JP4350531B2 - 電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、押し歩き機能を有する電動車両に関する。
従来技術として、特許文献1には人力と補助動力との合力を駆動力とする電動補助自転車が開示されている。この電動補助自転車には、通常の車速よりも低く、人が歩いている速度と略同じ速度で自走することができる押し歩き機能が具備されている。そして、そのような押し歩き機能を電動スクータに代表される電動車両への適用が考えられる。ところで、電動補助自転車では、ペダルクランクと駆動軸、モータと駆動軸との間にワンウェイクラッチ等を介在させる構造となっているので、通常の走行中に押し歩き機能が駆動されたとしても人力によるペダル走行と押し歩き機能の速度との間で調整が図られる仕組みになっている。
特開2003−95182号公報
しかし、電動スクータ等は、電動モータの動力を主な駆動力としているので、通常走行中に押し歩き機能が駆動された場合には、電動モータの駆動力が変化する。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、所定の条件を満たした場合のみ押し歩きを許可する電動車両を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、駆動輪を駆動する電動機(例えば、実施の形態における電動機100)と、前記電動機へ電力を供給するバッテリ(例えば、実施の形態におけるバッテリ18)と、車速調整用のスロットル(例えば、実施の形態におけるスロットルセンサ77a)と、前記スロットルの出力に基づいて前記電動機を制御する制御部(例えば、実施の形態におけるドライバ103)と、を具備する電動車両において、運転者が押し歩き走行を指示する押し歩きスイッチ手段(例えば、実施の形態における押し歩きスイッチ35a)と、車両の状態を検出する車両状態検出手段(例えば、実施の形態におけるドライバ103)と、を備え、前記制御部は、前記押し歩きスイッチ手段からの指示を受け、前記車両状態検出手段により検出される車両状態が予め決められた条件を満たしていた時、前記電動機を押し歩き走行に制御することを特徴とする電動車両である。
制御部は、押し歩きスイッチ手段からの指示を受け、その時に車両状態が予め決められた条件を満たしているときに電動機を押し歩き走行に制御する構成になっていることで、車両状態が予め定められた条件を満たしていないときに押し歩きスイッチ手段が運転者により操作されてもそのまま通常の走行を維持することが可能になっている。
制御部は押し歩き走行を実行中においてスロットルの出力に基づく制御を行わない構成になっていることで、押し歩き走行中に運転者がスロットルをあけても押し歩き走行の制御が継続して行われることが可能になっている。
制御部はスロットルの開度が一定値以下でなければ押し歩き走行の制御を行わない構成になっていることで、運転者がスロットルを開いて走行しようとしている状態で押し歩きスイッチ手段が運転者により操作されてもそのまま通常の走行を維持することが可能になっている。
制御部は車速が一定値以下でなければ押し歩き走行の制御を行わない構成になっていることで、車速が一定値を越える状態で押し歩きスイッチ手段が運転者により操作されてもそのまま通常の走行を維持することが可能になっている。
制御部は、車速が一定値を超えている場合、押し歩きスイッチ手段からの指示を受けな
い構成になっている。そのため、車速が一定値を超えている場合、即ち通常の走行時に押
し歩きスイッチが運転者により操作されても、車両の速度低下を発生させないことを可能
とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記押し歩きスイッチ手段は、前記スロットルの近傍に備え付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記制御部は、前記押し歩きスイッチ手段とカプラを介して接続されており、該カプラに流れるリーク電流に基づいて、該押し歩きスイッチ手段の故障状態を判定し、故障状態と判定すると押し歩き制御を禁止することを特徴とする。
請求項1に記載された電動車両は、車両状態が予め定められた状態にある中で、運転者により押し歩きスイッチ手段の操作がなされた場合に、押し歩きを許可する構成になっている。従って、車両状態が予め定められた状態にない場合、例えば、通常走行中に、押し歩きスイッチ手段の操作がなされたとしても、押し歩き状態に移行することなしに、通常走行をそのまま持続させることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された電動車両は、押し歩き走行が実行されている状態では、スロットル操作による制御を行わない構成になっている。そのため、電動車両が押し歩き走行の状態にある場合に、運転者等によりスロットル操作がなされたとしても、スロットル操作による走行制御(通常の走行制御)に移行することなしに、押し歩き操作をそのまま持続させることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された電動車両は、スロットルの開度が所定値以下の状態にある場合に、運転者により押し歩きスイッチ手段の操作がなされたことに起因して、押し歩き走行の制御を行う構成になっている。そのため、スロットル開度が所定値以上の場合に、運転者により押し歩きスイッチ手段が操作されたとしても、押し歩き制御を行わないように電動車両を制御させることができるという効果を奏する。
請求項4に記載された電動車両は、車速が所定値以下の場合に、運転者により押し歩きスイッチ手段の操作がなされた場合に、押し歩き走行の制御を行う構成になっている。そのため、車速が所定値以上の場合、例えば、通常走行の状態において、運転者により押し歩きスイッチ手段の操作がなされたとしても、電動車両の走行状態を押し歩き走行状態に移行させることなしに通常走行の状態をそのまま維持させることができるという効果を奏する。
請求項5に記載されて電動車両は、車速が所定値を超える場合には、押し歩きスイッチ手段からの指示を受け付けない構成になっている。そのため、車速が所定値を超える場合、例えば、通常走行時に、運転者により押し歩きスイッチ手段の操作がなされたとしても、車両の速度低下を発生させないので、より良い走行フィーリングを保つことができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態による電動車両を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態による電動車両の側面図であり、電動車両10は、車体フレーム11の前部に回転可能に取付けたハンドル軸12と、このハンドル軸12の上部に取付けたハンドル13と、ハンドル軸12の下部に取付けたフロントフォーク14と、このフロントフォーク14の下端に取付けた前輪16と、車体フレーム11の中央部に設けたフロアステップ17と、このフロアステップ17の下方に配置したバッテリ18、18(手前側の符号18のみ示す。)と、車体フレーム11の後部を構成するシートポスト21の下部に上下スイング自在に取付けたスイング式のパワーユニット22と、このパワーユニット22の後部に取付けた車輪としての後輪23と、パワーユニット22の上部とシートポスト21側とに渡したリヤクッションユニット24と、シートポスト21の中間部に取付けた電圧変換部としてのバッテリ管理ユニット25と、このバッテリ管理ユニット25の後方に配置した電装部品としてのテールランプ26と、シートポスト21の上端部に取付けたシート27とからなる。
車体フレーム11は、前部に、ハンドル軸12を回転自在に支持するヘッドパイプ31を備える。
ハンドル13は、ハンドル軸12の上端に取付けたアーム33と、このアーム33から上方へ伸ばしたハンドル支持部材34と、このハンドル支持部材34の上端に取付けたハンドルバー35とからなり、ハンドル支持部材34を備えることで、ヘッドパイプ31を低位置に配置することができ、車体フレーム11を小型にすることができて、車体フレーム11の重量軽減を図ることができる。
バッテリ18は、複数の円柱状のバッテリセルを樹脂製のシュリンクパック(shrink pack:熱で縮ませて包む包装材料)で包み込んだものである。
バッテリ管理ユニット25は、商用電源を直流に整流し所定の電圧に降圧してバッテリ18に電流を流す充電器と、電動機駆動用に高電圧としたバッテリ電圧をテールランプなどの電装部品用として低電圧に変換するDC−DCコンバータとからなるものである。
即ち、バッテリ管理ユニット25は、充電器とDC−DCコンバータとで一体的に構成したものである。なお、以後、本実施の形態では、バッテリ管理ユニット25は、充電器とDC−DCコンバータとの一体型として説明するが、もちろん、充電器とDC−DCコンバータとは別体に構成されてもよい。例えば、充電器をバッテリ18に近接させ、DC−DCコンバータをテールランプ等の電装部品に近接させてもよい。
ここで、41、42は車体フレーム11の前部に取付けたヘッドランプ及びメインスイッチ、43は前輪16の上方を覆うフロントフェンダ、44はフロアステップ17の下方を覆うアンダカバー、47はサイドスタンド、48は後輪23の上方を覆うリヤフェンダ、51はテールランプ26の下部に取付けたライセンスプレート、52はシート27の下方に収納したヘルメットである。
図2は本実施形態による電動車両の車体フレームを示す側面図であり、車体フレーム11は、前述のヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31からほぼ下方に真直ぐに延ばしたダウンパイプ61と、このダウンパイプ61から下方、そして後方さらに上方へ延ばした左右一対の下部パイプ62、62と、これらの下部パイプ62、62に取付けた前述のくの字状としたシートポスト21と、このシートポスト21の上端部から後方へ延ばしたシートフレーム63と、シートポスト21の中間部から後方へ延ばした中間フレーム64とからなる。なお、66、66、67、67、68、68(それぞれ手前側の符号66、67、68のみ示す。)は補強部材、71はパワーユニット22(図1参照)のスイング軸を取付けるためにシートポスト21の下端部に取付けたパワーユニット支持部材である。
このような車体フレーム11のヘッドパイプ31、ダウンパイプ61、下部パイプ62、62及びシートポスト21をほぼU字状に形成することで、図1に示したようにU字の端部でハンドル13及びシート27を支持するとともに、U字の底でフロアステップ17を支持しつつバッテリ18を収納するという、電動車両10に必要な機能を備えつつ最も単純にした車体フレーム11とすることができる。
図3は本実施形態による電動車両の平面図であり、ほぼ四角形としたフロアステップ17の下方に車体フレーム11の下部パイプ62、62を配置し、これらの下部パイプ62、62間にバッテリ18、18と左右に並べて配置したことを示す。なお、77は電動機(後述する。)の出力を調整するグリップ、78、78はテールランプ26の左右に取付けたウインカである。グリップ77は、通常の電動二輪車等に用いられるグリップ自体を握って回転させるもの、又はATV(All Terrain Vehicle:不整地走行用車両)等に用いられるレバー式のもの(サムスロットル)で構成してもよい。
図4は本実施形態による電動車両の車体フレームを示す平面図であり、車体フレーム11のシートフレーム63を円形、楕円形、あるいはこれらに近い形状にすることで、ヘルメット52(図1参照)を縁をシートフレーム63の内側に掛け、ヘルメット52をシートフレーム63で保持しておくことができるようにしたことを示す。なお、81…(…は複数個を表す。以下同じ。)は下部パイプ62、62にフロアステップ17(図3参照)を固定するために下部パイプ62、62に取付けた第1ブラケット、82…は下部パイプ62、62にフロアステップ17及びアンダカバー44(図1参照)を固定するために下部パイプ62、62に取付けた第2ブラケットである。
図5は本実施形態による電動車両に搭載したバッテリを示す断面図であり、図中の矢印(front)は車両前方を表す(以下同じ)。
バッテリ18は、複数の円柱状としたニッケル水素バッテリセル18a…を俵積みし、前述のシュリンクパック18bで包んだものであり、バッテリケース88内に収納した状態で、フロアステップ17の下方に配置する。なお、91は一方の下部パイプ62にブラケット92を介して取付けたウインカ用リレー、93…はフロアステップ17を第2ブラケット82…に取付けるためにフロアステップ17に設けた取付部である。
図6は本実施形態によるパワーユニットの第1側面図であり、パワーユニット22に対して後輪23(図1参照)とは反対の側から見た図を示す。
パワーユニット22は、後半部に電動機100を収納するとともにこの電動機100の出力軸101を後輪23(図1参照)の車軸102に連結し、前半部に、電動機100に供給する電力を制御する、即ち電動機100の駆動を制御するドライバ103及びこのドライバ103に付設した平滑用コンデンサ104を取付けたものである。なお、188は平滑用コンデンサ104を収納するコンデンサケースである。
なお、このパワーユニット22における動力伝達方式は、電動機100からの出力を減速機構(後述する。)を介して後輪23に伝達するリダクションタイプである。また、ドライバ103は、パワーFET(FET:Field Effect Transistor(電界効果トランジスタ))等のスイッチング部材で構成したものである。
ここで、106は後輪23を制動するドラムブレーキを構成するブレーキアーム、107はブレーキアーム106の先端に取付けた調整部材、108は調整部材107に連結するとともにブレーキレバー(不図示)に連結したワイヤ、111はワイヤ108を移動自在に収納するアウタケーブルであり、ブレーキレバーを握ることにより、ワイヤ108、調整部材107を介してブレーキアーム106をスイングさせ、ブレーキアーム106の回転軸となるブレーキシャフト109の先端に設けたカム部材を回転させ、カム部材でブレーキシュー(詳細は後述する。)をブレーキドラム(詳細は後述する。)に押し当て、後輪23を制動する。調整部材107はブレーキアーム106の初期の角度を調整する部材である。191はリヤクッションユニット24(図1参照)の下端を取り付けるために設けたクッション下端取付け部である。198は車体フレーム11(図2参照)側のパワーユニット支持部材71(図2参照)にスイング軸を介して取り付けるフレーム取付け部である。
なお、本実施の形態では、電動機100の出力軸101を車軸102の上方斜め後方にオフセットさせて配置した構成にした。このように出力軸101と車軸102とを配置することにより、車体前後方向の長さを短くすることができ、車体の小型化が可能になる。また、出力軸101を車軸102の上方斜め前方に配置してもよい。
図7は図6の8−8線断面図であり、パワーユニット22は、電動機100を収納するユニットケース121と、このユニットケース121の側面に取付けたドラムブレーキ装置122と、このドラムブレーキ装置122に取付けた前述の車軸102とを備える。
ユニットケース121は、後輪23側のケース本体125と、このケース本体125の開口側にボルト126…(図中には1本のみ図示した。)で取付けたケースカバー127とからなる2分割とした部材である。
電動機100は、ケース本体125に取付けたステータ131と、ユニットケース121にベアリング132、132を介して回転可能に取付けた前述の出力軸101と、この出力軸101にスプライン結合にて取付けたロータ134とからなるアウタロータ形式のものである。なお、137は出力軸101の先端に形成した歯部、138はダストシールである。
ドラムブレーキ装置122は、ケース本体125の内側面125aにボルト144…で取付けた装置であり、ケース本体125と共に車軸102をベアリング145、145で回転可能に支持する基部146と、この基部146に回転可能に取付けるとともに一端部にブレーキアーム106を取付けた前述のブレーキシャフト109と、このブレーキシャフト109の他端部に取付けたカム部材(不図示)と、このカム部材の回転により押圧されて径外方に開くブレーキシュー151と、このブレーキシュー151を内面に当てるカップ上のブレーキドラム152と、前述のブレーキアーム106とからなる。
車軸102は、出力軸101の歯部137に噛み合う歯部155と、後輪23を結合するための雄スプライン156とを形成した部材である。なお、157は基部146と車軸102との間に設けたダストシールであり、186は車軸102を通す穴部である。
上記歯部137を備えた出力軸101と歯部155を備えた車軸102とは、減速機構158を構成する部材である。
後輪23は、車軸102に取付けたホイール部161と、このホイール部161の外周部に装着したタイヤ162とからなる。
ホイール部161は、車軸102の雄スプライン156に結合した雌スプライン165を形成したボス部166及びカップ状のドラム部167から構成した前述のブレーキドラム152と、このブレーキドラム152の外周面152aに取付けたディスク部168と、このディスク部168の外周部に取付けたリム部171とからなる。なお、173、174は車軸102に後輪23を取付けるためのワッシャ及びナットである。
図7に示されたパワーユニット22の構成について更に詳しく説明する。
ホイール部161は、その中心側(即ち、ドラム部167側)が後輪23の車幅方向の中心から電動機100とは反対側に突出するように構成した部材である。即ち、後輪23における回転中心部となるボス部166がオフセットした状態にある。
また、上記のようにオフセットしたホイール部161内に、電動機100と後輪23との間に設けた減速機構158をめり込むように配置したことで、いわゆる、リダクションタイプのパワーユニット22を採用しても、後輪23に対するパワーユニット22の車体側方への突出量を小さくすることができる。そのため、重量物であるパワーユニット22と後輪23とを車幅方向に略中心に配置することができる。
次に、電動機100から後輪23に対する動力伝達について説明する。
ドライバ103からの制御によりステータ131に駆動電流が供給される。駆動電流の制御は、例えばPWM(Pulse Wide Modulation:パルス幅変調)制御にてなされる。
PWM制御とは、電動機100にパルス状に電圧を加えるとともにそのパルスのオンとオフの間隔の比率(デューティ比)を変化させて、電動機100の回転数(及びトルク)を制御する方式である。
上記のPWM制御によって、ステータ131の周りに生じる回転磁界によりロータ134が回転し、それに伴い出力軸101が回転する。出力軸101からの動力は、歯部137及び歯部155を介して減速され、車軸102に対して伝達される。このように、電動機100からの動力は、減速されて後輪23に対して伝達される。
なお、本実施の形態では出力軸101と車軸102とを用いた減速比が固定である減速機構について例示したが、電動機100からの動力が別の変速機で変速されて後輪23に対して伝達されるものでもよい。そのような減速機構として、例えば、無段変速機を用いてもよい。
更に、本実施の形態に係る電動車両は、回生充電機構も有する。即ち、ドラムブレーキ装置、フロント用ブレーキ等を作用させて電動車両10を減速させた場合に、電動機100は発電機として駆動し、減速時に後輪23から電動機100に伝わる回転力を電気エネルギーに変換してバッテリ18、18に蓄積する機能を有する。
図8は本実施形態による電動車両のハンドルバー35に備え付けられた、押し歩きスイッチ35a、及びグリップ77の斜視図であり、グリップ77は上述したレバー式のサムスロットル型のもので構成されている。運転者が押し歩き制御を行う時に押下する押し歩きスイッチ35aは上スイッチハウジング35b、下スイッチハウジング35cでハンドルバー35に固定されている。
図9は本実施形態による電動車両のスピードメータ400の表示部の正面図である。400aはバッテリ残量を示しており、バッテリの残量に従いブロックの点灯が減っていくことにより、残量を運転者に通知するバッテリ残量表示部である。400bは速度表示部であり、デジタルで速度が表示される。400cは総走行距離、トリップ走行距離及び残走行距離をデジタルで表示する距離表示部であり、運転者はスイッチ400dとスイッチ400eにより総走行距離、トリップ走行距離及び残走行距離を切り替えることができる。400fはドライバ103が電動機100の過熱や過電流を検出し故障と判断したときに点灯して、運転者に注意を促すための注意表示部である。400gは400aと同じくバッテリ残量を示すものであるが、例えばバッテリの残量が残り20%を下回る時に点灯し運転者に警告を与えるバッテリ残量警告表示部である。
図10は、本実施形態による電動車両の電気回路図である。以下、バッテリ管理ユニット25の各ポートとその他の装置との接続について説明する。バッテリ管理ユニット25を起動するメインスイッチ42はバッテリ管理ユニット25の起動ポート25a、盗難防止ポート25bと接続されている。また、メインスイッチ42は図10の左側バッテリ18の負極と右側バッテリ18の正極の間を接続している回線にヒューズ416を介して接続されており、その回線は分岐して電圧検出ポート25cに接続されている。バッテリ18、18の温度ヒューズ18c、18cは直列接続され、その一端が充電ポート25dに接続され、その回線も分岐して電圧検出ポート25cに接続されている。
バッテリ18、18のサーミスタ18d、18dの各一端は温度検出ポート25eと接続され、各他端はGNDポート(グラウンドポート)25lに接続されている。バッテリ18の負極とドライバ103の負極を接続している回線と、サーミスタ18dとGNDポート25lに接続されている回線には電流計406が装着されており、電流計406は電流検出ポート25fに接続されている。出力ポート25hは電動車両のテールランプ26とスピードメータ400とウインカ用リレー91の一端に接続され、スイッチ418を介してヘッドランプ41の一端に接続され、スイッチ424,426を介してストップランプ26aの一端に接続され、スイッチ422を介してホーン402の一端に接続されている。ウインカ用リレー91の他端はスイッチ420を介してウインカランプ78、78の一端に接続されている。GNDポート25gは、テールランプ26とスピードメータ400とヘッドランプ41とストップランプ26aとホーン402とウインカランプ78、78の他端に接続されている。
電動機100を制御するドライバ103の車速パルスポート103cはカプラ404aを介して車速パルスポート25iに接続されており、車速パルスポート25iはバッテリ管理ユニット25の車速検出器25pと接続されている。ドライバ103から車速パルスが車速検出器25pへ送信され、車速検出器25pは受信した車速パルスから車速を算出している。車速検出器25pは通信ポート25oを介してスピードメータ400と接続されており、算出された車速がスピードメータ400へ送信され、スピードメータ400で表示される。バッテリ管理ユニット25とドライバ103間の情報の送受信はカプラ404aを介して接続されているバッテリ管理ユニット25の通信ポート25jとドライバ103の通信ポート103bの間の回線を使って行われる。同じくドライバ103の起動入力ポート103aはカプラ404aを介して起動ポート25kと接続されており、バッテリ管理ユニット25からドライバ103内の初期化等の指示がこの回線を使って伝えられる。AC入力ポート25mは充電時に外部の交流電源に接続するためのポートである。バッテリ管理ユニット25の25nはバッテリ残量情報、履歴情報、総走行距離情報(図10中のオド)、トリップ走行距離情報(図10中のトリップ)、時計情報を記録しているメモリであり、通信ポート25oを介してスピードメータ400に接続されており、メモリ25nの内容はスピードメータ400に送信され、それらの情報を受信したスピードメータ400は、図9で説明したそれぞれの表示部に該当する情報を表示する。バッテリ残量情報はバッテリ残量表示部400aに表示され、所定の場合にはバッテリ残量警告表示400gが点灯する。総走行距離情報、トリップ走行距離情報は距離表示部400cに表示される。
以下、図10におけるバッテリ管理ユニット25以外の装置間の接続について説明する。グリップ77に装着されているスロットル開度を検出するスロットルセンサ77aとハンドルバー35に装着されている押し歩きの制御を起動する押し歩きスイッチ35aはカプラ404bを介してドライバ103のスロットル/押し歩き入力ポート103dに接続されている。シート27に装着されている運転者の着座・非着座を検出するシートスイッチ27aはカプラ404cを介してドライバ103のシートスイッチ入力ポート103eに接続されている。ドライバ103のロータ角入力ポート103fはカプラ404dを介して電動機100のロータ角センサと接続されており、電動機100のロータ角情報がドライバ103へ伝えられ、ドライバ103はその値から車速パルスを求めている。ドライバ103の正極はヒューズ414、ジャック410、プラグ408を介して図10の左側のバッテリの正極と平滑用コンデンサ104の一方の端子に接続されている。ドライバ103の負極はヒューズ412、ジャック411、プラグ409を介して図10の右側のバッテリ18の負極と平滑用コンデンサ104の他方の端子に接続されている。
次に、バッテリ管理ユニット25の機能について説明する。バッテリ管理ユニット25は、電圧検出ポート25c及び温度検出ポート25eを介して得られる情報からバッテリの充電制御を行う機能をもつ。また、バッテリ18、18の電圧値と電流検出ポート25fを介して得られる電流値からバッテリ残量を計算する機能をもつ。バッテリ管理ユニット25はAC入力ポート25mの電源接続、メインスイッチ42のオン、バッテリ過電圧によって起動され、それぞれ、充電制御、ドライバ起動、ドライバを過電圧防止モードで起動の処理が行われる。また、必要に応じて、バッテリ管理ユニット25はドライバ103にリフレッシュ放電を指示し、バッテリ18、18を放電させる機能も持つ。
次に、図10を用いて電動機が起動されるまでについて説明する。まず、メインスイッチ42が押されると、バッテリ管理ユニット25の起動ポート25aを介してバッテリ管理ユニット25が起動され、バッテリ18、18の電圧、充電状態、温度状態、電流がバッテリ管理ユニット25の電圧検出ポート25c、充電ポート25d、温度検出ポート25e、電流検出ポート25fを介して検出される。バッテリ管理ユニット25はメモリ25nに記憶されている情報を読み出し、バッテリ18、18の検出された状態にあわせて残量情報及び使用履歴情報を更新する。そして、メモリ25nに記憶されているバッテリ残量情報、履歴情報、総走行距離情報、トリップ走行距離情報、時計情報を通信ポート25oを介してスピードメータ400に送信される。それらの情報を受信したスピードメータ400は、図9で説明したそれぞれの表示部に該当する情報を表示する。バッテリ残量情報はバッテリ残量表示部400aに表示され、所定の場合にはバッテリ残量警告表示400gが点灯する。総走行距離情報、トリップ走行距離情報は距離表示部400cに表示される。
次に、ドライバ103はバッテリ18、18から供給された電力で起動され、バッテリ管理ユニット25の起動ポート25kからドライバ103の起動入力ポート103aに起動信号が伝わり、ドライバ103が初期化される。ドライバ103はそのスロットル/押し歩き入力ポート103dからスロットルセンサ77aのスロットル開度を検出し、スロットル開度の角度に応じて電動機100を駆動する。電動機100は減速機構158を介して後輪23を駆動する(図7参照)。電動機100の起動後に、ドライバ103はそのロータ角入力ポート103fを介して電動機100のロータ角センサからロータ角を検出し、その情報を基に車速パルスを検出する。検出された車速パルスはドライバ103の車速パルスポート103cからバッテリ管理ユニット25の車速パルスポート25iへ送信され、さらに車速検出器25pへ送信される。車速検出器25pは受信した車速パルスを車速に変換し、通信ポート25oを介してスピードメータ400に送信し、車速がスピードメータ400の速度表示部400bに表示される。また、車速の情報から総走行距離とトリップ走行距離が更新され、同様にスピードメータ400に更新情報が送信され、その距離表示部400cに表示される。
次に、上記実施形態における押し歩き制御動作について説明する。
図11、図12はドライバ103が押し歩き制御及び押し歩き制御中のスロットル制御を行う場合に、その条件判断において用いられる走行速度フラグ及び押し歩き速度フラグについて説明したものである。図11は電動機回転数の変化により走行速度フラグ(図中のFRUN)がどの状態に遷移するかを示したものである。加速している場合にフラグの状態が停止中から低速回転中に変化するポイントは図中のNESTPHであり、減速している場合にフラグの状態が低速回転中から停止中へ変化するポイントは図中のNESTPLである。同様に、加速している場合にフラグの状態が低速回転中から高速回転中に変化するポイントは図中のNECRSHであり、減速している場合にフラグの状態が高速回転中から低速回転中へ変化するポイントは図中のNECRSLである。また、電動機回転数<0即ち逆転している時は走行速度フラグには停止中が設定される。
図12は押し歩き制御における、押し歩きを許可する速度か否かの判定をする押し歩き速度フラグ(図中のFWLKV)の状態遷移を示したものである。加速している場合に押し歩き速度フラグが許可車速から禁止車速に変化するポイントは図中のNEWLKHであり、減速している場合に禁止車速から許可車速に変化するポイントは図中のNEWLKLとである。また、電動機回転数<0即ち逆転している時は押し歩き速度フラグには許可車速が設定される。
次に、図13のフローチャートを用いて、押し歩き制御について説明する。前提として、ドライバ103は常にスロットル/押し歩き入力ポート103dからスロットル開度の値及び、押し歩きスイッチの押下状態を検出しており、またカプラ404bのリーク電流からスロットルセンサ77a及び押し歩きスイッチ35aの故障状態を監視している。
まず、スタート(ステップSa1)では、メインスイッチ42が起動されドライバ103内で押し歩き制御フラグ(図中FWLKC)が禁止に設定される。次に、ドライバ103はカプラ404bのリーク電流を利用して押し歩きスイッチ35aの故障状態を判定する (ステップSa2)。押し歩きスイッチ35aが故障している場合は押し歩き制御フラグに禁止が設定される(ステップSa8)。押し歩きスイッチ35aが故障していない場合は押し歩きスイッチ35aの押下状態を判定する(ステップSa3)。押し歩きスイッチ35aが押されていない場合には押し歩き制御フラグに禁止が設定される(ステップSa8)。押し歩きスイッチ35aが押されている場合は、次に、ドライバ103はスロットル開度(図13中THRA)の情報を受信し(ステップSa4)、その値が所定の値(THR0)以下か否かを判定する。ここで、所定の値であるTHR0は全閉電圧(例えば、0.8V)とモータ発進電圧(例えば、0.9V)との間の任意の電圧であり、THR0以下は略全閉状態を示している。スロットル開度が所定の値(THR0)を超える場合には押し歩き制御フラグの状態は継続される。スロットル開度が略全閉の場合は、次に押し歩き速度フラグ(図中FWLKV)が図12で説明した許可車速であるかを判定する(ステップSa5)。押し歩き制御は押し歩きスイッチ35aが継続して押されていることにより駆動するので、上記の条件が全て満たされた後で再度押し歩きスイッチ35aが押されているかを読み取り判定する(ステップSa6)。押し歩きスイッチ35aが押されていない場合は押し歩き制御フラグの状態は継続される。押し歩きスイッチ35aが押されている場合には押し歩き制御フラグ(図中FWLKC)には許可が設定され(ステップSa7)、押し歩き制御が可能となる。
押し歩き制御可能の状態になるとドライバ103はスロットル制御を禁止し、押し歩き制御を開始し、所定の速度(例えば5km/sec程度)で電動機100を駆動する。
一方、押し歩き制御禁止の状態ではドライバ103は押し歩き制御を受け付けないこととなる。つまり、押し歩きスイッチ35aが押下されていない状態で、スロットル開度が所定の値を超えている場合や車速が許可車速でない場合、即ち通常の走行状態と想定される場合にはスロットル制御フラグは禁止の状態が継続し、押し歩き制御が受け付けられないこととなる。
一度押し歩き許可状態になるとスロットル開度(THRA)の判定や、押し歩き速度フラグ(FWLKV)の判定は行われず、押し歩き制御が続けられる。しかし、押し歩きスイッチ35aが故障したり、離されたりした場合には押し歩き制御フラグには禁止が設定され、ドライバ103に押し歩き制御を停止することとなる。
図14は、図13において記載した、押し歩き許可状態になるとスロットル開度、車速を感知しない制御についての処理の説明と、さらにシートの着座・非着座状態によりスロットル制御を行うか否かの判定を含めたフローチャートである。図中のFINHはスロットル走行制御フラグであり、スロットル走行制御フラグが許可の場合スロットル走行が許可され、禁止の場合はスロットル走行が行われないことを示すフラグである。FSSWはシートの着座状態と非着座状態を示すシート状態フラグである。シートの着座・非着座状態もまたドライバ103のシートスイッチ入力ポート103fから常に検出されている。そのほかのフラグについては図13において用いたものと同じであるため説明は省略する。
最初に、メインスイッチ42が起動されドライバ103のCPUがリセットされ(ステップSb1)、スロットル走行制御フラグが禁止に設定される(ステップSb2)。次に、押し歩き制御フラグ(FWLKC)の状態が判定される(ステップSb3)。押し歩き制御フラグが許可の場合はスロットル走行制御フラグには禁止が設定されスロットル制御は行われなくされる(ステップSb8)。押し歩き制御フラグが禁止の場合は走行速度フラグ(FRUN)の判定処理(ステップSb4)に進む。走行速度フラグには図11で説明した状態遷移によって停止中、低速回転中、高速回転中のいずれかの状態に設定され、走行速度フラグの判定(ステップSb4)において走行速度フラグが高速回転中である場合にはスロットル制御フラグに許可が設定され(ステップSb9)、スロットル制御が可能となる。低速回転中の場合は以前の状態が継続される。走行速度フラグが停止中の場合、次のシートの着座状態の判定(ステップSb5)に進む。シート状態フラグ(FSSW)には着座もしくは非着座の状態が設定され、その状態を判定する。着座の場合にはスロットル開度(THRA)の判定処理(ステップSb6)に進む。スロットル開度の判定処理(ステップSb6)においてスロットル開度が所定の値(THR0)以下の場合にはスロットル走行制御フラグには許可が設定され、スロットル制御が可能となる。スロットル開度が所定の値(THR0)を超える場合には状態が継続することとなる。次に、シート状態フラグが非着座の場合にはスロットル開度の判定処理(ステップSb7)へ進む。スロットル開度判定処理(ステップSb7)においてスロットル開度が所定の値(THR0)以下の場合にはスロットル走行制御フラグは禁止が設定され、スロットル開度が所定の値(THR0)を超える場合は状態が継続される。即ち、シート状態による制御をまとめると停止中に着座したときでスロットルが略全閉のみスロットル制御が可能となり、停止中に座席を離れるとスロットル制御が停止されることとなる。
ドライバ103は各フラグの状態を継続して監視し、別の制御部分においてスロットル制御フラグが許可の場合はスロットル走行による制御を行う。ドライバ103は、スロットル制御フラグが禁止でかつ押し歩き制御フラグが許可の場合、スロットル走行による制御の受け付けを停止し、押し歩き制御を起動し、所定の速度(例えば5km/sec程度)で電動機100を駆動する。
本発明の一実施形態に係る電動車両の側面図である。 同実施形態に係る電動車両の車体フレームを示す側面図である。 同実施形態に係る電動車両の平面図である。 同実施形態に係る車体フレームを示す平面図である。 同実施形態に係る電動車両に搭載したバッテリを示す断面図である。 同実施形態に係るパワーユニットの側面図である。 図6の8−8線断面図である。 同実施形態に係る押し歩きスイッチ周りの斜視図である。 同実施形態に係るスピードメータの表示部の正面図である。 同実施形態に係る電動車両の電気配線図である。 同実施形態に係る走行速度フラグの状態遷移図である。 同実施形態に係る押し歩き速度フラグの状態遷移図である。 同実施形態に係る押し歩き制御のフローチャートである。 同実施形態に係るスロットル制御のフローチャートである。
符号の説明
18 バッテリ
25 バッテリ管理ユニット
27a シートスイッチ
35a 押し歩きスイッチ
77a スロットルセンサ
100 電動機
103 ドライバ

Claims (3)

  1. 駆動輪を駆動する電動機と、前記電動機へ電力を供給するバッテリと、車速調整用のスロットルと、前記スロットルの出力に基づいて前記電動機を制御する制御部と、を具備する電動車両において、
    運転者が押し歩き走行を指示する押し歩きスイッチ手段と、
    車両の状態を検出する車両状態検出手段と、を備え、
    前記制御部は、前記押し歩きスイッチ手段からの指示を受けると、前記車両状態検出手段により検出される車両状態が前記スロットルの開度が一定値以下、且つ、前記車速が一定値以下である条件を満たしているか否かの判定をし、該条件を満たしていると判定した際に前記押し歩きスイッチ手段からの指示を引き続き受けていると、前記電動機を押し歩き走行に制御し、前記押し歩き走行を実行中において前記スロットルの出力に基づく制御を行わず、前記車速が一定値を超えている場合には、前記押し歩きスイッチ手段からの指示を受け付けない
    ことを特徴とする電動車両。
  2. 前記押し歩きスイッチ手段は、前記スロットルの近傍に備え付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
  3. 前記制御部は、前記押し歩きスイッチ手段とカプラを介して接続されており、該カプラに流れるリーク電流に基づいて、該押し歩きスイッチ手段の故障状態を判定し、故障状態と判定すると押し歩き制御を禁止する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動車両。
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