JP2003127198A - 射出成形装置 - Google Patents
射出成形装置Info
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Abstract
め、製造コストが嵩む上に大きな設置スペースが必要で
あり、効率良く射出成形を行うことができない。 【解決手段】 加熱シリンダ13が連結される固定側プ
ラテン17と、この固定側プラテン17に連結され、固
定側金型24が装着される固定側金型ホルダ34と、こ
の固定側金型ホルダ34を固定側プラテン17から離れ
るように付勢する圧縮コイルばね49と、固定側金型ホ
ルダ34挟んで固定側プラテン17と対向し、可動側型
板30が装着される可動側金型ホルダ31と、この可動
側金型ホルダ31が連結されて可動側金型ホルダ31を
固定側プラテン17との対向方向に駆動し、固定側プラ
テン17と固定側金型ホルダ34と可動側金型ホルダ3
1とを圧縮コイルばね49による付勢力に抗して密着状
態で重ね合わせて型締め力を発生させるための型締め用
シリンダ32とを具える。
Description
性の良好な射出成形装置に関する。
す。これは横形プランジャ式射出成形装置であるが、全
体を垂直に立てた竪形のものも知られており、何れも型
締め装置と射出装置とを組み合わせた構成を基本的に有
する。インラインスクリュ式やプリプランジャ式の射出
装置も周知であり、図11に示すような直圧式の型締め
装置以外に、トグル式などの型締め装置も知られてい
る。
が取り付けられる可動側プラテンの回転機構を組み込ん
だロータリテーブルを有するものでは、成形後にロータ
リテーブルを回転させることにより、成形品の取り出し
および金型に対するインサートの挿入などの作業性を向
上させることができる。また、金型を複数用意すること
により、一方の金型を用いた成形作業中に成形作業を終
えた他の金型から成形品の取り出し作業などを行い、成
形作業効率を向上させることも可能である。さらに、可
動側金型を前後にスライドさせる機構を設けたものも知
られている。
ト101は、ユニット駆動用シリンダ102により型締
め装置2との対向方向に移動し、射出ノズル103が射
出時に樹脂漏れを生じないような圧力で固定側金型20
1のスプルーブシュ202に押し付けられる。ホッパ1
04に投入された樹脂材料は、バンドヒータ105によ
って樹脂材料の好ましい溶融温度にまで加熱される加熱
シリンダ106内に送り込まれる。加熱シリンダ106
に装着されたプランジャ107を射出用シリンダ108
によって射出ノズル103側に前進させることにより、
樹脂材料は加熱シリンダ106内に収容されたトーピー
ド109を通過する際に完全に溶融し、射出ノズル10
3からスプルーブシュ202を介して固定側金型201
と可動側金型203との間に形成されたキャビティ20
4内に射出される。
固定側金型取り付け板205が図示しないボルトなどを
介して固定されている。同様に、型締め装置2の可動側
プラテン206には可動側金型取り付け板207が図示
しないボルトなどを介して固定されている。可動側プラ
テン206は型締め用シリンダ208に連結され、この
型締め用シリンダ208の作動により可動側プラテン2
06がタイバー209に案内されながら移動して可動側
金型203の開閉が行われる。射出時の樹脂圧で可動側
金型203が開かないように、可動側金型203が型締
め用シリンダ208によって所定の力で固定側金型20
1に押し付けられる。射出冷却後に可動側金型203が
開かれ、キャビティ204に対応した形状の成形品はエ
ジェクタピン210によって可動側金型203から排出
される。
プレート金型の一般的な構造を図12に示し、その分解
構造を図13に示す。この金型ユニットは、固定側プラ
テン110に形成された位置決め穴111に嵌合するロ
ケートリング211と、固定側プラテン110に固定側
金型201を取り付けるための固定側金型取り付け板2
05と、可動側プラテン206に可動側金型203を取
り付けるための可動側金型取り付け板207と、射出ノ
ズル103が押付けられるスプルーブシュ202とで主
要部が構成され、固定側金型取り付け板205には、図
示しないゲートの切断時にスプルー/ランナ3をストリ
ッパプレート213側で保持するためにランナ301内
に突出するスプルー/ランナロックピン214が設けら
れている。
は、スプルーブシュ202に形成された1次スプルー3
02から固定側金型201に形成されたランナ301,
2次スプルー303からゲートを通ってキャビティ20
4に注入される。型開きが行われると、圧縮ばね215
のばね力によって固定側金型201とストリッパプレー
ト213とのパーティング面が最初に開かれるが、この
時にゲートが切断される。次いで固定側金型201と可
動側金型203とのパーティング面が開かれて成形品が
露出状態となり、最後にストリッパプレート213が固
定側金型取り付け板205に対して開かれ、これによっ
てランナロックピン214がランナ301から抜け外
れ、スプルー/ランナ3がストリッパプレート213か
ら除去可能な状態となる。
形装置とこの射出成形装置で用いられる図12,図13
に示した金型ユニットとは、相互に独立した別物として
取り扱われており、構造的に様々な無駄がある。また、
型締め力が数トン程度の超小型機から数千トンの超大型
機に至るまで、射出成形装置の大きさに関係なく図11
に示すような構成を基本的に有しており、射出成形装置
の大きさに合わせた構造的な工夫が見られない。
せ、射出ノズル103をスプルーブシュ202に当接さ
せるための駆動機構が必要であり、射出ユニット101
を前後進させるための空間を確保しなければならない。
また、これに伴って射出ユニット101を移動するため
の配管や配線なども複雑になり、射出ノズル103とス
プルーブシュ202とを正確に位置合わせするための機
構も必要である。さらに、加熱シリンダ107の射出ノ
ズル103が固定側プラテン110に入り込む構造とな
っているため、ロケートリング211が嵌合する大きな
位置決め穴111を固定側プラテン110の中央部に形
成する必要が有り、固定側プラテン110の剛性を著し
く低下させる原因となっている。
ロータリテーブルを有する竪形の射出成形装置において
は、型締め機構以外にロータリテーブルを回転させる機
構が必要であり、そのための機構が複雑で射出成形装置
自体も大きくなってしまう欠点を有する。
定側金型取り付け板205のロケートリング211を固
定側プラテン110に形成された位置決め穴111に嵌
合させ、ボルトなどを介して固定側金型取り付け板20
5を固定側プラテン110に固定している。同様に、可
動側金型取り付け板207も可動側プラテン206にボ
ルトなどを用いて固定しているため、これらプラテン1
10,206に対する金型取り付け板205,207の
固定または取り外しのための段取り時間が嵩む欠点を有
する上、その都度金型の厚みや型開き量,エジェクタ量
などの設定を調整する必要がある。また、このような3
枚プレート金型は、ランナロックピン214の如きスプ
ルー/ランナ3に対する保持機構が必要であり、これに
伴ってストリッパプレート213などの部品を組み込む
必要があり、射出成形装置自体の寸法が大きくなって製
造コストも嵩む不具合を生ずる。
囲む部分およびこれに付随する部分のみ交換する、いわ
ゆるカセット形金型は、このような不具合を解消し得る
ものであり、金型交換時間の短縮や金型製作費用および
保管場所の削減などが可能であるが、従来のものはカセ
ット形金型を保持する金型ホルダをプラテン110,2
06に取り付けているため、タイバー209の内側に金
型ホルダを取り付ける必要があり、射出成形装置の大き
さに比較して小さな金型しか取り付けられない問題があ
り、金型ホルダ自体も高価となってしまう。
わせることにより、構造的な無駄をなくし、コンパクト
で作業効率に優れた射出成形装置を提供することにあ
る。
置は、加熱シリンダが連結される固定側プラテンと、こ
の固定側プラテンに連結され、固定側金型が装着される
固定側金型ホルダと、この固定側金型ホルダを前記固定
側プラテンから離れるように付勢する付勢手段と、前記
固定側金型ホルダを挟んで前記固定側プラテンと対向
し、可動側金型が装着される可動側金型ホルダと、この
可動側金型ホルダが連結されて当該可動側金型ホルダを
前記固定側プラテンとの対向方向に駆動し、該可動側金
型ホルダと前記固定側金型ホルダと前記固定側プラテン
とを前記付勢手段による付勢力に抗して密着状態で重ね
合わせて型締め力を発生させるための型締め用シリンダ
とを具えたことを特徴とするものである。
して可動側金型を固定側金型に押し当てた状態におい
て、加熱シリンダから固定側プラテンを介して溶融樹脂
が固定側金型ホルダに取り付けられた固定側金型と可動
側金型との間に形成されたキャビティに射出され、冷却
工程を経てこのキャビティの形状に対応した成形品が成
形される。金型の型開きが始まると、まず付勢手段の付
勢力によって固定側プラテンから固定側金型ホルダが離
され、これによって固定側金型と可動側金型との間のゲ
ートが切り離され、スプルーおよびこれに続くランナが
固定側金型から抜け外れて固定側プラテンに保持される
か、あるいは固定側プラテンと固定側金型との間のゲー
トが切り離され、スプルーおよびこれに続くランナが固
定側金型および可動側金型と共に固定側プラテンから引
き離される。次いで、固定側金型から可動側金型が離さ
れ、成形品を取り出すことができる状態となる。
て、加熱シリンダを固定側プラテンに対して一体的に固
定し、この加熱シリンダと固定側プラテンとの間に断熱
部材をさらに介装するようにしてもよい。
ャビティが形成される可動側型板と、可動側金型ホルダ
に取り付けられて可動側型板を支持する受け板と、成型
品を成形キャビティから外すためのエジェクタ手段とを
有するものであってよい。エジェクタ手段は、受け板を
挟んで可動側型板と対向するエジェクタプレートと、こ
のエジェクタプレートに突設されて受け板および可動側
型板を摺動自在に貫通し、先端が成形キャビティに達す
るエジェクタピンと、エジェクタプレートを受け板から
離れるように付勢する第2の付勢手段とを有するもので
あってよい。この場合、型開き位置にある可動側金型ホ
ルダに隣接して設けられ、可動側金型を保持し得る金型
受けブロックと、この金型受けブロックおよび可動側金
型ホルダの何れかに可動側金型を移動させる可動側金型
移載手段とをさらに具え、エジェクタ手段は、金型受け
ブロックに設けられ、第2の付勢手段による付勢力に抗
してエジェクタプレートを受け板側に移動させるプレー
ト駆動手段をさらに有するものであってよい。
まれる射出ノズルを有し、この射出ノズルの先端面が可
動側型板との対向方向に対してほぼ垂直であってよい。
型によって形成されるスプルー/ランナを排出するため
のスプルー/ランナ排出手段をさらに具え、このスプル
ー/ランナ排出手段は、スプルー/ランナを係止するた
めのスプルー/ランナロックと、このスプルー/ランナ
ロックを固定側プラテンと固定側金型ホルダとの間のス
プルー/ランナ受け位置および固定側プラテンの側方に
退避したスプルー/ランナ排出位置に移動させるスプル
ー/ランナロック移動手段と、スプルー/ランナ受け位
置からスプルー/ランナ排出位置に移動したスプルー/
ランナロックからスプルー/ランナを分離させるスプル
ー/ランナ分離ブロックとを有するものであってよい。
て、図1〜図10を参照しながら詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例のみに限らず、これらをさらに組
み合わせたり、この明細書の特許請求の範囲に記載され
た本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能
であり、従って本発明の精神に帰属する他の技術にも当
然応用することができる。
の右側面形状を図2に示し、型開き状態の正面形状を図
3に示し、本実施例における射出成形装置の主要部の右
側面構造を図4に示し、その形開き状態を図5に示す。
すなわち、本実施例における射出成形装置は、竪形プラ
ンジャ式のものであり、樹脂材料を貯留するホッパ11
は環状をなすジャケット12を介して加熱シリンダ13
に連結され、ホッパ11内の樹脂材料がトーピード14
を収容した加熱シリンダ13に供給されるようになって
いる。加熱シリンダ13の下端部に設けられたフランジ
部15は、断熱部材16を間に挟んで固定側プラテン1
7に一体的に固定されている。加熱シリンダ13の周囲
には、バンドヒータ18が巻き付けられ、加熱シリンダ
13内に供給される樹脂材料に対応した所定の温度に加
熱シリンダ13を加熱制御する。固定側プラテン17に
立設された固定用支柱19の上端には、シリンダ取り付
け板20が固定されている。油圧を利用した射出用シリ
ンダ21は、このシリンダ取り付け板20に固定されて
いる。射出プランジャ22は、射出用シリンダ21の図
示しないピストンロッドに連結されている。
される射出ノズル23は、固定側プラテン17内に組み
込まれた状態となっている。本実施例における射出ノズ
ル23の先端面は平面で形成されており、固定側プラテ
ン17の固定側金型24とのパーティング面に対する位
置ずれが±0.3mm程度の範囲内に設定されている。内
部に介在する溶融樹脂を保温するためのバンドヒータ2
5により外周を覆われた射出ノズル23内には、この射
出ノズル23の先端中央に開口するゲート(図示省略)
を開閉するためのゲートピン26が組み込まれている。
ゲートピン26は、射出ノズル23内に組み込まれたピ
ンホルダ27に対して摺動自在に保持され、ピンホルダ
27内に収容された圧縮ばね28のばね力により、ゲー
トを塞ぐ方向に付勢されている。本実施例では、射出ノ
ズル23内の溶融樹脂の圧力が所定以上に達すると、ゲ
ートピン26がピンホルダ27内に押し戻され、ゲート
が開くようになっている。
置は、可動側型板30を保持する可動側金型ホルダ31
と、金型を開閉可能であって型締め力を発揮し得る油圧
を利用した型締め用シリンダ32と、可動側金型ホルダ
31と型締め用シリンダ32とを連結する連結部材33
と、型締め方向に沿った可動側金型ホルダ31および固
定側金型ホルダ34の移動を案内する4本のタイバー3
5とで構成され、相互に平行に配設されたタイバー35
の両端部は、固定側プラテン17とベースフレーム29
とに連結されている。
の間に成形品Pと対応した形状の成形キャビティ36を
形成する。この成形キャビティ36は、固定側金型24
に形成された樹脂通路、つまりスプルーおよびランナ
(図示省略)を介して射出ノズル23のゲートに連通す
る。可動側金型ホルダ31に収容される本実施例の可動
側型板30は、上端が成形キャビティ36に臨むエジェ
クタピン37が立設されたエジェクタプレート38と、
このエジェクタプレート38にエジェクタピン37と平
行に立設された連結ピン39と、可動側型板30と共に
連結ピン39が摺動自在に貫通する受け板40と、エジ
ェクタプレート38と受け板40との間に位置する連結
ピン39に装着される本発明の第2の付勢手段としての
戻しばね41と、上端が受け板40に固定されると共に
下端側がエジェクタプレート38を摺動自在に貫通して
エジェクタプレート38に係止し得るリターンピン42
と共に可動側金型としてユニット化されている。これら
は、一体の金型ユニットとして可動側金型ホルダ31に
対し図4中、左右方向に摺動自在に収容される。
ホルダ31の側方には、金型ユニットを保持し得る金型
受けブロック43が設けられている。可動側金型ホルダ
31には、本発明の可動側金型移載手段としての金型移
載用シリンダ44が取り付けられている。この金型移載
用シリンダ44のピストンロッド45は、受け板40に
連結されており、金型移載用シリンダ44を作動するこ
とによって、金型ユニットを可動側金型ホルダ31と金
型受けブロック43の何れかに移動させることができる
ようになっている。
によるばね力に抗してエジェクタプレート38を受け板
40側に移動させる突き出しロッド46を具えたエジェ
クタシリンダ47が本発明のプレート駆動手段として設
けられている。
ダ34には、固定側プラテン17を摺動自在に貫通する
ストッパボルト48がタイバー35と平行に植設されて
いる。このストッパボルト48は、固定側プラテン17
に対する固定側金型ホルダ34の開き量を規制するため
の機能を有し、その上端が固定側プラテン17に係止し
得るようになっている。固定側プラテン17と固定側金
型ホルダ34との間に位置するストッパボルト48に
は、固定側金型ホルダ34を固定側プラテン17から離
れるように付勢する本発明の付勢手段としての圧縮コイ
ルばね49が装着されている。
によって形成されるスプルー/ランナを係止するための
スプルー/ランナロック50を先端に有し、このスプル
ー/ランナロック50を固定側プラテン17と固定側金
型ホルダ34との間のスプルー/ランナ受け位置(図
4,図5参照)と、固定側プラテン17の側方に退避し
たスプルー/ランナ排出位置(図6参照)とに空気圧を
利用して移動させるロック移動用シリンダ51と、この
ロック移動用シリンダ51の作動によりスプルー/ラン
ナ受け位置からスプルー/ランナ排出位置に移動するス
プルー/ランナロック50からスプルー/ランナWを分
離させるスプルー/ランナ分離ブロック52と、これら
ロック移動用シリンダ51およびスプルー/ランナ分離
ブロック52を保持するブラケット53とが設けられて
いる。これらスプルー/ランナロック50,ロック移動
用シリンダ51,スプルー/ランナ分離ブロック52,
ブラケット53などが本発明のスプルー/ランナ排出手
段として機能する。スプルー/ランナロック50は、図
7およびその左側面形状を表す図8に拡大して示され
る。
されている加熱シリンダ13内にホッパ11から供給さ
れる樹脂材料は、射出プランジャ22が射出ノズル23
側に前進することにより、トーピード14の周囲にて溶
融し、固定側プラテン17のパーティング面にゲートが
臨む射出ノズル23へ圧送され、樹脂圧の上昇に伴って
ゲートピン26が開かれ、固定側金型24に設けられた
ランナおよびスプルーを通過し、成形キャビティ36内
に射出されて成形品Pが成形される。
ィ36に至る樹脂通路は、本実施例では固定側金型24
に形成されたランナとこれに続くスプルーとで構成され
る。ランナの一部は、スプルー/ランナロック50によ
っても画成され、金型を開いた時にこのランナの一部を
介してスプルー/ランナがスプルー/ランナロック50
によって保持され、成形品Pとスプルー/ランナとが切
断される。従って、スプルー/ランナロック50は、固
定側プラテン17と固定側金型24との開閉を損なわ
ず、しかも溶融樹脂の射出時に固定側プラテン17と固
定側金型24と間で動かないような形状にする必要があ
る。
ルダ34は圧縮コイルばね49のばね力によって、固定
側金型24と可動側型板30との間の成形品Pが臨むパ
ーテイング面よりも先に固定側プラテン17に対して開
かれる。この開き量は、ストッパボルト48により一義
的に決定されるが、圧縮コイルばね49に代えて固定側
金型ホルダ34と可動側金型ホルダ31とにパーテイン
グロック機構を設けることによって、同様に働かせるこ
とが可能である。
て金型が全開状態になると、金型スライドシリンダ40
が作動して金型ユニットは可動側金型ホルダ31の側方
に位置する金型受けブロック43の所定位置まで押し出
される。本実施例では、金型ユニットが可動側金型ホル
ダ31と金型受けブロック43との間を摺動する際の摺
動方向に対して直交する横方向の遊びを0.1〜0.2mm
の範囲に設定することにより、金型ユニットを円滑に移
動させることができる。一方、ロック移動用シリンダ5
1を作動してランナロック50をスプルー/ランナWと
共に射出ノズル23の直下のスプルー/ランナ受け位置
から固定側プラテン17の側方のスプルー/ランナ排出
位置まで移動し、ランナ分離板27によってスプルー/
ランナWをランナロック50から分離させる。これによ
り、スプルー/ランナWが排除されたランナロック50
を再びスプルー/ランナ受け位置に戻す。
しされた金型ユニットに対し、エジェクタシリンダ47
が作動して戻しばね41のばね力に抗してジェクタプレ
ート38をエジェクタピン37と共に押し上げ、成形品
Pを成形キャビティ36から抜き外す。成形品Pをエジ
ェクタピン37から取り外す。このように、金型ユニッ
トを可動側金型ホルダ31の側方に移動して成形品Pを
取り出すことにより、その作業性や金型ユニットの取り
扱い性を著しく改善することができる。
位置まで下降させ、これに伴って戻しばね41のばね力
によりエジェクタプレート38をエジェクタピン37と
共にリターンピン42に沿って金型受けブロック43上
に載置させる。そして、金型ユニットを可動側金型ホル
ダ31に戻し、再び金型を閉じて次の射出工程に入る。
例では、固定側金型24によって形成されるスプルー/
ランナWを排出するためのスプルー/ランナ排出手段を
組み込んだが、スプルー/ランナWを成形品Pと一体的
に取り出す場合には、このようなスプルー/ランナ排出
手段を組み込む必要がなくなり、射出成形装置の構成を
より簡略化することができる。
要部の構造を図9に示し、これに対して成形品Pを取り
出している状態を図10に示すが、先の実施例と同一機
能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説
明は省略するものとする。すなわち、本実施例の射出成
形装置はダイレクトゲートを採用した2枚プレート式の
ものであり、射出ノズル23から固定側金型24に形成
されたスプルー54を介して成形キャビティ36に溶融
樹脂が直接射出される。本実施例では、先の実施例と同
様に型開きに際して最初に固定側プラテン17に対して
固定側金型ホルダ34が開く構造となっているが、スト
ッパボルト48や圧縮コイルばね49を省略し、固定側
プラテン17に対して固定側金型ホルダ34を一体的に
連結するようにしてもよく、この場合にはさらに射出成
形装置の構成を簡略化することができる。
式の射出成形装置について説明したが、本発明の射出成
形装置は横形であってもインラインスクリュ式やプリプ
ランジャ式であっても応用することができる。
リンダが連結される固定側プラテンと、この固定側プラ
テンに連結され、固定側金型が装着される固定側金型ホ
ルダと、この固定側金型ホルダを固定側プラテンから離
れるように付勢する付勢手段と、固定側金型ホルダを挟
んで固定側プラテンと対向し、可動側金型が装着される
可動側金型ホルダと、この可動側金型ホルダが連結され
て当該可動側金型ホルダを固定側プラテンとの対向方向
に駆動し、該可動側金型ホルダと固定側金型ホルダと固
定側プラテンとを付勢手段による付勢力に抗して密着状
態で重ね合わせて型締め力を発生させるための型締め用
シリンダとを具えたことにより、型開き開始時に、固定
側プラテンと固定側金型ホルダに装着された固定側金型
とが最初に離れてゲートを切断することができる。この
ため、ピンポイントゲート式およびサイドゲート式にも
対応できるカセット形の金型や、2枚プレート金型を利
用することができる上、固定側金型取り付け板を省略し
て金型の構造を簡略化すると共にこれをコンパクトに構
成することができ、しかも金型の段取り時間を大幅に短
縮させることができる。
体的に固定し、この加熱シリンダと固定側プラテンとの
間に断熱部材を介装した場合には、射出ユニットの移動
のためのユニット駆動用シリンダや射出ノズルの位置合
わせ機構が必要なくなり、固定側プラテンに形成される
穴を最小限の寸法に抑制して固定側プラテンの剛性低下
を防止できる上、コンパクトな射出成形装置を低コスト
にて製造することができる。しかも、加熱シリンダから
固定側プラテンへの熱伝達を最小限に押さえることが可
能である。
ャビティが形成される可動側型板と、可動側金型ホルダ
に取り付けられて可動側型板を支持する受け板と、成型
品を成形キャビティから外すためのエジェクタ手段とを
有し、このエジェクタ手段が、受け板を挟んで可動側型
板と対向するエジェクタプレートと、このエジェクタプ
レートに突設されて受け板および可動側型板を摺動自在
に貫通し、先端が成形キャビティに達するエジェクタピ
ンと、エジェクタプレートを受け板から離れるように付
勢する第2の付勢手段とを有する場合には、可動側金型
取り付け板と可動側金型との間に介装されるスペーサブ
ロックが不要となり、可動側金型の構造を簡略化するこ
とができる。
を型開き位置にある可動側金型ホルダに隣接して設け、
さらにこの金型受けブロックおよび可動側金型ホルダの
何れかに可動側金型を移動させる可動側金型移載手段を
設け、エジェクタ手段が金型受けブロックに設けられて
第2の付勢手段による付勢力に抗してエジェクタプレー
トを受け板側に移動させるプレート駆動手段を有する場
合には、可動側金型を射出成形装置の側方に移動させて
インサート成形などの作業性を格段に向上させることが
できる。しかも、ロータリテーブルを有する従来のもの
よりも射出成形装置をコンパクトかつ安価に製造するこ
とが可能である。
まれる射出ノズルを有し、この射出ノズルの先端面を可
動側型板との対向方向に対してほぼ垂直に設定した場合
には、射出ノズルの先端面が固定側金型に対して面接触
状態となるため、これらの間からの樹脂漏れをより確実
に防ぐことができる。
ランナを排出するためのスプルー/ランナ排出手段を固
定側プラテンに取り付け、このスプルー/ランナ排出手
段が、スプルー/ランナを係止するためのスプルー/ラ
ンナロックと、このスプルー/ランナロックを固定側プ
ラテンと固定側金型ホルダとの間のスプルー/ランナ受
け位置と、固定側プラテンの側方に退避したスプルー/
ランナ排出位置とに移動させるスプルー/ランナロック
移動手段と、スプルー/ランナ受け位置からスプルー/
ランナ排出位置に移動するスプルー/ランナロックから
スプルー/ランナを分離させるスプルー/ランナ分離ブ
ロックとを有する場合には、従来のランナストリッパプ
レートやランナロックピンなどを省略して金型自体の構
造を簡略化することができる。
表す正面図であり、型締め状態を示す。
図である。
ける主要部の内部構造を表す断面図であり、型締め状態
を示す。
ける主要部の内部構造を表す断面図であり、型開き状態
を示す。
ける主要部の内部構造を表す断面図であり、金型を可動
側金型ホルダから金型受けブロックに移載した状態を示
す。
レバーの先端部の抽出拡大図である。
側面図である。
る主要部の断面図である。
状態を表す断面図である。
る。
枚プレート金型の断面図である。
状態を表す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 加熱シリンダが連結される固定側プラテ
ンと、 この固定側プラテンに連結され、固定側金型が装着され
る固定側金型ホルダと、 この固定側金型ホルダを前記固定側プラテンから離れる
ように付勢する付勢手段と、 前記固定側金型ホルダを挟んで前記固定側プラテンと対
向し、可動側金型が装着される可動側金型ホルダと、 この可動側金型ホルダが連結されて当該可動側金型ホル
ダを前記固定側プラテンとの対向方向に駆動し、該可動
側金型ホルダと前記固定側金型ホルダと前記固定側プラ
テンとを前記付勢手段による付勢力に抗して密着状態で
重ね合わせて型締め力を発生させるための型締め用シリ
ンダとを具えたことを特徴とする射出成形装置。 - 【請求項2】 前記加熱シリンダは、前記固定側プラテ
ンに対して一体的に固定され、この加熱シリンダと前記
固定側プラテンとの間に介装される断熱部材をさらに具
えたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置。 - 【請求項3】 前記可動側金型は、前記固定側金型との
間に成形キャビティが形成される可動側型板と、前記可
動側金型ホルダに取り付けられて前記可動側型板を支持
する受け板と、成型品を前記成形キャビティから外すた
めのエジェクタ手段とを有し、このエジェクタ手段は、
前記受け板を挟んで前記可動側型板と対向するエジェク
タプレートと、このエジェクタプレートに突設されて前
記受け板および前記可動側型板を摺動自在に貫通し、先
端が前記成形キャビティに達するエジェクタピンと、前
記エジェクタプレートを前記受け板から離れるように付
勢する第2の付勢手段とを有することを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の射出成形装置。 - 【請求項4】 型開き位置にある前記可動側金型ホルダ
に隣接して設けられ、可動側金型を保持し得る金型受け
ブロックと、この金型受けブロックおよび前記可動側金
型ホルダの何れかに可動側金型を移動させる可動側金型
移載手段とをさらに具え、前記エジェクタ手段は、前記
金型受けブロックに設けられ、前記第2の付勢手段によ
る付勢力に抗して前記エジェクタプレートを前記受け板
側に移動させるプレート駆動手段をさらに有することを
特徴とする請求項3に記載の射出成形装置。 - 【請求項5】 前記加熱シリンダは、前記固定側プラテ
ン内に組み込まれる射出ノズルを有し、この射出ノズル
の先端面が前記可動側金型との対向方向に対してほぼ垂
直であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れ
かに記載の射出成形装置。 - 【請求項6】 前記固定側プラテンに取り付けられ、固
定側金型によって形成されるスプルー/ランナを排出す
るためのスプルー/ランナ排出手段をさらに具え、この
スプルー/ランナ排出手段は、スプルー/ランナを係止
するためのスプルー/ランナロックと、このスプルー/
ランナロックを前記固定側プラテンと前記固定側金型ホ
ルダとの間のスプルー/ランナ受け位置と、前記固定側
プラテンの側方に退避したスプルー/ランナ排出位置と
に移動させるスプルー/ランナロック移動手段と、前記
スプルー/ランナ受け位置から前記スプルー/ランナ排
出位置に移動する前記スプルー/ランナロックからスプ
ルー/ランナを分離させるスプルー/ランナ分離ブロッ
クとを有することを特徴とする請求項1から請求項5の
何れかに記載の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001328300A JP2003127198A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001328300A JP2003127198A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 射出成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003127198A true JP2003127198A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19144391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001328300A Pending JP2003127198A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 射出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003127198A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2001
- 2001-10-25 JP JP2001328300A patent/JP2003127198A/ja active Pending
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