JP4625488B2 - 型盤、型締め装置、射出成形機 - Google Patents

型盤、型締め装置、射出成形機 Download PDF

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Description

本発明は、金型が取り付けられる型盤、型締め装置、射出成形機に関する。
射出成形機やダイカスト機の型締め装置は、固定側の固定型盤と、可動側の可動型盤とが対向配置され、可動型盤が油圧シリンダ等によって固定型盤に対して接近・離間する方向に進退駆動される。そして、固定型盤に固定側の金型が取り付けられ、可動型盤側に可動側の金型が取り付けられ、これら固定側の金型と可動側の金型の間に形成されるキャビティに、樹脂や金属が射出されることで、所定形状の成形品が形成される。
ここで、射出成形機やダイカスト機においては、金型の大きさに応じた大型の固定型盤、可動型盤(以下、固定型盤と可動型盤を区別する必要がある場合を除き、これらを型盤と称する)を備えている。大型の成形品を形成する場合、自ずと型盤も大型化する。
型盤を大型化した場合、特に型盤の金型取付面側の変形を防ぐため、型盤を補強する必要が生じる。型盤を補強する構造としては、型盤の金型取付面の背面側にリブを設ける構造や、型盤を箱型とし、内部にリブを設ける構造のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特表2006−523546号公報
型盤には、常にその軽量化が望まれている。それは、型盤製作コストの抑制、可動型盤を駆動するための駆動機構の負荷軽減等を図るためである。
また、型盤においては、特にその金型取付面の変形を有効に抑制する必要があるが、従来は、型盤全体の補強を図るという方向での試みがなされているのみであり、型盤の補強構造は最適化されているとは到底言えない。本発明者らが行った解析によれば、型締め力を発生した状態において、型盤の剛性向上に十分寄与していないリブや、リブを設けることでかえって応力集中を招くような場合があることも判明した。
さらに、例えば射出成形機において、自動車用のバンパー等、一方向に長尺な成形品を形成する場合、金型もこれに応じた一方向に長尺なものとなる。一般的に正方形に近い形状の型盤に対し一方向に長尺な金型を取り付けて射出成形を行った場合、その型締め力によって型盤に生じる応力が縦方向・横方向とでアンバランスが生じる。その結果、特定の部位に応力集中が生じる場合もあり、型盤強度の最適化に改善の余地がある。
加えて、一方向に長尺な金型を取り付けた場合、型締め力によって、金型の短辺方向に大きな応力が作用する。一般に金型は、その長尺方向が型盤の金型取付面内の水平方向(以下左右方向という)、または天地方向(以下上下方向という)になるように型盤に組み付けられるが、その場合、型盤の金型取付面の中心から上下・左右方向に延びるリブが形成されていると、金型の短辺方向に平行なリブを介して型盤の外周部のリブへと力が流れ、その結果特定部位に応力集中が生じることがある。この点においても、型盤強度の最適化には改善の余地がある。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、型盤の補強構造の最適化を図り、十分な強度を有しつつ、重量増を抑えることのできる型盤、型締め装置、射出成形機を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の型盤は、射出成形機やダイカスト機にて金型が装着される型盤であって、金型が装着される金型取付プレートと、金型取付プレートと対向して設けられた背面プレートと、金型取付プレートおよび背面プレートの四隅にて、タイバーに連結される連結部と、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、金型取付プレートおよび背面プレートの中央部に位置する筒状リブと、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、筒状リブから連結部のそれぞれに延びる対角補強リブと、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、金型取付プレートおよび背面プレートの外周部に沿って、互いに隣接する連結部の間に設けられた外周補強リブと、を備える。そして、外周補強リブに、金型取付プレートと背面プレートとの中心線に対して非対称な開口部が形成されていることを特徴とする。
そして、この開口部は、金型取付プレート側に行くに従い、その開口幅が漸次小さくなることを特徴とする。
また、この非対称な開口部は、背面プレートよりも金型取付プレートの剛性が高くなるように形成されていることを特徴とすることもできる
開口部は、金型取付プレートと背面プレートとの中心線に対し、金型取付プレート側の開口面積が、背面プレート側の開口面積よりも小さくなるように形成すれば良い。これには、開口部の形状や位置を調整する。
このようにすることで、補強用のリブをむやみに増やすことなく、金型取付プレートの剛性を有効に向上させることができる。
なお、筒状リブの、金型面側から見た断面形状は、円形、楕円形、半円形、半楕円形、多角形等、様々な形状とすることができる。
ところで、昇圧装置によって型盤に型締め力を作用させた場合、昇圧装置からの力は、背面プレートおよび金型取付プレートの四隅にて、タイバーに連結される連結部と、金型取付面に取り付けられた金型との間で釣り合うため、型盤全体は、背面プレート側が凸となる方向に曲げられ、変形が生ずるとともに、背面プレートには引張応力が、金型取付プレートには圧縮応力が作用する。
よって、タイバーに連結される連結部と背面プレートとが連結される部分には、連結部から型締め力が流れること、および背面プレートが型盤の曲げ変形の中立軸から離れていることにより、力線が集中し大きな応力が作用する。
そこで、背面プレートは、互いに隣接する二つの連結部の中間位置における厚さt1に対し、連結部に近い部分の厚さt2が大きくなるように形成しても良い。これによって、タイバーが連結される連結部と背面プレートとが連結されて力線が集中する部分に作用する引張応力を低減することができる。
上記のような開口部は、型盤を鋳造する際に、筒状リブと対角補強リブと外周補強リブとで囲まれた空間を形成するための中子を保持するためのものと兼用することができる。
このとき、中子を保持するため、開口部とともに第二の開口部を形成することもできる。その場合、第二の開口部は、金型取付プレートに形成するのが好ましい。型締め力によって金型取付プレートには圧縮応力が繰り返し作用する。一般に、金属材料の疲労強度は、引張応力に対するものよりも圧縮応力に対するものの方が高いため、第二の開口部は、圧縮応力が作用する金型取付プレートに形成することが、疲労強度上有効である。
また、第二の開口部は、金型取付プレートまたは背面プレートにおいて、金型取付プレートの中心を通り、かつ互いに隣接する二つの連結部の中間位置を通る十字方向の線上に配置しても良い。ここで、従来において、金型取付プレートと背面プレートとの間に、金型取付プレートの中心を通り、かつ互いに隣接する二つの連結部の中間位置を通る水平方向および垂直方向(以下十字方向という)に延びるリブを備えるものが存在するが、本発明者らが行った解析により、十字方向のリブは型盤の剛性向上に有効に寄与していないことが判明した。そこで、本発明においては、十字方向のリブを備えないものとすることができる。十字方向のリブを備えないことで、上記のように第二の開口部を型盤の十字方向の中心線上に配置できる。
また、第二の開口部は、長円形あるいは楕円形とすることができる。その場合、その長径方向が、隣接する外周補強リブと平行になるように形成するのが好ましい。このようにすることで、一方向に長尺な、縦長・横長の金型を装着する場合、第二の開口部を、型締め力を発揮した時に生じる力の流れ方向に沿ったものとすることができ、応力集中が低減される。
本発明は、金型が装着される一対の型盤と、金型を開閉するため、一対の型盤の少なくとも一方を他方に対して進退駆動させる型盤駆動部と、を備えた型締め装置とすることもできる。このような型締め装置は、射出成形機やダイカスト機に適用することができる。この場合、型盤のそれぞれは、金型が装着される金型取付プレートと、金型取付プレートと対向して設けられた背面プレートと、金型取付プレートおよび背面プレートの四隅にて、タイバーに連結される連結部と、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、金型取付プレートおよび背面プレートの中央部に位置する筒状リブと、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、筒状リブから連結部のそれぞれに延びる対角補強リブと、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、金型取付プレートおよび背面プレートの外周部に沿って、互いに隣接する連結部の間に設けられた外周補強リブと、を備え、外周補強リブに、背面プレートよりも金型取付プレートの剛性が高くなるよう、金型取付プレートと背面プレートとの中心線に対して非対称な開口部が形成されていることを特徴とする。
本発明は、金型が装着される一対の型盤と、金型を開閉するため、一対の型盤の少なくとも一方を他方に対して進退駆動させる型盤駆動部と、金型のキャビティに成形材料を射出する射出シリンダと、を備えた射出成形機とすることもできる。この場合、型盤のそれぞれは、金型が装着される金型取付プレートと、金型取付プレートと対向して設けられた背面プレートと、金型取付プレートおよび背面プレートの四隅にて、タイバーに連結される連結部と、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、金型取付プレートおよび背面プレートの中央部に位置する筒状リブと、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、筒状リブから連結部のそれぞれに延びる対角補強リブと、金型取付プレートと背面プレートの間に設けられ、金型取付プレートおよび背面プレートの外周部に沿って、互いに隣接する連結部の間に設けられた外周補強リブと、を備え、外周補強リブに、背面プレートよりも金型取付プレートの剛性が高くなるよう、金型取付プレートと背面プレートとの中心線に対して非対称な開口部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、外周補強リブに、金型取付プレートと背面プレートとの中心線に対して非対称な開口部を形成することで、背面プレートよりも金型取付プレートの剛性を高めることができる。その結果、型盤の補強構造の最適化を図り、十分な強度を有しつつ、軽量化を図ることが可能となる。
また、型盤の軽量化によって、可動型盤の慣性力が低減するため、可動型盤の駆動力を小さくすることができ、型締め装置の省エネルギー化に有効である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて、射出成形機を例にこの発明を詳細に説明する。
図1に示すように、射出成形機1の型締め装置は、基台18に固定側の固定型盤2が固設され、固定型盤2に固定側金型4が取り付けられている。固定側金型4に対向する可動側金型5は、基台18に敷設されたガイドレール19にガイドされ、リニアベアリングを介して固定型盤2に対向して移動する可動側の可動型盤3に取り付けられている。可動型盤3の移動(金型開閉移動)には油圧駆動の油圧シリンダ22が用いられる。
なお、本実施例では、可動型盤3の支持構造をガイドレール19とリニアベアリングを使用する例を示しているが、ガイドレール19とリニアベアリングの代わりに、シューと摺動盤を使用しても支障はない。
複数のタイバー15が、固定型盤2に内蔵する複数の型締油圧シリンダ2a内で摺動するラム16に直結して設けられている。各タイバー15の先端部は、可動型盤3の貫通孔を貫通している。タイバー15の先端部にはねじ溝15aが形成されており、このねじ溝15aに可動型盤3の反金型側に配置された半割りナット17が係合することで、タイバー15の引張方向を固定拘束している。油圧切換弁29は、図示しない射出成形制御装置の指令により、型開閉の油圧シリンダ22、型締油圧シリンダ2aの駆動等の油圧を切換える役割を有している。
なお、本実施例では、タイバー15の先端部と半割ナット17との噛み合い部分をねじ溝15aとしているが、ねじ溝15aの溝形状は、三角ねじ、台形ねじなどの螺旋溝や、ノコ歯状などの平行溝など、半割りナット17とタイバー15とを、軸方向に締結できる溝形状であれば支障はない。
固定側金型4の樹脂入り口に当接しているノズルを備えた射出シリンダ6には、射出シリンダ6と一体のフレーム6aが設けられている。このフレーム6aに射出シリンダ6の中心線の両側に対称に、一対の射出駆動サーボモータ12、12が取り付けられ、同サーボモータ12、12の出力軸にボールねじ軸8、8が直結されている。射出スクリュ7は、移動フレーム27内で、射出スクリュ回転駆動モータ13によって回転駆動され、射出シリンダ6内の樹脂の回転送り出しと可塑化を行う。
移動フレーム27には、一対のボールねじナット9、9が対称に取り付けられ、このボールねじナット9、9にボールねじ軸8、8が螺合している。一対の射出駆動サーボモータ12、12が同期回転駆動されることにより、射出スクリュ7は射出シリンダ6の中を軸方向に前後進して樹脂の射出動作を行う。
射出ユニットは、射出駆動サーボモータ12、12で射出スクリュ7を前後進させながら、射出スクリュ回転駆動モータ13で射出スクリュ7を回転させることで樹脂を可塑化して溶融する。
射出ユニットは、固定側金型4と可動側金型5が型締されることによって形成された金型キャビティの中に溶融樹脂を射出する。成形品が冷却固化した後は、可動側金型5は固定側金型4との型締結合を解き、移動用の油圧シリンダ22の作動により固定側金型4から離れて成形品を取出すようになっている。
さて、本実施の形態において、固定型盤2、可動型盤3は、以下に示すような構造を有している。ここで、固定型盤2と可動型盤3との区別を行う必要がある場合を除き、固定型盤2、可動型盤3を型盤30と称することとする。なお、以下においては、固定型盤2をまず例に挙げて型盤30の構造を説明する。
図2および図3に示すように、型盤30は、固定側金型4が取り付けられる金型取付面30Aが、所定の厚さを有した金型取付プレート31によって形成されている。金型取付プレート31から所定寸法離間した位置に、金型取付プレート31とほぼ平行に背面プレート32が配置されており、この背面プレート32が、型盤30において金型取付面30Aの反対面30Bを形成している。
図4〜図6に示すように、金型取付プレート31、背面プレート32の四隅には、タイバー15あるいは型締め油圧シリンダ22が、挿入あるいは固定される円筒状の筒状部(連結部)33が設けられている。このうち、下側に位置する2つの筒状部33の底面33aは、基台18上に載置するための平面を有している。
金型取付プレート31と背面プレート32との間には、金型取付プレート31、背面プレート32の中央部に円筒状の中央リブ(筒状リブ)34が設けられている。固定型盤2として用いられる型盤30においては、この中央リブ34内に図1に示した射出シリンダ6の先端部が挿入され、金型取付プレート31の中央部に形成されたノズル孔35から樹脂を射出できるようになっている。
金型取付プレート31、背面プレート32の間には、その外周部に沿って、互いに隣接する筒状部33、33を連結するように、外周補強リブ36が設けられている。
さらに、金型取付プレート31、背面プレート32の間には、金型取付プレート31、背面プレート32の対角線方向に延びる対角補強リブ37が、四隅の筒状部33のそれぞれと中央リブ34との間に設けられている。
これら外周補強リブ36、対角補強リブ37は、金型取付プレート31、背面プレート32の間を塞ぐように設けられている。
このようにして、型盤30は、全体として箱型形状をなしている。
外周補強リブ36には、型盤30の鋳造による製造時に、外周補強リブ36、互いに隣接する対角補強リブ37、37、中央リブ34によって囲まれた空間100を形成するための中子を保持するための鋳抜き孔(開口部)40が形成されている。鋳抜き孔40は、各外周補強リブ36において、互いに隣接する筒状部33、33の中間位置に形成されている。
図6(c)に示したように、鋳抜き孔40は、外周補強リブ36の金型取付プレート31側の剛性が、背面プレート32側の剛性よりも高くなるよう、金型取付プレート31と背面プレート32との中心線Cに対して非対称となる位置、形状に設定されている。
例えば、鋳抜き孔40は、中心線Cに対し、背面プレート32側にオフセットした位置Sを中心として、金型取付プレート31側が半径R2の半円弧状部40aとされ、背面プレート32側は半径R1の円弧部40bと、背面プレート32に平行な直線部40cとされている。ここで、R2>R1とされている。
このような鋳抜き孔40は、半円弧状部40aと円弧部40bの接点、すなわち位置Sに対し、金型取付プレート31側の高さH2と、背面プレート32側の高さH1とが、H2>H1とされている。
また、半円弧状部40a、円弧部40bの、金型取付プレート31に平行な方向の寸法L2、L1が、L2>L1とされている。
上記のような形状の鋳抜き孔40を形成することで、鋳抜き孔40は、中心線Cに対し金型取付プレート31側の開口面積が背面プレート32側の開口面積よりも小さくされており、外周補強リブ36は、金型取付プレート31側の剛性が、背面プレート32側の剛性よりも高くなっている。
ここで、可動型盤3としての型盤30を例示する。図7は、可動型盤3の四分の一のみを示す断面図である。図7に示すように、可動型盤3は、上記した固定型盤2としての型盤30と同様、可動側金型5が取り付けられる金型取付面30Aが、所定の厚さを有した金型取付プレート31によって形成され、金型取付プレート31から所定寸法離間した位置に、金型取付プレート31とほぼ平行に背面プレート32が配置されて、この背面プレート32が金型取付面30Aの反対面30Bを形成している。
そして、金型取付プレート31、背面プレート32の四隅には、筒状部33が設けられ、金型取付プレート31、背面プレート32の中央部には円筒状の中央リブ34が設けられている。
さらに、金型取付プレート31、背面プレート32の間には、その外周部に沿って、互いに隣接する筒状部33、33を連結するように、外周補強リブ36が設けられるとともに、金型取付プレート31、背面プレート32の対角線方向に延びる対角補強リブ37が、四隅の筒状部33のそれぞれと中央リブ34との間に設けられている。これら外周補強リブ36、対角補強リブ37は、金型取付プレート31、背面プレート32の間を塞ぐように設けられている。このようにして、可動型盤3は、全体として箱型形状をなしている。
そして、外周補強リブ36には、互いに隣接する筒状部33、33の中間位置に鋳抜き孔40が形成されている。
可動型盤3には、成形後に得られた成形品を押し出して脱型するためのエジェクタピン(図示無し)が通るピン孔200が複数形成されている。可動型盤3の設計においては、これらピン孔200の周囲に作用する応力が問題となることが多い。
そこで、本実施の形態においては、可動型盤3の背面プレート32において、ピン孔200が形成されている領域の背面プレート32の板厚t3を、ピン孔200が形成されていない領域の板厚t4よりも大きくして形成する。これにより、成形時に引張応力が作用する背面プレート32の剛性を、ピン孔200の周囲において有効に高めることができる。また、ピン孔200が形成されていない領域においては、板厚を大きくしないため、重量増を最小限に抑えることができる。
通常、可動型盤は、固定型盤2として用いられる型盤30のように、射出シリンダ6の先端部が挿入されることがないため、通常、可動型盤の中央部に中実の支柱が存在している。しかし、本実施の形態の可動型盤3においては、可動型盤3の中央部に円筒状の中央リブ34を設け、この部分を中空構造としている。これにより、可動型盤3の重量を低減することができる。
可動型盤3は射出時に移動するため、重量を低減すれば慣性力が減少し、可動型盤3の駆動機構に必要とされる力が少なくて済む。したがって、上記のように、可動型盤3の重量を抑えつつ、有効に剛性向上を図るのは非常に有効である。
上記のような鋳抜き孔40を有した型盤30について、有限要素法による解析を行った。型盤30は、2400mm×2200mmの大きさとし、この型盤30に対し、正方形(水平方向H:垂直方向V=1:1)、横長四角(水平方向H:垂直方向V=2.5:1)、縦長四角(水平方向H:垂直方向V=1:2.5)の三種類の金型を取り付けて、型締めを行った状態を模擬し、応力解析を実施した。
図8はその解析結果を示すものである。図8(a)は正方形の金型を取り付けた場合、図8(b)は横長四角の金型を取り付けた場合、図8(c)は縦長四角の金型を取り付けた場合の結果である。なお、図中には解析により得られた応力値、および変位量をカラーバーにて9段階に区分し示した。
図8(a)に示した、正方形金型を取り付けた解析により得られた最大応力値を基準(100%)とした場合、図8(b)に示した横長四角の金型を取り付けた場合における最大応力値は102.7%、図8(c)に示した縦長四角の金型を取り付けた場合における最大応力値は97.4%であった。このように、三種類の形状の金型を取り付けて型締めを実施しても、最大応力値の変動は±3%未満で、応力値の変動が小さく、特定の金型で応力が著しく上昇することがないことを確認できた。
また、図8(d)は、正方形の金型を取り付けた場合における金型取付プレート31側の変位分布の解析結果である。この図8(d)に示すように、金型取付プレート31の変位分布は、型盤30の中心から同心円状に均等に変位が増大していることが確認でき、型盤30の重量を低減しても、変位の絶対量が従来の背面リブ構造の型盤同等以下であることを確認できた。
このようにして、外周補強リブ36の金型取付プレート31側の剛性が、背面プレート32側の剛性よりも高くなるように鋳抜き孔40を形成することで、特に必要な金型取付プレート31の剛性を有効に向上させるとともに、正方形、横長四角、縦長四角など様々な形状の金型を取り付けたときの作用応力の低減、および作用応力の変動幅を小さくすることができ、型盤30の補強構造の最適化を図ることができる。そのために、リブを従来以上に増加するわけでもなく、必要最小限のリブで有効な剛性確保と、作用応力の低減を図りつつ、型盤30の実質的な軽量化を図ることができる。その結果、型盤30製作コストの抑制、可動型盤3を駆動するための駆動機構の負荷軽減等を図ることができる。
また、一方向に長尺な金型を用いる場合であっても、その型締め力によって型盤30に生じる応力が縦方向・横方向とでアンバランスが生じても、特定の部位に応力集中が生じるのを防ぐことができる。
なお、上記したような鋳抜き孔40は、同様の効果を得ることができるのであれば、その位置や形状を上記に挙げたものに限定するものではない。
例えば、鋳抜き孔40の形状は、三角形状、台形状等としても良い。その場合、角部は応力集中を避けるためにR加工とするのが望ましい。また、鋳抜き孔40を円形、楕円形、長円形等とし、中心線Cに対して背面プレート32側にオフセットして形成するようにしても良い。
さて、上記したような型盤30は、以下に示すような応用例とすることが可能である。
例えば、図9に示すように、背面プレート32を、互いに隣接する筒状部33、33の中間位置における厚さt1に対し、筒状部33に近い部分の厚さt2が大きくなるように形成することができる。この場合、背面プレート32の厚さを上記のように変化させるには、筒状部33、33の中間位置と、筒状部33に近い部分とで、段付形状としてもよいし、筒状部33、33の中間位置から筒状部33に近い部分に向けてその板厚が漸次増大するようにしても良い。
このようにすることで、筒状部33から、油圧シリンダ22やタイバー15によって型盤30に作用する外力が筒状部33から背面プレート32に流れる際に、筒状部33に応力が集中するのを抑制でき、背面プレート32の全体に均等に分散させることができる。
型盤30を鋳造にて製造するに際し、外周補強リブ36、互いに隣接する対角補強リブ37、37、中央リブ34によって囲まれた空間100を形成するための中子を保持するため、鋳抜き孔40の他にも中子保持孔を形成する必要があることがある。
その場合、図10に示すように、中子保持孔(第二の開口部)50は、金型取付プレート31に形成するのが好ましい。
金型取付プレート31には、型締め力を発揮したときに圧縮応力が作用する。このときに引張応力が作用する背面プレート32ではなく、圧縮応力が作用する金型取付プレート31に中子保持孔50を形成することで、中子保持孔50の周囲に作用する応力を低減できる。孔の応力集中に対する許容度は、引張応力に対するものよりも圧縮応力に対するものの方が高いからである。その結果、背面プレート32に中子保持孔50を形成する場合に比較して金型取付プレート31の厚さを小さくすることができ、型盤30の軽量化を図ることができる。
このような中子保持孔50には、鋳造後、キャップ51をボルト等によって取り付けるようにしても良い。そして、キャップ51の表面に、金型を取り付けるためのT溝やボルト穴等を加工して形成することもでき、金型の取り付け位置の制約を少なくできる。
さらに、図11に示すように、中子保持孔50は、背面プレート32において、金型取付プレート31の中心を通り、かつ互いに隣接する筒状部33、33の中間位置を通る十字方向の中心線CL1、CL2上に配置しても良い。この場合は、金型取付プレート31側の中子保持孔50が不要になるため、金型取付プレート31側のT溝や、ボルト穴の配置、加工における制約が不要となり、金型取付プレート31の設計の自由度が増す。
上記した型盤30は、中心線CL1、CL2に沿った方向のリブを備えていない。したがって、中子保持孔50を中心線CL1、CL2上に配置することができる。
従来、中心線CL1、CL2に沿った方向のリブを備えた構成の型盤が存在するが、そのような型盤の場合、図12(b)に示すように、中子保持孔50は、リブの両側、つまり中心線CL1、CL2を避けた位置に形成される。すると、一方向に長い金型を型盤に取り付けた場合、並んだ2つの中子保持孔50の間、つまり中心線CL1、CL2に沿った部分には型締め力が作用したときに力が流れにくい(図12(b)中、楕円で囲んだ部分が力線が減少する範囲)。その結果、中心線CL1、CL2に沿って設けたリブが有効に機能せず、また、背面プレート32の力の流れる面積が低下するため、中心線CL1、CL2に沿って設けたリブや、背面プレート32が型盤の剛性向上に寄与しにくい。
これに対し、中子保持孔50を中心線CL1、CL2上に配置した場合、図11中に二点鎖線で示したように、一方向に長い金型を型盤に取り付けた場合であっても、図12(a)に示すように、中子保持孔50によって、型締め力が作用したときの力の流れが中子保持孔50によって遮断されにくく、また、背面プレート32の力の流れる面積を相対的に大きくすることができ(図12(a)中、楕円で囲んだ部分が力線が減少する範囲)、対角補強リブ37、背面プレート32等が有効に機能して型盤30の剛性を向上できる。
上記の中子保持孔50は、円形に限らず、長円形、楕円形とすることもできる。その場合、図13に示すように、長円形あるいは楕円形の中子保持孔50は、その長径方向が、隣接する外周補強リブ36と平行になるように形成するのが好ましい。
図中に二点鎖線で示したように、例えば、背面プレート32に円形孔を設けた型盤30にて、上下方向に長い金型を型盤30に取り付けて型締めを行った場合、金型の取り付けられた上下方向は型盤30の剛性が向上する。したがって、型締めによって型盤30は水平方向に湾曲する変形が発生し、これに伴って背面プレート32に流れる力は水平方向が主体となるため、背面プレート32の上下方向に配置された中子保持孔50の孔周りには、孔内周面の上下位置に応力集中が発生し、より大きな応力が作用する。
これに対して、背面プレート32に長円形の中子保持孔50を設けた場合は、背面プレート32の力の流れる方向が、中子保持孔50の長径方向に沿ったものとなるため、中子保持孔50の孔周囲への応力集中を低減することが可能となる。
ここで、中子保持孔50を円形とした場合と長円形にした場合の比較検討を、応力解析により行った。図14(a)、(b)は、その結果を示す図である。背面プレート32の中心から865mmの位置に半径Rの円形の中子保持孔50を形成した場合における中子保持孔50の周囲の応力値を100%とした。そして、半径Rの円形の中子保持孔50の場合、応力値が75%に減少する位置は、背面プレート32の中心から1025mm離れた位置であった。これに対し、長径をR、短径をR/1.5とした長円形の中子保持孔50の場合、応力値が75%に減少する位置は、背面プレート32の中心から910mm離れた位置であった。
つまり、中子保持孔50を長円形とすることにより、中子保持孔50の周囲の応力値を同等に減少させる場合、円形の場合に比較し、背面プレート32の中心寄りに中子保持孔50が位置させることができる。これは、中子保持孔50の位置の自由度が高まるということである。
このようにして、中子保持孔50を長円形とすることにより、応力集中を低減できるとともに、その配置の自由度を高めることが可能となる。
この他、以下のような構成を採用することも可能である。
金型取付プレート31の裏面側に、背面プレート32には連結されない補強リブを形成するようにしても良い。この補強リブは、格子状等に形成することができる。これにより金型取付プレート31の剛性が向上するため、変形を抑制できる。その結果、金型取付プレート31の変形による金型合わせ面の口開きを抑制し、成形品のバリの発生を抑制することが可能となる。
また、図15に示すように、金型取付プレート31において、中央リブ34から中心線CL1、CL2に沿った方向に延びる十字リブ55を、中子保持孔50よりも中心寄りの位置まで形成することができる。
この十字リブ55により中央リブ34を補強し、中央リブ34に作用する応力を低減するとともに、型盤30の剛性を向上させることができる。
このとき、十字リブ55は、外周補強リブ36に連結されていないため、一方向に長い金型を取り付けた場合においても、応力集中を避けることができる。
なお、上記実施の形態では、本発明の主旨の範囲内で様々な例を示したが、上記に挙げた構成に限るものではなく、例えば鋳抜き孔40の形状等、他の様々なバリエーションを許容する。
また、上記実施の形態においては、射出成形機1を対象として本発明の例を説明したが、同様の型締め装置は、ダイカスト機にも適用することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本実施の形態における射出成形機の概略構成を示す図である。 型盤を金型取付プレート側から見た斜視図である。 型盤を背面プレート側から見た斜視図である。 型盤の一部断面図である。 型盤に設けられたリブを示す斜視断面図である。 (a)は型盤の側断面図、(b)は型盤を背面プレート側から見たときの半断面図、(c)は型盤の側面図である。 可動型盤の例を示す斜視断面図である。 (a)〜(c)は、金型を取り付けて型締めを行った状態を模擬して行った応力解析結果を示すものであり、(a)は正方形の金型を取り付けた場合、図8(b)は横長四角の金型を取り付けた場合、図8(c)は縦長四角の金型を取り付けた場合の結果である。(d)は、正方形の金型を取り付けた場合における金型取付プレート側の変位分布の解析結果である。 型盤の他の一例を示す側面図である。 金型取付プレートに中子保持孔を設けた例を示す正面図および側断面図である。 背面プレートに中子保持孔を設けた例を示す正面図および側断面図である。 (a)は、中子保持孔を中心線上に配置した場合における力線の減少する範囲を示す図、(b)は、中子保持孔を中心線上を避けて配置した場合における力線の減少する範囲を示す図である。 背面プレートに長円形の中子保持孔を設けた例を示す正面図である。 中子保持孔を円形とした場合と長円形にした場合の比較検討を応力解析により行った結果を示す図である。 金型取付プレートに十字状の補強リブを設けた例を示す半断面図である。
符号の説明
1…射出成形機、2…固定型盤、3…可動型盤、4…固定側金型、5…可動側金型、6…射出シリンダ、10…射出ユニット、15…タイバー、30…型盤、30A…金型取付面、30B…反対面、31…金型取付プレート、32…背面プレート、33…筒状部(連結部)、34…中央リブ(筒状リブ)、35…ノズル孔、36…外周補強リブ、37…対角補強リブ、40…鋳抜き孔(開口部)、40a…半円弧状部、40b…円弧部、40c…直線部、50…中子保持孔(第二の開口部)、51…キャップ、55…十字リブ、100…空間

Claims (10)

  1. 金型が装着される型盤であって、
    前記金型が装着される金型取付プレートと、
    前記金型取付プレートと対向して設けられた背面プレートと、
    前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの四隅にて、タイバーに連結される連結部と、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの中央部に位置する筒状リブと、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記筒状リブから前記連結部のそれぞれに延びる対角補強リブと、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの外周部に沿って、互いに隣接する前記連結部の間に設けられた外周補強リブと、を備え、
    前記外周補強リブに、前記金型取付プレートと前記背面プレートとの中心線に対して非対称な開口部が形成され、
    前記開口部は、前記金型取付プレート側に行くに従い、その開口幅が漸次小さくなることを特徴とする型盤。
  2. 金型が装着される型盤であって、
    前記金型が装着される金型取付プレートと、
    前記金型取付プレートと対向して設けられた背面プレートと、
    前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの四隅にて、タイバーに連結される連結部と、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの中央部に位置する筒状リブと、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記筒状リブから前記連結部のそれぞれに延びる対角補強リブと、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの外周部に沿って、互いに隣接する前記連結部の間に設けられた外周補強リブと、を備え、
    前記外周補強リブに、前記金型取付プレートと前記背面プレートとの中心線に対して非対称な開口部が形成され、
    前記開口部は、前記背面プレートよりも前記金型取付プレートの剛性が高くなるように形成されていることを特徴とする型盤。
  3. 前記開口部は、前記金型取付プレートと前記背面プレートとの中心線に対し、前記金型取付プレート側の開口面積が、前記背面プレート側の開口面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の型盤。
  4. 前記背面プレートは、互いに隣接する二つの前記連結部の中間位置における厚さt1に対し、前記連結部に近い部分の厚さt2が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の型盤。
  5. 前記開口部は、前記型盤を鋳造する際に、前記筒状リブと前記対角補強リブと前記外周補強リブとで囲まれた空間を形成するための中子を保持するためのものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の型盤。
  6. 前記中子を保持するため、前記開口部とともに第二の開口部が形成され、
    前記第二の開口部は、前記金型取付プレートに形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の型盤。
  7. 前記中子を保持するため、前記開口部とともに第二の開口部が形成され、
    前記第二の開口部は、前記金型取付プレートまたは前記背面プレートにおいて、前記金型取付プレートの中心を通り、かつ互いに隣接する二つの前記連結部の中間位置を通る十字方向の線上に配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の型盤。
  8. 前記第二の開口部は、長円形あるいは楕円形であり、その長径方向が、隣接する前記外周補強リブと平行になるように形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の型盤。
  9. 金型が装着される一対の型盤と、
    前記金型を開閉するため、一対の前記型盤の少なくとも一方を他方に対して進退駆動させる型盤駆動部と、を備え、
    前記型盤のそれぞれは、
    前記金型が装着される金型取付プレートと、
    前記金型取付プレートと対向して設けられた背面プレートと、
    前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの四隅にて、タイバーに連結される連結部と、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの中央部に位置する筒状リブと、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記筒状リブから前記連結部のそれぞれに延びる対角補強リブと、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの外周部に沿って、互いに隣接する前記連結部の間に設けられた外周補強リブと、を備え、
    前記外周補強リブに、前記背面プレートよりも前記金型取付プレートの剛性が高くなるよう、前記金型取付プレートと前記背面プレートとの中心線に対して非対称な開口部が形成されていることを特徴とする型締め装置。
  10. 金型が装着される一対の型盤と、
    前記金型を開閉するため、一対の前記型盤の少なくとも一方を他方に対して進退駆動させる型盤駆動部と、
    前記金型のキャビティに成形材料を射出する射出シリンダと、を備え、
    前記型盤のそれぞれは、
    前記金型が装着される金型取付プレートと、
    前記金型取付プレートと対向して設けられた背面プレートと、
    前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの四隅にて、タイバーに連結される連結部と、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの中央部に位置する筒状リブと、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記筒状リブから前記連結部のそれぞれに延びる対角補強リブと、
    前記金型取付プレートと前記背面プレートの間に設けられ、前記金型取付プレートおよび前記背面プレートの外周部に沿って、互いに隣接する前記連結部の間に設けられた外周補強リブと、を備え、
    前記外周補強リブに、前記背面プレートよりも前記金型取付プレートの剛性が高くなるよう、前記金型取付プレートと前記背面プレートとの中心線に対して非対称な開口部が形成されていることを特徴とする射出成形機。
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