JPH0753264Y2 - 電源ソケット - Google Patents

電源ソケット

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JPH0753264Y2
JPH0753264Y2 JP1989119276U JP11927689U JPH0753264Y2 JP H0753264 Y2 JPH0753264 Y2 JP H0753264Y2 JP 1989119276 U JP1989119276 U JP 1989119276U JP 11927689 U JP11927689 U JP 11927689U JP H0753264 Y2 JPH0753264 Y2 JP H0753264Y2
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contact piece
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/66Structural association with built-in electrical component
    • H01R13/70Structural association with built-in electrical component with built-in switch
    • H01R13/703Structural association with built-in electrical component with built-in switch operated by engagement or disengagement of coupling parts, e.g. dual-continuity coupling part
    • H01R13/7035Structural association with built-in electrical component with built-in switch operated by engagement or disengagement of coupling parts, e.g. dual-continuity coupling part comprising a separated limit switch

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラジオやテープレコーダ、ビデオカメラなど
に装備される電源ソケットに関する。
〔従来の技術〕
第6図および第7図に実公昭60−20308号公報に開示さ
れた従来の電源ソケットが示されている。
この電源ソケットは、配線基板(不図示)に実装される
中空のボディ100と、ボディ100に装着されるカバー110
と、プラグ接続部121と端子部122とがL字形をなすよう
に成形されたピン120と、固定接片および可動接片(い
ずれも不図示)とを備えており、ボディ100の内部には
上記ピン120のプラグ接続部121と上記固定接片および可
動接片とがボディ100の高さ方向、すなわち当該電源ソ
ケットを配線基板(不図示)に実装した場合にその配線
基板の沿面方向Aに対して直交する方向Bに並ぶ状態で
配設されるようになっている。
電源ソケットの構造を具体的に説明すると、カバー110
がボディ100の後端に装着され、カバー110とボディ100
の後壁101にそれぞれ形成されたピン挿入孔111,102に上
記ピン120のプラグ接続部121が圧入され、かつそのピン
120の端子部122が上記配線基板に向けて突き出されると
共に、その端子部122にカバー110に設けられたL字形の
係合固定体130が係合している。また、ボディ100の後壁
101に隣接してその下部に形成された開口部103から挿入
された固定接片と可動接片とがその開口部103に連なる
空間部104に配設され、しかもそれらの接片から延出さ
れた端子141,142がボディ100に形成された切欠状の凹入
部105,106からボディ100の外部に導出され、かつ上記配
線基板に向けて突き出されている。また、これらの端子
141,142には上記凹入部105,106に差し込まれたカバー11
0の突出片112が押し付けられていて、この突出片112に
よって上記接片がボディ100に固定されている。なお、
上記凹入部105から導出された端子141を押し付けている
突出片は図に現れていない。
このような電源ソケットにおいて、ピン120のプラグ接
続部121に対してプラグ(不図示)を挿抜すると、その
プラグによって可動接片が変位されて可動接片の可動接
点が固定接片の固定接点に対して離接され、接点が開閉
動作する。また、この構成を備えた従来の電源ソケット
は、プラグ接続部121にプラグを挿入したときにピン120
に加わる力すなわちピン挿入孔102,111からプラグ接続
部121を押し出そうとする力がL字形の係合固定体130に
より受け止められてピン挿入孔102,111からのプラグ接
続部121の抜け出しが防止されるという長所と、ボディ1
00にピン120を組み付けるときには、ピン120のプラグ接
続部121をピン挿入孔102,111に圧入してその端子部122
を90度回転させて係合固定体130に係合させるという簡
単な作業を行うだけで済むという長所を有している。
ところで、近時のラジオやビデオカメラなどのような電
気機器類では、それらを小型化し、しかも多種多様な機
能性を具備させることなどの必要から、配線基板に各種
電気部品や電子部品をきわめて高い密度で実装すること
が要求されている。そのため、電源ソケットについても
その外形寸法を可及的短くすることによって超小型化を
図ることの要望が強い。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の電源ソケットは構造上の
理由から外形寸法(具体的には奥行寸法)を短くするこ
との制約が大きかった。
すなわち、従来の電源ソケットは、ボディ100の内部に
ピン120のプラグ接続部121と固定接片および可動接片と
が配線基板の沿面方向Aに対して直交する方向Bに並ぶ
状態で配設されていたため、ピン120の端子部122を配線
基板に向けて突き出させるためにはピン120のプラグ接
続部121と端子部122との境界のコーナ部分aを固定接片
や可動接片の後端よりも後方(第6図および第7図では
上方)に位置させ、そうすることによって配線基板に向
けて突き出されるピン120の上記端子部122が固定接片や
可動接片に接触しないようにする必要がある。一方、ピ
ン120のプラグ接続部121は、ボディ100の内部に突出さ
れる部分の長さが定まっており、それを無制限に短くす
ることはできないため、上記コーナ部分aの適切な配置
位置を確保するにはそのプラグ接続部121の長さを比較
的長くせざるを得ないという事情がある。
また、カバー110は固定接片や可動接片の端子141,142を
押し付けてそれらの接片をボディ100に固定する部材と
して不可欠であり、カバー110を省略して係合固定体130
をボディ100に直接設けておくといった構造は採用する
ことができない。そのため、電源ソケット全体の奥行寸
法L′は、ボディ100の奥行寸法D′と係合固定体130の
出幅寸法H′にカバー110の厚み寸法T′を加えた長さ
となる。
このように従来の電源ソケットでは、ピン120のプラグ
接続部121の長さを長くしなければならないことと、カ
バー110が不可欠の部品であることとが、電源ソケット
全体の奥行寸法L′を短くしてその超小型化を図ること
の大きな制約になっていた。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、上述した
従来の電源ソケットが具備している長所、すなわち、係
合固定体の作用により、プラグ挿入時にプラグ接続部の
抜け出しが防止されるという長所と、ボディへのピンの
組み付けがピンの圧入と回転とにより簡単な作業で行い
得るという長所とをそのまま生かしつつ、ピンのプラグ
接続部の長さを短くしてもその端子部が固定接片や可動
接片に接触することがなく、しかもカバーを用いなくて
も固定接片や可動接片がボディに固定され、さらにボデ
ィの薄肉化を図っても必要な強度が保たれるように工夫
することによって、超小型化することが容易に可能な電
源ソケットを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に記載した第1番目の考案は、配線基板に実装
される中空のボディと、プラグ接続部と端子部とがL字
形をなすように成形されたピンと、固定接点が具備され
た平板部に端子が延出されてなる固定接片と、略U字形
に成形された金属片の一端側に上記固定接点に離接され
る可動接点が形成されかつその金属片の他端側に形成さ
れた座板部に端子が延出されてなる可動接片とを備え、
上記ボディはその前端面にプラグ挿抜用の開口部が、そ
の後端面の上記開口部との対向部位にピン挿入孔を有す
る後壁がそれぞれ形成され、上記ボディの内部空間に上
記ピンのプラグ接続部と上記固定接片と上記可動接片と
が上記配線基板の沿面方向に並べて配設され、上記後壁
にその後壁から後方に突出された支持壁とその支持壁か
ら上記沿面方向に突出された係合片とを有する係合固定
体が設けられ、上記ピンは、そのプラグ接続部が上記後
壁のピン挿入孔に圧入されてボディの内部空間に突出さ
れていると共に、プラグ接続部と端子部との境界のコー
ナ部の直近箇所においてその端子部が上記後壁と上記係
合片との間に挾み込まれており、上記固定接片と上記可
動接片はそれらに形成された固定手段を介して上記ボデ
ィに固定され、かつ上記ピンのプラグ接続部に挿抜され
るプラグにより上記可動接片が変位されてその可動接点
が上記固定接点に離接されるように構成されていると共
に、それらの接片の端子が上記配線基板に向けて突出さ
れているものである。
請求項2に記載した第2番目の考案は、請求項1の構成
に加えて次の構成を有するものである。すなわち、上記
ピンは、そのプラグ接続部の根本部分が上記支持壁に接
触され、上記固定接片は、その平板部が上記ボディの底
壁とこの底壁に対向する上壁に形成された溝に挿入され
て上記支持壁に対面接触され、上記可動接片は、その座
板部が上記底壁と上記上壁に形成された溝に挿入されて
上記ボディの片側壁の内面に対面接触されているもので
ある。
〔作用〕
第1番目の考案によれば、配線基板に実装されるボディ
の内部空間に、ピンのプラグ接続部と固定接片と可動接
片とが上記配線基板の沿面方向に並べて配設されている
ため、配線基板に向けて突出されたピンの端子部が上記
沿面方向において固定接片や可動接片に対してラップす
る配置状態で設けられてもその端子部が固定接片や可動
接片に接触しない。そのため、ピンのプラグ接続部と端
子部との境界のコーナ部分を固定接片や可動接片の後端
よりも後方に位置させる必要がなくなる。また、固定接
片や可動接片はそれらに形成された固定手段を介してボ
ディに固定されるため、従来例で説明したカバーのよう
な別部材をボディの後端に装着する必要がない。
第2番目の考案によれば、係合固定体の支持壁がピンの
プラグ接続部の根本部分と固定接片の平板部との間に挾
まれ、ボディの後壁がピンの端子部によってバックアッ
プされ、ボディの片側壁が可動接片の座板部に支持され
るため、それら支持壁や後壁や片側壁が補強される。そ
のため、支持壁や後壁や片側壁の薄肉化が容易に図られ
る。
また、第1番目および第2番目の考案のいずれにおいて
も、従来の電源ソケットが具備する2つの長所、すなわ
ち、係合固定体によりプラグ挿入時にプラグ接続部の抜
け出しが防止されるという長所と、ボディへのピンの組
み付けがピンの圧入と回転とにより簡単な作業で行い得
るという長所とがそのまま生かされる。その上、上記ピ
ンは、プラグ接続部と端子部との境界のコーナ部の直近
箇所においてその端子部が上記後壁と上記係合片との間
に挾み込まれているという構成により、ピンにはボディ
の後壁に係合する突起などを何ら設けずとも上述したよ
うなピンの抜出しを防止することができるので、ピンの
成形を、たとえば金属線材を折り曲げるだけの簡単な加
工で行えるようになるのみならず、ピンの抜出し防止作
用が顕著に発揮される。
〔実施例〕
第1図は本考案の電源ソケットの分解斜視図、第2図は
電源ソケットの横断平面図、第3図は電源ソケットの背
面図である。
中空のボディ1は絶縁性樹脂で直方体形状に成形されて
おり、図示していない配線基板に当接または対設される
底壁11に配線基板に対する位置決めのための突起12が設
けられている。また、ボディ1の前端面にプラグ挿抜用
の開口部13が形成されているのに対し、その後端面の開
口部13との対向部位に後壁14が形成されており、後壁14
には円形のピン挿入孔15が具備されている。
第2図に詳細に示されているように、後壁14にはL字形
の係合固定体16が一体に設けられている。この係合固定
体16は後壁14から後方に突出された支持壁16aと、上記
ピン挿入孔15の軸心位置に対して下方にずれた位置でそ
の支持壁16aから横向き、すなわち当該電源ソケットを
配線基板に実装したときの配線基板に対する沿面方向A
に突出された係合片16bとを有する。そして、上記後壁1
4と支持壁16aと係合片16bの連なり面16cは後述するピン
2の端子部22の周面形状に一致する円弧面になされてい
る。上記ピン挿入孔15の軸心位置に対し上方にずれた位
置には上記後壁14と上記支持壁16aの上端とをつなぐ状
態で突出壁17が設けられ、この突出壁17と上記支持壁16
aとの連なり面16dがピン2のプラグ接続部21の周面形状
に一致し、かつ上記ピン挿入孔15の内面の一部に段差な
く連続した円弧面になされている。この突出壁17によっ
て上記支持壁16aと後壁14とが補強されている。さら
に、ボディ1の底壁11とこの底壁11に対向する上壁18に
は後方に突き出た突出片部11a,18aとが相対向状態にな
るように設けられており、これらの突出片部11a,18aの
内面には上記ボディ1の底壁11および上壁18に達する細
溝11b,18bが形成され、さらに底壁11側の突出片部11aに
は上記細溝11bに近接して切欠溝11cが形成されている。
なお、底壁11側の上記突出片部11aは上記支持壁16aおよ
び係合片16bに連なってそれらを補強している一方、上
記上壁18側の突出片部18aは上記支持壁16aおよび突出壁
17に連なってそれらを補強している。
ボディ1の後壁14とボディ1の片側壁19との間に開口部
10が形成されている。また、上記底壁11と上壁18には、
上記片側壁19に接する部分に細溝11d,18dが形成されて
いる。
次に、ピン2はプラグ接続部21と端子部22とがL字形を
なすように成形されている。このピン2は第2図および
第3図に仮想線で示すように端子部22を横向き、すなわ
ち上記沿面方向Aにした状態でプラグ接続部21を上記ピ
ン挿入孔15に圧入状態で挿入して端子部22を上記係合片
16bと突出壁17との間に嵌め込んだ後、第3図に矢符X
で示すように90度回転させて端子部22を上記後壁14と上
記係合片16bとの間に挾み込んでその端子部22を当該電
源ソケットが実装される配線基板に向けて突出させてお
く。こうしておくと、上記連なり面16cによってピン2
の戻り回転が防止されることと、上記プラグ接続部21が
ピン挿入孔15に圧入されていることと、上記端子部22に
その後方から係合している係合片16bによってピン2の
後退(抜け出し)が阻止されることとによってピン2が
確実にボディ1に固定された状態になり、プラグ接続部
21にプラグを挿入するときなどに加わる押圧力によって
そのプラグ接続部21が上記係合片16bを後方に反らせな
がら後退するといったことが防止される 固定接片3は、その所定箇所に設定された固定接点31a
を具備する平板部31の後端に端子32が延出され、かつ上
記平板部31の上端縁に係止爪33が形成されている。この
固定接片3はその平板部31の下端と上端とが上記ボディ
1の細溝11b,18bに挿入され、かつ上記端子32が上記ボ
ディ1の切欠溝11cを通して当該電源ソケットが実装さ
れる配線基板に向けて突出されている。さらに、上記係
止爪33が細溝18bの溝面に喰い込むことにって固定接片
3がボディ1に固定されていると共に、平板部31が上記
支持壁に対面接触されている。
可動接片4は金属片を略U字形に成形して必要な加工を
施したもので、その金属片の一端側に可動接点41が形成
されかつその他端側に座板部42が形成されている。そし
て、座板部42に、端子43が延出され、かつ斜め外向きに
切り起こされた係止片44が設けられている。この可動接
片4はその座板部42の下端と上端が上記ボディ1の細溝
11d,18dに挿入され、かつ上記端子43が上記ボディ1の
底壁11に形成された切欠溝11eを通して当該電源ソケッ
トが実装される配線基板に向けて突出されていると共
に、可動接点41が可動接片4のばね性によって上記固定
接片3の固定接点31aに接触し、さらに上記係止片44が
ボディ1の片側壁19に形成された段付部19aに係合する
ことによってボディ1に固定され、しかも座板部42が上
記片側壁19に対面接触されている。そして、プラグ(不
図示)が開口部13からプラグ接続部21に挿入されると、
そのプラグによって可動接片4がそのばね性に抗して変
位して可動接点41が固定接点31aから離される。逆に、
プラグ(不図示)がプラグ接続部21から引き抜かれる
と、可動接片4がそのばね性により復元して可動接点41
が固定接点31aに接触する。
この電源ソケットにおいて、第2図および第3図に示さ
れているように、ピン2と固定接片3と可動接片4とは
配線基板の沿面方向Aにおいてラップする配置状態で設
けられているけれども、ピン2の端子部22は固定接片3
や可動接片4に接触していない。したがって、第7図で
説明した従来例と比較すると、ピン2のプラグ接続部21
と端子部22との境界のコーナ部aを固定接片3や可動接
片4の後方に位置させる必要がなく、それだけプラグ接
続部21の長さが短くなる。また、固定接片3や可動接片
4はそれらに具備された係止爪33や係止片44と固定手段
によってボディ1に固定されているため、従来例では固
定接片や可動接片をボディ100に固定するのに不可欠で
あったカバー110が不要になる。このことより、第2図
に示した電源ソケット全体の奥行き寸法Lが従来例のそ
れL′よりも短くなり、超薄型の電源ソケットになる。
同時に電源ソケット全体の薄型化も達成される。
また、第2図に示されているように、係合固定体16の支
持壁16aがピン2のプラグ接続部21の根本部分と固定接
片3の平板部31とにより挾まれて補強され、さらにボデ
ィ1の片側壁19に可動接片4の座板部42が対面接触して
補強されているため、それらの支持壁16aや片側壁19を
薄肉にしても必要な強度が容易に確保される。したがっ
て、薄肉化が可能になる分だけ横幅寸法を短くでき、そ
れによって超小型化の一層促進された電源ソケットにな
る。
第4図および第5図は固定接片3の平板部31の後端縁か
ら横向きに板状部34を突出させ、この板状部34によって
上記係合固定体16と突出壁17の後端面をバックアップさ
せたものを示している。このものによると、係合固定体
16の係合片16bが上記板状部34によって補強されるた
め、上記係合片16bを薄肉にして電源ソケット全体の奥
行寸法Lをさらに短くしても、ピン2のプラグ接続部21
にプラグを挿入するときなどに加わる押圧力によってそ
のプラグ接続部21が上記係合片16bを後方に反らせなが
ら後退するといったことが確実に防止される。
なお、第4図および第5図において、固定接片3に板状
部34を設けてある点以外は第1図ないし第3図で説明し
たものと同様であるため、その主要部分に同一符号を付
して各部の詳細な説明を省略する。
〔考案の効果〕
以上のように第1番目の本考案によれば、ピンのプラグ
接続部の長さを従来より短くすることができ、しかも従
来は必要であったカバーが不要になるため、電源ソケッ
ト全体の奥行寸法が従来例よりも短い超小型化された電
源ソケットの提供が可能になる。
それに加え、第2番目の本考案によれば、ボディの後壁
や片側壁や係合固定体の支持壁が電源ソケットに本来必
要な部材である固定接片や可動接片やピンによって補強
されるため、使用部品の数を増大させることなく全体強
度が向上する。このことは言い換えれば、ボディの後壁
や片側壁や係合固定体の支持壁を従来例より薄肉にして
も必要な強度が確保されるということであるから、その
ような薄肉化によって電源ソケットの外形寸法を短くし
てその超小型化が達成されるのである。したがって、第
2番目の本考案によれば、ピンのプラグ接続部と固定接
片と可動接片との配置に係わる特有の構成と、ボディの
後壁や片側壁や係合固定体の支持壁の薄肉化を図ること
が可能な特有の構成とによって、いっそう超小型化され
た電源ソケットの提供が可能になる。
また、請求項1および請求項2に係る本考案によれば、
ボディの後壁に設けられた係合固定体の作用により、プ
ラグ挿入時にプラグ接続部がボディのピン挿入孔から抜
け出ることが防止され、しかも、ボディへのピンの組み
付けを簡単な作業で行い得るといった、従来例で説明し
た電源ソケットが具備する長所がそのまま生かされると
いう効果がある。その上、上記ピンは、プラグ接続部と
端子部との境界のコーナ部の直近箇所においてその端子
部が上記後壁と上記係合片との間に挾み込まれていると
いう構成により、ピンにはボディの後壁に係合する突起
などを何ら設けずとも上述したようなピンの抜出しを防
止することができるので、ピンの成形を、たとえば所定
長さの金属線材を折り曲げるだけの簡単な加工で行える
ようになるのみならず、ピンの抜出しを確実に防止でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による電源ソケットの分解斜視
図、第2図は電源ソケットの横断平面図、第3図は電源
ソケットの背面図、第4図は他の実施例による電源ソケ
ットの分解斜視図、第5図は第4図の電源ソケットの背
面図、第6図は従来例の分解斜視図、第7図は従来例の
底面図である。 1…ボディ、2…ピン、3…固定接片、4…可動接片、
11b,11d,18b…溝、13…プラグ挿抜用の開口部、14…後
壁、15…ピン挿入孔、16…係合固定体、16a…係合固定
体の支持壁、16b…係合固定体の係合片、19…片側壁、2
1…プラグ接続部、22…端子部、31…固定接片の平板
部、31a…固定接点、32…固定接片の端子、33…係止爪
(係合手段)、41…可動接点、42…座板部、43…可動接
片の端子、44…係止片(固定手段)、A…配線基板の沿
面方向。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線基板に実装される中空のボディと、プ
    ラグ接続部と端子部とがL字形をなすように成形された
    ピンと、固定接点が具備された平板部に端子が延出され
    てなる固定接片と、略U字形に成形された金属片の一端
    側に上記固定接点に離接される可動接点が形成されかつ
    その金属片の他端側に形成された座板部に端子が延出さ
    れてなる可動接片とを備え、 上記ボディはその前端面にプラグ挿抜用の開口部が、そ
    の後端面の上記開口部との対向部位にピン挿入孔を有す
    る後壁がそれぞれ形成され、上記ボディの内部空間に上
    記ピンのプラグ接続部と上記固定接片と上記可動接片と
    が上記配線基板の沿面方向に並べて配設され、上記後壁
    にその後壁から後方に突出された支持壁とその支持壁か
    ら上記沿面方向に突出された係合片とを有する係合固定
    体が設けられ、上記ピンは、そのプラグ接続部が上記後
    壁のピン挿入孔に圧入されてボディの内部空間に突出さ
    れていると共に、プラグ接続部と端子部との境界のコー
    ナ部の直近箇所においてその端子部が上記後壁と上記係
    合片との間に挾み込まれており、上記固定接片と上記可
    動接片はそれらに形成された固定手段を介して上記ボデ
    ィに固定され、かつ上記ピンのプラグ接続部に挿抜され
    るプラグにより上記可動接片が変位されてその可動接点
    が上記固定接点に離接されるように構成されていると共
    に、それらの接片の端子が上記配線基板に向けて突出さ
    れていることを特徴とする電源ソケット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電源ソケットであって、 上記ピンは、そのプラグ接続部の根本部分が上記支持壁
    に接触され、上記固定接片は、その平板部が上記ボディ
    の底壁とこの底壁に対向する上壁に形成された溝に挿入
    されて上記支持壁に対面接触され、上記可動接片は、そ
    の座板部が上記底壁と上記上壁に形成された溝に挿入さ
    れて上記ボディの片側壁の内面に対面接触されているこ
    とを特徴とする電源ソケット。
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