JP5567066B2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機 Download PDF

Info

Publication number
JP5567066B2
JP5567066B2 JP2012122571A JP2012122571A JP5567066B2 JP 5567066 B2 JP5567066 B2 JP 5567066B2 JP 2012122571 A JP2012122571 A JP 2012122571A JP 2012122571 A JP2012122571 A JP 2012122571A JP 5567066 B2 JP5567066 B2 JP 5567066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
tie bar
platen
cylinder
molding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012122571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013244740A (ja
Inventor
省二 浦野
Original Assignee
株式会社名機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社名機製作所 filed Critical 株式会社名機製作所
Priority to JP2012122571A priority Critical patent/JP5567066B2/ja
Priority to CN201210504623.3A priority patent/CN103448218B/zh
Publication of JP2013244740A publication Critical patent/JP2013244740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5567066B2 publication Critical patent/JP5567066B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、固定盤または可動盤の少なくとも一方の四隅近傍にタイバに連結される型締シリンダが配設された型締装置を備えた射出成形機に関するものである。
固定盤または可動盤の少なくとも一方の四隅近傍にタイバに連結される型締シリンダが配設された型締装置を備えた射出成形機については、トグル式の型締装置や可動盤の後方に型締シリンダを配置した型締装置を備えた射出成形機よりも装置の全長を短くすることができるメリットがあり、主に大型の射出成形機に使用されている。
しかし大型の射出成形機においては、最も重量が嵩む固定盤または可動盤の搬送や据付が問題となっていた。前記問題に対して、固定盤を分割して形成し合体させるものとして特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1は、固定盤と型締シリンダを別個に形成し、ボルトで締結したものである。
実開平3−126612号公報(実用新案登録請求の範囲、第1図、第2図)
しかしながら特許文献1の型締装置は、以下のような理由で、精度や強度の点で問題があった。即ち特許文献1では、固定盤に対して個別に型締シリンダを取付けられため、全ての型締シリンダとタイバを平行に取付けることが難しいという問題があった。また図6に示されるように型締時には固定盤とタイバの反りが発生するが、固定盤の反りに応じて夫々の型締シリンダが反り方向に傾斜するので、型締シリンダのカジリの可能性の発生やタイバの反りが大きくなりすぎるという問題があった。更には型締シリンダのタイバの周囲の面全体が固定盤と当接して力を受けているので、タイバの中心と盤面の中心の間の距離に応じて固定盤に撓みが発生するので固定盤の撓みが大きくなるという問題があった。
そこで本発明は、固定盤または可動盤の各部材の軽量化を図るとともに、型締時の固定盤または可動盤の金型取付面の撓みを小さくするかまたはタイバの反りを小さくすることが可能な型締装置を備えた成形機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の射出成形機は、固定盤または可動盤の少なくとも一方にタイバに連結される型締シリンダが配設された型締装置を備えた射出成形機において、固定盤または可動盤の少なくとも一方の盤は、タイバが挿通される外枠部材と、金型が取付けられる金型取付面を有する金型取付盤とからなり、前記外枠部材にはタイバが挿通される前記型締シリンダのシリンダ部と、該シリンダ部に設けられ金型取付盤を保持する保持部と、隣り合うシリンダ部を接続する梁部材とが備えられ、前記保持部は、金型取付面の中心から放射方向に引かれタイバの軸芯を通過する仮想線に対して直交方向に引かれタイバの軸芯において交わる仮想線よりも金型取付面の中心側のシリンダ部に設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の射出成形機は、請求項1において、前記保持部は、金型取付面の中心から放射方向に引かれタイバの軸芯を通過する仮想線に対して直交方向に引かれタイバの軸芯において交わる仮想線よりも金型取付面の中心側のタイバ挿通部に設けられていることを特徴とする。
本発明の射出成形機は、固定盤または可動盤の少なくとも一方にタイバに連結される型締シリンダが配設された型締装置を備えた射出成形機において、固定盤または可動盤の少なくとも一方の盤は、タイバが挿通される外枠部材と、金型が取付けられる金型取付面を有する金型取付盤とからなり、前記外枠部材にはタイバが挿通される前記型締シリンダのシリンダ部と、該シリンダ部に設けられ金型取付盤を保持する保持部と、隣り合うシリンダ部を接続する梁部材とが備えられ、前記保持部は、金型取付面の中心から放射方向に引かれタイバの軸芯を通過する仮想線に対して直交方向に引かれタイバの軸芯において交わる仮想線よりも金型取付面の中心側のシリンダ部に設けられているので、固定盤または可動盤の各部材の軽量化を図るとともに、金型取付面の撓みを小さくするかまたはタイバの反りを小さくすることができる。
本実施形態の射出成形機の全体を示す概略説明図である。 本実施形態の射出成形機のA−A線の矢視図である。 図2におけるB−B線の断面図である。 本実施形態の固定盤の外枠部材を示す図である。 本実施形態の固定盤の金型取付盤を示す図である。 本実施形態の固定盤が型締時に変形した状態を示す説明図である。 従来技術の固定盤が型締時に変形した状態を示す説明図である。
図1に示されるように、成形機の一種である本実施形態の射出成形機11は、型締装置12と射出装置13とからなっている。型締装置12については、固定金型14が取付けられる固定盤15が図示しないベッド上に固定されている。また固定盤15に対して可動金型16が取付けられる可動盤17が型開閉方向に移動可能となっている。また型締装置12の固定盤15の一側方向には、射出装置13が設けられている。射出成形機11の射出装置13は、ノズル18が先端に設けられた加熱筒19、加熱筒19に取付けられた前部プレート20(ハウジングプレート)、前部プレート20に対して前後進移動する後部プレート21(プッシャープレート)等からなっている。そして加熱筒19の内孔には図示しないスクリュが設けられ、計量用モータ22により回転可能、射出用モータ23により前後進移動可能に設けられている。
図1ないし図5に示されるように固定盤15は、タイバ24が挿通される外枠部材25と金型が取付けられる金型取付面26を有する金型取付盤27とからなっており、一体ものの固定盤と比べて、各部材の軽量化が図られている(各部材の合計重量としては一体ものの固定盤よりも重くなる場合もある)。外枠部材25は、通常は鋳造により製作され、工作機械により必要部分の加工がなされている。外枠部材25については、四隅に相当する部分に型締シリンダ28のシリンダ部29が設けられている。そしてタイバ24が挿通されるタイバ挿通部であるシリンダ部29の内部にはピストン30が型開閉方向に移動可能に設けられている。そして前記ピストン30の可動盤17側にはピストンロッドとしてタイバ24が連結されている。タイバ24の可動盤側の周囲の面には複数の溝が形成された係止部31が形成されている。またピストン30の反可動盤側にもロッドが設けられ、タイバ24の位置調整装置32が連結されている。また図1等においては省略されているが、型締シリンダ28は、各部にブッシュやシール等を備える。
本実施形態の型締シリンダ28は、軽量化のためシリンダ部29の型開閉方向の長さが短く設けられている。そして図4に示されるように、左上側のシリンダ部29の横側面と右下側のシリンダ部29の横側面には図示しない型開閉機構を取付けるためのブラケット33が一体に形成されている。型開閉機構の種類は電動モータを使用したものでも油圧シリンダを使用したものでもよく種類、個数、配置場所ともに限定はされない。更に図4に示されるように、左下側のシリンダ部29と下側面と右下側のシリンダ部29の下側面には、固定盤1を構成する外側部材をベッドに固定するための脚部34が設けられている。
また上下方向に隣り合う型締シリンダ28,28のシリンダ部29,29と水平方向に隣り合う型締シリンダ28,28のシリンダ部29,29はそれぞれ梁部材35により接続されている。対角方向の型締シリンダ28,28は梁部材35で接続されておらず、外枠部材25は中心が開口部K1となっている。梁部材35は、型開閉方向に対して直交方向かつ長手方向Lに対して直交方向の長さ36bが、タイバ24の直径よりは長いが、タイバ挿通部である型締シリンダ28のシリンダ部29の外径よりも短くなっている。そして梁部材35は、図3、図4に示されるように、金型取付面26と平行方向に平坦面36aを有する第1の梁部材36と、前記第1の梁部材36の最も外側寄りの部分から可動盤側に向けて設けられ型開閉方向に平坦面37aを有する第2の梁部材37とが設けられている。従って本実施形態の梁部材35は、断面L字状の形状となっている。そして第2の梁部材37の型開閉方向の長さ37bは、強度を保つために、型締シリンダ28のシリンダ部29の型開閉方向の長さよりも長くなっている。また前記において第1の梁部材36、第2の梁部材37はともに、平坦面36a,37aの長さ36b,37bに対する厚みが1/2以下になっている。
しかし本発明の梁部材35は、2枚の第1の梁部材や2枚の第2の梁部材を有するものでもよく、上記には限定されないが、軽量化したものが望ましい。また特許文献1と比較して型締シリンダ28同士が梁部材35で連結されることにより、タイバ24の平行度を高めることができ、型締時においては、型締シリンダ28が一定以上反り方向に変形するのを防止することができる。その結果型締シリンダ28のシリンダ部29とピストン30やタイバ24の間で偏荷重や偏磨耗が発生することを緩和することができる。更に固定盤15は、外枠部材25によりベッドに固定または僅かに摺動可能に取付けられているので、型締時に金型取付盤27は上下均等に撓ませることができる。一方特許文献1では、固定盤は下部が固定されるので下部と比較して上部が大きく撓むことになる。
図2または図4に示されるように外枠部材25のシリンダ部29のうちのタイバ24から見て金型取付面26の中心Oの側(台盤の中央側)の部分には、所定幅を有する円弧状の保持部38が鋳造によりシリンダ部29と一体に設けられている。なお保持部38は、金型取付面26の中心O1から放射方向に引かれタイバ24の軸芯O2を通過する仮想線S1に対して直交方向に引かれタイバ24の軸芯O2において仮想線S1と交わる仮想線S2よりも金型取付面26の中心O1側のタイバ挿通部であるシリンダ部29に設けられることが望ましい。更にはタイバ24の軸芯O2から金型取付面26の中心O1側の90度の範囲内に設けることがより一層望ましい。そして本実施形態において保持部38の正面形状は、角度90°の円弧状に設けられているが、円弧状にする場合は60°ないし180°に設けることが望ましい。なお保持部38の形状は限定されず、一つのタイバ挿通部に設けられる数についても限定されない。
保持部38の前面には当接面39が設けられている。当接面39は型開閉方向に直交する方向の平坦な面からなり、金型取付盤27をボルト47により外枠部材25に取付けるためのボルトネジ穴40が複数個形成されている。保持部38の型開閉方向の長さH(高さ)については、前記シリンダ部29と同じかシリンダ部29よりも高い位置まで当接面39が突出するよう設けられている。そして前記ボルトネジ穴40については、保持部38の型開閉方向の高さH(長さ)の範囲内で穿孔形成されている。従って型締時の金型取付盤27の撓みとそれに伴うボルト47等の撓みがシリンダ部29に及びにくくなっている(図1、図3ではボルト47等は図示せず)。また前記構造により本実施形態の型締シリンダ28のシリンダ部29は、金型取付盤27の金型取付面26よりも後退した位置に設けられる。
図2および図5に示されるように、金型取付盤27は所定厚みを有する盤体であって鋳造により製作されている。金型取付盤27の金型取付面26には固定金型14を取付けるための図示しないボルト穴やT溝などが形成され、中央にロケートリングが挿入される孔41が形成されている。そして金型取付盤27の金型取付面26の反対側には、射出装置13のノズル18と加熱筒19が侵入するためのすり鉢状の凹部42が形成されている。また前記金型取付盤27の内部は、複数の空洞K2が設けられ、前記空洞K2の間は、金型取付面26と裏面側の板の間を接続するリブ43により補強されている。図5に示されるようにリブ43は金型取付面26の側から見ると中央から放射状に形成されており、それぞれのリブ43は型開閉方向に長く設けられている。
そして金型取付盤27の四隅部分はタイバ24に当接しないようにそれぞれ切欠部44が設けられている。切欠部44の形状は図示のものに限定されず、タイバ24を挿通するものでもよい。そして切欠部44が設けられた部分の近傍の裏面側(反金型取付面)には、外枠部材25の保持部38の当接面39と当接する金型取付盤27の当接面45(平坦面)が型開閉方向と直交する方向に設けられている。従って当接面39と当接面45は同じ形状をしている。また金型取付盤27の表面側から当接面45に向けて型開閉方向にボルト47を挿通するボルト挿通孔46が貫通形成されている。
そして固定盤15の金型取付盤27は、外枠部材25に対して取付けられ固定されるようになっている。その固定方法は、外枠部材25の4箇所の当接面39と金型取付盤27の4箇所の当接面45をそれぞれ当接させた状態で、前記のボルト挿通孔46とボルトネジ穴40にボルト47を挿通して固定する。なお両者の固定方法についてはボルト係止と溶接を組合わせたものや溶接のみによるもの、または他の嵌合手段を用いるものでもよい。従って外枠部材25と金型取付盤27は、前記当接面39,45同士のみが当接する形で当接され、その他の部分は強度的に当接されない。そして固定盤15は、外枠部材25の上記開口部K1の中に金型取付盤27の反金型取付面側が入り込む形となる。
次に可動盤17について説明する。可動盤17についても、タイバ24が挿通される外枠部材50と、可動金型16が取付けられる金型取付面56を有する金型取付盤57とからなっている。従って可動盤17も各部材の軽量化が図られている。前記外枠部材50は、通常は鋳造により製作され、工作機械により必要に応じて加工がされている。可動盤17の外枠部材50については、図4に示される固定盤15の外枠部材25と同様に、四隅に相当する部分にタイバ24が挿通されるタイバ挿通部52が設けられている。そしてタイバ挿通部52の反固定盤側の面にハーフナット51が設けられている。ハーフナット51は図示しないアクチュエータにより移動され、タイバ24の係止部31に係止または離脱が可能となっている。またタイバ挿通部52は、図示しない型開閉機構の一端を固定するためのブラケットや、可動盤17がベッド上をスライドする場合の脚部も設けられる。
また外枠部材50の上下方向に隣り合うタイバ挿通部52,52と水平方向に隣り合うタイバ挿通部52,52は、固定盤側と同様の梁部材53により接続されている。対角方向のタイバ挿通部52,52は梁部材で接続されておらず、中心が開口部となっている。梁部材53の形状やタイバ挿通部52との関係についてもほぼ固定盤15側と同じである。
そして外枠部材50のタイバ挿通部52には、固定盤側と同様の位置に同様の形状の保持部54が設けられている。保持部54の前面の当接面55は平坦な面からなり、金型取付盤57を取付けるためのボルトネジ穴が複数個形成されている点も固定盤側と同じである。
可動盤17の金型取付盤57は、固定盤15の金型取付盤27と同様に所定厚みを有する盤体であって、鋳造により製作されている。前記金型取付盤57の内部は、複数の空洞が設けられ、前記空洞の間はリブにより補強されている。金型取付盤57の金型取付面56には可動金型16を取付けるための図示しないボルト穴やT溝などが形成されるとともに、エジェクタ装置のロッドが突出されるための孔も形成されている。そして金型取付盤57の金型取付面56の反対側には、図示しないエジェクタ装置の駆動機構が取り付けられている。そしてエジェクタ装置は、外枠部材50の開口部に収まる形となる。ただし特殊な例としては、外枠部材50の側にエジェクタ装置の駆動機構を設けるようにしてもよい。従って本発明の外枠部材にとって開口部は必須のものではない。
そして金型取付盤57の四隅部分はタイバ24に当接しないようにそれぞれ切欠部59が設けられている。そして切欠部59が設けられた部分の近傍の裏面側(反金型取付面)には、外枠部材50の保持部54の当接面55と当接する金型取付盤57の当接面58が設けられている。また金型取付盤57の表面側から当接面に向けて型開閉方向にボルトの挿通穴が貫通形成されている。
そして可動盤17の金型取付盤57は、外枠部材50に対して取付けられ固定されている。その固定方法は、外枠部材50の4箇所の当接面55と金型取付盤57の4箇所の当接面58をそれぞれ当接させた状態で、前記のボルト挿通孔、ボルトネジ穴に図示しないボルトを挿通して固定する。なお固定方法が他の手段でもよいことは固定盤側と同じである。従って可動盤17についても、外枠部材50と金型取付盤57は、前記当接面55,58同士のみが当接する形で当接させ、その他の部分は強度的には当接されない。そして外枠部材50の開口部の中に金型取付盤57が入り込む形となっている。
次に本実施形態の射出成形機11の搬送と据付について説明する。射出成形機11は、製造工場から据付される成形工場へは、固定盤15、可動盤17ともに、外枠部材25,50と金型取付盤27,57はそれぞれ別個に搬送され、成形工場内でそれぞれ一体に固定される。
次に本実施形態の射出成形機11による成形時の作動について説明する。まず型締装置12の固定盤15の金型取付面26と可動盤17の金型取付面56に固定金型14と可動金型16がセットになった成形金型が取付けられ、位置調整装置32により、ハーフナット51に対してタイバ24の係止部31が係止可能な位置となるように型締シリンダ28の位置を調整する型厚調整が行われる。その後成形時には、図示しない型開閉機構により固定盤15に対して可動盤17が開閉移動され、固定金型14に対して可動金型16が当接されるか、またはその直前でハーフナット51を作動させて、ハーフナット51とタイバ24の係止部31を係止する。次に型締シリンダ28の型締側油室28aに作動油が供給されて型締が行われ、固定金型14と可動金型16の間に密閉されたキャビティが形成される。
その型締時の固定盤15の状態を示したのが図6である。型締時には固定金型14と可動金型16が強く圧接された結果、固定盤15および可動盤17はそれぞれの金型取付面26,56の中央部が凹状になる撓みを生じる。本願発明では、型締シリンダ28の力はタイバ24よりも内側の当接面39を通じて金型側に伝達されるので、距離aに応じて撓みが発生する。一方、特許文献1をはじめ一般的な固定盤では、型締シリンダの力は型締シリンダの周囲全体から金型側に伝達されるので、タイバ中心と金型中心の距離bに応じて撓みが発生する。従って本発明では型締シリンダ28の力がタイバ24の内側の保持部38を介して金型取付盤27に伝達され、中心O1に近い側で金型取付盤27が支承される結果、金型取付盤27の撓みが少なくなり、成形時にキャビティでのバリの発生を抑制したりすることができる。
また図7に示される従来のものでは固定盤等のたわみがそのままタイバの撓みとなるのでタイバの反りが大きくなるのに対して、本実施形態のものでは金型取付盤27と型締シリンダ28が取付けられる外枠部材25が分割されており、金型取付盤27の撓みが当接面45,39と保持部38を通じて外枠部材25に伝えられることと、外枠部材25の型締シリンダ28が梁部材35によりそれぞれ接続、連結されていることから、型締シリンダ28の角度変更およびタイバ24の反りが小さくなる。より具体的にはボルト47と保持部38の部分で金型取付盤27の撓みを吸収し、型締シリンダ28のシリンダ部29の側へは撓みが伝達されにくくなる。
次に型締された成形金型14,16のキャビティ内に射出装置13から溶融樹脂を射出する。そしてキャビティ内の溶融樹脂が冷却固化されると型締シリンダ28の型締側油室28aの圧力を抜いた上で、型開側油室28bに作動油を供給して離型用の型開を行う。次にハーフナット51を解除し、その上で型開閉機構により、可動盤17と可動金型16を型開する。そして可動金型16(または固定金型14)に保持された成形品を図示しない取出機により取出す。
なお本発明は、図1ないし図6に記載されたものに限定されず次のようなものでもよい。
図1のように固定盤15が金型取付盤と外枠部材に分割された例において、可動盤は金型取付盤と外枠部材に分割されないものでもよい。また図1以外に、可動盤が金型取付盤と外枠部材とからなり、外枠部材に型締シリンダが取付られ、固定盤には型締シリンダが無いものでもよい。その場合、固定盤は金型取付盤と外枠部材に分割されるものでもよく、分割されないものでもよい。また各例においてハーフナットについては、型締シリンダとは異なる盤に設けられることが一般的であるが、型締シリンダと同じ側の盤に設けたものでもよい。また各例において、型開閉機構やベッドに向けての脚部は、金型取付盤の側に設けたものでもよい。更には各例において固定盤と可動盤の間に中間盤や中間金型などを有するものでもよい。更にまた各例において上下方向に盤が配置された縦型型締装置を有する成形機でもよい。
本発明の成形機としては、樹脂を成形する射出成形機が想定されるが、圧縮成形を行う射出圧縮成形機も含まれる。また本発明の成形機は、金属を成形するダイカスト成形機でもよい。更に本発明の成形機は、金属板、樹脂板、プリプレグ等の板状体や溶融物をプレスするプレス成形機であってもよい。
11 射出成形機
12 型締装置
13 射出装置
14 固定金型
15 固定盤
16 可動金型
17 可動盤
24 タイバ
25,50 外枠部材
26,56 金型取付面
27,57 金型取付盤
28 型締シリンダ
29 シリンダ部
35,53 梁部材
38,54 保持部
39,45,55,58 当接面

Claims (2)

  1. 固定盤または可動盤の少なくとも一方にタイバに連結される型締シリンダが配設された型締装置を備えた射出成形機において、
    固定盤または可動盤の少なくとも一方の盤は、タイバが挿通される外枠部材と、金型が取付けられる金型取付面を有する金型取付盤とからなり、
    前記外枠部材にはタイバが挿通される前記型締シリンダのシリンダ部と、該シリンダ部に設けられ金型取付盤を保持する保持部と、隣り合うシリンダ部を接続する梁部材とが備えられ、
    前記保持部は、金型取付面の中心から放射方向に引かれタイバの軸芯を通過する仮想線に対して直交方向に引かれタイバの軸芯において交わる仮想線よりも金型取付面の中心側のシリンダ部に設けられていることを特徴とする射出成形機。
  2. 前記梁部材は、型開閉方向に対して直交方向かつ該梁部材の長手方向に対して直交方向の辺36bの長さが、シリンダ部の外径よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
JP2012122571A 2012-05-30 2012-05-30 射出成形機 Active JP5567066B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012122571A JP5567066B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 射出成形機
CN201210504623.3A CN103448218B (zh) 2012-05-30 2012-11-30 成型机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012122571A JP5567066B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013244740A JP2013244740A (ja) 2013-12-09
JP5567066B2 true JP5567066B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=49731249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012122571A Active JP5567066B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 射出成形機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5567066B2 (ja)
CN (1) CN103448218B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5778804B2 (ja) * 2014-01-27 2015-09-16 ファナック株式会社 射出成形機の固定盤
JP5883045B2 (ja) * 2014-02-10 2016-03-09 ファナック株式会社 射出成形機の固定プラテン
JP6876085B2 (ja) * 2019-03-29 2021-05-26 日精樹脂工業株式会社 型締装置
EP4043122B1 (de) * 2021-02-11 2024-04-03 Bühler AG Druckgussmaschine mit verbesserter aufspannplatte
JP7260582B2 (ja) * 2021-03-30 2023-04-18 株式会社日本製鋼所 型締装置
JP1737989S (ja) 2022-01-18 2023-03-01 鋳造機(の部分)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5593711A (en) * 1995-06-07 1997-01-14 Husky Injection Molding Systems Ltd. Uniformly compressible platen
JP3564217B2 (ja) * 1995-12-06 2004-09-08 三菱重工業株式会社 射出成形機の型盤
JP3886670B2 (ja) * 1999-06-18 2007-02-28 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 型締装置
US7491051B2 (en) * 2005-04-25 2009-02-17 Mitsubishi Heavy Industries Plastic Technology Co., Ltd. Mold clamping apparatus, injection molding machine and injection molding method
DE102007023337A1 (de) * 2007-04-30 2008-11-06 Bühler Druckguss AG Druckgiessmaschine
JP4276274B2 (ja) * 2007-07-04 2009-06-10 ファナック株式会社 射出成形機の固定プラテン
JP4625488B2 (ja) * 2007-09-10 2011-02-02 三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社 型盤、型締め装置、射出成形機
TWI434759B (zh) * 2008-02-28 2014-04-21 Sumitomo Heavy Industries Mold holding member and mold clamping device
CN201721003U (zh) * 2010-05-01 2011-01-26 广州达意隆包装机械股份有限公司 新型前模板

Also Published As

Publication number Publication date
CN103448218B (zh) 2015-11-18
JP2013244740A (ja) 2013-12-09
CN103448218A (zh) 2013-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5567066B2 (ja) 射出成形機
KR100715388B1 (ko) 플래튼 및 이를 포함한 사출 성형기
JP4625488B2 (ja) 型盤、型締め装置、射出成形機
JP2011083956A (ja) 電動型締装置
WO2005084909A1 (ja) 金型支持装置、成形機及び成形方法
JP5276953B2 (ja) 型締装置及び射出成形機
US10710290B2 (en) Mold platen, mold clamping device, injection molding device
JP2015089651A (ja) 射出成形機の金型取付盤
EP2454068B1 (en) A mould for the injection moulding of elements with undercuts made of plastic material, with an integrated ejection system
WO2018066696A1 (ja) 成形機
JP5059952B2 (ja) トグルリンク式型締装置のリアプラテン
JP4641556B2 (ja) 射出成形機のトグル式型締装置
JP6338975B2 (ja) 射出成形機
JP2013000774A (ja) 射出成形機の型締装置
JP4939949B2 (ja) 射出成形金型
JP4164861B1 (ja) 射出成形機の型締装置
JP4247761B1 (ja) 射出成形機の型締装置
WO2012172669A1 (ja) 射出成形用型装置および射出成形機
JP5423467B2 (ja) 型締装置
JP2017001295A (ja) 型開閉機構及び射出成形機
JP3327725B2 (ja) 型締装置の可動盤
CN205058471U (zh) 一种注塑机的双r支撑结构
JP2010005852A (ja) 射出成形機および射出成形方法
JP4229456B2 (ja) 射出成形機のトグル式型締装置
WO2012176312A1 (ja) 射出成形用型装置および射出成形機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140617

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5567066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250