JP2571488Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JP2571488Y2
JP2571488Y2 JP1992003270U JP327092U JP2571488Y2 JP 2571488 Y2 JP2571488 Y2 JP 2571488Y2 JP 1992003270 U JP1992003270 U JP 1992003270U JP 327092 U JP327092 U JP 327092U JP 2571488 Y2 JP2571488 Y2 JP 2571488Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
connector
electronic unit
cover body
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992003270U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0567130U (ja
Inventor
圭一 尾▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1992003270U priority Critical patent/JP2571488Y2/ja
Publication of JPH0567130U publication Critical patent/JPH0567130U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2571488Y2 publication Critical patent/JP2571488Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両に搭載される電気
接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図9乃至図11は、従来の電気接続箱1
を示す。図9に示すように電気接続箱1は、電子ユニッ
ト3と、この電子ユニット3が嵌合される嵌合部5を有
する接続体本体7とで構成される。電子ユニット3は、
図10及び図11に示すように、上方が開口した箱体形
状のカバー本体15と、各種の電子部品9と雄型コネク
タ11とを有する配線基板13と、カバー本体15の上
部開口を閉止する裏カバー17とからなる。また、カバ
ー本体15の底壁15aには、雄型コネクタ11に対応
して矩形状の貫通孔15bが形成されている。
【0003】電気接続箱1は、電子ユニット3内の配線
基板13に接続された雄型コネクタ11を、接続箱本体
7の嵌合部5に設けた雌型コネクタ21に結合し、この
とき、電子ユニット3のカバー本体15の周壁と接続箱
本体7の立壁とを嵌合させる。これにより、雄型コネク
タ11と雌型コネクタ21とが電気的かつ機械的に接続
されて組み立てられる。
【0004】なお、前述の雄型コネクタ11及び雌型コ
ネクタ21は互いに雌雄を入れ替えることも有りうる。
【0005】ここで、電気接続箱1は、組み立て後に外
れないように、ロック挿入部23を電子ユニット3の裏
カバー17に設け、これを接続箱本体7に設けたロック
受け部25に挿入しロックするようにしてある。
【0006】なお、図10及び図11中、27はヒュー
ズ収納部、29はヒューズカバー、30は雌型コネクタ
内に突出するブスバーの雄型端子部である(実開平1−
101112号参照)。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気接続箱1は、電子ユニット3が雄型コネクタ11を
有する配線基板13を裏カバー17で固く保持するタイ
ト構成であるため、雄型コネクタ11を雌型コネクタ2
1に結合する際、雄型コネクタ11が図10の矢印X方
向にずれて作られていると、カバー本体15の周壁の一
部(図10中Aで示す)と、接続箱本体7の立壁の一部
(図10中Bで示す)とが干渉し、結合力が大きくなっ
てしまったり、コネクタ(端子)をこじった状態で嵌合
してしまうことになる。又最悪の時には結合不能となる
不具合を生じる。
【0008】これは、電気接続箱を製品として作る場
合、電子ユニットと接続箱本体とを電気的かつ機械的に
結合せざるを得ない構成上、止むを得ない事情であると
いえる。 本考案は、上記事情を考慮し、結合不能とな
る不具合を回避できる電気接続箱を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の考案は、カバー本体の内壁に配線基板
の外周側端部が載置される基板受け部を設け、裏カバー
に基板受け部との間で配線基板を面方向へ移動可能に挟
持する押え凸部を設け、カバー本体の底壁及び配線基板
の下面から固定用リブをそれぞれ突設し、これらの固定
用リブに弾性体の両端をそれぞれ支持して一方のコネク
タが他方のコネクタへの正規嵌合位置となる位置に位置
決めすると共に、配線基板が一平面内でのみ周囲いずれ
の方向にも可動するようにカバー本体に結合したことを
特徴としている。
【0010】請求項2に記載の考案は、カバー本体の内
壁に下部配線基板の外周側端部が載置される基板受け部
を設け、下部配線基板を前記基板受け部との間で面方向
へ移動可能に挟持する基板押えリブを上部配線基板から
突設し、裏カバーに基板押えリブとの間で上部配線基板
を挟持する押え凸部を設け、上部配線基板と下部配線基
板との間に弾性体を設けて一方のコネクタを他方のコネ
クタへの正規嵌合位置となる位置に位置決めすると共
に、下部配線基板を一平面内でのみ周囲いずれかの方向
にも可動するように上部配線基板に結合したことを特徴
としています。
【0011】
【作用】請求項1に記載の考案によれば、カバー本体内
の基板受け部上に配線基板の外周側端部を載置し、裏カ
バーの基板押えリブとの間で配線基板を面方向に移動可
能に挟持する。また、カバー本体の底壁及び配線基板の
下面から突設された固定用リブに弾性体の両端部を支持
して、一平面内でのみ周囲いずれの方向にも可動するよ
うに配線基板をカバー本体に結合する。このような電子
ユニットを接続箱本体の嵌合部に嵌合する場合、カバー
本体に対して配線基板の雄型又は雌型コネクタがずれた
位置で取り付けられていても、電子ユニットと接続箱本
体との嵌合に合わせて、配線基板及びこれと一体のコネ
クタが弾性体に抗して一平面内でなじみながら可動す
る。従って、コネクタ同士の結合及び電子ユニットの接
続箱本体への結合が無理なくできることになり、コネク
タ同士が結合不能となる不具合を回避することができ
る。また、配線基板は、基板受け部と押え凸部との間で
挟持されているので一平面内でのみ移動することがで
き、コネクタ同士の嵌合方向及び嵌合方向と反対側に移
動することはなないので、コネクタ同士を嵌合する際及
びコネクタ同士の嵌合を解除する際に、配線基板に固定
された一方のコネクタが他方のコネクタに押圧されて
も、引っ張られても移動することがなく、コネクタ同士
の嵌合及び嵌合解除を確実に行うことができる。さら
に、弾性体をカバー本体の底壁及び配線基板の下面に設
けた固定用リブに弾性体の両端を支持することにより配
線基板をコネクタ同士の正規な嵌合位置に位置決めする
ことができ、他の電子ユニットを接続箱本体の嵌合部に
嵌合させる際でも コネクタ同士を容易に結合すること
ができる。
【0012】請求項2に記載の考案によれば、下部配線
基板の外周側端部をカバー本体の基板受け部上に載置
し、その上に上部配線基板を載置する。このとき、下部
配線基板は上部配線基板から突設された基板押えリブと
基板受け部との間で挟持される。次に裏カバーの基板押
え凸部と下部配線基板とで上部配線基板を挟持する。従
って、下部配線基板と上部配線基板は、基板受け部と押
え凸部との間で挟持される。このとき、上部配線基板と
下部配線基板との間に弾性体を配置することにより、一
方のコネクタを他方のコネクタへの正規嵌合位置となる
位置に下部配線基板を位置決めする。このような電子ユ
ニットを接続箱本体の嵌合部に嵌合する場合、下部配線
基板の位置がずれていても、電子ユニットと接続箱本体
の嵌合に合わせて下部配線基板及びこれと一体のコネク
タが弾性体に抗して一平面内でなじみながら可動する。
従って、コネクタ同士の結合及び電子ユニットの接続箱
本体への結合が無理なくできることになり、コネクタ同
士が結合不能となる不具合を回避することができる。ま
た、下部配線基板は、基板受け部と上部配線基板の基板
押えリブとの間で挟持され、上部配線基板が裏カバーの
押え凸部と基板受け部上の下部配線基板で挟持されてい
るので、下部配線基板は一平面内でのみ移動することが
でき、コネクタ同士の嵌合方向及び嵌合方向と反対側に
移動することはなないので、コネクタ同士を嵌合する際
及びコネクタ同士の嵌合を解除する際に、配線基板に固
定された一方のコネクタが他方のコネクタに押圧されて
も、引っ張られても移動することがなく、コネクタ同士
の嵌合及び嵌合解除を確実に行うことができる。さら
に、弾性体を上部配線基板と下部配線基板との間に配置
してコネクタ同士の正規な嵌合位置に下部配線基板を位
置決めしたので、他の電子ユニットを接続箱本体の嵌合
部に嵌合させる際でも コネクタ同士を容易に結合する
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案に係る電気接続箱の実施例につ
いて従来と同一部位には同一符号を用いて説明する。
【0014】第1実施例 図1乃至図3は、第1実施例の電気接続箱31を示す。
この電気接続箱31は、図9に示す電気接続箱1と同様
に、接続箱本体7と、この接続箱本体7の嵌合部5に嵌
合される電子ユニット33とからなる。電子ユニット3
3は、上方が開口された箱体形状のカバー本体35と、
このカバー本体35内に収容される配線基板37と、カ
バー本体35の上部開口を閉止する裏カバー39とで構
成されている。
【0015】上記カバー本体35の底壁35aには、矩
形状の貫通孔51が形成され、四隅には円柱状の固定用
リブ41がそれぞれ立設されている。さらに、内壁に
は、基板受け部47が設けられ、カバー本体35内に収
容された配線基板37の受け用となっている。
【0016】配線基板37には、カバー本体35の貫通
孔51に対応して下面に雄型コネクタ53が配線基板3
7と一体に設けられている。また、配線基板37の下面
側四隅には、固定用リブ43がそれぞれ突設されてい
る。これらの固定用リブ43及び固定用リブ41には、
図3(b)に示すように、ばね45の上下両端が支持さ
れ、配線基板37がばね45を介してカバー本体35の
底壁35aに、一平面内で周囲に移動可能に結合されて
いる。
【0017】この場合、弾性体としてのばね45は、雄
型コネクタ53が雌型コネクタ21との正規な嵌合位置
にあるように、配線基板37を位置決めしているまた、
雌型コネクタ21がずれた位置にある場合には、雌型コ
ネクタ21と結合可能な位置に雄型コネクタ53が移動
するように配線基板37を一平面内で移動させることが
できる。
【0018】なお、配線基板37の外径寸法は、カバー
本体35の内径寸法より小さく設定されており、図3
(a)に示すようにカバー本体35内の一平面の周囲に
移動可能となっている。
【0019】次に、接続箱本体7の嵌合部5に電子ユニ
ット33を嵌合させるには、電子ユニット33を嵌合部
5に位置合わせした後に、嵌合部5上に電子ユニット3
3を載置し、ロック挿入部49をロック受部25に挿入
すると共に、雄型コネクタ53を雌型コネクタ21に嵌
合する。この場合、雄型コネクタ53がずれていても、
雄型コネクタ53が雌型コネクタ21に嵌合するよう
に、配線基板37が一平面の周囲に移動し、雌型コネク
タに確実に嵌合することが出来る。
【0020】すなわち、配線基板37がばね45のみに
より、底壁35aに結合されているので、ばね45の変
形によって、配線基板37が一平面の周囲に移動可能と
なっている。従って、電子ユニット33が嵌合部5に結
合不能となる不具合を回避することが出来る。
【0021】また、雄型コネクタ53を雌型コネクタ2
1に嵌合させる場合、配線基板37が上方へ押圧される
が、配線基板37は裏カバー39の押え凸部39aによ
って上方への移動が規制されているので、雄型コネクタ
53を雌型コネクタ21に確実に嵌合させることが出来
る。さらに、電子ユニット33を嵌合部5から取り外す
際に、雌型コネクタ21への雄型コネクタ53の嵌合状
態を解除する場合で、配線基板37が下方へ押圧される
が、配線基板37は基板受け部47によって下方への移
動が規制されているので、雄型コネクタ53を雌型コネ
クタ21から用意に引き抜くことが出来る。
【0022】第2実施例 次に第2実施例の電気接続箱55について図4及び図5
を用いて説明する。本実施例の電気接続箱55は、カバ
ー本体35と、このカバー本体35内に収容される上部
配線基板59及び下部配線基板61と、カバー本体35
の上部開口を閉止するカバー39とで構成されている。
下部配線基板61は前述した配線基板37と同様に下面
側に雄型コネクタ53が一体に設けられている。
【0023】カバー本体35の開口縁部には、上部配線
基板59を受ける基板受け段差70が形成され、内壁中
間部には下部配線基板61を受ける基板受け部71が突
設されている。基板受け段差70は、裏カバー39の押
え凸部39aとで上部配線基板59の上下動を規制す
る。また、上部配線基板59の下面には、円柱状の基板
押えリブ69が突設されており、上記基板受け部71と
で下部配線基板61の上下動を規制している。
【0024】上部配線基板59の下面四隅には固定用リ
ブ63が突設され、下部配線基板61の上面四隅にも固
定用リブ65が突設されている。これらの固定用リブ6
3、65には、ばね67の上下両端が固定されている。
このばね67によって、下部配線基板61は上部配線基
板59に、一平面内で周囲に移動自在に結合されてい
る。
【0025】なお、上部配線基板59と下部配線基板6
1とは、図5に示すように、ジャンパー線60によって
電気的に接続されており、上部配線基板59に対して下
部配線基板61が移動しても、これらの基板59、61
の接続が維持されるようになっている。
【0026】本実施例においても、電子ユニット57を
嵌合部5上に位置合わせした後に、嵌合部5に電子ユニ
ット57を載置し、ロック挿入部49をロック受部25
に係止する。この場合、雄型コネクタ53がずれて固定
されていても、下部配線基板61がばね45によって一
平面の周囲に移動可能に支持されているので、雄型コネ
クタ53が雌型コネクタ21に嵌合するように、下部配
線基板61が一平面の周囲に移動し、雌型コネクタ21
に確実に嵌合することが出来る。従って、電子ユニット
33が嵌合部5に結合不能となる不具合を回避すること
が出来る。
【0027】第3実施例 次に第3実施例の電気接続箱73について図6乃至図8
を用いて説明する。本実施例の電気接続箱73も、カバ
ー本体35と、このカバー本体35内に収容される上部
配線基板77及び下部配線基板79と、カバー本体35
の上部開口を閉止する裏カバー39とで構成されてい
る。
【0028】カバー本体35の開口縁部には、上部配線
基板77を受ける基板受け段差91が形成され、内壁中
間部には下部配線基板79を受ける基板受け部89が突
設されている。基板受け段差91は、裏カバー39の押
え凸部39aとで上部配線基板77の上下動を規制す
る。また、裏カバー39の下面からは、平板状の基板押
えリブ87が突設されて上部配線基板77の切欠77a
を挿通し、基板受け部89とで下部配線基板79の上下
動を規制している。
【0029】下部配線基板79は、上記第1、第2実施
例の配線基板37、下部配線基板61と同様に雄型コネ
クタ53が一体に固定されている。また、上部配線基板
77と下部配線基板79とは中継端子81によって電気
的に接続されている。この中継端子81は、図8(a)
に示すように、平板状の端子83、85が直交した状態
で一体に成形されて構成されている。そして、端子83
は上部配線基板77に接続され、端子85は下部配線基
板79に接続されている。これにより、上部配線基板7
9と下部配線基板77とが電気的に接続されると共に、
下部配線基板77が一平面内で周囲に移動自在に上部配
線基板79に結合される。
【0030】電子ユニット75を接続箱本体7の嵌合部
5に嵌合する場合には、電子ユニット75を嵌合部5上
に位置合わせした後に、嵌合部5上に載置し、下部配線
基板79の雄型コネクタ53を嵌合部5の雌型コネクタ
21に嵌合する。そして、ロック挿入部49をロック受
け部25に挿入することにより、電子ユニット75が嵌
合部5に固定される。
【0031】この場合、下部配線基板79がずれて作ら
れていても、下部配線基板79が中継端子81を介して
上部配線基板77に接続されているので、下部配線基板
79は、一平面の周囲に移動して、雄型コネクタ53が
雌型コネクタ21に確実に嵌合することが出来る。従っ
て、電子ユニット75が嵌合部5に結合不能となる不具
合を回避することが出来る。また、本実施例では、中継
端子81が上部配線基板77と下部配線基板79とを電
気的に接続すると共に、下部配線基板79を一平面内で
周囲に移動自在に上部配線基板77に結合するので、前
述した第2実施例のようにばね67が不要になる。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように請求項1の考案によ
れば、雄型又は雌型コネクタのいずれか一方のコネクタ
と他方のコネクタとを嵌合する際に、多少ずれていても
配線基板が一平面内でのみ周囲のいずれの方向にも可動
するので、コネクタ同士が結合不能となる不具合を回避
することができる。また、配線基板は、基板受け部と押
え凸部との間で挟持されているので一平面内でのみ移動
することができ、コネクタ同士の嵌合方向及び嵌合方向
と反対側に移動することはなないので、コネクタ同士を
嵌合する際及びコネクタ同士の嵌合を解除する際に、配
線基板に固定された一方のコネクタが他方のコネクタに
押圧されても、引っ張られても移動することがなく、コ
ネクタ同士の嵌合及び嵌合解除を確実に行うことができ
る。さらに、弾性体をカバー本体の底壁及び配線基板の
下面に設けた固定用リブに弾性体の両端を支持すること
により配線基板をコネクタ同士の正規な嵌合位置に位置
決めすることができ、他の電子ユニットを接続箱本体の
嵌合部に嵌合させる際でも コネクタ同士を容易に結合
することができる。請求項2の考案によれば、雄型又は
雌型コネクタのいずれか一方のコネクタと他方のコネク
タとを嵌合する際に、多少ずれていても下部配線基板が
一平面内でのみ周囲のいずれの方向にも可動するので、
コネクタ同士が結合不能となる不具合を回避することが
できる。また、下部配線基板は、基板受け部と上部配線
基板の基板押えリブとの間で挟持され、上部配線基板が
裏カバーの押え凸部と基板受け部上の下部配線基板で挟
持されているので、下部配線基板は一平面内でのみ移動
することができ、コネクタ同士の嵌合方向及び嵌合方向
と反対側に移動することはなないので、コネクタ同士を
嵌合する際及びコネクタ同士の嵌合を解除する際に、配
線基板に固定された一方のコネクタが他方のコネクタに
押圧されても、引っ張られても移動することがなく、コ
ネクタ同士の嵌合及び嵌合解除を確実に行うことができ
る。さらに、弾性体を上部配線基板と下部配線基板との
間に配置してコネクタ同士の正規な嵌合位置に下部配線
基板を位置決めしたので、他の電子ユニットを接続箱本
体の嵌合部に嵌合させる際でも コネクタ同士を容易に
結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電気接続箱の第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1のII-II 線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】(a)は固定用リブとばねを示す斜視図であ
る。(b)は固定用リブとばねを示す断面図である。
【図4】第2実施例の電気接続箱を示す斜視図である。
【図5】図4のV-V 線に沿って切断した断面図である。
【図6】第3実施例の電気接続箱を示す斜視図である。
【図7】図6のVII-VII 線に沿って切断した断面図であ
る。
【図8】(a)は中継端子を示す斜視図である。(b)
は中継端子を配線基板に接続した状態を示す斜視図であ
る。
【図9】従来の電気接続箱を示す斜視図である。
【図10】図9のx-x 線に沿って切断した断面図であ
る。
【図11】電子ユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
21 雌型コネクタ 31、55、73 電気接続箱 33、57、75 電子ユニット 35 カバー本体 37、59、61、77、79 配線基板 41、43、63、65 固定用リブ 45、67 ばね 53 雄型コネクタ 81 中継端子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏カバーで内部が閉鎖されるカバー本体
    と、雄型又は雌型コネクタのいずれか一方が固定され、
    該一方のコネクタの相手コネクタとの嵌合面側が前記カ
    バー本体の外部に露出された状態で前記カバー本体内に
    収容される配線基板とからなる電子ユニットと、この電
    子ユニットが嵌合される嵌合部が形成されると共に、一
    方のコネクタが嵌合する他方のコネクタを有する接続箱
    本体とを備えた電気接続箱において、前記カバー本体の
    内壁に前記配線基板の外周側端部が載置される基板受け
    部を設け、前記裏カバーに前記基板受け部との間で前記
    配線基板を面方向へ移動可能に挟持する押え凸部を設
    け、前記カバー本体の底壁及び前記配線基板の下面から
    固定用リブをそれぞれ突設し、これらの固定用リブに弾
    性体の両端をそれぞれ支持して前記一方のコネクタが他
    方のコネクタへの正規嵌合位置となる位置に位置決めす
    ると共に、前記配線基板が一平面内でのみ周囲いずれの
    方向にも可動するように前記カバー本体に結合したこと
    を特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 裏カバーで内部が閉鎖されるカバー本体
    と、雄型又は雌型コネクタのいずれか一方が固定され、
    該一方のコネクタの相手コネクタとの嵌合面側が前記カ
    バー本体の外部に露出した状態で前記カバー本体内に収
    容される下部配線基板と、この下部配線基板と前記裏カ
    バーとの間に配置される上部配線基板とからなる電子ユ
    ニットと、前記電子ユニットが嵌合される嵌合部が形成
    されると共に、一方のコネクタが嵌合する他方のコネク
    タを有する接続箱本体とを備えた電気接続箱において、
    前記カバー本体の内壁に前記下部配線基板の外周側端部
    が載置される基板受け部を設け、前記下部配線基板を前
    記基板受け部との間で面方向へ移動可能に挟持する基板
    押えリブを前記上部配線基板から突設し、前記裏カバー
    に前記基板押えリブとの間で前記上部配線基板を挟持す
    る押え凸部を設け、前記上部配線基板と前記下部配線基
    板との間に弾性体を設けて前記一方のコネクタを他方の
    コネクタへの正規嵌合位置となる位置に位置決めすると
    共に、前記下部配線基板を一平面内でのみ周囲いずれか
    の方向にも可動するように前記上部配線基板に結合した
    ことを特徴とする電気接続箱。
JP1992003270U 1992-01-31 1992-01-31 電気接続箱 Expired - Fee Related JP2571488Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992003270U JP2571488Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992003270U JP2571488Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567130U JPH0567130U (ja) 1993-09-03
JP2571488Y2 true JP2571488Y2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=11552764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992003270U Expired - Fee Related JP2571488Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2571488Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09260004A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Alps Electric Co Ltd 電気的接続装置
JP2005129453A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Smk Corp フローティング構造を有するコネクタ
JP4190471B2 (ja) * 2004-07-15 2008-12-03 シャープ株式会社 電気機器
JP2006032288A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Fujitsu Ltd コネクタ付き電子機器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3121675U (ja) * 2006-03-01 2006-05-25 達夫 笹崎 インレット付テープ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0567130U (ja) 1993-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0750825Y2 (ja) 電気接続箱におけるカバー取付け構造
JPH0753264Y2 (ja) 電源ソケット
US6870097B2 (en) Electrical junction box
JP2000020192A (ja) Icカード
JPH10134885A (ja) 基板用コネクタの嵌合構造
JP2571488Y2 (ja) 電気接続箱
JP3123630B2 (ja) モジュラージャック
KR950004987B1 (ko) 전기 커넥터
JPH03260B2 (ja)
KR101948101B1 (ko) 전자 제어 장치
JPH077184U (ja) 回路基板の収納ハウジングの構造
JP2554076Y2 (ja) 電気接続箱
JP2593884Y2 (ja) Fpc接続構造
JP3473897B2 (ja) 電気接続箱
JP2585734Y2 (ja) 端子装置
JP3171719B2 (ja) 複合ソケット
KR100562774B1 (ko) 가요성 케이블 커넥터용 액츄에이터
JPH0211747Y2 (ja)
JP2000091012A (ja) コネクタ及びその端子ならびにコネクタの取付構造
JPH0433656Y2 (ja)
JPH0719181Y2 (ja) 電気回路装置
JP3619758B2 (ja) パック電池
JPH0722066Y2 (ja) フレキシブルプリント基板用コネクタ
JPH0718354U (ja) 圧接コネクタ
JPS6033634Y2 (ja) Uhfチュ−ナのアンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees