JP2601682Y2 - ダミーキャップ - Google Patents

ダミーキャップ

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JP2601682Y2
JP2601682Y2 JP1993043950U JP4395093U JP2601682Y2 JP 2601682 Y2 JP2601682 Y2 JP 2601682Y2 JP 1993043950 U JP1993043950 U JP 1993043950U JP 4395093 U JP4395093 U JP 4395093U JP 2601682 Y2 JP2601682 Y2 JP 2601682Y2
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秀治 小菅
恭志 岡安
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、車両のチェッ
ク端子用のコネクタ等、コネクタに取り付けるダミーキ
ャップの車体等の固定部材への固定に関し、固定部材と
好適に係脱可能なダミーキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、例えば、エンジン
の電子制御回路の検査時に外部の検査装置と接続するチ
ェック端子用のコネクタが設けられている。このような
コネクタは、通常時はどこにも結合されずダミーキャッ
プを取り付けた状態で車体に固定され、検査時にのみ車
体から解離し、ダミーキャップを取り外して外部の検査
装置のコネクタに結合される。
【0003】従来、そのように通常時はダミーキャップ
を取り付けて車体等の固定部材側に固定しておき、必要
時のみ固定部材側から解離し、相手側のコネクタに結合
して使用するコネクタに取り付けるダミーキャップを車
体等の固定部材側に固定するには、コネクタにダミーキ
ャップを嵌合させ、これを別体のクリップを使用して固
定部材側に固定していた。あるいは、コネクタから延び
る電線を例えば車体等の固定部材側に固定されたワイヤ
ハーネスにテープで巻き付けてダミーキャップを取り付
けたコネクタをワイヤハーネスに固定していた。また、
ダミーキャップ付きのコネクタを車体と係脱する必要が
ある場合には、別付けのステー用ブラケットを使用した
りしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、コネクタに
ダミーキャップを嵌合させ、これを別体のクリップを使
用して固定する技術は、ダミーキャップとは別体のクリ
ップが必要となり部品点数の増加により製造費用の増加
を招致するという問題があった。
【0005】また、コネクタから延びる電線をワイヤハ
ーネスにテープで巻き付けることは極めて煩雑であっ
て、頻繁にダミーキャップ付きのコネクタとワイヤハー
ネスとを固定、解離を行なう場合に作業性の低下を招致
するという問題があった。
【0006】さらに、別付けのステー用ブラケットを使
用して固定する技術は、車体等固定部材側の固定位置に
ステーがある位置でないと適用できず、固定位置の設定
条件に制約を受けるため、その設定位置の自由度が制限
されてしまうという問題があった。
【0007】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、通常時はダミーキャップに結合し、必
要時のみ相手側のコネクタと結合して使用するコネクタ
に取り付けるダミーキャップを固定部材側に固定するに
際し、簡単な操作で、部品点数も少なく、固定部材側に
好適に脱着可能なダミーキャップを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の考案の構成は、内部にターミナルを配設
したコネクタハウジングの開口部と嵌合してその内部の
ターミナルを保護するキャップ部と、固定部材側に対し
て係脱可能なクリップ部と、からなるダミーキャップで
あって、前記クリップ部が前記キャップ部と一体的に形
成されるとともに、前記クリップ部にはその操作により
前記クリップ部を弾性的に変形させて前記固定部材側か
ら解離させる解離手段が延設されていることを特徴とす
るものである。
【0009】
【0010】
【作用】請求項1の考案によれば、解離手段を操作して
クリップ部を弾性変形させるとダミーキャップを固定部
材から極めて容易に解離させることができる。
【0011】
【0012】
【考案の効果】上述したように、本考案のダミーキャッ
プによれば、固定部材側に係合するクリップでをキャッ
プ部と一体的に形成しているので、少ない部品点数で固
定部材側に脱着可能に係合することができ、またクリッ
プ部には解離手段が延設されているから、解離手段に対
するきわめて簡単な操作でダミーキャップを固定部材側
から解離することができる。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図1〜図
4に基づいて詳細に説明する。図1にダミーキャップ1
と共にコネクタハウジング4の全体的な構成を示す。
【0015】ダミーキャップ1は、コネクタハウジング
4と結合するキャップ部2および固定部材である車体5
と係脱自在に係合するクリップ部3から構成される。
【0016】コネクタハウジング4は、キャップ部2と
結合される雌型であり、内部に図示しない複数の雌ター
ミナルが配設される。これらの雌ターミナルは、本例に
おいては自動車の電子制御回路のテスト端子とした。こ
のコネクタハウジング4の両側部には、結合用のガイド
突条11、12が各々1対づつその長手方向に沿って突
設されている。また、コネクタハウジング4の上面部に
は、挿入後端側に1対の側壁13が立設し、その側壁1
3の間に挿入先端側でコネクタハウジング4に固定され
た片持ち梁状の弾性変形片14が上下動可能に配設され
ている。この弾性変形片14の挿入後端部には押圧操作
部15が形成されると共に、その前方には透孔16が穿
設されている。
【0017】一方、キャップ部2には、図3に示すよう
に、長手方向後端側に開口し、上記コネクタハウジング
4を内部に嵌合可能な開口部21が設けられ、その開口
部21の長手方向先端側は仕切壁22で閉鎖されてい
る。なお、開口部21の内側部および底部には、上記ガ
イド突条11、12と嵌合する図示しないガイド溝が設
けられている。また、開口部21の長手方向後端側の上
面には、下方に向かって係合突起23が突設されてい
る。
【0018】ここで、キャップ部2とコネクタハウジン
グ4との結合は、次のように行われる。すなわち、コネ
クタハウジング4の挿入先端側をキャップ部2の開口部
21に対向し、コネクタハウジング4のガイド突条1
1、12を開口部21のガイド溝に沿って挿入する。や
がて、コネクタハウジング4の挿入先端側(ターミナル
開放側)がキャップ部2の仕切壁22に近接すると、弾
性変形片14が係合突起23と当接して下方に撓み、そ
の後、係合突起23は弾性変形片14の透孔16と係合
する。このようにして、コネクタハウジング4がキャッ
プ部2に結合される。
【0019】なお、キャップ部2とコネクタハウジング
4とを離脱するには、押圧操作部15を下方に押し込
む。すると、弾性変形片14が下方に撓み、係合突起2
3と透孔16とが解離するので、コネクタハウジング4
をキャップ部2から引き出せば両者を離脱できる。
【0020】次に、ダミーキャップ1を車体5に係脱自
在に取り付けるクリップ部3について説明する。クリッ
プ部3は、図3および図1に示すように、キャップ部2
の底面24から一体的に垂下した垂下壁31にその中央
壁部32が直交方向、すなわち、キャップ部の長手方向
に沿って一体的に形成されている。クリップ部3は、こ
の中央壁部32に対して左右対称に形成されている。す
なわち、中央壁部32の下方端には差し込み基部41が
形成され、この差し込み基部41には、その両側にすぼ
み変形可能な弾性係止部41aが斜め上方へ延出してい
る。また両弾性係止部41aの上端部には係合段部43
が形成され、車体5に貫通する係合孔50と係合可能と
なっている。この係合段部43からはさらに1対の操作
用のアーム部42が連続するとともに、両アーム部42
はキャップ部2より外方に延出し、その端部はつまみ操
作のための指当て部46が形成されている。かくして、
両アーム部42は指当て部46のつまみ操作により、全
体がすぼみ変形可能となり、係合段部43と係合孔50
との係脱を可能ならしめる。
【0021】また、キャップ部2の両側面下方側には、
キャップ部2の長手方向に沿って1対の縁部51が形成
され、その縁部51から斜め下方に傾斜した下方傾斜片
52がキャップ部2の両下方に1対延出している。これ
らの下方傾斜片52はクリップ部3の係合段部43と協
働して車体5と係合作用をなすものである。
【0022】次に本実施例の係合、解離動作を図4
(a)、(b)、(c)を中心に説明する。
【0023】ここで、テスト端子からなるターミナルを
内蔵したコネクタハウジング4は、通常時はダミーキャ
ップ1に結合すると共に車体5に固定し、電子制御回路
の検査時等の必要時のみ車体5から解離すると共にダミ
ーキャップ1から開放して相手側である検査装置に接続
された図示しないコネクタハウジングと結合して使用す
る。
【0024】まず、車体5に対する係合動作について説
明する。コネクタハウジング4を既述したようにキャッ
プ部2に結合する。これにより、コネクタハウジング4
の挿入先端側(ターミナル開放側)はキャップ部2によ
り外界から保護される。次に、図4(a)に示すよう
に、キャップ部2を把持し、差し込み基部41を車体5
の係合孔50に対向させ、押圧挿入する。すると、図4
(b)に示すように、弾性係止部41aが弾性変形し、
係合段部43が係合孔50に挿入され始める。さらに、
押圧挿入を続けると、図4(c)に示すように、係合段
部43が係合孔50の縁と完全係合する。このとき、下
方傾斜片52は車体5の上側に当接し、クリップ部3を
上方に引き上げる力を発生するので、係合段部43と係
合孔50との係合はより一層確実なものとなる。
【0025】このようにして、クリップ部3が車体5に
係合され、クリップ部3と一体的に形成されているキャ
ップ部2も車体5に係合されるので、キャップ部2に結
合したコネクタハウジング4も車体5に確実に係合され
る。
【0026】次に、解離動作について説明する。図4
(c)に示すように、クリップ部3が車体5に係合され
た状態で、操作者が指で指当て部46を両側から略水平
方向中央に向けて狭持する。すると、アーム部42を介
して作用力が伝達され、弾性係止部41aが弾性変形し
始め、図4(b)に示すように、係合段部43と車体5
の係合孔50との係合が解離する。このため、指当て部
46を狭持したままクリップ部3を車体5から引き離す
と、図4(a)に示すように、クリップ部3が車体5か
ら抜き取られる。その後、既述した様にコネクタハウジ
ング4をキャップ部2から解離する。これにより、コネ
クタハウジング4の挿入先端側は開放されるので、内蔵
されたターミナルと検査装置側との接続が可能になる。
【0027】このように本実施例によれば、車体5に係
合するクリップ部3をキャップ部2と一体的に形成して
いるので、ダミーキャップ1を車体5と解離する場合
に、アーム部42の指当て部46を狭持するといった極
めて容易な操作により、車体5に脱着可能に係合するこ
とができる。このことは、特に作業空間が充分にとれな
い場合や作業箇所を直接目視確認できない場合でも確実
かつ容易に取り外し作業ができるので、作業効率の向上
に寄与し、特に顕著な効果を奏する。
【0028】また、キャップ部2にクリップ部3を一体
的に成形するといった簡単な構成のため、操作の容易な
脱着機能を少ない部品点数で実現できる。
【0029】さらに、アーム部42の係合段部43と縁
部51から延出した下方傾斜片52との位置設定によ
り、クリップ部3の適用板厚を調整できるため、各種仕
様の車体5側の板厚に好適に対応できる。
【0030】なお、本実施例の構造では、クリップ部3
のアーム部42が中央壁部32に対して左右対称に配設
したが、左右いずれか一方のみにアーム部を設ける構成
としてもよい。
【0031】また、クリップ部3の解離手段として本実
施例のアーム部42に代えて、てこ作用によりクリップ
部3を弾性変形させる機構、あるいは、外周にカム面を
形成した回転体の回転によりクリップ部3を弾性変形さ
せる機構等、クリップ部3を容易に弾性変形可能な各種
の機構であれば、同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダミーキャップを示す分解斜視図
【図2】ダミーキャップを示す側面図
【図3】ダミーキャップを示す側断面図
【図4】(a)はクリップ部の解離状態、(b)はクリ
ップ部の係合または解離途中の状態、(c)はクリップ
部の係合状態を各々示す説明図
【符号の説明】
1…ダミーキャップ 2…キャップ部 3…クリップ部 4…コネクタハウジング 5…車体 41…差し込み基部 42…アーム部 50…係合孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にターミナルを配設したコネクタハ
    ウジングの開口部と嵌合してその内部のターミナルを保
    護するキャップ部と、 固定部材側に対して係脱可能なクリップ部と、 からなるダミーキャップであって、前記クリップ部が前記キャップ部と一体的に形成される
    とともに、前記クリップ部にはその操作により前記クリ
    ップ部を弾性的に変形させて前記固定部材側から解離さ
    せる解離手段が延設されていること を特徴とするダミー
    キャップ。
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