JP2004330552A - 型締装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】型開閉および型締動作に要するサイクルタイムを短縮することができ、かつ、タイバーの引き抜きを容易に行うことができる型締装置を提供する。
【解決手段】ベース2上に固定され、固定金型5を保持する固定盤3と、移動金型6を保持しベース2上に金型5,6を開閉する型開閉方向A1,A2に移動可能に設けられた移動盤4と、自由端部に被結合部7aを備え、固定盤3によって支持されたタイバー7と、固定盤3に設けられ、タイバー7を固定盤3に対して駆動する型締用シリンダ9と、型開閉方向A1,A2に移動盤4を移動させ、金型5の開閉を行う移動機構40と、タイバー7の自由端部7bが当接することにより、移動盤4に対してタイバー7を所定位置に位置決めする当接部材30と、所定位置に位置決めされたタイバー7の被結合部7aと結合し、タイバー7を移動盤4に解放可能に連結させる結合手段としてのハーフナット20とを有する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイカストマシンやプラスチック射出成形機等の成形装置に使用される型締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカストマシンやプラスチック射出成形機等の成形装置では、金型が型締された状態で成形材料を金型へ射出、充填する。金型の型締を行う型締装置としては、たとえば、トグル式、直圧式、複合式等が知られている。
複合式型締装置は、たとえば、特許文献1〜3に開示されているように、固定盤に対して移動盤を移動させて金型の開閉を行うアクチュエータと、金型の型締とを行うアクチュエータとを別々に備えている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−52841号公報
【特許文献2】
実開平5−7419号公報
【特許文献3】
実開平5−49330号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような複合式型締装置では、タイバーの自由端に形成されたのこ歯状溝部を固定盤に設けられたハーフナットによって結合することにより、固定盤と移動盤とをタイバーを介して連結するものが知られている。このタイプの型締装置では、移動盤を固定盤に対して所定の位置に位置決めしたのちに、ハーフナットの開閉動作を行う必要がある。このため、一連の型開閉および型締動作のサイクルタイムが長くなるという不利益が存在した。
また、特に、ダイカストマシンに用いる型締装置では、金型交換をするためには、タイバーを固定盤あるいは移動盤から引き抜き、交換すべき金型とタイバーとの干渉を防ぐ必要がある。このタイバーを引き抜く動作には、専用のシリンダ装置等の機構が必要であり、装置コストが上昇するという問題があった。
【0005】
本発明は、上述の従来の課題に鑑みて成されたものであって、その目的は、型開閉および型締動作に要するサイクルタイムを短縮することができ、かつ、タイバーの引き抜きを容易に行うことができる型締装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ベース上に固定され、一対の金型の一方を保持する固定盤と、前記一対の金型の他方を保持し、前記ベース上に前記一対の金型を開閉する型開閉方向に移動可能に設けられた移動盤と、自由端部に被結合部を備え、前記固定盤によって支持されたタイバーと、前記固定盤に設けられ、前記タイバーを前記固定盤に対して駆動する型締用シリンダと、前記型開閉方向に前記移動盤を移動させ、前記一対の金型の開閉を行う移動機構と、前記タイバーの自由端部が当接することにより、前記移動盤に対して前記タイバーを所定位置に位置決めする当接部材と、前記所定位置に位置決めされた前記タイバーの被結合部と結合し、前記タイバーを前記移動盤に解放可能に連結させる結合手段とを有する。
【0007】
好適には、本発明の型締装置は、前記タイバーの自由端部が前記当接部材に当接して前記所定位置に位置決めされたのち、前記型締用シリンダのもつストローク内で前記タイバーが前記固定盤に対して移動することにより、前記一対の金型の型閉を行う。
【0008】
さらに好適には、本発明の型締装置は、前記タイバーが前記当接部材によって位置決めされたのち、前記型閉が完了するまでの間に、前記結合手段が前記タイバーの被結合部に結合する。
【0009】
好適には、本発明の型締装置は、前記型締用シリンダを型締時とは逆向きに駆動することにより、型締状態にある前記一対の金型の解放を行う。
この金型の解放において、前記当接部材は、前記型締状態にある前記一対の金型の解放により前記タイバーに作用する解放力を支持する
【0010】
さらに好適には、本発明の型締装置は、前記型締状態にある前記一対の金型の解放動作と、前記結合手段の解放を重複して行う。
【0011】
また、本発明の型締装置では、前記移動盤を前記固定盤に対して後退させることにより、前記タイバーを前記移動盤から引き抜く。
【0012】
本発明では、移動機構によって移動盤を固定盤に向けて移動させると、タイバーの自由端が当接部材に当接し、タイバーが移動盤に対して所定位置に位置決めされる。タイバーが所定位置に位置決めされたのち、さらに、移動盤が型締用シリンダのもつストローク内で移動機構によって固定盤に向かってタイバーとともに移動することにより、型閉が完了する。
また、タイバーの自由端が当接部材に当接したのち、型閉が完了するまでの間に、結合手段が前記タイバーの被結合部に結合する。
型閉が完了すると、型締用シリンダを駆動することにより、型締が行われる。
型締の解放は、型締用シリンダを型締時とは逆向きに駆動することにより行われる。このとき、タイバーに作用する解放力は、当接部材が受け止める。
また、本発明の移動機構は、金型の開閉とともに、移動盤を固定盤に対して後退させることにより、タイバーを移動盤から引き抜く。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る型締装置の構造を示す図であり、図2は図1の型締装置の構造を示す水平方向の断面図である。
本実施形態に係る型締装置1は、ダイカストマシンに使用される。
【0014】
図1および図2に示すように、型締装置1は、固定盤3と、移動盤4と、タイバー7と、型締用シリンダ9と、移動機構40と、ハーフナット20と、当接部材30と、ガイド部35とを有する。
なお、固定盤3は本発明の固定盤、移動盤4は本発明の移動盤、タイバー7は本発明のタイバー、型締用シリンダ9は本発明の型締用シリンダ、移動機構40は本発明の移動機構、ハーフナット20は本発明の結合手段、当接部材30は本発明の当接部材、ガイド部35は本発明のガイド手段のそれぞれ一実施態様である。
【0015】
固定盤3は、ベース2上に固定されている。この固定盤3は、固定金型5を前面側に保持している。
移動盤4は、移動金型6を前面(固定盤3に対向する側)に保持している。この移動盤4は、ベース2上に型開方向A1および型閉方向A2に移動可能に設けられている。移動盤4には、タイバー7が挿入される貫通孔4hが形成されている。この貫通孔4hは、たとえば、移動盤4の四隅に形成されている。
固定金型5と移動金型6の一対の金型が型閉されることにより、固定金型5と移動金型6との間にキャビティが形成される。固定盤3の背面には、図示しない射出装置が設けられ、この射出装置により、溶融金属が固定金型5と移動金型6の間に形成されるキャビティに射出、充填される。なお、溶融金属がキャビティに射出、充填されるときには、固定金型5と移動金型6とを型締し、溶融金属が固定金型5と移動金型6の分割面から漏れるのを防ぐ。
【0016】
タイバー7は、一端部が移動盤4によって移動可能に支持されている。タイバー7は、型開方向A1および型閉方向A2に沿って水平に支持されている。
タイバー7の一端部には、ピストン8が連結され、このピストン8の両側部分が固定盤3に形成された支持孔3a、3bに嵌合挿入されている。この支持孔3a、3bによってタイバー7は一端部が支持されている。
タイバー7の他端部である自由端部には、鋸歯状の被結合溝7aが形成されている。なお、被結合溝7aは本発明の被結合部の一実施態様である。
【0017】
型締用シリンダ9は、固定盤3の内部に形成されており、この固定盤3にピストン8が移動可能に内蔵されている。型締用シリンダ9のシリンダ室に高圧の作動油を供給することにより、固定盤3とタイバー7との間に力が作用し、タイバー7が固定盤3に対して駆動される。
タイバー7に連結されたピストン8の可動範囲、すなわち、型締用シリンダ9のもつストロークの範囲内で、タイバー7は固定盤3に対して移動可能である。
【0018】
移動機構40は、ベース2の内部に内蔵されており、ねじ軸41と、支持部材42と、サーボモータ43と、可動部材44とを有する。
支持部材42は、ねじ軸41の一端部を回転自在に支持している。
ねじ軸41の他端部は、サーボモータ43に接続されている。
ねじ軸41は、可動部材44にねじ込まれている。
可動部材44は、図2に示すように、移動盤4の両側に固定されている。
【0019】
この移動機構40では、サーボモータ43を回転制御することにより、ねじ軸41が回転し、このねじ軸41の回転が可動部材44の直線運動に変換される。これにより、移動盤4が型開方向A1または型閉方向A2に駆動される。
【0020】
ハーフナット20は、移動盤4の貫通孔4hの背面に配置されている。このハーフナット20は、タイバー7の被結合溝7aと噛合する図示しない溝が形成されている。
ハーフナット20は、ハーフナット開閉シリンダ21によって開閉され、ハーフナット20が閉じてタイバー7の被結合溝7aと噛合(結合)すると、タイバー7と移動盤4とが連結される。ハーフナット20が開くと、タイバー7と移動盤4との連結が解かれる。
なお、ハーフナット20は周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0021】
当接部材30は、タイバー7の自由端7bが当接することにより、このタイバー7を移動盤4に対して所定位置に位置決めする。この所定位置は、ハーフナット20がタイバー7の被結合溝7aに結合可能な位置である。タイバー7は、当接部材30に衝突することにより、移動が規制される。
当接部材30は、移動盤4の背面に図示しない連結部材を介して固定されている。
【0022】
図3は、図1の円A内の拡大図であって、ガイド部35の構造を示す断面図である。
図3に示すように、ガイド部35は、円筒状のガイド部材36を有する。
このガイド部材36は、先端部に貫通孔36aを有し、また、貫通孔36aに連続してこの貫通孔36aよりも大径の貫通孔36bを有している。
ガイド部材36は、図1および図2に示したように、移動盤4の前面に貫通孔4hと同心に固定される。
貫通孔36aの内周面には、シール部材37が設けられ、貫通孔36bの内周にはブッシュ38が設けられている。
【0023】
シール部材37の内周には、タイバー7の軸部が嵌合挿入される。このシール部材37には、たとえば、樹脂製のものが使用される。シール部材37は、ガイド部材36内に、鋳造時に使用する離型剤等の異物が侵入するのを防ぐ。これにより、タイバー7の被結合溝7aに異物が付着するのを防ぐことができ、タイバー7の被結合溝7aとハーフナット20との結合が確実になる。
【0024】
ブッシュ38は、たとえば、樹脂や金属等の材料で形成されている。このブッシュ38は、外周がガイド部材36の貫通孔36bに嵌合している。また、ブッシュ38の内周にタイバー7の軸部が嵌合する。ブッシュ38は、タイバー7が嵌合することにより、軸方向に移動可能にタイバー7を支持する。これにより、タイバー7に撓みが発生しにくくなる。
なお、ガイド部35の軸方向の長さは、固定金型5と移動金型6の開閉を行う範囲において、タイバー7の被結合溝7aがガイド部材36内に収まるのに必要な長さを有している。
また、タイバー7の被結合溝7aの外径は、シール部材37およびブッシュ38の内径よりも小さくなっており、シール部材37およびブッシュ38との間で干渉しないようになっている。
【0025】
次に、上記構成の型締装置の動作の一例について説明する。
図1および図2に示した状態の型締装置1は、移動盤4が所定の型開位置に移動した状態にある。この状態において、ピストン8はシリンダ室内において金型側に位置している。
この状態から、サーボモータ43を駆動して、移動盤4を型閉方向A2に向けて移動させる。移動盤4の移動速度は、サイクルタイムの短縮化の観点から高速で行う。移動盤4を型閉方向A2に移動していくと、図4に示すように、タイバー7の自由端7bが当接部材30に当接し、タイバー7は移動盤4に対して停止する。この位置において、タイバー7の被結合溝7aは、ハーフナット20と結合可能となっている。
なお、衝撃緩和の観点から、タイバー7の自由端7bが当接部材30に衝突する直前に、サーボモータ43の回転速度を減速することが好ましい。
【0026】
タイバー7の自由端7bが当接部材30に当接した状態では、型締用シリンダ9に高圧の作動油は供給されていない。このため、ピストン8は型締用シリンダ9のシリンダ室内を移動可能となっている。
【0027】
図4に示したように、タイバー7の自由端7bが当接部材30に当接し、タイバー7が位置決めされたところで、ハーフナット開閉シリンダ21を駆動し、ハーフナット20を閉じる。
【0028】
上記のハーフナット20を閉じる動作と並行して、移動機構40による移動盤4の型閉方向A2への移動が継続して行われる。タイバー7に対して移動盤4が所定の型閉位置まで移動し、図5に示すように、移動金型6と固定金型5の型閉が完了する。すなわち、移動盤4は、タイバー7が移動盤4に対して位置決めされたのち、型締用シリンダ9のもつストロークの範囲内で移動し、型閉が行われる。ピストン8はシリンダ室内において金型とは反対側(固定盤3の背面側)に移動する。
これによって、移動盤4の移動中に、ハーフナット20とタイバー7の被結合溝7aとの結合動作が重複して行われる。
【0029】
次いで、図5に示すように、移動盤4が所定の型閉位置に移動したところで、図5に示すように、型締用シリンダ9の移動盤4側のシリンダ室9aへ高圧の作動油PLを供給し、型締を行う。シリンダ室9aへの高圧の作動油PLの供給によって、ピストン8は固定金型5とは反対側にさらに移動する。これにより、タイバー7が伸長し、タイバー7の伸長量に応じた型締力が発生する。
この型締力は、シリンダ室9aへ供給する作動油PLの圧力を調整することにより制御することができる。
たとえば、固定金型5と移動金型6に形成されるキャビティへの溶融金属の射出動作と連動させて、型締力を制御することができる。これにより、移動金型6と固定金型5の分割面からの溶融金属の吹き出しを防ぎつつ、最小の型締力で鋳造を行うことが可能になる。型締力を小さくすることにより、移動金型6と固定金型5の損傷を防ぎ、寿命を延ばすことができる。
【0030】
キャビティへの溶融金属の射出、充填が完了したのち、図6に示すように、型締用シリンダ9の型締時とは反対側のシリンダ室9bへ高圧の作動油PLが供給される。
型締用シリンダ9は、所定のストロークをもっているので、このストロークの範囲内で移動盤4が型開方向A1に移動し、型締が解放される。
このとき、タイバー7には、軸方向に型締を解放する解放力が作用するが、この解放力は当接部材30によって受け止められる。
ピストン8はシリンダ室内において金型側に向かって移動する。
【0031】
この型締の解放動作と重複して、ハーフナット20が解放される。これにより、タイバー7と移動盤4との連結が解かれる。型締の解放動作とハーフナット20の解放動作を重複して行うことにより、
次いで、サーボモータ43が駆動され、図7に示すように、低速で所定の位置まで移動盤4が後退する。低速で移動盤4を移動するのは、金型を開いた直後に高速で急激に移動盤4を後退させると、鋳造品や金型が損傷する等の不具合が発生する可能性があるからである。
【0032】
移動盤4が低速で所定位置まで後退すると、図8に示すように、図1と同様の型開位置まで移動盤4が高速で後退する。
以上の動作により、一連の型締動作が完了する。
【0033】
ここで、図9は、上記したタイバー7を固定盤3から引き抜く方法を説明するための図である。
ダイカストマシンに用いる型締装置では、金型交換をするためには、クレーン等を用いて型締装置の上方に引き上げる必要がある。このとき、タイバー7が固定金型5,移動金型6の近くにあると、タイバー7と固定金型5,移動金型6とが干渉して金型交換を行うことができない。
【0034】
本実施形態では、ハーフナット20を解放し、移動機構40を駆動して移動盤4を後退させ、図9に示すように、タイバー7の自由端部を移動盤4の貫通孔4hおよびガイド部35から引き抜く。これにより、金型交換をするための十分なスペースを確保することができる。
固定金型5,移動金型6を開閉するための移動機構40を用いてタイバー7の引き抜きを行うことができるため、装置構成を簡略化することができる。
【0035】
以上のように、本実施形態に係る型締装置1は、トグル式の型締装置のようなリンクハウジングやリンクが不要であり、装置の小型化、軽量化が可能となる。
また、本実施形態に係る型締装置1では、型閉動作とともに、ハーフナット20の閉動作を重複して行うことができるので、型締動作のサイクルタイムを短縮することができる。
また、本実施形態に係る型締装置1では、型締を解放する動作と重複してハーフナット20を解放する動作を行うことができるので、型締動作のサイクルタイムをさらに短縮することができる。
また、本実施形態に係る型締装置1では、型締を解放したときに発生する解放力をタイバー7を位置決めするための当接部材30によって受け止めるので、ねじ軸41等を含む移動機構40に過負荷がかかるのを防ぐことができる。
【0036】
本発明は、上述した実施形態に限定されない。
上述した実施形態では、型締装置1をダイカストマシンに適用した場合について説明したが、樹脂を使用した射出成形機に適用することも可能である。
また、移動機構として、ねじ軸やサーボモータを用いた場合を例に挙げたが、たとえば、シリンダ装置等、移動盤の移動を行うことができるアクチュエータであればよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、型開閉および型締動作に要するサイクルタイムを短縮することができる。
また、本発明によれば、タイバーの引き抜きを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る型締装置の構造を示す図である。
【図2】図1の型締装置の構造を示す水平方向の断面図である。
【図3】図1の円A内の拡大図である。
【図4】型締装置の動作の一例を示す図である。
【図5】図4に続く動作の一例を示す図である。
【図6】図5に続く動作の一例を示す図である。
【図7】図6に続く動作の一例を示す図である。
【図8】図7に続く動作の一例を示す図である。
【図9】タイバーの引き抜き方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1…型締装置
2…ベース
3…固定盤
3a,3b…支持孔
4…移動盤
4h…貫通孔
5…固定金型
6…移動金型
7…タイバー
7…被結合溝
8…ピストン
9…型締用シリンダ
20…ハーフナット
21…ハーフナット開閉用シリンダ
30…当接部材
40…移動機構
41…ねじ軸
42…支持部材
43…サーボモータ
44…可動部材

Claims (11)

  1. ベース上に固定され、一対の金型の一方を保持する固定盤と、
    前記一対の金型の他方を保持し、前記ベース上に前記一対の金型を開閉する型開閉方向に移動可能に設けられた移動盤と、
    自由端部に被結合部を備え、前記固定盤によって支持されたタイバーと、
    前記固定盤に設けられ、前記タイバーを前記固定盤に対して駆動する型締用シリンダと、
    前記型開閉方向に前記移動盤を移動させ、前記一対の金型の開閉を行う移動機構と、
    前記タイバーの自由端部が当接することにより、前記移動盤に対して前記タイバーを所定位置に位置決めする当接部材と、
    前記所定位置に位置決めされた前記タイバーの被結合部と結合し、前記タイバーを前記移動盤に解放可能に連結させる結合手段と
    を有する型締装置。
  2. 前記タイバーの自由端部が前記当接部材に当接して前記所定位置に位置決めされたのち、前記型締用シリンダのもつストローク内で前記タイバーが前記固定盤に対して移動することにより、前記一対の金型の型閉を行う
    請求項1に記載の型締装置。
  3. 前記タイバーが前記当接部材によって位置決めされたのち、前記型閉が完了するまでの間に、前記結合手段が前記タイバーの被結合部に結合する
    請求項2に記載の型締装置。
  4. 前記型締用シリンダを型締時とは逆向きに駆動することにより、型締状態にある前記一対の金型の解放を行う
    請求項1〜3のいずれかに記載の型締装置。
  5. 前記当接部材は、前記型締状態にある前記一対の金型の解放により前記タイバーに作用する解放力を支持する
    請求項4に記載の型締装置。
  6. 前記型締状態にある前記一対の金型の解放動作と、前記結合手段の解放を重複して行う
    請求項4または5に記載の型締装置。
  7. 型締状態にある前記一対の金型を解放したのち、前記移動機構により前記一対の金型に型開を行う
    請求項4〜6のいずれかに記載の型締装置。
  8. 前記タイバーの中途には、前記型締用シリンダに内蔵されるピストンが連結されており、
    前記タイバーのピストンの両側部が前記固定盤によって移動可能に支持されている
    請求項1〜7のいずれかに記載の型締装置。
  9. 前記結合手段は、前記移動盤の背面側に設けられており、前記移動盤を貫通した前記タイバーの被結合部に結合する
    請求項1〜8のいずれかに記載の型締装置。
  10. 前記金型の開閉を行う範囲で、前記タイバーの被結合部を外部からシールし、かつ、前記タイバーを移動可能に支持するガイド手段をさらに有する
    請求項1〜9のいずれかに記載の型締装置。
  11. 前記移動機構は、前記移動盤を前記固定盤に対して後退させることにより、前記タイバーを前記移動盤から引き抜く
    請求項1〜10のいずれかに記載の型締装置。
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