JP3277773B2 - 導通検査器 - Google Patents

導通検査器

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JP3277773B2
JP3277773B2 JP29538395A JP29538395A JP3277773B2 JP 3277773 B2 JP3277773 B2 JP 3277773B2 JP 29538395 A JP29538395 A JP 29538395A JP 29538395 A JP29538395 A JP 29538395A JP 3277773 B2 JP3277773 B2 JP 3277773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤーハーネ
スのサブアッセンブリの導通検査を行う際に使用される
導通検査器に関するものである。特に、所定本の電線の
一端がコネクタに取り付けられ、他端が皮剥きされた状
態のままのサブアッセンブリの導通検査に使用される導
通検査器に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ワイ
ヤーハーネスの組立工程においては、サブアッセンブリ
(所定本数の電線と所定個数のコネクタとを含む、いわ
ば部分小組立体)単位で行われることがある。サブアッ
センブリのなかには、電線の一端側のみにコネクタが設
けられ、他端側は、皮剥きされたままのものがある。こ
のようなサブアッセンブリの導通検査では、電線の他端
側に導通検査器を用いることができないので、作業者が
電線の他端側を手に持ち、これを別に設けられた電極に
接触させるという作業をしていた。
【0003】しかし、このような作業は、作業者にとっ
て非常に煩わしいものであり、導通検査を効率良く行う
ことができないという問題があった。そこで、この発明
の目的は、一端側のみにコネクタが設けられているワイ
ヤーハーネスのサブアッセンブリの導通検査を効率的に
行うことができる導通検査器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、請求項1に係る導通検査器は、複数の端子金具お
よび各端子金具が一列に並んだ状態で挿入装着されるハ
ウジングを有するコネクタと、一端が予め上記端子金具
に取り付けられると共に他端部の被覆が剥がされた複数
の電線とを備えたワイヤーハーネスのサブアッセンブリ
の導通検査に用いられる導通検査器であって、ハウジン
グを位置決め状態で保持すると共に、ハウジングから延
び出る各電線が載置される複数の電線載置面および各電
線の他端部が接触し得る複数の電極が形成されたハウジ
ング保持部と、上記各電線載置面に対して接離可能に設
けられ、少なくとも上記複数の電線の他端部を対応する
電極との間で挟み込むことができる電線押圧部材と、ハ
ウジング保持部に対向配置された検査部と、ハウジング
保持部または検査部のうち、少なくとも一方をスライド
させることによって、両者間の対向間隔を近接/離反さ
せる変位機構と、ハウジング保持部と検査部とが互いに
接近する動作に連動して、電線押圧部材を各電線載置面
側へ移動させる連動機構とを有することを特徴とするも
のである。
【0005】この構成によれば、次の作用を奏する。ハ
ウジング保持部によって、ハウジングを位置決め状態で
保持することができる。一方、このとき、各電線を電線
載置面上に載置することができ、これにより、電線載置
面上で各電線を整列させることができる。次いで、変位
機構を介してハウジング保持部と検査部とを接近させる
と、検査部が端子金具と接触し、両者間が導通状態とな
る。また、ハウジング保持部と検査部とが接近すると、
連動機構を介して電線押圧部材を電線載置面側へ移動さ
せることができ、これにより、各電線の他端部を、これ
らが対応する電極と電線押圧部材との間で挟み込むこと
ができる。その結果、各電線の他端部と電極との間が導
通状態となる。
【0006】本発明の目的を達成するため、請求項2記
載の導通検査器は、請求項1記載の導通検査器におい
て、各電線載置面には、載置される電線に沿って電線の
ずれを防止する壁板が立設されていることを特徴とする
ものである。この構成によれば、請求項1に係る発明と
同様の作用を奏する。加えて、壁板により、電線を確実
に整列させておくことができる。
【0007】本発明の目的を達成するため、請求項3記
載の導通検査器は、請求項1または2記載の導通検査器
において、上記各電極は、各電線載置面に連続する面に
略面一状態で嵌め込まれた金属板を含むことを特徴とす
るものである。この構成によれば、請求項1または2に
係る発明と同様の作用を奏する。加えて、本請求項に係
る発明では、略面一状態で電線載置面に連続する面に嵌
め込まれた金属板により電極を構成することができるか
ら、ハウジングを保持して電線を整列させた状態で、各
電線の他端部をこれらが対応する電極の上方にそれぞれ
配置することができる。
【0008】本発明の目的を達成するため、請求項4記
載の導通検査器は、請求項1ないし3のいずれかに記載
の導通検査器において、上記電線押圧部材は、所定の回
動軸線を中心に回動自在な状態でハウジング保持部に設
けられた回動板の一端側に取り付けられており、上記連
動機構は、上記回動板と、一端が上記変位機構に連結さ
れ、他端が上記回動板の他端部に連結されたリンク部材
とを有していることを特徴とするものである。
【0009】この構成によれば、請求項1ないし3のい
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。特に、本請求
項に係る発明では、変位機構に連動してリンク部材が作
動し、回動板が回動する。その結果、回動板に取り付け
られた電線押圧部材が電線載置面側へ接近する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施形態にかかる導通検査器Aの斜視図である。こ
の導通検査器Aは、ワイヤーハーネスのサブアッセンブ
リとなり得る電線・コネクタ小組立体(以下、「組立
体」という。)の導通検査をするためのものである。ま
た、図2および図3は、本導通検査器Aにおいて適用さ
れる組立体Cの斜視図である。
【0011】(1) 適用される組立体 図2および図3を参照して、先ず組立体Cについて説明
する。組立体Cは、2本の電線11,12と、この電線
11,12の一端部に取り付けられたコネクタ20とを
有している。各電線11,12は、一端に端子金具2
1,22が圧着されており、他端部111,121は、
被覆が剥がされて芯線112,122が露出している。
【0012】この組立体Cは、たとえば、自動車の車速
センサとの接続用として用いることができる。このよう
な重要回路に使用される場合には、組立体Cの構造が簡
単なものであっても、その組み立てに不備がないかどう
か(所定の電線が所定の端子挿入孔に正確に挿入されて
いるかどうか)を検査する必要がある。かかる観点か
ら、組立体Cは、本導通検査器Aにより導通検査が行わ
れる。なお、組立体Cは、重要回路に使用され得るもの
であるため、電線11は、赤に塗られ、電線12は、白
に塗られている。これにより、赤の電線11は、端子挿
入孔241に、白の電線12は、端子挿入孔242に挿
入すべきであることを明確にすることができるようにな
っている。
【0013】コネクタ20は、上記端子金具21,22
とハウジング23とを有している。ハウジング23は、
たとえば合成樹脂で形成することができる。ハウジング
23の後端面24には、上記端子挿入孔241,242
が並設されており、各端子挿入孔241,242は、ハ
ウジング23の前面側に開口されたキャビティ25(図
3参照)に連通している。各端子挿入孔241,242
内には、それぞれ図示しない係止舌片が形成されてい
る。
【0014】各電線11,12にコネクタ20を設ける
には、予め各電線11,12のそれぞれの一端部に端子
金具21,22を圧着しておき、この電線11,12を
一端側から端子挿入孔241,242に挿入する。言い
換えると、端子金具21(赤の電線11側)は、端子挿
入孔241に挿入される。そして、端子金具21が所定
位置まで挿入されると、上記係止舌片が端子挿入孔24
1に係合する。これにより、端子金具21は、端子挿入
孔241内に位置決め状態で挿着される。また、端子金
具22(白の電線12側)も同様に、端子挿入孔242
に挿通され、上記係止舌片が係合することによって所定
位置で位置決め状態で挿着される。
【0015】(2) 導通検査器の各部の説明 次に、導通検査器Aについて詳しく説明する。図1を参
照して、この導通検査器Aは、レール31が形成され
たベース30と、レール31の先端部に固定されたハ
ウジング保持部40と、レール31に沿ってスライド
自在に取り付けられ、ハウジング保持部40と対向配置
された検査部50と、この検査部50をレール31に
沿ってスライドさせることによって、ハウジング保持部
40に対して接離させる変位機構60と、ハウジング
保持部40上に配置される電線11,12(図2参照)
を押さえつけることができる電線押圧棒70と、検査
部50の動作に連動して、電線押圧棒70を駆動する連
動機構80とを有している。
【0016】 ベース30は、たとえば合成樹脂等で
形成することができる。ベース30の四隅には、上下に
貫通する孔32が設けられている(図1では、1か所の
み図示している。)。この孔32は、導通検査器Aを所
定の作業台上に固定するためのボルトの挿通孔である。 ハウジング保持部40は、上方視略T字形のブロッ
ク状に形成されている。ハウジング保持部40の一方
側、すなわち検査部50側には、その上面41に開口さ
れた切欠凹部42が形成されている。この切欠凹部42
は、上面41から下方に切り込まれており、ハウジング
23(図3参照)を上方からぴったりと収容することが
できるようになっている。つまり、切欠凹部42は、キ
ャビティ25の開口部を検査部50側に向けた状態で、
ハウジング23を動かないように位置決め保持すること
ができるようになっている。また、ハウジング保持部4
0の上面41には、溝43,44が形成されている。こ
れら溝43,44は、ハウジング23から延び出る電線
11,12を収容するためのものである。
【0017】図4は、溝43,44部分の拡大断面図で
ある。図1および図4を参照してさらに詳しく説明する
と、溝43は、切欠凹部42に連続してハウジング保持
部40の他方側(検査部50と反対側)へ延びている。
ハウジング23から延び出る電線11は、この溝43に
収容される。つまり、電線11は、溝43の底面431
(図4参照)上に載置され(従って、底面431は、電
線11が載置される電線載置面を構成している。)、溝
43の両側壁面432によってその位置ずれが規制さ
れ、溝43に沿って真っ直ぐに延ばされるようになって
いる。
【0018】一方、溝44は、切欠凹部42に連続して
ハウジング保持部40の他方側へ溝43と平行に延びて
いる。ハウジング23から延び出る電線12は、この溝
44に収容される。つまり、電線12は、溝44の底面
441上に載置され(従って、底面441は、電線12
が載置される電線載置面を構成している。)、溝43の
両側壁面442によってその位置ずれが規制され、溝4
4に沿って真っ直ぐに延ばされる。
【0019】図1を参照して、ハウジング保持部40の
他方部分においては、溝43,44は形成されておら
ず、ハウジング保持部40の上面は、平坦なフラット面
45が形成されている。このフラット面45は、上記底
面431,441に連続している。また、フラット面4
5には、電極46,47が設けられている。電極46
は、電線11の他端部111(図2参照)の芯線112
が接触することができるようになっており、電極47
は、電線12の他端部121の芯線122が接触できる
ようになっている。
【0020】各電極46,47は、金属性の平板を折り
曲げ形成することにより構成されている。各電極46,
47において、上記芯線112,122が接触する部分
は、フラット面45と面一になるように埋め込まれてい
る。また、各電極46,47の端部461,471に
は、芯線112,122が接触した場合の電気信号を所
定の受信装置に送るためのリード線(図示せず)が接続
されるようになっている。
【0021】 検査部50は、ハウジング保持部40
に保持されるコネクタ20と嵌合することによって、当
該コネクタ20との導通をとるためのものである。検査
部50は、ケーシング51と、ケーシング51に装備さ
れたコンタクトプローブ52,53とを有している。こ
れらコンタクトプローブ52,53は、端子金具21,
22(図3参照)と接触することができる接触子であっ
て、既知の構造からなるものである。
【0022】コンタクトプローブ52,53は、ケーシ
ング51に並設されている。つまり、コンタクトプロー
ブ52の先端は、端子金具21に接触することができ、
コンタクトプローブ53の先端は、端子金具22に接触
することができるようになっている。各コンタクトプロ
ーブ52,53の基端には、リード線R1,R2が接続
されている。これらリード線R1,R2は、各端子金具
21,22と接触したときの電気信号を上記受信装置に
送るためのものである。なお、この受信装置は、上記電
気信号に基づいて、リード線R1と電極46との間、お
よびリード線R2と電極47との間に、電気的導通が得
られているかどうかを判断することができるようになっ
ている。
【0023】ケーシング51は、略直方体のブロック状
をしており、前面511に開口された凹陥部512が形
成されている。コンタクトプローブ52,53は、この
凹陥部512の内奥部に取り付けられている。また、凹
陥部512は、ハウジング23をぴったりと収容するこ
とができる内面形状に形成されている。一方、ケーシン
グ51の下面には、スライド溝が形成されている。この
スライド溝とベース30のレール31とがスライド自在
な状態で係合している。このため、ケーシング51は、
レール31に沿ってスライドでき、ハウジング保持部4
0に対して接離可能となっている。
【0024】 変位機構60は、図1に示すようなレ
バー61を含んで構成されている。このレバー61は、
一端側がピン62を介してベース30の基端部に回動自
在に連結されている。レバー61の所定部は、所定の曲
線形状に形成されており、この部分がカム63を構成し
ている。レバー61の他端部611を白抜き矢印の方向
に移動させると、ピン62を回動中心としてカム63が
回動し、検査部50が押される。これにより、検査部5
0は、ハウジング保持部40側へスライドするようにな
っている。
【0025】なお、本実施形態では、検査部50をハウ
ジング保持部40側へスライドさせるようにしたが、ハ
ウジング保持部40を検査部50側へスライドさせるよ
うにすることもできる。また、本実施形態では、検査部
50とハウジング保持部40との間にばね65が介在さ
れている。このため、レバー61を元の位置(図1の位
置)に復帰させれば、ばね65の弾性力で検査部50が
自動的に元の位置(図1の位置)に復帰することができ
るようになっている。
【0026】 電線押圧棒70は、丸棒からなり、絶
縁性材料により構成されている。図5は、ハウジング2
3がハウジング保持部40に収容された状態を示してい
る。図5に示すように、ハウジング23が収容される
と、上記電線11,12の芯線112,122は、各電
極46,47上に配置される。電線押圧棒70は、この
ように各電極46,47上に配置された芯線112,1
22を各電極46,47との間で挟み込むためのもので
ある。電線押圧棒70は、回動軸71を中心にして回動
することができるようになっている。つまり、図1に示
す位置から反時計方向に回動することによって、フラッ
ト面45上に移動することができ、これにより、芯線1
12,122を各電極46,47との間で挟み込むこと
ができるようになっている。また、この状態から時計方
向に回動すると、図1に示す位置に復帰することができ
るようになっている。なお、電線押圧棒70は、丸棒に
代えて角材を用いることもできるが、芯線112,12
2やフラット面45に傷をつけないためには、丸棒が好
ましい。
【0027】 図1を参照して、連動機構80は、レ
バー61に連動させて、電線押圧棒70を上述したよう
に変位させるものである。連動機構80は、一端がレバ
ー61に連結されたリンク部材81と、上記回動軸71
を介してハウジング保持部40に設けられた回動板82
とを有している。回動板82は、平板からなり、その略
中央部に長手方向に沿う長孔821が設けられている。
回動軸71は、この長孔821を貫通してハウジング保
持部40の側面に固定されている。これにより、回動板
82は、回動軸71回りの回動と、長孔821に沿った
スライドが許容されている。なお、この回動板82の一
端部に上記電線押圧棒70が連結されている。従って、
回動板82が変位することによって、電線押圧棒70
は、上述の動きをすることになる。
【0028】リンク部材81は、細長平板からなる。リ
ンク部材81の一端はレバー61に、他端は回動板82
の他端に連結されている。リンク部材81の両端は、連
結ピン811を介して回動自在に連結されている。従っ
て、図1の状態からレバー61を白抜き矢印の方向に回
動させると、リンク部材81が押され、回動板82が反
時計方向に回動する。これにより、電極46,47から
離反していた電線押圧棒70は、回動軸71を中心にし
て回動し、電極46,47に接近される。また、レバー
61を反白抜き矢印の方向に回動させて図1の状態に戻
すと、リンク部材81が引かれ、回動板82が時計方向
に回動する。これにより、電極46,47に近接してい
た電線押圧棒70は、回動軸71を中心にして回動し、
電極46,47から離反される。
【0029】(3) 作用・効果 次に、図5ないし図7を参照しながら本実施形態に係る
導通検査器Aの使い方について、導通検査器Aの作用効
果と共に説明する。なお、図6は、電線押圧棒70が電
極46,47から離反している状態、図7は、電線押圧
棒70が電極46,47に近接している状態を示す要部
斜視図である。
【0030】 図5および図6を参照して、検査すべ
き組立体Cを上方からセットする。すなわち、ハウジン
グ23をハウジング保持部40の切欠凹部42によって
位置決め状態で保持する。一方、電線11を溝43に沿
って収容し、電線12を溝44に沿って収容する。これ
により、電線11は底面431上に(図4参照)、電線
12は底面441上にそれぞれ載置され、整列される。
【0031】 次いで、レバー61を白抜き矢印の方
向に倒し、検査部50をハウジング保持部40に接近さ
せる。これにより、検査部50のコンタクトプローブ5
2,53が端子金具21,22とそれぞれ接触し、これ
らの間が導通状態となる。 図6および図7を参照して、レバー61を操作する
と、すなわち、検査部50がハウジング保持部40に接
近すると、連動機構80を介して電線押圧棒70が白抜
き矢印の方向に変位し、電極46,47側へ近接変位す
る(図7の状態)。これにより、各電線11,12の芯
線112,122を、これらが対応する電極46,47
と電線押圧棒70との間で挟み込むことができる。その
結果、電線11と電極46との間、および電線12と電
極47との間を確実に導通状態とすることができる。な
お、レバー61を元に戻すことによって、検査部50お
よび電線押圧棒70を元の位置に復帰させる(図5の状
態)ことができる。
【0032】 図5を参照して、上記コンタクトプロ
ーブ52,53および電極46,47は、所定の受信装
置に接続されている。この受信装置は、リード線R1と
電極46との間、およびリード線R2と電極47との間
に、電気的導通が得られているかどうかを判断すること
ができるようになっているから、各電線11,12につ
いて電気的導通が得られているかどうかが分かる。
【0033】つまり、本実施形態で採用した組立体Cの
ように、電線11,12の他端部が皮剥きされた状態の
ものであっても、電線11,12の他端部を一々手で持
って、別に設置された電極に接触させるという作業者に
とって煩わしい作業をすることなく、導通検査を容易に
行うことができる。その結果、導通検査を円滑に行うこ
とができ、作業の能率を向上させることができる。
【0034】特に、本実施形態によれば、上記作用効果
に加えて、以下のような作用効果を奏する。先ず、電線
11は、溝43の側壁面432によって囲まれ、電線1
2も同様に、溝44の側壁面442によって囲まれるか
ら、各電線11,12は、底面431,441に載置さ
れた状態で位置ずれを起こすことがなく、確実に整列し
た状態を保つことができる。その結果、検査ミスを防い
で、検査の信頼性を高めることができる。
【0035】また、電極46,47は、溝43,44の
底面431,441の延長部分であるフラット面45に
面一状態で嵌め込まれているから、電線1,12を整列
させたときに、各電線11,12の芯線112,122
をそれぞれ電極46,47の上方に配置することができ
る。従って、電線押圧棒70を電線11,12に当てる
だけで、容易に電極46,47に接触させることがで
き、一層検査ミスの発生を防いで、検査の信頼性を高め
ることができる。加えて、平板を折り曲げ形成すること
によって、電極46,47を簡易に製作することができ
るから、導通検査器Aの構造を簡略化でき、コストの上
昇を抑えることができる。
【0036】さらに、リンク部材81と回動板82を含
む簡単なリンク機構により電線押圧棒70を連動させる
から、導通検査器Aの構造を一層簡略化でき、コストの
上昇を一層抑えることができるという利点がある。(4) 設計変更例 なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、次のうような設計変更を施すことができる。
【0037】図8は、設計変更に係る導通検査装置Aの
概略構成を示す側面図である。図8を参照して、本設計
変更の特徴とするところは、 ハウジング保持部40に電線11,12の色を判別
するセンサ90が装備されている点、 溝43,44の一部が無くされており、底面43
1,441、すなわち電線載置面が露出されている点、
および、 連動機構80は、第2の回動板85を備えており、
この第2の回動板85には、第2の電線押圧棒75が連
結されている点にある。なお、その他の構成について
は、上記一実施形態と同様であるので、それらの説明は
省略する。
【0038】センサ90は、ハウジング保持部40の内
部、すなわち、電線載置面の下方に埋め込まれている。
図8では単一のセンサ90のみが図示されているが、実
際は、電線載置面の下方に、紙面に垂直な方向に2つ並
設されている。そして、一方のセンサ90は、電線11
の色、すなわち赤の色彩を検出することができ、他方の
センサ90は、電線12の色、すなわち白の色彩を検出
することができるようになっている。
【0039】第2の回動板85は、回動板82と同様の
部材であり、図に示すように、回動軸71を介してハウ
ジング保持部40に回動自在に設けられている。そし
て、第2の回動板85の一端部に第2の電線押圧棒75
が連結されており、第2の回動板85の他端部は、連結
ピン811を介してリンク部材81に回動自在に連結さ
れている。なお、第2の電線押圧棒75は、電線押圧棒
70と同様の部材であるので、その説明は、省略する。
【0040】本設計変更例によれば、レバー61を操作
すると、連動機構80を介して第2の回動板85も回動
する。これにより、第2の電線押圧棒75は、電線1
1,12を、電線載置面の、センサ90が埋め込まれた
部分に押し付ける。従って、電線載置面からの電線1
1,12の浮き上がりを防止して、センサ90による電
線色の正確な検出を行うことができる。その結果、導通
検査において、ハウジング23に挿入される電線の色を
も検査する場合でも、検査ミスを防いで正確な検査を行
うことができる。
【0041】また、上記一実施形態および設計変更例で
は、電線の数は2本の場合について説明したが、電線の
数はこれに限らず、もっと多数並列されたものでも良
い。この場合には、各電線に対応する電線載置面および
電極を設け、これに応じて検査部およびハウジング保持
部並びにその他関連する部分を設計変更すれば良い。そ
の他、この発明の範囲内で種々の設計変更を施すことが
できる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ハウジン
グ保持部により保持したハウジングと検査部とを接近さ
せて接触させると、ハウジングに装着された端子金具と
検査部とを導通状態にすることができる。また、ハウジ
ング保持部によってハウジングを保持することによっ
て、各電線を電線載置面上に整列載置することができ
る。さらに、ハウジング保持部と検査部とを互いに接近
させると、連動機構を介して電線押圧部材により電線の
他端部を電極に接触させることができる。すなわち、電
線と電極とを導通状態にすることができる。つまり、電
線の他端部を一々手で持って電極に接触させるという作
業者にとって煩わしい作業をする必要がない。その結
果、導通検査が容易となり、円滑に作業を行うことがで
きる。
【0043】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明と同様の効果を奏する。加えて、電線を確実に
整列させておくことができるから、各電線が、対応する
電極以外の電極と接触することを確実に防止することが
できる。その結果、検査ミスを防いで、検査の信頼性を
高めることができる。請求項3に係る発明によれば、請
求項1または2に係る発明と同様の効果を奏する。加え
て、ハウジングを保持して電線を整列させた状態では、
各電線の他端部を各電極の上方に配置することができる
ので、電線押圧部材を電線に当てるだけで、電線を容易
に電極に接触させることができる。これにより、さらに
検査ミスの発生を防いで、検査の信頼性を一層高めるこ
とができる。また、金属板により、簡易且つ簡単に電極
を構成することができるから、導通検査器の構造を簡略
化でき、コストの上昇を抑えることができるという利点
がある。
【0044】請求項4に係る発明によれば、請求項1な
いし3のいずれかに係る発明と同様の効果を奏する。加
えて、リンク部材と回動板を含む簡単なリンク機構によ
り電線押圧部材を連動させるから、導通検査器の構造の
一層の簡略化に貢献でき、コストの上昇を一層抑えるこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る導通検査器の斜視図
である。
【図2】一の方向から見た組立体の斜視図である。
【図3】他の方向から見た組立体の斜視図である。
【図4】溝の形状を示すハウジング保持部の要部断面図
である。
【図5】組立体をセットした状態での導通検査器の斜視
図である。
【図6】電線押圧棒が電極から離反した状態を示す、ハ
ウジング保持部の要部斜視図である。
【図7】電線押圧棒が電極に近接した状態を示す、ハウ
ジング保持部の要部斜視図である。
【図8】設計変更例にかかる導通検査器の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
A 導通検査器 C 組立体 11 電線 12 電線 111 他端部 121 他端部 20 コネクタ 21 端子金具 22 端子金具 23 ハウジング 40 ハウジング保持部 431 底面 432 側壁面 441 底面 442 側壁面 46 電極 47 電極 50 検査部 60 変位機構 70 電線押圧棒 71 回動軸 75 第2の電線押圧棒 80 連動機構 81 リンク部材 82 回動板 85 第2の回動板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端子金具および各端子金具が一列に
    並んだ状態で挿入装着されるハウジングを有するコネク
    タと、一端が予め上記端子金具に取り付けられると共に
    他端部の被覆が剥がされた複数の電線とを備えたワイヤ
    ーハーネスのサブアッセンブリの導通検査に用いられる
    導通検査器であって、 ハウジングを位置決め状態で保持すると共に、ハウジン
    グから延び出る各電線が載置される複数の電線載置面お
    よび各電線の他端部が接触し得る複数の電極が形成され
    たハウジング保持部と、 上記各電線載置面に対して接離可能に設けられ、少なく
    とも上記複数の電線の他端部を対応する電極との間で挟
    み込むことができる電線押圧部材と、 ハウジング保持部に対向配置された検査部と、 ハウジング保持部または検査部のうち、少なくとも一方
    をスライドさせることによって、両者間の対向間隔を近
    接/離反させる変位機構と、 ハウジング保持部と検査部とが互いに接近する動作に連
    動して、電線押圧部材を各電線載置面側へ移動させる連
    動機構とを有することを特徴とする導通検査器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の導通検査器において、 各電線載置面には、載置される電線に沿って電線のずれ
    を防止する壁板が立設されていることを特徴とする導通
    検査器。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の導通検査器におい
    て、 上記各電極は、各電線載置面に連続する面に略面一状態
    で嵌め込まれた金属板を含むことを特徴とする導通検査
    器。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の導通
    検査器において、 上記電線押圧部材は、所定の回動軸線を中心に回動自在
    な状態でハウジング保持部に設けられた回動板の一端側
    に取り付けられており、 上記連動機構は、 上記回動板と、 一端が上記変位機構に連結され、他端が上記回動板の他
    端部に連結されたリンク部材とを有していることを特徴
    とする導通検査器。
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