JP2596430Y2 - 自動車用ワイヤハーネスのクランプ構造 - Google Patents

自動車用ワイヤハーネスのクランプ構造

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JP2596430Y2
JP2596430Y2 JP1993026292U JP2629293U JP2596430Y2 JP 2596430 Y2 JP2596430 Y2 JP 2596430Y2 JP 1993026292 U JP1993026292 U JP 1993026292U JP 2629293 U JP2629293 U JP 2629293U JP 2596430 Y2 JP2596430 Y2 JP 2596430Y2
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Japan
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clamp
lock
jig
wire harness
box
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JPH0684089U (ja
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義博 一色
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ワイヤハーネ
スをクランプするクランプ構造に関し、より詳しくは、
ロック解除用治具でクランプを容易に解除できるように
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6(A)(B)及び図7に示すよう
に、自動車に搭載されるリレーブロックあるいはコネク
タホルダーなどのボックス1にはワイヤハーネス2と接
続されたコネクタ等の電気部品(図示せず)が収容さ
れ、該ワイヤハーネス2は、ボックス1に一端部3aを
ヒンジ結合した略U字形状のクランプ3でクランプする
ようになっている。
【0003】上記クランプ3はボックス1と樹脂により
一体成形して設けており、上記一端部3aは薄肉ヒンジ
3hを介してボックス1と連結されている。クランプ3
の他端部3bには、上記ボックス1に設けたロック爪1
aに係合するロック穴3cが設けられていて、該ロック
穴3cをロック爪1aに係合させることにより、クラン
プ3の他端部3bがボックス1にロックされる。
【0004】上記したクランプ3のロックは、クランプ
3とボックス1の上面との間に囲まれる空間Sにワイヤ
ハーネス2を収納保持した状態でなされ、ワイヤハーネ
ス2を押えながらクランプ3をボックス1にロックする
ため、クランプ3の他端部3bをボックス1の挿入孔1
cに押し込むと、そのロック穴3cにロック爪1aが自
動的に挿入され、ワンタッチでロック出来るようにされ
ている。
【0005】一方、メンテナンス時に上記クランプ3を
ロック解除する際には、図7に示したように、リレーブ
ロック1の下方の隙間からロック解除用治具4を差込
み、該治具4の先端部4aでクランプ3の他端部3bを
外方へこじってロック穴3cをロック爪1aから外すよ
うにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ロック
解除用治具4はリレーブロック1の下方の隙間から差込
む必要があるので、ロック解除作業が困難であり、ま
た、治具4でクランプ3の他端部3bをこじる必要があ
るので、クランプ3に変形や破損が生じやすい問題があ
る。
【0007】本考案は上記問題を解消するためになされ
たもので、クランプのロック解除作業が容易で、かつク
ランプが変形や破損しにくい自動車用ワイヤハーネスの
クランプ構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、リレーブロック、コネクタホルダーなど
のワイヤハーネス接続用電気部品を収容するボックス
に、略U字状のワイヤハーネス用のクランプの一端部が
ヒンジ結合されていると共に、該クランプの他端部に、
上記ボックスに設けたロック爪に係合するロック穴が設
けられたものであって、上記クランプのロック穴に連続
した切欠が設けられ、該切欠は、ロック解除用治具をク
ランプの内側から切欠に斜めに差込んだとき、該治具の
先端側が上記ロック爪の頂部に当接すると同時に、該治
具の中間部分が上記切欠の内端縁に当接する長さとし、
治具の回転操作によりテコの原理でロック爪をロック穴
から外せるように設定していることを特徴とする自動車
用ワイヤハーネスのクランプ構造を提供するものであ
る。
【0009】
【作用】本考案によれば、クランプのロック解除作業時
に、クランプのロック穴に連続して設けた切欠に、ロッ
ク解除用治具をクランプの内側から斜めに差込んで、該
治具の先端側をボックス側に突設したロック爪の頂部に
当接させる。次いで、上記治具の後部側をクランプの外
方へ押し操作すると、ロック爪に当接した治具の先端側
が支点となり、切欠の上端部に当接する治具の中間部分
が作用点となって、テコの原理により、クランプの他端
部が外方へ押し出され、あるいは、ボックスのロック爪
が内方へ押し入れられて、ロック穴がロック爪から外れ
る。
【0010】したがって、ロック解除用治具は、クラン
プ側から差込めるので、ロック解除作業が容易に行える
と共に、ロック解除作業時にクランプの他端部をこじる
ことなく、テコの原理を利用して外方へ押し出せるの
で、クランプが変形や破損しにくくなる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図6及び図7の従来技術と同一構成・作
用の箇所は同一番号を付して、詳細な説明は省略する。
図1〜図4に示すように、合成樹脂製のリレーブロック
1の上部に、略U字状のクランプ3を薄肉ヒンジ部3h
を介して一体成形で設けている。
【0012】上記クランプ3には、略U字形状に屈折さ
せている基板部3dの外面の全周にリブ3eが形成さ
れ、該クランプ3の他端部3bには、リブ3eを残して
基板部3dを四角形状に切除してなるロック穴3cが設
けられている。
【0013】上記リレーブロック1の上記ヒンジ結合部
に対向する上部には、上記クランプ3を図2の開き位置
から図4の閉じ位置に閉じたとき、クランプ3の他端部
3bが位置する部位に上面開口の挿入孔1cが設けら
れ、該挿入孔1cの内面に上面を傾斜させたロック爪1
aが突設されており、挿入孔1cにクランプ他端部3b
を挿入すると、ロック穴3cに上記ロック爪1aが挿入
されるようにしている。
【0014】一方、上記クランプ3の他端部3bの基板
部3dには、上記ロック爪1aより狭い幅でロック穴3
cに連続した切欠3fが設けられている。該切欠3fは
図1の状態においてロック穴3cの上端縁に連続して設
けられ(図3の状態ではロック穴3cの下端縁に連続し
ている)、ロック穴3cとロック爪1aとの係合部位よ
り上方に位置している。上記切欠3fの長さLは、図3
及び図5に示したように、ロック解除用治具4をクラン
プ3の内側から切欠3fに斜めに差込んだとき、該治具
4の先端側4aが上記ロック爪1aの頂部1bに当接す
ると同時に、該治具4の中間部分4bが上記切欠3fの
内端部3gに当接するように設定する。
【0015】上記構成としているため、今、図4に示し
たように、クランプ3でワイヤハーネス2をクランプし
ている状態では、クランプ3のロック穴3cがリレーブ
ロック1のロック爪1aに係合して、クランプ3がリレ
ーブロック1にロックされている。
【0016】メンテナンス時にクランプ3をロック解除
する際には、図5に示すように、ロック解除用治具4を
クランプ3の内側から切欠3fに斜めに差込んで、先端
側4aをリレーブロック1のロック爪1aの頂部1bに
当接させる。
【0017】その後、治具4の後部側(図5では上部
側)をクランプ3の外方(矢印参照)へ押し操作する
と、ロック爪1aに当接した治具4の先端側4aが支点
となり、切欠3fの内端部3gに当接する治具4の中間
部分4bが作用点となって、テコの原理により、クラン
プ3の他端部3bが外方へ押し出される。あるいは、リ
レーブロック1のロック爪1aが内方へ押し入れられ
る。これにより、クランプ3のロック穴3cがロック爪
1aから外れてロックが解除され、クランプ3を開き位
置に開くことができる。
【0018】上記ロック解除用治具4は、従来のように
リレーブロック1の下方の隙間から差込む必要がなく、
クランプ3側から差込めるので、ロック解除操作が容易
に行える。また、ロック解除作業時に、クランプ3の他
端部3bを、従来のように、こじる必要がなく、テコの
原理を利用して軽い力で外方へ押し出せるので、クラン
プ3が変形や破損しにくくなる。
【0019】尚、上記実施例はリレーブロックに適用し
たものであるが、コネクタホルダー等の他のワイヤハー
ネスと接続した電気部品を収容するボックスに適用でき
ることは言うまでもない。
【0020】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
の自動車用ワイヤハーネスのクランプ構造は、クランプ
のロック穴に連なって設けた切欠に、ロック解除用治具
をクランプの内側から斜めに差込んで、クランプの外方
へ押し操作することにより、ロック穴がロック爪から外
れるようにしたものである。したがって、ロック解除用
治具は、クランプ側から差込めるので、ロック解除作業
が容易に行えると共に、ロック解除作業時にクランプの
他端部をこじることなく、テコの原理を利用して外方へ
押し出せるので、クランプが変形や破損しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のクランプの閉じ位置の斜視図であ
る。
【図2】 クランプの開き位置の断面図である。
【図3】 図2のクランプの正面図である。
【図4】 クランプの閉じ位置の断面図である。
【図5】 ロック解除操作時のクランプの断面図であ
る。
【図6】 従来のクランプの開き位置の断面図である。
【図7】 ロック解除操作時のクランプの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 リレーブロック(ボックス) 1a ロック爪 1b 頂部 2 ワイヤハーネス 3 クランプ 3a 一端部 3b 他端部 3c ロック穴 3f 切欠 3g 内端部 4 ロック解除用治具 4a 先端側 4b 中間部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレーブロック、コネクタホルダーなど
    のワイヤハーネス接続用電気部品を収容するボックス
    に、略U字状のワイヤハーネス用のクランプの一端部が
    ヒンジ結合されていると共に、該クランプの他端部に、
    上記ボックスに設けたロック爪に係合するロック穴が設
    けられたものであって、 上記クランプのロック穴に連続した切欠が設けられ、該
    切欠は、ロック解除用治具をクランプの内側から切欠に
    斜めに差込んだとき、該治具の先端側が上記ロック爪の
    頂部に当接すると同時に、該治具の中間部分が上記切欠
    の内端縁に当接する長さとし、治具の回転操作によりテ
    コの原理でロック爪をロック穴から外せるように設定し
    ていることを特徴とする自動車用ワイヤハーネスのクラ
    ンプ構造。
JP1993026292U 1993-05-20 1993-05-20 自動車用ワイヤハーネスのクランプ構造 Expired - Lifetime JP2596430Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0684089U JPH0684089U (ja) 1994-12-02
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