JP2006102273A - 遊技盤の裏面保護機構 - Google Patents

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Hiroshi Enomoto
宏 榎本
Toshinori Maki
季則 牧
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Abstract

【課題】 遊技盤の裏面に配置される遊技制御用回路基板を塵埃などの付着から保護するために装備される蓋部材の開閉自在な軸支構造において、蓋部材を遊技盤裏面側に組み付ける際の作業性が良好な遊技盤の裏面保護機構を提供する。
【解決手段】 遊技盤裏面に配置した回路基板を包囲する為に該遊技盤裏面に配置された外壁21と、外壁の開口を開閉する蓋部材31と、外壁に対して蓋部材を開閉自在に支持する蝶番41と、を備え、蝶番は、外壁の開口端縁の一端縁に設けた少なくとも一つの軸受部23と、蓋部材に設けられ軸受部と着脱自在に係合する支軸部32と、を備え、軸受部は、2つの弾性圧接片24を備え、支軸部は、2つの弾性圧接片間に圧入される軸片33を備え、2つの弾性圧接片の各先端間の間隔は前記軸片の径よりも狭く、各弾性圧接片の各先端部よりも基端部側の間隔が前記軸片の径よりも広く設定されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技盤の裏面に配置される遊技制御用回路基板を塵埃などの付着から保護するための裏面保護機構の改良に関し、特に回路基板を開閉するために遊技盤裏面に軸支された蓋部材の着脱構造の改良に関する。
従来のパチンコ機は、遊技盤の裏面に遊技態様を制御する遊技制御用の回路基板や配線類を搭載しており、回路基板上の配線パターンや回路部品等に塵埃が付着して誤動作、故障の原因となることを防止するために、樹脂などからなる蓋部材を被せて保護している。また、この蓋部材をネジ等によって遊技盤裏面に固定することにより、回路基板の交換等の不正行為を防止する技術が提案されている(例えば、特許第2963417号)。
しかし、蓋部材を一旦ネジ止めする構成であると、製造工程中にネジ止め作業が加わるため、製造手数の増大をもたらす。また、ホールに設置されたパチンコ機に対して正規の作業者が回路基板を交換したり、部品を着脱する等の保守、改修作業を実施する場合においても、蓋部材を取り外すたびにネジを外すための煩雑な作業が必要となり、蓋部材を元に戻す際にもネジによる取り付け作業が必要とされる。
このような不具合を解消するために、図9(a)に示すように遊技盤100の裏面に図示しない回路基板を包囲する枠体101を固定し、この枠体101の開口部101aを蓋部材102によって開閉自在に軸支する構成が考えられる。枠体101に対して蓋部材102を開閉自在に軸支する蝶番部103は、枠体101側に設けたフック状の係止片105と、蓋部材102側に設けた軸部材106とからなり、図9(b)の要部拡大図に示すように係止片105の開放部105aから軸部材106を圧入することにより係止片105内に嵌合される。蝶番部103とは反対側の端縁には弾性係止片等から成る着脱自在なロック機構が設けられる。
しかし、係止片105は、図示のようにその先端部と枠体101との間に開放部105aを有しているため、軸部材106は矢印で示す横方向から係止片105内に圧入する必要があり、蓋部材102を作業者が把持して軸部材106が係止片105の狭い開放部105a内に入り込むように横方向からスライドさせるように組み付ける作業は決して容易ではなく、習熟するまでに長い期間を要する熟練作業である。従って、蓋部材を軸支する蝶番部103についての改善策が強く求められているが、これまで十分に実用的効果を備えたものは提案されてない。
また、図9(c)は蝶番部103を構成する係止片105によって軸部材106を支持した状態を示しており、この状態において蓋部材102を矢印方向へ開放する場合には図示のように蓋部材102の一部(角部102a)が枠体101の面に当接した時点で停止し、それ以上の開放は不可能となる。仮に誤って図示の角度以上に蓋部材を開放させた場合には、蓋部材102の角部102aを支点とするテコの作用により係止片105、或いは軸部材106が容易に破損してしまう。実際のメンテナンス作業において、蓋部材を開放する際に勢い余って軸支部を破損したり、図9(c)の開放状態にある蓋部材を作業者が誤って開放方向へ押圧することによって破損させることが多い。この場合には、枠体101、或いは蓋部材102を交換する必要性が生じ、ホール経営者に対して余計な負担をかける結果をもたらす。
特許第2963417号
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遊技盤の裏面に配置される遊技制御用回路基板を塵埃などの付着から保護するために装備される蓋部材の開閉自在な軸支構造において、蓋部材を遊技盤裏面側に組み付ける際の作業性が良好であるため未経験者であっても効率的な作業が保証され、また遊技盤裏面に軸支された蓋部材を所定の限界角度にまで開放した状態において更に負荷を加えた場合にも軸支部を破損させることなく蓋部材を離脱させることができる遊技盤の裏面保護機構を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、遊技盤裏面に配置した回路基板を包囲する為に該遊技盤裏面に配置された外壁と、該外壁の開口を開閉する蓋部材と、該外壁に対して該蓋部材を開閉自在に支持する蝶番と、を備えた遊技盤の裏面保護機構において、前記蝶番は、前記外壁の開口端縁の一端縁に設けた少なくとも一つの軸受部と、前記蓋部材に設けられ前記軸受部と着脱自在に係合する支軸部と、を備え、前記軸受部は、前記外壁の開口端縁から突設し、且つ対向して近接配置された2つの弾性圧接片を備え、前記支軸部は、前記2つの弾性圧接片間に圧入される軸片を備え、前記2つの弾性圧接片の各先端間の間隔は前記軸片の径よりも狭く、各弾性圧接片の各先端部よりも基端部側の間隔が前記軸片の径よりも広く設定されていることを特徴とする。
所定の方向から支軸部を軸受部側に圧入するだけで、だれでも容易に装着が可能であり、離脱させる際の作業性も良好である。本発明の裏面保護機構は、パチンコ、その他、遊技盤の裏面に回路基板を配置した構造を備えた遊技機一般に適用することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記蓋部材は、該蓋部材の閉止時に前記遊技盤裏面と対面する天板と、該天板の周縁から遊技盤裏面へ向けて屈曲した側板と、一つの側板の遊技盤裏面側の端縁に沿って配置された前記支軸部と、を備え、前記外壁は、前記軸受部に前記支軸部を軸支した状態で前記蓋部材を開放方向へ回動したときに、前記支軸部と前記天板との間の屈曲部が当接する当接部を備え、前記屈曲部が前記当接部に当接してから更に前記蓋部材を開放方向へ回動させた時に、該屈曲部と該当接部との当接位置を支点として蓋部材が更に開放方向へ回動し、前記支軸部を前記各弾性圧接片間から離脱させることを特徴とする。
蓋部材を外壁に対して開放させた際に、蓋部材の一部が外壁の一部に当接することにより開放角度の限界が定められるが、この限界を超えて開放方向に蓋部材を回動させた場合に、本発明では支軸部が軸受部から離脱するように構成したので、蝶番の破損が防止される。
請求項3の発明は、請求項2において、前記外壁に設けた当接部は、角部、平面、凸面、又は凹面の何れか一つの形状を有していることを特徴とする。
当接部は、蓋部材の屈曲部が当接することにより回動に際しての支点として機能するが、その形状は湾曲した角部状であってもよいし平坦面であっても良いし、或いは凸面や凹面であってもよい。
請求項4の発明は、請求項1、2、又は3において、前記軸受部に対する前記支軸部の着脱方向は、前記遊技盤裏面に対して直交する方向であることを特徴とする。
着脱方向としては遊技盤面に対して直交する方向が理想的であるが、多少の範囲内で直交する方向からずれた方向であっても、本発明の範囲に含まれるものである。
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4において、前記弾性圧接片を設けた前記外壁の開口端縁の一端縁と対向する他端縁には第1のロック片を備え、前記蓋部材側には該蓋部材が閉止状態にあるときに前記第1のロック片と着脱自在に係合する第2のロック片が設けられており、前記第1及び第2のロック片からなるロック機構と前記蝶番とは、何れか一方を先に係合させることが可能であり、或いは両者を同時に係合させることも可能となるように構成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1、2、3、4又は5において、前記第1のロック片に対する前記第2のロック片の着脱方向は、前記遊技盤裏面に対して直交する方向であることを特徴とする。
ロック片間の着脱方向を、軸受部と支軸部との間の着脱方向と一致させることにより、何れの着脱を先行させたとしても安定した着脱が可能となる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項において、前記軸受部を前記蓋部材側に設け、前記支軸部を前記外壁側に設けたことを特徴とする。
遊技盤の裏面に遊技制御用回路基板を備えた遊技機器において、回路基板に塵埃などの付着から保護するために蓋部材を開閉自在に軸支する場合に、蓋部材を遊技盤裏面側に組み付ける際の作業性を良好にしたため、未習熟者であっても効率的に作業を行うことが出来る。また、遊技盤裏面に軸支された蓋部材を所定の限界角度にまで開放した状態において更に負荷を加えた場合にも軸支部を破損させることなく蓋部材を離脱させることができる。
即ち、本発明においては、外壁側の軸受部に対して蓋部材側の支軸部を圧入する際に、遊技盤の裏面と直交する方向に軸受部の軸片を圧入すればよいため、作業性が高まり、誰にでも容易に実施できる熟練を要しない作業とすることができる。また、取扱方法を誤った場合においても、蝶番部を破損させることがなく再度の着脱が可能となる。また、蓋部材の取付けに際しても、蝶番部を必ず先行させる必要はなく、ロック機構から取付け、後から軸受部を取付けることも可能であり、作業性が良好である。
以下、本発明の遊技盤の裏面保護機構を詳細に説明する。
図1(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る遊技盤の保護機構を備えたパチンコ遊技機の正面図、平面図、及び右側面図であり、図2はこのパチンコ遊技機の背面図であり、図3(a)(b)及び(b)は外壁の背面図、底面図、及び左側面図であり、図4(a)(b)及び(c)は軸受部の背面図、底面図、及び左側面図であり、図5(a)(b)(c)及び(d)は蓋部材の構成を示す背面図、底面図、左側面図、及び右側面図であり、図6(a)(b)及び(c)は支軸部の構成を示す背面図、底面図、及び右側面図であり、図7(a)(b)(c)及び(d)は軸受部に支軸部を支持された蓋部材を開放方向へ回動させてから離脱させるまでの手順を示す図である。
符号1は機枠、2は機枠1の前面に開閉自在に支持された前面枠である。この前面枠2はほぼ中央に窓孔2aが設けられて額縁状に形成されており、この窓孔2aにガラス扉3と前面板4がヒンジ1aにより一側縁を支軸として開閉自在に設けられている。また、ガラス扉3の後方、且つ前面枠2の窓枠の裏面部分には遊技盤取付枠を介して遊技盤5が着脱自在に取り付けられている。符号6は、前面板4の前面に装着された打球供給皿、7は打球発射用の操作ハンドルである。なお、遊技盤5上の各種盤面部品については図示を省略している。
遊技盤5の裏面には図示しない遊技制御用回路基板が配置されており、この回路基板は本発明の特徴的な構成をなす裏面保護機構11によって保護されている。
この裏面保護機構11は、遊技盤5の裏面に配置した回路基板側方を包囲する為に遊技盤裏面に配置された外壁21と、外壁21の開口を開閉する蓋部材31と、外壁21に対して蓋部材31を開閉自在に支持する蝶番41と、を備えている。
蝶番41は、外壁21の開口部22の一端縁22aに設けた2つの二つ軸受部23と、蓋部材31の端縁に設けられ軸受部23と着脱自在に係合する支軸部32と、を備える。
軸受部23は、外壁21の開口部の一端縁22aから後方へ突設し、且つ対向して近接配置された2つの弾性圧接片24を備えている。軸受部23を構成する2つの弾性圧接片24は、図3に示すように外壁21の一端縁22aとほぼ平行に配置されると共に、両弾性圧接片24間は、図4に示すように夫々の先端部24a間の間隔が、中間部(先端部よりも基端部寄りの部分24b)よりも狭くなっている。
一方、支軸部32は、2つの弾性圧接片24間に圧入される棒状の軸片33を備えており、軸片33は両弾性圧接片24の先端部24a間の狭い間隙から内部に圧入された状態で、両弾性圧接片24間に回転自在に嵌合支持される。軸片33は蓋部材の端縁から所定の間隔で突設されて対向配置された2つの支持片34によって両端部を支持されている。
2つの弾性圧接片24の各先端部24a間の間隔w1は軸片33の径よりも狭く、各弾性圧接片24の各先端部24aよりも基端部24b側の間隔w2が軸片33の径よりも広く設定されている。このため、外壁21に設けた2つの軸受部23に対して、蓋部材31の支軸部32を位置決めする際に、支軸部32の軸片33を、軸受部23の弾性圧接片24の先端部間に押し当てて所定の軽力で押し込めば、2つの軸片33は二対の弾性圧接片24に圧入し、圧入後は回転自在に軸支されることができる。また、図4にも示すように両弾性圧接片24間の隙間は、後方へ向けて開放しているため、軸片33をこの隙間に圧入する方向は遊技盤裏面と直交する方向となり、その作業性が向上する。
次に、蓋部材31は、蓋部材31の閉止時に遊技盤裏面と対面する天板35と、天板35の周縁から遊技盤裏面へ向けて屈曲した側板36と、一つの側板36の遊技盤裏面側の端縁に沿って配置された支軸部32と、を備えている。支軸部32と天板35との間には、屈曲部37が位置している。
外壁21は、軸受部23に支軸部32を回動自在に軸支した状態で蓋部材31を開放方向へ回動したときに、支軸部32と天板35との間の屈曲部37が当接する当接部26を備えている。
蓋部材31の屈曲部37が当接部26に当接してから、更に蓋部材31を開放方向へ回動させた時に、屈曲部37と当接部26との当接位置を支点として蓋部材31が更に開放方向へ回動し、支軸部の軸辺33を各弾性圧接片24間から離脱させるように構成されている。
この開放動作を図7に基づいて説明すると、まず図7(a)は軸受部23によって支軸部32が支持されている状態を示している。次に(b)は蓋部材31を開放するために支軸部32を中心として矢印イ方向へ力を加えている状態を示しており、開放動作を更に継続すると、(c)に示した如く屈曲部37が当接部26に当接することによりこの開放角度を限界角度として開放動作は終了する。(c)の状態から更に(d)に示すように矢印ロ方向に力を加えて当接部26を支点として蓋部材31を更に回動させようとすると(或いは、誤って同方向に負荷をかけた場合)、両弾性圧接片24によって軸片33を弾性的に保持していた保持力が、矢印ハ方向へ向かう力に耐えきれずに、軸片33を先端開放部から離脱させることとなる。この結果、軸受部23、支軸部32を破損させることなく、蓋部材31は外壁21から離脱することができる。
この実施形態における屈曲部37と当接部26は共に湾曲した形状の角部であるが、これは一例に過ぎず、当接部26の形状には種々のバリエーションが考えられる。例えば、図8(a)の当接部26は平坦面となっており、(b)の当接部26は湾曲した凸面となっており、(c)の当接部26は湾曲した凹面(凹所)となっている。当接部26の形状は、蓋部材側の屈曲部37が当接したときに軸片33を弾性圧接片24間から離脱させるための支点として機能し得る形状であれば、どのような形状であってもよい。
屈曲部37、当接部26の表面には、必要に応じて摩耗による損耗を防止するための保護層をゴムや樹脂により形成しておいてもよい。
上記実施形態では、外壁21側に軸受部23を設け、蓋部材31側に支軸部32を設けたが、これとは逆に外壁側に支軸部を設け、蓋部材側に軸受部を設けるようにしても良い。
なお、蓋部材により外壁の開口を閉止したときに、蓋部材を閉止状態に保持するための手段として、弾性圧接片24を設けた外壁21の開口端縁の一端縁22aと対向する他端縁22bには第1のロック片27を備え、蓋部材31側には蓋部材が閉止状態にあるときに第1のロック片27と着脱自在に係合する第2のロック片38が設けられている。第1及び第2のロック片27、38は、ロック機構を構成している。
この例では、外壁21側に設けた第1のロック片27は、矩形の凹所(開口)であり、蓋部材31側に設けた第2のロック片38は略V字状の板バネ部材である。このV字状の板バネ部材を矩形の凹所内に圧入したときに板バネ部材の一部に設けた係止部が凹所内周の被係止部に係止されてロックが行われる一方で、人手によりV字状の板バネ先端を圧縮させたときに凹所内から離脱し得るように構成している。
第1のロック片27に対する第2のロック片38の着脱方向は、蝶番41における軸受部と支軸部との着脱方向と同じく、遊技盤裏面に対して直交する方向である。ロック片間の着脱方向を、軸受部と支軸部との間の着脱方向と一致させることにより、何れの着脱を先行させたとしても安定した着脱が可能となる。
従って、第1及び第2のロック片27、38からなるロック機構と蝶番41とは、何れか一方を先に係合させることが可能であり、或いは両者を同時に係合させることも可能となるように構成されている。また、ロック機構と蝶番41の各係合を解除させる際にも何れか一方からの解除と、双方同時解除が共に可能となるように構成されている。
なお、遊技機の機種毎に遊技盤裏面の回路基板の形状、個数、配置レイアウトが異なるために、外壁21の形状についても種々のバリエーションが考えられるが、本発明の如き軸受部23と支軸部32からなる蝶番構造とすることにより、あらゆるタイプの外壁に対して蓋部材を着脱操作容易に組み付ける構造を実現することが出来る。
また、外壁21とは、必ずしも連続した外壁(側壁)を有する構造である必要はなく、回路基板を包囲するように連続的、又は断続的に配置された外壁を含む。そして外壁21によって形成される開口部22からの塵埃の侵入を防ぐために蓋部材を開閉、着脱自在に装着する必要がある場合を全て含むものである。
このように本発明によれば、外壁側の軸受部に対して蓋部材側の支軸部を圧入する際に、遊技盤の裏面と直交する方向に軸受部の軸片を圧入すればよいため、作業性が高まり、誰にでも容易に実施できる熟練を要しない作業とすることができる。また、取扱方法を誤った場合においても、蝶番部を破損させることがなく再度の着脱が可能となる。また、蓋部材の取付けに際しても、蝶番部を必ず先行させる必要はなく、ロック機構から取付け、後から軸受部を取付けることも可能であり、作業性が良好である。つまり、従来のような複雑な手順を必要とせず、単に外壁側に設けた軸受部と第1のロック片に対して、蓋部材側に設けた支軸部と第2のロック片を夫々、作業性の最も良好は組付け方向である遊技盤裏面と直交する方向から着脱させるだけで、組付け、分解が可能となる。
本発明の裏面保護機構は、遊技盤の裏面に回路基板を備えた構造の遊技機の代表例としてのパチンコの他にも、同様の構造を備えたあらゆるタイプの遊技機に適用することが出来る。
(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る遊技盤の保護機構を備えたパチンコ遊技機の正面図、平面図、及び右側面図。 パチンコ遊技機の背面図。 (a)(b)及び(b)は外壁の背面図、底面図、及び左側面図。 (a)(b)及び(c)は軸受部の背面図、底面図、及び左側面図。 (a)(b)(c)及び(d)は蓋部材の構成を示す背面図、底面図、左側面図、及び右側面図。 (a)(b)及び(c)は支軸部の構成を示す背面図、底面図、及び右側面図。 (a)(b)(c)及び(d)は軸受部に支軸部を支持された蓋部材を開放方向へ回動させてから離脱させるまでの手順を示す図。 (a)(b)及び(c)は当接部の他の形態例を示す図。 (a)(b)及び(c)は従来例の説明図。
符号の説明
1 機枠、2 前面枠、3 ガラス扉、4 前面板、5 遊技盤、6 打球供給皿、7 打球発射用の操作ハンドル、11 裏面保護機構、21 外壁、22 開口部、22a 一端縁、23 軸受部、24 弾性圧接片、24a 先端部、24b 基端部寄り部分、26 当接部、27 第1のロック片、31 蓋部材、32 支軸部、33 軸片、35 天板、36 側板、37 屈曲部、38 第2のロック片、41 蝶番。

Claims (7)

  1. 遊技盤裏面に配置した回路基板を包囲する為に該遊技盤裏面に配置された外壁と、該外壁の開口を開閉する蓋部材と、該外壁に対して該蓋部材を開閉自在に支持する蝶番と、を備えた遊技盤の裏面保護機構において、
    前記蝶番は、前記外壁の開口端縁の一端縁に設けた少なくとも一つの軸受部と、前記蓋部材に設けられ前記軸受部と着脱自在に係合する支軸部と、を備え、
    前記軸受部は、前記外壁の開口端縁から突設し、且つ対向して近接配置された2つの弾性圧接片を備え、
    前記支軸部は、前記2つの弾性圧接片間に圧入される軸片を備え、
    前記2つの弾性圧接片の各先端間の間隔は前記軸片の径よりも狭く、各弾性圧接片の各先端部よりも基端部側の間隔が前記軸片の径よりも広く設定されていることを特徴とする遊技盤の裏面保護機構。
  2. 前記蓋部材は、該蓋部材の閉止時に前記遊技盤裏面と対面する天板と、該天板の周縁から遊技盤裏面へ向けて屈曲した側板と、一つの側板の遊技盤裏面側の端縁に沿って配置された前記支軸部と、を備え、
    前記外壁は、前記軸受部に前記支軸部を軸支した状態で前記蓋部材を開放方向へ回動したときに、前記支軸部と前記天板との間の屈曲部が当接する当接部を備え、
    前記屈曲部が前記当接部に当接してから更に前記蓋部材を開放方向へ回動させた時に、該屈曲部と該当接部との当接位置を支点として蓋部材が更に開放方向へ回動し、前記支軸部を前記各弾性圧接片間から離脱させることを特徴とする請求項1に記載の遊技盤の裏面保護機構。
  3. 前記外壁に設けた当接部は、角部、平面、凸面、又は凹面の何れか一つの形状を有していることを特徴とする請求項2に記載の遊技盤の裏面保護機構。
  4. 前記軸受部に対する前記支軸部の着脱方向は、前記遊技盤裏面に対して直交する方向であることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の遊技盤の裏面保護機構。
  5. 前記弾性圧接片を設けた前記外壁の開口端縁の一端縁と対向する他端縁には第1のロック片を備え、前記蓋部材側には該蓋部材が閉止状態にあるときに前記第1のロック片と着脱自在に係合する第2のロック片が設けられており、
    前記第1及び第2のロック片からなるロック機構と前記蝶番とは、何れか一方を先に係合させることが可能であり、或いは両者を同時に係合させることも可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4の何れか一項に記載の遊技盤の裏面保護機構。
  6. 前記第1のロック片に対する前記第2のロック片の着脱方向は、前記遊技盤裏面に対して直交する方向であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の遊技盤の裏面保護機構。
  7. 前記軸受部を前記蓋部材側に設け、前記支軸部を前記外壁側に設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の遊技盤の裏面保護機構。
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JP2016049357A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 京楽産業.株式会社 遊技機
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