に固定されるタイバー17が後方に牽引される。これにより、型締め力が生じる。
[効 果]
以上説明したように、本実施形態による型締装置10は、駆動源であるサーボモータ31の回転駆動力をトグルリンク機構40に回転運動として伝達し、その過程で直線運動に変換することがない。したがって、ボールねじを用いて直線運動を変換するのに比べて、サーボモータ31の出力を高い効率でトグルリンク機構40の駆動力として伝達することができる。しかも、本実施形態によれば、力の伝達箇所が、サーボモータ31の出力軸に固定された原動歯車33と回転リンクヘッド47に固定された従動歯車49の噛み合い部分だけの一箇所であるから、この点からも高い伝達効率が得られる。
また、型締装置10は、従動歯車49がタイバー17の外周面に嵌合して設けられており、原動歯車33に比べて径が相当に大きいために、原動歯車33と従動歯車49の減速比を大きくできる。これにより、回転リンクヘッド47を回転させるトルクを大きくできる。ここで、従動歯車49と同程度の歯数を有する歯車を他の部位に設けるとすれば、その分だけスペースが必要になるし、歯車をもう一つ介在させる必要になることも想定される。これに対して、本実施形態のように、タイバー17の周囲に嵌合させる形態を採用すれば、格別なスペースを要することなく、かつ、力の伝達箇所も一箇所に留めることができる。
また、本実施形態による型締装置10は、固定プラテン12の背面に、固定プラテン12とタイバー17とを連結するトグルリンク機構40を、その駆動源であるサーボモータ31及び駆動力の伝達機構とともに、四本のタイバー17のそれぞれに備える。
このように、それぞれのタイバー17に個別にトグルリンク機構40を連結させているので、高応答の個別制御が可能なために、型盤(固定プラテン12,可動プラテン13)又は金型(固定金型14,可動金型15)の局部変形により型盤間の平行度が崩れた場合でも、各タイバー17を個別に高精度な位置制御、速度制御、力制御が可能である。このため、型締めの際には複数のタイバーそれぞれ同じ力を負荷するように制御することで、金型の各部に偏りのない均等な型締め力を加えられ、かつ、タイバーに制御された力以上の過大な負荷が発生しない為、タイバーの折損を防止できる。また、コアバック成形、射出圧縮において、キャビティ内の溶融樹脂から固定プラテンおよび可動プラテンが偏心した反力を受けた場合でも、タイバーを個別に位置制御することで可動プラテンと固定プラテンを常に平行に制御しながら型閉または型開することで高精度と金型の損傷の防止が可能な射出成形が実現される。
また、それぞれのタイバー17にトグルリンク機構40を分割して設けていると言えるので、一台のトグルリンク機構を用いる型締装置に比べて、軸方向の寸法を短くすることかでき、トグルリンク機構の各部品を小さくすることができるので製作も容易である。しかも、トグルリンク機構40は、固定プラテン12の背面に設置されるが、この領域は、射出成形機の射出ユニットが設けられる領域に属し、かつトグルリンク機構40のそれぞれの寸法が小さいので、射出ユニットとの干渉を避けることができる。したがって、本実施形態によると、従来の同等の機長で収まる射出成形機を提供することができる。
また、本実施形態のトグルリンク機構40は、四つのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれが、ダブルトグルリンク機構からなり、しかも、タイバー17の周囲であって軸方向の同じ位置を取り囲んでいる。したがって、1本のタイバー17で発生させる型締め力を複数のダブルトグルリンク機構で担うため、全体として要求される倍力比を得るために必要な、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれのサイズを小さくすることができる。換言すると、1本のタイバー17で発生させる型締め力を複数の小サイズのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dに分担させることにより、例えば1000tonを超えるような大きな型締力に容易にコンパクトな構造のまま対応することができる。
また、本実施形態のトグルリンク機構40は、タイバー17を中心にして、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dが均等間隔に配置されている。これにより、トグルリンク機構40を動作させたときの、タイバー17に加わる周方向の力を均等にできる。したがって、タイバー17に撓みが生じるのを防いで、タイバー17の曲がりによる破損を防ぎ、高精度な位置制御を実現できる。
そして、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれの第1リンク42及び第2リンク43を、一体の構造部材である回転リンクヘッド47により連結することにより、四つのトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dが同期して動作することを担保し、それぞれのタイバー17における高精度な位置制御を実現できる。
また、本実施形態のトグルリンク機構40は、回転リンクヘッド47と第1リンク42,第2リンク43を連結するリンクピンPの移動軌跡が、回転リンクヘッド47の中心軸を中心とした円弧状になるので、回転リンクヘッド47の半径方向であるリンクピンPの向きが変化する。これに対し、第1リンク42,第2リンク43は回転せずに位相は変化しないため、リンクピンPは主リンクに対して相対的に首振り運動をすることになり連結部分にこじり力が発生するおそれがある。ところが、本実施形態では、この連結部分に球面軸受59を適用しているので、こじり力によるリンク破損を防止することができる。なお、球面軸受59の代替手段として、ボールジョイント等の他の回転自在な連結手段を用いることもできる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態にかかるトグルリンク機構140を、図3を参照して説明する。なお、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の機能を果たす構成要素には、トグルリンク機構40と同じ符号を図3に示し、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
トグルリンク機構140は、第1実施形態の従動歯車49に回転リンクヘッド47の機能を持たせたところに特徴がある。この場合、従動歯車49の歯が形成されている面上で第1リンク42,第2リンク43を連結、支持することができない。
そこで、トグルリンク機構140は、図3に示すように、第1リンク42,第2リンク43のそれぞれの一端を、従動歯車49の側面にボールジョイントBJにより結合する。第1リンク42については、他端を固定プラテン12にボールジョイントBJにより結合し、第2リンク43については、他端を可動サポート48にボールジョイントBJにより結合する。なお、これにより、第1リンク42,第2リンク43は、可動サポート48及び従動歯車49の外周を超えることなく、これらの外周の範囲内に収まる。
[動 作]
図3(a)に示す待機状態から型締めを行うにサーボモータ31を回転させると、原動歯車33と噛み合う従動歯車49が反時計回りに回転する。そうすると、従動歯車49におのおのの一端が連結されている第1リンク42と第2リンク43が伸び、両者が一直線状になる直前に倍力効果を発揮する。このとき、従動歯車49は後方に変位するとともに、第2リンク43の一端が結合されている可動サポート48が後方に強い力で押されるので、可動サポート48と一体に固定されるタイバー17が後方に牽引される。これにより、型締め力が生じる。
[効 果]
第2実施形態のトグルリンク機構140も、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の効果を奏するのに加えて、以下の効果を奏する。
トグルリンク機構140は、従動歯車49に回転リンクヘッド47の機能を持たせているので、トグルリンク機構40に比べて構成が簡素化されており、製造が容易であるとともに、製造コストを低減できる。
また、トグルリンク機構140は、第1リンク42及び第2リンク43が、従動歯車49及び可動サポート48の外周の範囲内に収まるので、構成がコンパクトである。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態にかかるトグルリンク機構240を、図4を参照して説明する。なお、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の機能を果たす構成要素には、トグルリンク機構40と同じ符号を図4に示し、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
トグルリンク機構240は、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれが、倍力効果を生じさせるトグル要素を二つ(第1リンク42と第2リンク43,第2リンク43と第3リンク44)だけ備えたシングルトグルリンク機構から構成される点、及び、型締めする際の環状リンクヘッド36の動作が回転する点が、第1実施形態と相違する。
トグルリンク機構240は、タイバー17の周囲に摺動可能に従動歯車57と環状リンクヘッド36が並んで嵌合されている。従動歯車57と環状リンクヘッド36は一体化されており、従動歯車57が回転すると環状リンクヘッド36も一緒にタイバー17の回りを回転する。
従動歯車57は、固定プラテン12に固定されたサーボモータ31の出力軸に設けられた原動歯車55に噛み合っており、サーボモータ31の回転駆動に伴う原動歯車55の回転により、回転する。
トグルリンク機構240は、環状リンクヘッド36と第2リンク43の間に、第3リンク44を備えている。第3リンク44は、一端が環状リンクヘッド36にピン結合されており、他端が第2リンク43と球面軸受59により結合されている。第3リンク44は、型締めを行う前には、図4(b)に示すように、タイバー17の径方向に対して傾斜して設けられている。
[動 作]
トグルリンク機構240は、サーボモータ31を図4(b)に示すように回転駆動させると、原動歯車55に噛み合う従動歯車57及び従動歯車57と一体化されている環状リンクヘッド36が回転することにより、第3リンク44がタイバー17の径方向に沿うように変位する。そうすると、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dのそれぞれにおいて、第3リンク44に押されることで、第1リンク42と第2リンク43は伸長するように変位する。第1リンク42は一端が固定プラテン12に結合されているので、第1リンク42と第2リンク43の伸長は、リンク支持体53を後方に押す力となって現れ、リンク支持体53と一体に固定されるタイバー17が後方に牽引される。これにより、型締めがなされる。
[効 果]
第3実施形態のトグルリンク機構240も、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の効果を奏するのに加えて、以下の効果を奏する。
つまり、トグルリンク機構240は、トグルリンク機構41A,41B,41C,41Dにダブルトグルリンク機構を用いているので、高い倍力効果を得ることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態にかかるトグルリンク機構340を、図5及び図6を参照して説明する。なお、第1実施形態のトグルリンク機構40と同様の機能を果たす構成要素には、トグルリンク機構40と同じ符号を図5及び図6に示し、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
トグルリンク機構340は、3プラテン方式の型締装置110に適用されるものであり、可動プラテン13の背面側であって、支持プラテン16との間に設けられるものであり、一台の型締装置110に対して一基だけ設けられている。
トグルリンク機構340は、支持プラテン16のおもて面側に固定サポート46が設けられ、可動プラテン13に可動サポート48が設けられており、固定サポート46と可動サポート48の間に回転リンクヘッド47が設けられる。回転リンクヘッド47は、従動歯車49と一体的に固定され、支持ロッド58に回転可能に支持されている。従動歯車49は、内周側に軸方向に突出する固定スリーブ49Aを備えており、この固定スリーブ49Aは後述するラジアル軸受62の内輪と固定される。
トグルリンク機構340は、サーボモータ31を支持するモータ架台60を備えている。モータ架台60は、円筒状の架台本体61と、架台本体61の一方端に固定された四本のガイドロッド63と、を備える。モータ架台60は、架台本体61の側が可動プラテン13に向くように配置され、ガイドロッド63が、固定サポート46を貫通して支持プラテン16に達するガイド孔65に挿入される。なお、図6では、ガイド孔65との関係を明確にするためにガイドロッド63の周囲に隙間を設けて描いているが、ガイドロッド63が摺動できるように嵌合される。
架台本体61の内側には、ラジアル軸受62が嵌合されている。ラジアル軸受62は、外輪が架台本体61に固定され、内輪には従動歯車49の固定スリーブ49Aが固定されている。
支持ロッド58は、一方端が支持プラテン16に固定され、他方端には、回転リンクヘッド47と従動歯車49が一体として回転可能に支持されている。架台本体61と従動歯車49の固定スリーブ49Aとの間にはラジアル軸受62が設けられているので、回転リンクヘッド47と従動歯車49は、支持ロッド58と架台本体61の間で、一体として回転する。
トグルリンク機構340は、第1リンク42の一端が支持プラテン16に、他端が回転リンクヘッド47に連結され、第2リンク43の一端が回転リンクヘッド47に、他端が可動サポート48に結合される。それぞれの結合は、球面軸受59を用いている。
[動 作]
図5(a)に示す待機状態から型締めを行うには、サーボモータ31を、後方から視て時計回りに回転させると、原動歯車33と噛み合う従動歯車49が反時計回りに回転し、これに伴って回転リンクヘッド47も反時計回りに回転される。そうすると、回転リンクヘッド47に設けられているリンクピンPが反時計回りに回転することで、図5(b)に示すように、第1リンク42と第2リンク43が伸び、両者が一直線状になる直前に倍力効果を発揮する。このとき、回転リンクヘッド47は後方に変位するとともに、第2リンク43の一端が結合されている可動サポート48が後方に強い力で押されるので、可動サポート48と一体に固定されるタイバー17が後方に牽引される。これにより、型締め力が生じる。
[効 果]
第4実施形態のトグルリンク機構340は、3プラテン型の型締装置において、サーボモータ31の出力を高い効率でトグルリンク機構340の駆動力として伝達することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
複数のトグルリンク機構41A,41B,41C,41Dを備える場合に、固定プラテン12の中央からの放射線方向のモーメントを吸収する支持構造にて支持されていることが好ましい。そうすることにより、固定プラテンが撓んでもそれぞれのトグルリンク機構40は伸び量の差を抑制することができる。
例えば、トグルリンク機構41A(41B,41C,41D)を全体として球面座金で支持する、あるいは、ガイドロッド63を回転自在なブッシュで支持するなどである。
また、タイバー17を中心に対して、型盤(固定プラテン12)の中央よりのトグルリンク機構41Cと41Dを構成する第1リンク42及び第2リンク43の長さを、型盤の外側よりのトグルリンク機構41A,41Bを構成する第1リンク42及び第2リンク43の長さより短くすることができる。こうすることにより、固定プラテン12が図2(a)に示すように撓んでも、この撓み量を見込んで中央寄りのリンクと外側よりのリンクの長さに差を設けておくことによって、リンク拡張量の差を抑制することができる。
10 型締装置
110 型締装置
11 ベースフレーム
12 固定プラテン
13 可動プラテン
14 固定金型
15 可動金型
16 支持プラテン
17 タイバー
17B リング溝
20 ナット
21 軸受
22 サーボモータ
23,24 動力伝達ギア
25 ねじ軸
29 割りナット
29A リング溝
30 型締機構
31 サーボモータ
33 原動歯車
36 環状リンクヘッド
40 トグルリンク機構
140 トグルリンク機構
240 トグルリンク機構
340 トグルリンク機構
41A,41B,41C,41D トグルリンク機構
42 第1リンク
43 第2リンク
44 第3リンク
46 固定サポート
47 回転リンクヘッド
48 可動サポート
49 従動歯車
49A 固定スリーブ
53 リンク支持体
55 原動歯車
57 従動歯車
58 支持ロッド
59 球面軸受
60 モータ架台
61 架台本体
62 ラジアル軸受
63 ガイドロッド
65 ガイド孔
70 調整装置
71 第1ゲージ
71A 可動面
71B 背面
73 アクチュエータ
75 第1ゲージ
75A 可動面
75B 背面

Claims (7)

  1. 固定金型を保持する固定プラテンと、
    前記固定プラテンに対して進退可能に設けられ、可動金型を保持する可動プラテンと、
    型締めの際に前記固定プラテンと前記可動プラテンを接続する複数のタイバーと、
    型締めの際に複数の前記タイバーを牽引することにより、前記固定金型と前記可動金型との間に型締め力を生じさせる牽引装置と、を備え、
    前記牽引装置は、
    回転駆動力を出力する電動モータと、
    前記固定プラテンの背面側、又は、前記可動プラテンの背面側に設けられ、前記回転駆動力に基づいて伝達される回転運動により伸縮がなされるトグルリンク機構と、を備え
    前記トグルリンク機構は、
    前記タイバーと同軸上に回転可能に設けられ、前記回転駆動力により回転運動するリンクヘッドを備え、
    前記リンクヘッド上に、前記トグルリンク機構の力点が、設けられる、
    ことを特徴とする型締装置。
  2. 前記牽引装置は、
    前記固定プラテンの背面側に、複数の前記タイバーのそれぞれに対応して設けられる、
    請求項1に記載の型締装置。
  3. 前記リンクヘッドは、
    外周面に歯車が形成された環状の形態をなす、
    請求項2に記載の型締装置。
  4. 前記牽引装置は、
    複数の前記トグルリンク機構が、前記タイバーの周囲を取り囲むように配置される、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の型締装置。
  5. 複数の前記トグルリンク機構が、周方向に、均等間隔で配置される、
    請求項に記載の型締装置。
  6. 前記可動プラテンに対して、複数の前記タイバーをそれぞれ固定する固定手段と、
    前記固定手段の軸方向の位置を調整する調整手段と、を備える、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の型締装置。
  7. 前記牽引装置は、
    前記可動プラテンの背面側であって、位置が固定される支持プラテンとの間に設けられ、
    前記リンクヘッドは、
    前記支持プラテンに設けられた、前記可動プラテンに
    向けて突出する回転支持ロッドに回転可能に支持される、
    請求項1に記載の型締装置。
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