JP4336005B2 - 緩衝装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は緩衝装置に係り、とくに梱包する物品を緩衝する緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の物品を物流に供する場合には、物流段階の途中で物品が損傷されないように梱包あるいは包装を行なうようにしていた。一般的な包装形態は、物品を段ボールケース内に収納するとともに、物品と段ボールケースとの間の隙間の部分にコーナクッション等の緩衝クッションを配するようにしたものである。外部からの衝撃は上記コーナクッションによって吸収されて物品が保護される。精密機器や壊れ易い物品については、このような包装形態が必須になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこのような包装形態あるいは梱包形態によれば、それぞれの物品を段ボールケース内に収納した状態で、物品と段ボールケースとの間にそれぞれ発泡スチロール樹脂の緩衝クッションを配さなければならない。発泡スチロール樹脂の緩衝クッションは成形するための金型を要し、しかもこのような金型は、成形されるクッションの形状が違うと異なる金型を用意する必要がある。従ってコスト的に不利なものである。またこのような緩衝クッションは、リモネンのような特殊な薬剤によって溶解して再生することはできるものの、使用後に焼却廃棄を行なうと、黒煙を発生するとともに高熱を発して焼却炉を損傷することになる。従ってこのことから、廃棄物公害の原因になる。
【0004】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、成形するための金型を必要とせず、リサイクルが可能であって、しかも焼却廃棄しても公害を発生しないようにした緩衝クッションを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願の一発明は、梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、
段ボールの段目の方向と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結部によって連結し、前記切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合した複数の緩衝クッションを段目の方向の端部の板状部の表面と前記切断線によって折曲げられた端面または前記板状部の段目と交差する方向の端面とが接するように組合わされ、
第1の緩衝クッションには、切断線をまたぐように形成された切込みによって有底の係合孔が形成され、第2の緩衝クッションには、前記板状部に形成された矩形の開口によって厚さ方向に貫通する係合孔が形成され、前記第1の緩衝クッションの係合孔と前記第2の緩衝クッションの係合孔に筒状の連結部材が挿入されて前記第1の緩衝クッションの前記切断線によって折曲げられた端面と前記第2の緩衝クッションの段目の方向の端部の板状部の表面とが接するように結合されることを特徴とする緩衝装置に関するものである。
別の発明は、梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、
段ボールの段目の方向と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結部によって連結し、前記切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合した複数の緩衝クッションを段目の方向の端部の板状部の表面と前記切断線によって折曲げられた端面または前記板状部の段目と交差する方向の端面とが接するように組合わされ、
第1の緩衝クッションには、それぞれの板状部に形成された開口を整合させて係合孔が形成され、第2の緩衝クッションには、板状部の段目と交差する方向の端部に切込みが形成され、これらの切込みを整合させて係合孔が形成され、前記第1の緩衝クッションの係合孔と前記第2の緩衝クッションの係合孔に段ボールを折畳んで組立てられた連結板の両端が挿入され、前記第1の緩衝クッションの段目の方向の端部の板状部の表面と前記第2の緩衝クッションの段目の方向と交差する方向の端面とが接するように結合されることを特徴とする緩衝装置に関するものである。
【0006】
さらに別の発明は、梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、
段ボールの段目の方向と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結部によって連結し、前記切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合した複数の緩衝クッションを段目の方向の端部の板状部の表面と前記切断線によって折曲げられた端面または前記板状部の段目と交差する方向の端面とが接するように組合わされ、
第1の緩衝クッションには、それぞれの板状部に形成された開口を整合させて係合孔が形成され、第2の緩衝クッションには、所定の板状部の段目の方向と交差する方向に突出された突片を重合わせて係合部が形成され、前記第1の緩衝クッションの係合孔に前記第2の緩衝クッションの係合孔が挿入されて、前記第1の緩衝クッションの段目の方向の端部の板状部の表面と前記第2の緩衝クッションの段目の方向と交差する方向の端面とが接するように結合されることを特徴とする緩衝装置に関するものである。
さらに別の発明は、梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、
段ボールの段目の方向と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結部によって連結し、前記切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合した複数の緩衝クッションを段目の方向の端部の板状部の表面と前記切断線によって折曲げられた端面または前記板状部の段目と交差する方向の端面とが接するように組合わされ、
第1の緩衝クッションには、段目の方向の奇数番目の切断線の両側の切込みが整合されて前記切断線によって折曲げられた端面に切欠きが形成され、前記第1の緩衝クッションの切欠き内に第2の緩衝クッションの板状部の全幅を受入れ、前記第1の緩衝クッションの前記切断線によって折曲げられた端面であって前記切欠きによって露出する端面と前記第2の緩衝クッションの板状部の表面とが接するように結合されることを特徴とする緩衝装置に関するものである。
【0007】
【作用】
上記一発明によれば、段ボールを切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合することにより緩衝クッションが組立てられる。しかもこのような緩衝クッションは互いに連結手段を介して連結されるようになり、これによって緩衝装置が組立てられる。従って梱包される物品の形状や介装される位置に応じて各種の形態の緩衝装置がその目的にそった状態で組立てられることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態によって説明する。まず第1の実施の形態を図1〜図10によって説明する。ここで用いられる段ボール10は図1に示すように長方形の形状をなし、その段目が図に示すように高さ方向に延びている。そしてこのような段ボール10はこの段目と直交するように所定の間隔で11本の切断線11が形成されている。そしてそれらの切断線11にはその長さ方向の両端と中央部とにそれぞれ一対の切込み12が形成されるとともに、これらの切込み12間の部分において切断線11が遮断されて連結部13が形成されている。
【0009】
またこのような段ボール10は上から4番目、6番目、および8番目の切断線11に臨むようにその両側にそれぞれ一対ずつの切込み16が形成されている。
【0010】
そしてこのような段ボール10は図2に示すように、切断線11が交互に逆方向になるようにジグザグに折曲げられる。このときに折曲げ線11で区画されるそれぞれの領域に糊を塗布するとともに、折曲げて重合わせて接合することによって、図3に示すような直方体状をなす緩衝クッション25が得られる。このような緩衝クッション25は、切断線11によって互いに区画されるそれぞれの領域が連結部13のところで互いに連結された状態で接合されることになる。しかも3本の切断線11をまたぐように形成されている切込み16によってその上面であって2個所にそれぞれ係合孔17が形成されることになる。
【0011】
次に別の緩衝クッション26の組立てについて図4〜図6により説明する。ここで用いられる長方形の段ボール10は図4に示すように、所定の間隔で4本の切断線11が形成されるとともに、このような切断線11の長さ方向の3個所の位置に一対の切込み12によって区画されるように3つの連結部13がそれぞれ形成されている。このような連結部13によって、切断線11によって区画されるそれぞれの領域が互いに連結されるようになっている。
【0012】
さらにこの段ボール10は、切断線11によって区画されるそれぞれの領域に一対ずつのほぼ正方形の開口21が形成されている。
【0013】
このような段ボール10は図5に示すように、折曲げ線11のところで互いに交互に逆方向にジグザグに折曲げられることになる。しかも切断線11によって区画されるそれぞれの領域に糊を塗布しておく。そして折曲げられた段ボール10を糊によって互いに接合することによって、図6に示すような直方体状であってやや偏平な緩衝クッション26が形成される。ここで切断線11によって区画されるそれぞれの領域に形成されている一対の開口21が互いに整合され、これによって図6に示すような一対の係合孔22が形成されることになる。
【0014】
次に上記の2種類の緩衝クッション25、26を互いに連結する連結手段を構成する筒体について図7および図8により説明する。筒体から成る連結手段は図7に示す段ボール28によって組立てられる。段ボール28は縦長の形状をなしており、しかもその上には所定の間隔で4本の折曲げ線29が互いに平行に形成されている。そしてこのような段ボール28を図8に示すように折曲げることによって、連結用の筒体30が組立てられる。なおこの筒体30の二重になっている部分を予め糊付けして接合するようにしてもよい。
【0015】
次にこのような筒体30を用いて2種類の緩衝クッション25、26を互いに結合する動作について説明する。図9に示すように、下側に緩衝クッション25を配するとともに、上側に緩衝クッション26を配する。このときに緩衝クッション25の係合孔17と緩衝クッション26の係合孔22とを互いに整合させ、しかも連結用の筒体30の下端側の部分を緩衝クッション25の係合孔17内に挿入し、筒体30の上端側の部分を緩衝クッション26の係合孔22に挿入する。これによって一対の緩衝クッション25、26は連結用の筒体30を介して図10に示すように互いに連結されることになる。
【0016】
とくにこの連結構造は、緩衝クッション25の側端面に緩衝クッション26の底面が接するようにして両者が筒体30によって互いに連結される構造になり、緩衝クッション25、26の段ボール10の面が互いに直交するように組立てられることになる。従ってこのことから、緩衝性能と圧縮強度との両立を図りながらしかも両者を調和させるようにした緩衝装置が提供されることになる。
【0017】
このような緩衝装置は、段ボールから成る緩衝クッション25、26を同じく段ボールから成る筒体30によって互いに連結した構造をなすものであって、総ての材料が段ボールから構成されている。従ってリサイクル可能であるばかりか、焼却処理を行なっても公害を発生することがない。
【0018】
次に第2の実施の形態を図11〜図20によって説明する。この実施の形態は一対の緩衝クッション41、42を互いに結合して成る緩衝装置に関するものである。まず第1の緩衝クッション41の組立てについて説明する。
【0019】
この緩衝クッション41は図11に示すような段ボール10によって組立てられるようになっている。段ボール10はほぼ長方形をなすとともに、その段目と直角な方向に所定の間隔で7本の切断線11が形成されている。そしてこのような切断線11を分断するように中間位置と両側にはそれぞれ切込み12によって両側が切断線11と遮断された連結部13が形成されている。またこの段ボール10は切断線11によって区画されるそれぞれの領域に左右一対の細長い開口21が形成されている。
【0020】
図12に示すようにこのような段ボール10は切断線11のところで互いに逆方向に交互に折曲げられるようになっており、このような状態で重合わせるようにしている。しかも切断線11によって区画されるそれぞれの領域に予め糊を塗布しておくことによって、互いに逆方向にジグザグに折曲げられた段ボール10は接合されて図13に示すように直方体状の緩衝クッション41が組立てられる。このときに上記開口21が互い整合され、これによって図13に示すようにその長さ方向の両端にそれぞれ幅方向に延びる細長い係合孔22が形成される。この係合孔22はこの緩衝クッション41の厚さ方向に貫通する係合孔である。
【0021】
次に別の緩衝クッション42の組立てについて説明する。緩衝クッション42は図14に示すような段ボール10から組立てられる。この段ボール10はその段目と直交する方向に互いに所定の間隔で11本の切断線11が形成されている。そしてそれぞれの切断線11はその長さ方向の中間位置と両端とにおいて、一対の切込み12によって区画された連結部13を備えている。また上から4番目と5番目の切断線11との間の領域の板状部および5番目と6番目の切断線11との間の板状部において、その両側にそれぞれ切込み33が形成されている。
【0022】
このような段ボール10は図15に示すように、切断線11のところで互いに交互に逆方向にジグザグに折曲げられるようになっている。しかも切断線11によって区画されるそれぞれの領域に予め糊が塗布されており、これによって重合わせて接合されるようになっている。図16はこのようにして重合わされた緩衝クッション42を示している。この緩衝クッション42は、とくに上記切込み33を整合して成る係合孔34をその側面に有するものである。
【0023】
次にこのような2種類の緩衝クッション41、42を互いに連結する連結手段について図17および図18により説明する。ここでは段ボール35から成る連結板37が用いられるようになっている。段ボール37はその長さ方向の中間位置において横方向に折曲げ線36を備えており、このような折曲げ線36のところで段ボール35を折曲げる。なお折曲げたときに互いに接合される面に糊を塗布しておくと好ましい。このような段ボール35を折曲げ線36のところで折曲げることによって、図18に示すような連結板37が組立てられる。
【0024】
次にこのような連結板37によって緩衝クッション41、42を組立てる動作を図19および図20によって説明する。ここでは図19に示すように緩衝クッション41に対して直交するように一対の緩衝クッション42を両側に配するとともに、一対の連結板37によって連結する。ここで連結板37の下端側の部分を緩衝クッション41の両側に形成されている係合孔22に挿入する。また連結板37の上端側の部分を緩衝クッション42の係合孔34に挿入する。これによって図20に示すように、緩衝クッション41、42は互いにコ字状に連結されることになる。すなわち1個の緩衝クッション41と2個の緩衝クッション42とを用いたコ字状をなす緩衝装置が得られることになる。このような緩衝装置は、物品の例えば3面を同時に緩衝することが可能になり、これによって物品の緩衝効果がより確実に発揮されるようになる。
【0025】
次に第3の実施の形態を図21〜図34によって説明する。この実施の形態は4種類の緩衝クッション51、52、53、54を互いに結合して成る緩衝装置に関するものである。まず第1の緩衝クッション51について説明すると、この緩衝クッション51は図21〜図23に示すように、段ボール10を折曲げて組立てられるようになっている。段ボール10には図21に示すように、その段目と直交するように所定の間隔で7本の切断線11が形成されている。そしてこのような切断線11の長さ方向の両端には、一対の切込み12によって区画されるように連結部13が形成されており、このような連結部13によって切断線11が遮断されている。また段ボール10は切断線11によって区画される領域においてそれぞれ左右一対の細長い開口21を有している。
【0026】
このような段ボール10は切断線11のところで互いに逆方向に交互に折曲げられるようになっている。ここで切断線11によって区画されるそれぞれの領域に予め糊を塗布しておくことによって、ジグザグに折曲げられた段ボール10が互いに接合され、これによって図23に示すような緩衝クッション51が組立てられることになる。こま緩衝クッション51は開口21を互いに整合させて成る係合孔22を備えることになる。なおこの係合孔22はこの緩衝クッション51の厚さ方向に貫通する係合孔である。
【0027】
次に緩衝クッション52について図24〜図26により説明する。この緩衝クッションは図24に示すように、段ボール10を組立てて成るものであって、上記緩衝クッション51と同様に段目と直交する7本の切断線11を所定の間隔で形成している。しかも切断線11には一対の切込み12によって2つずつの連結部13が形成されるようになっている。
【0028】
しかもこの段ボール10には、それぞれの切断線11によって囲まれる領域においてそれぞれ一対の開口21が形成されるようになっている。また図24において上から奇数番目の切断線11に臨むようにその両側に切込み46が形成されるようになっている。切断線11の両側の切込み46は互いに整合されてほぼ正方形の開口をなしている。
【0029】
このような段ボール10は図25に示すように、切断線11のところで互いに逆方向に交互に折曲げられることになる。しかもこのような段ボール21の切断線11によって囲まれるそれぞれの領域には予め糊が塗布されるようになり、このような状態で折曲げられた段ボール10を積重ねて接合すると、図26に示すような緩衝クッション52が形成される。この緩衝クッション52は上記開口21を整合させて成る係合孔22を長さ方向の両端に備えるようになっている。さらにこの緩衝クッション52には、上記切込み46を互いに整合させて成る切欠き47が形成されることになる。
【0030】
次に緩衝クッション53の組立てについて説明する。緩衝クッション53は図27に示すような段ボール10を折曲げて組立てられるようになっている。段ボール10には11本の切断線11が互いに所定の間隔でしかも段目と直交する方向に形成されている。そしてこのような切断線11にはその長さ方向の両端にそれぞれ一対の切込み12によって区画された連結部13が形成されている。また5番目と6番目の切断線11の間の板状部および6番目および7番目の切断線11の間の板状部には、その両側に突出するようにそれぞれ突片48が形成されている。
【0031】
このような段ボール10は切断線11のところで交互に逆方向に折曲げられるようになっており、図28に示すようにジグザグに折曲げられる。しかもそれぞれの切断線11によって区画される領域に予め糊を塗布して接合させることによって、図29に示すような緩衝クッション53が組立てられる。このときに中間位置の両側に突出する突片48が側方にそれぞれ突出するようになる。
【0032】
次に緩衝クッション54の組立てについて図30〜図32により説明する。この緩衝クッション54は図30に示すような段ボール10を折曲げて組立てられるようになっている。段ボール10にはその段目と直交するように、互いに所定の間隔を隔てて7本の切断線11が互いに平行に形成されている。そしてそれぞれの切断線11にはその長さ方向の両端にそれぞれ一対の切込みから成る連結部13が形成されている。
【0033】
このような段ボール10は図31に示すように、切断線11のところで交互に逆方向に折曲げられるようになっている。そして切断線11によって区画されるそれぞれの領域に予め糊を塗布した状態でジグザグに折曲げられた段ボール10を互いに重合わせて接合すると、図32に示すような緩衝クッション54が組立てられることになる。
【0034】
次にこのような4種類の緩衝クッション51〜54によって組立てられる緩衝装置について説明する。一対の緩衝クッション53を互いに所定の距離を隔てて平行に配するとともに、このような緩衝クッション53の長さ方向の両側に緩衝クッション51と52とを配置する。そして緩衝クッション53の長さ方向の両端にそれぞれ突出されている突片48を緩衝クッション51の係合孔22と緩衝クッション52の係合孔22とにそれぞれ挿入する。これによって緩衝クッション51、52と一対の緩衝クッション53とによって4角形に組立てられる。そしてこの後に緩衝クッション54を緩衝クッション52の切欠き47の部分に直接挿入する。
【0035】
これによって図34に示すように4種類の緩衝クッション51〜54によって組立てられた緩衝装置が得られるようになる。このような緩衝装置は、物品の5面を同時に緩衝することが可能な緩衝装置を構成することになり、これによって物品のより完全な緩衝を行なうことが可能になる。
【0036】
以上本発明を図示の3つの実施の形態によって説明したが、本発明は上記3つの実施の形態によって限定されることなく、本発明の技術的思想に基いて各種の変更が可能である。すなわち複数の緩衝クッションの組合わせ構造については、上記実施の形態に限定されることなく、緩衝される物品の形状や目的等に応じて各種の形態が採用可能である。
【0037】
【発明の効果】
本願の一発明は、梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、段ボールの段目と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結し、切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合して緩衝クッションとなし、複数の緩衝クッションを互いに連結手段を介して連結するようにしたものである。
【0038】
従って段ボールを折曲げて組立てて成る緩衝クッションを連結手段を介して連結して組立てられる緩衝装置が提供されることになり、このような緩衝装置によって梱包する物品をより効果的に緩衝することが可能になる。このような緩衝装置は、段ボールから成る緩衝クッションによって組立てられるために、リサイクルが可能であるばかりか、焼却廃棄する場合においても公害を発生しない。また連結の形態を変えることによって各種の物品の緩衝に広く対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の緩衝クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図2】同緩衝クッションの組立て動作を示す斜視図である。
【図3】組立てられた緩衝クッションの外観斜視図である。
【図4】別の緩衝クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図5】同組立て動作を示す斜視図である。
【図6】組立てられた緩衝クッションの外観斜視図である。
【図7】連結用の筒体を組立てる段ボールの展開平面図である。
【図8】組立てられた筒体の外観斜視図である。
【図9】緩衝クッションを連結して緩衝装置を組立てる動作を示す分解斜視図である。
【図10】緩衝クッションを組合せて成る緩衝装置の外観斜視図である。
【図11】第2の実施の形態の緩衝クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図12】緩衝クッションの組立て動作を示す斜視図である。
【図13】緩衝クッションの外観斜視図である。
【図14】別の緩衝クッションの展開平面図である。
【図15】同緩衝クッションの組立て動作を示す斜視図である。
【図16】組立てられた緩衝クッションの外観斜視図である。
【図17】連結板を組立てる段ボールの展開平面図である
【図18】組立てられた連結板の外観斜視図である。
【図19】緩衝クッションを結合して緩衝装置を組立てる動作を示す外観斜視図である。
【図20】組立てられた緩衝装置の外観斜視図である。
【図21】第3の実施の形態の緩衝クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図22】緩衝クッションの組立て動作を示す外観斜視図である。
【図23】組立てられた緩衝クッションの外観斜視図である。
【図24】別の緩衝クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図25】同緩衝クッションの組立て動作を示す斜視図である。
【図26】組立てられた緩衝クッションの外観斜視図である。
【図27】別の緩衝クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図28】組立て動作を示す外観斜視図である。
【図29】組立てられた緩衝クッションの外観斜視図である。
【図30】別の緩衝クッションを組立てる段ボールの展開平面図である。
【図31】緩衝クッションの組立て動作を示す斜視図である。
【図32】緩衝クッションの外観斜視図である。
【図33】緩衝装置の組立てを示す分解斜視図である。
【図34】組立てられた緩衝装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
10 段ボール
11 切断線
12 切込み
13 連結部
16 切込み
17 係合孔
21 開口
22 係合孔
25、26 緩衝クッション
28 段ボール
29 折曲げ線
30 筒体
33 切込み
34 係合孔
35 段ボール
36 折曲げ線
37 連結板
41、42 緩衝クッション
46 切込み
47 切欠き
48 突片
51〜54 緩衝クッション

Claims (4)

  1. 梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、
    段ボールの段目の方向と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結部によって連結し、前記切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合した複数の緩衝クッションを段目の方向の端部の板状部の表面と前記切断線によって折曲げられた端面または前記板状部の段目と交差する方向の端面とが接するように組合わされ、
    第1の緩衝クッションには、切断線をまたぐように形成された切込みによって有底の係合孔が形成され、第2の緩衝クッションには、前記板状部に形成された矩形の開口によって厚さ方向に貫通する係合孔が形成され、前記第1の緩衝クッションの係合孔と前記第2の緩衝クッションの係合孔に筒状の連結部材が挿入されて前記第1の緩衝クッションの前記切断線によって折曲げられた端面と前記第2の緩衝クッションの段目の方向の端部の板状部の表面とが接するように結合されることを特徴とする緩衝装置。
  2. 梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、
    段ボールの段目の方向と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結部によって連結し、前記切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合した複数の緩衝クッションを段目の方向の端部の板状部の表面と前記切断線によって折曲げられた端面または前記板状部の段目と交差する方向の端面とが接するように組合わされ、
    第1の緩衝クッションには、それぞれの板状部に形成された開口を整合させて係合孔が形成され、第2の緩衝クッションには、板状部の段目と交差する方向の端部に切込みが形成され、これらの切込みを整合させて係合孔が形成され、前記第1の緩衝クッションの係合孔と前記第2の緩衝クッションの係合孔に段ボールを折畳んで組立てられた連結板の両端が挿入され、前記第1の緩衝クッションの段目の方向の端部の板状部の表面と前記第2の緩衝クッションの段目の方向と交差する方向の端面とが接するように結合されることを特徴とする緩衝装置。
  3. 梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、
    段ボールの段目の方向と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結部によって連結し、前記切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合した複数の緩衝クッションを段目の方向の端部の板状部の表面と前記切断線によって折曲げられた端面または前記板状部の段目と交差する方向の端面とが接するように組合わされ、
    第1の緩衝クッションには、それぞれの板状部に形成された開口を整合させて係合孔が形成され、第2の緩衝クッションには、所定の板状部の段目の方向と交差する方向に突出された突片を重合わせて係合部が形成され、前記第1の緩衝クッションの係合孔に前記第2の緩衝クッションの係合孔が挿入されて、前記第1の緩衝クッションの段目の方向の端部の板状部の表面と前記第2の緩衝クッションの段目の方向と交差する方向の端面とが接するように結合されることを特徴とする緩衝装置。
  4. 梱包する物品を緩衝する緩衝装置において、
    段ボールの段目の方向と交差する方向に互いに平行な複数の切断線を形成するとともに、それぞれの切断線を部分的に連結部によって連結し、前記切断線のところで交互に逆方向に折曲げて重合わせて接合した複数の緩衝クッションを段目の方向の端部の板状部の表面と前記切断線によって折曲げられた端面または前記板状部の段目と交差する方向の端面とが接するように組合わされ、
    第1の緩衝クッションには、段目の方向の奇数番目の切断線の両側の切込みが整合されて前記切断線によって折曲げられた端面に切欠きが形成され、前記第1の緩衝クッションの切欠き内に第2の緩衝クッションの板状部の全幅を受入れ、前記第1の緩衝クッションの前記切断線によって折曲げられた端面であって前記切欠きによって露出する端面と前記第2の緩衝クッションの板状部の表面とが接するように結合されることを特徴とする緩衝装置。
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