JP3008671B2 - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JP3008671B2
JP3008671B2 JP4153159A JP15315992A JP3008671B2 JP 3008671 B2 JP3008671 B2 JP 3008671B2 JP 4153159 A JP4153159 A JP 4153159A JP 15315992 A JP15315992 A JP 15315992A JP 3008671 B2 JP3008671 B2 JP 3008671B2
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初男 水野
博史 金田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線器具やブレーカ等
に好適な鎖錠ばねを用いて、すなわちねじによらずに電
線を接続する端子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーカ等の端子装置として、図
13乃至図16に示す構成のものが存在する。
【0003】図において、10はブレーカの外部を構成す
るケースで、上本体11と下本体12にて形成され、これら
上本体11と下本体12との境目がほぼ中間となるように断
面円形状の電線挿入孔13を設けるとともにこれに連通す
る内方収容部14を有する。
【0004】20は端子部材で、対向する端子板21と縦支
持壁23を設けた底板22とを有して内方収容部14に配設さ
れる。この端子部材20に電線挿入孔13から挿入された電
線導体16が接触固定される。また、この端子板21の端部
には、後述する被係止部を係止する係止部21a が形成し
てある。
【0005】30は鎖錠ばねで、この種のもので周知の弾
性導電板を変形S字状に折曲形成することにより、電線
挿入孔13から挿入された電線導体16を係止する鎖錠片31
と電線導体16を押圧する接圧片33とを設けている。
【0006】40は操作部材で、鎖錠ばね30を押圧する作
動位置(図13参照)及び復帰ばね30によって開放され
る復帰位置(図14参照)間で移動自在に形成され、操
作部材40を作動位置に保持させるための操作部46と、鎖
錠ばね30を押圧する押圧部47と、係止部に係止される被
係止部48と、復帰ばね50が圧縮懸架される懸架部49とを
設けている。
【0007】次に、電線の接続作業を説明する。図13
電線導体16が挿入されていない状態であり、操作部材40
が作動位置に保持されている。この状態で、所定長さの
被覆が除去された電線導体16を電線挿入孔13から挿入す
る。これにより電線導体16は、鎖錠片31の先端を撓ませ
ながら挿入し、その先端が係止部21a に係止された被係
止部48を押圧することによって、被係止部48が係止部21
a から外れ、復帰ばね50の弾性反発力によって、復帰位
置に戻り、電線導体16が確実に接続されたことを表示す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した端子装置は、
断面円形状の電線挿入孔をケースの上本体と下本体との
境目がほぼ中間となるように設けているので、ケースの
上面から電線挿入孔が何処にあるのか視認することがで
きない。一般に、この種の端子装置を使用したブレーカ
に電線を接続する方法は、ブレーカを分電盤等に取りつ
けてから電線を接続する。このため、電線挿入孔が何処
にあるのか分かりにくかった。
【0009】一方、この種の端子装置には接地と電線と
の間の絶縁抵抗を測定するための測定孔が必要である。
しかし、この場合、電線挿入孔と測定孔とがあるため、
作業者が間違って測定孔から電線導体を接続しようとす
ることがあった。このため、作業者が電線挿入孔に電線
を接続し直す必要があり、手間がかかるという問題があ
った。
【0010】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その第一目的とするところは、電線挿入孔が何処に
あるのか分かり易い端子装置を提供することにあり、第
二目的とするところは、電線挿入孔がどれか分かり易い
端子装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の端子装置
は、電線挿入孔とこれに連通する内方収容部を有するケ
ースと、内方収容部に配設されるものであって電線挿入
孔から挿入された電線導体を接触固定する端子部材と、
電線挿入孔から挿入された電線導体を係止する鎖錠片と
この鎖錠片に連設され電線導体を押圧する接圧片及び所
定方向に押圧力が働く押し上げ片とを備えた鎖錠ばね
と、内方収容部に外部から操作可能に配設され、鎖錠片
と押し上げ片とを押圧する第1と第2の押圧部を有し押
し上げ片と鎖錠片とを押圧する作動位置及び押し上げ片
によって開放される復帰位置間で移動自在な操作部材
と、を備えた端子装置において、前記ケースの電線挿入
孔と交差する方向に開口孔を設けるとともに、操作部材
が復帰位置に保持された状態のとき開口孔を塞ぎ作動位
置に保持された状態のとき開口孔を塞がないよう操作部
材に開口孔開閉部を設けた構成としてある。
【0012】請求項2記載の端子装置は、電線挿入孔と
これに連通する内方収容部を有するケースと、内方収容
部に配設されるものであって電線挿入孔から挿入された
電線導体を接触固定する端子部材と、電線挿入孔から挿
入された電線導体を係止する鎖錠片とこの鎖錠片に連設
され電線導体を押圧する接圧片及び所定方向に押圧力が
働く押し上げ片とを備えた鎖錠ばねと、内方収容部に外
部から操作可能に配設され、鎖錠片と押し上げ片とを押
圧する第1と第2の押圧部を有し押し上げ片と鎖錠片と
を押圧する作動位置及び押し上げ片によって開放される
復帰位置間で移動自在な操作部材と、を備えた端子装置
において、前記操作部材が作動位置に保持された状態の
ときケースに少なくとも一部が隠れ復帰位置に保持され
た状態のとき隠れないように、操作部材の外部と接する
面から端子部材に向かって操作部材に貫通孔を設けた構
成としてある。
【0013】請求項3記載の端子装置は、電線挿入孔と
これに連通する内方収容部を設けたケースと、内方収容
部に配設されるものであって電線挿入孔から挿入された
電線導体を接触固定する端子部材と、電線挿入孔から挿
入された電線導体を係止する鎖錠片とこの鎖錠片に連設
され電線導体を押圧する接圧片及び所定方向に押圧力が
働く押し上げ片とを備えた鎖錠ばねと、内方収容部に外
部から操作可能に配設され、鎖錠片と押し上げ片とを押
圧する第1と第2の押圧部を有し押し上げ片と鎖錠片と
を押圧する作動位置及び押し上げ片によって開放される
復帰位置間で移動自在なものであって、作動位置に保持
された状態のときケースに少なくとも一部が隠れ、復帰
位置に保持された状態のとき隠れないように、外部と接
する面から端子部材に向かって貫通孔を設けた操作部材
と、を備えた端子装置において、前記ケースの電線挿入
孔と交差する方向に開口孔を、操作部材が復帰位置に保
持された状態のとき開口孔を塞ぎ作動位置に保持された
状態のとき開口孔を塞がないよう操作部材に開口孔開閉
部を設けるとともに、操作部材が作動位置に保持された
状態のときケースに少なくとも一部が隠れ復帰位置に保
持された状態のとき隠れないように、操作部材の外部と
接する面から端子部材に向かって操作部材に貫通孔を設
けた構成としてある。
【0014】
【作用】請求項1記載の構成によれば、ケースの電線挿
入孔と交差する方向に開口孔を設けるとともに、操作部
材が復帰位置に保持された状態のとき開口孔を塞ぎ作動
位置に保持された状態のとき開口孔を塞がないよう操作
部材に開口孔開閉部を設けたので、電線挿入孔と交差す
る方向から電線挿入孔が何処にあるのか視認することが
できる。
【0015】請求項2記載の構成によれば、操作部材が
作動位置に保持された状態のときケースに少なくとも一
部が隠れ復帰位置に保持された状態のとき隠れないよう
に、操作部材の外部と接する面から端子部材に向かって
操作部材に貫通孔を設けたので、電線を挿入する前には
電線挿入孔のみ完全な形状を視認でき、電線を挿入した
後には絶縁抵抗を測定する測定孔のみ視認できる。
【0016】請求項3記載の構成によれば、ケースの電
線挿入孔と交差する方向に開口孔を、操作部材が復帰位
置に保持された状態のとき開口孔を塞ぎ作動位置に保持
された状態のとき開口孔を塞がないよう操作部材に開口
孔開閉部を設けるとともに、操作部材が作動位置に保持
された状態のときケースに少なくとも一部が隠れ復帰位
置に保持された状態のとき隠れないように、操作部材の
外部と接する面から端子部材に向かって操作部材に貫通
孔を設けたので、電線挿入孔と交差する方向から電線挿
入孔が何処にあるのか視認することができるとともに、
電線を挿入する前には電線挿入孔のみ完全な形状を視認
でき、電線を挿入した後には絶縁抵抗を測定する測定孔
のみ視認できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図4に
基づいて説明する。なお、従来例と基本的な機能が同様
の部材には同一の符号を付している。
【0018】すなわちケース10は、プラスチックのよう
な絶縁材料により、上本体11と下本体12とを重ね合わせ
て箱状に形成され、電線挿入孔13とこれに連通する内方
収容部14とを有する。上本体11には、電線挿入孔13と交
差する方向に開口孔15が設けられている。電線挿入孔13
は、後述する操作部材と上本体11との間がほぼ境目とな
るように形成され、この孔から電線導体16が挿入され
る。内方収容部14には、後述する端子部材と操作部材と
が収容される。
【0019】端子部材20は、対向する端子板21と縦支持
壁23を設けた底板22とを有して内方収容部14に配設され
る。また奥側には、電線導体16が完全に挿入されるよう
に電線導体ストッパー24が形成されている。
【0020】鎖錠ばね30は、弾性導電板を変形S字状に
折曲形成することにより、電線挿入孔13側に電線導体16
を係止する鎖錠片31と後述する操作部材を作動位置(図
1参照)から復帰位置(図2参照)に移動させる押し上
げ片32とを設けるとともに平面部34を介して内方側に電
線導体16を押圧する接圧片33とを連設している。この接
圧片33には、後述する操作部材を作動位置に保持するた
めの被係止部33a を有している。
【0021】操作部材40は、熱可塑性の合成樹脂等の絶
縁材料により形成され、ケース10の内方収容部14に外部
から操作可能に配置し、鎖錠片31と押し上げ片32とを押
圧する作動位置及び押し上げ片32によって開放される復
帰位置間で移動自在であるように配置され、電線挿入孔
13近傍には、作動位置に保持された状態で鎖錠片31と押
し上げ片32とを押圧する第1と第2の押圧部41,42 を有
するとともに、接圧片33の被係止部33a に係止する係止
部43を設けている。また、電線挿入孔13上方には、復帰
位置に保持された状態で開口孔15を塞ぎ作動位置に保持
された状態で開口孔15を塞がないように開口孔開閉部44
を設けている。
【0022】次に、電線の接続作業を説明する。図1は
電線導体16が挿入されていない状態であり、操作部材40
を復帰位置から作動位置に向かって移動させ、第1と第
2の押圧部41,42 が、鎖錠片31と押し上げ片32とを押圧
して係止部43を被係止部33aに係止することによって、
操作部材40を作動位置に保持している。この場合、開口
孔開閉部44が開口孔15を塞がないので、ケース10の上面
から電線挿入孔13を視認することができる。この状態
で、電線挿入孔13から電線導体16(外径1.6 mm)を挿入
し電線導体16の先端が接圧片33を押し下げることによっ
て、操作部材40の係止部43が被係止部33a から外れる。
そして、操作部材40が押し上げ片32の弾性反発力によっ
て復帰位置に移動される。この状態では、電線導体16が
完全に接触固定されているとは限らないので、そのまま
図2に示すように、電線導体16の先端が端子部材40の電
線ストッパー24に当接するまで挿入する。このとき第1
の押圧部41が鎖錠片31に当接しないので、鎖錠片31の先
端によって電線導体16の抜け止めをするとともに、接圧
片33によって電線導体16と端子板31とを接触固定してい
る。この場合、開口孔開閉部44が開口孔15を塞ぐので、
ケース10の上面から電線挿入孔13を視認することができ
ない。
【0023】また、電線導体16の接続を解錠する場合
は、操作部材40を復帰位置から作動位置に向かって移動
させ、第1の押圧部41で鎖錠片31を電線導体16の外径以
上に押圧することによって電線導体16を抜け易くし、こ
の状態で電線導体16を引き抜けば良い。
【0024】次に第2実施例を図5乃至図8に基づいて
説明する。この実施例は、端子部材20と鎖錠ばね30とは
第1実施例と同一であり、他の部材について説明する。
【0025】すなわちケース10は、プラスチックのよう
な絶縁材料により、上本体11と下本体12とを重ね合わせ
て箱状に形成され、電線挿入孔13とこれに連通する内方
収容部14とを有する。上本体11にはその上面に後述する
操作部材の貫通孔を視認するための開口孔17が設けられ
ている。電線挿入孔13は、上本体11と下本体12との間が
ほぼ境目となるように形成され、この孔から電線導体16
が挿入される。また、内方収容部14には、後述する操作
部材と端子部材とが収容される。
【0026】操作部材40は、熱可塑性の合成樹脂等の絶
縁材料により側面視が扇状に形成され、ケース10の内方
収容部14に外部から操作可能に配置し、押し上げ片32を
押圧する作動位置(図5参照)及び開放する復帰位置
(図6参照)間で移動自在であるように配置している。
この操作部材40には、作動位置にあるとき鎖錠片31と押
し上げ片32とを押圧する第1と第2の押圧部41,42 と、
接圧片33の被係止部33aに係止する係止部43と、電線導
体16を解錠するとともに、絶縁抵抗を測定するための解
錠部45a を有した測定孔45(貫通孔)とを設けている。
【0027】次に、電線の接続作業を説明する。図5は
電線導体16が挿入されていない状態であり、操作部材40
の解錠部45a をドライバー等の治具で復帰位置から作動
位置に向かって回転させ、第1と第2の押圧部41,42
が、鎖錠片31と押し上げ片32とを押し込んで係止部43を
被係止部33a に係止することによって、操作部材40を作
動位置に保持している。このとき、測定孔45の一部がケ
ース10に隠れている。この状態で、電線挿入孔13から電
線導体16(外径1.6 mm) を挿入し電線導体16の先端が接
圧片33を押し下げることによって、操作部材40の係止部
43が被係止部33aから外れる。そして、操作部材40が押
し上げ片32の弾性反発力によって復帰位置に移動する。
この状態では、電線導体15が完全に接触固定されている
とは限らないので、そのまま図6に示すように、電線導
体16の先端が端子部材40の電線ストッパー24に当接する
まで挿入する。この場合、第1の押圧部41が鎖錠片31に
当接しないので、鎖錠片31の先端によって電線導体16の
抜け止めをするとともに、接圧片33によって電線導体16
と端子板31とを接触固定している。このとき、測定孔45
がケース10に塞がれない。
【0028】また、電線導体16の接続を解錠する場合
は、解錠部45a をドライバー等の治具で復帰位置から作
動位置に向かって移動させ、第1の押圧部41で鎖錠片31
を電線導体16の外径以上に押圧することによって電線導
体16を抜け易くし、この状態で電線導体16を引き抜けば
良い。
【0029】この第2実施例によれば、操作部材40が作
動位置に保持された状態で測定孔45の一部が隠れ、復帰
位置に保持された状態で測定孔45が隠れないので、作業
者が測定孔45を視認することによって電線導体16を間違
うことなく電線挿入孔13に挿入することができる。
【0030】次に、第3実施例を図9乃至図12に基づ
いて説明する。このものは、第1実施例の操作部材に測
定孔(貫通孔)を設けたもので、その他の構造は第1実
施例と同一である。
【0031】すなわちケース10乃至鎖錠ばね30は第1実
施例と略同一である。操作部材40は、熱可塑性の合成樹
脂等の絶縁材料により形成され、ケース10の内方収容部
14に外部から操作可能に配置し、鎖錠片31と押し上げ片
32とを押圧する作動位置及び押し上げ片32によって開放
される復帰位置間で移動自在であるように配置されてい
る。電線挿入孔13近傍には、作動位置に保持された状態
で鎖錠片31と押し上げ片32とを押圧する第1と第2の押
圧部41,42 を有するとともに、接圧片33の被係止部33a
に係止する係止部43を設けている。また、電線挿入孔13
上方には、復帰位置に保持された状態で開口孔15を塞ぎ
作動位置に保持された状態で開口孔15を塞がないように
開口孔開閉部44を設けている。さらに、上面には、絶縁
抵抗を測定するための測定孔45 (貫通孔) が設けられて
いる。
【0032】次に電線の接続作業を説明する。図9は電
線導体16が挿入されていない状態であり、操作部材40を
復帰位置から作動位置に向かって移動させ、第1と第2
の押圧部41,42 が、鎖錠片31と押し上げ片32とを押圧し
て係止部43を被係止部33a に係止することによって、操
作部材40を作動位置に保持している。この場合、開口孔
15を塞がないので、ケース10の上面から電線挿入孔13を
視認することができるとともに、電線導体16を挿入する
前には電線挿入孔13のみ完全な形状を視認できる。この
状態で、電線挿入孔13から電線導体16(外径1.6 mm) を
挿入し電線導体16の先端が接圧片33を押し下げることに
よって、操作部材40の係止部43が被係止部33a から外れ
る。そして、操作部材40が押し上げ片32の弾性反発力に
よって復帰位置に移動する。この状態では、電線導体15
が完全に接触固定されているとは限らないので、そのま
ま図10に示すように、電線導体16の先端が端子部材40
の電線ストッパー24に当接するまで挿入する。この場
合、第1の押圧部41が鎖錠片31に当接しないので、鎖錠
片31の先端によって電線導体16の抜け止めをするととも
に、接圧片33によって電線導体16と端子板31とを接触固
定している。このとき、開口孔開閉部44が開口孔15を塞
ぐので、ケース10の上面から電線挿入孔13を塞ぐととも
に、測定孔45を完全な形状で視認できる。
【0033】なお、この第1乃至第3実施例によれば、
操作部材は鎖錠ばねに係止することによって作動位置に
保持しているが、端子部材に係止して作動位置に係止す
るものでもよい。また、第1と第3実施例では、操作部
材が移動式のものであり、第2実施例では、回転式のも
のであるが、操作部材の形状がいかようになっても適用
できる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の構成によれば、電線挿入
孔と交差する方向から電線挿入孔が何処にあるのか視認
することができるので、電線挿入孔が何処にあるのか分
かり易いという効果を奏する。
【0035】請求項2記載の構成によれば、電線を挿入
する前には電線挿入孔のみ完全な形状を、電線を挿入し
た後には絶縁抵抗を測定する測定孔のみ視認できるの
で、電線挿入孔がどれか分かり易いという効果を奏す
る。
【0036】請求項3記載の構成によれば、電線挿入孔
と交差する方向から電線挿入孔が何処にあるのか視認す
ることができるとともに、電線を挿入する前には電線挿
入孔のみ完全な形状を、電線を挿入した後には絶縁抵抗
を測定する測定孔のみ視認できるので、電線挿入孔が何
処にあるのか分かり易いとともに、電線挿入孔がどれか
分かり易いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のものに電線導体を接続したときの状態を
示す縦断面図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】図1のものを組み込んだブレーカを示す上面図
である。
【図5】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図6】図5のものに電線導体を接続したときの状態を
示す縦断面図である。
【図7】図5の分解斜視図である。
【図8】図5のものを組み込んだブレーカを示す上面図
である。
【図9】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図10】図9のものに電線導体を接続したときの状態
を示す縦断面図である。
【図11】図9の分解斜視図である。
【図12】図9のものを組み込んだブレーカを示す上面
図である。
【図13】従来例を示す縦断面図である。
【図14】図13のものに電線導体を接続したときの状
態を示す縦断面図である。
【図15】図13の分解斜視図である。
【図16】図13のものを組み込んだブレーカを示す上
面図である。
【符号の説明】
10 ケース 13 電線挿入孔 14 内方収容部 15 開口孔 16 電線導体 20 端子部材 30 鎖錠ばね 31 鎖錠片 32 押し上げ片 33 接圧片 40 操作部材 41 第1の押圧部 42 第2の押圧部 43 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−135809(JP,A) 特開 平5−82184(JP,A) 特開 平5−275124(JP,A) 特開 平5−299126(JP,A) 実開 昭54−57382(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線挿入孔とこれに連通する内方収容部
    を有するケースと、内方収容部に配設されるものであっ
    て電線挿入孔から挿入された電線導体を接触固定する端
    子部材と、電線挿入孔から挿入された電線導体を係止す
    る鎖錠片とこの鎖錠片に連設され電線導体を押圧する接
    圧片及び所定方向に押圧力が働く押し上げ片とを備えた
    鎖錠ばねと、内方収容部に外部から操作可能に配設さ
    れ、鎖錠片と押し上げ片とを押圧する第1と第2の押圧
    部を有し押し上げ片と鎖錠片とを押圧する作動位置及び
    押し上げ片によって開放される復帰位置間で移動自在な
    操作部材と、を備えた端子装置において、 前記ケースの電線挿入孔と交差する方向に開口孔を設け
    るとともに、操作部材が復帰位置に保持された状態のと
    き開口孔を塞ぎ作動位置に保持された状態のとき開口孔
    を塞がないよう操作部材に開口孔開閉部を設けたことを
    特徴とした端子装置。
  2. 【請求項2】 電線挿入孔とこれに連通する内方収容部
    を有するケースと、内方収容部に配設されるものであっ
    て電線挿入孔から挿入された電線導体を接触固定する端
    子部材と、電線挿入孔から挿入された電線導体を係止す
    る鎖錠片とこの鎖錠片に連設され電線導体を押圧する接
    圧片及び所定方向に押圧力が働く押し上げ片とを備えた
    鎖錠ばねと、内方収容部に外部から操作可能に配設さ
    れ、鎖錠片と押し上げ片とを押圧する第1と第2の押圧
    部を有し押し上げ片と鎖錠片とを押圧する作動位置及び
    押し上げ片によって開放される復帰位置間で移動自在な
    操作部材と、を備えた端子装置において、 前記操作部材が作動位置に保持された状態のときケース
    に少なくとも一部が隠れ復帰位置に保持された状態のと
    き隠れないように、操作部材の外部と接する面から端子
    部材に向かって操作部材に貫通孔を設けたことを特徴と
    した端子装置。
  3. 【請求項3】 電線挿入孔とこれに連通する内方収容部
    を設けたケースと、内方収容部に配設されるものであっ
    て電線挿入孔から挿入された電線導体を接触固定する端
    子部材と、電線挿入孔から挿入された電線導体を係止す
    る鎖錠片とこの鎖錠片に連設され電線導体を押圧する接
    圧片及び所定方向に押圧力が働く押し上げ片とを備えた
    鎖錠ばねと、内方収容部に外部から操作可能に配設さ
    れ、鎖錠片と押し上げ片とを押圧する第1と第2の押圧
    部を有し押し上げ片と鎖錠片とを押圧する作動位置及び
    押し上げ片によって開放される復帰位置間で移動自在な
    ものであって、作動位置に保持された状態のときケース
    に少なくとも一部が隠れ、復帰位置に保持された状態の
    とき隠れないように、外部と接する面から端子部材に向
    かって貫通孔を設けた操作部材と、を備えた端子装置に
    おいて、 前記ケースの電線挿入孔と交差する方向に開口孔を、操
    作部材が復帰位置に保持された状態のとき開口孔を塞ぎ
    作動位置に保持された状態のとき開口孔を塞がないよう
    操作部材に開口孔開閉部を設けるとともに、操作部材が
    作動位置に保持された状態のときケースに少なくとも一
    部が隠れ復帰位置に保持された状態のとき隠れないよう
    に、操作部材の外部と接する面から端子部材に向かって
    操作部材に貫通孔を設けたことを特徴とする端子装置。
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