JP2585734Y2 - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JP2585734Y2
JP2585734Y2 JP4285592U JP4285592U JP2585734Y2 JP 2585734 Y2 JP2585734 Y2 JP 2585734Y2 JP 4285592 U JP4285592 U JP 4285592U JP 4285592 U JP4285592 U JP 4285592U JP 2585734 Y2 JP2585734 Y2 JP 2585734Y2
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locking spring
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初男 水野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、配線器具やブレーカ等
に好適な鎖錠ばねを用いて、すなわちねじによらずに電
線導体等の導体を接続する端子装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーカ等の端子装置として、図
7乃至図12に示す構成のものが存在する。
【0003】図において、10はブレーカの外部を構成す
るケースで、導体15が挿入される断面円形状の導体挿入
孔13が設けられた上本体11と、導体挿入孔13から連通さ
れた内方収容部14を有する下本体12とから構成されてい
る。
【0004】20は端子部材で、傾斜して対向する端子板
21と縦支持壁23を設けた底板22とを有して内方収容部14
に配設される。また、端子板21の先端には、後述する操
作部材を係止するための係止部 21aが設けられている。
この端子部材20に導体挿入孔13から挿入された導体15が
接触固定される。
【0005】30は鎖錠ばねで、弾性導電板を変形S字状
に折曲形成することにより、底板22に当接する中央片31
とこの一端から導体挿入孔13近傍で折り返すことによっ
て他端方向に傾斜し、導体挿入孔13から挿入された導体
15を係止する鎖錠片32と後述する操作部材を作動位置
(図7参照)から復帰位置(図8参照)に移動させる押
し上げ片33とを隣設するとともに、他端からほぼS字状
に形成され、導体15を端子板21に押圧する接圧片34を設
けている。
【0006】40は操作部材で、鎖錠片32と押し上げ片33
とを押圧する作動位置及び押し上げ片33によって開放さ
れる復帰位置間で移動自在に配設され、作動位置に保持
された状態で、導体挿入孔13から挿入された導体15が弾
性を有するラッチ板44を押圧することによって被係止部
44aが係止部 21aから外れ、押し上げ片33によって復帰
位置に移動するように形成されている。
【0007】次に、鎖錠ばね30が装着された端子部材20
をケース10の内方収容部14に配設する方法を説明する。
図10は内方収容部14に端子部材20が配設されていない
状態であり、図10において正面方向から鎖錠ばね30の
中央片31を端子部材20の底板22に当接させて鎖錠ばね30
を端子部材20に装着している。この状態で、端子部材20
を図11において上方向からケース10の内方収容部14に
挿入することによって、端子部材20を内方収容部14に配
設している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上述した端子装置は、
鎖錠ばねの中央片を端子部材の底板に当接させて鎖錠ば
ねを端子部材に装着し、鎖錠ばねが装着された端子部材
そのまま上方向からケースの内方収容部に配設してい
るので、ケースに端子部材及び鎖錠ばねを配設し た後
に、端子部材や鎖錠ばね等の部品がケースから落下し
て、端子部材や鎖錠ばね等の部品が紛失する恐れがあっ
た。
【0009】本考案は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、端子部材や鎖錠ばね等の
部品をケースに収納した後にはこれらの部品がケースか
ら外れず、もって端子部材や鎖錠ばね等の部品が紛失し
ない端子装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の端子装置は、導
体挿入孔とこれに連通する内方収容部とを有するケース
と、内方収容部に配設されるものであって、導体挿入孔
から挿入された導体を接触固定する端子板とこれに対向
配置して内方収容部の底面に当接する底板とを有して内
方収容部の上側の開口から装着される端子部材と、中央
片とその一端から他端方向に傾斜した鎖錠片、他端から
ほぼS字状に形成された接圧片を連設してなり、導体挿
入孔から挿入された導体を接圧片で端子板に押圧し、か
つ、鎖錠片で端子板に係止する鎖錠ばねと、を備えた端
子装置において、前記内方収容部の開口縁に、該開口幅
が底板の幅よりも大きく且つ鎖錠ばねの中央片の幅より
も小さくなる抜け止め部を形成するとともに、該開口に
鎖錠ばねの中央片の他端が端子部材の底板に当接し鎖錠
ばねの中央片が端子部材の底板に対して傾斜し鎖錠ばね
の鎖錠片が端子部材の端子板とほぼ並設した仮保持状態
で収納可能とした構成としてある。
【0011】
【作用】本考案の構成によれば、内方収容部の開口縁
に、該開口幅が底板の幅よりも大きく且つ鎖錠ばねの中
央片の幅よりも小さくなる抜け止め部を形成するととも
に、該開口に鎖錠ばねの中央片の他端が端子部材の底板
に当接し鎖錠ばねの中央片が端子部材の底板に対して傾
斜し鎖錠ばねの鎖錠片が端子部材の端子板とほぼ並設し
た仮保持状態で収納可能としたので、仮保持状態で端子
部材及び鎖錠ばねを内方収容部に収納した後、鎖錠ばね
の中央片を端子部材の底板に並設させるよう に鎖錠ばね
を回転させると、内方収容部の開口を上側から見たとき
に鎖錠ばねの中央片の一端側が抜け止め部に重合する。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。なお、従来例のものと基本的機能が同
様の部材には同一の符号を付している。
【0013】すなわちケース10は、プラスチックのよう
な絶縁材料により、上本体11と下本体12とを重ね合わせ
て箱状に形成され、導体15が挿入される導体挿入孔13と
これに連通する内方収容部14とを有している。また内方
収容部14の開口縁に、この開口幅が後述する端子部材の
底板の幅よりも大きく且つ後述する鎖錠ばねの中央片の
幅よりも小さくなる抜け止め部16を設けている。
【0014】20は端子部材で、導体挿入孔13から挿入さ
れた導体15を接触固定する端子板21と端子板21に対向配
置して内方収容部14の底面に当接する底板22とを、縦支
持壁23を介して対向配置し、内方収容部14の上側の開口
から装着される。また、内方収容部14奧側には、後述す
る鎖錠ばねの中央片の他端側が当接する止片24を有して
いる。
【0015】30は鎖錠ばねで、弾性導電板を変形S字状
に折曲形成することにより、底板22に当接する中央片31
とこの一端から他端方向に傾斜し、導体挿入孔13から挿
入された導体15を係止する鎖錠片32と後述する操作部材
を作動位置(図1参照)から復帰位置(図2参照)に移
動させる押し上げ片33とを隣設するとともに、他端から
ほぼS字状に形成され、導体15を端子板21に押圧する接
圧片34を設けている。また、この接圧片34には、後述す
る操作部材を係止するための被係止部 34aを備えてい
る。
【0016】40は操作部材で、側面視が大略扇形に形成
され、ケース10の内方収容部14に外部から操作可能に配
置し、鎖錠片32と押し上げ片33とを押圧する作動位置及
び開放する復帰位置間で移動自在に配置している。この
操作部材40には、作動位置に保持された状態で鎖錠片32
と押し上げ片33とを押圧する第1と第2の押圧部 41,42
と、接圧片34の係止部 34aに係止される被係止部43とを
有している。そして、導体挿入孔13から挿入された導体
15が接圧片34の係止部 34aを押圧することによって被係
止部43が係止部 34aから外れ、押し上げ片33によって復
帰位置に移動する。
【0017】次に、鎖錠ばね30が装着された端子部材20
をケース10の内方収容部14に配設する方法を説明する。
図4は内方収容部14に端子部材20が配設されていない状
態であり、鎖錠ばね30の中央片31の他端が端子部材20の
底板22に当接し鎖錠ばね30の中央片31が端子部材20の底
板22に対して傾斜し鎖錠ばね30の鎖錠片32が端子部材20
の端子板21とほぼ並設して鎖錠ばね30を端子部材20に傾
斜するように保持している。この状態で、端子部材20
を内方収容部14の上側の開口(図4において上方向)か
挿入した後、導体挿入孔13から導体15を挿入すること
によって、鎖錠ばね30が図5中の矢印A方向に移動し、
鎖錠ばね30の中央片31を底板22に鎖錠片32と接圧片34と
を端子板21に対向するように装着される。このとき、中
央片31の一端側が抜け止め部16に引っ掛かるので、端子
部材20や鎖錠ばね30等の部品をケース10に収納した後に
はこれらの部品がケース10から外れず、もって端子部材
20や鎖錠ばね30等の部品が紛失しなくなる。
【0018】なお、本実施例では、操作部材は接圧片に
係止することによって作動位置に保持されているが、端
子部材に保持されるものでも良い。また、操作部材は、
導体が端子部材に接触固定したときに作動位置から復帰
位置に移動するものであれば、いかなる形状でも適用で
きる。さらに、操作部材を作動位置から復帰位置に移動
させる押し上げ片は、鎖錠ばねと別個に設けても良い。
【0019】
【考案の効果】本考案の端子装置は、内方収容部の開口
縁に、該開口幅が底板の幅よりも大きく且つ鎖錠ばねの
中央片の幅よりも小さくなる抜け止め部を形成するとと
もに、 該開口に鎖錠ばねの中央片の他端が端子部材の底
板に当接し鎖錠ばねの中央片が端子部材の底板に対して
傾斜し鎖錠ばねの鎖錠片が端子部材の端子板とほぼ並設
した仮保持状態で収納可能としたので、仮保持状態で端
子部材及び鎖錠ばねを内方収容部に収納した後、鎖錠ば
ねの中央片を端子部材の底板に並設させるように鎖錠ば
ねを回転させると、内方収容部の開口を上側から見たと
きに鎖錠ばねの中央片の一端側が抜け止め部に重合す
る。このため、中央片31の一端側が抜け止め部16に引っ
掛かるので、端子部材や鎖錠ばね等の部品をケースに収
納した後にはこれらの部品がケースから外れず、もって
端子部材や鎖錠ばね等の部品が紛失しなくなる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のものに導体を挿入した状態を示す縦断面
図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】図1の端子部材を内方収容部に配設する説明図
である。
【図5】図4の端子部材を内方収容部に配設した状態を
示す説明図である。
【図6】図5の鎖錠ばねを端子部材に装着した状態を示
す説明図である。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【図8】図7のものに導体を接続した状態を示す縦断面
図である。
【図9】図7の分解斜視図である。
【図10】図7の端子部材に配設する説明図である。
【図11】図10の鎖錠ばねを端子部材に装着した状態
を示す説明図である。
【図12】図11の端子部材を内方収容部に配設した状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ボディ 13 導体挿入孔 14 内方収容部 15 導体 16 抜け止め部 20 端子部材 21 端子板 22 底板 24 止板 30 鎖錠ばね 31 中央片 32 鎖錠片 32a 鎖錠片の傾斜面 32b 鎖錠片の基端 34 接圧片 34a 係止部 34b 接圧片の基端 34c 接圧片の先端

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体挿入孔とこれに連通する内方収容部
    とを有するケースと、内方収容部に配設されるものであ
    って、導体挿入孔から挿入された導体を接触固定する端
    子板とこれに対向配置して内方収容部の底面に当接する
    底板とを有して内方収容部の上側の開口から装着される
    端子部材と、中央片とその一端から他端方向に傾斜した
    鎖錠片、他端からほぼS字状に形成された接圧片を連設
    してなり、導体挿入孔から挿入された導体を接圧片で端
    子板に押圧し、かつ、鎖錠片で端子板に係止する鎖錠ば
    ねと、を備えた端子装置において、 前記内方収容部の開口縁に、該開口幅が底板の幅よりも
    大きく且つ鎖錠ばねの中央片の幅よりも小さくなる抜け
    止め部を形成するとともに、該開口に鎖錠ばねの中央片
    の他端が端子部材の底板に当接し鎖錠ばねの中央片が端
    子部材の底板に対して傾斜し鎖錠ばねの鎖錠片が端子部
    材の端子板とほぼ並設した仮保持状態で収納可能とした
    ことを特徴とする端子装置。
JP4285592U 1992-06-22 1992-06-22 端子装置 Expired - Fee Related JP2585734Y2 (ja)

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JPH065130U JPH065130U (ja) 1994-01-21
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JP3969236B2 (ja) * 2002-07-26 2007-09-05 松下電工株式会社 端子装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
実公 昭55−27985
実公 昭57−14366

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