JP2858977B2 - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JP2858977B2
JP2858977B2 JP3049904A JP4990491A JP2858977B2 JP 2858977 B2 JP2858977 B2 JP 2858977B2 JP 3049904 A JP3049904 A JP 3049904A JP 4990491 A JP4990491 A JP 4990491A JP 2858977 B2 JP2858977 B2 JP 2858977B2
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浩明 須藤
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源となるバッテリー
パックを、持運び可能な小形パーソナルコンピュータや
ファクシミリ等の本体の外面に露出して着脱自在に取付
け、このバッテリーパックのバッテリー側接触端子と前
記本体に設けられた板ばね製の本体側接触端子とを接触
させて使用される電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ等の電気機器において、そ
の電気機器本体にバッテリーパックを着脱自在に取付け
て、携帯して使用できるようにしたものがある。その中
でもバッテリーパックを電気機器本体の内部ではなく、
この本体の外面に露出して取付けることにより、バッテ
リーパックの着脱を容易にしたものがあって、その一例
が図9に示されている。
【0003】図9において符号1は電気機器本体で、そ
の後部には前記本体1の上面および後面にわたり開放さ
れたバッテリー取付け凹部2が形成されている。凹部2
の相対向する側面には夫々水平方向に延びるリブ3が設
けられているとともに、凹部2の入口部底面にはロック
装置4が設けられている。電気機器本体1には板ばね製
の一対の本体側接触端子5が設けられており、これらは
前記凹部2の奥面に形成した窓孔6より突出されてい
る。また、符号7はバッテリーパックで、その両端面に
はリブ3に嵌合する溝条8が夫々設けられているととも
に、前端面には前記接触端子5に接触する一対のバッテ
リー側接触端子9が設けられている。
【0004】バッテリーパック7は前記凹部2の入口よ
り挿入され、リブ3と溝条8との嵌合下において、前記
凹部2の底面に沿って前方へ摺動される。この挿入によ
り、バッテリー側接触端子9が本体側接触端子5に接触
した後、この端子5を弾性変形させて、これらの接触を
維持させるものであり、このような状態が形成された時
点で、ロック装置4がバッテリーパック7に掛合して、
電気機器本体1の外面へのバッテリーパック7の取付け
が完了する。なお、バッテリーパック7に充電をする際
などにおいては、ロック装置4によるバッテリーパック
7の固定を解除することにより、バッテリーパック7を
電気機器本体1の後方に引き出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリーパ
ック7が電気機器本体1の外面に露出して取付けられる
構成では、以上の手順でバッテリーパック7を電気機器
本体1から取外すと、バッテリー取付け凹部2内に突出
する本体側接触端子5が電気機器本体1の外部に露出す
る。そのため、バッテリーパック7の着脱の際等に指な
どが、本体側接触端子5に触れる可能性が高い。したが
って、この接触に基づき本体側接触端子5が変形して、
バッテリーパック7との接触不良を起こす恐れがあると
ともに、同接触により本体側接触端子5が汚されて腐食
を招くという恐れもあった。
【0006】本発明の目的は、電気機器本体に設けられ
た本体側接触端子の変形や腐食の恐れを長期間にわたっ
なくして、この端子とバッテリーパックのバッテリー
側接触端子との接触の信頼性を確保できるとともに、こ
のことを実現するために特別な操作を必要とすることな
く、容易にバッテリーパックを着脱できる電気機器を得
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ばね製の本体
側接触端子が設けられた電気機器本体と、前記本体側接
触端子に接触するバッテリー側接触端子を有し、かつ、
前記電気機器本体が有したバッテリー装着壁の外面を摺
動して前記外面に露出して着脱自在に取付けられるバッ
テリーパックとを具備した電気機器を前提とする。そし
て、前記課題を解決するために、前記バッテリー装着壁
に凹部を設け、この凹部内に前記バッテリーパックの摺
動方向と同方向に移動可能であってこの移動に伴い前記
本体側接触端子を露出・隠蔽する蓋を前記外面から突出
することなく収容し、この蓋に掛合部受けを設け、この
掛合部受けに掛脱される掛合部を前記バッテリーパック
に設け、かつ、前記本体側接触端子は、前記蓋が本体側
接触端子を露出する露出位置に移動されたときに、前記
蓋の移動経路と交差して前記バッテリー側接触端子に圧
接されるとともに、前記蓋が前記本体側接触端子を隠蔽
する位置に移動されたときに前記蓋に押し退けられて前
記蓋の裏面に圧接し前記蓋にばね力を与えてこの蓋を保
持するものであることを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、電気機器本体のバッテリー装
着壁に形成した凹部内に前記装着壁の外面に突出するこ
となく移動可能に収納された蓋は、その移動により本体
側接触端子を露出・隠蔽する。しかも、蓋はバッテリー
パックの摺動方向と同方向に移動されるとともに、この
蓋とバッテリーパックとは、これらに設けた掛合部と掛
合部受けとの掛合を介して同時に移動される。そのた
め、バッテリーパックの電気機器本体への着脱操作に連
動して蓋による本体側接触端子の露出・隠蔽動作が同時
になされる。したがって、バッテリーパックを電気機器
本体から取外したときには、蓋を閉じて本体側接触端子
を隠蔽し、この端子に指などが触れる恐れをなくすこと
ができるとともに、バッテリーパックを電気機器本体に
取付けるときには、蓋を開いて本体側接触端子を露出さ
せ、この端子にバッテリーパックのバッテリー側接触端
子を接触させることができる。又、充電時等に電気機器
本体から取外されるバッテリーパックは電気機器の電源
をなすために、通常は電気機器本体に取付け保持される
ものであるとともに、前述の本体側接触端子の保護機能
はバッテリーパックの着脱時において実現されるもので
あるが、そのためにはバッテリーパックを電気機器本体
から取外した時に、蓋が本体側接触端子を隠蔽した隠蔽
位置に保持されていなければならない。この点に鑑みて
本発明は本体側接触端子のばね力を強めて隠蔽位置の蓋
に与えて、蓋を閉じ位置に保持するようになっている。
すなわち、バッテリー装着壁に設けた凹部内を移動可能
な蓋が本体側接触端子を露出する露出位置に移動された
ときに、本体側接触端子は蓋の移動経路と交差してバッ
テリー側接触端子に圧接される構成であるから、露出位
置の蓋を本体側接触端子を隠蔽する位置に移動させたと
きに、この蓋で本体側接触端子を弾性変形させながら前
記移動経路から押し退けて蓋の裏面に圧接させることが
できる。それにより、本体側接触端子で蓋にその裏側か
ら強めのばね力を与えてこの蓋を閉じ位置に保持でき
る。しかも、このような蓋の凹部内での開閉のための移
動に伴う本体側接触端子の挙動によって、蓋が隠蔽位置
に配置されたときの本体側接触端子のばね力に比較し
て、蓋が露出位置に配置されたときの本体側接触端子の
ばね力を弱くできる。したがって、バッテリーパックが
電気機器本体に長時間取付け保持されるにも拘らず、こ
の時には蓋が本体側接触端子を露出させる露出位置に配
置されているので、本体側接触端子は大きく撓んだ状態
を長時間保持され続けることなく、撓みが少ない状態に
長時間保持される。それにより、本体側接触端子がへた
るおそれを少なくできる。そして、長期間の使用に拘ら
ず充電時等にバッテリーパックが取外された時には、本
体側接触端子は既述のように蓋により押し退けられて大
きく撓んで蓋の裏面に圧接するから、隠蔽位置に移動さ
れた蓋に必要十分なばね力を与えて、この蓋を隠蔽位置
から不用意に開かないように保持できる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1〜図8において符号11は略B5サ
イズの大きさで偏平な箱形に形成された電気機器本体と
してのファクシミリ本体であり、この本体11内にはフ
ァクシミリ機能をなすための必要な装置や部品等が内蔵
されている。ファクシミリ本体11のバッテリー装着壁
となる外底壁11aの後部外面には、ファクシミリ本体
11の外面に露出するバッテリーパック12が着脱自在
に取付けられる。ファクシミリ本体11はその前縁とバ
ッテリーパック12とを設置面に接触して斜めに設置し
て使用される。
【0010】外底壁11aは合成樹脂製であって、これ
には図3に示すように4個の取付け孔13〜16が形成
されている。これら取付け孔13〜16は、幅が狭い孔
部分Aと、幅が広い孔部分Bとにより略L字形状に形成
されている。4個の取付け孔13〜16のうちの2個の
取付け孔13,14は、その幅が狭い孔部分Aをファク
シミリ本体11の後端に向けてファクシミリ本体11の
前後方向に沿って間隔的に設けられているとともに、こ
れらからファクシミリ本体11の幅方向に離れた位置に
おいて他の2個の取付け孔15,16が、その幅が狭い
孔部分Aをファクシミリ本体11の後端に向けてファク
シミリ本体11の前後方向に沿って間隔的に設けられて
いる。
【0011】外底壁11aには、取付け孔13,14と
15,16との間に位置して四角い凹部17が形成され
ている。図1および図2に示すように凹部17の天井壁
17aには、その前部側に位置して端子通孔18が開口
されている。この通孔18には金属板ばね製の本体側接
触端子19が通されている。接触端子19は正極側のも
のと負極側のものとがあるが、図1および図2ではその
うちの一方のみを示す。これら本体側接触端子19の前
記端子通孔18を通った端部は、V字形状ないしはU字
形状に曲げられており、また、これら端子19の他端部
はファクシミリ本体11に内蔵されたプリント配線基板
20に固定されている。
【0012】凹部17の天井壁17aの下面にはファク
シミリ本体11の前後方向に延びるガイド凸部21が設
けられている。この突部21の断面は図8に示すように
下側に向かう程広がっているとともに、その両側面は互
いに異なる方向に傾斜されている。凹部17には、本体
側接触端子19を露出する露出位置と、隠蔽する隠蔽位
置とにわたって移動可能な合成樹脂製の蓋22が、外底
壁11bの外面から突出することなく収納されている。
【0013】蓋22の前後方向の幅は凹部17の前後方
向の幅よりも小さいとともに、図8に示すようにカバー
蓋22はその上面に設けた摺動溝23をガイド突部21
に嵌合して、外底壁11aに対するバッテリーパック1
2の摺動方向、つまりファクシミリ本体11の前後方向
にガイド突部21に沿って移動可能に取付けられてい
る。摺動溝23の断面はガイド突部21の断面形状に対
応した形状であるから、これらの斜状側面の引掛かりに
より、蓋22の凹部17からの脱落が防止されている。
【0014】蓋22には図3および図8に示すように掛
合部受けとしての連動穴24が形成されている。また、
図3,図6,図7に示すように外底壁11aには凹部1
7の前側近傍に位置してロック溝38が形成されてい
る。
【0015】前記パッテリーパック12は直方体形状を
なし、その上面の四隅には取付け孔13〜16に挿脱自
在な装着爪25〜28が夫々一体に突設されている。こ
れら装着爪25〜28はバッテリーパック12の上面か
ら起立する部分とこの部分から水平に折曲った引掛け部
分Cとを有して略L字形状をなしている。引掛け部分C
は、取付け孔13〜16の幅が広い孔部分Bより小形
で、この孔部分Bを挿脱自在であるとともに、取付け孔
13〜16の幅が狭い孔部分Aよりも大きく形成されて
いる。
【0016】図3等に示すようにバッテリーパック12
には、本体側接触端子19に接触する金属板製の一対の
バッテリー側接触端子29が、前記パック12の上面に
露出して設けられている。さらに、バッテリーパック1
2にはバッテリー側接触端子29の後側近傍に位置して
掛合部としての連動突起30が一体に突設されている。
この突起30は前記連動孔24に挿脱されるものであ
る。
【0017】バッテリーパック12の前部にはロック装
置31が設けられている。この装置31は、図6および
図7に示すようにバッテリーパック12の前部に設けた
内側壁32と外側壁33との間に、ロック板34を上下
動可能に収納し、このロック板34の側面から一体に突
出する摘み部35を外側壁33の孔36に遊挿させると
ともに、内側壁32と外側壁33との間にコイルばね3
7を収納して形成されている。コイルばね37はロック
板34を上向きに付勢しており、その力によってバッテ
リーパック12がファクシミリ本体11に取付けられて
いない状態では、ロック板34の上端部34aをバッテ
リーパック12の上面から突出させるようになっている
(図3参照)。
【0018】次に、前述の構成を備えたバッテリー付き
の携帯用ファクシミリにおいて、その本体11の外底壁
11a外面にバッテリーパック12を装着する手順を説
明する。
【0019】まず、裏返されたファクシミリ本体11上
にバッテリーパック12を配して、このパック12の装
着爪25〜28を取付け孔13〜16に夫々対向させ
て、これら取付け孔13〜16の幅が広い部分Bに装着
爪25〜28を挿入する。この挿入によって装着爪25
〜28の引掛け部分Cは図4に代表して示されるように
外底壁11aの裏側に位置されるとともに、バッテリー
パック12の上面が外底壁11aの外面に接触される。
このとき、図1に示すように端子通孔18を閉じて本体
側接触端子19を覆い隠している蓋22の連動穴24
に、バッテリーパック12の連動突起30が嵌合され
る。同時に、図6に示すようにロック板33の上端部3
4aが外底壁11aに当たって、コイルばね37の付勢
力に抗してバッテリーパック12内に押込まれる。
【0020】次に、バッテリーパック12を図1,図
4、および図6において夫々矢印E方向へ外底壁11a
の外面に沿って摺動させることにより、バッテリーパッ
ク12が外底壁11aの外面に露出して装着される。
【0021】すなわち、矢印E方向へのバッテリーパッ
ク12の移動により、装着爪25〜28が、取付け孔1
3〜16の幅が広い部分Bを外れて、幅が狭い部分Aに
入り込むので、図5に示すように装着爪25〜28の引
掛け部分Cが、前記取付け孔13〜16の部分A,Bで
縁取られた角部D(図3参照)の裏側に掛合される。そ
のため、外底壁11aから離れる方向にバッテリーパッ
ク12が自由に動くことが防止される。この状態は図5
に示されている。また、このような状態になった時点
で、ロック板34が外底壁11aのロック溝38に対向
するため、コイルばね37の付勢力によりロック板34
が押されて、その先端部34aが図7に示すようにロッ
ク溝38内に挿入する。このロック板34とロック溝3
8との掛合により、バッテリーパック12が矢印Eと反
対方向に勝手に動くことが防止される。以上のようにし
て、バッテリーパック12がファクシミリ本体11の外
底壁11aの外面に装着される。
【0022】この装着と同時に、ファクシミリ本体11
に設けられた本体側接触端子19とバッテリーパック1
2のバッテリー側接触端子29との接触がなされる。す
なわち、バッテリーパック12の矢印E方向への移動に
より、その連動突起30が蓋22をバッテリーパック1
2の移動方向と同方向に移動させるため、この蓋22が
凹部17の端子通孔18を開いて前記露出位置に配置さ
れるとともに、それに伴ってバッテリー側接触端子29
蓋22の移動経路と交差するように起き上がって配置
される。したがって、弾性変形した状態にある本体側接
触端子19が図2に示すようにプリント配線基板20か
ら起き上がるように変位してバッテリー側接触端子29
に接触する。この接触において前記のように起き上がっ
た本体側接触端端子19のばね力は図1の状態よりも小
さくなっている。なお、この接触状態においても、本体
側接触端子19は弾性変形しており、両端子19,29
は互いに圧接状態にあって、電気的接続の信頼性を保証
している。
【0023】以上のようにして取付けられたバッテリー
パック12を取外すには、まず、図7において摘み部3
5を指で矢印F方向に押すことにより、ロック板34を
ロック溝38から外す。この後に、バッテリーパック1
2を図2,図5,図7において矢印G方向に外底壁11
aに沿って摺動させて装着爪25〜28の引掛け部分C
を夫々取付け孔13〜16の幅が広い部分Bに対向させ
て、図1,図4,図6に示す状態とする。最後に、これ
らの図中矢印H方向にバッテリーパック12を引出すこ
とにより、外底壁11aからバッテリーパック12を取
外すことができる。
【0024】この取外し動作において、バッテリーパッ
ク12が矢印G方向に移動されるときには、連動突起3
0が蓋22をバッテリーパック12の移動方向と同方向
に移動させるため、この蓋22が凹部17の端子通孔1
8を閉じて、前記隠蔽位置に配置される。そのため、バ
ッテリーパック12が取外された状態では、図3等に示
すように本体側接触端子19は蓋22で覆い隠される。
この場合、本体側接触端子19は、図1の状態に示すよ
うに隠蔽位置に移動される蓋22により弾性変形されな
がら前記移動経路から押し退けられて、プリント配線基
板20に近づくように変位されるので、蓋22の裏面に
強めに圧接される。そのため、図1に示した状態では、
図2の状態よりも本体側接触端子19のばね力は大きく
なっている。そして、この大きなばね力を蓋22に裏側
から与えているので、その力で蓋22が不用意に開かな
いように前記隠蔽位置に蓋22を保持することができ
る。
【0025】前述のようにバッテリーパック12が取外
された状態では、本体側接触端子19は蓋22で覆われ
ているから、指などが接触することが防止される。しか
も、蓋22はバッテリーパック12の着脱操作に連動し
て端子通孔18を開閉し、本体側接触端子19を露出・
隠蔽するものであって、この蓋22を直接指で操作する
必要がないから、蓋22の開閉に伴って作業者の指が本
体側接触端子19に接触することがない。
【0026】そのため、本体側接触端子19が変形され
る恐れがないとともに、この端子19の腐食の原因とな
る成分が指から付着して、本体側接触端子19の腐食を
招く恐れもない。その上、前述のようにバッテリーパッ
ク12の着脱操作に連動して蓋22が開閉され、特別に
蓋22を開閉操作する手間が不要であるから、使用上便
利である。しかも、前記のように蓋22が隠蔽位置にあ
る時にこの位置に蓋22を保持させるばね力を蓋2に与
える本体側接触金具19のばね力は、蓋22が隠蔽位置
にあるときには大きく蓋22が露出位置にある時には小
さいので、ばね製の本体側接触金具19がへたるおそれ
が少なく、長期間にわたる使用に拘らず、蓋22の開閉
に伴って作業者の指が本体側接触端子19に接触するこ
とを防止する機能を持続できる。すなわち、充電時等に
ファクシミリ本体11から取外されるバッテリーパック
12はファクシミリの電源をなすために、通常はファク
シミリ本体11に取付け保持されるものであるととも
に、本体側接触端子19に対する前記保護機能はバッテ
リーパック12の着脱時において実現されるものである
が、そのためにはバッテリーパック12をファクシミリ
本体11から取外した蓋22が、本体側接触端子19を
隠蔽した隠蔽位置に保持されていなければならない。こ
の点において、バッテリーパック12がファクシミリ本
体11に長時間取付け保持された状態では、既述のよう
に本体側接触端子19は大きく撓んだ状態を長時間保持
され続けることがないから、ほとんどの期間ファクシミ
リ本体11に取付けられているバッテリーパック12を
原因として、本体側接触端子19がへたるおそれを少な
くできる。そのため、長期間の使用に拘らず充電時等に
バッテリーパック12が取外された時には、本体側接触
端子19は大きく撓んで隠蔽位置の蓋22に必要十分な
ばね力を与えて、この蓋22を隠蔽位置から不用意に開
かないように保持できる。したがって、長期間にわた
り、蓋22の開閉に伴って作業者の指が本体側接触端子
19に接触することを防止する機能を持続できる。
【0027】なお、本発明は前記一実施例に制約される
ものではなく、例えば、掛合部受けを連動突起で形成す
るとともに、掛合部を連動穴または連動孔で形成しても
差支えない。
【0028】
【発明の効果】以上詳記した本発明の電気機器の構成に
おいては、バッテリーパックの電気機器本体への着脱操
作に連動して蓋による本体側接触端子の露出・隠蔽動作
が同時になされるから、電気機器本体に設けられた本体
側接触端子への指等の不用意な接触による本体側接触端
子の変形や腐食の恐れをなくして、バッテリーパックの
端子との接触の信頼性を確保できるとともに、このこと
を実現するために特別な操作を必要とすることなく、容
易にバッテリーパックを着脱できる。しかも、蓋を隠蔽
位置に保持するばね製本体側接触端子がへたるおそれが
少ないので、長期間にわたり、蓋の開閉に伴って作業者
の指が本体側接触端子に接触することを防止できる機能
を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係りバッテリーパックの装
着が完了される直前の状態での蓋と本体側接触端子およ
びバッテリー側接触端子との関係を示す断面図。
【図2】同実施例に係りバッテリーパックの装着完了状
態での蓋と本体側接触端子およびバッテリー側接触端子
との関係を示す断面図。
【図3】同実施例に係りファクシミリ本体とこれから分
離されたバッテリーパックとを示す斜視図。
【図4】同実施例に係りバッテリーパックの装着が完了
される直前の状態でのバッテリーパックの装着爪とこれ
が掛合される部分との関係を示す断面図。
【図5】同実施例に係りバッテリーパックの装着完了状
態でのバッテリーパックの装着爪とこれが掛合される部
分との関係を示す断面図。
【図6】同実施例に係りバッテリーパックの装着が完了
される直前の状態でのロック板とロック溝との関係を示
す断面図。
【図7】同実施例に係りバッテリーパックの装着完了状
態でのロック板とロック溝との関係を示す断面図。
【図8】同実施例に係り図3においてZ−Z線に沿う断
面図。
【図9】従来のバッテリー付き電気機器の電気機器本体
の後部とこれから取外されたバッテリーパックとを示す
斜視図。
【符号の説明】
11…ファクシミリ本体(電気機器本体)、11a…外
底壁(バッテリー装着壁)、12…バッテリーパック、
14…凹部、18…端子通孔、19…本体側接触端子、
22…蓋、24…連動孔(掛合部受け)、19…バッテ
リー側接触端子、30…連動突起(掛合部)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね製の本体側接触端子が設けられた電
    気機器本体と、前記本体側接触端子に接触するバッテリ
    ー側接触端子を有し、かつ、前記電気機器本体が有した
    バッテリー装着壁の外面を摺動して前記外面に露出して
    着脱自在に取付けられるバッテリーパックとを具備した
    電気機器において、前記バッテリー装着壁に凹部を設け、この凹部内に前記
    バッテリーパックの摺動方向と同方向に移動可能であっ
    てこの移動に伴い前記本体側接触端子を露出・隠蔽する
    蓋を前記外面から突出することなく収容し、 この蓋に掛
    合部受けを設け、この掛合部受けに掛脱される掛合部を
    前記バッテリーパックに設け、かつ、前記本体側接触端
    子は、前記蓋が本体側接触端子を露出する露出位置に移
    動されたときに、前記蓋の移動経路と交差して前記バッ
    テリー側接触端子に圧接されるとともに、前記蓋が前記
    本体側接触端子を隠蔽する位置に移動されたときに、前
    記蓋に押し退けられて前記蓋の裏面に圧接し前記蓋にば
    ね力を与えてこの蓋を保持するものであることを特徴と
    する電気機器。
JP3049904A 1991-03-14 1991-03-14 電気機器 Expired - Lifetime JP2858977B2 (ja)

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