JP5968769B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機は、金型装置のキャビティ空間に溶融樹脂を充填し、固化させることによって成形品を製造する(例えば特許文献1参照)。金型装置は固定金型および可動金型で構成される。固定金型は固定プラテンに、可動金型は可動プラテンに取り付けられる。可動プラテンが固定プラテンに対して接離することで、型閉じ、型締め、型開きが行われる。型締め時に固定金型と可動金型との間にキャビティ空間が形成される。可動プラテンは、フレームに設けられるガイドで型開閉方向に案内される。
特開2009−101529号公報
従来、可動プラテンなどの可動部材の案内方向と、他の部材の案内方向とを揃えることが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、可動部材の案内方向と、他の部材の案内方向とを揃えることができる、射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による射出成形機は、
フレームと、
該フレームに固定される第1の固定部材と、
該第1の固定部材とタイバーを介して連結される第2の固定部材と、
型開閉時に前記フレームに対して移動する可動部材と、
前記フレームに設けられ、前記可動部材を型開閉方向に案内するガイドとを備え、
該ガイドは、前記可動部材から前記第2の固定部材まで延設され、
前記ガイドまたは前記ガイドと接触する接触部材と、前記フレームとで、前記第2の固定部材を型開閉方向に案内する。
本発明によれば、可動部材の案内方向と、他の部材の案内方向とを揃えることができる、射出成形機が提供される。
本発明の第1実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。 本発明の第1実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す図である。 図2の上面図であって、ストッパ機構作動時の図である。 図1のIV-IV線に沿った断面図であって、可動プラテンの断面図である。 図1のV−V線に沿った断面図であって、固定プラテンの断面図である。 図1のVI−VI線に沿った断面図であって、リヤプラテンの断面図である。 本発明の第2実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す断面図である。 図8の上面図であって、ストッパ機構作動時の図である。 図7のX-X線に沿った断面図であって、固定プラテンの断面図である。 図7のXI−XI線に沿った断面図であって、リヤプラテンの断面図である。 図7のXII−XII線に沿った断面図であって、吸着板の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。また、型閉じを行う際の可動プラテンの移動方向を前方とし、型開きを行う際の可動プラテンの移動方向を後方として説明する。また、フレームに対して垂直な方向を上下方向として説明する。前後方向、上下方向、および左右方向は互いに垂直な方向である。尚、本実施形態の射出成形機は、横型であるが、竪型であってもよい。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。図2は、本発明の第1実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す図である。図1および図2において、図3に示す係止部材の図示を省略する。図3は、図2の上面図であって、ストッパ機構作動時の図である。図4は、図1のIV-IV線に沿った断面図であって、可動プラテンの断面図である。図5は、図1のV−V線に沿った断面図であって、固定プラテンの断面図である。図6は、図1のVI−VI線に沿った断面図であって、リヤプラテンの断面図である。図6において、可動プラテンを重ねて図示する。
射出成形機10は、図1および図2に示すように、フレーム11と、フレーム11に固定される第1の固定部材としての固定プラテン12と、固定プラテン12と間隔をおいて配設された第2の固定部材としてのリヤプラテン15とを備える。固定プラテン12とリヤプラテン15とは、複数本(例えば4本)のタイバー16で連結されている。タイバー16の軸方向は、前後方向となっている。型締め時のタイバー16の伸びを許容するため、リヤプラテン15はフレーム11に対して進退可能に載置されている。
射出成形機10は、固定プラテン12とリヤプラテン15との間に配設される可動部材としての可動プラテン13をさらに備える。可動プラテン13は、図4などに示すように、左右一対のスライダ14L、14Rに固定されており、スライダ14L、14Rはフレーム11に敷設されるガイド17L、17Rに沿って前後方向に移動自在である。これにより、可動プラテン13は、固定プラテン12に対して接離自在となっている。可動プラテン13は、タイバー16に対応する位置に切り欠きを有する。
尚、本実施形態の可動プラテン13は、各タイバー16に対応する位置に切り欠きを有するが、切り欠きの代わりに、貫通孔を有してもよい。
可動プラテン13における固定プラテン12との対向面に可動金型33が、固定プラテン12における可動プラテン13との対向面に固定金型32が取り付けられる。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。可動プラテン13が前進すると、可動金型33と固定金型32とが接触し、型閉じが行われる。また、可動プラテン13が後退すると、可動金型33と固定金型32とが離れ、型開きが行われる。
射出成形機10は、可動プラテン13とリヤプラテン15との間に配設されるトグル機構20と、トグル機構20を作動させる型締め用モータ26とをさらに備える。型締め用モータ26は、回転運動を直線運動に変換する運動変換部としてのボールねじ機構を備え、駆動軸25を進退させることで、トグル機構20を作動させる。
トグル機構20は、例えば、型開閉方向と平行な方向に進退自在なクロスヘッド24、クロスヘッド24に揺動自在に取り付けられた第2トグルレバー23、リヤプラテン15に揺動自在に取り付けられた第1トグルレバー21、および可動プラテン13に揺動自在に取り付けられたトグルアーム22を有する。第1トグルレバー21と第2トグルレバー23とが、また、第1トグルレバー21とトグルアーム22とが、それぞれ、ピン結合される。このトグル機構20は、いわゆる、内巻5節点ダブルトグル機構である。
固定プラテン12、可動プラテン13、リヤプラテン15、トグル機構20、型締用モータ26等によって型締装置が構成される。
次に、図1および図2を参照して、上記構成の射出成形機10の動作を説明する。
型開き完了の状態(図2の状態)で、型締め用モータ26を正方向に駆動し、被駆動部材としてのクロスヘッド24を前進させることによって、トグル機構20を作動させる。そうすると、可動プラテン13が前進させられ、図1に示すように可動金型33と固定金型32とが接触し、型閉じが完了する。
続いて、型締め用モータ26をさらに正方向に駆動すると、トグル機構20は、型締め用モータ26による推進力にトグル倍率を乗じた型締力を発生させる。その型締力によって型締めが行われる。そして、型締め状態の固定金型32と可動金型33との間に図示されないキャビティ空間が形成される。射出シリンダがキャビティ空間に溶融樹脂を充填し、充填された溶融樹脂が固化されて成形品となる。
続いて、型締め用モータ26を逆方向に駆動し、クロスヘッド24を後退させ、トグル機構20を作動させると、可動プラテン13が後退させられ、型開きが行われる。その後、エジェクタ装置が可動金型33から成形品を突き出す。
尚、本実施形態の型締装置は、トグル機構20を使用して型締力を発生させるが、トグル機構20を使用することなく、型締用モータ26によって発生した推進力を直接型締力として可動プラテン13に伝達してもよい。また、型締用シリンダによって発生した推進力を直接型締力として可動プラテン13に伝達してもよい。また、リニアモータによって型開閉を行い、電磁石によって型締めを行ってもよく、型締装置の方式に制限はない。
次に、図1および図4を参照して、可動プラテン13の構成について説明する。
可動プラテン13は、スライダ14L、14Rやガイド17L、17などを介してフレーム11で支持される。可動プラテン13は、可動金型33を取り付ける可動プラテン本体41と、可動プラテン本体41を支える支持部42L、42Rとを含む。可動プラテン本体41、および支持部42L、42Rは、一体に形成されてもよいし、別に形成されボルトなどで固定されてもよい。固定方法として、溶接が用いられてもよい。
可動プラテン本体41は、可動金型33を取り付ける金型取付面を有する。可動金型33の中心線と、可動プラテン本体41の金型取付面の中心とが一致するように、可動金型33が可動プラテン本体41に取り付けられてよい。
可動プラテン本体41の金型取付面と反対側の面(後端面)には、トグル機構20を取り付けるトグル取付部45が設けられている。トグル取付部45は、例えば、上下一対設けられ、それぞれ、トグルアーム22を揺動自在に支持する。
支持部42L、42Rは、可動プラテン本体41を挟んで左右両側に設けられる。支持部42L、42Rは、可動プラテン本体41の側面の上下方向中央部を支持する。つまり、支持部42L、42Rは、可動プラテン本体41の金型取付面の中心位置と、フレーム11に対して略同じ距離の位置で、可動プラテン本体41の側面を支持する。
支持部42L、42Rは、可動プラテン本体41の側面の上下方向中央部を支持することで、可動プラテン本体41をフレーム11から離間させる。支持部42L、42Rは、一端部で可動プラテン本体41の側面と接続し、他端部でスライダ14L、14Rと接続する。
ところで、金型装置30の温度は温調機によって所定の温度に調節される。可動金型33の熱は、可動プラテン本体41、および支持部42L、42Rなどを介して、フレーム11に移動する。
本実施形態では、支持部42L、42Rが可動プラテン本体41の側面の上下方向中央部を支持するので、可動プラテン本体41の下面を支持する場合と異なり、可動プラテン本体41の温度分布が上下対称になる。よって、可動プラテン本体41は、上下対称に熱変形し、フレーム11に対して垂直に保たれる。その結果、可動金型33と固定金型32とが平行に保たれ、型締力が偏りにくい。
また、本実施形態では、支持部42L、42Rが可動プラテン本体41の下面を拘束しないので、可動プラテン本体41が上下両方向に熱変形することができる。よって、フレーム11に対して可動プラテン本体41の中心線が上下にずれにくく、可動金型33の中心線が、固定金型32の中心線に対して上下にずれにくい。
次に、図1および図5を参照して、固定プラテン12の構成について説明する。
固定プラテン12は、フレーム11で支持される。固定プラテン12は、固定金型32を取り付ける固定プラテン本体51と、固定プラテン本体51を支える支持部52L、52Rとを含む。固定プラテン本体51、および支持部52L、52Rは、一体に形成されてもよいし、別に形成されボルトなどで固定されてもよい。固定方法として、溶接が用いられてもよい。
固定プラテン本体51は、固定金型32を取り付ける金型取付面を有する。固定金型32の中心線と、固定プラテン本体51の金型取付面の中心とが一致するように、固定金型32が固定プラテン本体51に取り付けられてよい。固定プラテン本体51には、タイバー16の前端部が固定されている。
支持部52L、52Rは、固定プラテン本体51を挟んで左右両側に設けられる。支持部52L、52Rは、固定プラテン本体51の側面の上下方向中央部を支持する。つまり、支持部52L、52Rは、固定プラテン本体51の金型取付面の中心位置と、フレーム11に対して略同じ距離の位置で、固定プラテン本体51の側面を支持する。
支持部52L、52Rは、固定プラテン本体51の側面の上下方向中央部を支持することで、固定プラテン本体51をフレーム11から離間させる。支持部52L、52Rは、一端部で固定プラテン本体51の側面と接続し、他端部でフレーム11と接続する。
ところで、金型装置30の温度は温調機によって所定の温度に調節される。固定金型32の熱は、固定プラテン本体51、および支持部52L、52Rを介して、フレーム11に移動する。
本実施形態では、支持部52L、52Rが固定プラテン本体51の側面の上下方向中央部を支持するので、固定プラテン本体51の下面を支持する場合と異なり、固定プラテン本体51の温度分布が上下対称になる。よって、固定プラテン本体51は、上下対称に熱変形し、フレーム11に対して垂直に保たれる。その結果、固定金型32と可動金型33とが平行に保たれ、型締力が偏りにくい。
また、本実施形態では、支持部52L、52Rが固定プラテン本体51の下面を拘束しないので、固定プラテン本体51が上下両方向に熱変形することができる。よって、フレーム11に対して固定プラテン本体51の中心線が上下にずれにくく、固定金型32の中心線が、可動金型33の中心線に対して上下にずれにくい。
次に、図1および図6を参照して、リヤプラテン15の構成について説明する。
リヤプラテン15における可動プラテン13との対向面には、トグル機構20を取り付けるトグル取付部65が設けられる。トグル取付部65は、例えば、上下一対設けられ、それぞれ、第1トグルレバー21を揺動自在に支持する。
リヤプラテン15は、フレーム11におけるガイド17L、17Rの設置面(例えばフレーム11の上面)に載置される。ガイド17L、17Rは、可動プラテン13を前後方向に案内するものであって、可動プラテン13からリヤプラテン15まで延設される。フレーム11におけるガイド17L、17Rの設置面と、ガイド17L、17Rの側面とで、リヤプラテン15が前後方向に案内される。左右一対のガイド17L、17Rは、内側側面で、リヤプラテン15の左右方向への移動を規制する。よって、リヤプラテン15の案内方向と、可動プラテン13の案内方向とを揃えることができる。また、ガイド17L、17Rだけでなく、フレーム11で、リヤプラテン15を前後方向に案内するので、型締め時にリヤプラテン15にモーメントが発生した場合に、ガイド17L、17Rの歪みや破損が抑制できる。
尚、本実施形態の左右一対のガイド17L、17Rは、内側側面で、リヤプラテン15の左右方向への移動を規制するが、後述の第2実施形態と同様に、外側側面で、リヤプラテン15の左右方向への移動を規制してもよい。
ガイド17L、17Rは、リヤプラテン15と接触することで、リヤプラテン15の左右方向への移動を規制する。ガイド17L、17Rにおけるリヤプラテン15との接触面は、左右方向に対して垂直な平面であってよい。左右方向を軸とするモーメントがリヤプラテン15で発生した場合に、ガイド17L、17Rに曲げモーメントがかからず、ガイド17L、17Rの歪みや破損が防止できる。左右方向を軸とするモーメントがリヤプラテン15で発生する場合としては、例えば、型締め時に上下一対のトグル取付部65に不均等な力がかかる場合が挙げられる。
尚、本実施形態では、ガイド17L、17Rとフレーム11とで、リヤプラテン15を前後方向に案内するが、ガイド17L、17Rのいずれかと接触する接触部材と、フレーム11とで、リヤプラテン15を前後方向に案内してもよい。接触部材がガイド17L、17Rのいずれかと接触することで、接触部材におけるリヤプラテン15との接触面がガイド17L、17Rに対して平行になる。よって、リヤプラテン15の案内方向と、可動プラテン13の案内方向とを揃えることができる。接触部材は、例えば棒状であってよく、複数のガイド17L、17Rに対応して複数設けられてよい。接触部材におけるリヤプラテン15との接触面は、左右方向に対して垂直な平面であってよい。
次に、図1および図2を参照して、型厚調整機構80について説明する。
型厚調整機構80は、金型装置30の厚さに応じて、固定プラテン12とリヤプラテン15との間の距離を調整する機構である。型厚調整機構80は、例えば、固定プラテン12とリヤプラテン15とを連結するタイバー16、およびタイバー16の一端部に形成されるねじ部81に螺合される調整ナット82などで構成される。複数のタイバー16に対応して、複数の調整ナット82が設けられる。
調整ナット82は、リヤプラテン15に対して回転自在に取り付けられ、リヤプラテン15に対する前後方向の相対移動を制限されている。調整ナット82をねじ部81に対して回転させると、タイバー16に対するリヤプラテン15の位置が調整され、リヤプラテン15と固定プラテン12との間の距離が調整される。
尚、本実施形態の調整ナット82は、リヤプラテン15に回転自在に取り付けられるが、固定プラテン12に回転自在に取り付けられ、固定プラテン12に対する前後方向の相対移動を制限されていてもよい。
次に、図2および図3を参照して、ストッパ機構について説明する。
ストッパ機構90は、可動プラテン13の移動を制限する機構である。ストッパ機構90は、実質的に、可動プラテン13の型閉じ方向の移動のみを制限する。尚、ストッパ機構90は、可動プラテン13の型開き方向の移動のみを制限してもよいし、可動プラテン13の両方向の移動を制限してもよい。
ストッパ機構90は、可動プラテン13とリヤプラテン15との間に設けられ、棒状部材91と、係止部材92(図3参照)とを含む。
棒状部材91は、可動プラテン13に固定され、リヤプラテン15に延びる。棒状部材91の一端部は、例えば可動プラテン13の右側の支持部42Rに固定されてよい。棒状部材91は、型開閉時に可動プラテン13と共に進退する。棒状部材91は、型閉じ完了時における可動プラテン13とリヤプラテン15との間の距離に対応する長さを有する。型閉じ完了時における可動プラテン13とリヤプラテン15との間の距離は、金型装置30の厚さに関係なく一定であり、型厚調整では変わらない。
棒状部材91には、前後方向に間隔をおいて複数のストッパ溝93が形成される。各ストッパ溝93の壁面は、図3に示すように、前方側から、前後方向に対して斜めの傾斜面93aと、底面93bと、前後方向に対して垂直な係止面93cとを有する。
係止部材92は、リヤプラテン15に取り付けられ、棒状部材91と係合する係合位置と、棒状部材91から離脱する離脱位置との間で移動可能である。係止部材92は、図示しないアクチュエータで駆動される。
係止部材92は、係合位置にあるとき、ストッパ溝93に嵌合される。係止部材92がストッパ溝93の係止面93cに当接すると、可動プラテン13が前進できなくなる。ストッパ溝93の傾斜面93aは、係止部材92を係止しないので、可動プラテン13の後退は許容されている。
一方、係止部材92は、離脱位置にあるとき、ストッパ溝93から離脱される。この状態では、可動プラテン13が前後に自由に移動できる。
係止部材92の位置はコントローラなどで制御され、予め設定された所定条件が成立したとき、係止部材92が離脱位置から係合位置に移動させられ、所定条件が成立しなくなると、係止部材92は係合位置から離脱位置に戻る。所定条件は任意であるが、例えば射出成形機10のドアが開いたときである。
尚、棒状部材91と、係止部材92の配置は逆でもよく、棒状部材91はリヤプラテン15に固定され、可動プラテン13に延び、係止部材92は可動プラテン13に取り付けられてもよい。この場合、リヤプラテン15はリヤプラテン本体およびリヤプラテン本体を支持する支持部で構成されてよく、当該支持部に棒状部材91の一端部が固定されてよい。また、ストッパ機構90は、可動プラテン13と固定プラテン12との間に設けられてもよい。型閉じ完了時における可動プラテン13と固定プラテン12との間の距離は金型装置30の厚さに応じて変わるため、型厚調整分、棒状部材91の長さが長くなる。
可動プラテン13の移動中(例えば型閉じ中)に、ストッパ機構90が作動すると、可動プラテン13の移動を制限する力F1(図3参照)が生じる。この力F1は、棒状部材91の軸方向に沿って発生する。
図1、図3、および図6に示すように、棒状部材91は、右側のガイド17Rと平行に設けられ、フレーム11における右側のガイド17Rを設ける面と垂直な方向(例えば上方)から見て右側のガイド17Rの位置と略同じ位置にある。
よって、可動プラテン13の移動を制限する力F1は、右側のガイド17Rと平行に作用し、上方から見て、右側のガイド17Rの位置と略同じ位置で発生する。このとき、右側のスライダ14Rには右側のガイド17Rに沿う力が作用する。右側のスライダ14Rは右側のガイド17Rに沿って移動自在であるので、右側のガイド17Rには曲げモーメントがかからず、左側のガイド17Lにも曲げモーメントがからない。よって、左右のガイド17L、17Rの歪みや破損が抑制できる。この効果は、可動プラテン13の右側の支持部42Rに棒状部材91の一端部が固定される場合に顕著である。可動プラテン本体41から後方に突き出し途中から右に延びるブラケットの自由端部に棒状部材91の一端部が固定される場合と異なり、可動プラテン13における力F1のかかる位置が、上方から見て右側のガイド17Rの位置と略同じ位置になる。
尚、棒状部材91は、左側のガイド17Lと平行に設けられ、フレーム11における左側のガイド17Lを設ける面と垂直な方向から見て、左側のガイド17Lの位置と、略同じ位置にあってもよい。また、棒状部材91は、左右一対で設けられてもよい。
ところで、上述の如く、棒状部材91は、右側のガイド17Rと平行に設けられ、フレーム11における右側のガイド17Rを設ける面と垂直な方向(例えば上方)から見て右側のガイド17Rの位置と略同じ位置にある。そのため、右側のガイド17Rを基準にして棒状部材91を配設することができ、棒状部材91の案内方向と、可動プラテン13の案内方向とを揃えることができる。棒状部材91は、リヤプラテン15に取り付けられる図示されない部材で前後に案内される。
[第2実施形態]
図7は、本発明の第2実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。図8は、本発明の第2実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す図である。図7および図8において図9に示す係止部材の図示を省略する。図9は、図8の上面図であって、ストッパ機構作動時の図である。図10は、図7のX-X線に沿った断面図であって、固定プラテンの断面図である。図11は、図7のXI−XI線に沿った断面図であって、リヤプラテンの断面図である。図12は、図7のXII−XII線に沿った断面図であって、吸着板の断面図である。
射出成形機110は、フレーム111と、フレーム111に固定された第1の固定部材としてのリヤプラテン115と、リヤプラテン115と間隔をおいて配設された第2の固定部材としての固定プラテン112とを備える。リヤプラテン115と固定プラテン112とは、複数本(例えば4本)のタイバー116で連結されている。タイバー116の軸方向は、前後方向となっている。型締め時のタイバー116の伸びを許容するため、固定プラテン112はフレーム111に対して進退可能に載置されている。
射出成形機110は、固定プラテン112とリヤプラテン115との間に配設される第1の可動部材としての可動プラテン113をさらに備える。可動プラテン113は、左右一対のスライダ114に固定され、スライダ114はフレーム111に敷設されるガイド117L、117Rに沿って進退自在である。これにより、可動プラテン113は、固定プラテン112に対して接離自在となっている。可動プラテン113は、タイバー116に対応する位置に切り欠きを有する。
尚、本実施形態の可動プラテン113は、各タイバー116に対応する位置に切り欠きを有するが、切り欠きの代わりに、貫通孔を有してもよい。
可動プラテン113における固定プラテン112との対向面に可動金型133が、固定プラテン112における可動プラテン113との対向面に固定金型132が取り付けられる。固定金型132と可動金型133とで金型装置130が構成される。可動プラテン113が前進すると、可動金型133と固定金型132とが接触し、型閉じが行われる。また、可動プラテン113が後退すると、可動金型133と固定金型132とが離れ、型開きが行われる。
射出成形機110は、可動プラテン113と共に進退する第2の可動部材としての吸着板118と、可動プラテン113と吸着板118とを間隔をおいて連結するロッド119とをさらに備える。吸着板118と可動プラテン113との間に設けられるリヤプラテン115には、ロッド119を貫通させる孔が形成されている。
吸着板118は、スライドベースSbに固定され、スライドベースSbはガイド117L、117Rに沿って進退自在である。これにより、吸着板118は、リヤプラテン115よりも後方において進退自在となる。
射出成形機110は、可動プラテン113を進退させる型開閉駆動部としてのリニアモータ120をさらに備える。リニアモータ120は、例えば可動プラテン113と共に進退する吸着板118と、フレーム111との間に配設される。尚、リニアモータ120は、可動プラテン113と、フレーム111との間に配設されてもよい。
リニアモータ120は、固定子121、および可動子122を備える。固定子121はフレーム111に形成され、可動子122はスライドベースSbの下端に形成される。可動子122のコイル123に所定の電流が供給されると、コイル123を流れる電流によって形成される磁場と、固定子121の永久磁石によって形成される磁場との相互作用で、可動子122が進退させられる。それに伴って、吸着板118および可動プラテン113が進退させられ、型閉じおよび型開きが行われる。
尚、本実施形態では、固定子121に永久磁石を、可動子122にコイル123を配設するようになっているが、固定子にコイルを、可動子に永久磁石を配設することもできる。その場合、リニアモータ120が駆動されるのに伴って、コイルが移動しないので、コイルに電力を供給するための配線を容易に行うことができる。
尚、型開閉駆動部として、リニアモータ120の代わりに、回転モータおよび回転モータの回転運動を直線運動に変換するボールネジ機構、又は流体圧シリンダ(例えば油圧シリンダ)などが用いられてもよい。
リヤプラテン115に形成される電磁石134と、吸着板118に形成される吸着部135とで、型締力を発生させる型締力発生機構が構成される。電磁石134に通電させ、電磁石134を駆動させると、電磁石134と吸着部135との間に吸着力が発生し、型締力が発生させられる。また、電磁石134への通電を停止させると、吸着力が失われ、型締力が失われる。
尚、本実施形態においては、リヤプラテン115とは別に電磁石134が、吸着板118とは別に吸着部135が形成されるが、リヤプラテン115の一部として電磁石を、吸着板118の一部として吸着部を形成してもよい。また、電磁石と吸着部の配置は逆であってもよい。例えば、吸着板118側に電磁石134を設け、リヤプラテン115側に吸着部135を設けてもよい。
次に、図7および図8を参照して、上記構成の射出成形機110の動作を説明する。
型開き完了の状態(図8の状態)でリニアモータ120を駆動して、可動プラテン113を前進させる。そうすると、図7に示すように、可動金型133が固定金型132に当接し、型閉じが完了する。型閉じ完了の時点で、リヤプラテン115と吸着板118との間、即ち電磁石134と吸着部135との間には、所定のギャップδが形成される。尚、型閉じに必要とされる力は、型締力と比較されて十分に小さくされる。
型閉じ完了後、電磁石134を駆動して、所定のギャップδをおいて対向する電磁石134と吸着部135との間に吸着力を生じさせる。この吸着力によって、可動プラテン113と固定プラテン112との間に型締力が生じる。そして、型締め状態の固定金型132と可動金型133との間に図示されないキャビティ空間が形成される。射出シリンダがキャビティ空間に溶融樹脂を充填し、充填された溶融樹脂が固化されて成形品となる。
型締め完了後、リニアモータ120を駆動して、可動プラテン113を後退させる。可動金型133が後退して型開きが行われる。型開き後、図示されないエジェクタ装置が可動金型133から成形品を突き出す。
次に、図7および図10を参照して、固定プラテン112の構成について説明する。固定プラテン112は、フレーム111に固定されておらず、フレーム111に移動可能に載置される点で、図1および図5に示す固定プラテン12と相違する。相違点について主に説明する。尚、可動プラテン113は、図1および図4に示す可動プラテン13と同様に構成されるので、説明を省略する。
固定プラテン112は、フレーム111で支持される。固定プラテン112は、固定金型132を取り付ける固定プラテン本体151と、固定プラテン本体151を支える支持部152L、152Rとを含む。支持部152L、152Rは、固定プラテン本体151を挟んで左右両側に設けられる。支持部152L、152Rは、固定プラテン本体151の側面の上下方向中央部を支持する。つまり、支持部152L、152Rは、固定プラテン本体151の金型取付面の中心位置と、フレーム111に対して略同じ距離の位置で、固定プラテン本体151の側面を支持する。
固定プラテン112は、フレーム111におけるガイド117L、117Rの設置面(例えばフレーム111の上面)に載置される。ガイド117L、117Rは、可動プラテン113や吸着板118を前後方向に案内するものであって、固定プラテン112まで延設される。フレーム111におけるガイド117L、117Rの設置面と、ガイド117L、117Rの側面とで、固定プラテン112が前後方向に案内される。左右一対のガイド117L、117Rは、外側側面で、固定プラテン112の左右方向への移動を規制する。よって、固定プラテン112の案内方向と、可動プラテン113や吸着板118の案内方向とを揃えることができる。また、ガイド117L、117Rだけでなく、フレーム111で、固定プラテン112を前後方向に案内するので、型締め時に固定プラテン112にモーメントが発生した場合に、ガイド117L、117Rの歪みや破損が抑制できる。
尚、本実施形態の左右一対のガイド117L、117Rは、外側側面で、固定プラテン112の左右方向への移動を規制するが、第1実施形態と同様に、内側側面で、固定プラテン112の左右方向への移動を規制してもよい。
ガイド117L、117Rは、固定プラテン112と接触することで、固定プラテン112の左右方向への移動を規制する。ガイド117L、117Rにおける固定プラテン112との接触面は、左右方向に対して垂直な平面であってよい。左右方向を軸とするモーメントが固定プラテン112で発生した場合に、ガイド117L、117Rに曲げモーメントがかからず、ガイド117L、117Rの歪みや破損が防止できる。左右方向を軸とするモーメントが固定プラテン112で発生する場合としては、例えば、上下のタイバー116のバランスの調整が十分でない場合が挙げられる。
尚、本実施形態では、ガイド117L、117Rとフレーム111とで、固定プラテン112を前後方向に案内するが、ガイド117L、117Rのいずれかと接触する接触部材と、フレーム111とで、固定プラテン112を前後方向に案内してもよい。接触部材がガイド117L、117Rのいずれかと接触することで、接触部材における固定プラテン112との接触面がガイド117L、117Rに対して平行になる。よって、固定プラテン112の案内方向と、可動プラテン113や吸着板118の案内方向とを揃えることができる。接触部材は、例えば棒状であってよく、複数のガイド117L、117Rに対応して複数設けられてよい。接触部材における固定プラテン112との接触面は、左右方向に対して垂直な平面であってよい。
次に、図7および図11を参照して、リヤプラテン115の構成について説明する。
リヤプラテン115は、フレーム111で支持される。リヤプラテン115は、リヤプラテン本体161と、リヤプラテン本体161を支える支持部162L、162Rとを含む。リヤプラテン本体161、および支持部162L、162Rは、一体に形成されてもよいし、別に形成されボルトなどで固定されてもよい。固定方法として、溶接が用いられてもよい。
リヤプラテン本体161の吸着面(後端面)には、電磁石134のコイル136を収容する溝137が形成される。溝137は、ロッド119を囲むように形成される。溝137より内側にコア138が形成される。コア138の周りにコイル136が巻装される。リヤプラテン本体161のコア138以外の部分にヨーク139が形成される。電磁石134に通電させ、電磁石134を駆動させると、電磁石134が吸着部135を吸着し、型締力が発生させられる。
支持部162L、162Rは、リヤプラテン本体161を挟んで左右両側に設けられる。支持部162L、162Rは、リヤプラテン本体161の側面の上下方向中央部を支持する。つまり、支持部162L、162Rは、リヤプラテン本体161の吸着面の中心位置と、フレーム111に対して略同じ距離の位置で、リヤプラテン本体161の側面を支持する。
支持部162L、162Rは、リヤプラテン本体161の側面の上下方向中央部を支持することで、リヤプラテン本体161をフレーム111から離間させる。支持部162L、162Rは、一端部でリヤプラテン本体161の側面と接続し、他端部でフレーム111と接続する。
ところで、電磁石134を駆動すると、電磁石134のジュール熱でリヤプラテン本体161が加熱される。リヤプラテン本体161の熱は、支持部162L、162Rを介して、フレーム111に移動する。
本実施形態では、支持部162L、162Rがリヤプラテン本体161の側面の上下方向中央部を支持するので、リヤプラテン本体161の下面を支持する場合と異なり、リヤプラテン本体161の温度分布が上下対称になる。よって、リヤプラテン本体161は、上下対称に熱変形し、フレーム111に対して垂直に保たれる。その結果、リヤプラテン本体161と吸着板本体171とが平行になり、吸着力が偏りにくい。
また、本実施形態では、支持部162L、162Rがリヤプラテン本体161の下面を拘束しないので、リヤプラテン本体161が上下両方向に熱変形することができる。よって、フレーム111に対してリヤプラテン本体161の中心線が上下にずれにくく、リヤプラテン本体161の中心線と、吸着板本体171の中心線とが上下にずれにくい。
次に、図7および図12を参照して、吸着板118の構成について説明する。
吸着板118は、スライドベースSbおよびガイド117L、117Rなどを介して、フレーム111で支持される。吸着板118は、吸着板本体171と、吸着板本体171を支える支持部172L、172Rとを含む。吸着板本体171、および支持部172L、172Rは、一体に形成されてもよいし、別に形成されボルトなどで固定されてもよい。固定方法として、溶接が用いられてもよい。
吸着板本体171の吸着面(前端面)には、吸着面から所定の深さで、電磁石134で吸着される吸着部135が形成される。吸着部135は、ロッド119を囲む部分に形成される。
支持部172L、172Rは、吸着板本体171を挟んで左右両側に設けられる。支持部172L、172Rは、吸着板本体171の側面の上下方向中央部を支持する。つまり、支持部172L、172Rは、吸着板本体171の吸着面の中心位置と、フレーム111に対して略同じ距離の位置で、吸着板本体171の側面を支持する。
支持部172L、172Rは、吸着板本体171の側面の上下方向中央部を支持することで、吸着板本体171をスライドベースSbやフレーム111から離間させる。支持部172L、172Rは、一端部で吸着板本体171の側面と接続し、他端部でスライドベースSbと接続する。
ところで、型締め開始時や型締め終了時に、電磁石134の磁束が変化すると、吸着部135が形成される吸着板本体171に渦電流が流れ、吸着板本体171が発熱する。吸着板本体171の熱は、支持部172L、172Rなどを介して、フレーム111に移動する。
本実施形態では、支持部172L、172Rが吸着板本体171の側面の上下方向中央部を支持するので、吸着板本体171の下面を支持する場合と異なり、吸着板本体171の温度分布が上下対称になる。よって、吸着板本体171は、上下対称に熱変形し、フレーム111に対して垂直に保たれる。その結果、吸着板本体171とリヤプラテン本体161とが平行に保たれ、吸着力が偏りにくい。
また、本実施形態では、支持部172L、172Rが吸着板本体171の下面を拘束しないので、吸着板本体171が上下両方向に熱変形することができる。よって、フレーム111に対して吸着板本体171の中心線が上下にずれにくく、リヤプラテン本体161の中心線と、吸着板本体171の中心線とが上下にずれにくい。
次に、図7および図8を参照して、型厚調整機構180について説明する。
型厚調整機構180は、金型装置130の厚さに応じて、可動プラテン113と吸着板118との間の距離を調整する機構である。型厚調整機構180は、例えば、可動プラテン113と吸着板118とを連結するロッド119、およびロッド119の一端部に形成されるねじ部181(図9参照)に螺合される調整ナット182などで構成される。
調整ナット182は、吸着板118に対して回転自在に取り付けられ、吸着板118に対する前後方向の相対移動を制限されている。調整ナット182をねじ部181に対して回転させると、ロッド119に対する吸着板118の位置が調整され、可動プラテン113と吸着板118との間の距離が調整される。
尚、本実施形態の調整ナット182は、吸着板118に回転自在に取り付けられるが、可動プラテン113に回転自在に取り付けられ、可動プラテン113に対する前後方向の相対移動を制限されていてもよい。
次に、図8および図9を参照して、ストッパ機構について説明する。
ストッパ機構190は、可動プラテン113や吸着板118の移動を制限する機構である。ストッパ機構190は、実質的に、可動プラテン113や吸着板118の型閉じ方向の移動のみを制限する。尚、ストッパ機構190は、可動プラテン113や吸着板118の型開き方向の移動のみを制限してもよいし、可動プラテン113や吸着板118の両方向の移動を制限してもよい。
ストッパ機構190は、吸着板118とリヤプラテン115との間に設けられ、棒状部材191と、係止部材192(図9参照)とを含む。
棒状部材191は、吸着板118に固定され、リヤプラテン115に延びる。棒状部材191の一端部は、吸着板118の右側の支持部172Rに固定されてよい。棒状部材191は、型開閉時に吸着板118や可動プラテン113と共に進退する。棒状部材191は、型開き完了時における吸着板118とリヤプラテン115との間の距離に対応する長さを有する。型開き完了時における吸着板118とリヤプラテン115との間の距離は、金型装置130の厚さに関係なく一定であり、型厚調整では変わらない。
棒状部材191には、前後方向に間隔をおいて複数のストッパ溝193が形成される。各ストッパ溝193の壁面は、図9に示すように、前方側から、前後方向に対して斜めの傾斜面193aと、底面193bと、前後方向に対して垂直な係止面193cとを有する。
係止部材192は、リヤプラテン115に取り付けられ、棒状部材191と係合する係合位置と、棒状部材191から離脱する離脱位置との間で移動可能である。係止部材192は、図示しないアクチュエータで駆動される。
係止部材192は、係合位置にあるとき、ストッパ溝193に嵌合される。係止部材192がストッパ溝193の係止面193cに当接すると、吸着板118や可動プラテン113が前進できなくなる。ストッパ溝193の傾斜面193aは、係止部材192を係止しないので、吸着板118や可動プラテン113の後退は許容されている。
一方、係止部材192は、離脱位置にあるとき、ストッパ溝193から離脱される。この状態では、吸着板118や可動プラテン113が前後に自由に移動できる。
係止部材192の位置はコントローラなどで制御され、予め設定された所定条件が成立したとき、係止部材192が離脱位置から係合位置に移動させられ、所定条件が成立しなくなると、係止部材192は係合位置から離脱位置に戻る。所定条件は任意であるが、例えば射出成形機110のドアが開いたときである。
尚、棒状部材191と、係止部材192の配置は逆でもよく、棒状部材191はリヤプラテン115に固定され、吸着板118に延び、係止部材192は吸着板118に取り付けられてもよい。この場合、リヤプラテン115の支持部162L、162Rのいずれかに棒状部材191の一端部が固定されてよい。また、ストッパ機構190は、可動プラテン113とリヤプラテン115との間、または可動プラテン113と固定プラテン112との間に設けられてもよい。これらの間の距離は、金型装置130の厚さに応じて変わるため、型厚調整分、棒状部材191の長さが長くなる。
可動プラテン113や吸着板118の移動中(例えば型閉じ中)に、ストッパ機構190が作動すると、可動プラテン113や吸着板118の移動を制限する力F2(図9参照)が生じる。この力F2は、棒状部材191の軸方向に沿って発生する。
図9および図11に示すように、棒状部材191は、右側のガイド117Rと平行に設けられ、フレーム11における右側のガイド117Rを設ける面と垂直な方向(例えば上方)から見て、右側のガイド117Rの位置と、略同じ位置にある。
よって、可動プラテン113や吸着板118の移動を制限する力F2は、右側のガイド117Rと平行に作用し、上方から見て、右側のガイド117Rの位置と略同じ位置で発生する。このとき、スライドベースSbには右側のガイド117Rに沿う力が作用する。スライドベースSbは右側のガイド117Rに沿って移動自在であるので、右側のガイド117Rには曲げモーメントがかからず、左側のガイド117Lにも曲げモーメントがからない。よって、左右のガイド117L、117Rの歪みや破損が抑制できる。この効果は、吸着板118の右側の支持部172Rに棒状部材191の一端部が固定される場合に顕著である。吸着板本体171から後方に突き出し途中から右に延びるブラケットの自由端部に棒状部材91の一端部が固定される場合と異なり、吸着板118における力F2のかかる位置が、上方から見て右側のガイド117Rの位置と略同じ位置になる。
尚、棒状部材191は、左側のガイド117Lと平行に設けられ、フレーム111における左側のガイド117Lを設ける面と垂直な方向から見て、左側のガイド117Lの位置と、略同じ位置にあってもよい。また、棒状部材191は、左右一対で設けられてもよい。
ところで、上述の如く、棒状部材191は、右側のガイド117Rと平行に設けられ、フレーム111における右側のガイド117Rを設ける面と垂直な方向(例えば上方)から見て、右側のガイド117Rの位置と、略同じ位置にある。そのため、右側のガイド117Rを基準にして棒状部材191を配設することができ、棒状部材191の案内方向と、可動プラテン113や吸着板118の案内方向とを揃えることができる。棒状部材191は、リヤプラテン115に取り付けられる図示されない部材で前後に案内される。
以上、射出成形機の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内で、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態の可動プラテンの支持部は、可動プラテン本体から水平に延びる水平部と、水平部の先端から下方に延びる垂直部とで構成されるが、支持部の形状は多種多様であってよい。可動プラテンだけでなく、固定プラテン、リヤプラテン、吸着板などにおいても同様である。
また、上記実施形態の可動プラテンの支持部は、可動プラテン本体の側面を支持するが、支持位置は、特に限定されず、例えば可動プラテン本体の下面、可動プラテン本体の後端面などでもよい。可動プラテンだけでなく、固定プラテン、リヤプラテン、吸着板などにおいても同様である。
また、上記実施形態の第2の固定部材(第1実施形態におけるリヤプラテン、または第2実施形態における固定プラテン)は、フレームに載置されるが、スライダに固定されてもよく、このスライダはフレームに敷設されるガイドに沿って前後に移動自在であってよい。このスライダには第2の固定部材の本体を支持する支持部が固定され、当該支持部にストッパ機構の棒状部材の一端部が固定されてよい。
10 射出成形機
11 フレーム
12 固定プラテン(第1の固定部材)
13 可動プラテン(可動部材)
14L、14R スライダ
15 リヤプラテン(第2の固定部材)
16 タイバー
17L、17R ガイド
30 金型装置
32 固定金型
33 可動金型
41 可動プラテン本体
42L、42R 支持部
51 固定プラテン本体
52L、52R 支持部
61 リヤプラテン本体
62L、62R 支持部
90 ストッパ機構
91 棒状部材
92 係止部材
93 ストッパ溝
111 フレーム
112 固定プラテン(第1の固定部材)
113 可動プラテン(第1の可動部材)
115 リヤプラテン(第2の固定部材)
117L、117R ガイド
118 吸着板(第2の可動部材)
134 電磁石
135 吸着部
151 固定プラテン本体
152L、152R 支持部
161 リヤプラテン本体
162L、162R 支持部
171 吸着板本体
172L、172R 支持部

Claims (4)

  1. フレームと、
    該フレームに固定される第1の固定部材と、
    該第1の固定部材とタイバーを介して連結される第2の固定部材と、
    型開閉時に前記フレームに対して移動する可動部材と、
    前記フレームに設けられ、前記可動部材を型開閉方向に案内するガイドとを備え、
    該ガイドは、前記可動部材から前記第2の固定部材まで延設され、
    前記ガイドまたは前記ガイドと接触する接触部材と、前記フレームとで、前記第2の固定部材を型開閉方向に案内する、射出成形機。
  2. 前記第1の固定部材または前記第2の固定部材と、前記可動部材とのいずれか一方に固定され、いずれか他方に延びる棒状部材と、
    前記他方に取り付けられ、前記棒状部材と係合する係合位置と、前記棒状部材から離脱する離脱位置との間で移動可能な係止部材とを備え、
    該係止部材は、前記係合位置にあるとき、前記可動部材の移動を制限し、
    前記棒状部材は、前記ガイドと平行に設けられ、前記フレームの前記ガイドを設ける面に対して垂直な方向から見て、前記ガイドの位置と略同じ位置にある、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記第1の固定部材、前記第2の固定部材、および前記可動部材のうち、前記棒状部材が固定される部材は、本体と、該本体を支持する支持部とを含み、該支持部に、前記棒状部材の一端部が固定される、請求項2に記載の射出成形機。
  4. フレームと、
    該フレームに固定される第1の固定部材と、
    該第1の固定部材とタイバーを介して連結される第2の固定部材と、
    型開閉時に前記フレームに対して移動する可動部材と、
    前記フレームに設けられ、前記可動部材を型開閉方向に案内するガイドと、
    前記第1の固定部材または前記第2の固定部材と、前記可動部材とのいずれか一方に固定され、いずれか他方に延びる棒状部材と、
    前記他方に取り付けられ、前記棒状部材と係合する係合位置と、前記棒状部材から離脱する離脱位置との間で移動可能な係止部材とを備え、
    該係止部材は、前記係合位置にあるとき、前記可動部材の移動を制限し、
    前記棒状部材は、前記ガイドと平行に設けられ、前記フレームの前記ガイドを設ける面に対して垂直な方向から見て、前記ガイドの位置と略同じ位置にあり、
    前記可動部材は、本体と、該本体の側面の上下方向中央部を支持する支持部とを含み、前記支持部に前記棒状部材の一端部が固定されるか、または前記支持部に前記係止部材が取付けられる、射出成形機。
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