JPH0750825Y2 - 電気接続箱におけるカバー取付け構造 - Google Patents
電気接続箱におけるカバー取付け構造Info
- Publication number
- JPH0750825Y2 JPH0750825Y2 JP1988086639U JP8663988U JPH0750825Y2 JP H0750825 Y2 JPH0750825 Y2 JP H0750825Y2 JP 1988086639 U JP1988086639 U JP 1988086639U JP 8663988 U JP8663988 U JP 8663988U JP H0750825 Y2 JPH0750825 Y2 JP H0750825Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking rod
- cover
- junction box
- rod holder
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/02—Details
- H02G3/08—Distribution boxes; Connection or junction boxes
- H02G3/14—Fastening of cover or lid to box
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気接続箱におけるカバーの取付け構造に関
し、特に取付け部分の破損を防止する技術に関するもの
である。
し、特に取付け部分の破損を防止する技術に関するもの
である。
自動車の電気配線に使用するヒューズボックス、リレー
ボックスやジャンクションボックス等の電気接続箱は、
一般に第4図,第5図に示される構造をしている。これ
らの図において、11は電気接続箱で、接続箱本体12とカ
バー13から成り立っている。接続箱本体12は、内部にブ
スバー配線板やプリント基板などの配線板を収容してい
る。外部にはそれらの配線板からの接続端子およびこれ
らの端子を保護する不図示のコネクタハウジングが一体
に形成されている。
ボックスやジャンクションボックス等の電気接続箱は、
一般に第4図,第5図に示される構造をしている。これ
らの図において、11は電気接続箱で、接続箱本体12とカ
バー13から成り立っている。接続箱本体12は、内部にブ
スバー配線板やプリント基板などの配線板を収容してい
る。外部にはそれらの配線板からの接続端子およびこれ
らの端子を保護する不図示のコネクタハウジングが一体
に形成されている。
カバー13の一側壁には、複数の支持片14によって支持さ
れた錠止杆15が、側壁とほぼ平行に垂設されている。一
方接続箱本体12には、この錠止杆15と対向する側壁に開
口部16aを上方に有する可撓性の錠止杆ホルダ16が上記
側壁と対向する如く形成されている。そして錠止杆15を
該開口部16aへ押し込むことにより錠止杆ホルダ16が外
側へ撓み、挿入が完了される。従って錠止杆ホルダ16内
に錠止杆15を回動可能に嵌装することによって、カバー
13を開閉自在に取付けている。
れた錠止杆15が、側壁とほぼ平行に垂設されている。一
方接続箱本体12には、この錠止杆15と対向する側壁に開
口部16aを上方に有する可撓性の錠止杆ホルダ16が上記
側壁と対向する如く形成されている。そして錠止杆15を
該開口部16aへ押し込むことにより錠止杆ホルダ16が外
側へ撓み、挿入が完了される。従って錠止杆ホルダ16内
に錠止杆15を回動可能に嵌装することによって、カバー
13を開閉自在に取付けている。
このような構造の電気接続箱は、接続箱本体12内にヒュ
ーズ,リレー等の部品を組み込んだり、交換を行ったり
する場合には、カバー13を開ける必要がある。カバー13
は、支持片14が錠止杆ホルダ16の上面に衝合するまで開
くが、この状態で上記の作業がなされる。
ーズ,リレー等の部品を組み込んだり、交換を行ったり
する場合には、カバー13を開ける必要がある。カバー13
は、支持片14が錠止杆ホルダ16の上面に衝合するまで開
くが、この状態で上記の作業がなされる。
又、カバー13を本体12より外す場合には第5図に示す開
状態のカバーをそのまま上方に移行すれば錠止杆ホルダ
16の開口部16aを錠止杆15が押し拡げてカバー13を外す
ことができる。
状態のカバーをそのまま上方に移行すれば錠止杆ホルダ
16の開口部16aを錠止杆15が押し拡げてカバー13を外す
ことができる。
しかし、支持片14が錠止杆ホルダ16の上面に衝合する位
置からさらにカバー13を開く方に外力Fが加えられる
と、支持片14と錠止杆ホルダ16の衝合点O1を支点とし
て、支持片14が梃として作用する。それによって、錠止
杆ホルダ16が錠止杆15によりC′方向(外力Fと同方
向)に強制的に変形させられる。従って、錠止杆ホルダ
16の一番弱い部分が元に復帰しなかったり、破損し易い
という欠点があった。
置からさらにカバー13を開く方に外力Fが加えられる
と、支持片14と錠止杆ホルダ16の衝合点O1を支点とし
て、支持片14が梃として作用する。それによって、錠止
杆ホルダ16が錠止杆15によりC′方向(外力Fと同方
向)に強制的に変形させられる。従って、錠止杆ホルダ
16の一番弱い部分が元に復帰しなかったり、破損し易い
という欠点があった。
本考案は上記の事実に鑑みてなされたもので、カバーを
開放する力が過剰であっても、破損することのない、電
気接続箱におけるカバー取付け構造を提供することを目
的としている。
開放する力が過剰であっても、破損することのない、電
気接続箱におけるカバー取付け構造を提供することを目
的としている。
上記の目的を達成するために本考案は、接続箱本体にカ
バーを被せてなる電気接続箱において、カバーの一側壁
とほぼ平行に錠止杆を垂設し、接続箱本体には上記錠止
杆を回動及び着脱可能に嵌装する一対の挟持片よりなる
錠止杆ホルダを形成し、カバーを全開したときに錠止杆
ホルダの一方の挟持片上部に衝合する突起部を上記錠止
杆上に形成し、該衝合点を中心として錠止杆が公転する
方向に錠止杆ホルダの開口部を形成し、錠止杆が該開口
部から脱出可能にした構成を特徴としている。
バーを被せてなる電気接続箱において、カバーの一側壁
とほぼ平行に錠止杆を垂設し、接続箱本体には上記錠止
杆を回動及び着脱可能に嵌装する一対の挟持片よりなる
錠止杆ホルダを形成し、カバーを全開したときに錠止杆
ホルダの一方の挟持片上部に衝合する突起部を上記錠止
杆上に形成し、該衝合点を中心として錠止杆が公転する
方向に錠止杆ホルダの開口部を形成し、錠止杆が該開口
部から脱出可能にした構成を特徴としている。
以下に本考案の実施例について、図面によって説明す
る。第1図は本考案による電気接続箱のカバー取付け構
造の要部を示した図で、(a)はカバーと接続箱を取付
けた状態を示し、(b)は分離した状態を示す斜視図で
ある。同図において、2は接続箱本体、3はカバーでこ
れらで電気接続箱1を形成している。カバー3の一側面
3aには突起部としての複数の支持片4に支持された円柱
状をした錠止杆5が側壁3aとほぼ平行に垂設されてい
る。一方接続箱本体2の上記錠止杆5と対応する側壁2a
には、一対の挟持片6a,6bを有する略U字形の錠止杆ホ
ルダ6が形成されている。錠止杆ホルダ6の挟持片6b
は、樹脂の射出成形等の手段によって、接続箱本体2と
一体的に形成され可撓性を有し、挟持片6aとにより錠止
杆5の嵌装される円筒状の空所が形成されている。そし
て、錠止杆ホルダ6の外側に位置する挟持片6aと内側に
位置する挟持片6bの間は、開口部6cとなって、ここから
錠止杆5が着脱される。錠止杆5の両端には位置決め用
のリブ7が形成され、接続箱本体2とカバー3の位置決
めがされる。
る。第1図は本考案による電気接続箱のカバー取付け構
造の要部を示した図で、(a)はカバーと接続箱を取付
けた状態を示し、(b)は分離した状態を示す斜視図で
ある。同図において、2は接続箱本体、3はカバーでこ
れらで電気接続箱1を形成している。カバー3の一側面
3aには突起部としての複数の支持片4に支持された円柱
状をした錠止杆5が側壁3aとほぼ平行に垂設されてい
る。一方接続箱本体2の上記錠止杆5と対応する側壁2a
には、一対の挟持片6a,6bを有する略U字形の錠止杆ホ
ルダ6が形成されている。錠止杆ホルダ6の挟持片6b
は、樹脂の射出成形等の手段によって、接続箱本体2と
一体的に形成され可撓性を有し、挟持片6aとにより錠止
杆5の嵌装される円筒状の空所が形成されている。そし
て、錠止杆ホルダ6の外側に位置する挟持片6aと内側に
位置する挟持片6bの間は、開口部6cとなって、ここから
錠止杆5が着脱される。錠止杆5の両端には位置決め用
のリブ7が形成され、接続箱本体2とカバー3の位置決
めがされる。
第2図は電気接続箱1がカバー3を開く前後を示してい
る。カバー3は図のθの角度だけ開くと、支持片4が錠
止杆ホルダ6の挟持片6aとO点で衝合する。錠止杆ホル
ダ6の開口部6cは錠止杆5の径より狭く形成されている
ので、カバー3は、この位置で停止して全開状態とな
る。また、錠止杆ホルダの開口部6cは、上記O点を中心
にして錠止杆5が公転する方向に設けられている。即
ち、錠止杆ホルダ6の開口部6cは、電気接続箱1が水平
に置かれた場合に、時計の12時の位置から、3時乃至4
時の間で形成されている。この状態でヒューズ,リレー
等の部品8の取付け,交換の作業を行う。このとき、も
しカバー3に一定以上の力Fが加わった場合は、支持片
4と錠止杆ホルダの挟持片6aとの衝合点Oが支点となっ
て、梃の作用による力が錠止杆5に加わる。すると錠止
杆5はO点を中心として公転し、錠止杆ホルダ6の挟持
片6bの可撓性に抗して開口部6cを押し広げ、錠止杆ホル
ダ6から矢印Cの方向に脱出する。従って、カバー3は
接続箱本体2から自然なかたちで離脱でき、取付け構造
はなんら損傷を受けることはない。
る。カバー3は図のθの角度だけ開くと、支持片4が錠
止杆ホルダ6の挟持片6aとO点で衝合する。錠止杆ホル
ダ6の開口部6cは錠止杆5の径より狭く形成されている
ので、カバー3は、この位置で停止して全開状態とな
る。また、錠止杆ホルダの開口部6cは、上記O点を中心
にして錠止杆5が公転する方向に設けられている。即
ち、錠止杆ホルダ6の開口部6cは、電気接続箱1が水平
に置かれた場合に、時計の12時の位置から、3時乃至4
時の間で形成されている。この状態でヒューズ,リレー
等の部品8の取付け,交換の作業を行う。このとき、も
しカバー3に一定以上の力Fが加わった場合は、支持片
4と錠止杆ホルダの挟持片6aとの衝合点Oが支点となっ
て、梃の作用による力が錠止杆5に加わる。すると錠止
杆5はO点を中心として公転し、錠止杆ホルダ6の挟持
片6bの可撓性に抗して開口部6cを押し広げ、錠止杆ホル
ダ6から矢印Cの方向に脱出する。従って、カバー3は
接続箱本体2から自然なかたちで離脱でき、取付け構造
はなんら損傷を受けることはない。
本考案の実施例においては、支点Oに衝合させる突起部
として支持片4を用いたが、支持片4とは別個に錠止杆
5上に突起部を形成する構成としてもよい。又、突起部
を形成する位置を変えたり、支持片4の形状を変えるこ
とによって、第2図の角度θを増減することができる。
として支持片4を用いたが、支持片4とは別個に錠止杆
5上に突起部を形成する構成としてもよい。又、突起部
を形成する位置を変えたり、支持片4の形状を変えるこ
とによって、第2図の角度θを増減することができる。
以上に説明したように本考案によれば、接続箱本体とカ
バーとからなる電気接続箱において、カバー全開時にカ
バーに一定以上の力が加わった場合に、カバーを無理な
く本体から外れるようにしたので、カバーの取付け部の
破損を防止できる。
バーとからなる電気接続箱において、カバー全開時にカ
バーに一定以上の力が加わった場合に、カバーを無理な
く本体から外れるようにしたので、カバーの取付け部の
破損を防止できる。
第1図は本考案の電気接続箱におけるカバー取付け構造
の1実施例の要部の図で(a)は組立時の斜視図、
(b)は分解斜視図図、 第2図は第1図(a)のA−A線での断面図、 第3図は第2図B部の拡大図、 第4図は従来の電気接続箱の斜視図、 第5図は従来の電気接続箱におけるカバー取付け構造の
要部を示す断面図である。 1……電気接続箱、2……接続箱本体、3……カバー、
4……突起部、5……錠止杆、6……錠止杆ホルダ、6c
……開口部、O……衝合点。
の1実施例の要部の図で(a)は組立時の斜視図、
(b)は分解斜視図図、 第2図は第1図(a)のA−A線での断面図、 第3図は第2図B部の拡大図、 第4図は従来の電気接続箱の斜視図、 第5図は従来の電気接続箱におけるカバー取付け構造の
要部を示す断面図である。 1……電気接続箱、2……接続箱本体、3……カバー、
4……突起部、5……錠止杆、6……錠止杆ホルダ、6c
……開口部、O……衝合点。
Claims (1)
- 【請求項1】接続箱本体にカバーを被せてなる電気接続
箱において、カバーの一側壁とほぼ平行に錠止杆を垂設
し、接続箱本体には上記錠止杆を回動及び着脱可能に嵌
装する一対の挟持片よりなる錠止杆ホルダを形成し、カ
バーを全開したときに錠止杆ホルダの一方の挟持片上部
に衝合する突起部を上記錠止杆上に形成し、該衝合点を
中心として錠止杆が公転する方向に錠止杆ホルダの開口
部を形成し、錠止杆が該開口部から脱出可能にしたこと
を特徴とする電気接続箱におけるカバー取付け構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988086639U JPH0750825Y2 (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | 電気接続箱におけるカバー取付け構造 |
US07/372,017 US4967924A (en) | 1988-07-01 | 1989-06-27 | Cover mounting assembly for electrical junction box |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988086639U JPH0750825Y2 (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | 電気接続箱におけるカバー取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0210721U JPH0210721U (ja) | 1990-01-23 |
JPH0750825Y2 true JPH0750825Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=13892592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988086639U Expired - Lifetime JPH0750825Y2 (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | 電気接続箱におけるカバー取付け構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4967924A (ja) |
JP (1) | JPH0750825Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1988
- 1988-07-01 JP JP1988086639U patent/JPH0750825Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-06-27 US US07/372,017 patent/US4967924A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289766A (ja) * | 2007-08-10 | 2007-11-08 | Sansei R & D:Kk | 基板収納ケースの取付構造 |
JP2014147641A (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Heiwa Corp | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0210721U (ja) | 1990-01-23 |
US4967924A (en) | 1990-11-06 |
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