JP3171719B2 - 複合ソケット - Google Patents

複合ソケット

Info

Publication number
JP3171719B2
JP3171719B2 JP07370193A JP7370193A JP3171719B2 JP 3171719 B2 JP3171719 B2 JP 3171719B2 JP 07370193 A JP07370193 A JP 07370193A JP 7370193 A JP7370193 A JP 7370193A JP 3171719 B2 JP3171719 B2 JP 3171719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
terminal
base
lamp
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07370193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06140111A (ja
Inventor
賢治 五十嵐
信一 大滝
正志 大坪
正美 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP07370193A priority Critical patent/JP3171719B2/ja
Publication of JPH06140111A publication Critical patent/JPH06140111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3171719B2 publication Critical patent/JP3171719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソケット部、点灯装置
部、および端子部を備えた複合ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光ランプを装着するランプソケ
ット、蛍光ランプを始動させるためのパルスを出力する
電子スタータ、および電源線が接続される端子台などの
電気部品を備えた照明器具が知られている。そして、こ
れらの電気部品は、照明器具の天板にねじなどにより機
械的に固定されるとともに、互いにリード線により電気
的に接続されて、照明器具が組立てられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、照明器具の組立て時に、各電気部品をそれぞれ照明
器具の天板にねじ止めなどして機械的に固定しなければ
ならないとともに、各電気部品同士をリード線により電
気的に接続しなければならず、組立て作業が煩雑である
との問題を有している。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、機械的な組立て作業および電気的な接続作業が容
易で組立性の向上した複合ソケットを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の複合ソケ
ットは、開口部を有し絶縁性を有する樹脂にて形成され
た筐体と;開口部に臨んで筐体内に設けられた、ランプ
の口金部が装着されるソケット部と;開口部に臨んで筐
体内に設けられた、ランプを点灯させる点灯装置部と
開口部に臨んで筐体内に設けられた、電源線が接続され
る端子部とこれらソケット部、点灯装置部、および端
子部を覆うように筐体の開口部に設けられるとともに、
これらソケット部、点灯装置部、および端子部にそれぞ
れ設けられた電気部品を互いに電気的に接続する回路パ
ターンが形成されている回路基板とを備えたものであ
る。
【0006】求項記載の複合ソケットは、請求項
記載の複合ソケットにおいて、導電性を有する弾性変形
可能な端子体をソケット部に備え、このソケット部にラ
ンプの口金部を装着した状態で、このランプの口金部に
設けられた導電性を有する口金ピンと回路基板とで前記
端子体を挾持し、この端子体を介して前記ランプの口金
ピンと回路基板とを電気的に接続したものである。
【0007】請求項記載の複合ソケットは、請求項
記載の複合ソケットにおいて、端子体の伸縮方向の通常
時の寸法は、ソケット部にランプの口金部を装着した状
態におけるこのランプの口金ピンと回路基板との離間寸
法よりも大きいものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の複合ソケットでは、ランプの口
金部が装着されるソケット部と、このランプを点灯させ
る点灯装置部と、電源線が接続される端子部とを、回路
パターンが形成された回路基板で覆うように設けること
により、これらソケット部、点灯装置部、および端子部
にそれぞれ設けられた電気部品が互いに電気的に接続さ
れるので、リード線などによる配線作業が不要になり、
電気的な接続作業が容易になるとともに組立も容易にな
【0009】求項記載の複合ソケットでは、請求項
記載の複合ソケットにおいて、導電性を有する弾性変
形可能な端子体をソケット部に備え、このソケット部に
ランプの口金部を装着した状態で、ランプの口金部に形
成された導電性を有する口金ピンと回路基板とで端子体
が挾持され、この端子体を介してランプの口金ピンと回
路基板とが電気的に接続されるので、この端子体をあら
かじめ回路基板に電気的に接続するとともに機械的に固
定しておく必要がなく、機械的な組立て作業および電気
的な接続作業が容易になる。
【0010】請求項記載の複合ソケットでは、請求項
記載の複合ソケットにおいて、端子体の伸縮方向の通
常時の寸法は、ソケット部にランプを装着した状態にお
けるこのランプの口金ピンと回路基板との離間寸法より
も大きく形成されているので、ソケット部にランプを装
着した状態で、端子体は伸縮方向に押圧されて弾性的に
収縮し、ランプの口金ピンと回路基板とに圧接され密着
し、電気的に確実に接続される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の複合ソケットの一実施例の構
成を図面を参照して説明する。
【0012】図2および図3において、11は天井面に埋
込設置されて下方を照明する照明器具(ダウンライト)
で、この照明器具11は、相対向する一対の板状の灯体12
を有し、これら灯体12の上端部に略円板状の天板14がね
じ15にて固定され、この灯体12の下端部に天井板に形成
される取付孔に嵌合される環状の化粧枠16がリベット17
にて固定されている。また、各灯体12には、長手方向に
沿って対をなすスリット18が形成され、このスリット18
に上下動可能かつ固定可能な取付金具19が取付けられて
いる。そして、この取付金具19の下端部と化粧枠16との
間で天井板を挾持して、灯体12を固定するようになって
いる。
【0013】そして、天板14の下面には、複合ソケット
21が複数の取付ねじ22にて取付けられているとともに、
この複合ソケット21に隣接して、安定器24がねじ25にて
取付けられている。
【0014】さらに、対をなす灯体12間には、片口金型
の蛍光ランプLを内包する上下を開口した椀型の反射体
27が設けられている。そして、この反射体27の上端部近
傍の外側には、環状のフランジ部28が突設され、このフ
ランジ部28が、複合ソケット21に係合固定された一対の
吸い上げばね29により支持されている。
【0015】なお、蛍光ランプLは、図1および図2に
示すように、略U字状に屈曲された発光管L1を有し、こ
の発光管L1の一端部に断面略楕円形状の口金部L2が形成
されている。そして、この口金部L2の中央部からは、発
光管L1内部の電極に接続された2対の口金ピンL3が突設
されているとともに、口金部L2の長手方向両端部から
は、対をなす係合突部L4が突設されている。
【0016】また、複合ソケット21は、図1ないし図5
に示すように、上面を開口部31a とした略箱状の筐体31
と、この筐体31に嵌合固定されて開口部31a を覆うベー
ス体33と、これらの筐体31およびベース体33間に挾持し
て固定される回路基板34とを有している。なお、これら
筐体31およびベース体33は、それぞれ絶縁性を有する合
成樹脂にて一体成形されている。
【0017】そして、筐体31は内部が3つの部分に区画
されており、すなわち、この筐体31の長手方向の一端側
に位置して筐体31内部のほぼ半分の体積を占めるソケッ
ト部35と、筐体31の長手方向の他端側でかつ筐体31の幅
方向の一側に位置して筐体31内部のほぼ4分の1の体積
を占める端子部36と、筐体31の長手方向の他端側でかつ
筐体31の幅方向の他側に位置して筐体31内部のほぼ4分
の1の体積を占める点灯装置部としての電子スタータ部
37とに分割されている。
【0018】また、筐体31のソケット部35下部には、蛍
光ランプLの口金部L2が嵌合される略楕円筒状の口金保
持部41が突設され、この口金保持部41の中央部には、各
口金ピンL3が挿通する2対の略円弧状の口金ピン通孔42
が穿設されている。さらに、口金保持部41の長手方向の
両端部には、それぞれ蛍光ランプLの係合突部L4が挿通
可能な挿入部43が形成されているとともに、各挿入部43
に隣接して係合突部L4を係合する係合凹部44が形成され
ている。
【0019】そして、筐体31のソケット部35の内側に
は、筐体31の長手方向に対して若干傾斜した状態で角筒
状のリブ46が突設されているとともに、このリブ46の内
側に略十字状のリブ47が突設され、それぞれ口金ピン通
孔42に連通した4個の端子体収納部48が形成されてい
る。そして、各端子体収納部48に、それぞれ弾性変形可
能でかつ導電性を有する板ばね材を屈曲してなる電気部
品を構成する端子体としてのソケット端子51が挿入され
ている。このソケット端子51は、口金ピン通孔42に面す
る口金ピン側接触板部51a と、この口金ピン側接触板部
51a に平行状な回路基板側接触板部51b とが、傾斜した
連接板部51c により連結されて、略Z字状に形成されて
いる。
【0020】さらに、ソケット部35の両側の筐体31は切
り欠かれ、弾性変形可能な略コの字状のベース体係合部
53が形成されている。
【0021】また、筐体31の端子部36には、この端子部
36を囲む枠状のリブ55が突設されているとともに、この
枠状のリブ55の内部の長手方向中央部の一側に断面コの
字状のリブ56が突設され、他側に角筒状のリブ57が突設
されている。さらに、この角筒状のリブ57の両端部に連
続して筐体31の長手方向に沿った板状のリブ58が突設さ
れており、これらのリブ56,57,58により、枠状のリブ
55の内部に、一対の1次端子収納部61と一対の2次端子
収納部62とが区画形成されている。
【0022】そして、各1次端子収納部61には、それぞ
れ角柱状の位置決めボス64が突設されているとともに、
各2次端子収納部62には、それぞれ下方に連通するリー
ド線挿入孔65とリリース孔66とが穿設されている。さら
に、断面コの字状のリブ56と角筒状のリブ57との間に
は、相対向する板状のリリースボタンガイドリブ67が突
設されており、これらのリブ56,57,67に囲まれて、リ
リースボタンガイド凹部68が形成されている。
【0023】また、図1、図5および図6に示すよう
に、各1次端子収納部61には、導電性を有する金属板を
屈曲してなる電気部品を構成する一対の1次端子板71が
それぞれ嵌合され、これらの各1次端子板71の内側にそ
れぞれ弾性変形可能な板ばね材を屈曲してなる電気部品
を構成する一対の鎖錠金具72が嵌合されている。
【0024】そして、各1次端子板71は、上方を開口し
た断面略コの字状をなし、下側に位置する底板部73に、
1次端子収納部61に突設された角柱状の位置決めボス64
に嵌合する位置決め孔74が穿設されている。また、相対
向する内側の内側壁部75には上下方向に長い切欠部76が
設けられているとともに、外側に位置する外側壁部77の
上端部からは、この外側壁部77よりも幅寸法の小さい接
続突部78が一体に突設されている。
【0025】また、各鎖錠金具72は、1次端子板71の底
板部73および外側壁部77に当接する内側を開口した断面
略コの字状の基板部81と、この基板部81の上側の端部か
ら下方に向って傾斜した状態で屈曲された第1鎖錠接続
部82と、基板部81の下側の端部から断面略U字状に屈曲
された第2鎖錠接続部83とを有している。
【0026】そして、上方から挿入されたいわゆるFケ
ーブルなどの電源線Wを、1次端子板71の内側壁部75
と、鎖錠金具72の第1鎖錠接続部82および第2鎖錠接続
部83との間に挾持して、機械的に鎖錠接続するとともに
電気的な導通を確保するようになっている。
【0027】また、筐体31の端子部36には、合成樹脂に
て断面略十字形状に一体形成されたリリースボタン85が
上下動自在に装着されている。すなわち、このリリース
ボタン85は、角柱状のガイドボス86を下側に突設し、一
対の腕部87を両側に突設しているとともに、角柱状の押
圧部88を上側に突設している。そして、このリリースボ
タン85は、ガイドボス86を端子部36のリリースボタンガ
イド凹部68に摺動自在に嵌合し、両側の腕部87を各1次
端子板71の内側壁部75の切欠部76に摺動自在に嵌合して
各1次端子収納部61内に突出した状態で上下動自在に支
持されている。一方、押圧部88の上面には、すべり止め
用の略十字形状の凹条88a が形成されているとともに、
各腕部87の先端部には幅寸法が大きくかつ下面が傾斜し
た押動部89が形成され、この押動部89の下面が各鎖錠金
具72の第1鎖錠接続部82に当接して支持されている。
【0028】そして、上端の押圧部88をドライバーなど
により下方に押動することにより、ガイドボス86がリリ
ースボタンガイド凹部68に案内され、リリースボタン85
が円滑かつほぼ垂直状に下降して、各押動部89が各鎖錠
金具72の第1鎖錠接続部82を外側に弾性変形させ、鎖錠
接続された2本の電源線Wを均一かつ同時に引き抜ける
ようになっている。
【0029】さらに、各2次端子収納部62には、それぞ
れ導電性を有する金属板を屈曲してなる電気部品を構成
する一対の2次端子板92がそれぞれ嵌合され、これらの
各2次端子板92の内側にそれぞれ弾性変形可能な板ばね
材を屈曲してなる電気部品を構成する一対の鎖錠金具93
が嵌合されている。
【0030】そして、各2次端子板92は、下方を開口し
た断面略コの字状をなし、外側の上端部に接続突部92a
が切り起こし形成されている。また、各鎖錠金具93は、
各1次端子板71に嵌合される鎖錠金具72と同じ形状のも
ので、鎖錠金具72と上下の方向を逆にして各2次端子板
92に嵌合されている。
【0031】そして、筐体31のリード線挿入孔65から、
図3に示すリード線94の一端部を挿入した状態で、この
リード線94が2次端子板92と鎖錠金具93との間に鎖錠接
続されるようになっている。また、筐体31のリリース孔
66から図示しないピンを挿入することにより、各鎖錠金
具93が外側に弾性変形され、鎖錠接続されたリード線94
を引き抜けるようになっている。
【0032】また、筐体31の電子スタータ部37には側方
および下方に挿通する複数の放熱用スリット95が穿設さ
れている。
【0033】なお、筐体31内側のソケット部35および電
子スタータ部37の角部には、断面略L字状の基板位置決
めリブ96が突設されている。そして、各リブ46,47,5
6,57,58,96の高さ寸法はほぼ等しく形成されてい
る。
【0034】また、回路基板34は、図1、図6および図
7に示すように、平面略矩形状で、筐体31の内側に嵌合
し、下面を各リブ46,47,56,57,58,96に当接して支
持された状態で、筐体31のソケット部35、端子部36およ
び電子スタータ部37を一体的に覆うようになっている。
そして、この回路基板34の上面には図示しない回路パタ
ーンが形成されているとともに、回路基板34の下面に
は、電子スタータ部37に位置してトランジスタなどの複
数の電気部品が取付けられ、蛍光ランプLの始動時にパ
ルスを発信する電子スタータが構成されている。
【0035】また、この回路基板34には、ソケット部35
の各端子体収納部48に臨んで、それぞれ通孔100 が形成
され、これらの通孔100 にそれぞれ回路パターンに接続
された導電性を有するはとめ状の接続端子101 が装着さ
れている。
【0036】さらに、この回路基板34には、端子部36の
ほぼ中央部に臨んで、略矩形状の切欠部103 が形成され
ているとともに、この切欠部103 の周辺部に、端子部36
に装着された各1次端子板71および各2次端子板92の各
接続突部78,92a が嵌合される接続孔105 が形成されて
いる。そして、これらの接続孔105 はそれぞれ回路パタ
ーンに接続されており、各1次端子板71および各2次端
子板92の各接続突部78,92a を各接続孔105 に嵌合する
ことにより、各1次端子板71および各2次端子板92が回
路パターンに電気的に接続されるようになっている。
【0037】また、ベース体33は、筐体31の開口部31a
を覆って閉塞する蓋部111 と、この蓋部111 の外縁部近
傍から下方に突設され筐体31の内側に嵌合する当接部11
2 とを有している。そして、この当接部112 を筐体31に
嵌合した状態で、この当接部112 の下端部が回路基板34
の周辺部の上面に当接し、筐体31から突設された各リブ
46,47,56,57,58,96とこの当接部112 とで回路基板
34を挾持して固定するようになっている。
【0038】また、このベース体33には、筐体31の端子
部36に臨んで、端子部36を構成する平面略矩形状の1次
端子挿入部113 が形成されている。そして、この1次端
子挿入部113 には、回路基板34の切欠部103 の周辺の上
面部に当接する枠状当接部114 と、切欠部103 に嵌合す
る平面略矩形状の嵌合突部115 とが形成されており、こ
の嵌合突部115 の略中央部に、リリースボタン85の押圧
部88が摺動自在に嵌合するリリースボタン孔117 が穿設
されているとともに、このリリースボタン孔117 の周囲
に、各鎖錠金具72の位置に対応して電源線Wが挿入され
る電源線挿入孔118 が穿設されている。
【0039】また、このベース体33の長手方向の一端部
近傍の両側部からは、筐体31のソケット部35の両側部に
嵌合する対をなすばね固定台121 が突設されている。そ
して、各ばね固定台121 には、それぞれ嵌合溝122 と係
止部123 とが形成され、各嵌合溝122 に、反射体27を吸
い上げ係止する板ばねを屈曲してなる吸い上げばね29が
嵌合されるとともに、係止部123 に、各吸い上げばね29
に切り起こし形成された係止片部29a が係止されるよう
になっている。
【0040】さらに、これらのばね固定台121 の内側に
は、それぞれ筐体31の両側に形成したベース体係合部53
に係合する係止爪部125 が突設されている。
【0041】なお、このベース体33の上面部には、補強
用のリブ127 が格子状に形成されている。
【0042】また、これらの筐体31、回路基板34、およ
びベース体33には、上下に貫通する取付孔129 が互いに
連通して3箇所に形成されている。
【0043】次に、この複合ソケット21の組立て動作を
説明する。
【0044】まず、各1次端子板71にそれぞれ一対の鎖
錠金具72を挿入嵌合し、これらの1次端子板71を筐体31
の各1次端子収納部61に挿入嵌合する。
【0045】ついで、各2次端子板92にそれぞれ一対の
鎖錠金具93を挿入嵌合し、これらの各2次端子板92を筐
体31の各2次端子収納部62に挿入嵌合する。
【0046】そして、端子体収納部48にソケット端子51
を挿入嵌合する。
【0047】さらに、端子部36に、リリースボタン85を
嵌合する。
【0048】ついで、電子スタータを構成した回路基板
34を筐体31に嵌合し、各1次端子板71および各2次端子
板92の各接続突部78,92a を各接続孔105 に嵌合する。
【0049】続いて、ベース体33を筐体31に嵌合する。
【0050】この状態で、複合ソケット21の組立てが完
了し、この複合ソケット21は、3本の取付ねじ22により
照明器具11に取付けられる。
【0051】そして、この複合ソケット21と電源線Wと
の電気的接続は、天板14に形成された電源線通孔14a を
介して、この複合ソケット21の上側に形成した電源線挿
入孔118 から電源線Wを挿入することにより完了する。
【0052】また、この複合ソケット21と安定器24との
電気的接続は、リード線94の一端を複合ソケット21の下
側に形成したリード線挿入孔65から挿入するとともに、
リード線94の他端を安定器24に接続することにより完了
する。
【0053】次に、この複合ソケット21への蛍光ランプ
Lの装着作業を図8および図9を参照して説明する。
【0054】まず、図8に示すように、蛍光ランプLを
装着していない状態では、端子体収納部48に収納された
ソケット端子51は固定されてはおらず、回路基板34に設
けられた接続端子101 とも離間しているか、あるいは接
離可能な状態になっている。
【0055】そして、筐体31の口金保持部41の挿入部43
に蛍光ランプLの口金部L2の係合突部L4を位置合わせし
た状態で、この蛍光ランプLの口金部L2を筐体31の口金
保持部41に押し込み、ついでこの蛍光ランプLを回動し
て係合突部L4を係合凹部44に係合して蛍光ランプLを装
着する。
【0056】この状態で、蛍光ランプLの口金部L2から
突設された口金ピンL3は、ソケット部35の口金ピン通孔
42を挿通し、端子体収納部48に収納されたソケット端子
51に当接して押圧し、弾性的に変形させる。すなわち、
蛍光ランプLを装着した状態で、この蛍光ランプLの口
金ピンL3と回路基板34の接続端子101 との間の離間寸法
は、端子体収納部48に収納されたソケット端子51の上下
方向の寸法より短い。そこで、蛍光ランプLを装着した
状態では、口金ピンL3に押圧されたソケット端子51は付
勢力に抗して収縮し、それぞれ口金ピンL3と接続端子10
1 とに圧接され、機械的に固定されるとともに電気的に
確実に接続される。
【0057】そして、本実施例の複合ソケット21によれ
ば、蛍光ランプLの口金部L2を装着するソケット部35
と、この蛍光ランプLを始動させる電子スタータ部37
と、電源線Wが接続される端子部36と、反射体27を支持
する吸い上げばね29を係合するばね固定台121 とを一体
的に形成したため、これらを別個に組み立ててそれぞれ
照明器具に取付けて配線する場合に比べ、組立て作業お
よび取付け作業が容易になり、照明器具11全体の製造コ
ストも低減することができる。
【0058】また、この複合ソケット21自体は、筐体31
にソケット端子51などの金具を挿入嵌合するとともに、
この筐体31に回路基板34およびベース体33を嵌合固定す
ることにより容易に組立てできるため、組立性を向上す
ることができる。
【0059】さらに、ソケット部35、電子スタータ部3
7、および端子部36を一枚の回路基板34で覆うことによ
り電気的な接続ができるため、電気的な接続作業を容易
にでき、複合ソケット21の組立性を向上できるととも
に、誤配線も防止することができる。
【0060】また、ソケット部35、電子スタータ部37、
および端子部36はそれぞれ隣接して位置するため、これ
らを短い距離で互いに電気的に接続することができ、複
合ソケット21および回路基板34を小型化できるととも
に、これらソケット部35、電子スタータ部37、および端
子部36を覆って電気的に接続する回路基板34の回路構成
も簡単にすることができる。
【0061】そして、ソケット部35の端子体収納部48に
弾性変形可能なソケット端子51を収納し、しかも、蛍光
ランプLを装着した状態で、蛍光ランプLの口金ピンL3
と回路基板34の接続端子101 との間の離間寸法は、ソケ
ット端子51の上下方向の寸法より短いため、蛍光ランプ
Lの挿入の外力により、ソケット端子51を弾性変形さ
せ、このソケット端子51を蛍光ランプLの口金ピンL3と
回路基板34の接続端子101 に圧接して電気的に確実に接
続することができる。そこで、このソケット端子51をあ
らかじめ回路基板34に電気的に接続しておく必要がない
とともに機械的に固定しておく必要がなく、機械的な組
立て作業および電気的な接続作業を容易にすることがで
きる。
【0062】また、回路基板34に切欠部103 を形成し、
この切欠部103 にベース体33の嵌合突部115 を嵌合させ
たため、回路基板34を容易に位置決めできるとともに、
この嵌合突部115 により、回路基板34の上面に形成され
た回路パターンと電源線Wとの絶縁距離を確保して確実
に絶縁することができる。
【0063】さらに、端子部36の上下に、電源線Wが接
続される1次側の接続部とリード線が接続される2次側
の接続部とを分離して配置したため、天井内に配線され
る電源線Wと照明器具11内に配線されるリード線94とを
いずれも作業性良く配線することができる。
【0064】また、各電源線Wを各鎖錠金具72から解除
(リリース)するリリースボタン85は、ガイドボス86が
リリースボタンガイド凹部68に案内されているととも
に、押圧部88がリリースボタン孔117 に案内されている
ため、円滑かつほぼ垂直状に上下動する。そこで、ドラ
イバーなど差し方などにかかわらず、各押動部89が各鎖
錠金具72の第1鎖錠接続部82を均等に外側に弾性変形さ
せ、鎖錠接続された複数の電源線Wを均一かつ同時に引
き抜くことができる。
【0065】なお、上記の実施例では、複合ソケット21
を照明器具11の天板14に取付けて、蛍光ランプLを垂直
状に支持したが、図10および図11に示すように、複
合ソケット21および安定器24を照明器具141 の側板142
にねじ止めし、蛍光ランプLを水平状に支持して、椀型
の反射体143 の側部に形成した開口部からこの蛍光ラン
プLを挿入することもできる。
【0066】このように蛍光ランプLを水平状に支持す
ることにより、照明器具141 を薄型化することができ
る。
【0067】また、図10および図11に示すように、
蛍光ランプLを水平点灯させる場合には、図12に示す
ように、反射体27を支持する吸い上げばね29を係合する
ばね固定台121 をベース体33に形成せずに、このベース
体33は筐体31の内側に係合することもできる。
【0068】このように、ばね固定台121 を設けないベ
ース体33を用意することにより、水平点灯用の照明器具
11をより小形化することができる。
【0069】なお、この図12に示す筐体31では、リー
ド線挿入孔65およびリリース孔66の周囲に、曲面状の肉
厚な膨出部145 が形成されている。
【0070】また、上記の各実施例では、点灯装置部と
して電子スタータ部37を設けたが、この点灯装置部に安
定器などを組み込むこともできる。
【0071】そして、回路基板34に切欠部103 を形成し
て、この回路基板34を位置決めしたが、筐体31に凹部を
形成するとともに、この凹部に係合する凸部を回路基板
34に形成することにより、回路基板34の位置決めをする
こともできる。
【0072】さらに、反射体27,143 の形状は椀型に限
られるものではなく、円錐台型、円筒型などとすること
もできる。
【0073】またなお、上記の図1および図6などに示
す実施例では、回路基板34に形成した切欠部103 の長手
寸法は、リリースボタン85の腕部87の先端部間の全幅寸
法よりも大きく形成され、筐体31に回路基板34を装着し
た状態でリリースボタン85の着脱が可能になっている
が、図13に示すように、リリースボタン85の腕部87の
先端部間の全幅寸法L1 を、回路基板34の切欠部103 の
長手寸法L2 よりも大きく形成することもできる。
【0074】すなわち、複合ソケット21は、筐体31に端
子板71,92、鎖錠金具72,93、リリースボタン85、およ
び回路基板34などを順次落とし込んで装着することによ
り大部分の機能を発揮でき、特に、端子部36では、端子
板71,92および鎖錠金具72,93を挿入後、リリースボタ
ン85を挿入し、さらに、回路基板34を挿入する手順とな
るが、上記のように、リリースボタン85の全幅寸法L1
を回路基板34の切欠部103 の長手寸法L2 よりも大きく
形成することにより、回路基板34を筐体31に装着した状
態で、この筐体31を逆さにするなどしても、腕部87が回
路基板34に係止されてリリースボタン85などの部品が落
下することがなくなり、検査作業などを容易にすること
ができる。
【0075】また、図14および図15に示すように、
回路基板34の接続端子101 と蛍光ランプLの口金ピンL3
とに挾持されて、これらの回路基板34と蛍光ランプLと
を電気的に接続するソケット端子51に略V字状の切り込
み線を入れて、かぎ状の突部51d を切り起こし形成し、
この突部51d をはとめ状をなす接続端子101 の中央の凹
部101aに挿入した状態で接触させることもできる。
【0076】このように、ソケット端子51に、接続端子
101 の凹部101aに挿入される突部51d を形成することに
より、これらソケット端子51と接続端子101 とが点接触
状態となるため、蛍光ランプLの挿入の外力により、突
部51d を接続端子101 に圧接し、より確実に電気的に接
続することができる。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の複合ソケットによれば、
ランプの口金部が装着されるソケット部と、このランプ
を点灯させる点灯装置部と、電源線が接続される端子部
とを、回路パターンが形成された回路基板で覆うように
設けることにより、これらソケット部、点灯装置部、お
よび端子部にそれぞれ設けられた電気部品が互いに電気
的に接続されるため、リード線などによる配線作業が不
要になり、電気的な接続作業が容易になるとともに組立
も容易になる。そこで、複合ソケットの組立性を向上
し、この複合ソケットを用いた照明器具の製造コストを
低減することができる。
【0078】求項記載の複合ソケットによれば、請
求項記載の複合ソケットにおいて、導電性を有する弾
性変形可能な端子体をソケット部に備え、このソケット
部にランプの口金部を装着した状態で、このランプの口
金部に形成された導電性を有する口金ピンと回路基板と
で端子体が挾持され、この端子体を介してランプの口金
ピンと回路基板とが電気的に接続されるため、この端子
体をあらかじめ回路基板に電気的に接続しておくととも
に機械的に固定しておく必要がなく、機械的な組立て作
業および電気的な接続作業が容易になる。そこで、複合
ソケットの組立性を向上し、この複合ソケットを用いた
照明器具の製造コストを低減することができる。
【0079】請求項記載の複合ソケットによれば、請
求項記載の複合ソケットにおいて、端子体の伸縮方向
の通常時の寸法は、ソケット部にランプを装着した状態
におけるこのランプの口金ピンと回路基板との離間寸法
よりも大きく形成されている。そこで、ソケット部にラ
ンプを装着した状態では、端子体は伸縮方向に押圧され
て弾性的に収縮し、ランプの口金ピンと回路基板とに圧
接され密着する。このため、この端子体を介してランプ
の口金ピンと回路基板とを確実に電気的に接続できると
ともに、端子体をあらかじめ回路基板に電気的に接続し
ておく必要がなく、電気的な接続作業を容易にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合ソケットの一実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】同上照明器具の一部を切り欠いた側面図であ
る。
【図3】同上照明器具の分解斜視図である。
【図4】同上複合ソケットの下面図である。
【図5】同上複合ソケットのベース体33を取外した状態
を示す上面図である。
【図6】同上複合ソケットの一部の断面図である。
【図7】同上複合ソケットの回路基板の平面図である。
【図8】同上複合ソケットの蛍光ランプを装着していな
い状態を示す断面図である。
【図9】同上複合ソケットの蛍光ランプを装着した状態
を示す断面図である。
【図10】照明器具の他の実施例を示す一部を切り欠い
た側面図である。
【図11】同上照明器具の平面図である。
【図12】複合ソケットの他の実施例を示す下面図であ
る。
【図13】複合ソケットのさらに他の実施例を示す一部
の断面図である。
【図14】ソケット端子の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図15】同上複合ソケットに蛍光ランプを装着した状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
21 複合ソケット31 筐体 35 ソケット部 36 端子部 37 点灯装置部としての電子スタータ部 51 電気部品を構成する端子体としてのソケット端子 L 蛍光ランプ L2 口金部 L3 口金ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大坪 正志 茨城県水海道市豊岡町甲88番地 和光電 気株式会社 茨城事業所内 (72)発明者 大越 正美 茨城県水海道市豊岡町甲88番地 和光電 気株式会社 茨城事業所内 (56)参考文献 実開 平2−150714(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21V 23/00 390 H01R 33/02 - 33/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有し絶縁性を有する樹脂にて形
    成された筐体と; 開口部に臨んで筐体内に設けられた、 ランプの口金部が
    装着されるソケット部と 開口部に臨んで筐体内に設けられた、 ランプを点灯させ
    る点灯装置部と 開口部に臨んで筐体内に設けられた、 電源線が接続され
    る端子部と これらソケット部、点灯装置部、および端子部を覆うよ
    うに筐体の開口部に設けられるとともに、これらソケッ
    ト部、点灯装置部、および端子部にそれぞれ設けられた
    電気部品を互いに電気的に接続する回路パターンが形成
    されている回路基板と を備えたことを特徴とする複合ソケット。
  2. 【請求項2】 請求項記載の複合ソケットにおいて、 導電性を有する弾性変形可能な端子体をソケット部に備
    え、 このソケット部にランプの口金部を装着した状態で、 このランプの口金部に設けられた導電性を有する口金ピ
    ンと回路基板とで前記端子体を挾持し、この端子体を介
    して前記ランプの口金ピンと前記回路基板とを電気的に
    接続したことを特徴とする複合ソケット。
  3. 【請求項3】 請求項記載の複合ソケットにおいて、 端子体の伸縮方向の通常時の寸法は、ソケット部にラン
    プの口金部を装着した状態におけるこのランプの口金ピ
    ンと回路基板との離間寸法よりも大きいことを特徴とす
    る複合ソケット。
JP07370193A 1992-09-10 1993-03-31 複合ソケット Expired - Fee Related JP3171719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07370193A JP3171719B2 (ja) 1992-09-10 1993-03-31 複合ソケット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-242390 1992-09-10
JP24239092 1992-09-10
JP07370193A JP3171719B2 (ja) 1992-09-10 1993-03-31 複合ソケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06140111A JPH06140111A (ja) 1994-05-20
JP3171719B2 true JP3171719B2 (ja) 2001-06-04

Family

ID=26414842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07370193A Expired - Fee Related JP3171719B2 (ja) 1992-09-10 1993-03-31 複合ソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3171719B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09115328A (ja) * 1995-10-24 1997-05-02 Matsushita Electric Works Ltd 天井埋込型照明器具
JP2004055462A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Asahi Matsushita Electric Works Ltd ダウンライト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06140111A (ja) 1994-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4495443A (en) Compact fluorescent lamp combination, and method of making it
US5556297A (en) Snap-on extension wire socket with electrical conductor insulation piercer
WO1997031220A1 (fr) Douille et dispositif a douille
JP3171719B2 (ja) 複合ソケット
JP4611849B2 (ja) 端子台
JP4725286B2 (ja) 電子機器
CN212319520U (zh) 照明器具
JPH1022019A (ja) 端子装置、複合ソケットおよび照明器具
JP2571488Y2 (ja) 電気接続箱
JP2979969B2 (ja) 照明器具用端子台ユニットおよび照明器具
JPS6320018Y2 (ja)
JP7491017B2 (ja) 灯具、及び照明装置
JP3332986B2 (ja) 蛍光ランプソケット装置
JPS6320019Y2 (ja)
JPS633053Y2 (ja)
JPS634337Y2 (ja)
KR100457112B1 (ko) 형광램프장치 및 조명장치
JPH0648775Y2 (ja) ランプの取付け構成体
JPS5840490Y2 (ja) 配線器具
JPS633051Y2 (ja)
JPS633054Y2 (ja)
JPH09223410A (ja) 照明器具
JPH06267624A (ja) 蛍光ランプソケット
JPH0574208A (ja) 照明器具
JP3443890B2 (ja) ソケット

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees