JP4298952B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の電気回路に使用されるジャンクションボックス、リレーボックス、ヒュージブルリンクボックス等の電気接続箱に関し、特に、自動車内のスペースを有効利用できる電気接続箱に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気接続箱として図9に示す特開平11−18246号公報に開示されたものがある。この電気接続箱1は、図9に示すように、接続箱本体2と、この接続箱本体2が内蔵されるカバー3とから構成されている。この接続箱本体2の下面にはワイヤーハーネスWの端部のコネクタが接続される図示しないコネクタ接続部が設けられ、また、接続箱本体2の上面には図示しないリレーやヒューズ等の電装品4が取り付けられる電装品取付部5が設けられている。カバー3は、上面が開口され、車体の被固定部に固定されたアンダーカバー6と、このアンダーカバー6の上面開口を被うアッパーカバー7とから構成されている。
【0003】
アンダーカバー6にはフック8が、アッパーカバー7には係合部9が、それぞれ設けられ、アンダーカバー6のフック8がアッパーカバー7の係合部9に係合されることによって双方が装着されるようになっている。
【0004】
このように構成された電気接続箱1は、アッパーカバー7をアンダーカバー6より取り外し、接続箱本体2を外部に露出した状態として保守・点検等を行うことができる。
【0005】
ところで、近年では、エンジンルーム等の有効利用が進められており、従来では看過されていたデッドスペース、例えばヘッドライトの下部とホイールアーチの上部との間に電気接続箱を配置することが考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような場所に前記従来の電気接続箱1を配置した場合には、電気接続箱1の保守・点検にあたってヘッドライトを車体から取り外す必要がある。ヘッドライトは、車体に取り付けられた後も、調整された光軸を維持する必要があるため、できるだけ取り付けられた状態が望ましく、このようなヘッドライトの取り外しを余儀なくされる電気接続箱1の配置は、非常にメンテナンス作業を面倒なものとする。つまり、従来の電気接続箱1にあって、良好なメンテナンス性を維持しつつ設置できる条件としては、アッパーカバー7の取り外しスペースが確保でき、且つ、この取り外しスペースがアンダーカバー6内の接続箱本体2に対してメンテナンス作業のスペースにもなる場所である必要がある。従って、従来の電気接続箱1では、メンテナンス性を維持しつつ設置できる設置場所が限定されてしまい、エンジンルーム等の有効利用を促進することができなかった。
【0007】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、設置場所の自由度が高く、しかも、メンテナンス性が良い電気接続箱を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、1つの面を保守面とし、この保守面に電線接続部と電装品取付部とが共に設けられた接続箱本体と、この接続箱本体が内蔵されるカバーとを有する電気接続箱であって、前記カバーが、被固定部に固定されるアンダーカバーと、このアンダーカバーに着脱自在に取り付けられるサイドカバー及び該サイドカバーが着脱自在に取り付けられるアッパーカバーとから構成され、このアッパーカバーの内面側で、且つ、下方に前記保守面が向くように前記接続箱本体の保守面の反対面を該アッパーカバーに取り付け、このアッパーカバーで前記接続箱本体の保守面の反対面全体を被うようにしたことを特徴とする。
【0009】
この電気接続箱では、アンダーカバーよりアッパーカバーを取り外すと、アッパーカバーと共に接続箱本体が取り外され、取り外したアッパーカバーから接続箱本体を取り外すことなく接続箱本体の保守面をメンテナンス作業のスペースが取れる方向に向けることによりメンテナンス作業ができることから、設置場所としてはアンダーカバーに対してアッパーカバーと接続箱本体とを取り外すスペースがあり、且つ、取り外しスペース自体がメンテナンス作業のスペースとなったり、そうでない場合にはその近くにメンテナンス作業のスペースを確保できる場所であれば設置でき、しかも、アッパーカバーから接続箱本体を取り外すことなくメンテナンス作業ができる。また、接続箱本体の保守面に電線接続部と電装品取付部とが共に設けられているため、同時に電線接続部と電装品取付部のメンテナンス作業ができる。特に、カバーがアッパーカバーとサイドカバーとアンダーカバーの3構成部材であり、各部材に必要な付加手段を分散配置できることから各カバー部材の形状・寸法等の自由度が高くなる。また、アッパーカバーがカバー装着位置では、接続箱本体の保守面がアンダーカバーの内面側を向き、且つ、吊り下げられた状態で収納される。また、アッパーカバーをアンダーカバーより取り出し、取り出したアッパーカバーを反転すれば接続箱本体の保守面が上向きとなる。さらに、アッパーカバーで接続箱本体の保守面の反対面全体を被うようにしたので、アッパーカバーで接続箱本体のカバーを兼ねることができる。
【0014】
請求項の発明は、請求項記載の電気接続箱であって、前記サイドカバーと前記アンダーカバーとに、前記アッパーカバーと前記サイドカバーを前記アンダーカバーに対してスライド移動により着脱する着脱手段が設けられていることを特徴とする。
【0015】
この電気接続箱では、請求項の発明の作用に加え、アッパーカバーは接続箱本体を固定するのに適した形状・寸法にでき、サイドカバーは着脱動作に適した形状・寸法にできる。また、スライド移動であるため、サイドカバーの着脱動作がスムーズになされる。
【0016】
請求項の発明は、請求項記載の電気接続箱であって、前記アッパーカバー及び前記サイドカバーが前記アンダーカバーに装着されるカバー装着位置で前記カバー内がほぼ密閉状態とされることを特徴とする。
【0017】
この電気接続箱では、請求項の発明の作用に加え、カバー内に外部から水や塵埃が進入しない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1〜図8は本発明の一実施形態を示し、図1は電気接続箱の配置位置を説明するためのエンジンルーム内の要部の斜視図、図2は電気接続箱の分解斜視図、図3は接続箱本体とアッパーカバーとサイドカバーとの分解斜視図、図4は接続箱本体とアッパーカバーとの取付状態を示す断面図、図5はアッパーカバーとサイドカバーとの取付状態を示す要部の斜視図、図6(a)はアッパーカバーの係止部とサイドカバーの弾性係止アームとの係止途中を示す断面図、図6(b)はアッパーカバーの係止部とサイドカバーの弾性係止アームとの係止完了状態を示す断面図、図7はアッパーカバー及びサイドカバーをアンダーカバーに装着する過程を示す斜視図、図8はアッパーカバー及びサイドカバーをアンダーカバーから取り外す過程を示す斜視図である。
【0020】
図1に示すように、電気接続箱10は、自動車のエンジンルーム11内であって、支持台12に載置されたバッテリ13に隣接すると共に、ヘッドライト14の下部とホイールアーチ15の上部との間に配置されている。
【0021】
図2に示すように、電気接続箱10は、電気回路を内蔵した合成樹脂製の接続箱本体16と、この接続箱本体16が装着位置にあって接続箱本体16が内蔵されるカバー17とから構成されている。
【0022】
図2〜図4に示すように、接続箱本体16は概略形状が略偏平直方体形状とされ、厚み方向の直交面の1つが保守面16a(図2では下方に向いている面)とされている。この保守面16aにワイヤーハーネスWの端部の図示しないコネクタが接続されるコネクタ接続部(電線接続部)18と、図示しないリレーやヒューズ等の電装品が取り付けされる電装品取付部19とが共に設けられている。保守面16aに直交する側面には係止突起20が設けられ、この係止突起20によって接続箱本体16がアッパーカバー21に取り付けられている。
【0023】
図2〜図4に示すように、カバー17は、可動側カバーであるアッパーカバー21及びサイドカバー22と、固定側カバーであるアンダーカバー23とから構成されている。アッパーカバー21は、比較的柔らかな材質であるポリプロピレン(PP)樹脂材にて形成され、接続箱本体16の保守面16aの反対面16bよりも若干だけ大きい寸法の長方形プレート状を有する。この長方形プレート状の全周端には内側垂下壁24と外側垂下壁25とが下方に向かって突設されており、内側垂下壁24と外側垂下壁25との間にはサイド上端嵌合溝26が形成されている。図4に示すように、内側垂下壁24の適所には係止溝27が設けられており、この係止溝27に接続箱本体16の係止突起20が係止されている。接続箱本体16は、アッパーカバー21の内面側で、且つ、この内面に近接対向する面16bの反対側が保守面16aとなるように取り付けられている。このようにアッパーカバー21の内面側に接続箱本体16の保守面16aの反対面16bが取り付けられることによってアッパーカバー21は接続箱本体16の上方全体を被っている。また、図5及び図6に示すように、外側垂下壁25の適所には外側に向かって係止部28が突設されており、この係止部28によってサイドカバー22が取り付けられている。
【0024】
図2〜図4に示すように、サイドカバー22は、比較的柔らかな材質であるポリプロピレン(PP)樹脂材にて形成され、接続箱本体16の保守面16aよりも若干だけ大きい寸法の長方形枠状部22aと、この長方形枠状部22aの一面側より一体的に垂下された側面蓋部22bとを有する。図5及び図6に示すように、長方形枠状部22aの外面の適所には上方に延びる弾性係止アーム30が設けられており、この弾性係止アーム30の根元側には係止孔31が形成されている。弾性係止アーム30の先端側は弾性変形により外側に向かって撓み変移可能とされ、弾性係止アーム30の先端側の内面には音発生用突起32が突設されている。サイドカバー22の内周スペースに接続箱本体16が挿入され、弾性係止アーム30の係止孔31にアッパーカバー21の係止部28が係止されることによってアッパーカバー21にサイドカバー22が取り付けられている。このようにサイドカバー22の内周に接続箱本体16が配置されることによってサイドカバー22は、その長方形枠状部22aが接続箱本体16の全周の一部側面を被うと共に側面蓋部22bが接続箱本体16の一側面の全体を被っている。
【0025】
また、各弾性係止アーム30の周囲には、該弾性係止アーム30の外周を囲むようにして弾性変形規制枠壁33が設けられており、この弾性変形規制枠壁33によって弾性係止アーム30が所定以上に弾性変形できないように規制されている。長方形枠状部22aの互いに対向する外面には一対のサイド側レール34,34が突設され、各サイド側レール34は3分割されている。サイド側レール34によってサイドカバー22はアンダーカバー23に対してスライド移動で着脱自在とされている。さらに、側面蓋部22bの左右側端には一対の鍔部35,35と一対の係止突起36,36が設けられている。
【0026】
図2に示すように、アンダーカバー23は、被固定部であるエンジンルーム11の内側面に複数のブラケット部37を介して固定されており、ヘッドライト14が位置する上面とバッテリ13が位置する一側面とが開口された箱形状を有し、この箱形状の底面壁部23aはホイールアーチ15との干渉を避ける球面形状に形成されている。
【0027】
アンダーカバー23の左右の側面壁部23bの内面には、一対のアンダー側レール38,38が略水平方向に向かって突設されていると共に、一対のアンダー側レール38,38の開口側にはレール進入溝39がそれぞれ形成されている。この一対のレール進入溝39,39よりサイドカバー22のサイド側レール34を進入させ、進入させたサイド側レール34をアンダー側レール38にスリップ接触状態としてスライドさせることができる。このスライド移動によりアッパーカバー21及びサイドカバー22がアンダーカバー23に対してカバー装着位置に変移される。逆に、カバー装着位置からスライド移動によりアッパーカバー21及びサイドカバー22がアンダーカバー23に対して引き出される。つまり、サイド側レール34とアンダー側レール38とによって着脱手段が構成されている。また、カバー装着位置では、アッパーカバー21がアンダーカバー23の上方開口を、サイドカバー22がアンダーカバー23の側方開口を共に閉塞することによって接続箱本体16が略密閉状態でカバー17内に内蔵される。
【0028】
さらに、アンダーカバー23の一対の側面壁部23b,23bで、且つ、側方開口の近傍位置にはサイドカバー22の係止突起36が係止される固定部40が設けられており、カバー閉塞位置ではサイドカバー22の係止突起36が固定部40に固定されることによってロックされる。アンダーカバー23の側面壁部23bの一方にはハーネス用孔41が形成され、このハーネス用孔41からワイヤーハーネスWの端部側がアンダーカバー23内に導き入れられている。導き入れられたワイヤーハーネスWの端部の図示しないコネクタは接続箱本体16のコネクタ接続部18に接続されている。
【0029】
次に、電気接続箱10を組み付ける手順を説明する。先ず、図2に示すように、保守面16aが下方になるようにして接続箱本体16をアッパーカバー21の内面側に配置し、接続箱本体16をアッパーカバー21の内側垂下壁24内に挿入すると、アッパーカバー21の係止溝27に接続箱本体16の係止突起20が係止され、これによって電気接続本体16がアッパーカバー21に固定される。
【0030】
次に、接続箱本体16を固定したアッパーカバー21の下方よりサイドカバー22を挿入し、サイドカバー22の長方形枠状部22aの上端をアッパーカバー21のサイド上端嵌合溝26内に挿入する。すると、サイドカバー22の弾性係止アーム30の先端側がアッパーカバー21の係止部28に当接して外側に弾性撓み変移し、サイドカバー22の挿入が許容される。図6(a)に示すように、弾性係止アーム30の係止孔31の位置と係止部28の位置が一致するまで挿入すると、図6(b)に示すように、弾性係止アーム30の先端側が弾性撓み復帰変移して弾性係止アーム30の係止孔31に係止部28が係止される。これによりサイドカバー22がアッパーカバー21に嵌合される。
【0031】
一方、アンダーカバー23を各ブラケット37を利用してエンジンルーム11の所定位置に固定する。アンダーカバー23内にワイヤーハーネスWを導き入れ、このワイヤーハーネスWの端部のコネクタを接続箱本体16のコネクタ接続部18に接続する。また、接続箱本体16の各電装品取付部19に電装品を取り付ける。各電装品の取り付け作業は、サイドカバー22のスライド挿入作業前までに完了していれば良い。
【0032】
次に、アンダーカバー23の手前上方位置よりサイドカバー22等の可動体を図7の矢印A方向に移動し、サイドカバー22の一対のサイド側レール34,34の先端をアンダーカバー23の一対のレール進入溝39,39より進入させ、一対のサイド側レール34,34を一対のアンダー側レール38,38にスライド接触状態とする。そして、サイドカバー22等の可動体を図7の矢印B方向に押圧してサイドカバー22をアンダーカバー23にスライド移動させる。このサイドカバー22がカバー装着位置までスライドされると、サイドカバー22の係止部36がアンダーカバー23の固定部40に係止され、サイドカバー22がアンダーカバー23にロックされる。
【0033】
次に、自動車の所定位置に配置された電気接続箱10のメンテナンス作業の手順を説明する。先ず、エンジンルーム11内の支持台13に載置されたバッテリ14を上方に引き上げる。次に、図8に示すように、作業者が両手(図8では片手のみ図示)の親指によりアンダーカバー23の固定部40を撓ませてロックを解除し、このロック解除状態で両手の人差し指でサイドカバー22の一対の鍔部35,35を引出し方向に押圧する。すると、サイドカバー22がアンダーカバー23に対してスライド移動し、サイドカバー22等の可動体をアンダーカバー23より引き出す。引き出したアッパーカバー21を作業者が反転させることにより接続箱本体16の保守面16aが上方に向き、保守面16aに対する保守・点検などを作業者が下向き作業にて行うことができる。バッテリ13を元に位置に取り付ければ完了する。
【0034】
以上、電気接続箱10では、アンダーカバー23よりアッパーカバー21及びサイドカバー22を取り外すと、アッパーカバー21及びサイドカバー22と共に接続箱本体16が取り外され、取り外したアッパーカバー21から接続箱本体16を取り外すことなく接続箱本体16の保守面16aをメンテナンス作業のスペースが取れる方向に向けることによりメンテナンス作業を行うことができる。従って、設置場所としてはアンダーカバー23に対してアッパーカバー21とサイドカバー22及び接続箱本体16の可動体を取り外すスペースがあり、且つ、取り外しスペース自体がメンテナンス作業のスペースとなったり、そうでない場合にはその近くにメンテナンス作業のスペースを確保できる場所があれば設置することができる。具体的には、従来例では取り外すと再取り付けが面倒なヘッドライト14を取り外さなければメンテナンス作業ができなかったが、前記実施形態の場合では比較的取り外しても再取り付けが容易なバッテリ13を取り外せばメンテナンス作業を行うことができる。しかも、アッパーカバー21から接続箱本体16を取り外すことなくメンテナンス作業を行うことができる。従って、設置場所の自由度が高く、しかも、メンテナンス性が良い。また、接続箱本体16の保守面16aにコネクタ接続部18と電装品取付部19とが共に設けられているため、同時にコネクタ接続部18と電装品取付部部19のメンテナンス作業を簡単且つ確実に行うことができる。
【0035】
前記実施形態では、カバー17が、固定側カバーであるアンダーカバー23と、可動側カバーであるアッパーカバー21及びサイドカバー22とから構成されているので、カバー17がアッパーカバー21とサイドカバー22とアンダーカバー23の3構成部材であり、各部材に必要な付加手段を分散配置できることから各カバー部材の形状・寸法等の自由度が高くなる。従って、各カバー17の形状・寸法等を容易に車種に対応したものにできる。
【0036】
また、アッパーカバー21の内面側で、且つ、下方に保守面16aが向くように接続箱本体16が取り付けられているので、アッパーカバー21がカバー装着位置では、接続箱本体16の保守面16aがアンダーカバー23の内面側を向き、且つ、吊り下げられた状態で収納されるため、アンダーカバー23の内面に導き入れられたワイヤーハーネスWの端部のコネクタと接続箱本体16のコネクタ接続部18との接続が容易であり、仮にカバー17内に水や塵埃が進入した場合でもこれらによる悪影響を受けにくい。また、アッパーカバー21をアンダーカバー23より取り出し、取り出したアッパーカバー21を反転すれば接続箱本体16の保守面16aが上向きとなるため、接続箱本体16のメンテナンス性が維持される。
【0037】
さらに、サイドカバー22とアンダーカバー23とにアッパーカバー21とサイドカバー22及び接続箱本体16の可動体をスライド移動により着脱する着脱手段が設けられているので、アッパーカバー21は接続箱本体16を固定するのに適した形状・寸法にすることができ、サイドカバー22は着脱動作に適した形状・寸法にすることができる。また、スライド移動であるため、サイドカバー22の着脱動作がスムーズになされる。
【0038】
さらに、アッパーカバー21及びサイドカバー22がアンダーカバー23に装着されるカバー装着位置においてカバー17内がほぼ密閉状態とされるので、カバー17内に外部から水や塵埃が進入しないため、接続箱本体16について良好な防水性及び防塵性が得られる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、アンダーカバーよりアッパーカバーを取り外すと、アッパーカバーと共に接続箱本体が取り外され、取り外したアッパーカバーから接続箱本体を取り外すことなく接続箱本体の保守面をメンテナンス作業のスペースが取れる方向に向けることによりメンテナンス作業を行うことができることから、設置場所としてはアンダーカバーに対してアッパーカバーと接続箱本体とを取り外すスペースがあり、且つ、取り外しスペース自体がメンテナンス作業のスペースとなったり、そうでない場合にはその近くにメンテナンス作業のスペースを確保できる場所であれば設置することができ、しかも、アッパーカバーから接続箱本体を取り外すことなくメンテナンス作業を行うことができる。以上より、設置場所の自由度が高く、しかも、メンテナンス性が良い。また、接続箱本体の保守面に電線接続部と電装品取付部部とが共に設けられているため、同時に電線接続部と電装品取付部部のメンテナンス作業を行うことができる。特に、カバーがアッパーカバーとサイドカバーとアンダーカバーの3構成部材であり、各部材に必要な付加手段を分散配置することができることにより、各カバー部材の形状・寸法等の自由度が高くなる。従って、各カバーの形状・寸法等を容易に車種に対応したものにできる。また、アッパーカバーのカバー装着位置で、接続箱本体の保守面がアンダーカバーの内面側を向き、且つ、吊り下げられた状態で収納されるため、アンダーカバーの内面に導き入れられたワイヤーハーネスの端部のコネクタと接続箱本体のコネクタ接続部との接続が容易であり、また、仮にカバー内に水や塵埃が進入した場合でもこれらによる悪影響を受けにくい。さらに、アッパーカバーをアンダーカバーより取り出し、取り出したアッパーカバーを反転すれば接続箱本体の保守面が上向きとなるため、接続箱本体のメンテナンス性が維持される。また、アッパーカバーで接続箱本体の保守面の反対面全体を被うようにしたので、アッパーカバーで接続箱本体のカバーを兼ねることができる。
【0042】
請求項の発明によれば、サイドカバーとアンダーカバーとに着脱手段を設けたので、アッパーカバーを接続箱本体を固定するのに適した形状・寸法にすることができ、サイドカバーを着脱動作に適した形状・寸法にすることができる。また、スライド移動であるため、サイドカバーの着脱動作をスムーズに行うことができる。
【0043】
請求項の発明によれば、カバー内に外部から水や塵埃が進入しないため、接続箱本体について良好な防水性及び防塵性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、電気接続箱の配置位置を説明するためのエンジンルーム内の要部の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、電気接続箱の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、接続箱本体とアッパーカバーとサイドカバーとの分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、接続箱本体とアッパーカバーとの取付状態を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、アッパーカバーとサイドカバーとの取付状態を示す要部の斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、(a)はアッパーカバーの係止部とサイドカバーの弾性係止アームとの係止途中を示す断面図、(b)はアッパーカバーの係止部とサイドカバーの弾性係止アームとの係止完了状態を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、アッパーカバー及びサイドカバーをアンダーカバーに装着する過程を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態を示し、アッパーカバー及びサイドカバーをアンダーカバーから取り外す過程を示す斜視図である。
【図9】従来例の電気接続箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱
11 エンジンルーム(被固定部)
16 接続箱本体
16a 保守面
17 カバー
18 コネクタ接続部(電線接続部)
19 電装品取付部
21 アッパーカバー(可動側カバー)
22 サイドカバー(可動側カバー)
23 アンダーカバー(固定側カバー)
34 サイド側レール部(着脱手段)
38 アンダー側レール部(着脱手段)

Claims (3)

  1. 1つの面を保守面とし、この保守面に電線接続部と電装品取付部とが共に設けられた接続箱本体と、この接続箱本体が内蔵されるカバーとを有する電気接続箱であって、
    前記カバーが、被固定部に固定されるアンダーカバーと、このアンダーカバーに着脱自在に取り付けられるサイドカバー及び該サイドカバーが着脱自在に取り付けられるアッパーカバーとから構成され、このアッパーカバーの内面側で、且つ、下方に前記保守面が向くように前記接続箱本体の保守面の反対面を該アッパーカバーに取り付け、このアッパーカバーで前記接続箱本体の保守面の反対面全体を被うようにしたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 請求項1記載の電気接続箱であって、
    前記サイドカバーと前記アンダーカバーとに、前記アッパーカバーと前記サイドカバーを前記アンダーカバーに対してスライド移動により着脱する着脱手段が設けられていることを特徴とする電気接続箱。
  3. 請求項1記載の電気接続箱であって、
    前記アッパーカバー及び前記サイドカバーが前記アンダーカバーに装着されるカバー装着位置で前記カバー内がほぼ密閉状態とされることを特徴とする電気接続箱。
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