JP3747945B2 - 電動車両の発進制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、電動二輪車等の車両の発進操作を容易にさせる電動車両の発進制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動二輪車には、従来、例えば、特開平03−078402号公報で示されるものがある。
【0003】
上記公報の特に第2頁左下欄第9行〜第16行の記載によれば、アクセルグリップを操作した状態にあるときは、メインスイッチ(始動スイッチ)をオンにしても、走行駆動手段たる電動機には電力は供給されないようになっており、このため、上記したようにアクセルグリップを操作した状態で、メインスイッチをオンしても、この際に、上記アクセルグリップに与えられていた操作量に応じて車両が急発進する、ということは防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電動車両を発進させようとするときには、一般に、まず、メインスイッチをオンにし、これに続けて上記アクセルグリップを操作することが行われるが、この発進操作時には、次のようなことが考えられる。
【0005】
即ち、車両を発進させようとするときには、上記したように、まず、上記メインスイッチをオンして電動機を駆動可能な状態にさせるが、上記メインスイッチをオンしただけでは、上記電動機は非駆動の状態に保持される。このため、上記メインスイッチをオンした後、この車両への荷物の積み降しなどにより、一旦、車両を離れ、その後、車両に戻ったときには、上記したように電動機は非駆動の状態を保持しているため、上記メインスイッチを既にオンしたことを忘れ、上記車両の取り回しなどをしようとして、上記アクセルグリップを操作してしまうおそれがある。そして、この場合には、上記アクセルグリップへの操作によって車両が急発進するおそれを生じる。
【0006】
一方、内燃機関を搭載した自動二輪車の場合には、一般にメインスイッチの他に始動スイッチを備え、上記内燃機関の駆動状態におけるアクセルグリップの操作量に応じて、上記内燃機関が増速するようになっている(例えば、特開昭57−91376号公報、実開昭57−75170号公報)。
【0007】
上記自動二輪車を発進させようとするときには、まず、メインスイッチをオンにし、次に、上記始動スイッチをオンにして内燃機関を始動させるが、上記メインスイッチをオンにしただけでは上記内燃機関は非駆動の状態であるため、この状態で、上記アクセルグリップを操作しても自動二輪車が発進することはなく、勿論、急発進することもない。
【0008】
また、上記始動スイッチをオンして、内燃機関を始動させることによりこの内燃機関を駆動状態にさせた場合には、ライダーは、この内燃機関が駆動状態であることをこの内燃機関が発する音や振動により自然に知覚することができる。このため、上記始動スイッチをオンしたことを忘れるということは上記した内燃機関の駆動状態の知覚によって防止されることから、始動スイッチをオンしたことを忘れて上記アクセルグリップを操作することにより、自動二輪車が急発進する、ということは未然に防止される。
【0009】
即ち、前記電動車両では、アクセルグリップの操作を開始する直前に電動機が駆動可能状態にあるか否かを知覚することは、内燃機関を搭載した上記自動二輪車の場合に比べて極めて困難であることから、上記電動車両を発進させようとするときには、上記アクセルグリップの操作の直前において、上記メインスイッチがオンになっているか否かにつき、その都度、十分に留意することが望まれるが、これは煩雑であり、この結果、車両の発進時、上記急発進を回避して、車両を徐々に増速させるという円滑な発進のための操作が煩雑となっている。
【0010】
そこで、車両の発進時、メインスイッチがオンであるか否かに留意しないで、車両を円滑に発進させようとするために、上記アクセルグリップの操作量に応じた電動機の走行駆動力に対抗するような大きい制動力を、ブレーキレバーへの操作により予め車両に与えておくことが考えられる。しかし、走行駆動力の大きさは知覚し難いため、この走行駆動力に比べて、制動力を無用に大きくしてしまいがちとなって、このような操作も煩雑である。
【0011】
【発明の目的】
この発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、電動車両の発進時に、この車両を徐々に増速させるという円滑な発進のための操作が、容易にできるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの発明は、次の通りである。
【0013】
なお、この項、および次の項において、下記した括弧内の用語は、特許請求の範囲の用語に対応するものである。また、この項、および次の項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項の内容に限定解釈するものではない。
【0014】
請求項1の発明の電動車両の発進制御装置は、始動スイッチ98をオンすることにより走行用電動機32を非駆動で駆動可能な状態とし、この状態からのアクセルグリップ16の操作量に応じて、上記電動機32が増速するようにした場合において、
上記始動スイッチ98がオフの状態で、上記アクセルグリップ16の操作量に基づいて生じる上記電動機32による電動二輪車(車両)1の走行駆動力と、前輪制動装置(車輪制動装置)53や後輪制動装置(車輪制動装置)58への操作による電動二輪車(車両)1への制動力とをそれぞれ検出し、上記走行駆動力が制動力を越えているときには、上記始動スイッチ98をオンしても、上記電動機32が駆動しないようにしたものである。
【0015】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである
【0016】
求項1の発明は、始動スイッチ98をオンすることにより走行用電動機32を非駆動で駆動可能な状態とし、この状態からのアクセルグリップ16の操作量に応じて、上記電動機32が増速するようにした電動車両の発進制御装置において、
上記始動スイッチ98がオフの状態で、上記アクセルグリップ16の操作量に基づいて 生じる電動機32による電動二輪車(車両)1の走行駆動力と、前輪制動装置(車輪制動装置)53や後輪制動装置(車輪制動装置)58への操作による電動二輪車(車両)1への制動力とをそれぞれ検出し、上記走行駆動力が制動力を越えているときには、上記始動スイッチ98をオンしても、上記電動機32が駆動しないようにしてある。
【0017】
このため、電動二輪車(車両)1を発進させようとする際、アクセルグリップ16を操作していたとしても、予め上記走行駆動力を越えた制動力が与えられていれば、始動スイッチ98のオンが可能となる。また、電動二輪車(車両)1を発進させようとして始動スイッチ98をオンしても、上記電動機32が駆動しないときには、上記アクセルグリップ16の操作量を小さくして上記走行駆動力を小さくさせるか、上記制動装置53,58を操作して上記制動力を大きくさせるかのうち、少なくともいずれかをすることにより上記走行駆動力が上記制動力を越えないようにしてやれば、上記電動機32の駆動が可能となる。
【0018】
よって、電動二輪車(車両)1を発進させようとして上記始動スイッチ98をオンしたとき、電動二輪車(車両)1が不意に急発進するということは、上記走行駆動力を越える上記制動力によって確実に防止されると共に、上記電動機32の駆動後に上記制動力を徐々に減少させてやれば、上記走行駆動力により電動二輪車(車両)1は停止状態から徐々に増速させられる。
【0019】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面により説明する。
【0020】
(実施例1)
【0021】
図1から図9は、実施例1を示している。
【0022】
図2から図5において、図中符号1は車両であるスクータ型の電動二輪車、矢印Frはその前方を示している。なお、下記する左右とは、上記前方に向っての方向をいうものとする。また、Gは路面である。
【0023】
上記電動二輪車1の車体フレーム2は、その前部にヘッドパイプ3を有している。このヘッドパイプ3の上下中途部から後方に向って一本のダウンチューブ4が延びている。このダウンチューブ4は上記ヘッドパイプ3から後下方に向って延びる前部チューブ5と、この前部チューブ5の後下端から後方に向ってほぼ水平に延びる中間部チューブ6と、この中間部チューブ6の後端から後上方に向って延びる後部チューブ7とで構成されている。
【0024】
上記後部チューブ7の後上端から後上方に向って左右一対の後フレーム9,9が延びている。これら後フレーム9,9の上端間にはシートフレーム10が架設され、このシートフレーム10は平面視で枠状に形成されている。なお、上記した車体フレーム2の各構成部品は互いに強固に溶接されている。
【0025】
上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク12が操向自在に支承されている。このフロントフォーク12の下端には前車軸13により前輪14が支承されている。一方、同上フロントフォーク12の上端にはT字形のハンドル15が取り付けられ、このハンドル15の右端がアクセルグリップ16、左端が単なる固定式のグリップ17とされている。
【0026】
上記後フレーム9に対し、枢支軸18を介し走行用駆動部品である動力ユニット19が上下揺動自在に枢支されている。この動力ユニット19の揺動端側である後部に、後車軸20を介し後輪21が支承されている。また、上記後フレーム9の上端と動力ユニット19の後部との間に緩衝器23が架設され、この緩衝器23、および前記フロントフォーク12は路面Gからの衝撃を吸収する。
【0027】
上記シートフレーム10には枢支軸25によりシート26が上下回動自在に枢支されている。このシート26を下方回動させれば(図2、図3中二点鎖線図示)、このシート26上にライダー27が着座可能である。また、上記シート26を上方回動させれば(図2中一点鎖線図示)、上記シートフレーム10の内部が上方に向って開かれるようになっている。
【0028】
上記シート26に着座したライダー27がその足28を載せる平坦な足載せ台30が設けられている。この足載せ台30は上記前輪14と後輪21との間に位置している。ライダー27は上記したようにシート26に着座し、足28を足載せ台30に載せれば、この姿勢で、前記各アクセルグリップ16を把持可能である。
【0029】
図2、図3、図5、および図6において、前記動力ユニット19は、車両の走行用駆動手段である三相交流の電動機32と、この電動機32の動力を前記後輪21に伝える動力伝達装置33とで構成されている。
【0030】
上記電動機32は軸心34が左右に延びる円筒状電動機ケース35と、この電動機ケース35に左右一対の軸受36,36によって支承される出力軸37と、上記電動機ケース35に取り付けられるコイルであるステータ39と、上記出力軸37に取り付けられる磁石であるロータ40とで構成されている。そして、上記ステータ39に与えられる交流の駆動電流により、上記ロータ40が回転し、これに伴い上記出力軸37が回転させられるようになっている。
【0031】
上記電動機ケース35の外周面には、上記軸心34を中心とする環状のフィン41が左右方向で等間隔に多数形成されている。
【0032】
前記動力伝達装置33は前後に長いアルミ製の伝動ケース43を有している。この伝動ケース43はその右半分を形成するケース本体44と、左半分を形成するケースカバー45とで構成されている。このケースカバー45は、上記ケース本体44にボルト46、およびケースカバー45の周縁に沿って多数設けられる不図示のボルトによって着脱自在にねじ止めされている。
【0033】
上記ケース本体44の前部は、上記電動機ケース35の左側端に一体成形され、上記出力軸37の左端は上記伝動ケース43の前部内に位置している。
【0034】
上記伝動ケース43の後部に前記後車軸20が支承されている。また、上記出力軸37と後車軸20との間で、同上伝動ケース43内には、第1中間軸48と第2中間軸49とが支承されている。
【0035】
上記出力軸37の左端に上記第1中間軸48が動力伝達効率の高いチェーン巻掛機構50により連結されている。また、上記第1中間軸48、第2中間軸49、および後車軸20は減速用の歯車組51により互いに連結されている。上記伝動ケース43内には潤滑油52が充填されており、この潤滑油52により、上記チェーン巻掛機構50や歯車組51等が潤滑される。
【0036】
そして、電動機32の動力は、チェーン巻掛機構50、歯車組51、および後車軸20を介して後輪21に伝えられ、電動二輪車1が走行可能となる。
【0037】
図2と図3において、前輪14を制動可能とさせる車輪制動装置である前輪制動装置53が設けられている。この前輪制動装置53は、ブレーキレバーである右レバー54を有し、この右レバー54は前記した右側のアクセルグリップ16に対応するようハンドル15に前後回動自在に枢支されている。この右レバー54は前方に向って弾性的に付勢され、常時、所定の前方回動位置に保持されている。
【0038】
一方、上記前輪14に対してドラムブレーキ55が設けられ、このドラムブレーキ55は上記右レバー54にワイヤー56により連結されている。
【0039】
そして、上記アクセルグリップ16を把持した手で、上記右レバー54を握りしめてこれを上記アクセルグリップ16側に回動させれば、上記ワイヤー56を介し上記ドラムブレーキ55が制動動作する。すると、上記前輪14が制動させられ、これにより、電動二輪車1に制動力が与えられる。
【0040】
図2、図3、および図6において、上記後輪21を制動可能とさせる車輪制動装置である後輪制動装置58が設けられている。この後輪制動装置58は、ブレーキレバーである左レバー59を有し、この左レバー59は左側のグリップ17に対応するようハンドル15に前後回動自在に枢支されている。この左レバー59は前方に向って弾性的に付勢され、常時、所定の前方回動位置に保持されている。
【0041】
一方、上記後輪21に対してドラムブレーキ60が設けられ、このドラムブレーキ60は上記左レバー59にワイヤー61により連結されている。
【0042】
そして、上記グリップ17を把持した手で、上記左レバー59を握りしめてこれを上記グリップ17側に回動させれば、上記ワイヤー61を介し上記ドラムブレーキ60が制動動作する。すると、上記後輪21が制動させられ、これにより、電動二輪車1に制動力が与えられる。
【0043】
図2から図7において、前記ヘッドパイプ3を前方から覆うフロントカウル63が設けられている。また、同上ヘッドパイプ3を後方から覆うと共に、足載せ台30上の足28を前方から離れて覆うレッグシールド64が設けられ、上記フロントカウル63とレッグシールド64とは平面断面が閉断面となっている。
【0044】
上記フロントカウル63、およびレッグシールド64はいずれも樹脂製で、これらは互いに連結されると共に、それぞれ車体フレーム2に着脱自在に取り付けられている。
【0045】
また、上記前輪14を上方から覆う樹脂製フロントフェンダ65が設けられ、このフロントフェンダ65は前記フロントフォーク12と共に左右に回動するようになっている。
【0046】
前記ダウンチューブ4の中間部チューブ6と、足載せ台30とを下方から覆う樹脂製のアンダカバー67が設けられている。このアンダカバー67は上記ダウンチューブ4に着脱自在に取り付けられている。
【0047】
前記左右後フレーム9,9を左右外側方から覆うリヤサイドカバー68が設けられ、これら左右リヤサイドカバー68,68間の前部開口を開閉自在とするリヤカバー69が設けられている。上記各リヤサイドカバー68とリヤカバー69はいずれも樹脂製で、これらは互いに連結されると共に、それぞれ上記後フレーム9に着脱自在に取り付けられている。
【0048】
上記後輪21を上方から覆う樹脂製のリヤフェンダ70が設けられ、このリヤフェンダ70は、上記後フレーム9の上端に着脱自在に取り付けられている。上記リヤフェンダ70の前面壁71は平坦面となっており、この前面壁71の裏面にゴム製のフラップ72が取り付けられ、このフラップ72の下部は、前下方に延びて上記後輪21を前上方から覆っている。
【0049】
図2と図5において、前記電動機32の電動機ケース35の前部には枢支軸73によりメインスタンド74が上下回動自在に枢支されている。各図中実線で示すように、上記メインスタンド74を上方回動させれば、収納姿勢となって、電動二輪車1は走行可能となる。
【0050】
図5中一点鎖線で示すように、同上メインスタンド74を下方回動させれば、これにより、起立姿勢となったメインスタンド74の下端と、前輪14とが路面Gに接地し、これにより、この路面G上に電動二輪車1が自立可能とされている。また、この際、駆動輪である後輪21は路面Gから上方に向って離れる。
【0051】
図2から図9において、上記中間部チューブ6には上支持バー75が着脱自在に突設され、この上支持バー75によって、前記足載せ台30が支持されている。また、同上中間部チューブ6には左右に長い前後一対の下支持バー76,76が突設されている。これら下支持バー76,76に左右一対の支持箱77,77がボルト78によって着脱自在に取り付けられている。上記左右支持箱77,77は樹脂製で、上記中間部チューブ6の左右に位置している。また、上記左右支持箱77,77は、上記中間部チューブ6の上方近傍に位置する連結片79によって互いに一体的に連結されている。この連結片79は半円形の樋状をなして前後に延びている。この連結片79内にヒューズ80などの電気部品が収納され、また、電気配線が収納されている。
【0052】
上記各支持箱77にはそれぞれ前後一対のバッテリ81,81が収納され、これら各バッテリ81は上記上支持バー75によって、上方から、解除可能に押え付けられている。上記上、下支持バー75,76、支持箱77、およびバッテリ81は、上下から全体的に前記足載せ台30とアンダカバー67とで覆われている。
【0053】
上記各バッテリ81に電気的に接続される充電器82と充電口83とが前記シートフレーム10内に設けられている。上記バッテリ81に充電をさせるときは、まず、前記シート26を図2中一点鎖線で示すように上方回動させて、上記シートフレーム10内を上方に向って開放させる。次に、上記充電器82を家庭用電源(交流100V)に接続し、もしくは、上記充電口83に充電コネクタ84を連結して、充電専用の電源(直流)に接続させ、これにより、上記充電を行う。85は充電指示器である。
【0054】
上記左右後フレーム9,9間に、走行用駆動部品であるコントローラ86が設けられ、このコントローラ86は前記電動機32を制御する。このコントローラ86は前方に向って開口するアルミ製のコントローラケース87を有し、このコントローラケース87の前端には左右外向きフランジ88,88が一体成形され、これら外向きフランジ88は上記各後フレーム9に当接してボルト89により着脱自在にねじ止めされている。
【0055】
上記コントローラケース87内の底壁90の内面にパワー部であるインバータ91が取り付けられている。また、同上コントローラケース87内には制御部であるコントロールユニット92が収納されている。上記コントローラケース87の前端開口を開閉自在に閉じるカバー板93が設けられている。
【0056】
前記リヤカバー69を取り外すと共に、上記カバー板93を取り外してコントローラケース87の開口を開ければ、このコントローラケース87から上記インバータ91とコントロールユニット92とを取り出したり、新品と交換したりすることが容易にできる。
【0057】
上記底壁90の後面には上下に延びるフィン94が左右に多数形成され、これらフィン94は左右方向でほぼ等間隔に配置されている。平面視(図7)で、これらフィン94の各突出端を結ぶ仮想線は後方に向って突出する円弧状とされている。
【0058】
上記コントローラケース87は全体として厚肉であり、このため、このコントローラケース87は左右後フレーム9,9を互いに強固に連結する補強材となっている。また、同上コントローラケース87は前記したように左右後フレーム9,9間にあって、これら後フレーム9により保護されている。
【0059】
特に、図9において、上記インバータ91は上記バッテリ81に対し継電器であるパワーリレー96を介して接続され、このパワーリレー96は左右バッテリ81,81間に設けられている。同上インバータ91は前記電動機32に接続されている。
【0060】
97は非常停止スイッチ、98は常開(オフ)式の始動スイッチであり、これらはコントローラ86に接続されている。
【0061】
前記アクセルグリップ16はその軸心回りに回動自在とされている。このアクセルグリップ16の回動に連動するポテンショメータ式のアクセルセンサ99が設けられ、このアクセルセンサ99は前記フロントカウル63内に収められている。
【0062】
上記アクセルグリップ16は、図9中矢印Aと反対方向に向って所定位置まで回動するよう弾性的に付勢されている。また、このようにアクセルグリップ16が上記所定位置まで回動したとき、電動機32とインバータ91との接続をオフにする全閉スイッチ100が設けられている。
【0063】
この状態から、上記弾性力に抗してアクセルグリップ16を、図9中矢印Aの方向に回動操作すれば、まず、上記全閉スイッチ100がオンする。また、上記アクセルグリップ16の回動量が増えるのに従って、アクセルセンサ99の検出信号たる出力電圧が大きくなり、つまり、上記アクセルセンサ99からコントロールユニット92への出力電圧が大きくなる。そして、これによるコントロールユニット92の出力で、インバータ91から電動機32に対し、より大きい交流の駆動電流が出力される。つまり、上記アクセルグリップ16を、図9中矢印Aの方向に回動操作すれば、その回動分、電動機32が増速されて、車両が加速されることとなる。
【0064】
図5と図9において、上記バッテリ81の残存容量を電流、および電圧にて検出するバッテリセンサ102が設けられている。また、上記バッテリセンサ102の出力信号がコントロールユニット92を介しバッテリ残存容量計103に入力され、このバッテリ残存容量計103はバッテリ81の残存容量を表示する。
【0065】
また、104は始動指示器、105はオーバーヒート指示器、106はパワーフォールト指示器である。
【0066】
特に、図9において、上記コントロールユニット92にキー操作式のメインスイッチ109と、コンバータ110とが直列に接続されている。また、上記コンバータ110と並列に前記パワーリレー96が、上記メインスイッチ109に接続されている。そして、このメインスイッチ109をオンすれば、パワーリレー96がオンし、上記バッテリ81からインバータ91に電圧(48V)が与えられる。また、これと同時に、同上バッテリ81から、上記コントローラ86と、コンバータ110への通電が行われ、電圧(48V)が与えられる。また、このコンバータ110を介しこのコンバータ110に並列に接続された次に示す各種電気部品への通電が行われ、制御用の電圧(12V)が与えられる。
【0067】
上記コンバータ110に対し、次のように上記電気部品が接続されている。
【0068】
ディマースイッチ112を介しヘッドランプ113が接続されている。フラッシャリレー115、オーディオパイロット116、および左右選択スイッチ117を介し左側の前後フラッシャランプ119と、右側の前後フラッシャランプ120が接続されている。121はスピードメータランプである。また、ホーンスイッチ123とホーン124が直列に接続されている。
【0069】
図3、図4、および図9において、前記シートフレーム10の後部にテールランプ126と、ストップランプ127とが取り付けられ、ストップランプ127は左右ストップスイッチ128,128と直列に接続されている。そして、前記右レバー54、および/もしくは左レバー59を握りしめて、これらをある程度後方回動させたとき、上記ストップスイッチ128がオンしてストップランプ127が点灯するようになっている。
【0070】
また、上記右レバー54と、左レバー59を回動させるとき、これら各回動にそれぞれ連動するポテンショメータ式の前ブレーキセンサ130と後ブレーキセンサ131とが設けられている。
【0071】
そして、上記右レバー54や左レバー59を握りしめて、それぞれアクセルグリップ16、およびグリップ17側に向い後方回動させれば、この回動量が増えるのに従って、つまり、各ドラムブレーキ55,60による制動力が増えるのに従って、前ブレーキセンサ130や後ブレーキセンサ131の検出信号たる出力電圧が大きくなることとされている。
【0072】
図9において、継電器133のコイル134とメインスタンドスイッチ135とが直列に接続されている。また、同上継電器133の接点136とブザー137とが直列に接続されている。
【0073】
特に、図2と図5中実線で示すように、メインスタンド74を上方回動させて収納姿勢にしたときには、上記メインスタンドスイッチ135がオフして、メインスイッチ109のオンにかかわらず、ブザー137は吹鳴しないようになっている。
【0074】
一方、図5中二点鎖線で示すように、電動二輪車1の停車時にこれを自立させようとして、上記メインスタンド74を下方回動させて起立姿勢にしたときには、このメインスタンド74に押されて上記メインスタンドスイッチ135がオンし、コイル134が励磁され、これにより接点136がオンして、ブザー137が吹鳴するようになっている。
【0075】
即ち、電動二輪車1を停車させようとして、メインスタンド74を起立姿勢とし、電動二輪車1を自立させたとき、メインスイッチ109がオンのままであると、上記ブザー137により警告が与えられ、上記メインスイッチ109をオフすべきであることが知らされる。そして、これにより、メインスイッチ109をオフすれば、バッテリ81の無駄な放電が防止される。
【0076】
図9において、電動二輪車1を発進させ、かつ、走行させる場合には、まず、メインスタンド74を上方回動させて収納姿勢とし、前輪14と後輪21とを路面G上に接地させ、ライダー27がシート26に着座する。次に、メインスイッチ109をオンし、更に、始動スイッチ98をオンする。すると、電動機32は非駆動で駆動可能な状態となる。この場合、上記メインスイッチ109はこれをオフにするまではオンのままに保たれるが、始動スイッチ98はこれに対する操作を解除すれば、自動的にオフに戻る。
【0077】
そして、右側のアクセルグリップ16を徐々に図9中矢印Aの方向に回動させると、まず、全閉スイッチ100が自動的にオンする。更に、上記アクセルグリップ16を回動させると、この回動操作量に従い、アクセルセンサ99からコントローラ86に入力される電圧が増え、これに従って、バッテリ81からコントローラ86を介し電動機32に与えられる駆動電流が増えて、電動二輪車1が発進し、かつ、加速される。以後、上記アクセルグリップ16の回動操作や、右レバー54、左レバー59の各制動操作により、所望速度での走行が得られる。
【0078】
電動二輪車1を停止させる場合には、メインスイッチ109をオフにし、メインスタンド74を下方回動させて、上記電動二輪車1を自立させればよい。また、電動二輪車1の通常走行時、前記非常停止スイッチ97は閉じられたままであり、つまり、オンされたままであるが、電動二輪車1を非常停止させようとするときには、上記非常停止スイッチ97をオフさせる。すると、パワー部である前記インバータ91が直ちにオフされて、電動機32が停止させられる。ただし、制御部であるコントロールユニット92はオンのままに保たれ、そのときまでのメモリーはそのまま残される。この状態から再び上記非常停止スイッチ97をオンさせると、上記コントロールユニット92は非常停止スイッチ97をオフした直前の状態に戻り、再び電動二輪車1の走行が可能となる。
【0079】
ところで、電動二輪車1の発進時に、メインスイッチ109をオンし、更に、始動スイッチ98をオンすると、前記した通りの構成であれば、電動機32は駆動可能な状態になる。このため、上記したように、メインスイッチ109をオンし、更に始動スイッチ98をオンしたとき、既に上記アクセルグリップ16を回動操作していたとすると、この操作量に応じた電動機32による電動二輪車1の走行駆動力が上記始動スイッチ98のオンと共に電動二輪車1に直ちに与えられ、このため、電動二輪車1が急に発進するおそれを生じる。
【0080】
そこで、電動二輪車1を発進させる場合に、急な発進を自動的に防止して、円滑な発進を可能とさせるための発進制御装置107が設けられている。
【0081】
図1において、上記発進制御装置107は、前記アクセルセンサ99、前ブレーキセンサ130、および後ブレーキセンサ131を有し、これらの各検出信号が上記コントロールユニット92に入力されるようになっている。また、始動スイッチ98のオン、オフ信号も同上コントロールユニット92に入力される。
【0082】
そして、上記メインスイッチ109をオンした後、上記始動スイッチ98をオンしていないオフの状態で、上記アクセルグリップ16を回動操作したときには、上記始動スイッチ98をオンしても、上記電動機32は駆動しないようになっている。
【0083】
即ち、上記メインスイッチ109をオンした後で、上記始動スイッチ98をオンしていないオフの状態では、アクセルグリップ16を操作していないときに限り、始動スイッチ98のオンにより電動機32が駆動可能な状態にされ、その後、上記アクセルグリップ16への操作により上記電動機32が駆動させられることにより、電動二輪車1の発進ができるようになっている。
【0084】
このため、上記メインスイッチ109をオンした後に始動スイッチ98をオンして電動機32を駆動可能な状態にさせるためには、上記アクセルグリップ16が操作されていないことが条件となり、よって、上記アクセルグリップ16を操作した状態で、上記始動スイッチ98をオンすることにより、電動二輪車1が急に発進するということは防止される。
【0085】
図2から図8において、電動二輪車1を走行させるための駆動用部品である電動機32と、コントローラ86の特にインバータ91とは、その作動により、高熱を発生するものである。
【0086】
そこで、これら電動機32とコントローラ86が、走行風140により、次のように冷却されるようになっている。
【0087】
即ち、上下に積層された足載せ台30とバッテリ81群の後方近傍に、上記電動機32が配置され、また、この電動機32の上方近傍に上記コントローラ86が配置されている。
【0088】
前記アンダカバー67の前下部で左右中間部には、左右バッテリ81,81の間を通るように後下がりの導入溝141が形成されている。また、同上アンダカバー67の後下部で左右中間部には、同上左右バッテリ81,81の間を通るように後上りの導出溝142が形成されている。
【0089】
また、前記左右リヤサイドカバー68,68の後縁間と、リヤフェンダ70の前面壁71およびフラップ72との間には、側面視で、後上方に向う通風路143が形成されている。この通風路143は同上側面視で上記導出溝142に向うに従い拡開する形状とされている。そして、上記導出溝142と、通風路143の下端側との間に前記電動機32の電動機ケース35が位置している。また、上記通風路143には前記コントローラ86における底壁90のフィン94が臨んでいる。
【0090】
そして、上記電動二輪車1が走行するとき、フロントカウル63やフロントフェンダ65の前面、および上下に積層された足載せ台30とバッテリ81群の前面に衝突した走行風140は、足載せ台30の下側であるアンダカバー67の下側を後方に流れる。また、同上走行風140は導入溝141に案内されることにより、より多くの走行風140がアンダカバー67の下側を後方に流れる。
【0091】
この際、上記足載せ台30とバッテリ81群は正面視の形状が大きいものであるため、これらの後方近傍は負圧となり、このため、上記アンダカバー67の下側を後方に流れてきた走行風140は、上記足載せ台30とバッテリ81群の後方近傍に回り込むように上昇する。また、このとき、走行風140は導出溝142に案内されることにより、更に円滑に上昇する。
【0092】
そして、このように上昇する走行風140は、上記通風路143に向う途中で電動機32の電動機ケース35における各フィン41間を通り抜け、これにより、上記電動機32が効果的に冷却される。また、前記伝動ケース43は、上記電動機32についてのヒートシンクとして利用され、かつ、上記伝動ケース43内の潤滑油52が冷媒として利用されることから、この点でも、上記電動機32は効果的に冷却される。
【0093】
更に、上記電動機32を冷却した後の走行風140は通風路143を流れ、この走行風140はコントローラ86の各フィン94間を通り抜ける。この場合、このフィン94を形成した底壁90に対し、高温となり易いインバータ91が取り付けられていることから、これらインバータ91が効果的に冷却される。
【0094】
また、前記後フレーム9は鉄製であり、コントローラケース87は全体として厚肉のアルミ製であって、これらはボルト89により密着させられている。このため、上記後フレーム9が、上記コントローラ86についてのヒートシンクとして利用される。よって、この点でも、上記コントローラ86は効果的に冷却される。
【0095】
上記の場合、電動機32とコントローラ86とは互いに近傍に位置しているため、互いの配線が簡素となり、送電損失が少なくて済むという利点もある。
【0096】
(実施例2)
【0097】
図10と図11は、発進制御装置107についての実施例2を示している。
【0098】
なお、この実施例の構成、作用は前記実施例とほぼ同じであるため、異なる構成、作用についてのみ説明する。
【0099】
図10において、電動二輪車1の発進時に、始動スイッチ98がオフの状態で、既にアクセルグリップ16を回動操作していた場合には、まず、この操作量がアクセルセンサ99により検出されて、その検出信号aがコントロールユニット92に入力され、これに基づき、電動二輪車1の走行駆動力Aが算出される。
【0100】
図11において、同上始動スイッチ98がオフの状態で、右レバー54、および/もしくは左レバー59が操作されていた場合には、この操作量が前ブレーキセンサ130と後ブレーキセンサ131により検出されて、その合計検出信号bがコントロールユニット92に入力され、これに基づき、電動二輪車1への制動力Bが算出される。
【0101】
そして、走行駆動力Aが制動力Bを越えているときには(A>B)、制動力Bがあるにもかかわらず、アクセルグリップ16の操作量に基づく電動機32の駆動力からみれば、電動二輪車1は発進することとなり、このため、この場合には、上記始動スイッチ98をオンしても、上記電動機32は駆動しないようになっている。
【0102】
これとは逆に、走行駆動力Aが制動力B以下であるときには(A≦B)、アクセルグリップ16の操作量に基づき電動機32が駆動したとしても、これに制動力Bが打ち勝って、電動二輪車1は発進しない。このため、上記始動スイッチ98をオンしても電動二輪車1は停止状態に保たれる。そこで、この場合には、始動スイッチ98のオンと同時に電動機32は駆動させられ、その後、上記制動力Bを弱めることにより、電動二輪車1の円滑な発進ができるようになっている。
【0103】
このため、始動スイッチ98をオンしたとき、アクセルグリップ16が操作されているとしても、電動二輪車1の急な発進が防止される。
【0104】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0105】
請求項1の発明は、始動スイッチをオンすることにより走行用電動機を非駆動で駆動可能な状態とし、この状態からのアクセルグリップの操作量に応じて、上記電動機が増速するようにした電動車両の発進制御装置において、
上記始動スイッチがオフの状態で、上記アクセルグリップの操作量に基づいて生じる電動機による車両の走行駆動力と、車輪制動装置への操作による車両への制動力とをそれぞれ検出し、上記走行駆動力が制動力を越えているときには、上記始動スイッチをオンしても、上記電動機が駆動しないようにしてある。
【0106】
このため、車両を発進させようとする際、アクセルグリップを操作していたとしても、予め上記走行駆動力を越えた制動力が与えられていれば、始動スイッチのオンが可能となる。また、車両を発進させようとして始動スイッチをオンしても、上記電動機が駆動しないときには、上記アクセルグリップの操作量を小さくして上記走行駆動力を小さくさせるか、上記車輪制動装置を操作して上記制動力を大きくさせるかのうち、少なくともいずれかをすることにより上記走行駆動力が上記制動力を越えないようにしてやれば、上記電動機の駆動が可能となる。
【0107】
よって、車両を発進させようとして上記始動スイッチをオンしたとき、車両が不意に急発進するということは、上記走行駆動力を越える上記制動力によって確実に防止されると共に、上記電動機の駆動後に上記制動力を徐々に減少させてやれば、上記走行駆動力により車両は停止状態から徐々に増速させられる。
【0108】
上記の結果、車両を発進させようとする際の車両の上記車輪制動装置への操作は、上記走行駆動力を越える制動力を得るための必要最小限のもので足りることから、車両の不意の急発進防止を含む円滑な発進のための操作は容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で、発進制御装置の電気ブロック図である。
【図2】 実施例1で、全体側面図である。
【図3】 実施例1で、全体平面図である。
【図4】 実施例1で、足載せ台とバッテリとを上下に積層させた部分の正面断面図である。
【図5】 実施例1で、図2の部分拡大図である。
【図6】 実施例1で、動力ユニットの平面断面図である。
【図7】 実施例1で、コントローラの平面断面図である。
【図8】 実施例1で、コントローラの正面部分断面図である。
【図9】 実施例1で、電気配線図である。
【図10】 実施例2で、アクセルセンサの検出信号と、車両の走行駆動力とのグラフ図である。
【図11】 実施例2で、ブレーキセンサの検出信号と、車両への制動力とのグラフ図である。
【符号の説明】
1 電動二輪車(車両)
14 前輪
16 アクセルグリップ
21 後輪
32 電動機
53 前輪制動装置(車輪制動装置)
54 右レバー(ブレーキレバー)
58 後輪制動装置(車輪制動装置)
59 左レバー(ブレーキレバー)
81 バッテリ
98 始動スイッチ
107 発進制御装置
109 メインスイッチ

Claims (1)

  1. 始動スイッチをオンすることにより走行用電動機を非駆動で駆動可能な状態とし、この状態からのアクセルグリップの操作量に応じて、上記電動機が増速するようにした電動車両の発進制御装置において、
    上記始動スイッチがオフの状態で、上記アクセルグリップの操作量に基づいて生じる上記電動機による車両の走行駆動力と、車輪制動装置への操作による車両への制動力とをそれぞれ検出し、上記走行駆動力が制動力を越えているときには、上記始動スイッチをオンしても、上記電動機が駆動しないようにした電動車両の発進制御装置。
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