JP2604973Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2604973Y2
JP2604973Y2 JP1993000395U JP39593U JP2604973Y2 JP 2604973 Y2 JP2604973 Y2 JP 2604973Y2 JP 1993000395 U JP1993000395 U JP 1993000395U JP 39593 U JP39593 U JP 39593U JP 2604973 Y2 JP2604973 Y2 JP 2604973Y2
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JP
Japan
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cover
electric connection
connection box
opening
locking
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JP1993000395U
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JPH0656947U (ja
Inventor
哲也 藤田
秀行 松井
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ヒューズが着脱自在
に装着される電気接続箱本体と、この電気接続箱本体に
着脱自在に装着されてヒューズを覆うカバーとを有する
電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の電気接続箱1として
は、例えば図5に示すように、図示省略のヒューズが着
脱自在に装着される電気接続箱本体2と、この電気接続
箱本体2に着脱自在に装着されて前記ヒューズを覆うカ
バー3とを有している。
【0003】この電気接続箱本体2の両端部には係止突
部2aが形成される一方、前記カバー3にはその係止突
部2aに係止される弾性変形可能な係止片3aが突設さ
れている。
【0004】図中二点鎖線に示す状態が、カバー3を電
気接続箱本体2に嵌合させた状態で、この状態からカバ
ー3を外すには、両側に設けられた係止片3aを矢印A
方向に図中二点鎖線に示す状態から一点鎖線に示す状態
まで弾性変形させて、係止突部2aと係止片3aとの係
止状態を解除する。その後、このカバー3を矢印B方向
に図中実線に示すように移動させて取り外すようにして
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、シール性確保等の目的から
カバー3を図中二点鎖線に示すようにある程度深く嵌合
させるようにしていると共に、一対の係止突部2a等に
よる両係合位置が対称位置に設定されているため、カバ
ー3を外す場合に、両方の係止片3aを弾性変形させな
ければならず、作業性が悪いものであった。
【0006】そこで、この考案は、カバーの着脱作業性
が良い電気接続箱を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、かかる課題
を解決するため、ヒューズが着脱自在に装着される電気
接続箱本体と、該電気接続箱本体に着脱自在に装着され
て前記ヒューズを覆うカバーとを有する電気接続箱にお
いて、前記カバーは、側壁部と底壁部とから、前記電気
接続箱本体が嵌合される開口部を有する箱形状に形成さ
れ、該開口部は、前記側壁部が斜めに切断されて長方形
状に形成され、前記電気接続箱本体には、その長手方向
の一端部においてほぼ上端に位置され長手方向の他端部
において中間部に位置されると共に前記カバーの斜めの
開口部に対応する傾斜を有して該開口部にシール状態で
当接される段状の当接部を備える一方、該カバーの長手
方向両端部の開口部近傍部分に係止部を設け、該係止部
が係止される被係止部を電気接続箱本体の両端部の当接
部近傍部分に設け、一方の係止部及び被係止部の係止位
置と、他方の係止部及び被係止部の係止位置との高さを
変えた電気接続箱としたことを特徴としている。
【0008】
【作 用】かかる手段によれば、カバーの開口部を斜め
に傾斜させ、電気接続箱本体の当接部をその長手方向の
一端部においてほぼ上端に位置され長手方向の他端部に
おいて中間部に位置されると共に前記カバーの斜めの開
口部に対応する傾斜を有するようにして、電気接続箱本
体の一端部でカバーとの嵌め合いが浅くなり他端部でカ
バーとの嵌め合いが深くなるようにして電気接続箱本体
上端とカバーとの干渉をなくすようにしているので、
気接続箱本体からカバーを外すには、一方の側の係合部
の係合を解除し、このカバーを他方の側の係合部を中心
に回動させながら、この他方の側の係合を解除してカバ
ーを電気接続箱本体から外す。
【0009】これによれば、従来のように両方の係合
除する必要なく、作業性が良好である。
【0010】
【実施例】以下、この考案を実施例に基づいて説明す
る。
【0011】図1乃至図4は、この考案の一実施例を示
す図である。
【0012】まず構成を説明すると、この実施例の電気
接続箱11は、図2に示すように、複数のヒューズ12
が着脱自在に装着される電気接続箱本体13と、この電
気接続箱本体13に着脱自在に装着されてヒューズ12
を覆うカバー14とを有している。
【0013】このカバー14は、側壁部14aと底壁部
14bとから、前記電気接続箱本体13が嵌合される開
口部14cを有する箱形状に形成されている。この開口
部14cは、前記側壁部14aが斜めに切断されて長方
形状に形成されている。この開口部14cの周縁部14
dは、電気接続箱本体13側の当接部13aにシール状
態で当接されるようになっている。電気接続箱本体13
側には、その長手方向の一端部においてほぼ上端に位置
され長手方向の他端部において中間部に位置されると共
に前記カバー14の斜めの開口部14cに対応する傾斜
を有する段状の前記当接部13aが形成されている。
【0014】また、このカバー14の長手方向両端部側
の側壁部14aにおける開口部14c近傍部分には、係
止部としての弾性変形可能な第1係止片14e及び第2
係止片14fが形成されている。
【0015】一方、電気接続箱本体13には、長手方向
両端部側の当接部13a近傍部分に前記第1係止片14
eが係止される被係止部としての第1被係止部13b
が、又、前記第2係止片14fが係止される被係止部と
しての第2被係止部13cが形成されている。
【0016】詳しくは、その第1被係止部13bは、大
略コ字状を呈し、このコ字状の内側に第1係止片14e
が挿入されて、この第1係止片14eの先端部に形成さ
れた鈎部14gが引っ掛けられて係止されるようになっ
ている。
【0017】また、その第2被係止部13bは、突起形
状を呈し、大略コ字状の第2係止片14fが外側から引
っ掛けられて係止されるようになっている(図1参
照)。
【0018】そして、図1のように、第1係止片14e
及び第1被係止部13bの係止位置P1と、第2係止片
14f及び第2被係止部13cの係止位置P2とは、開
口部14cの両端部側に位置し、両者の高さが異なって
いる。
【0019】なお、符号13dは図示省略の車体に電気
接続箱本体13を取り付けるための係合部である。
【0020】次に、作用について説明する。
【0021】カバー14を電気接続箱本体13から取り
外す方法としては、次の2つの方法がある。
【0022】第1の方法は、図1に示すように、第1係
止片14eを矢印A方向に押圧して弾性変形させること
により、この第1係止片14eの鈎部14gと第1被係
止部13bとの係止状態を解除する。そして、このカバ
ー14を、第2係止片14fと第2被係止部13cとの
係止位置P2を中心に矢印B方向に図中実線に示す位置
まで回動させる。その後、このカバー14を矢印C方向
に移動させて第2係止片14fと第2被係止部13cと
の係止状態を解除させることにより、このカバー14を
電気接続箱本体13から取り外す。
【0023】このようにカバー14を取り外すことがで
きれば、従来のように両方の係止片3aを同時に弾性変
形させる必要なく、作業性が良好である。
【0024】また、第2の方法は、図4に示すように、
上記と反対に、第2係止片14fを矢印A方向に図中二
点鎖線に示す状態から一点鎖線に示す状態まで弾性変形
させて第2被係止部13cとの係合状態を解除させ、第
1係止片14eと第1被係止部13bとの係止位置P1
を中心に矢印B方向に図中実線に示す位置まで回動さ
せ、この状態から、矢印C方向にカバー14を移動させ
て、第1係止片14eの鈎部14gと第1被係止部13
bとの係止状態を解除することにより、このカバー14
を電気接続箱本体13から外す。
【0025】このようにしても上記と同様にカバー14
を容易に取り外すことができる。このように、一方の側
の係合部14e,13bまたは14f,13cの係合を
解除し、カバー14を他方の側の係合部14f,13c
または14e,13bを中心に回動させながら、カバー
14を電気接続箱本体13から外すことができるように
なったのは、以下の理由による。即ち、図5に示す従来
の電気接続箱本体2の場合には、カバー3の開口部が当
接される電気接続箱本体2の当接部が、電気接続箱本体
2の長手方向の一端部と他端部のそれぞれ中間部に底壁
部および上端部と平行になるように形成されているた
め、電気接続箱本体2の長手方向の一端部と他端部の両
方においてカバー3との嵌め合いが深くなるので、電気
接続箱本体2の上端部とカバー3とが干渉してしまい、
上述のようにカバー3を回動させて外すことが不可能で
あった。 これに対して、この考案の場合には、上記した
ような構造としているため、電気接続箱本体13の一端
部でカバー14との嵌め合いが浅くなり他端部でカバー
14との嵌め合いが深くなるので、電気接続箱本体13
の上端部とカバー14との干渉がなくなり、上記のよう
にカバー14を回動させて外すことが可能となる。ちな
みに、電気接続箱本体2の他端部でカバー14との嵌め
合いを深くしているのは、この部分にヒューズ12の端
子を係止させる係止片を横方向から挿入するための穴を
設けて、この穴をカバー14によって覆わせ水などの進
入を防止させるようにするためである。
【0026】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案によ
れば、カバーの開口部を斜めに傾斜させ、電気接続箱本
体の当接部をその長手方向の一端部においてほぼ上端に
位置され長手方向の他端部において中間部に位置される
と共に前記カバーの斜めの開口部に対応する傾斜を有す
るようにして、電気接続箱本体の一端部でカバーとの嵌
め合いが浅くなり他端部でカバーとの嵌め合いが深くな
るようにして電気接続箱本体上端とカバーとの干渉をな
くすようにしているので、電気接続箱本体からカバーを
外すには、一方の側の係合を解除し、このカバーを他方
の側の係合位置を中心に回動させながら、カバーを電気
接続箱本体から外すことができ、これによれば、従来の
ように両方の係合を解除する必要ないため、作業性が良
好である、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電気接続箱の一実施例の作用を示す
正面図である。
【図2】同一実施例の電気接続箱の分解斜視図である。
【図3】同一実施例の電気接続箱の第2係止片及び第2
被係止部等を示す斜視図である。
【図4】同一実施例の他の作用を示す図1に相当する正
面図である。
【図5】従来例の電気接続箱を示す図1に相当する正面
図である。
【符号の説明】
11 電気接続箱 12 ヒューズ 13 電気接続箱本体 13b 第1被係止部 13c 第2被係止部 14 カバー 14a 側壁部 14b 底壁部 14c 開口部 14e 第1係止片 14f 第2係止片 P1,P2 係止位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 85/02 H01H 85/22 H01H 85/25

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒューズが着脱自在に装着される電気接
    続箱本体と、該電気接続箱本体に着脱自在に装着されて
    前記ヒューズを覆うカバーとを有する電気接続箱におい
    て、 前記カバーは、側壁部と底壁部とから、前記電気接続箱
    本体が嵌合される開口部を有する箱形状に形成され、該
    開口部は、前記側壁部が斜めに切断されて長方形状に
    成され、前記電気接続箱本体には、その長手方向の一端
    部においてほぼ上端に位置され長手方向の他端部におい
    て中間部に位置されると共に前記カバーの斜めの開口部
    に対応する傾斜を有して該開口部にシール状態で当接さ
    れる段状の当接部を備える一方、該カバーの長手方向両
    端部の開口部近傍部分に係止部を設け、該係止部が係止
    される被係止部を電気接続箱本体の両端部の当接部近傍
    部分に設け、一方の係止部及び被係止部の係止位置と、
    他方の係止部及び被係止部の係止位置との高さを変えた
    ことを特徴とする電気接続箱。
JP1993000395U 1993-01-11 1993-01-11 電気接続箱 Expired - Lifetime JP2604973Y2 (ja)

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JPH0656947U JPH0656947U (ja) 1994-08-05
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