JPH0668914A - 速結端子装置 - Google Patents

速結端子装置

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Publication number
JPH0668914A
JPH0668914A JP22152192A JP22152192A JPH0668914A JP H0668914 A JPH0668914 A JP H0668914A JP 22152192 A JP22152192 A JP 22152192A JP 22152192 A JP22152192 A JP 22152192A JP H0668914 A JPH0668914 A JP H0668914A
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JP
Japan
Prior art keywords
wire
electric wire
parts
quick
releasing operation
Prior art date
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Pending
Application number
JP22152192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hayao Nishimura
速雄 西村
Tomoyuki Ono
登茂之 小野
Hironori Sagawa
拓宣 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH0668914A publication Critical patent/JPH0668914A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】コストを下げ、かつ電線鎖錠部の塑性変形を防
止できる速結端子装置を提供する。 【構成】電線挿入孔4を有するボディ1内に電線挿入孔
4から挿入された電線10を鎖錠して保持する速結端子
2を納装した速結端子装置において、速結端子2の電線
鎖錠部11に対向するボディ1の壁面に略環状の分離部
12で覆われた電線解除操作部3を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、速結端子装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来例(特開昭52−138693号) を
図10に示す。すなわち、この速結端子装置は、電線挿
入孔100を有するボディ101内に電線挿入孔100
から挿入された電線を鎖錠して保持する速結端子(図示
せず)を納装し、電線解除釦102により速結端子の電
線鎖錠部を解除できるようにしている。
【0003】第2の従来例(実開昭53−034684号, 実開
平 1−086067号) を図11に示す。すなわち、この速結
端子装置は、電線挿入孔100を有するボディ101内
に電線挿入孔100から挿入された電線106を鎖錠し
て保持する速結端子103を納装するとともに、電線解
除用孔104を有し、これにドライバを差し込んで電線
鎖錠部105を押圧解除するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の従来例
は、電線解除釦102のため構造が複雑化しコストが高
くなるという欠点があった。たとえば照明器具を専門工
場で使用する場合は結線を解除することはほとんどない
のでこのような費用は無駄である。第2の従来例は、電
線解除釦がないのでコストを低減できるが、電線106
を抜く際にドライバで過大に電線鎖錠部105を撓ませ
て塑性変形させやすく、このため電線106を再度挿入
したとき導通不良や異常発熱を起こす原因となる。また
電線鎖錠部105は外見上は変形していることがわから
ないので誤って再使用しやすい。このように塑性変形防
止機構のないものは再使用したとき安全とはいえない。
【0005】したがって、この発明の目的は、コストを
下げ、かつ電線鎖錠部の塑性変形を防止できる速結端子
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の速結端子装置
は、電線挿入孔を有するボディ内に前記電線挿入孔から
挿入された電線を鎖錠して保持する速結端子を納装した
速結端子装置において、前記速結端子の電線鎖錠部に対
向する前記ボディの壁面に略環状の分離部で覆われた電
線解除操作部を設けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2の速結端子装置は、請求項1にお
いて、前記分離部は破断可能な薄肉に形成されているも
のである。請求項3の速結端子装置は、請求項1におい
て、前記略環状の分離部は略C字形の貫通スリットであ
り、かつ前記電線解除操作部は弾性変形可能であって、
電線解除操作部を押圧することにより前記電線鎖錠部を
解除するものである。
【0008】
【作用】請求項1の速結端子装置によれば、電線挿入孔
より電線を挿入すると速結端子の電線鎖錠部に鎖錠され
て接続保持される。また電線鎖錠部に鎖錠された電線を
外すときは電線解除操作部を操作して行う。このよう
に、電線を抜くときは電線鎖錠部に対向する壁面に略環
状の分離部により形成した電線解除操作部を操作するよ
うにしたため、従来の電線解除釦を設けないのでコスト
を下げることができ、しかも従来のように電線解除孔を
通してドライバを差し込む操作がないので電線鎖錠部の
塑性変形を防止できる。
【0009】請求項2の速結端子装置によれば、請求項
1において、前記分離部は破断可能な薄肉に形成されて
いるため、請求項1の作用のほか、電線解除操作部が大
きくボディから除去されるので電線鎖錠部の解除操作が
しやすい。請求項3の速結端子装置によれば、請求項1
において、前記略環状の分離部は略C字形の貫通スリッ
トであり、かつ前記電線解除操作部は弾性変形可能であ
って、電線解除操作部を押圧することにより前記電線鎖
錠部を解除するため、前記請求項1の作用のほか、電線
解除操作部を押すことにより電線鎖錠部を解除操作でき
るので操作容易であり、電線の挿入時も電線解除操作部
を押すことができるので挿入容易になる。
【0010】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図3に
より説明する。すなわち、この速結端子装置は、ボディ
1と、速結端子2と、電線解除操作部3とを有する。ボ
ディ1は、電線挿入孔4を有するもので、実施例ではプ
ラスチック製の端子台としている。すなわち角筒形の一
端部に開口6を有し、開口6の縁部に係止孔5を形成
し、中央部に仕切り壁8を形成している。開口6を塞ぐ
カバー7は縁部に係止孔5に係止する爪9を有し、かつ
電線挿入孔4をカバー7およびボディ1のカバー7と反
対側の端部にそれぞれ一対ずつ形成している。
【0011】速結端子2は、ボディ1内に納装され、電
線挿入孔4から挿入された電線10を鎖錠して保持す
る。実施例では矩形板の両端部を同方向に折返して先端
部を電線鎖錠部11としたもので、一対がボディ1の開
口6より挿入され仕切り壁8を介して反対向きに並んで
いる。したがって、各電線挿入孔4から電線10を挿入
するとその各心線が電線鎖錠部11に鎖錠され、電線1
0の接続状態となり、電線10の長手方向に相対向する
もの同志が速結端子2によって接続されたこととなる。
【0012】電線解除操作部3は、速結端子2の電線鎖
錠部11に対向するボディ1の壁面に略環状の分離部1
2で覆われている。実施例の分離部12は破断可能な薄
肉に形成されており、ボディ1の側面を間にして上面お
よび下面にまたがって形成されている。この分離部12
をペンチ等の工具で破断することにより、電線解除操作
部3をボディ1から除去することができる。そして、ボ
ディ1の電線解除操作部3の除去された開放状態で電線
鎖錠部11を押圧して電線10を引き抜くと電線10が
外れる。
【0013】この実施例によれば、電線挿入孔4より電
線10を挿入すると速結端子2の電線鎖錠部11に鎖錠
されて接続保持される。また電線鎖錠部11に鎖錠され
た電線10を外すときは電線解除操作部3を操作して行
う。このように、電線10を抜くときは電線鎖錠部11
に対向する壁面に略環状の分離部12により形成した電
線解除操作部3を操作するようにしたため、従来の電線
解除釦を設けないのでコストを下げることができ、しか
も従来のように電線解除孔を通してドライバを差し込む
操作がないので電線鎖錠部11の塑性変形を防止でき
る。
【0014】またこの実施例では、分離部12は破断可
能な薄肉に形成されているため、電線解除操作部3が大
きくボディから除去されるので電線鎖錠部11の解除操
作がしやすい。したがって、この実施例は、一度結線を
解除すればボディ1の一部が必ず破壊されているので再
度使用されることがない。また電線鎖錠部11が塑性変
形したものを再使用する危険を防止することができる。
【0015】なお、電線解除操作部3の除去部分を通し
てはんだ接続による再使用は可能である。この発明の第
2の実施例を図4ないし図6に示す。すなわち、この速
結端子装置は、第1の実施例において、分離部12に長
方形状のドライバ差し込み穴13を形成したものであ
る。ドライバ差し込み穴13にドライバ14を差し込み
こじりながら押し込むと電線解除操作部3を破断でき、
図6のようになる。したがって、この実施例では電線解
除操作部3の分離が容易にできる。しかも、電線解除操
作部3の除去部分より電線鎖錠部11の解除操作がしや
すい。
【0016】この発明の第3の実施例を図7ないし図9
に示す。すなわち、この速結端子装置は、第1の実施例
において、略環状の分離部12は略C字形の貫通スリッ
トであり、かつ電線解除操作部3はプラスチック弾性に
より弾性変形可能であって、電線解除操作部3を押圧す
ることにより電線鎖錠部11を解除するものである。実
施例では、電線解除操作部3がボディ1の各側面に互い
に反対向きに一対ずつ形成され、電線解除操作部3の裏
面には図8に示すように凸部15を有している。また速
結端子2は導電板16の端部をL字形に折曲し、折曲部
に電線挿通孔17を形成し、さらにその先端部を導電板
16側に折返してその先端部を電線鎖錠部11とし、導
電板16の電線鎖錠部11の対向部に凸部15が進入す
る切欠19を形成している。17は速結端子2をボディ
1に挿入するためのカバー、18は取付用穴である。
【0017】この実施例は、電線10を電線挿入孔4か
ら挿入すると電線10が電線挿通孔21を通して電線鎖
錠部11により導電板16に押付けられた状態に鎖錠さ
れる。電線解除操作部3をその弾性を利用して図7の想
像線のように指20でつまむように押し込むと、凸部1
5が切欠19を通して電線鎖錠部11を電線挿入方向に
略直角に押して電線10を解除し、電線10を引き抜く
ことができる。
【0018】この実施例によれば、電線解除操作部3を
押すことにより電線鎖錠部を解除操作できるので操作容
易であり、電線10の挿入時も電線解除操作部3を押す
ことができるので挿入容易になる。この点、従来例はボ
ディを保持し、ドライバを解除穴に差し込み、電線を引
き抜くという操作が同時に必要であるため、ボディを固
定しておくか、あるいは2人で操作する必要があるが、
この実施例は図7の想像線のようにボディ1の保持と同
時に電線解除操作部3を押すことができるので他の手で
電線10を引き抜くことができ、1人で電線解除できる
ので電線解除性がよく、しかも電線解除時にドライバ等
の工具が不要である。また電線挿入時も電線鎖錠部11
を解除状態にすることができるため、挿入荷重の低減が
図れるので挿入容易になる。
【0019】なお、電線解除操作部3は可撓性の樹脂に
より一体に形成しているが、別部品で構成してもよく、
また貫通スリットのすき間はほとんどない状態でよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1の速結端子装置によれば、電線
を抜くときは電線鎖錠部に対向する壁面に略環状の分離
部により形成した電線解除操作部を操作するようにした
ため、従来の電線解除釦を設けないのでコストを下げる
ことができ、しかも従来のように電線解除孔を通してド
ライバを差し込む操作がないので電線鎖錠部の塑性変形
を防止できるという効果がある。
【0021】請求項2の速結端子装置によれば、請求項
1において、前記分離部は破断可能な薄肉に形成されて
いるため、請求項1の効果のほか、電線解除操作部が大
きくボディから除去されるので電線鎖錠部の解除操作が
しやすい。請求項3の速結端子装置によれば、請求項1
において、前記略環状の分離部は略C字形の貫通スリッ
トであり、かつ前記電線解除操作部は弾性変形可能であ
って、電線解除操作部を押圧することにより前記電線鎖
錠部を解除するため、前記請求項1の効果のほか、電線
解除操作部を押すことにより電線鎖錠部を解除操作でき
るので操作容易であり、電線の挿入時も電線解除操作部
を押すことができるので挿入容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の分解斜視図である。
【図2】外観斜視図である。
【図3】その半断面図である。
【図4】第2の実施例の斜視図である。
【図5】電線解除操作部の除去過程を示す半断面図であ
る。
【図6】電線解除操作部を除去した状態の斜視図であ
る。
【図7】第3の実施例の斜視図である。
【図8】一部切欠平面図である。
【図9】その速結端子の斜視図である。
【図10】第1の従来例の斜視図である。
【図11】第2の従来例のカバーを外した状態の斜視図
である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 速結端子 3 電線解除操作部 4 電線挿入孔 11 電線鎖錠部 12 分離部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線挿入孔を有するボディ内に前記電線
    挿入孔から挿入された電線を鎖錠して保持する速結端子
    を納装した速結端子装置において、前記速結端子の電線
    鎖錠部に対向する前記ボディの壁面に略環状の分離部で
    覆われた電線解除操作部を設けたことを特徴とする速結
    端子装置。
  2. 【請求項2】 前記分離部は破断可能な薄肉に形成され
    ている請求項1記載の速結端子装置。
  3. 【請求項3】 前記略環状の分離部は略C字形の貫通ス
    リットであり、かつ前記電線解除操作部は弾性変形可能
    であって、電線解除操作部を押圧することにより前記電
    線鎖錠部を解除するものである請求項1記載の速結端子
    装置。
JP22152192A 1992-08-20 1992-08-20 速結端子装置 Pending JPH0668914A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22152192A JPH0668914A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 速結端子装置

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JP (1) JPH0668914A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06260691A (ja) * 1993-03-08 1994-09-16 Fuji Electric Co Ltd 電界効果型トランジスタ
JP2011233272A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
US8882533B2 (en) 2012-05-25 2014-11-11 Tyco Electronics Corporation Electrical connector having poke-in wire contact
US9466921B2 (en) 2013-09-25 2016-10-11 Iriso Electronics Co., Ltd. Linear conductor connection terminal

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