JP2014147641A - 遊技機 - Google Patents

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裕 赤木
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Abstract

【課題】遊技機本体に回転自在に軸支された回動体に意図しない荷重が作用したとしても、軸および軸受の破損を防止する。
【解決手段】遊技機は、遊技機本体に設けられ、壁部51の少なくとも一端側に開口する軸受孔53が形成された軸受部50と、軸受孔に挿入される軸101を有し、軸が軸受部によって回転自在に軸支された回動体(基板ケース110)と、を備え、軸受部の壁部には、一端から他端側に向けて軸の軸心方向に沿って延在するとともに、軸受孔を壁部の側面に開口させるスリット55が設けられ、スリットは、開口幅W1が軸の直径Dよりも小さく、かつ、回動体に所定方向の荷重が作用すると、荷重が軸を介して軸受部に作用し、軸受部の壁部が弾性変形して開口幅W2が大きくなり、スリットから軸が抜ける。
【選択図】図9

Description

本発明は、遊技機本体に回動体が回転自在に軸支された遊技機に関する。
従来、遊技者のハンドル操作により遊技盤内の遊技領域に向かって遊技球が発射され、遊技領域を流下した遊技球が始動口に入球したことを条件として大役抽選が行われ、この大役抽選により大当たりに当選すると、大入賞口が開放される大役遊技が実行可能となる遊技機が知られている。このような遊技機においては、主に遊技の進行を制御する基板や、演出を制御する基板をはじめとする多数の基板や端子板が固定されており、これらの基板や端子板が配線を介して接続されている。
これらの基板や端子板は、不正がなされないように、基板ケースに収容された状態で、遊技機本体の背面にネジ等で固定される。このとき、基板ケースを固定可能な面積に限りがあるため、基板ケースが他の部品や基板に積層して固定される場合がある。
この場合、例えば、表面に露出した基板ケースの奥側に配される基板や球通路等のメンテナンスを行う際に、手前(遊技機本体の背面側)に配される基板ケースを取り外す必要がある。そこで、遊技機本体の背面に基板ケースを回転可能に軸支させることで、手前に配される基板ケースを取り外さずとも、手前側に回転させるだけで、奥側の基板や球通路等のメンテナンスを可能とし、作業性を向上した技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−114149号公報
上記のように、遊技機には、基板ケースや、各種の部品を保護するための保護ケース等、さまざまな部品が開閉自在に設けられている。遊技機の設計、製造段階やメンテナンスの際には、こうした部品を開放して作業が行われることが多々あるが、作業中には、開放された部品に意図しない荷重がかかり、部品を開閉自在に軸支する軸および軸受が破損するおそれがある。
本発明の目的は、遊技機本体に回転自在に軸支された回動体に意図しない荷重が作用したとしても、軸および軸受の破損を防止することができる遊技機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技機本体に設けられ、壁部の少なくとも一端側に開口する軸受孔が形成された軸受部と、前記軸受孔に挿入される軸を有し、該軸が該軸受部によって回転自在に軸支された回動体と、を備え、前記軸受部の壁部には、前記一端から他端側に向けて前記軸の軸心方向に沿って延在するとともに、前記軸受孔を該壁部の側面に開口させるスリットが設けられ、該スリットは、開口幅が前記軸の直径よりも小さく、かつ、前記回動体に所定方向の荷重が作用すると、該荷重が該軸を介して前記軸受部に作用し、該軸受部の壁部が弾性変形して開口幅が大きくなり、前記スリットから前記軸が抜けることを特徴とする。
前記回動体は、本体と該本体の側面から突出する突出部とを有し、前記軸が該本体の側面に沿って該突出部に設けられており、前記軸が前記軸受部によって回転自在に軸支された状態では、前記回動体の荷重が前記突出部を介して前記軸受部に作用しているとしてもよい。
前記回動体は、予め定められた閉位置から開位置まで開閉自在に軸支されており、前記スリットは、前記壁部のうち、前記回動体が前記閉位置にあるときに前記本体の側面が対向する部位を基準位置とした場合に、該基準位置よりも、該回動体の該閉位置から開位置へ向かう回転方向に45度以上位相をずらした部位に設けられているとしてもよい。
前記回動体の前記閉位置から前記開位置へ向かう回転方向への回転を該開位置で規制する規制部が設けられ、該規制部は、該開位置にある回動体に対して該回転方向への回転動力がさらに作用すると、該回転動力を、前記軸をスリット側に押し出す力に変換するとしてもよい。
本発明によれば、遊技機本体に回転自在に軸支された回動体に意図しない荷重が作用したとしても、軸および軸受の破損を防止することができる。
本実施形態の遊技機本体の正面図である。 遊技機本体の背面側を示す斜視図である。 遊技機本体の背面側における基板ユニットの開放状態を示す斜視図である。 軸受部および基板ユニットの組み付け図である。 組み付け後の軸受部および基板ユニットを説明するための図である。 軸受部が設けられる基体を説明するための図である。 基板ケースを説明するための図である。 カバーを説明するための図である。 スリットの機能を説明するための図である。 規制部の機能を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態の遊技機本体1の正面図である。この図に示すように、本実施形態の遊技機本体(遊技機)1は、遊技盤3が固定された中枠と、透過部材5が固定された前扉7とが、基枠9に開閉自在に設けられており、これら中枠および前扉7が基枠9に対して閉じられると、透過部材5と遊技盤3とが所定の間隔を維持して平行に位置する。この遊技盤3の正面には、釘や風車等が設けられており、遊技盤3と透過部材5との間の空間によって、遊技球が流下する遊技領域11が形成される。
遊技領域11には、遊技球が入球可能な始動口13や大入賞口15等が設けられており、前扉7の下部に設けられた操作ハンドル17を介して、遊技領域11に遊技球が発射され、始動口13に遊技球が入球すると、大入賞口15が開放される大役遊技の実行可否の抽選が行われる。こうした抽選結果は、遊技盤3に固定された液晶表示器19や、前扉7に設けられたスピーカ21、照明装置23等を用いて実行される演出によって遊技者に報知されることとなる。これら始動口13、大入賞口15に遊技球が入球すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。
また、遊技領域11の最下部には、始動口13、大入賞口15のいずれにも入球しなかった遊技球を、遊技領域11から遊技盤3の背面側に設けられた球通路に排出する排出口25が設けられている。
また、遊技盤3の背面には、遊技の進行を制御する主制御基板や、各種の演出を制御する副制御基板、さらには、遊技球の発射制御を行う発射制御基板等、多数の基板が設けられている。
図2は、遊技機本体1の背面側を示す斜視図であり、図3は、遊技機本体1の背面側における基板ユニット100の開放状態を示す斜視図である。なお、図2および図3中、理解を容易にするために、遊技盤3を省略している。以下、図中LR方向を遊技機本体1の幅方向とし、図中F方向を遊技機本体1の前面側または正面側とし、図中B方向を遊技機本体1の背面側とし、図中FB方向を奥行方向として説明する。
これらの図に示すように、遊技機本体1の背面側であって、遊技盤3が固定される部分よりも下方には、基板ユニット100が配される。詳しくは後述するが、基板ユニット100は、制御基板を内包したユニットである。図3に示すように、基板ユニット100は、軸101を有し、当該軸101が、遊技機本体1の背面に設けられた軸受部50によって回転自在に軸支されている。したがって、基板ユニット100は、図2および図3中、破線の矢印で示す方向に回転することとなる。
上記したように遊技機本体1には複数の制御基板が設けられており、遊技機本体1の背面において、制御基板や部品の設置面積には限りがあるため、図3に示すように、基板ユニット100は、遊技機本体1の奥行方向に積層されることとなる。ここで、基板ユニット100の正面側(奥側)に配される別体の基板ユニット40や、排出口25を通じて排出された遊技球が通過する球通路27をメンテナンスする場合、基板ユニット100を回転させて、図2に示す基板ユニット100の閉位置から図3に示す基板ユニット100の開位置まで移動させる必要がある。
具体的に説明すると、基板ユニット100は、図2に示す予め定められた閉位置から図3に示す開位置まで開閉自在に軸受部50に軸支されている。したがって、図2に示す閉位置においては、基板ユニット100は、開位置に向かう方向(すなわち、開放方向、図2中、破線の矢印で示す)にのみ回転可能であって、図3に示す開位置においては、基板ユニット100は、閉位置に向かう方向(図3中、破線の矢印で示す)にのみ回転可能である。基板ユニット100が閉位置に配されると、基板ユニット100によって別体の基板ユニット40や球通路27が覆われ、基板ユニット100が開位置に配されると、別体の基板ユニット40や球通路27が外部に露出する。したがって、別体の基板ユニット40や球通路27をメンテナンスする際には、基板ユニット100を開位置に移動させることとなる。
このようにメンテナンスを行う際に、基板ユニット100が開放された状態で、基板ユニット100に対して、意図しない荷重がかかる場合がある。例えば、図3中、白抜き矢印で示すように、基板ユニット100に対して、鉛直上方から荷重がかかる場合がある。この場合、基板ユニット100に設けられた軸101や、軸受部50に荷重が集中し、軸101および軸受部50が破損してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、軸受部50の形状を工夫することで、基板ユニット100に意図しない荷重が作用したとしても、軸受部50および軸101の破損を防止する。以下、軸受部50および軸101を有する基板ユニット100の構成について詳述する。
図4は、軸受部50および基板ユニット100の組み付け図であり、図5は、組み付け後の軸受部50および基板ユニット100を説明するための図であり、図5(a)は、閉位置に配された基板ユニット100と軸受部50とを示し、図5(b)は、開位置に配された基板ユニット100と軸受部50とを示す。
これらの図に示すように、遊技機本体1(中枠)の一部を構成する基体30には、鉛直方向に配された2つの軸受部50が設けられている。また、本実施形態において、基板ユニット100は、制御基板を収容する基板ケース110(回動体)と、基板ケース110を保護するためのカバー150とで構成される。基板ケース110に設けられた軸101は、軸受部50の軸受孔53に軸支され、カバー150に設けられた軸103は、軸101の軸受孔115に軸支される。なお、基板ケース110とカバー150とは、軸101、103と、軸101、103を軸支する軸受孔53、115が異なるため、独立して回転することとなる。
なお、本実施形態の軸受部50において、軸受孔53は、軸受部50間に配される面32よりも奥行き方向に深く切り込まれている。このように、軸受孔53を相対的に深く形成する構成、すなわち、軸受部50の軸受孔53を構成する壁部51を奥行き方向に長く構成することで、壁部51を弾性変形させやすく(撓みやすく)することができる。
また、軸101は、鉛直上方から軸受部50の軸受孔53に挿入されているだけであり、軸103は、鉛直上方から軸受孔115に挿入されているだけであるため、意図的に基板ケース110を軸受部50から取り外すときや、カバー150を基板ケース110から取り外すときには、基板ケース110やカバー150を所定の角度に開いた状態で鉛直上方に引き上げれば、容易に取り外すことができる。
また、基体30には、リブ34a、34bが設けられており、図5(a)に示す閉位置において、基板ケース110の上方は、リブ34bによって覆われることとなる。リブ34aを備える構成により、基体30と基板ケース110との間への、ネジや遊技球等の異物の混入を防止することができる。また、リブ34bを備える構成により、基板ケース110がある程度閉じられているときに、基板ケース110が鉛直上方へ抜けてしまう事態を防止することができる。
以下、図を用いて、基体30、基板ケース110、カバー150の具体的な構成について説明する。
(基体30)
図6は、軸受部50が設けられる基体30を説明するための図であり、図6(a)は基体30の上面図、図6(b)は基体30の背面図、図6(c)は基体30の底面図を示す。基体30は、遊技機本体1の背面の少なくとも一部を構成し、図6に示すように、基体30には、軸受部50が設けられている。軸受部50は、遊技機本体1の背面側に突出した壁部51と、壁部51を鉛直方向(壁部51の突出方向と直交する方向)に貫通するとともに基板ユニット100の軸101が挿入される軸受孔53とを含んで構成される。また、基体30には、上述した別体の基板ユニット40を収容する収容空間Sが形成されている。
本実施形態にかかる軸受部50の壁部51には、上面から底面に向けて軸101の軸心方向XC(図6(b)中一点鎖線で示す)に沿って延在するとともに、軸受孔53を壁部51の側面に開口させるスリット55が設けられている。また、基体30における軸受部50近傍には、基板ユニット100の回転を規制する規制部57が設けられている。スリット55および規制部57の機能については、後に詳述する。
(基板ケース110)
図7は、基板ケース110を説明するための図であり、図7(a)は基板ケース110の側面図、図7(b)は基板ケース110の正面図、図7(c)は基板ケース110の上面図を示す。図7に示すように、基板ケース110は、軸受部50の軸受孔53に挿入される軸101と、制御基板を内包(囲繞)する本体111と、本体111の側面から突出する突出部113とを含んで構成される。
本実施形態において、軸101は、本体111の側面に沿って、突出部113に設けられている。したがって、軸101が軸受部50によって回転自在に軸支された状態では、基板ケース110の荷重が突出部113を介して軸受部50に作用することとなる。
また、本実施形態において、突出部113における軸101が設けられる面と対向する面(ここでは、上面)には、カバー150の軸103(図4参照)が挿入される軸受孔115が設けられている。さらに、突出部113における軸受孔115を形成する壁部117には、一端から他端側に向けて軸103の軸心方向XD(図7(a)中一点鎖線で示す)に沿って延在するとともに、軸受孔115を壁部117の側面に開口させるスリット119が設けられている。
また、基板ケース110における突出部113には、基板ユニット100の回転を規制する規制部121が設けられている。スリット119および規制部121の機能については、後に詳述する。
(カバー150)
図8は、カバー150を説明するための図であり、図8(a)はカバー150の側面図、図8(b)はカバー150の正面図、図8(c)はカバー150の上面図を示す。図8に示すように、カバー150は、基板ケース110の軸受孔115に挿入される軸103と、本体151と、本体151の側面から突出する突出部153とを含んで構成される。
本実施形態において、軸103は、本体151の側面に沿って、突出部153に設けられている。したがって、軸103が軸受孔115によって回転自在に軸支された状態では、カバー150の荷重が突出部153を介して基板ケース110の軸受孔115(突出部113)に作用し、基板ケース110の突出部113に作用した荷重は、軸受部50に作用することとなる。つまり、軸受部50には、基板ケース110にかかる荷重と、カバー150にかかる荷重が作用することになる。
(スリット55、119の機能)
続いて、スリット55、119の機能について説明する。なお、スリット119の機能は、スリット55の機能と実質的に等しいので、ここでは、スリット55の機能について詳述し、スリット119の機能については、説明を省略する。
図9は、スリット55の機能を説明するための図である。本実施形態の図9では、垂直に交わるX軸(水平方向)、Y軸(水平方向)、Z軸(鉛直方向)を図示の通り定義している。なお、図9中、理解を容易にするために、軸受部50および軸101を実線で示し、軸受部50の上面に載置される突出部113および規制部121を破線で示す。
図9(a)に示すように、スリット55は、初期状態の開口幅W1が軸101の直径Dよりも小さく形成されている。そして、図9(a)に示す、基板ケース110が開放された状態で、所定方向の荷重、例えば、鉛直下方(図9(a)中、Z軸方向)の荷重が、所定大きさ以上、基板ケース110の自由端側に作用すると、鉛直上方に配される軸101と、鉛直下方に配される軸101とに異なる荷重が作用し、鉛直上方に配される軸101と鉛直下方に配される軸101との軸心がねじれることとなる。そうすると、壁部51に、軸101を介して、軸101同士の軸心のねじれ方向の力(鉛直方向に交差する方向の力)が作用し、図9(b)に示すように、軸受部50の壁部51が弾性変形して開口幅が大きくなり(開口幅W2となり)、図9(b)中、白抜き矢印で示すように、スリット55から軸101が抜けて基板ケース110が脱落する。
このように、軸受部50を弾性変形可能な材質で構成するとともに、軸受部50にスリット55を形成する構成により、基板ケース110に意図しない荷重が作用したとしても、軸101を軸受部50から脱落させることができる。したがって、基板ケース110に意図しない荷重が作用したとしても、軸101および軸受部50の破損を防止することが可能となる。
さらに、スリット55は、壁部51のうち、基板ケース110が閉位置にあるときに本体111の側面が対向する部位を基準位置BPとした場合に、図9(c)に示すように、基準位置BPよりも、閉位置から開位置へ向かう回転方向に45度以上位相をずらした部位(例えば、65度から115度まで)に設けられている。
また、スリット55の幅方向の中心は、基準位置BPよりも、閉位置から開位置へ向かう回転方向に90度位相をずらした位置SPに配されるとよい。つまり、スリット55の幅方向が、閉位置の基板ケース110の本体111の面方向と平行になる(開位置の基板ケース110の本体111の面方向と直交する)とよい。かかる構成により、スリット55を介して左右に配される壁部51の長さを実質的に等しくすることができ、左右の壁部51の強度を同程度にすることが可能となる。
例えば、左右の壁部51の長さが異なる場合、相対的に短い壁部51の方が、相対的に長い壁部51よりも強度が大きい、すなわち、弾性変形し難い(撓み難い)。この場合、相対的に短い壁部51に主に荷重が作用すると、スリット55の開口幅が大きくなり難く、軸101を脱落させることができない事態が生じる可能性がある。そこで、上述したように、スリット55を介して左右に配される壁部51の長さを実質的に等しくすることで、両壁部51の撓み度合いを概ね同じにすることができ、軸101を脱落させることができなくなる可能性を低減する。
(規制部57、121の機能)
続いて、規制部57、121の機能について説明する。図10は、規制部57、121の機能を説明するための図である。図10(a)に示すように、基板ケース110が開位置に配される場合、基体30に設けられた規制部57と、突出部113に設けられた規制部121とが当接した状態となる。つまり、規制部121が規制部57に当接すると、それ以上の開放方向への回転が抑制される。基板ケース110を開放方向へ回転させたときの規制部121と規制部57との当接開始位置が本実施形態の開位置である。
ここで、開位置にある基板ケース110に対して回転方向(図10(a)中、破線の矢印で示す)への回転動力がさらに作用すると、規制部57は当該回転動力に応じた大きさの反力(図10(a)中、一点鎖線の矢印で示す)に変換して、当該反力が規制部121(基板ケース110)に付与される。かかる反力は、軸101をスリット55側に押し出す力であるため、開位置にある基板ケース110に対して回転方向への回転動力がさらに作用すると、図10(b)に示すように、軸受部50の壁部51が弾性変形して開口幅が大きくなり、スリット55から軸101が抜けて基板ケース110が脱落することとなる。
このように、規制部57、121を備える構成により、開位置において、規制部57と規制部121とが当接する感触を作業者に与えることができ、基板ユニット100が開位置に配されている状態を作業者に認識させることが可能となる。また、開位置から開放方向へさらに基板ユニット100を回転させようとすると、閉位置から開位置まで回転させる場合に要する回転動力よりも大きい回転動力を作用させなければならない。したがって、作業者に開放方向の限界位置を認識させることができ、不用意に限界位置を超えて回転させる事態を回避することが可能となる。また、仮に限界位置を超えて基板ユニット100が開放されてしまったとしても、基板ユニット100が脱落するので、軸受部50や軸101が破損することがない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、回動体として基板ユニット100(基板ケース110)を例に挙げて説明したが、回動体に限定はなく、遊技機本体1に回転自在に軸支された部品に広く適用することができ、前扉7や中枠の軸受構造に利用することもできる。
また、上記実施形態では、軸101、103が、鉛直方向に配される場合を例に挙げて説明したが、軸101、103の方向に限定はない。例えば、軸101、103が水平方向に配されていてもよい。
また、上記実施形態では、軸受孔53が、壁部51を鉛直方向に貫通する貫通孔である場合を例に挙げて説明したが、軸受孔53は、壁部51の少なくとも一端側に開口していればよい。この場合、スリット55は、一端側から他端側に向けて軸101の軸心方向XCに沿って延在することとなる。
また、上記実施形態で説明した軸受部50よりも壁部51の長さ(鉛直方向の長さ)を長くしてもよい。そうすると、閉位置において露出する、軸受部50間の面32の面積を小さくすることができ、面32を通じた制御基板へのハリガネ等の異物の侵入をより防止することが可能となる。
1 …遊技機本体
50 …軸受部
51 …壁部
53 …軸受孔
55 …スリット
57、121 …規制部
100 …基板ユニット(回動体)
101 …軸
110 …基板ケース(回動体)
111 …本体
113 …突出部

Claims (4)

  1. 遊技機本体に設けられ、壁部の少なくとも一端側に開口する軸受孔が形成された軸受部と、
    前記軸受孔に挿入される軸を有し、該軸が該軸受部によって回転自在に軸支された回動体と、
    を備え、
    前記軸受部の壁部には、前記一端から他端側に向けて前記軸の軸心方向に沿って延在するとともに、前記軸受孔を該壁部の側面に開口させるスリットが設けられ、
    該スリットは、開口幅が前記軸の直径よりも小さく、かつ、前記回動体に所定方向の荷重が作用すると、該荷重が該軸を介して前記軸受部に作用し、該軸受部の壁部が弾性変形して開口幅が大きくなり、前記スリットから前記軸が抜けることを特徴とする遊技機。
  2. 前記回動体は、
    本体と該本体の側面から突出する突出部とを有し、前記軸が該本体の側面に沿って該突出部に設けられており、
    前記軸が前記軸受部によって回転自在に軸支された状態では、前記回動体の荷重が前記突出部を介して前記軸受部に作用していることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記回動体は、予め定められた閉位置から開位置まで開閉自在に軸支されており、
    前記スリットは、前記壁部のうち、前記回動体が前記閉位置にあるときに前記本体の側面が対向する部位を基準位置とした場合に、該基準位置よりも、該回動体の該閉位置から開位置へ向かう回転方向に45度以上位相をずらした部位に設けられていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記回動体の前記閉位置から前記開位置へ向かう回転方向への回転を該開位置で規制する規制部が設けられ、該規制部は、該開位置にある回動体に対して該回転方向への回転動力がさらに作用すると、該回転動力を、前記軸をスリット側に押し出す力に変換することを特徴とする請求項2または3に記載の遊技機。
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