JP3182706B2 - 電動スクータ - Google Patents

電動スクータ

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JP3182706B2
JP3182706B2 JP26278192A JP26278192A JP3182706B2 JP 3182706 B2 JP3182706 B2 JP 3182706B2 JP 26278192 A JP26278192 A JP 26278192A JP 26278192 A JP26278192 A JP 26278192A JP 3182706 B2 JP3182706 B2 JP 3182706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機を駆動源として走
行する電動スクータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スクータとしては電動機によって
後輪を駆動する構造のものが注目されるようになってき
た。この種の電動スクータは、エンジンの代わりに電動
機が取付けられ、その電動機に給電するバッテリーが車
体に複数個搭載されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バッテリーを複数個搭
載するに当たっては、車体の低重心化を図る目的から搭
載位置を前後輪間に位置する足乗せ板の下方とすること
が望ましい。しかしながら、そのようにするにはバッテ
リーの支持構造が問題となる。
【0004】
【0005】
【0006】バッテリーを足乗せ板の下方に位置づける
場合、バッテリーに足乗せ板から荷重が加えられること
のないような支持構造を採らなければならないが、単に
バッテリーと足乗せ板との間に足乗せ板用のブラケット
を配設するようにしたのでは、バッテリーの着脱作業が
面倒になってしまう。すなわち、バッテリーの上方に足
乗せ板用ブラケットが位置する関係から、重量物である
バッテリーを下方あるいは前後,左右から車体フレーム
に対して着脱させなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動スクー
タは、ヘッドパイプから一本のメインパイプを足乗せ板
の下方を通してシート下方へ延設すると共に、このメイ
ンパイプの後端部に後上がりに延びる左右一対の後部パ
イプを連結して車体フレームを形成し、この車体フレー
ムにおけるシート下方となる部分に、電動機と、この電
動機から後方へ延びる後輪駆動用動力伝達装置と、後輪
とを備えた動力ユニットを上下揺動自在に取付け、前記
電動機に給電するバッテリーを、前記メインパイプに沿
わせてメインパイプの左右に装着してなり、このバッテ
リーを支持するブラケットを前記メインパイプから下方
へ延設してバッテリーを支承する構造とし、かつ前記足
乗せ板を支持するブラケットを、メインパイプ上部から
バッテリーの上方で左右に延設させてこのメインパイプ
に着脱自在に取付けたものである。
【0008】
【0009】
【作用】本発明によれば、足乗せ板およびこの足乗せ板
を支持するブラケットを取外すことによって、バッテリ
ーの上方空間が解放されてバッテリーを車体に対して上
方から着脱できるようになる。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図11
によって詳細に説明する。図1は本発明に係る電動スク
ータの側面図、図2は本発明に係る電動スクータの車体
フレームを示す平面図、図3は同じく車体フレームおよ
びバッテリーボックスの斜視図、図4は図1におけるバ
ッテリーボックス支持部のIV−IV線断面図である。
【0012】図5はポテンショメータ取付け部分を拡大
して示す側面図、図6はポテンショメータ取付け部分の
平面図、図7は同じく正面図である。図8は本発明に係
る電動スクータのヘッドパイプ部分を拡大して示す側断
面図、図9は泥除け板部分を拡大して示す側断面図、図
10は泥除け板部分の平面図で、図10は図9における
A矢視図である。なお、前記図9での破断部は図10に
おけるIX−IX線断面を示す。図11は本発明に係る電動
スクータの電気系の構成を示すブロック図である。
【0013】これらの図において、1は本発明に係る電
動スクータで、この電動スクータ1は操向ハンドル2と
シート3との間に低床な足乗せ部4が形成されている。
また、シート3の下方には車体カバー5が設けられ、そ
の車体カバー5内に上方に向けて開口する収納ボックス
6が搭載されている。前記シート3はその前端部が収納
ボックス6に枢支されており、枢支部分を中心にして後
部を図1に示した状態から上方へ持ち上げることによっ
て、収納ボックス6の上部開口が露出するように構成さ
れている。なお、7は前記収納ボックス6内に収納され
たヘルメットを示す。
【0014】8はシート3のロック装置で、このロック
装置8は後述する車体フレームの後部シート受けに支持
固定されており、キー差込み口が車体カバー5を貫通し
て車体左側に露出している。
【0015】9は電動スクータ1の車体フレームで、こ
の車体フレーム9は、前記操向ハンドル2および前輪1
0を有するフロントフォーク11を操舵自在に支持する
ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後下が
りに延設され足乗せ部4の下方を通ってシート3の下方
へ延びる1本のメインパイプ13と、このメインパイプ
13の後端部に連結された左右2本の後部パイプ14,
14等とから構成されている。
【0016】前記メインパイプ13は足乗せ部4の下方
となる部分が略水平とされ、シート3の前端部の丁度真
下となる部分から後側が後上がり傾斜するように曲げら
れている。そして、後上がりに傾斜する後端部に連結部
材15,15を介して後部パイプ14,14が連結され
ている。
【0017】後部パイプ14は一直線状に形成された管
体からなり、後上がりに傾斜するように連結部材15に
溶接されている。また、左右の後部パイプ14の後端部
どうしは図3に示すようにクロスメンバ16によって互
いに連結されている。さらに、これらの後部パイプ14
どうしの間には、正面視略門形状に形成された前部シー
ト受け17,後部シート受け18およびキャリア用ブラ
ケット19が溶接されている。前記収納ボックス6およ
びシート3は前部シート受け17,後部シート受け18
に支持されている。
【0018】そして、前記後部パイプ14にこの電動ス
クータ1の動力源となる動力ユニット20が上下揺動自
在に連結されている。動力ユニット20は、前側上部が
水平な支軸21を介して前記後部パイプ14に枢支され
ると共に、後端部に後輪22を回転自在に片持ち支持す
るユニットスイング構造とされている。なお、前記支軸
21は左右の後部パイプ14のエンジンブラケット23
に架け渡されて支持されている。
【0019】また、この動力ユニット20の後部と左側
の後部パイプ14との間には、リヤクッションユニット
24が介装されている。なお、このリヤクッションユニ
ット24の上端部は、前記クロスメンバ16に設けられ
た取付けブラケット16aに枢支されている。
【0020】前記動力ユニット20は、従来の自動二輪
車に用いられたユニットスイング式エンジンに対してエ
ンジンと電動機との構成の違いを除いては殆ど同等の構
造とされ、後輪22を回転自在に支持する伝動ケース2
0aと、この伝動ケース20a内に装着された電動機2
0bおよびVベルト式自動変速機20c等とから構成さ
れている。
【0021】なお、電動機20bは、図11に示すよう
に車幅方向略中央部に位置づけられており、その回転子
を支持する回転軸は車幅方向を指向しているいわゆる横
置き式である。また、この電動機20bの固定子である
コイルは、後述するバッテリーからコントローラを介し
て給電される。なお、この電動機20bの車体右側の軸
端部には、電動機20bの回転数を検出するためのエン
コーダ20dが装着されている。
【0022】前記動力ユニット20の電源となるバッテ
リーは足乗せ部4の下方に搭載されている。25はバッ
テリーで、このバッテリー25はメインパイプ13に支
持されたバッテリーボックス26内に挿入されている。
【0023】バッテリーボックス26は合成樹脂によっ
て一体成形され、図3に示すように上方に開口する箱状
に形成された左右一対のバッテリー収納部26aどうし
を板状連結部26bを介して連結した構造とされてい
る。また、左右のバッテリー収納部26aは、バッテリ
ー25を前後に並べて収容する寸法に形成されており、
バッテリーケーブル(図示せず)や電装ケーブル類を通
すための切欠き26cが前後の壁部分に形成されてい
る。
【0024】そして、このバッテリーボックス26は、
左右のバッテリー収納部26aの間にメインパイプ13
を下方から臨ませ、メインパイプ13に設けられたボッ
クス受け27上に載置させてボックス受け27にボルト
止めされている。前記ボックス受け27は図3および図
4に示すように、車幅方向に延びる板状に形成され、メ
インパイプ13から下方へ延びる左右のステー28を介
してメインパイプ13に固定されている。なお、このボ
ックス受け27,ステー28はバッテリーボックス26
の前後部を支承するようにメインパイプ13に2つずつ
設けられている。
【0025】すなわち、このバッテリーボックス26を
使用すると、バッテリー25がメインパイプ13に沿っ
てメインパイプ13の左右に搭載されることになり、メ
インパイプ13の片側に前後に2個,左右合わせて4個
搭載できる。
【0026】なお、図4においてメインパイプ13の上
方に位置する符号29で示す部材は足乗せ部4の床を形
成する足乗せ板である。この足乗せ板29は、メインパ
イプ13に門形状のステー30,31および板状ブラケ
ット32を介して支持されている。ステー30,31は
図3および図4に示すよう前記バッテリーボックス支持
用のステー28と対応する位置に配置され、それぞれメ
インパイプ13から上方へ突出されている。そして、こ
れらのステー30,31の上端部に板状ブラケット32
がそれぞれねじ止めされている。また、板状ブラケット
32は前記ボックス受け27と同様にしてその長手方向
を車幅方向へ向けて取付けられている。
【0027】なお、前記板状ブラケット32の下面に取
付けられた符号33で示す部材はバッテリー25の上面
に当接してバッテリー25をバッテリーボックス26内
に保持するためのゴム製押圧部材である。
【0028】34は前記動力ユニット20の電動機20
bの回転を制御するためのコントローラである。このコ
ントローラ34は、バッテリー25から電動機20bへ
供給される電流量を、操向ハンドル2の右側スロットル
グリップ2aでの回動量に応じて制御するように構成さ
れている。スロットルグリップ2aの回動量を電気信号
に変換するにはポテンショメータが使用されている。ポ
テンショメータを図において符号35で示す。
【0029】ポテンショメータ35は図5〜図9に示す
ように形成され、前記ヘッドパイプ12の前側にブラケ
ット36を介して取付けられている。そして、このポテ
ンショメータ35の回転軸としての回動入力部35aは
ワイヤー駆動機構37を介して操向ハンドル2の右側ス
ロットルグリップ2aに連結されている。
【0030】ワイヤー駆動機構37は、前記ブラケット
36に支軸39を回転自在に立設し、この支軸39に操
作レバー40と連結部材41とを結合させて構成されて
いる。操作レバー40は、スロットルグリップ2aの回
動動作に応じて引っ張られたり緩められたりする操作ワ
イヤー42が係合し、連結部材41は、ポテンショメー
タ35の回動入力部35aに爪片41aを介して係合し
ている。なお、43は前記操作ワイヤー42のアウター
(図示せず)が掛けられるアウターストッパーで、これ
は前記ブラケット36に一体的に形成されている。ま
た、スロットルグリップ2aと操作ワイヤー42との連
結構造は、従来のエンジン駆動式スクータに使用するも
のと同等に構成されているため、ここでは詳細な説明は
省略する。
【0031】すなわち、スロットルグリップ2aを回動
させると、操作レバー40および連結部材41が支軸3
9を中心にして回動し、連結部材41の爪片41aがポ
テンショメータ35の回動入力部35aを回動させるこ
とになる。このため、スロットルグリップ2aでの回動
量に応じた信号がポテンショメータ35からコントロー
ラ34へ出力されるから、スロットルグリップ2aを操
作することによって、電動機20bの回転数が変化する
ことになる。
【0032】なお、図8において符号44はフロントフ
ェンダー、45はレッグシールド、46はインナーフェ
ンダーである。フロントフェンダー44とレッグシール
ド45は互いに連結されて車体のヘッドパイプ12部分
を囲むように形成されている。そして、それらによって
囲まれた空間の下側開口部分にインナーフェンダー46
が位置づけられている。
【0033】すなわち、前記ポテンショメータ35はヘ
ッドパイプ12の近傍であって、フロントフェンダー4
4,レッグシールド45およびインナーフェンダー46
等の車体外形を形成するカバーで囲まれた部位に配置さ
れている。
【0034】前記コントローラ34は図9に示すように
下部にヒートシンク47が取付けられ、そのヒートシン
ク47を介して車体フレーム9に固定されている。ヒー
トシンク47は冷却フィン(図示せず)を有し、その前
部が前記後部シート受け18のステー48にねじ止めさ
れている。また、後部は、左右の後部パイプ14の後端
に両後部パイプ14どうしを連結するよう架設されたコ
ントローラ用ブラケット49にねじ止めされている。
【0035】このようにヒートシンク47を車体フレー
ム9の金属部材に接触させて固定することで、コントロ
ーラ34が発する熱をヒートシンク47を介して車体フ
レーム9へ伝導させることができ、コントローラ34を
効率よく冷却することができるようになる。なお、ヒー
トシンク47は車体カバー5によって囲まれているが、
車体カバー5に導風用のルーバー5a,5bを設け、車
体カバー5内が換気され易い構造とされている。コント
ローラ34の冷却効率が高まると、ヒートシンクとして
小型のものを使用できると共に、コントローラ34自体
の耐久性が高くなる。
【0036】さらに、コントローラ34で動力ユニット
20の電動機20bを制御するに当たっては電動機20
bのエンコーダ20dとの同調調整が必要であるが、こ
のコントローラ34では、シート3を開けた状態で収納
ボックス6の調整孔(図示せず)からドライバーを挿入
してその調整を行うことができるように構成されてい
る。
【0037】ここで、この電動スクータ1の電気系の構
成を図11によって説明する。コントローラ34は、上
述した動力ユニット20,ポテンショメータ35以外に
電源スイッチとしてのパワーリレー50が接続されてお
り、このパワーリレー50およびヒューズ51を介して
バッテリー25に接続されている。なお、前記パワーリ
レー50に接続された符号52で示すものはパワーリレ
ー50でのON,OFFを切り換えるスタートインジケ
ータである。
【0038】53はバッテリー25を充電するための充
電器で、この充電器53は電源コンセント(図示せず)
に接続される接続プラグ53aを備えており、図4に示
すように車体フレーム9の連結部材15に支持固定され
ている。なお、接続プラグ53aは、車体カバー5のリ
ッド(図示せず)を開けることによって車体カバー外へ
引き出すことができるように構成されている。
【0039】また、この電動スクータ1では動力ユニッ
ト20の作動電圧とヘッドランプ,フラッシャーランプ
等の電気部品の作動電圧が異なる関係から、それらの電
気部品とバッテリー25との間にDC−DCコンバータ
54が介装されている。なお、DC−DCコンバータ5
4とバッテリー25との間にはメインスイッチ55と、
ヒューズ56とが介装され、DC−DCコンバータ54
と前記電気部品との間にはヒューズ57が介装されてい
る。58はヘッドランプ、59はディマースイッチ、6
0はテール/ストップランプ、61はストップスイッ
チ、62はホーン、63はホーンスイッチ、64はフラ
ッシャーランプ、65はフラッシャーリレー、66はオ
ーディオパイロット、67はスピードメータランプであ
る。
【0040】前記パワーリレー50,DC−DCコンバ
ータ54およびヒューズ51,57等の電装品は図9お
よび図10に示すように左右の後部パイプ14の間とな
る部分に集中させて配置されている。左右の後部パイプ
14の後輪22側には泥除け板68が取付けられてお
り、この泥除け板68上に前記電装品が固定されてい
る。この泥除け板68は左右の後部パイプ14どうしの
間に架け渡されるように形成され、前部が車体フレーム
9の連結部材15にねじ止めされ、後部がクロスメンバ
16にねじ止めされている。
【0041】また、この泥除け板68には、動力ユニッ
ト20にコントローラ34を接続するための接続ケーブ
ル69を通すための開口部70が長手方向略中央部に形
成されている。この開口部70は図10に示すように左
右2箇所に形成されている。
【0042】上述したように構成された電動スクータ1
では、メインスイッチ55を操作してスタートインジケ
ータ52をON状態としてスロットルグリップ2aを回
動させると、スロットルグリップ2aの回動量に相当す
る電流が動力ユニット20の電動機20bに通電され
る。電動機20bの出力軸が回転すると、その回転力が
Vベルト式自動変速機20cを介して後輪22に伝えら
れて走行するようになる。また、バッテリー25の充電
作業は、充電器53の接続プラグ53aを不図示の電源
コンセントに差し込むことによって行われる。
【0043】さらに、バッテリー25を着脱するには、
足乗せ板29および板状ブラケット32を取外した状態
で行う。すなわち、足乗せ板29および板状ブラケット
32を取外してバッテリーボックス26の上部開口を露
出させ、バッテリー25を装着する場合には上方からバ
ッテリー収納部26aへ挿入し、取り出す場合にはその
逆にバッテリー25をバッテリー収納部26aから上方
へ持ち上げて行う。
【0044】したがって、本発明に係る電動スクータ1
では、車体フレーム9の後部パイプ14を一直線に形成
してその後部パイプ14に動力ユニット20を連結した
ため、走行時に動力ユニット20から左右の後部パイプ
14に加えられる荷重が一箇所に集中することなく後部
パイプ14の全体に分散されるようになる。このため、
応力集中が起こるのを防ぐことができる。
【0045】また、ボックス受け27をメインパイプ1
3から下方へ延びるステー28を介してメインパイプ1
3に固定し、そのボックス受け27によってバッテリー
ボックス26を支承する構造とし、かつメインパイプ1
3から上方へ延びるステー30,31に足乗せ板支持用
板状ブラケット32を着脱自在に取付けたため、足乗せ
板29および板状ブラケット32を取外すことによっ
て、バッテリーボックス26の上部開口が解放される。
このため、バッテリー25を車体に対して上方から着脱
できるようになる。
【0046】また、本実施例で示したように、ボックス
受け27をメインパイプ13の下方に位置づけるに当た
ってメインパイプ13から下方へ延びるステー28を使
用すると、ボックス受け27の支持部材を必要最小限の
長さで形成することができるから、重量が重くなるのを
抑えつつ剛性を確保することができる。
【0047】さらに、ボックス受け27でバッテリーボ
ックス26を支承する構造としてバッテリーボックス2
6を上方へ向けて開口させると、前輪10がはね上げた
小石等がバッテリー収納部26a内に入り難くなるとい
う利点がある。
【0048】加えて、本実施例で示したようにコントロ
ーラ34をシート3の後方の車体カバー5内に配置する
と、シート3,車体カバー5および泥除け板68によっ
てコントローラ34が囲まれることになるから、防水効
果および防塵効果が高くなる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電動ス
クータは、ヘッドパイプから一本のメインパイプを足乗
せ板の下方を通してシート下方へ延設すると共に、この
メインパイプの後端部に後上がりに延びる左右一対の後
部パイプを連結して車体フレームを形成し、この車体フ
レームにおけるシート下方となる部分に、電動機と、こ
の電動機から後方へ延びる後輪駆動用動力伝達装置と、
後輪とを備えた動力ユニットを上下揺動自在に取付け、
前記電動機に給電するバッテリーを、前記メインパイプ
に沿わせてメインパイプの左右に装着してなり、このバ
ッテリーを支持するブラケットを前記メインパイプから
下方へ延設してバッテリーを支承する構造とし、かつ前
記足乗せ板を支持するブラケットを、メインパイプ上部
からバッテリーの上方で左右に延設させてこのメインパ
イプに着脱自在に取付けたため、足乗せ板およびこの足
乗せ板を支持するブラケットを取外すことによって、バ
ッテリーの上方空間が解放されてバッテリーを車体に対
して上方から着脱できるようになる。
【0050】
【0051】
【0052】したがって、足乗せ板の下方にバッテリー
を配置して車体の低重心化を図りながら、バッテリーの
着脱作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動スクータの側面図である。
【図2】本発明に係る電動スクータの車体フレームを示
す平面図である。
【図3】本発明に係る電動スクータの車体フレームおよ
びバッテリーボックスの斜視図である。
【図4】図1におけるバッテリーボックス支持部のIV−
IV線断面図である。
【図5】ポテンショメータ取付け部分を拡大して示す側
面図である。
【図6】ポテンショメータ取付け部分の平面図である。
【図7】ポテンショメータ取付け部分の正面図である。
【図8】本発明に係る電動スクータのヘッドパイプ部分
を拡大して示す側断面図である。
【図9】泥除け板部分を拡大して示す側断面図である。
【図10】泥除け板部分の平面図である。
【図11】本発明に係る電動スクータの電気系の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電動スクータ 9 車体フレーム 12 ヘッドパイプ 13 メインパイプ 14 後部パイプ 20 動力ユニット 20b 電動機 20c Vベルト式自動変速機 22 後輪 24 リヤクッションユニット 25 バッテリー 26 バッテリーボックス 27 バッテリー受け 28 ステー 29 足乗せ板 30 ステー 31 ステー 32 板状ブラケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプから一本のメインパイプを
    足乗せ板の下方を通してシート下方へ延設すると共に、
    このメインパイプの後端部に後上がりに延びる左右一対
    の後部パイプを連結して車体フレームを形成し、この車
    体フレームにおけるシート下方となる部分に、電動機
    と、この電動機から後方へ延びる後輪駆動用動力伝達装
    置と、後輪とを備えた動力ユニットを上下揺動自在に取
    付け、前記電動機に給電するバッテリーを、前記メイン
    パイプに沿わせてメインパイプの左右に装着してなり、
    このバッテリーを支持するブラケットを前記メインパイ
    プから下方へ延設してバッテリーを支承する構造とし、
    かつ前記足乗せ板を支持するブラケットを、メインパイ
    プ上部からバッテリーの上方で左右に延設させてこのメ
    インパイプに着脱自在に取付けたことを特徴とする電動
    スクータ。
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