JP5129713B2 - 電気自動二輪車 - Google Patents
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- B62K2204/00—Adaptations for driving cycles by electric motor
Description
しかしながら、クッションユニットの下端部をスイングアームの後端部に取り付ける場合、クッションユニットは後輪を避けた位置であって、車体左側に偏って配置しなければならない。
この構成によれば、クッションユニットの下端部を後輪の前方であって車体幅方向の中央部に配置することができる。
この構成によれば、クッションユニットの下端部を車幅方向中央に取り付けることができる。
この構成によれば、パワードライブユニットを避けてスイングアームの下端部を車体幅方向の中央部に配置することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るバッテリ駆動式の電気自動二輪車(Electric Vehicle)の側面図、図2は、その平面図である。なお、図2では、説明を容易にするために、図1に記載したシートレール8、フェンダカバー21、ステップフロア10を省略している。
また、リアフレーム7は、センターフレーム6の水平部6bの後端から車体後方斜め上側に向けて延びる第1傾斜部7aと、この第1傾斜部7aの後端で屈曲する屈曲部7bから、第1傾斜部7aよりも緩やかな傾斜で車体後方斜め上側に延びる第2傾斜部7cとで構成されている。また、第2傾斜部7cは、図2に示すように、車体幅方向に延びるクロスメンバ7dによって左右が連結されている。
さらに、シートレール8は、リアフレーム7の上側に取り付けられた略逆U字形状をなしており、リアフレーム7の屈曲部7bから車体前方斜め上側に延びる傾斜部8aと、この傾斜部8aの上端から後方へ水平に延びる水平部8bと、この水平部8bの後部からリアフレーム7の第2傾斜部7cに向けて後方斜め下側に延びる支持部8cとで構成されている。
これにより、導入口20aから取り込んだ外気によってバッテリ9を空気冷却し、冷却後の空気を排出口20bから排出することができるようになっている。
また、クッションユニット14は、図1に示すように、下端部14bから後方斜め上側に傾斜する態様で取り付けられるようになる。
スイングアーム13は、図3に示すように、車体前後方向に延在する仕切壁25aを有する本体部25と、この本体部25の左側面を覆う左側カバー26と、本体部25の右側面を覆う右側カバー27とを組み立てて構成されている。
また、機器取付空間23の左側面は、上述した左側カバー26をボルト等で着脱可能に取り付けることによって塞がれており、空気導入空間24の右側面は、上述した右側カバー27を同様にボルト等で着脱可能に取り付けることによって塞がれている。
また、ギヤカバー34には、ドラムブレーキユニット35を作動させるためのピン部材36が設けられている。このドラムブレーキユニット35は、左側の操向ハンドル3に取り付けられたブレーキハンドル39を操作することによって動作する。詳細には、ブレーキハンドル39の操作によって、図4に示すブレーキワイヤ37を介してブレーキレバー38が回動し、ブレーキレバー38に取り付けられたピン部材36が操作されることによって後輪WRのブレーキが作動するようになる。
また、PDU18は、図示しない配線によってバッテリ9と接続されており、バッテリ9からPDU18へ電力が送られるようになっている。また、PDU18は、制御プログラム等が格納された図示しないECU(Electric Control Unit)とも配線によって接続され、ECUからPDU18へ制御信号が送られるようになっている。さらに、PDU18は、図示しない配線によって動力発生モータ16とも接続されており、PDU18から動力発生モータ16へ電力及び制御信号が送られるようになっている。なお、上述したECUは、車体側に取り付けられている。
このクッション取付部13cの位置には、通常、発熱部品を収容したPDU18を配置し、外気によって空気冷却するようにしているが、本実施の形態では、このPDU18をスイングアーム13の中空内部の機器取付空間23に配置し、発熱を本体部25を介して空気導入空間24で放熱するようにしている。そして、このクッション取付部13cを車体中央部に設けるようにしている。
また、スイングアーム13の下側には、図5に示すように、メインスタンド45を支持するための取付部46が車体幅方向の左右に離間する態様で一対形成されている。これにより、メインスタンド45は、取付部46の取付穴46aに挿通される取り付けピン46b(図1参照)によってスイングアーム13に取り付けられ、スイングアーム13と一緒に揺動することになる。
仕切壁25aは、スイングアーム13の車体前後方向への形状に沿って延びており、図6に示すように、機器取付空間23側にPDU取付面32と、動力発生モータ取付部33とが形成されている。このPDU取付面32は、スイングアーム13が車体中央部から側方に向かって斜めに延びる部分(図2及び図3参照)に位置しており、このPDU取付面32も車体前方から後方に向かうに従い車体中央から側方へ斜めに傾斜する態様で形成されている。また、PDU取付面32及びPDU18の固定面とは、それぞれが略平坦な面で形成されており、PDU18の固定面がPDU取付面32とが密着し、かつ、その接触面積が大きくなって熱伝導性が高くなるようにしている。このPDU取付面32の四隅には、PDU18をねじ等で固定するためのPDU取付穴51がそれぞれ設けられている。
なお、この空気排出口55の近傍にラビリンス構造の防水フィンを付けることで、空気排出口55から雨水や塵埃が動力発生モータ取付部33へより入り込み難くすることもできる。
さらに、仕切壁25aには、図7に示すように、後輪軸17の左端部に取り付けられるベアリングを支持する受け部57が形成されている。
この左側カバー26は、熱伝導性の良いアルミニウム鋳物で一体成型してもよく、樹脂の成形品で一体成型してもよい。
また、右側カバー27の後端部27aは、図9に示すように、組み付けられた状態で後輪軸17を避けるように、略円弧状に凹んだ形状に形成されている。
この右側カバー27は、熱伝導性の良いアルミニウム鋳物で一体成型してもよく、樹脂の成形品で一体成型してもよい。
さらに、クッションユニット14の下端部14bをスイングアーム13の下部に配置しているので、クッションユニット14の全長を変えない場合に、クッションユニット14の上端部14aをリアフレーム7に取り付ける際の取付位置を容易に決定することができる。
2 フロントフォーク
3 操向ハンドル
5 ヘッドパイプ
6 センターフレーム
7 リアフレーム
8 シートレール
9 バッテリ
10 ステップフロア
11 ピボットプレート
12 ピボット軸
13 スイングアーム
13a 前側開口部
13b 回動支持部
13c クッション取付部
14 クッションユニット
14a 上端部
14b 下端部
15 支持ブラケット
16 動力発生モータ
16a 駆動軸
17 後輪軸
18 PDU(パワードライブユニット)
19 バッテリボックス
20 空気導入ダクト
21 フェンダカバー
22 冷却ファン
23 機器取付空間
24 空気導入空間
25 本体部
29 駆動ギヤ
30 減速ギヤ
31 駆動力伝達空間
32 PDU取付面
33 動力発生モータ取付部
34 ギヤカバー
35 ドラムブレーキユニット
36 ピン部材
40 フィン
45 メインスタンド
46 支持部
47 ブラケット
50 空気穴
51 PDU取付穴
52 空気案内壁
53 貫通穴
54 取付穴
55 空気排出口
F 車体フレーム
S 足載せ空間
WF 前輪
WR 後輪
Claims (4)
- 車体フレーム(F)に、ヘッドパイプ(5)から車体後方に延びるセンターフレーム(6)と、このセンターフレーム(6)の後端から車体後方に延びる左右一対のリヤフレーム(7)とを備え、前記センターフレーム(6)と前記リヤフレーム(7)との接続部の近傍にピボット軸(12)が取り付けられ、このピボット軸(12)にスイングアーム(13)の前端部が取付けられ、前記ピボット軸(12)を中心に回動するスイングアーム(13)にパワードライブユニット(18)及び走行用の動力発生モータ(16)を取り付け、前記スイングアーム(13)と前記車体フレーム(F)とをクッションユニット(14)で接続し、バッテリ(9)からの電力を前記パワードライブユニット(18)を介して動力発生モータ(16)に供給する電気自動二輪車であって、
前記左右一対のリヤフレーム(7)は、車体幅方向に延びるクロスメンバ(7d)によって連結され、このクロスメンバ(7d)の車体幅方向中央位置に支持ブラケット(15)が取り付けられ、この支持ブラケット(15)に前記クッションユニット(14)の上端部(14a)が取り付けられ、前記クッションユニット(14)の下端部(14b)が、前記スイングアーム(13)の前部であって前記スイングアーム(13)の高さ方向の下側部で前記ピボット軸より後方且つ下方に配置されたクッション取付部(13c)に取り付けられることで、前記クッションユニット(14)の前記下端部(14b)を前記上端部(14a)よりも車体前後方向前側に位置させ、前記クッションユニット(14)を前記下端部(14b)から後方斜め上側に傾斜するように配置したことを特徴とする電気自動二輪車。 - 前記クッション取付部(13c)は、前記スイングアーム(13)の前部下部であって、車幅方向中央に位置する箇所に設けられ、前記クッションユニット(14)が車体幅方向の中央位置にて前記下端部(14b)から後方斜め上側に傾斜して取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の電気自動二輪車。
- 前記スイングアーム(13)は、前記ピボット軸(12)から後輪(WR)を避けるように車体幅方向の側方に斜めに延びる傾斜部を備え、この中空形状のスイングアーム(13)内の前記傾斜部に前記パワードライブユニット(18)を配置するとともに、前記傾斜部よりも車体内側に前記クッションユニット(14)の下端部(14b)を取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気自動二輪車。
- 前記パワードライブユニット(18)は、前記スイングアーム(13)の本体部(25)に密着して取り付けられ、前記パワードライブユニット(18)で生じる熱を前記本体部(25)に熱伝達可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気自動二輪車。
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