JPH08230515A - クラスタの取付け構造 - Google Patents

クラスタの取付け構造

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JPH08230515A
JPH08230515A JP7061836A JP6183695A JPH08230515A JP H08230515 A JPH08230515 A JP H08230515A JP 7061836 A JP7061836 A JP 7061836A JP 6183695 A JP6183695 A JP 6183695A JP H08230515 A JPH08230515 A JP H08230515A
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cluster
locking
instrument panel
protrusion
engaging hole
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JP7061836A
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Kazuo Fukui
一雄 福井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インストルメントパネルからクラスタを取り
外す作業性を向上すること。 【構成】 車両のインストルメントパネル3を覆うクラ
スタ1の裏面に、先端に係止爪21を備えた突出部2を
設け、インストルメントパネル3の係合穴31に上記突
出部2を挿入して係止爪21の係止面211を係合穴3
1の開口縁に係止せしめるクラスタの取付け構造におい
て、上記係止爪21の側面に、係止面211よりも立ち
上がり角度の緩やかな面取り部22を突出部2を抜き取
るときのガイド面とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のインストルメン
トパネルにクラスタを固定するクラスタの取付け構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】車室内前部に設けられたメーター、各種
スイッチ等の格納部材であるインストルメントパネルに
は、メーター等の周囲を囲むクラスタ(図3)がインス
トルメントパネルを覆うように取付けてある。従来、樹
脂成形したクラスタ1の裏面には、その外周の突縁より
も突出した複数の突出部2A〜2Hが一体成形され、各
突出部2A〜2H(総称として突出部2とする)は、図
4(A)に示すように先端に山形の係止爪21を備えて
いる。そして図4(B)に示すように、インストルメン
トパネル3に設けた係合穴31に上記突出部2を係止爪
21の前部傾斜面212をガイド面として圧入せしめ、
係止面211を上記係合穴31の開口縁に係止せしめて
クラスタ1を固定する構造としてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクラスタ1の取
付け構造では、メーターの修理等の必要からクラスタ1
をインストルメントパネル3から取外す場合、クラスタ
1の突出部2付近を図4(B)に示す矢印A方向に引っ
張り、突出部2を矢印E方向に撓ませつつインストルメ
ントパネル3の係合穴31から引き抜く。この場合、係
止爪21の係止面211の傾斜角度(突出部2本体に対
し直角な面を基準とする傾斜角)Cが大きければクラス
タ1の取外し作業は容易だが、インストルメントパネル
3およびクラスタ1に衝撃が加わると、係止爪21が係
合穴31から外れてしまうおそれがある。逆に上記傾斜
角度Cを小さくすると、係止は確実になされるがクラス
タ1の取外し作業が困難になり、無理に外そうとすると
突出部2が破損するおそれがある。
【0004】そこで本発明は、簡単な構造で、取外し作
業性が良好で、かつ衝撃等でインストルメントパネルか
ら外れることのないクラスタの取付け構造を実現するこ
とを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】車両のインストルメント
パネルを覆うクラスタ1(図3)の裏面に、図1に示す
ように突出部2を設け、該突出部2の先端部に、突出部
2本体から立ち上がる係止面211と、係止面211の
上端からなだらかに上記突出部2の先端末に向けて下降
する傾斜面212を備えた山形の係止爪21を形成し、
上記傾斜面212をインストルメントパネル3に設けた
係合穴31の開口縁に圧接させつつ上記突出部2を上記
係合穴31に挿入し、上記係止面211を上記係合穴3
1の開口縁に係止せしめるようになしたクラスタ1の取
付け構造において、上記係止爪21の側面に、係止爪2
1の幅方向に傾斜し立ち上がり角度が上記係止面211
よりも緩かな傾斜面をなし、クラスタ抜き取り時に上記
係合穴31の開口縁により案内されるガイド面となる面
取り部22を形成する。
【0006】面取り部22は、図1に示すように係止爪
21の一方の側面に形成してもよいし、両側面に形成し
てもよい。
【0007】また本発明は、図2に示すように、上記面
取り部22を形成した上記突出部2先端の側縁を、突出
部2の幅を先端末方向に向けて小さくするテーパー面2
3とする。
【0008】テーパー面23は、面取り部22を係止爪
21の一方の側面に形成した場合には、面取り部22形
成側の側縁に形成し、面取り部22を係止爪21の両方
の側面に形成した場合には、両方の側縁に形成する。
【0009】
【作用】上記の構造によれば、図1(C)に示すように
突出部2の係止爪21を係合穴31に挿入係止せしめイ
ンストルメントパネル3に取付けられたクラスタ1は、
係合穴31の開口縁と係止する係止面211の係止角度
(図1(B)の角度C)を小さくすれば衝撃が作用して
も係止が外れることはない。そしてクラスタ1の取外し
作業時には、クラスタ1を矢印B方向に引っ張ると、係
止点が係止角度の大きな(図1(B)の角度D)面取り
部22となり、図1(D)に示すようにゆるやかな傾斜
の面取り部22がガイド面となり、容易に突出部2を撓
ませて係止爪21を取外すことができる。
【0010】また、面取り部22とともに、上記テーパ
ー面23を形成すれば、図2(C)に示すように、突出
部2の抜き取り時、突出部2を矢印B方向に引っ張って
も、突出部2の先端側縁が係合穴31の開口縁と干渉す
ることなく更に容易に引き抜くことができる。また係合
穴31を小さく形成して、クラスタ1のがたつきのない
取付けが可能となる。
【0011】
【実施例】図3に示すように、インストルメントパネル
を覆うように取付ける樹脂成形体のクラスタ1の外周部
裏面に突出部2が一体成形してある。該突出部2は長方
形板状で、図1(A)(B)に示すように、先端の上面
に、直角に近い立ち上がり角度、即ち小さい傾斜角度C
の係止面211と、係止面211の上端から先端末に向
けて緩やかに下降傾斜する傾斜面212を備えた山形係
止爪21が形成してある。
【0012】係止爪21には、その幅方向一方の側面を
斜めに切欠いた面取り部22が形成してある。該面取り
部22は、係止爪21の幅方向かつ上端方向に緩やかに
立ち上がる傾斜角度D(D>C)の三角形状の傾斜面と
してある。
【0013】一方、インストルメントパネル3には、ク
ラスタ1の裏面に設けた各突出部2と対応する位置に、
係止爪21を有する突出部2の先端部の断面よりも縦、
横寸法が若干大きい長方形状の係合穴31が形成してあ
る(図1(C),図1(D),図4(B))。係合穴3
1の開口上縁は、係止爪21の傾斜面212と干渉する
上下方向の位置としてある。
【0014】上述の構造の突出部2を備えたクラスタ1
をインストルメントパネル3に取付けるには、図4
(B)に示す従来例と同様に、各突出部2の係止爪21
の傾斜面212をインストルメントパネル3の係合穴3
1の開口上縁に当接させ、上記傾斜面212をガイド面
とし、突出部2を撓ませつつ押し込み、係止爪21の係
止面211を上記開口上縁に係止せしめる。係止面21
1は傾斜角度Cが小さいから衝撃等によって外れるおそ
れなく、上記開口上縁に確実に係止される。
【0015】図1(C)に示す取付け状態からクラスタ
1を取外す場合は、図1(D)に示すように突出部2の
先端が面取り部22側に回動するように矢印B方向に引
っ張ると、係止爪21と係合穴31との係止点が傾斜角
度の大きい緩やかな面取り部22に移り、面取り部22
がガイド面となり、面取り部22上が係合穴31の開口
縁上を移動しながら突出部2を撓ませて、開口縁が係止
爪21の頂点を乗り越えて係止を解除せしめ、インスト
ルメントパネル3からクラスタ1を無理なく取外すこと
ができる。
【0016】図2は他の実施例を示すもので、先の実施
例と同様に突出部2の係止爪21に面取り部22が形成
してあり、面取り部22側の突出部2の先端側縁が突出
部2の幅を先端末方向に漸次狭くするテーパー面23と
してある。他の構造は先の実施例と同じである。
【0017】本実施例におけるクラスタ1の取付け、取
外しは、先の実施例と同じ方法で行われる。
【0018】クラスタ1を図2(B)に示す取付け状態
から取外す場合、図2(C)に示すように先の実施例と
同様、突出部2を矢印B方向に引っ張ると、ゆるやかな
傾斜の面取り部22がガイド面となり、係合穴31の上
縁に沿って突出部2は抜き取られる。このとき、テーパ
ー面23により突出部2の先端の側縁は、開口側縁と干
渉することなく突出部2を小さい引っ張り力でスムーズ
に抜き取ることができる。また、たとえ突出部2の側縁
が係合穴31の開口側縁に当接したとしても、突出部2
の側縁はテーパー面23としてあるから摺動抵抗が小さ
くなり、容易に引き抜くことができる。テーパー面23
を形成することで係合穴31を突出部2の挿入係止時に
がたの少ない小さな穴とすることができ、インストルメ
ントパネル3とクラスタ1の取付け精度を高めることが
できる。また、インストルメントパネルの係合穴31が
周辺の他部品との位置関係上、穴の大きさが制限される
場合でも都合がよい。
【0019】なお、上記実施例では面取り部22を突出
部2の一方の側面に形成したが、両側面に形成すること
もでき、抜き取りの方向性の制限がなくなる。またテー
パー面23は、面取り部22を両側面に形成した場合に
は、両側に形成する。
【0020】図3に基づいてクラスタ1の取外し作業の
一例を説明する。クラスタ1は、その裏面に設けた複数
の突出部2A〜2Hが図略のインストルメントパネルの
係合穴にそれぞれ挿入係止するとともに、ねじ穴11,
12を介してねじ締め固定してインストルメントパネル
に固定せしめてある。
【0021】クラスタ1の取外し作業は、まずねじ穴1
1,12のねじ止めを外す。次に例えば、クラスタ1最
下端部の突出部2A,2Bを抜き取る。突出部2A,2
Bは突出方向右側面に図略の面取り部が形成してあり、
矢印F方向に引き抜く。次に面取り部を下端面に形成し
た突出部2Cを矢印G方向に引き抜き、そして面取り部
を左側面に形成した突出部2D,2E,2F,2G,2
Hを順次矢印H方向に引き抜き、クラスタ1を取外す。
【0022】クラスタのインストルメントパネルからの
取外し作業は、上述の取外し作業手順に限らず、クラス
タの裏面に設けた突出部の面取り部の位置により、それ
ぞれ突出部の抜き取り方向および順序が決まる。
【0023】また、面取り部およびテーパー面を突出部
先端の幅方向両側面にそれぞれ設ければ、突出部の引き
抜き方向性が規制されなくなり、引き抜き作業性が良好
となる。
【0024】
【発明の効果】本発明のクラスタ取付け構造によれば、
簡単な構造で、衝撃等でクラスタがインストルメントパ
ネルから外れることなく係止できるとともに、クラスタ
の取外し作業の際に係止爪等の破損が生じることなく無
理のない容易な取外しが可能となり、取外し作業性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明のクラスタ裏面に突設した
係止爪を有する突出部の斜視図、図1(B)は図1
(A)のIB−IB線に沿う位置での突出部の断面図、図1
(C)はインストルメントパネルの係合穴に突出部を挿
入係止した状態を示す平面図、図1(D)は係合穴から
突出部を引き抜く状態を示す平面図である。
【図2】図2(A)は本発明における他の突出部の斜視
図、図2(B)はインストルメントパネルの係合穴に突
出部を挿入係止した状態を示す平面図、図2(C)は係
合穴から突出部を引き抜く状態を示す平面図である。
【図3】本発明を適用したクラスタの斜視図である。
【図4】図4(A)は従来のクラスタ裏面に突設した係
止爪を有する突出部の斜視図、図4(B)は図4(A)
のIVB −IVB 線に沿う位置での突出部をインストルメン
トパネルの係合穴に挿入係止した状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クラスタ 2 突出部 21 係止爪 211 係止面 212 傾斜面 22 面取り部 23 テーパー面 3 インストルメントパネル 31 係合穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネルを覆うク
    ラスタの裏面に突出部を設け、該突出部の先端部に、突
    出部本体から立ち上がる係止面と、係止面の上端からな
    だらかに上記突出部の先端末に向けて下降する傾斜面を
    備えた山形の係止爪を形成し、上記傾斜面をインストル
    メントパネルに設けた係合穴の開口縁に圧接させつつ上
    記突出部を上記係合穴に挿入し、上記係止面を上記係合
    穴の開口縁に係止せしめるようになしたクラスタの取付
    け構造において、上記係止爪の側面に、係止爪の幅方向
    に傾斜し立ち上がり角度が上記係止面よりも緩かな傾斜
    面をなし、クラスタ抜き取り時に上記係合穴の開口縁に
    より案内されるガイド面となる面取り部を形成したこと
    を特徴とするクラスタの取付け構造。
  2. 【請求項2】 上記面取り部を形成した上記突出部先端
    の側縁を、突出部の幅を先端末方向に向けて小さくする
    テーパー面に形成した請求項1記載のクラスタの取付け
    構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452613B1 (ko) * 2002-10-10 2004-10-14 씨멘스브이디오한라 주식회사 인스트루먼트 클러스터용 부품고정장치의 결합구조
JP2008021481A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Tokai Corp 燃料電池用カートリッジのコネクタ
JP2008196694A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Denso Internatl America Inc 連結結合構造
JP2012171447A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Kojima Press Industry Co Ltd オーナメントパネルの取付け構造

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