JP3263319B2 - 速結端子装置 - Google Patents

速結端子装置

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JP3263319B2
JP3263319B2 JP23088496A JP23088496A JP3263319B2 JP 3263319 B2 JP3263319 B2 JP 3263319B2 JP 23088496 A JP23088496 A JP 23088496A JP 23088496 A JP23088496 A JP 23088496A JP 3263319 B2 JP3263319 B2 JP 3263319B2
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electric wire
conductor
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terminal
connection
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初男 水野
幸弘 松岡
秀夫 久本
孝信 田中
義也 中道
靖 松井
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/58Electric connections to or between contacts; Terminals
    • H01H1/5844Electric connections to or between contacts; Terminals making use of wire-gripping clips or springs

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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線器具やブレー
カ等に用いられる速結端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、配線器具やブレーカ等への電
線の結線作業を容易にしたり、結線状態の均一化を図っ
て結線の信頼性を確保したりする等の目的で、ねじによ
らずに結線が可能な所謂速結端子装置が用いられてい
る。このような速結端子装置としては、例えばケースに
形成された電線挿通孔から電線を挿通し、ケース内に配
設された端子板と板ばねよりなる接触ばねとの間で電線
を扶持して、電線を端子板に電気的に接続するようにし
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の速結端子装
置では、電線挿通孔からケース内に挿通された電線と端
子板との電気的な接続状態を良好にするために、作業者
は電線をケース内に挿通した後に、電線を逆方向に引張
って、電線と端子板との接続状態を手の感触で確認しな
がら、接続状態が良好となるように結線作業を行った
り、或いは、電線と端子板との電気的な接続状態が良好
となるような電線の被覆のむき代をケース外面に予め表
示しておき、被覆を剥いた位置まで電線を電線挿通孔か
らケース内に挿通させて、電線を接続していた。
【0004】しかしながら、作業者が手の感触によって
結線作業を行っている場合には、個々の作業者の感覚に
ばらつきがあり、結線状態が均一にならないという問題
があった。また、電線被覆のむき代がケースに表示され
ている量と異なった場合、その修正に手間がかかり、結
線状態が良好か否かを確認する手段としては不十分であ
り、電線と端子板との結線状態が良好でない場合、電線
が端子板から外れ易くなるという問題もあった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みて為されたも
のであり、請求項1乃至の発明の目的は、電線の結線
状態を容易に確認でき、その結線状態を良好にすること
により、電線が外れるといった不具合を防止した速結端
子装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、電線を内部に挿通させる電線
挿通孔及び電線挿通孔に連通する内方収納部を有するケ
ースと、内方収納部内に納装されて電線挿通孔から挿通
される電線の導体と接触導通する端子板と、導体を端子
板方向に付勢して導体を端子板との間で挟持する接触ば
ねと、導体の先端部によって押圧される被押圧部を有
し、電線の非接続時には一方側に付勢されて、電線の接
続未完了状態を表示するとともに、電線挿通孔から電線
の導体が挿通され、導体の先端部が端子板と接触ばねと
の間で挟持される挟持位置を越えて、被押圧部が導体の
先端部に押圧されると、一方側への付勢力に打ち勝って
他方側へ移動することにより、電線の接続完了状態を表
示する表示部材と、を備えた速結端子装置において、表
示部材はケースに回動自在に取り付けられるとともに、
該表示部材に、電線が接続完了状態又は接続未完了状態
のいずれか一方の状態にある場合、ケースの外部より視
認可能な状態に保持されるとともに、電線の接続状態が
他方の状態に切り換わると、ケ―ス内に収納され、外部
より視認不可能な状態に保持される表示部を設けている
ので、表示部がケースの外部より視認可能な状態にある
のか視認不可能な状態にあるのかによって、電線の接続
状態を容易に判別することができる。したがって、表示
部材により電線の接続状態を確認しながら結線作業を行
えるので、電線の接続状態を良好にすることができる。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、電線挿通孔から電線の導体が挿通されると、被押
圧部と当接する導体の部位が導体の先端部から側面へ除
々に移動して、表示部材が電線の接続完了状態を表示す
る位置まで回転すると、被押圧部が導体の側面に当接し
た状態で保持されているので、表示部材の付勢力が導体
の側面に加わり、電線が抜ける方向に加わらないので、
電線を抜けにくくすることができる。
【0008】
【0009】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、接触ばねが電線の導体と鎖錠する鎖錠片を備え、
表示部材に、ケースの外側に突出して、電線の引き抜き
操作を行う操作部と、電線の接続完了時に表示部材が一
方側から他方側に回転した位置から、操作部を操作し
て、表示部材を更に同方向に回転させた時に、鎖錠片を
撓ませる方向に押圧する解錠部とを設けているので、鎖
錠片を電線の導体と鎖錠させることによって、電線の抜
け止めを行うことができる。また、解錠部を用いて鎖錠
片を撓ませることにより、電線を容易に引き抜くことが
できる。
【0010】請求項の発明では、請求項の発明にお
いて、解錠部の回動半径を操作部の回動半径よりも短く
しているので、電線を引き抜くときの解錠部の操作力を
弱くすることができる。請求項の発明では、請求項1
の発明において、端子板に絶縁抵抗測定用の測定端子を
設け、電線の非接続時に表示部材が一方側にある場合に
は、表示部材によって塞がれて測定端子は外部に露出せ
ず、電線の接続完了時に表示部材が他方側に移動する
と、測定端子を外部に露出させる開口孔をケースに設け
ているので、電線の非接続時には開口孔は表示部材によ
って塞がれているので、電線を挿通させる電線挿通孔を
容易に判別することができる。また、電線接続完了時に
は、開口孔から測定ピンを挿通し、測定ピンを測定端子
に接触させて、絶縁抵抗を測定することができる。
【0011】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、一端が表示部材に固定される固定端となり、他端
がケースに当接する自由端となる弾性ばね片を表示部材
に一体に形成し、弾性ばね片が表示部材を一方側にばね
付勢しているので、弾性ばね片を表示部材に一体形成す
ることにより、部品点数を削減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の速結端子装置をブレーカ
に適用した実施形態について、図1乃至図4を参照して
説明する。図1(a)〜(c)に示すように、ブレーカ
Bは合成樹脂のような絶縁材料により略函形に形成され
たボディ2の両側面に第1及び第2のカバー31 ,32
を夫々結合してなるケース1を備え、ケース1の内部に
は従来周知の構造を有する接点開閉ユニット(図示せ
ず)などが納装されている。そして、ケース1の長手方
向における両端部の一方には、ねじ式の端子から成る入
力側接続端子601 ,602 が設けられ、他方には、本
発明の速結端子装置から成る出力側接続端子部Aが設け
られている。なお、本発明に係る出力側接続端子部Aを
除いたブレーカBの構造及び動作は、従来周知であり、
且つ、本願発明の要旨ではないので、その説明及び図示
は省略する。
【0013】この出力側接続端子部Aの分解斜視図を図
2に示す。第1のカバー31 が結合される側のボディ2
の側面(以下、左側面と呼ぶ。)には、表示部材20が
収納される表示部材収納凹所4と、この表示部材収納凹
所4に連通して第1の端子部材30及び接触ばねたる鎖
錠ばね501 が収納される内方収納部たる第1の端子部
収納凹所5とが設けてある。また、この第1の端子部収
納凹所5に連通して外部に開口する電線挿入孔71 と、
表示部材収納凹所4に連通して外部に開口する開口孔8
1 がボディ2の左側面と第1のカバー31 との結合面に
夫々設けられている。
【0014】一方、ボディ2が結合される第2のカバー
2 の側面には、表示部材20が収納される表示部材収
納凹所4と、この表示部材収納凹所4に連通して第2の
端子部材40及び接触ばねたる鎖錠ばね502 が収納さ
れる内方収納部たる第2の端子部材収納凹所6が設けら
れ、第2の端子部材収納凹所6に連通して外部に開口す
る電線挿入孔72 と、表示部材収納凹所4に連通して外
部に開口する開口孔8 2 が第2のカバー32 とボディ2
との結合面に夫々設けられている。
【0015】第1及び第2の端子部材30,40には端
子板たる端子片31,41が設けられ、この端子片3
1,41には鎖錠ばね501 ,502 に設けた鎖錠片5
1 ,512 及び接触片521 ,522 が対向してい
る。鎖錠片511 ,512 及び接触片521 ,52
2 は、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して
中央片531 ,532 の両端部に形成されている。鎖錠
片511 ,512 は中央片53 1 ,532 との連結部位
から先端縁に向かって第1及び第2の端子部材30,4
0に設けた端子片31,41に近付く向きに傾斜し、接
触片521 ,522 は略S字状に曲成されている。中央
片531 ,532 は平板状に形成されていて、第1及び
第2の端子部材30,40の当接片32,42に当接し
ている。
【0016】また、第1及び第2の端子部材30,40
の他端には、固定接点34,44が形成されており、ブ
レーカBの接点開閉ユニットを介して入力側接続端子6
1,602 に接続されている。さらに、第1及び第2
の接続端子30,40の端子片31,41と固定接点3
4,44との連結部位からは測定端子33,43が夫々
立設されており、各測定端子33,43は開口孔81
2 に挿入される絶縁抵抗測定用の測定ピン(図示せ
ず)と接触導通させるためのものである。すなわち、本
実施形態では測定端子33,43を開口孔81 ,82
対向する位置に配設しているので、開口孔8 1 ,82
挿通された測定ピンを測定端子33,43と容易に接触
導通させ、絶縁抵抗を測定することができる。
【0017】表示部材20は合成樹脂のような絶縁材料
から形成され、電線挿通孔71 ,7 2 から挿通された電
線の先端部によって押圧される被押圧部21と、ボディ
2内に突設された軸受部9の軸穴9aと嵌合する回動軸
22と、先端部23aが軸受部9の外周面に形成された
係止凹部10に係止される弾性ばね片23と、電線の接
続状態を表示する弧状の表示部24と、表示部24の端
面に突設された操作部25と、操作部25を用いて表示
部材20を図2において時計回りに回動させることによ
って、鎖錠ばね501 ,502 の鎖錠片511 ,512
を押圧して、鎖錠片511 ,512 を端子片31,41
から離れる向きに撓ませる解錠部26とを備えている。
回動軸22は軸受部9の軸穴9aに挿入され、表示部材
20は回動軸22を中心として回動自在にケース1に取
り付けられている。ここで、弾性ばね片23の先端部2
3aは軸受部9の係止凹部10に係止された自由端とな
っており、表示部材20を図2において反時計回りにば
ね付勢している。また、弾性ばね片23は表示部材20
に一体に形成されているので、出力側接続端子部Aの部
品点数を低減することができ、小型化を図ることができ
る。
【0018】ところで、図1に示すように、電線の非接
続時には表示部材20は図中反時計回りにばね付勢され
ており、表示部24はケース1内に収納されているの
で、外部から表示部24を視認することはできず、表示
部材20は電線の接続未完了状態を表示している。した
がって、表示部24が外部から視認不可能なことから、
作業者は電線の非接続状態を容易に判別することができ
る。また、表示部24はケース1内に収納され、開口孔
1 ,82 を塞いでいるので、作業者が電線を挿通する
電線挿通孔71 ,72 を容易に判別することができる。
また、電線を挿通する際に、誤って電線を開口孔81
2 に挿通するのを防ぐことができる。
【0019】次に、電線を接続する場合には、図3
(a)〜(c)に示すように、ケース1に設けられた電
線挿通孔71 , 2 から電線70を挿通すると、鎖錠ば
ね501,502 の鎖錠片511 ,512 及び接触片5
1 ,522 と、第1及び第2の端子部材30,40の
端子片31,41との間に、電線70の被覆が剥かれた
導体71が挟持され、鎖錠片511 ,512 の先端縁が
導体71に食い込むことによって、電線70の脱落が防
止されるようになっている。したがって、電線挿通孔7
1 ,72 に電線70を挿入するだけで、電線70が保持
されるとともに、第1及び第2の端子部材30,40へ
の電気的接続がなされるのである。
【0020】ここで、電線挿通孔71 ,72 から挿通さ
れた導体71の先端部が、端子片31,41と鎖錠片5
1 ,512 及び接触片521 ,522 との挟持位置を
越えて、表示部材20の被押圧部21を押圧すると、表
示部材20は弾性ばね片23のばね付勢力に打ち勝っ
て、図3において回動軸22を中心に時計回りに回動す
る。この時、表示部材20の表示部24はケース1の開
口11から外側に移動して、ケース1外に露出し、電線
70の接続完了状態を表示する。したがって、作業者は
表示部24が視認可能なことから、電線70が接続され
たことを容易に確認することができる。また、作業者は
表示部24を見て、電線70の接続状態を確認しなが
ら、電線70の結線作業を行うことができ、電線70を
端子部材20に確実に接続することができ、電線70が
抜けるといった不具合を防止することができる。
【0021】また、電線70を接続する際に、導体71
の先端部が被押圧部21に当接した後、更に導体71を
挿入すると、被押圧部21と当接する導体71の部位
が、導体71の先端部から側面へ除々に移動する。そし
て、表示部材20が電線70の接続完了状態を表示する
位置まで移動すると、被押圧部21は導体71の側面に
当接した状態で保持される。この時、表示部材20のば
ね付勢力は導体71の側面に加わっており、導体71が
抜ける方向に加わらないので、導体71が抜けにくくな
る。
【0022】さらに、表示部材20の表示部24がケー
ス1の開口11から外側に移動しているので、測定端子
33,43が外部に露出しており、測定ピン(図示せ
ず)を開口孔81 ,82 からケース1内に挿通させて測
定端子33,43に接触させることにより、絶縁抵抗を
容易に測定することができる。次に、接続されている電
線70を外す場合は、図4(a)〜(c)に示すよう
に、作業者が操作部25を図中時計回りの方向に引っ張
り、表示部材20を回動軸22を中心として図中時計回
りに回動させると、表示部材20の解錠部26が鎖錠ば
ね501 ,502 の鎖錠片511 ,512 を押圧し、鎖
錠片511 ,51 2 を端子片31,41から引き離す向
きに撓ませるので、鎖錠片511 ,512が導体71か
ら離れて、電線70を容易に引き抜くことができる。そ
して、電線70が引き抜かれた後に、操作者が操作部2
5から手を離すと、表示部材20は弾性ばね片23のば
ね付勢力によって図中反時計回りに回動して、図1に示
す位置に復帰し、電線の接続未完了状態を表示する。
【0023】このように、操作部25を操作して、解錠
部26が鎖錠片511 ,512 を端子片31,41から
引き離す向きに撓ませることによって、容易に電線70
を引き抜くことができる。ここで、解錠部26の回動半
径は、操作部25の回動半径よりも短くなっているの
で、解錠部26を用いて鎖錠片511 ,512 を撓ませ
るのに必要な力を低減することができ、電線70を容易
に引き抜くことができる。
【0024】尚、本実施形態では、本発明の速結端子装
置をブレーカに適用しているが、本発明の適用対象をブ
レーカに限定する趣旨のものではなく、ブレーカ以外の
配線器具などの装置に適用してもよいことはいうまでも
ない。また、本実施形態では、接触ばねとして鎖錠ばね
を用いているが、鎖錠ばねに限定する趣旨のものではな
く、板ばねやコイルばねを用いてもよいことはいうまで
もない。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、電線
を内部に挿通させる電線挿通孔及び電線挿通孔に連通す
る内方収納部を有するケースと、内方収納部内に納装さ
れて電線挿通孔から挿通される電線の導体と接触導通す
る端子板と、導体を端子板方向に付勢して導体を端子板
との間で挟持する接触ばねと、導体の先端部によって押
圧される被押圧部を有し、電線の非接続時には一方側に
付勢されて、電線の接続未完了状態を表示するととも
に、電線挿通孔から電線の導体が挿通され、導体の先端
部が端子板と接触ばねとの間で挟持される挟持位置を越
えて、被押圧部が導体の先端部に押圧されると、一方側
への付勢力に打ち勝って他方側へ移動することにより、
電線の接続完了状態を表示する表示部材と、を備えた速
結端子装置において、表示部材はケースに回動自在に取
り付けられるとともに、該表示部材に、電線が接続完了
状態又は接続未完了状態のいずれか一方の状態にある場
合、ケースの外部より視認可能な状態に保持されるとと
もに、電線の接続状態が他方の状態に切り換わると、ケ
―ス内に収納され、外部より視認不可能な状態に保持さ
れる表示部を設けているので、表示部がケースの外部よ
り視認可能な状態にあるのか視認不可能な状態にあるの
かによって、電線の接続状態を容易に判別できるという
効果がある。したがって、表示部材により電線の接続状
態を確認しながら結線作業を行えるので、電線の接続状
態を良好にすることができ、電線を抜けにくくすること
ができるという効果もある。
【0026】請求項2の発明は、電線挿通孔から電線の
導体が挿通されると、被押圧部と当接する導体の部位が
導体の先端部から側面へ除々に移動して、表示部材が電
線の接続完了状態を表示する位置まで回転すると、被押
圧部が導体の側面に当接した状態で保持されており、表
示部材の付勢力は導体の側面に加わり、電線が抜ける方
向に加わらないので、電線を抜けにくくできるという効
果がある。
【0027】
【0028】請求項の発明は、接触ばねが電線の導体
と鎖錠する鎖錠片を備え、表示部材に、ケースの外側に
突出して、電線の引き抜き操作を行う操作部と、電線の
接続完了時に表示部材が一方側から他方側に回転した位
置から、操作部を操作して、表示部材を更に同方向に
させた時に、鎖錠片を撓ませる方向に押圧する解錠部
とを設けているので、鎖錠片を電線の導体と鎖錠させる
ことによって、電線の抜け止めが行えるという効果があ
る。また、解錠部を用いて鎖錠片を撓ませることによ
り、電線を容易に引き抜くことができるという効果もあ
る。
【0029】請求項の発明は、解錠部の回動半径を操
作部の回動半径よりも短くしており、電線を引き抜くと
きの解錠部の操作力を弱くすることができるので、電線
の引き抜き作業が容易になるという効果がある。請求項
の発明は、端子板に絶縁抵抗測定用の測定端子を設
け、電線の非接続時に表示部材が一方側にある場合に
は、表示部材によって塞がれて測定端子は外部に露出せ
ず、電線の接続完了時に表示部材が他方側に移動する
と、測定端子を外部に露出させる開口孔をケースに設け
ているので、電線の非接続時には開口孔は表示部材によ
って塞がれているので、電線を挿通させる電線挿通孔を
容易に判別することができるという効果がある。また、
電線の接続完了状態には、開口孔から測定ピンを挿通さ
せて、測定ピンを測定端子に接触させ、絶縁抵抗を測定
することができるという効果もある。
【0030】請求項の発明は、一端が表示部材に固定
される固定端となり、他端がケースに当接する自由端と
なる弾性ばね片を表示部材に一体に形成し、弾性ばね片
が表示部材を一方側にばね付勢しているので、弾性ばね
片を表示部材に一体形成することにより、部品点数を削
減することができ、小型化を図ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の速結端子装置を示し、(a)は一
部破断した断面図、(b)は側面図、(c)は下面図で
ある。
【図2】同上の要部分解斜視図である。
【図3】同上の接続完了状態を示し、(a)は一部破断
した断面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図4】同上の電線引抜き時の状態を示し、(a)は一
部破断した断面図、(b)は側面図、(c)は下面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケース 71 電線挿通孔 20 表示部材 21 被押圧部 23 弾性ばね片 24 表示部 31 端子片 511 鎖錠片 521 接触片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 孝信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 中道 義也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 松井 靖 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−343111(JP,A) 特開 平4−36969(JP,A) 特開 平5−275124(JP,A) 特開 平8−45572(JP,A) 特開 平7−220812(JP,A) 実開 昭63−461(JP,U) 実開 昭58−13675(JP,U) 実開 平6−45260(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/48 G01R 31/02 H01H 73/20 H01R 13/64

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線を内部に挿通させる電線挿通孔及び前
    記電線挿通孔に連通する内方収納部を有するケースと、
    前記内方収納部内に納装されて前記電線挿通孔から挿通
    される電線の導体と接触導通する端子板と、前記導体を
    前記端子板方向に付勢して前記導体を前記端子板との間
    で挟持する接触ばねと、前記導体の先端部によって押圧
    される被押圧部を有し、電線の非接続時には一方側に付
    勢されて、電線の接続未完了状態を表示するとともに、
    前記電線挿通孔から電線の導体が挿通され、前記導体の
    先端部が前記端子板と前記接触ばねとの間で挟持される
    挟持位置を越えて、前記被押圧部が前記導体の先端部に
    押圧されると、一方側への付勢力に打ち勝って他方側へ
    移動することにより、電線の接続完了状態を表示する表
    示部材と、を備えた速結端子装置において、 前記表示部材はケースに回動自在に取り付けられるとと
    もに、該表示部材に、電線が接続完了状態又は接続未完
    了状態のいずれか一方の状態にある場合、ケースの外部
    より視認可能な状態に保持されるとともに、電線の接続
    状態が他方の状態に切り換わると、ケ―ス内に収納さ
    れ、外部より視認不可能な状態に保持される表示部を設
    けたこと を特徴とする速結端子装置。
  2. 【請求項2】前記電線挿通孔から電線の導体が挿通され
    ると、前記被押圧部と当接する前記導体の部位が前記導
    体の先端部から側面へ除々に移動して、前記表示部材が
    前記電線の接続完了状態を表示する位置まで回転する
    と、前記被押圧部が前記導体の側面に当接した状態で保
    持されることを特徴とする請求項1記載の速結端子装
    置。
  3. 【請求項3】前記接触ばねが電線の導体と鎖錠する鎖錠
    片を備え、前記表示部材に、前記ケースの外側に突出し
    て、電線の引き抜き操作を行う操作部と、電線の接続完
    了時に前記表示部材が一方側から他方側に回転した位置
    から、前記操作部を操作して、前記表示部材を更に同方
    向に回転させた時に、前記鎖錠片を撓ませる方向に押圧
    する解錠部とを設けて成ることを特徴とする請求項1記
    載の速結端子装置。
  4. 【請求項4】前記解錠部の回動半径を前記操作部の回動
    半径よりも短くしたことを特徴とする請求項記載の速
    結端子装置。
  5. 【請求項5】前記端子板に絶縁抵抗測定用の測定端子を
    設け、電線の非接続時に前記表示部材が一方側にある場
    合には、前記表示部材によって遮蔽されて前記測定端子
    は外部に露出せず、電線の接続完了時に前記表示部材が
    他方側に移動すると、前記測定端子を外部に露出させる
    開口孔を前記ケースに設けて成ることを特徴とする請求
    記載の速結端子装置。
  6. 【請求項6】一端が前記表示部材に固定される固定端と
    なり、他端が前記ケースに当接する自由端となる弾性ば
    ね片を前記表示部材と一体に形成し、前記弾性ばね片が
    前記表示部材を一方側にばね付勢することを特徴とする
    請求項1記載の速結端子装置
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