JPH0611562Y2 - 蓋体と筐体との係止構造 - Google Patents

蓋体と筐体との係止構造

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JPH0611562Y2
JPH0611562Y2 JP4622889U JP4622889U JPH0611562Y2 JP H0611562 Y2 JPH0611562 Y2 JP H0611562Y2 JP 4622889 U JP4622889 U JP 4622889U JP 4622889 U JP4622889 U JP 4622889U JP H0611562 Y2 JPH0611562 Y2 JP H0611562Y2
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JP
Japan
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housing
projection
wall
locking
flexible piece
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JP4622889U
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JPH02138479U (ja
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秀治 林
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は蓋体と筐体の係止構造に関し、特に狭いスペー
スに設置される蓋体と筐体との係止構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
自動車のエンジンルームに使用されるジャンクションボ
ックス等は、自動車のボディスタイル等の制約から、狭
いスペースに収容できることが要請されている。しか
し、このような筐体の収容スペースは、単に筐体の大き
さだけでなく、蓋体の開閉に必要な周囲のスペースも必
要とするものである。
第5図は従来のジャンクションボックスの例で、aは筐
体で、内部にはコネクタbや図示しないバスバー回路板
等が収容され、防水カバーとしての蓋体cで密閉され
る。筐体aの側壁a′の嵌合面の近くにはブロックeが
突設され、円弧状の係止バネdの一方端がこのブロック
eの下方に軸支されている。一方の蓋体cの側壁c′に
は受けブロックfが形成され、係止バネdの先端が折曲
されて形成された係止部d′が嵌入する凹部gが形成さ
れている。
以上のブロックe,ブロックf,係止バネdは第6図に
示すように筐体aと蓋体cの左右に対称に形成されるも
のである。
蓋体cを筐体aに係止するには、先ず筐体aに蓋体cを
重ねる。ブロックeの先端面e′で蓋体の受けブロック
fの先端f′を受ける。その後、両側の係止バネdを回
動して、先端の係止部d′を受けブロックfの凹部gに
嵌入させる。円弧状バネdの弾性によって蓋体cは筐体
aに圧接された状態で係止される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来技術においては、係止バネd
の掛け、外しのために係止バネdを回動するが、そのた
め筐体aの大きさ以外に第6図に示すBのスペースが両
側に必要になる。また、係止した状態においても、筐体
aの大きさの他に両側にCのスペースが必要である。
しかるに、前述したように、自動車のエンジンルーム等
においては、ジャンクションボックス類の筐体の収容ス
ペースは非常に厳しく、Bのスペースは勿論、Cのスペ
ースでも取りにくくなっているのが現状である。
本考案は上記の事実に鑑みてなされたもので、少ないス
ペースに収容でき、収容されたスペース内で取付け、取
り外しのできる筐体と蓋体の係止構造を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、筐体と、天板の
端部に側壁を立設した蓋体とを係止する係止構造におい
て、 蓋体の側壁の先端側から天板に向けて相対向して立設さ
れた起立壁と、該起立壁の先端間に架設された対向壁
と、前記側壁と対向壁間の空間に側壁の先端側で支持さ
れ、天板に向かって延設された可撓片と、該可撓片の支
持端近傍に前記対向壁に向かって突設された可撓片突起
と、前記対向壁に可撓片の先端近傍と対向した位置に設
けられた対向壁突起とを有する蓋体と、側部に筐体突起
を立設した筐体と、前記対向壁と可撓片の間に嵌装さ
れ、天板側の端部に操作部を形成し、前記可撓片突起が
嵌入係止する可撓片突起用係止孔と、対向壁突起が嵌入
係止する対向壁突起用係止孔を有し、先端近傍に前記筐
体突起の嵌入係止する筐体突起用係止孔を有する係止板
とからなる構成としている。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、本考案の係止構造を有する筐体と蓋体の係止
構造の斜視図で、第3図は係止状態の断面図である。こ
れらの図において、1は筐体で、底板1aとその周囲に
立設された側壁1bとからなり、内部にコネクタ2等の
電気部品が収容されている。側壁1bの先端近傍にはリ
ブ3が筐体1を周囲するように設けられ、このリブ3よ
り先端は、嵌合筒1cとなっている。また、側壁1bに
はリブ3から連設された筐体突起4が突設されている。
この筐体突起4の上端面は斜面で、下端面は側壁1bに
対しほぼ直角になっている。
5は蓋体で、天板5aの端部に周壁5bが立設され、こ
の周壁5bの先端部は拡大され、内部に嵌合溝5c(第
3図)を形成し、筐体1の嵌合筒1cが嵌入するように
なっている。蓋体5の側壁5bには嵌合端側から相対向
する起立壁6,6が立設され、起立壁6,6の先端間に
側壁5bとほぼ平行な対向壁7が架設されている。対向
壁7と側壁5bとの間の起立壁6,6に囲われた中に
は、側壁5bの先端近傍に支持された可撓片8が設けら
れ、その先端は対向壁7から天板5a側に突出し、折曲
部8aが形成されている。可撓片8の支持部近傍には可
撓片突起8bが、また、先端近傍には小隆起8cがそれ
ぞれ形成されている。一方、対向壁7の可撓片8の先端
近傍と対向する位置に対向壁突起7aが設けられる。対
向壁突起7aの上端面は対向壁7に対しほぼ直角に形成
され、下端面は斜面になっている。なお、対向壁7の上
下の端部には、後述する係止板の操作のための切り欠き
7b,7cが設けられる。
可撓片8と対向壁7の間には係止板9が嵌装されてい
る。第2図に係止板9の詳細を示すが、この係止板9は
長方形で、弾性のある金属板等からなり、図の上方の端
部は折曲され操作部9aとなっている。係止板9には上
から順に対向壁突起用係止孔9b、可撓片突起係止孔9
c、筐体突起用係止孔9dの三つの係止孔が穿設されて
いる。
係止板9は、第1図または第3図(a)に示すように取付
けられ、上の係止孔9bは、対向壁突起7aと嵌合し、
中央の係止孔9cは可撓片突起8bと嵌合し、また下方
の係止孔9dは筐体突起4と嵌合する。そして、操作部
9aは、可撓片8の折曲部8aの下方にほぼ当接した状
態で嵌装され、挿入の際の係止板9の上方への飛び出し
を抑制している。
次に本考案の作用を説明する。
第1図に示すように、係止板9を対向壁7と可撓片8の
間の空間上方から挿入し、対向壁7の下方に突出させ
る。操作部9aが可撓片8の折曲部8aの下に挿入され
ると、対向壁突起7aが対向壁突起用係止孔9bに嵌入
し、可撓片突起8bが、可撓片突起用係止孔9cに嵌入
して、係止板9は蓋体5に装着される。組み立て時にお
いては、蓋体5はこの状態でセットしてある。
次に蓋体5の嵌合溝5c内に筐体1の嵌合筒1cが挿入
されるようにして、筐体1と蓋体5とを重なる。このと
き、係止板9の下端は筐体1の筐体突起4の上端側の斜
面に当接し、乗り越えて、筐体突起用係止孔9dに筐体
突起4が嵌入し、蓋体5は筐体1に係止される。係止板
9の先端が筐体突起4を乗り越える際、可撓片8の折曲
部8aに操作部9aが当接して係止板9が上方に逃げな
いように押さえている。この係止に必要なスペースは第
3図(a)のAとほぼ同程度である。
次に係止の解除について説明する。
第3図(a)の係止された状態で、操作部9aに矢符号F
の方向の力を加える。係止板9は第3図(b)に示すよう
に自身の弾性で撓み、可撓片8を図の左方に撓ませ、係
止孔9bから対向壁突起7aを外す。次に、操作部9a
に第3図(c)に示す矢符号Pの力を加える。係止板9は
下方に移動し、係止孔9cから可撓片突起8bが抜け
る。操作部9aは前述した対向壁7の上方の切り欠き7
b内に進入する。一方可撓片突起8bは、係止板9の係
止孔のない部分と当接し、係止板9の下方端を反らせ
る。対向壁7の下方の切り欠き7cは、このときの係止
板9の下方の反りが大きい場合に係止板9の先端を進入
させるために形成されるものである。これによって筐体
突起用の係止孔9dから筐体突起4が外れ、蓋体5は筐
体1との係止を解除する。このとき第4図に示すように
可撓片8の小隆起8cに、係止板9の操作部9aが引っ
掛かり、係止板9の解除状態を維持する。上記の解除の
ために筐体の外部に必要なスペースは、Aだけであ
り、これは係止の際に必要なAと大差のないもので、
第6図に示す従来の場合に必要なBより格段に少ないも
のであり、係止状態で必要なCよりもさらに小さくでき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、筐体と蓋体の係止
および解除が、筐体や蓋体の側壁に沿った方向で行われ
るため、係止、解除のためのスペースがほとんど必要な
くなり、ほぼ筐体自身を収容するスペースがあればよ
く、大幅にスペースの削減ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の係止構造を有する筐体と蓋体の分解斜
視図、 第2図は係止板の斜視図、 第3図は第1図のX−X断面図で、(a)は係止時、(b)は
係止解除中、(c)係止解除後を示す、 第4図は係止解除状態を維持構造を示す要部断面図、 第5図は従来の筐体と蓋体の係止構造を示す分解斜視
図、 第6図は従来の筐体と蓋体の係止時の正面図である。 1…筐体、1a…底板、1b…側壁、4…筐体突起、5
…蓋体、5a…天板、5b…側壁、6…起立壁、7…対
向壁、7a…対向壁突起、8…可撓片、8b…可撓片突
起、9…係止板、9a…操作部、9b…対向壁突起用係
止孔、9c…可撓片突起用係止孔、9d…筐体突起用係
止孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、天板の端部に側壁を立設した蓋体
    とを係止する係止構造において、 蓋体の側壁の先端側から天板に向けて相対向して立設さ
    れた起立壁と、該起立壁の先端間に架設された対向壁
    と、前記側壁と対向壁間の空間に側壁の先端側で支持さ
    れ、天板に向かって延設された可撓片と、該可撓片の支
    持端近傍に前記対向壁に向かって突設された可撓片突起
    と、前記対向壁に可撓片の先端近傍と対向した位置に設
    けられた対向壁突起とを有する蓋体と、側部に筐体突起
    を立設した筐体と、前記対向壁と可撓片の間に嵌装さ
    れ、天板側の端部に操作部を形成し、前記可撓片突起が
    嵌入係止する可撓片突起用係止孔と、対向壁突起が嵌入
    係止する対向壁突起用係止孔を有し、先端近傍に前記筐
    体突起の嵌入係止する筐体突起用係止孔を有する係止板
    とからなることを特徴とする蓋体と筐体との係止構造。
JP4622889U 1989-04-21 1989-04-21 蓋体と筐体との係止構造 Expired - Lifetime JPH0611562Y2 (ja)

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