JP4510813B2 - 型締装置及び型締方法 - Google Patents

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Description

本発明は、型締装置及び型締方法にするものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機は、射出装置、金型装置及び型締装置を備え、樹脂を、射出装置の射出ノズルから射出して金型装置のキャビティ空間に充填し、固化させることによって成形品を得るようになっている。そして、前記金型装置は、固定金型及び可動金型を備え、前記型締装置を作動させ、固定金型に対して可動金型を進退させることによって、型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。
前記型締装置は、前記固定金型が取り付けられた固定プラテン、前記可動金型が取り付けられた可動プラテン、電動式のモータ、該モータの出力軸に連結されたボールねじ軸、及び該ボールねじ軸と螺合させられるボールナットから成るボールねじ、前記ボールナットと連結されたクロスヘッド、該クロスヘッドと可動プラテンとの間に配設されたトグル機構等を備え、前記モータを駆動することによってクロスヘッドを前進させ、前記トグル機構を伸展させることによって型閉じ及び型締めを行うことができる。
ところが、前記構成の型締装置においては、型締力を発生させるためにトグル機構を使用するようになっているので、可動プラテンに曲げモーメントが作用し、可動プラテンにおける金型取付面に歪みが発生してしまう。
また、トグル機構を伸展させることによって型締めが行われるので、型締力を制御するのが困難になってしまう。
そこで、電動式のモータ及び電磁石を備え、型閉じ及び型開きの動作にモータのトルクを、型締めの動作に電磁石の吸引力を利用した型締装置が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
該型締装置においては、固定プラテンと所定の間隔を置いてリヤプラテンが配設され、、前記固定プラテンとリヤプラテンとの間に架設されたタイバーに沿って可動プラテンが進退自在に配設される。そして、前記リヤプラテンの背面に電磁石が固定され、前記リヤプラテンの後方に吸着板が進退自在に配設されるとともに、吸着板と可動プラテンとの間にリンク機構が配設され、該リンク機構を回転型のモータを駆動することによって屈伸させ、可動プラテンを進退させて型開閉を行うようになっている。
したがって、前記モータを駆動してリンク機構を伸展させることによって型閉じを行った後、前記電磁石を駆動して吸着板を吸着することによって、型締めを行うことができる。この場合、型締力を発生させるために電磁石を使用するので、可動プラテンに曲げモーメントが作用せず、可動プラテンにおける金型取付面に歪みが発生することがなくなる。また、型締力を容易に制御することができる。
特許第3190600号公報
しかしながら、前記従来の型締装置においては、モータと可動プラテンとの間に複数の部品を配設する必要があり、可動プラテンの位置の精度を十分に高くすることができない。
本発明は、前記従来の型締装置の問題点を解決して、型開閉の精度を十分に高くすることができる型締装置及び型締方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の型締装置においては、固定金型が取り付けられた第1の固定部材と、該第1の固定部材と対向させて配設され、可動金型が取り付けられた第1の可動部材と、該第1の可動部材と共に進退させられる第2の可動部材と、前記第1、第2の可動部材を連結する型締力伝達部材と、前記第1、第2の可動部材間に配設された第2の固定部材と、前記第2の可動部材と連結された可動子、及びフレームに配設された固定子を備え、前記第1の可動部材を進退させて型開閉を行うリニアモータと、前記第2の固定部材と第2の可動部材との間に型締力を発生させる電磁石とを有する。
そして、前記リニアモータは、前記型締力伝達部材と異なる軸上に配設され、少なくとも一部が軸方向において型締力伝達部材とオーバラップさせられる。
本発明によれば、型締装置においては、固定金型が取り付けられた第1の固定部材と、該第1の固定部材と対向させて配設され、可動金型が取り付けられた第1の可動部材と、該第1の可動部材と共に進退させられる第2の可動部材と、前記第1、第2の可動部材を連結する型締力伝達部材と、前記第1、第2の可動部材間に配設された第2の固定部材と、前記第2の可動部材と連結された可動子、及びフレームに配設された固定子を備え、前記第1の可動部材を進退させて型開閉を行うリニアモータと、前記第2の固定部材と第2の可動部材との間に型締力を発生させる電磁石とを有する。
そして、前記リニアモータは、前記型締力伝達部材と異なる軸上に配設され、少なくとも一部が軸方向において型締力伝達部材とオーバラップさせられる。
この場合、型締装置の全長を短くすることができる。
さらに、リニアモータと型締め用の駆動部とが独立させられるので、リニアモータと第1の可動部材とを直結することができる。したがって、型開閉の精度を十分に高くすることができる。
本発明の第1の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における金型装置及び型締装置の型開き時の状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。 図6のX−X断面図である。 図6のY−Y断面図である。 図6のZ−Z断面図である。 本発明の第6の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。 図10のA−A断面図である。 図10のB−B断面図である。 図10のC−C断面図である。 本発明の第7の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。
符号の説明
10 型締装置
11 固定プラテン
12 可動プラテン
13 リヤプラテン
15 固定金型
16 可動金型
22 吸着板
28、128 リニアモータ
39、139、239 ロッド
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施の形態において、型締装置については、型閉じを行う際の可動プラテンの移動方向を前方とし、型開きを行う際の可動プラテンの移動方向を後方とし、射出装置については、射出を行う際のスクリューの移動方向を前方とし、計量を行う際のスクリューの移動方向を後方として説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図、図2は本発明の第1の実施の形態における金型装置及び型締装置の型開き時の状態を示す図である。
図において、10は型締装置、Frは射出成形機のフレーム、Gdは、該フレームFr上に敷設されてレールを構成し、型締装置10を支持するとともに案内する第1の案内部材としての2本のガイド(図においては、2本のガイドGdのうちの1本だけを示す。)、11は、該ガイドGd上に載置され、前記フレームFr及びガイドGdに対して固定された第1の固定部材としての固定プラテンであり、該固定プラテン11と所定の間隔を置いて、かつ、固定プラテン11と対向させて第2の固定部材としてのリヤプラテン13が配設され、前記固定プラテン11とリヤプラテン13との間に4本の連結部材としてのタイバー14(図においては、4本のタイバー14のうちの2本だけを示す。)が架設される。なお、前記リヤプラテン13は、タイバー14が伸縮するのに伴って、ガイドGdに対してわずかに移動することができるように前記ガイドGd上に載置される。
そして、前記タイバー14に沿って固定プラテン11と対向させて第1の可動部材としての可動プラテン12が型開閉方向に進退自在に配設される。そのために、前記可動プラテン12におけるタイバー14と対応する箇所にタイバー14を貫通させるための図示されないガイド穴が形成される。
前記タイバー14の前端部には図示されない第1のねじ部が形成され、前記固定プラテン11とタイバー14とは、前記第1のねじ部とナットn1とを螺合させることによって固定される。また、前記各タイバー14の後方の所定の部分には、タイバー14より外径が小さい第2の案内部材としてのガイドポスト21が、リヤプラテン13の背面から後方に向けて突出させて、かつ、タイバー14と一体に形成される。そして、リヤプラテン13の背面の近傍には図示されない第2のねじ部が形成され、前記固定プラテン11とリヤプラテン13とは、前記第2のねじ部とナットn2とを螺合させることによって固定される。本実施の形態においては、ガイドポスト21がタイバー14と一体に形成されるようになっているが、ガイドポスト21とタイバー14とを別体で形成することもできる。
また、前記固定プラテン11には第1の金型としての固定金型15が、前記可動プラテン12には第2の金型としての可動金型16がそれぞれ固定され、固定金型15及び可動金型16によって金型装置19が構成される。そして、前記可動プラテン12の進退に伴って固定金型15と可動金型16とが接離させられ、型閉じ、型締め及び型開きが行われる。
なお、型締めが行われるのに伴って、固定金型15と可動金型16との間に図示されないキャビティ空間が形成され、射出装置17の射出ノズル18から射出された成形材料としての図示されない樹脂が前記キャビティ空間に充填される。この場合、固定金型15及び可動金型16によって一つのキャビティ空間が形成され、金型装置19によって1個取りの成形が行われる。
また、キャビティ空間に樹脂が充填された後、金型装置19が冷却され、キャビティ空間内の樹脂が冷却されて固化すると、型開きが行われる。このとき、可動プラテン12の背面に配設されたエジェクタ装置55が作動させられ、図示されないエジェクタピンが可動金型16から突き出され、成形品を取り出すことができる。
そして、前記可動プラテン12と平行に配設された第2の可動部材としての吸着板22が、リヤプラテン13より後方において前記各ガイドポスト21に沿って進退自在に配設され、ガイドポスト21によって案内される。なお、前記吸着板22には、各ガイドポスト21と対応する箇所に、ガイドポスト21を貫通させるためのガイド穴23が形成される。該ガイド穴23は、リヤプラテン13側に開口させられ、ボールナットn2を収容する大径部24及び吸着板22の背面側に開口させられ、ガイドポスト21と摺動させられる摺動面を備えた小径部25を備える。本実施の形態において、吸着板22は、ガイドポスト21によって案内されるようになっているが、吸着板22を、ガイドポスト21だけでなく、ガイドGdによって案内することもできる。
ところで、前記可動プラテン12を進退させるために、第1の駆動部としての、かつ、型開閉用の駆動部としてのリニアモータ28が、可動プラテン12とフレームFrとの間に、前記タイバー14とは独立して、ガイドGdに沿って配設される。前記リニアモータ28は、前記フレームFr上に、前記ガイドGdと平行に、かつ、可動プラテン12の移動範囲に対応させて配設された第1の駆動要素としての固定子29、及び前記可動プラテン12の下端において、前記固定子29と対向させて、かつ、所定の範囲にわたって配設された第2の駆動要素としての可動子31を備える。
該可動子31は、固定子29に向けて突出させて、かつ、所定のピッチで複数の磁極歯33が形成されたコア34、及び各磁極歯33に巻装されたコイル35を備える。なお、前記各磁極歯33は可動プラテン12の移動方向に対して直角の方向に、互いに平行に形成される。そして、前記固定子29は、図示されないコア、及び該コア上に延在させて形成された図示されない永久磁石を備え、該永久磁石は、図示されないN極及びS極の各磁極を交互に、かつ、前記磁極歯33と同じピッチで着磁させることによって形成される。
したがって、前記コイル35に所定の電流を供給することによってリニアモータ28を駆動すると、可動子31が進退させられ、それに伴って、可動プラテン12が進退させられ、型閉じ及び型開きを行うことができる。
そして、前記固定子29の長さをLpとし、可動子31の長さをLmとし、可動プラテン12のストロークをLstとしたとき、前記長さLmは、リニアモータ28による最大の推進力に対応させて設定され、前記長さLpは、
Lp>Lm+Lst
にされる。
すなわち、前記可動子31は、前記長さLmを確保するために、前端を、可動プラテン12の前端面より所定の量だけ前方に突出させて、後端を、可動プラテン12の後端面より所定の量だけ後方に突出させて配設される。そして、前記固定子29は、前端を、可動プラテン12及び可動金型16が前進限位置に置かれたときのコア34の前端より前方にわずかに突出させて、後端を、可動プラテン12及び可動金型16が後退限位置に置かれたときのコア34の後端より後方にわずかに突出させて配設される。
なお、本実施の形態においては、固定子29に永久磁石を、可動子31にコイル35を配設するようになっているが、固定子にコイルを、可動子に永久磁石を配設することもできる。その場合、リニアモータ28が駆動されるのに伴って、コイルが移動しないので、コイルに電力を供給するための配線を容易に行うことができる。
ところで、前記可動プラテン12が前進させられて可動金型16が固定金型15に当接すると、型閉じが行われ、続いて、型締めが行われる。そして、型締めを行うために、リヤプラテン13と吸着板22との間に、第2の駆動部としての、かつ、型締め用の駆動部としての電磁石ユニット37が配設される。また、型閉じ時及び型開き時に、可動プラテン12の進退に連動させて吸着板22を進退させ、型締め時に、電磁石ユニット37によって発生させられた型締力を可動プラテン12に伝達するために、可動プラテン12と吸着板22とを連結する型締力伝達部材としてのロッド39が、進退自在に、かつ、軸方向において前記リニアモータ28と少なくとも一部をオーバラップさせて配設される。また、前記リニアモータ28とロッド39とは互いに非対称に配設される。
なお、固定プラテン11、可動プラテン12、リヤプラテン13、吸着板22、リニアモータ28、電磁石ユニット37、ロッド39等によって型締装置10が構成される。
前記電磁石ユニット37は、リヤプラテン13側に配設された第1の駆動部材としての電磁石49、及び吸着板22側に配設された第2の駆動部材としての吸着部51から成り、該吸着部51は、前記吸着板22の前端面の所定の部分、本実施の形態においては、吸着板22において前記ロッド39を包囲し、かつ、電磁石49と対向する部分に形成される。また、リヤプラテン13の背面の所定の部分、本実施の形態においては、前記ロッド39よりわずかに上方及び下方に、水平方向に延在させて二つの溝45が互いに平行に形成され、各溝45間に矩形の形状を有するコア46が、他の部分にヨーク47が形成される。そして、前記コア46にコイル48が巻装され、前記電磁石49が形成される。
なお、前記コア46及びヨーク47、並びに吸着板22は、強磁性体から成る薄板を積層することによって形成され、電磁積層鋼板を構成する。
本実施の形態においては、リヤプラテン13とは別に電磁石49が、吸着板22とは別に吸着部51が形成されるが、リヤプラテン13の一部として電磁石を、吸着板22の一部として吸着部を形成することもできる。
したがって、電磁石ユニット37において、前記コイル48に電流を供給すると、電磁石49が駆動され、吸着部51を吸着し、前記型締力を発生させることができる。
そして、前記ロッド39は、後端部において吸着板22と連結させて、前端部において可動プラテン12と連結させて配設され、型閉じ時に可動プラテン12が前進するのに伴って前進させられて吸着板22を前進させ、型開き時に可動プラテン12が後退するのに伴って後退させられて吸着板22を後退させる。
そのために、前記リヤプラテン13の中央部分にロッド39を貫通させるための穴41が、前記吸着板22の中央部分にロッド39を貫通させるための穴42が形成され、前記穴41の前端部の開口に臨ませて、ロッド39を摺動自在に支持するブッシュ等の軸受部材Br1が配設される。また、前記ロッド39の後端部にねじ43が形成され、該ねじ43と、吸着板22に対して回転自在に支持されたナット44とが螺合させられる。
そして、本実施の形態においては、前述されたように、前記金型装置19に一つのキャビティ空間が形成され、1個取りの成形が行われるようになっているので、キャビティ空間は可動プラテン12のほぼ中央に形成される。したがって、前記エジェクタ装置55も可動プラテン12の背面における中央部分に配設することが好ましいので、ロッド39内にエジェクタ装置55を収容するための空間56が形成される。
ところで、型閉じが終了した時点で、吸着板22はリヤプラテン13に近接させられ、リヤプラテン13と吸着板22との間に所定のギャップδが形成されるが、該ギャップδが小さくなりすぎたり、大きくなりすぎたりすると、吸着部51を十分に吸着することができず、型締力が小さくなってしまう。また、最適なギャップδは、金型装置19の厚さが変化するのに伴って変化する。
そこで、前記ナット44の外周面に図示されない大径のギヤが形成され、前記吸着板22に第3の駆動部としての、かつ、型厚調整用の駆動部としての図示されない型厚調整用モータが配設され、該型厚調整用モータの出力軸に取り付けられた図示されない小径のギヤと、前記ナット44の外周面に形成されたギヤとが噛合させられる。
そして、金型装置19の厚さに対応させて、前記型厚調整用モータを駆動し、前記ナット44をねじ43に対して所定量回転させると、吸着板22に対するロッド39の位置が調整され、固定プラテン11及び可動プラテン12に対する吸着板22の位置が調整され、ギャップδを調整して設定された最適な値にすることができる。
なお、前記型厚調整用モータ、各ギヤ、ナット44、ロッド39等によって型厚調整装置が構成される。また、各ギヤによって、型厚調整用モータの回転をナット44に伝達する回転伝達部が構成される。そして、ナット44及びねじ43によって運動方向変換部が構成され、該運動方向変換部において、ナット44の回転運動がロッド39の直進運動に変換される。この場合、ナット44によって第1の変換要素が、ねじ43によって第2の変換要素が構成される。
前記リニアモータ28は、ロッド39より下方の、オフセットされた位置において、ロッド39とオーバラップさせて配設されるので、型締装置10の全長を短くすることができる。また、リニアモータ28とロッド39とをオーバラップさせるようになっていて、リニアモータ28と吸着板22とをオーバラップさせるようになっていないので、電磁石49の吸着面積を確保することができ、一層大きな型締力を発生させることができる。
次に、前記構成の型締装置10の動作について説明する。
前記金型装置19の交換に伴い、新しい金型装置19が取り付けられると、まず、金型装置19の厚さに対応させて吸着板22と可動プラテン12との間の距離が変更され、型厚調整が行われる。該型厚調整においては、固定金型15及び可動金型16をそれぞれ固定プラテン11及び可動プラテン12に取り付け、次に、可動金型16を後退させて、金型装置19を開いた状態に置く。
続いて、距離調整工程で、リニアモータ28を駆動し、固定金型15に可動金型16を当接させて型タッチを行う。なお、このとき、型締力は発生させない。この状態で、型厚調整用モータを駆動してナット44を回転させ、リヤプラテン13と吸着板22との距離、すなわち、前記ギャップδを調整し、あらかじめ設定された値にする。
このとき、リヤプラテン13と吸着板22とが接触してもコイル48が破損することがないように、また、コイル48がリヤプラテン13の表面から突出しないように、リヤプラテン13内にコイル48を埋め込む。この場合、リヤプラテン13の表面は、コイル48の損傷防止用のストッパとして機能する。なお、コイル48がリヤプラテン13の表面から突出している場合、リヤプラテン13と吸着板22との間、例えば、リアプラテン13における吸着板22と対向する面、又は吸着板22におけるリアプラテン13と対向する面に、図示されない接触防止用ストッパを配設し、リヤプラテン13と吸着板22とが接触してコイル48を破損させることがないようにする。
その後、図示されない制御部の型開閉処理手段は、型開閉処理を行い、型閉じ時に、図2の状態において、コイル35に電流を供給する。続いて、リニアモータ28が駆動され、可動プラテン12が前進させられ、図1に示されるように、可動金型16が固定金型15に当接させられる。このとき、リヤプラテン13と吸着板22との間、すなわち、電磁石49と吸着部51との間には、最適なギャップδが形成される。なお、型閉じに必要とされる力は、型締力と比較されて十分に小さくされる。
続いて、前記型開閉処理手段は、型締め時に、図1の状態において、前記コイル48に電流を供給し、吸着部51を電磁石49の吸着力によって吸着する。それに伴って、吸着板22及びロッド39を介して型締力が可動プラテン12に伝達され、型締めが行われる。さらに、所定のギャップδを形成するために、図示されないギャップ調整用ストッパを配設することができる。また、接触防止用ストッパをフレームFr上に配設することもできる。
また、前記型締力は図示されない荷重検出器によって検出され、検出された型締力は前記制御部に送られ、該制御部において、型締力が設定値になるようにコイル48に供給される電流が調整され、フィードバック制御が行われる。この間、射出装置17において溶融させられた樹脂が射出ノズル18から射出され、前記キャビティ空間に充填される。なお、前記荷重検出器として、ロッド39上に配設されたロードセルを使用したり、タイバー14の伸び量を検出するセンサを使用したりすることができる。
そして、キャビティ空間内の樹脂が冷却されて固化すると、前記型開閉処理手段は、型開き時に、図1の状態において、前記コイル48に電流を供給するのを停止する。それに伴って、リニアモータ28が駆動され、可動プラテン12が後退させられ、図2に示されるように、可動金型16が後退限位置に置かれ、型開きが行われる。
このように、本実施の形態においては、前記リニアモータ28と電磁石ユニット37とが独立して配設されるので、可動プラテン12を停止させる際の位置の精度を高くすることができる。
また、電磁石49の吸着力によって吸着板22が前進させられ、型締力がロッド39及び可動プラテン12を介して可動金型16に伝達されるので、型締め時の型締装置10の応答性及び安定性を向上させることができる。
そして、型締力を発生させるためにトグル機構を使用する必要がないので、可動プラテン12に曲げモーメントが作用することがなく、可動プラテン12における金型取付面に
歪みが発生するのを防止することができる。
さらに、ロッド39は型締力を伝達する機能を有するだけでなく、型厚を調整する機能も有するので、型締装置10の部品点数を少なくすることができ、型締装置10の構造を簡素化し、型締装置10を小型化することができる。
また、電磁石ユニット37によって型締めが行われるので、コイル48に供給される電流を調整することによって型締力を容易に制御することができるだけでなく、リニアモータ28によって可動プラテン12を進退させることができるので、型締装置10の応答性及び安定性を更に向上させることができる。
そして、型厚調整装置を1箇所に配設すればよく、タイバー14ごとに配設する必要がないので、型締装置10のコストを低下させることができる。また、型厚を調整する際に移動させられる部材が少ないので、型厚調整用モータとして容量の小さいモータを使用することができる。したがって、型締装置10を小型化することができるだけでなく、型厚を調整する精度を高くすることができる。
また、前記固定子29とロッド39とが軸方向においてオーバラップさせて配設されるので、型締装置10の軸方向寸法を小さくすることができる。したがって、型締装置10の全長を短くすることができ、型締装置10を一層小型化することができる。
さらに、リニアモータ28と電磁石ユニット37とが独立させられるので、リニアモータ28と可動プラテン12とを直結することができる。したがって、型開閉の精度を十分に高くすることができる。
また、前記ロッド39が、可動プラテン12、リヤプラテン13及び吸着板22の中央部分に配設されるので、ロッド39の直径を大きくすることができる。したがって、ねじ43のリードを十分に小さくすることができるので、ロッド39を介して型締力を伝達するときに、可動プラテン12において発生する反力がロッド39に加わっても、ロッド39が回転させられることはない。その結果、ロッド39の回転を阻止するためにブレーキを配設する必要がないので、型厚調整装置の構造を簡素化することができる。
そして、リニアモータ28を駆動することによって型閉じが行われた後、電磁石ユニット37が駆動されて型締めが行われるが、型締めに伴って、可動プラテン12もわずかに前進させられる。このとき、リニアモータ28において可動子31がわずかに前進させられるが、電磁石ユニット37の駆動と同期させてリニアモータ28を駆動する必要はなく、コイル35に電流を供給するのを停止させ、リニアモータ28を非駆動(フリー)の状態にするだけでよい。したがって、リニアモータ28の駆動の制御を簡素化することができる。
また、型締め時に、吸着板22が前進させられるのに伴って可動プラテン12を前進させるために、メカロック、シャッタ等のロック機構を配設する必要がないので、型締装置10の構造を簡素化することができるだけでなく、型閉じ時及び型開き時にリニアモータ28を無負荷で駆動することができる。したがって、型閉じ時及び型開き時に可動プラテン12を円滑に移動させることができる。
さらに、本実施の形態においては、リニアモータ28が可動プラテン12とフレームFrとの間に配設されるので、型閉じ時に、リニアモータ28によって発生させられた推進力が、直接可動プラテン12に伝達される。したがって、可動プラテン12の位置の精度を高くすることができる。
なお、本実施の形態においては、コア46及びヨーク47、並びに吸着板22の全体が電磁積層鋼板によって構成するようになっているが、リヤプラテン13においてコア46の周囲だけを、吸着板22において吸着部51だけを電磁積層鋼板によって構成するようにしてもよい。また、本実施の形態においては、リヤプラテン13の背面に電磁石49が形成され、該電磁石49と対向させて、吸着板22の前面に吸着部51が進退自在に配設されるようになっているが、リヤプラテン13の背面に吸着部を、該吸着部と対向させて、吸着板22の前面に電磁石を進退自在に配設することができる。
また、本実施の形態においては、ロッド39内に空間56が形成され、可動プラテン12の背面における中央部分にエジェクタ装置55を配設するようにしているが、型締力伝達部材として一つのロッド39を使用するのではなく、複数のロッドを使用し、各ロッドをエジェクタ装置55の周囲に配設することができる。さらに、前記金型装置19に複数のキャビティ空間が形成され、複数個取りの成形を行う場合には、前記ロッド39内にエジェクタ装置55を配設する必要はなく、ロッド39の周囲に複数のエジェクタ装置を配設することができる。
また、本実施の形態においては、第1の駆動部としてリニアモータ28が配設されるようになっているが、リニアモータ28に代えて電動式のモータ、油圧シリンダ等を配設することができる。なお、前記モータを使用する場合、モータを駆動することによって発生させられた回転の回転運動は、運動方向変換部としてのボールねじによって直進運動に変換され、可動プラテン12が進退させられる。
次に、可動プラテン12とリヤプラテン13との間にリニアモータを配設するようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図3は本発明の第2の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。
この場合、第1の可動部材としての可動プラテン12を進退させるために、第1の駆動部としての、かつ、型開閉用の駆動部としてのリニアモータ128が、可動プラテン12と第2の固定部材としてのリヤプラテン13との間に配設される。前記リニアモータ128は、第1の駆動要素としての固定子129及び第2の駆動要素としての可動子131を備え、該可動子131は、リヤプラテン13及び第2の可動部材としての吸着板22を貫通して延び、可動プラテン12と吸着板22とを連結する型締力伝達部材としてのロッド139の外周面に、可動プラテン12の移動範囲に対応させて形成される。そして、前記リニアモータ128及びロッド139は同一軸心を有する。また、前記固定子129は、前記リヤプラテン13の中央部分にロッド139を貫通させるために形成された穴41の前端部の開口に臨ませて、前記可動子131と対向させて、かつ、所定の範囲にわたって形成される。
前記可動子131の長さをLp1とし、固定子129の長さをLm1とし、可動プラテン12のストロークをLstとしたとき、前記長さLm1は、リニアモータ128による最大の推進力に対応させて設定され、前記長さLp1は、
Lp1>Lm1+Lst
にされる。
すなわち、前記固定子129は、前記長さLm1を確保するために、前端を、リヤプラ
テン13の前端面より所定の量だけ前方に突出させて、後端を、リヤプラテン13内において前記前端面より所定の量だけ後方に埋設させて配設される。そして、前記可動子131は、前端を、可動プラテン12及び第2の金型としての可動金型16が後退限位置に置かれたときのコア34の前端より前方にわずかに突出させて、後端を、可動プラテン12及び可動金型16が前進限位置に置かれたときのコア34の後端より後方にわずかに突出させて配設される。
また、前記固定子129は、可動子131に向けて突出させて、かつ、所定のピッチで複数の磁極歯33が形成されたコア34、及び各磁極歯33に巻装されたコイル35を備える。なお、前記磁極歯33は、可動プラテン12の移動方向に対して直角の方向に、互いに平行に形成される。そして、前記可動子131は、図示されないコア、及び該コア上に延在させて形成された図示されない永久磁石を備え、該永久磁石は、図示されないN極及びS極の各磁極を交互に、かつ、前記磁極歯33と同じピッチで着磁させることによって形成される。
したがって、前記コイル35に所定の電流を供給することによってリニアモータ128を駆動すると、可動子131が進退させられ、それに伴って、可動プラテン12が進退させられ、型閉じ及び型開きを行うことができる。
また、型閉じが終了した後に、型締めを行うことができるように、リヤプラテン13と吸着板22との間に、第2の駆動部としての、かつ、型締め用の駆動部としての電磁石ユニット37が配設される。そして、型閉じ時及び型開き時に、可動プラテン12の進退に連動させて吸着板22を進退させ、型締め時に、電磁石ユニット37によって発生させられた型締力を可動プラテン12に伝達するために、前記ロッド139が進退自在に配設される。なお、固定プラテン11、可動プラテン12、リヤプラテン13、吸着板22、リニアモータ128、電磁石ユニット37、ロッド139等によって型締装置10が構成される。
また、前記リヤプラテン13の中央部分にロッド139を貫通させるための前記穴41が、前記吸着板22の中央部分にロッド139を貫通させるための穴42が形成され、前記穴41の後端部の開口に臨ませて、ロッド139を摺動自在に支持するブッシュ等の軸受部材Br2が配設される。前記ロッド139の後端部にねじ43が形成され、該ねじ43と、吸着板22に対して回転自在に支持されたナット44とが螺合させられる。なお、型厚調整用の駆動部としての前記型厚調整用モータ、各ギヤ、ナット44、ロッド139等によって型厚調整装置が構成される。
また、本実施の形態においては、可動プラテン12は、連結部材としてのタイバー14によって案内されるようになっているが、タイバー14だけでなく、第1の案内部材としてのガイドGdによって案内されるようにすることもできる。
このように、前記可動子131とロッド139とが軸方向においてオーバラップさせて配設されるので、型締装置10の軸方向寸法を小さくすることができ、型締装置10を小型化することができる。
次に、可動プラテン12とリヤプラテン13との間にリンク装置を配設するようにした本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図4は本発明の第3の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示
す図である。
この場合、第1の可動部材としての可動プラテン12を進退させるために、第1の駆動部としての、かつ、型開閉用の駆動部としてのリニアモータ28が、可動プラテン12とフレームFrとの間に配設され、コイル35に所定の電流を供給することによってリニアモータ28を駆動すると、第2の駆動要素としての可動子31が進退させられ、それに伴って、可動プラテン12が進退させられ、型閉じ及び型開きを行うことができる。
また、型閉じが終了した後に、型締めを行うことができるように、第2の固定部材としてのリヤプラテン13と第2の可動部材としての吸着板22との間に、第2の駆動部としての、かつ、型締め用の駆動部としての電磁石ユニット37が配設される。そして、型閉じ時及び型開き時に、可動プラテン12の進退に連動させて吸着板22を進退させ、型締め時に、電磁石ユニット37によって発生させられた型締力を可動プラテン12に伝達するために、第1の型締力伝達部材としてのロッド239が進退自在に配設される。
また、前記可動プラテン12に伝達される型締力を増幅するために、可動プラテン12とリヤプラテン13との間に第2の型締力伝達部材としての、かつ、型締力増幅部材としてのトグル機構65が屈伸自在に配設される。そのために、該トグル機構65は、リンク装置から成り、トグルサポートとして機能するリヤプラテン13に対して揺動自在に支持されたトグルレバー66、該トグルレバー66と可動プラテン12とを連結し、トグルレバー66及び可動プラテン12に対して揺動自在に支持されたアーム67、並びに前記トグルレバー66とクロスヘッドとして機能するロッド239の前端部とを連結し、トグルレバー66及びロッド239に対して揺動自在に支持されたトグルレバー68を備える。なお、固定プラテン11、可動プラテン12、リヤプラテン13、吸着板22、リニアモータ28、電磁石ユニット37、トグル機構65、ロッド239等によって型締装置10が構成される。
次に、前記構成の型締装置10の動作について説明する。
まず、前記制御部の型開閉処理手段は、型開閉処理を行い、型閉じ時に、コイル35に電流を供給してリニアモータ28を駆動する。それに伴って、可動プラテン12が前進させられ、図に示されるように、第2の金型としての可動金型16が第1の金型としての固定金型15に当接させられる。このとき、リヤプラテン13と吸着板22との間、すなわち、第1の駆動部材としての電磁石49と第2の駆動部材としての吸着部51との間には、吸着力を発生させるのに最適なギャップδ1が保持される。また、前記可動プラテン12の前進に伴って、トグル機構65は伸展させられるが、可動金型16が固定金型15に当接させられた状態で、トグル機構65は完全には伸展させられていない。
続いて、前記型開閉処理手段は、図の状態において、前記コイル48に電流を供給して電磁石ユニット37を駆動し、吸着部51を電磁石49の吸着力によって吸着する。それに伴って、吸着板22及びロッド239を介して型締力がトグル機構65に伝達され、該トグル機構65によって型締力が増幅されて可動プラテン12に伝達され、型締めが行われる。
そして、前記トグル機構65は更に伸展させられ、電磁石49と吸着部51との間にギャップδ2
δ2<δ1
が形成されると、トグル機構65が完全に伸展させられ、十分な型締力が発生させられて可動プラテン12に伝達される。
このように、本実施の形態においては、トグル機構65を伸展させることによって型締めが行われるので、型締め時に吸着板22が前進する量を可動プラテン12が前進する量より小さくすることができる。したがって、型締装置10の軸方向寸法を小さくすることができ、型締装置10を小型化することができる。
また、前記トグル機構65によって型締力が増幅されるので、電磁石49の面積を小さくすることができ、型締装置10を小型化することができる。
さらに、前記第1の駆動要素としての固定子29とトグル機構65とが軸方向においてオーバラップさせて配設されるので、型締装置10の軸方向寸法を小さくすることができ、型締装置10を一層小型化することができる。
この場合、型締めが行われている間、リヤプラテン13と吸着板22とが接触しないように、前記ギャップδ2が調整される。そして、リヤプラテン13と吸着板22との間、例えば、リヤプラテン13における吸着板22と対向する面、又は吸着板22におけるリヤプラテン13と対向する面に、所定の前記ギャップδ2を保持することができるように、ストッパを形成することができる。さらに、リヤプラテン13と吸着板22との間におけるフレームFrの所定の位置にストッパを配設することができる。
本実施の形態においては、トグル機構65が完全に伸展する前にリニアモータ28の駆動が停止させられ、電磁石ユニット37が駆動されるようになっているが、トグル機構65が完全に伸展したときにリニアモータ28の駆動を停止し、電磁石ユニット37を駆動することもできる。
その場合、前記制御部の型開閉処理手段は、型開閉処理を行い、型閉じ時に、コイル35に電流を供給してリニアモータ28を駆動する。それに伴って、可動プラテン12が前進させられ、図に示されるように、可動金型16が固定金型15に当接させられる。このとき、電磁石49と吸着部51との間には前記ギャップδ1が保持される。また、前記可動プラテン12の前進に伴って、トグル機構65は完全に伸展させられる。
続いて、前記型開閉処理手段は、型締め時に、前記コイル48に電流を供給して電磁石ユニット37を駆動し、吸着部51を電磁石49の吸着力によって吸着する。それに伴って、吸着板22及びロッド239を介して型締力がトグル機構65に伝達され、該トグル機構65によって型締力が増幅されて可動プラテン12に伝達され、型締めが行われる。
そして、前記トグル機構65が完全に伸展させられたまま、吸着板22が前進させられ、電磁石49と吸着部51との間にギャップδ2が形成され、十分な型締力が発生させられて可動プラテン12に伝達される。また、型厚調整用の駆動部としての前記型厚調整用モータ、各ギヤ、ナット44、ロッド239等によって型厚調整装置が構成される。
次に、吸着板22とフロアFrとの間にリニアモータを配設するようにした本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図5は本発明の第4の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。
この場合、第1の駆動部としての、かつ、型開閉用の駆動部としてのリニアモータ128は、フレームFr上に、第1の案内部材としてのガイドGdと平行に、かつ、第1の可
動部材としての可動プラテン12及び第2の可動部材としての吸着板22の移動範囲に対応させて配設された第1の駆動要素としての固定子129、及び前記吸着板22の下端において、前記固定子129と対向させて、かつ、所定の範囲にわたって配設された第2の駆動要素としての可動子131を備える。前記固定子129の長さをLm2とし、可動子131の長さをLp2とし、可動プラテン12及び吸着板22のストロークをLst1としたとき、前記長さLp2は、リニアモータ128による最大の推進力に対応させて設定され、前記長さLm2は、
Lm2>Lp2+Lst1
にされる。
すなわち、前記可動子131は、前記長さLp2を確保するために、前端を、吸着板22の前端面より所定の量だけ前方に突出させて、後端を、吸着板22の後端面より所定の量だけ後方に突出させて形成される。そして、前記固定子129は、前端を、可動プラテン12、吸着板22及び可動金型16が前進限位置に置かれたときの前記コア34の前端より前方にわずかに突出させて、後端を、可動プラテン12、吸着板22及び可動金型16が後退限位置に置かれたときのコア34の後端より後方にわずかに突出させて形成される。
また、吸着板22及び第2の固定部材としてのリヤプラテン13を貫通し、かつ、後端部において吸着板22と連結させて、前端部において可動プラテン12と連結させて型締力伝達部材としてのロッド39が配設される。
したがって、型閉じ時及び型開き時に、前記リニアモータ128のコイル35に所定の電流を供給することによってリニアモータ128を駆動すると、第1の出力としての推進力が発生させられ、それに伴って、可動子131が進退させられ、前記推進力が吸着板22に型開閉力として出力される。そして、該型開閉力は、ロッド39を介して可動プラテン12に伝達され、該可動プラテン12が進退させられ、型閉じ及び型開きを行うことができる。
また、型閉じが終了した後に、型締めを行うことができるように、リヤプラテン13と吸着板22との間に、第2の駆動部としての、かつ、型締め用の駆動部としての電磁石ユニット37が配設される。したがって、型締め時に、前記電磁石49のコイル48に所定の電流を供給することによって電磁石ユニット37を駆動すると、第2の駆動部材としての吸着部51に第2の出力としての推進力が発生させられ、該推進力が吸着板22に型締力として出力され、該型締力を可動プラテン12に伝達する。なお、第1の固定部材としての固定プラテン11、可動プラテン12、リヤプラテン13、連結部材としてのタイバー14、第2の案内部材としてのガイドポスト21、吸着板22、リニアモータ128、電磁石ユニット37、ロッド39等によって型締装置10が構成される。
この場合、型閉じ時に、リニアモータ128によって発生させられた推進力が、吸着板22に伝達された後、ロッド39を介して吸着板22と一体的に連結された可動プラテン12に伝達され、可動プラテン12の中央を押すので、可動プラテン12に傾きが形成されることがなくなる。したがって、型締めを行う際に、可動金型16を均一な型締力で押すことができる。
次に、吸着板22とリニアモータ128との間にスライドベースを配設するようにした本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図6は本発明の第5の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図、図7は図6のX−X断面図、図8は図6のY−Y断面図、図9は図6のZ−Z断面図である。
この場合、第1の固定部材としての固定プラテン11、第1の可動部材としての可動プラテン12及び第2の可動部材としての吸着板22は、被案内部材としてのガイドブロックGbを介して、案内部材としてのガイドGd上に載置されるのに対して、第2の固定部材としてのリヤプラテン13はフレームFrに固定される。したがって、連結部材としてのタイバー14が伸縮するのに伴って、固定プラテン11はガイドGdに対してわずかに移動する。
また、第1の駆動部としての、かつ、型開閉用の駆動部としてのリニアモータ128は吸着板22とフレームFrとの間に配設され、吸着板22の下端に可動部材支持部としての、かつ、推進力伝達部としてのスライドベースSbを介して第2の駆動要素としての可動子131が取り付けられる。前記スライドベースSbは、可動子131の上面を覆って、長手方向に、前方に向けて延在させられる。そのために、前記リヤプラテン13の下端には、リニアモータ128、ガイドGd、ガイドブロックGb、スライドベースSb等を貫通させ、包囲する空間215が形成され、その結果、前記リヤプラテン13は空間215の両側に形成される脚部216を介してフレームFrに固定される。
この場合、型閉じ時に、リニアモータ128によって発生させられた推進力が、スライドベースSb及び吸着板22に伝達された後、型締力伝達部材としてのロッド39を介して吸着板22と一体的に連結された可動プラテン12に伝達され、可動プラテン12の中央を押すので、可動プラテン12に傾きが形成されることがなくなる。したがって、型締めを行う際に、可動金型16を均一な型締力で押すことができる。
ところで、吸着板22の下端とスライドベースSbの後端とは、十分に強固に固定され、吸着板22及びスライドベースSbによって、剛体として機能する「L」字状の推進力伝達ユニットが構成される。したがって、型閉じ時に、リニアモータ128によって発生させられた推進力が、スライドベースSbを介して吸着板22に伝達され、更にロッド39に伝達されるのに当たり、吸着板22に傾きが形成されるのを防止することができる。その結果、ロッド39を介して推進力を円滑に可動プラテン12に伝達することができる。
次に、可動プラテン12とリニアモータ128との間にスライドベースSbを配設するようにした本発明の第6の実施の形態について説明する。なお、第5の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図10は本発明の第6の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図、図11は図10のA−A断面図、図12は図10のB−B断面図、図13は図10のC−C断面図である。
この場合、第1の固定部材としての固定プラテン11、第1の可動部材としての可動プラテン12及び第2の可動部材としての吸着板22は、被案内部材としてのガイドブロックGbを介して、案内部材としてのガイドGd上に載置されるのに対して、第2の固定部材としてのリヤプラテン13はフレームFrに固定される。したがって、連結部材としてのタイバー14が伸縮するのに伴って、固定プラテン11はガイドGdに対してわずかに移動する。
また、第1の駆動部としての、かつ、型開閉用の駆動部としてのリニアモータ128は可動プラテン12とフレームFrとの間に配設され、可動プラテン12の下端に可動部材支持部としてのスライドベースSbを介して第2の駆動要素としての可動子131が取り付けられる。前記スライドベースSbは、可動子131の上面を覆って、長手方向に、後方に向けて延在させられる。そのために、前記リヤプラテン13の下端には、リニアモータ128、ガイドGd、ガイドブロックGb、スライドベースSb等を貫通させ、包囲する空間215が形成され、その結果、前記リヤプラテン13は空間215の両側に形成される脚部216を介してフレームFrに固定される。
ところで、可動プラテン12の下端とスライドベースSbの前端とは、十分に強固に固定され、可動プラテン12及びスライドベースSbによって、剛体として機能する「L」字状の推進力伝達ユニットが構成される。したがって、型閉じ時に、リニアモータ128によって発生させられた推進力が、スライドベースSbを介して可動プラテン12に伝達されるのに当たり、可動プラテン12に傾きが形成されるのを防止することができる。その結果、型締めを行う際に、可動金型16を均一な型締力で押すことができる。
次に、可動プラテン12及び吸着板22とリニアモータ128との間にスライドベースを配設するようにした本発明の第7の実施の形態について説明する。なお、第5の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図14は本発明の第7の実施の形態における金型装置及び型締装置の型閉じ時の状態を示す図である。
この場合、第1の固定部材としての固定プラテン11、第1の可動部材としての可動プラテン12及び第2の可動部材としての吸着板22は、被案内部材としてのガイドブロックGbを介して、案内部材としてのガイドGd上に載置されるのに対して、第2の固定部材としてのリヤプラテン13はフレームFrに固定される。したがって、連結部材としてのタイバー14が伸縮するのに伴って、固定プラテン11はガイドGdに対してわずかに移動する。
また、第1の駆動部としての、かつ、型開閉用の駆動部としてのリニアモータ128は可動プラテン12及び吸着板22とフレームFrとの間に配設され、可動プラテン12の下端と吸着板22の下端との間に架設された可動部材支持部としてのスライドベースSb1を介して第2の駆動要素としての可動子131が取り付けられる。前記スライドベースSb1は、可動子131の上面を覆って、長手方向に、可動プラテン12と吸着板22との間に延在させられる。そのために、前記リヤプラテン13の下端には、リニアモータ128、ガイドGd、ガイドブロックGb、スライドベースSb1等を貫通させ、包囲する空間215が形成され、その結果、前記リヤプラテン13は空間215の両側に形成される脚部216(図8)を介してフレームFrに固定される。
ところで、可動プラテン12の下端とスライドベースSb1の前端との間、及び吸着板22の下端とスライドベースSb1の後端との間は、固定され、可動プラテン12、吸着板22及びスライドベースSb1によって、剛体として機能する推進力伝達ユニットが構成される。したがって、型閉じ時に、リニアモータ128によって発生させられた推進力が、スライドベースSb1を介して吸着板22及び可動プラテン12に伝達されるのに当たり、吸着板22及び可動プラテン12に傾きが形成されるのを防止することができる。その結果、型締めを行う際に、可動金型16を均一な型締力で押すことができる。
また、型締力伝達部材としてのロッド39を介して伝達された推進力は、可動プラテン12の中央を押すので、続いて、型締めを行う際に、可動金型16を均一な型締力で押すことができる。さらに、型閉じ時に、リニアモータ128によって発生させられた推進力が、直接可動プラテン12に伝達されることになるので、可動プラテン12の位置の精度を高くすることができる。
なお、可動プラテン12の下端とスライドベースSb1の前端の間、又は吸着板22の下端とスライドベースSb1との間は、係脱自在に固定され、型閉じ、型締め及び型開きを行う際に係合されるのに対して、型厚調整を行う際には、可動プラテン12と吸着板22とを相対的に移動させることができるように、いずれか一方の係合が解除される。
前記第1〜第4の実施の形態においては、固定プラテン11がフレームFrに固定され、リヤプラテン13がガイドGd上に載置されて移動させることができるようになっていて、第5〜第7の実施の形態においては、固定プラテン11がガイドGd上に載置されて移動させることができ、リヤプラテン13がフレームFrに固定されるようになっているが、固定プラテン11及びリヤプラテン13のうちのいずれか一方をフレームFrに固定し、他方をガイドGd上に載置して移動させることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明を射出成形機の型締装置に適用することができる。

Claims (8)

  1. (a)固定金型が取り付けられた第1の固定部材と、
    (b)該第1の固定部材と対向させて配設され、可動金型が取り付けられた第1の可動部材と、
    (c)該第1の可動部材と共に進退させられる第2の可動部材と、
    (d)前記第1、第2の可動部材を連結する型締力伝達部材と、
    (e)前記第1、第2の可動部材間に配設された第2の固定部材と、
    (f)前記第2の可動部材と連結された可動子、及びフレームに配設された固定子を備え、前記第1の可動部材を進退させて型開閉を行うリニアモータと、
    (g)前記第2の固定部材と第2の可動部材との間に型締力を発生させる電磁石とを有するとともに、
    (h)前記リニアモータは、前記型締力伝達部材と異なる軸上に配設され、少なくとも一部が軸方向において型締力伝達部材とオーバラップさせられることを特徴とする型締装置
  2. (a)前記第1の固定部材と第2の固定部材とは、前記フレーム上において上下及び左右に配設された4本のタイバーによって連結され、
    (b)前記リニアモータは、前記フレーム上において、タイバーとは独立させて配設された案内部材に沿って、左右のタイバー間に配設される請求項1に記載の型締装置
  3. 記型締力伝達部材は第2の固定部材を貫通して延びる請求項1に記載の型締装置
  4. 記第の可動部材に型厚調整用の駆動部が配設される請求項1に記載の型締装置。
  5. 前記第2の固定部材に型厚調整用の駆動部が配設される請求項1に記載の型締装置
  6. リニアモータと第2の可動部材との間に可動部材支持部が配設される請求項1に記載の型締装置。
  7. (a)前記第1の固定部材と第2の固定部材とは、前記フレーム上において上下及び左右に配設された4本のタイバーによって連結され、
    (b)前記電磁石のコイルは上下のタイバー間に配設される請求項1に記載の型締装置。
  8. 固定金型が取り付けられた第1の固定部材、該第1の固定部材と対向させて配設され、可動金型が取り付けられた第1の可動部材、該第1の可動部材と共に進退させられる第2の可動部材、前記第1、第2の可動部材を連結する型締力伝達部材、前記第1、第2の可動部材間に配設された第2の固定部材、前記第2の可動部材と連結された可動子、及びフレームに配設された固定子を備え、前記第1の可動部材を進退させて型開閉を行うリニアモータ、並びに前記第2の固定部材と第2の可動部材との間に型締力を発生させる電磁石を有し、かつ、前記リニアモータは、前記型締力伝達部材と異なる軸上に配設され、少なくとも一部が軸方向において型締力伝達部材とオーバラップさせられる型締装置の型締方法において、
    (a)前記リニアモータを駆動することによって型閉じ及び型開きを行い、
    (b)前記電磁石を駆動することによって型締めを行うことを特徴とする型締方法。
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