JP2010005852A - 射出成形機および射出成形方法 - Google Patents

射出成形機および射出成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010005852A
JP2010005852A JP2008166115A JP2008166115A JP2010005852A JP 2010005852 A JP2010005852 A JP 2010005852A JP 2008166115 A JP2008166115 A JP 2008166115A JP 2008166115 A JP2008166115 A JP 2008166115A JP 2010005852 A JP2010005852 A JP 2010005852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
fixed
movable
platen
parting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008166115A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ebina
利幸 蛯名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiki Seisakusho KK filed Critical Meiki Seisakusho KK
Priority to JP2008166115A priority Critical patent/JP2010005852A/ja
Publication of JP2010005852A publication Critical patent/JP2010005852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 成形金型の一部に固定盤と可動盤の間隔を規定するパーティングブロックが設けられていることにより成形金型の重量アップや成形金型の構造が複雑化しコストアップする問題に対応することのできる射出成形機および射出成形方法を提供する。
【解決手段】
固定盤17に取付けられた固定金型16と可動盤20に取付けられた可動金型19の間に形成されたキャビティCに溶融樹脂を射出して成形品の成形を行う射出成形機10において、固定盤17と可動盤20の少なくとも一方には型閉時に固定盤17と可動盤20の間隔を規定するパーティングブロック42,43が配設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して成形品の成形を行う射出成形機に関するものである。
射出成形機に取付けられる成形金型としては、特許文献1、特許文献2に示される成形金型が公知である。特許文献1は、成形金型に対して固定的に設けられた当接面3a,4a同士が当接してキャビティが形成される。そして成形金型の当接面3a,4a面同士の当接により、キャビティの厚さ、および固定盤と可動盤の間隔が規定される。また特許文献2は、固定側ロケーティングブロック17と可動側ロケーティングブロック23が当接してキャビティの厚さ、および固定盤と可動盤の間隔が規定される。しかし特許文献2は、外周リング100の内周に形成された内周テーパ部140と固定側鏡面盤19のテーパ部19aとの間はガス逃げ路となっており、キャビティの容積が変更されることが許容されるようになっている。
しかしながら特許文献1、特許文献2ともに成形金型の一部に、固定盤と可動盤の間隔を規定するパーティングブロック(ロケーティングブロック)が設けられているため、次のような問題があった。すなわち特許文献1、特許文献2の成形金型では、成形金型の本体部の面積を大きくする必要があり、成形金型の重量アップに繋がる。また成形金型の構造が複雑になるとともにコストアップに繋がる。また型閉のたびにパーティングブロック同士が衝合されることにより、特に成形サイクルの短い成形品を成形する成形金型においては、金型の寿命が短くなるか、またはメンテナンスの頻度が増加する。
特開2001−62878号公報(請求項1、図1) 特開平5−309696号公報(請求項1、0029、図2)
本発明では上記の問題を鑑みて、成形金型の一部に固定盤と可動盤の間隔を規定するパーティングブロックが設けられていることにより成形金型の重量アップや成形金型の構造が複雑化しコストアップする問題に対応することのできる射出成形機および射出成形方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の射出成形機は、固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して成形品の成形を行う射出成形機において、前記固定盤と可動盤の少なくとも一方には型閉時に固定盤と可動盤の間隔を規定するパーティングブロックが配設されていることを特徴とする。
本発明の射出成形機は、固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して成形品の成形を行う射出成形機において、前記固定盤と可動盤の少なくとも一方には型閉時に固定盤と可動盤の間隔を規定するパーティングブロックが配設されているので、成形金型の部分を小型化することができ、成形金型の重量アップまたは成形金型の構造が複雑化することによるコストアップに対応することができる。
本発明の射出成形機および射出成形方法について、図1ないし図3を参照して説明する。図1は、本実施形態の射出成形機の要部を一部断面により示す側面図である。図2は、本実施形態の射出成形機の可動盤と可動金型を固定盤側から見た正面図である。図3は、本実施形態の射出成形機による圧縮成形時の状態を模式的に示す図である。
図1に示されるように、ディスク基板成形用の射出成形機10は、スクリュが内蔵された加熱筒11とノズル12が備えられた射出装置13と、型締装置14が、ベッド15上に配設されている。型締装置14は、固定金型16が取付けられベッド15に固定される固定盤17と、ベッド15上に配設される図示しない受圧盤の間に4本のタイバ18が配設され、前記タイバ18には可動金型19が取付けられる可動盤20が移動可能に配設されている。可動盤20の背面中央には、受圧盤に取付けられた型締シリンダ21のラム22が固定されている。なお型締装置は電動トグル機構のみからなるものや、電動トグルと型締シリンダの組合せからなるものなど種類を選ばない。
図1に示されるように成形金型は、Blu−rayディスク(登録商標)用のディスク基板を成形するための金型である。成形金型は、固定金型16と可動金型19とからなり、型合わせされた両成形金型16,19の間には、射出圧縮成形またはその一分野である射出プレス成形に用いられる容積および厚さが可変のキャビティCが形成されるようになっている。固定金型16は、断熱板23、本体部(母型)24、キャビティ形成当接ブロック25、冷却通路が形成された鏡面板26、インサートブロック27、メスカッタ28、スプルブッシュ29等の部材から構成されている。そして鏡面板26の外周側に配設されるキャビティ形成当接ブロック25はバネ30により型開閉方向に位置変更可能に取付けられている。また図1の断面では図示はされないが本体部24には、可動金型19のガイドバーが挿入されるガイド穴が複数形成されている。そして固定金型16は、本体部24に挿通される図示しないボルトにより固定盤17に固定される。
また可動金型19は、断熱板31、本体部(母型)32、冷却通路が形成された鏡面板33、ディスク基板に転写面を形成するためのスタンパ34、内周スタンパホルダ35、ステーショナリスリーブ36、エジェクタスリーブ37、オスカッタ38、突出ピン39等から構成される。そして図2に示されるように本体部32には、前述の固定金型16のガイド穴に挿入されるガイドバー40が複数固定金型16に向けて形成されている。そして可動金型19は、本体部32に挿通されるボルト41により可動盤20に固定される。
本実施形態の成形金型16,19の特徴を、図4に示される従来の成形金型51との比較で説明する。従来の成形金型51では、固定金型52の本体部53の前面外周寄りと、可動金型54の本体部55の前面外周寄りに外側当接ブロック56,57が配設されている。そして型閉時には前記外側当接ブロック56と前記外側当接ブロック57が当接され、固定盤58に対する可動盤59の間隔(最前進位置)が規定される。このような従来の成形金型51においては、「背景技術」欄に記載したように、成形金型51の本体部53,55の面積(型開閉方向に直交する方向の面積)を大きくする必要があり、成形金型51の重量が増加したり構造が複雑になりコストアップに繋がるという問題がある。しかし本実施形態の成形金型16,19では、前記の外側当接ブロック56,57に相当する部材が本体部24,32に配設されていない。そして成形金型16,19には、外側当接ブロック56,57が配設されていない代わりに、次に記載するパーティングブロック42,43が固定盤17および可動盤20に直接配設されている。なお本実施形態では平当金型と称する外側当接ブロック57が型開閉方向に移動される成形金型16,19を用いた例について説明しているが、インロー金型と称するコア型がキャビ型内に嵌合される成形金型を用いてもよい。
パーティングブロック42,43について更に詳しく説明すると、図1に示されるように固定盤17の固定金型16が取付けられる面と同一盤面における金型取付位置の外側には、パーティングブロック42が固定されている。また可動盤20の可動金型19が取付けられる面と同一盤面における金型取付位置の外側であって、前記パーティングブロック42と対応する位置には、パーティングブロック43が固定されている。本実施形態ではパーティングブロック42,43は、操作側または反操作側から作業者が作業を行う際に邪魔にならないように、成形金型16,19の上下に取付けられている。本実施形態ではパーティングブロック42,43は長方体からなり、前面が型開閉方向に直交する平坦な当接面42a,43aとなっている。そして前記当接面42a,43aには、それぞれショルダボルト44の頭部分を格納する凹部45とボルト用貫通孔46の組が複数形成され、パーティングブロック42,43は、前記ショルダボルト44によりボルト用貫通孔46を介して固定盤17および可動盤20のボルト用ネジ穴47,47に固定される。
図2に示されるように、可動盤20に対して、パーティングブロック43が固定される盤面上の位置は、可動金型19とは離隔した位置であって、なおかつタイバ18の外周面における反金型側である外側部分18aを結んだ線Aよりも内側の位置であることが望ましい。その理由は、パーティングブロック43の取付位置が前記の線Aよりも外側であると型閉時または型締時において可動盤20の反りを引き起こす可能性があるからである。またパーティングブロック43が可動金型19に当接、または余りに近接されていると、可動金型19のパーティングブロック43に近い部分のみの放熱が妨げられ、可動金型19の熱分布を均等にすることが難しくなる。また固定盤17に対してパーティングブロック42が固定される盤面上の位置および固定金型16との関係は、可動盤20のパーティングブロック43と対応する位置であり、その位置に固定される目的も同じであるので、図示および説明を省略する。
またパーティングブロック42,43の長さLは、成形品の長さ(直径)D以上であることが望ましい。何故ならパーティングブロック42,43の長さLが成形品の長さ(直径)D以上とすることにより、固定盤17に対する可動盤20の平行度を高めることができる。またパーティングブロック42,43の幅Wは、前記パーティングブロック42,43の長さLと乗算することにより、パーティングブロック42,43の当接面42a,43aの面積が確定される。従ってディスク基板を1枚成形する場合であってパーティングブロック42,43がそれぞれ2個づつ固定される場合、前記当接面42a,42aの面積、または当接面43a,43aの合計面積を、80〜300cmとすることにより型閉時または型締時において固定盤17および可動盤20の一部に荷重が集中し過ぎない望ましい面積とすることができる。
本実施形態では固定盤17に固着されるパーティングブロック42の高さH1と可動盤20に固着されるパーティングブロック43の高さH2は、同じ高さに形成されている。しかしパーティングブロック42の高さH1は、固定金型16のキャビティ形成当接ブロック25の当接面の高さと合致するように、またパーティングブロック43の高さH2は、可動金型19の鏡面板33の当接面の高さと合致するようにしてもよい。更にはいずれか一方のパーティングブロック42,43の高さを高くしてもよい。更にまた、固定盤17または可動盤20のいずれか一方のみにパーティングブロック42(または43)を配設し、他方にはパーティングブロックを配設しなくてもよい。その場合、一方の盤である固定盤17に設けられたパーティングブロック42(または43)の当接面42a(または43a)が他方の盤である可動盤20(または固定盤17)の面に直接当接されることにより、固定盤17と可動盤20の間隔が規定される。ただし可動金型19から成形品を取出す場合に、可動金型19の高さよりもパーティングブロック43の高さH2を高くすると取出装置の移動の際に邪魔になる可能性があり、可動盤20に固着されるパーティングブロック43の高さは可動金型19の高さ以下とすることが望ましい。
なおパーティングブロック42,43が配設される台盤上の位置は、成形金型16,19とは水平方向の操作側と反操作側にパーティングブロックを設けてもよい。またパーティングブロック42,43は各2個に限定されずに各4個でもよく、個数に限定はされない。またパーティングブロックは金型の周囲を取囲むことが可能なように中心に開口が設けられた一個の円筒形のブロックから形成してもよい。またパーティングブロック42,43の断面形状は、台形等であってもよい。
またパーティングブロック42,43は、当接面42a,43aの少なくとも一部をそれぞれ傾斜面とし、前記傾斜面同士が当接時に面接触されるようにしてもよい。そのことによりパーティングブロック42,43の当接時に前記傾斜面が案内面となり、型開閉方向に直交する方向に向けて可動金型の位置を微修正することができるので、特にディスク基板等の精密成形を行う際に望ましい。また本実施形態ではパーティングブロック42,43は、ステンレス鋼から形成されているが、鉄を用いても良い。またパーティングブロック42,43には、両者の間隔を測定するための接触式センサまたは非接触式センサを設けても良い。なおパーティングブロック42,43を強力な反発力を有するバネを介して固定盤17または可動盤20に取付けるようにしてもよい。またはパーティングブロック42,43の内部に温調用通路を形成し、パーティングブロック42,43も成形金型16,19と同様に温度制御を行うようにしてもよい。更には固定盤17および可動盤20についても温調用通路を形成し、温調を行うようにしてもよい。
次にディスク基板成形用の射出成形機10によるブルーレイディスク用のディスク基板の成形(射出圧縮成形)について説明する。まず射出成形機10の図示しない型開閉機構の型開閉用シリンダが作動され、可動金型19の型閉が開始される。そして型閉完了前に可動盤20および可動金型19の移動速度を急速に低下させて、パーティングブロック42,43同士が当接される際の衝撃が小さくなるようにする。そしてパーティングブロック42,43同士が当接されることにより、固定盤17と可動盤20の間隔が規定され、これ以上可動盤20および可動金型19が前進不可能となる。そして成形金型16,19は、固定金型16の鏡面板26およびキャビティ形成当接ブロック25等と可動金型19のスタンパ34等の間には容積可変のキャビティCが形成される。しかしこの型閉時に発生する衝撃は、前記のようにパーティングブロック42,43が殆どを受けるので、固定金型16のキャビティ形成当接ブロック25が可動金型19の鏡面板33に当接する際に大きな負荷が掛かることはない。
本実施形態ではこの際、図示しないセンサにより測定される固定盤17に対する可動盤20の位置が原点0となるように設定されている。なおパーティングブロック42,43が当接された際の可動盤20の位置は、トグルリンク機構を用いた場合では駆動用サーボモータのエンコーダの検出値により、またパーティングブロック42,43に別途に接触式センサまたは非接触式センサが設けられる場合では該センサの検出値により測定してもよいが、いずれもパーティングブロック42,43が当接された際の位置が原点0として設定される。
次にディスク基板の成形について説明すると、射出装置13のノズル12からスプルブッシュ29を介してキャビティCへ溶融樹脂の射出が行われる。そして可動盤20および可動金型19は、射出時の圧力により、僅かに後退され、固定金型16のキャビティ形成当接ブロック25と鏡面板26との間のバネ30がその分だけ伸長される。従ってパーティングブロック42,43同士も僅かに開かれ、当接面42a,43aが非接触状態となる。そして同時に射出時の圧力によりタイバ18も僅かに伸長される。
そして射出装置13のスクリュ位置が射出により所定の保圧切換位置に到達すると、射出制御から保圧制御に切換えられる。保圧切換と同時または前後して型締シリンダ21を作動させることによりラム22の伸長とともに可動盤20が前進され、キャビティC内の溶融樹脂を急速に圧縮する。この際に型締力の上昇とともにタイバ18も更に伸長される。また前記保圧切換と同時または前後してオスカッタ38をメスカッタ28に向けて前進させ、ゲートの切断を行いディスク基板の中心孔を形成する。そしてゲートの切断が行われた後も、型締力によりキャビティC内の溶融樹脂を圧縮しつつ、鏡面板26,33等の冷却通路へ流される90℃〜140℃程度の温調水により冷却が進行する。ただし本実施形態では図3に示されるように、射出後に成形品が冷却完了して取出しされるまで、射出前よりもキャビティCの容積は拡大されており、パーティングブロック42,43の当接面42a,43a同士は当接されない。
次に型締シリンダ21の圧抜を行った後、型開閉機構により、可動盤20および可動金型19を移動させ型開を行う。型開と前後して成形金型16,19から離型エアを噴出して成形品であるディスク基板の離型を行い、型開完了されると、図示しない取出装置により、ディスク基板とスプルが取出される。
本発明のパーティングブロックが設けられた射出成形機10では、前述のように、成形金型16,19の本体部24,32の面積(型開閉方向に直交する方向の面積)が小さくなっている。一方、図5に示されるように、一般的な1枚の可動盤61からなるトグルリンク機構62を有する射出成形機60に、本発明の成形金型16,19を取付けて射出圧縮成形を行った場合を検討すると、成形金型16,19の面積が小さいので、圧縮成形時に可動盤61が反り、成形品の平行度が保てなかったり、成形品の中央部の転写が不良となったりする。しかし本実施形態のように可動金型19の背面を直接加圧する直圧式型締装置(本実施形態の他に、トグル型開閉機構と型締シリンダとがそれぞれ設けられた型締装置、トグル機構と2枚の可動盤が設けられ可動金型が取付けられる側の可動盤の反りを防止する中央押圧機構を有する型締装置等が含まれる)の場合、圧縮成形時に可動盤20を介して可動金型19の背面に直接力を加えることが出来るので前記の問題が発生しない。なお成形開始時から成形完了時までパーティングブロック42,43同士が当接して型締力を受ける通常の射出成形に本発明を用いる場合、図5に示される一般的な1枚の可動盤61からなるトグルリンク機構62を有する射出成形機60を用いた場合は、パーティングブロック63,64を可動盤61の外側のリンク取付部65に近い位置に取付けることが望ましく、直圧式型締装置を用いた場合はパーティングブロック63,64を成形金型16,19に近い部分に取付けることが望ましい。
なお本発明においてディスク基板等の精密成形において、成形金型16,19の成形時の温度上昇に伴い成形金型16,19が熱膨張して成形に影響を与える場合は、パーティングブロック42,43も温調通路に熱媒体を流通させる等の手段により、成形金型16,19の熱膨張に対応してパーティングブロック42,43を同様に熱膨張させるようにしてもよい。そのことにより、パーティングブロック42,43同士が当接した際に、固定金型16と可動金型19の間に形成されるキャビティCの厚みを常に略一定にすることができる。更にはパーティングブロック42,43の各所へ送られる温調用の熱媒体を別個に制御することにより固定盤17に対する可動盤20の平行度を補正し、成形品の平行度等の寸法精度を向上させるようにしてもよい。
また成形金型16,19に対してパーティングブロック42,43の高さを微調整したい場合は、パーティングブロック42と固定盤17の間、またはパーティングブロック43と可動盤20の間の少なくとも一方にシム等の薄板を挟んでボルト締めすることによりパーティングブロック42,43の高さ調整が行われる。更には高さの異なる成形金型に型交換する場合は、高さの異なるパーティングブロックに交換しても良い。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。本発明はBlu−rayディスク用のディスク基板以外のディスク基板や他の全ての成形品を成形する射出成形機に使用できる。厚みが薄いディスク基板や導光板の成形を行う場合は、容積可変の成形金型を用いて射出圧縮成形の一分野である射出プレス成形により、成形を行ってもよい。その場合は射出開始前にパーティングブロック42,43の当接の有無に拘わらず、射出開始時にはパーティングブロック42,43同士が当接していない状態でキャビティC内に溶融樹脂の射出を行い、その後型締装置14により圧縮が行われる。
また射出圧縮成形を行わない通常の射出成形金型の場合も、固定盤17および可動盤20に固定されたパーティングブロック42,43同士を当接させることにより、成形金型に組み込まれたパーティング面で全型締力を受ける必要がなくなり、成形金型を小型化することができる。
本実施形態では水平方向に型開閉が行われる横型射出成形機について記載したが、垂直方向に型開閉が行われる縦型射出成形機の固定盤および可動盤の少なくとも一方にパーティングブロックを配設してもよく、その場合も通常の射出成形、射出圧縮成形、射出プレス成形など成形方法は限定されない。縦型射出成形機にパーティングブロックを配設する場合の固定する位置や形状については、本実施形態と大きな相違はなく、取出装置との緩衝防止、成形金型へのメンテナンスの容易さ、成形金型の高さ、および型締力等から、パーティングブロックの固定位置や形状が決定される。
本実施形態の射出成形機の要部を一部断面により示す側面図である。 本実施形態の射出成形機の可動盤と可動金型を固定盤側から見た正面図である。 本実施形態の射出成形機による圧縮成形時の状態を模式的に示す図である。 従来の成形金型を示す図である。 一般的なトグルリンク機構を有する射出成形機による圧縮成形時の状態を模式的に示す図である。
符号の説明
10,60 射出成形機
16,52 固定金型(成形金型)
17,58 固定盤
19,54 可動金型(成形金型)
20,59,61 可動盤
24,32、53,55 本体部
42,43,63,64 パーティングブロック
42a,43a 当接面

Claims (4)

  1. 固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して成形品の成形を行う射出成形機において、
    前記固定盤と可動盤の少なくとも一方には型閉時に固定盤と可動盤の間隔を規定するパーティングブロックが配設されていることを特徴とする射出成形機。
  2. 前記パーティングブロックは、固定盤および可動盤の双方に、固定金型および可動金型とは離隔して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記固定金型と可動金型の間に形成されるキャビティは、容積が変更可能である請求項1または請求項2に記載の射出成形機。
  4. 固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティに溶融樹脂を射出して成形品の成形を行う射出成形方法において、
    型閉時には、固定盤と可動盤の少なくとも一方に配設されたパーティングブロックにより、固定盤と可動盤との間隔が規定されることを特徴とする射出成形方法。
JP2008166115A 2008-06-25 2008-06-25 射出成形機および射出成形方法 Pending JP2010005852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166115A JP2010005852A (ja) 2008-06-25 2008-06-25 射出成形機および射出成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166115A JP2010005852A (ja) 2008-06-25 2008-06-25 射出成形機および射出成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010005852A true JP2010005852A (ja) 2010-01-14

Family

ID=41586891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008166115A Pending JP2010005852A (ja) 2008-06-25 2008-06-25 射出成形機および射出成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010005852A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101462101B1 (ko) * 2013-12-10 2014-11-17 주식회사 상원 형 결합 개선형 에폭시 절연물 금형장치 및 그 금형장치를 이용한 형 결합 방법
JP2017024342A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 株式会社名機製作所 射出成形機の制御方法および射出成形機
CN113601804A (zh) * 2021-08-05 2021-11-05 广州弘信智能科技有限公司 高压电缆中间接头的制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101462101B1 (ko) * 2013-12-10 2014-11-17 주식회사 상원 형 결합 개선형 에폭시 절연물 금형장치 및 그 금형장치를 이용한 형 결합 방법
JP2017024342A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 株式会社名機製作所 射出成形機の制御方法および射出成形機
CN113601804A (zh) * 2021-08-05 2021-11-05 广州弘信智能科技有限公司 高压电缆中间接头的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070187871A1 (en) Mold-supporting apparatus, molding machine, and molding method
JP2008110498A (ja) 射出成形機の型締装置および射出成形機の成形方法
JP5567066B2 (ja) 射出成形機
JP2010005852A (ja) 射出成形機および射出成形方法
JP2013086119A (ja) 砂中子造形金型押出し機構
KR100736690B1 (ko) 다이캐스팅 금형 이젝팅 장치
KR101242991B1 (ko) 사출성형방법 및 사출성형장치
US20090232930A1 (en) Disk Molding Mold, Mirror Surface Disk, and Method of Manufacturing Mirror Surface Disk
TWI503219B (zh) A thin plate injection molding method and a thin plate injection press forming apparatus
WO2012172669A1 (ja) 射出成形用型装置および射出成形機
JP2003127198A (ja) 射出成形装置
JP4869990B2 (ja) 射出成形用金型およびこれを用いた射出成形方法
JP2013252533A (ja) 金属射出成形機の金型装置
JP5093809B2 (ja) ディスク基板成形機およびディスク基板成形方法
JP6441405B2 (ja) 複数個の成形品を並行して成形する成形方法および成形装置
JP2020196180A (ja) 型締装置の制御方法および型締装置
JP2009255463A (ja) 射出成形機および射出成形方法
JP2008168547A (ja) 射出成形金型
WO2012176312A1 (ja) 射出成形用型装置および射出成形機
JP3087083B2 (ja) プラスチック成形用黒鉛型
JP2016040089A (ja) ヒートアンドクール成形方法を実施するトグル式射出成形機の型締力調整方法
JP2003094158A (ja) 金属射出成形機用ノズル装置
JP4296285B2 (ja) 金属射出成形機用金型
CN114261059B (zh) 模具、注射成型系统和制造成型产品的方法
JPH06304735A (ja) 型温度上昇方法及び製品製造方法