JPH11260482A - コネクタ接続構造 - Google Patents

コネクタ接続構造

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JPH11260482A
JPH11260482A JP10053539A JP5353998A JPH11260482A JP H11260482 A JPH11260482 A JP H11260482A JP 10053539 A JP10053539 A JP 10053539A JP 5353998 A JP5353998 A JP 5353998A JP H11260482 A JPH11260482 A JP H11260482A
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健次 村松
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピラートリム等の組付体のコネクタ不完全接
続を防止する。 【解決手段】 被組付体1のブラケット3にコネクタ4
を回動自在に設けると共に、傾斜部10とロック部11
とで成るガイド部12を設け、組付体2側のコネクタ7
に、ガイド部に対する係合部17を設け、両コネクタの
完全嵌合状態で組付体2を被組付体側に回動可能とし
た。コネクタ4が傾斜してブラケットに支持され、傾斜
部10がコネクタ嵌合方向に延び、傾斜部の終端に係合
部17が位置した時に両コネクタが完全嵌合し、組付体
2の回動完了時にロック部11がコネクタ離脱直交方向
に位置する。被組付体1に、ロック突起を有するコネク
タを設け、組付体2に、保持突起を有する保持アームを
設け、保持突起が他方のコネクタの係合アームの係合孔
に係合し、他方のコネクタが保持アームで仮保持され、
コネクタ嵌合時にロック突起が係合孔に進入し、保持突
起が係合孔から離脱する。保持アームの内側にコネクタ
収容スペースを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のピ
ラー部におけるピラートリム側の回路体のコネクタと車
両ボディ側のコネクタとをピラートリムの組付と同時に
接続させるコネクタ接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のコネクタ接続構造の一例
として、自動車ピラー用ワイヤハーネスにおけるコネク
タ接続構造を示すものである。この構造は、自動車のフ
ロントピラー41にワイヤハーネス42を組み付けると
共に、ワイヤハーネス42の上部側をルーフ43の中程
まで延長配索し、ワイヤハーネス41の各端末のコネク
タ44,45を相手側の図示しないコネクタに嵌合させ
た後、図示しない合成樹脂製のピラートリムをワイヤハ
ーネス42の上からピラー41に組み付けるものであ
る。
【0003】しかしながら、上記従来の構造においては
ワイヤハーネス42を組み付けた後にピラートリムを組
み付けなければならないために、作業工数が増大すると
いう問題があった。また、コネクタ44,45の嵌合作
業は狭い作業スペース内で行われるために、コネクタ4
4,45の不完全嵌合が発生するという懸念があった。
【0004】この作業性の問題を解消するために、図9
〜図10に示すようなコネクタ接続構造(自動車ピラー
用ワイヤハーネスにおけるコネクタ接続構造)が先に本
出願人から提案されている。
【0005】この構造は、図9の如く、合成樹脂製のピ
ラートリム46にワイヤハーネス47を一体的に組み付
け、ピラートリム46の上下においてワイヤハーネス4
7の各端末のコネクタ48,49を突出させ、ピラート
リム46を自動車のフロントピラー50に組み付け、そ
れと同時にルーフトリム51にルーフ側のワイヤハーネ
ス52を組み付け、ルーフトリム51の端部からワイヤ
ハーネス52のコネクタ53を突出させ、ルーフトリム
51を自動車のルーフに組み付けて、両ワイヤハーネス
47,52のコネクタ48,53を作業者が手作業で嵌
合接続させるものである。図9で、54はハーネス貼着
用のソフトテープ、55は補機取付用の開口を示す。
【0006】図10の如く、ピラー側のワイヤハーネス
47は上下のコネクタ48,49を介してルーフ側やイ
ンストルメントパネル側やドア側のワイヤハーネス56
〜58に接続される。ルーフ側にはルームランプユニッ
トやルーフウィンド駆動ユニット、インストルメントパ
ネル側にはメータユニット、ドア側にはパワーウィンド
モータやドアミラーモータやスイッチユニットといった
各補機が組み付けられる。インストルメントパネル側の
ワイヤハーネス57はバッテリに続いている。ピラー側
のワイヤハーネス47によりルーフ側の補機に電源が供
給されたり、ドア側のスイッチユニットの操作でルーフ
ウィンドが開閉されたりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造にあっては、ピラー側のワイヤハーネス47の
各コネクタ48,49を作業者が狭い作業スペースにお
いて手作業で相手側コネクタに嵌合接続させることには
変わりがなく、コネクタ48,49の不完全嵌合が発生
しやすいという懸念があった。また、ワイヤハーネス4
7がピラートリム46と一体であり、コネクタ48,4
9がピラートリム46と一体的に振動しやすいために、
コネクタ嵌合後にコネクタ48,49を確実にロックさ
せる等して、コネクタ48,49が車両走行中の振動等
で抜け出したり、コネクタ相互の接触が悪化したりする
ことのないようにすることが切望されていた。
【0008】本発明は、上記した問題点に鑑み、自動車
のピラー部におけるワイヤハーネスやピラートリムの組
付性を向上させることは勿論のこと、ワイヤハーネスの
コネクタの不完全嵌合をなくし、しかもコネクタ嵌合後
のロックやコネクタ相互の電気的接触性を良好に確保す
ることのできるコネクタ接続構造を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被組付体にブラケットが設けられ、該ブ
ラケットに第一のコネクタが回動自在に設けられると共
に、傾斜部と該傾斜部から屈曲したロック部とで成るガ
イド部が該ブラケットに形成され、該被組付体に対する
組付体に第二のコネクタが設けられ、該第二のコネクタ
に、該ガイド部に対する係合部が設けられ、両コネクタ
の完全嵌合状態で該組付体が該被組付体側に回動可能で
あるコネクタの接続構造(請求項1)を採用する。前記
第一のコネクタが傾斜した状態で前記ブラケットに支持
され、前記傾斜部がコネクタ嵌合方向に延び、該傾斜部
の終端に前記係合部が位置した状態で前記両コネクタが
完全嵌合し、前記組付体の回動完了状態で前記ロック部
がコネクタ離脱直交方向に位置している(請求項2)。
また、被組付体に第三のコネクタが設けられ、該第三の
コネクタにロック突起が設けられ、組付体に、保持突起
を有する可撓性の保持アームが設けられ、該保持突起が
第四のコネクタの可撓性の係合アームの係合孔に係合し
て、該第四のコネクタが該保持アームで仮保持され、コ
ネクタ嵌合時に該ロック突起が該係合アームを撓ませて
該係合孔に進入し、該保持突起を押圧して該係合孔から
離脱させるコネクタの接続構造(請求項3)を併せて採
用する。前記保持アームの内側に、前記第三及び第四の
コネクタに対する収容スペースが設けられ、前記保持突
起が前記係合孔に係合した状態で、該第四のコネクタが
該保持アームよりもコネクタ嵌合方向に突出して位置す
る(請求項4)。前記第三のコネクタが前記被組付体の
一方に、前記第四のコネクタが前記組付体の一方にそれ
ぞれ設けられ、前記第一のコネクタが該被組付体の他方
に、第二のコネクタが該組付体の他方にそれぞれ設けら
れる(請求項5)。
【0010】以下に、上記構成に基づく作用を説明す
る。請求項1,2の構成において、組付体を斜めにした
状態で両コネクタが嵌合接続され、同時に係合部がガイ
ド部の傾斜部に沿って移動する。コネクタが不完全嵌合
の場合に組付体を回動させようとしても、係合部が傾斜
部に当接して回動操作できない。コネクタ完全嵌合後に
組付体をコネクタと一体に回動させ、被組付体に組み付
ける。この際、係合部はロック部に進入し、コネクタが
抜け出しなくロックされる。請求項3,4の構成におい
ては、組付体を被組付体に接合すると同時に両コネクタ
が嵌合する。嵌合に際してロック突起が係合アームを外
側に押し開いて係合孔に進入し、保持突起を係合孔から
外側に押し出す。これにより第4のコネクタは保持アー
ム(組付体)から解放され、第三のコネクタと一体化す
る。コネクタの不完全嵌合状態においては両コネクタが
収容スペース内に完全には収容されておらず、被組付体
に対する組付体の組付は不完全のままである。請求項5
の構成においては、組付体の回動操作により第三のコネ
クタが第四のコネクタに嵌合する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図3は、本発
明に係るコネクタ接続構造の一実施例として、ピラー用
ワイヤハーネスにおける下側のコネクタの接続構造を示
すものである。
【0012】図1で、1は自動車の被組付体である金属
製のピラー、2は組付体である合成樹脂製のピラートリ
ムを示す。ピラー1には金属製又は合成樹脂製の矩形状
のブラケット3が垂直に固定され、ブラケット3に雄コ
ネクタ(第一のコネクタ)4が回動軸5を支点としてピ
ラー1に対して接離する方向に回動自在に設けられてい
る。また、ピラートリム2にはワイヤハーネス6と雌コ
ネクタ(第二のコネクタ)7が固定されている。
【0013】本例では、コネクタ嵌合室8を有する方を
雌コネクタ7、コネクタ嵌合室8に挿入される方を雄コ
ネクタ4と定義する。雄コネクタ4には複数の雌端子
(図示せず)が収容され、雌コネクタ7には複数の雄端
子(図示せず)が収容されている。雄端子はワイヤハー
ネス(電線)6の一端側に接続されている。
【0014】雄コネクタ4の回動機構としては、ブラケ
ット3又は合成樹脂製の雄コネクタハウジング9の何れ
か一方に水平方向の回動軸5を設け、何れか他方に、回
動軸5に対する係合孔(図示せず)を設けたり、あるい
は回動軸5としてボルトを用い、ボルトをブラケット3
から水平方向に雄コネクタ4に貫通させることで、雄コ
ネクタ4を回動自在に支持させることも可能である。ブ
ラケット3は雄コネクタ4の左右両側に一対配置して、
雄コネクタ4を両側で支持することが好ましい。
【0015】回動軸5はブラケット3の下端寄りに位置
し、ブラケット3は雄コネクタ4よりもやや高く形成さ
れている。ブラケット3には、前端(ピラー1と平行な
端部)の上部からブラケット3の中程、すなわち雄コネ
クタ4の高さ方向中間部ないしは下部寄りにかけてガイ
ド孔(ガイド部)12が形成されている。ガイド孔12
は、斜めにスリット状に切欠形成された傾斜部10と、
傾斜部10の終端からピラー1と直交する方向に(図1
において水平に)延長形成されたロック部11とで構成
されている。なお、ガイド孔12はガイド溝(ガイド
部)であってもよい。
【0016】雄コネクタ4はガイド孔12の傾斜部10
とほぼ同じ角度で傾斜した状態に仮係止されている。仮
係止手段は例えば雄コネクタハウジング9の図示しない
仮係止突起と、仮係止突起に対するブラケット3の図示
しない仮係合孔が一例として挙げられる。雄コネクタ4
は先端側の一部がブラケット3から斜め上方に突き出し
ている。
【0017】雄コネクタ4から下方に導出されたワイヤ
ハーネス13は揺動自在であり、図示しないインストル
メントパネル側に続いている。雄コネクタ4は、雌コネ
クタ7に対する待受けコネクタとして作用する。
【0018】ピラートリム2の内側面に予めワイヤハー
ネス6が配索固定され、且つピラートリム2の下端寄り
において雌コネクタ7が固定されている。ピラートリム
2の先端内側には、雄コネクタ4の先端に対するテーパ
状のガイド面14aを有するガイド突部14が形成さ
れ、ガイド面14aは雌コネクタ7の先端テーパ部15
に接している。
【0019】合成樹脂製の雌コネクタハウジング16の
先端寄りの外壁に、ブラケット3のガイド孔12に対す
る短円柱状の係合軸17(係合部)が突出形成されてい
る。係合軸17は例えば一対のガイド孔12に対して左
右一対形成される。係合軸17がガイド孔12の傾斜部
10の終端10aに位置した状態で、雄・雌両コネクタ
4,7が完全嵌合するように、傾斜部10の長さと係合
軸17の位置とが設定されている。係合軸17は、ブラ
ケット3に対する引っ掛かり用のフランジ部17aを有
している。
【0020】図1の如くピラー1に対して接離方向(矢
印イ方向)に雄コネクタ4を傾斜させた状態で、斜め上
方向からピラートリム2が供給され、矢印ロの如くピラ
ートリム側の雌コネクタ7がピラー側の雄コネクタ4に
嵌合される。両コネクタ4,7の嵌合過程において、雌
コネクタ7の係合軸17がブラケット3のガイド孔12
の傾斜部10に沿ってスライドする。
【0021】そして図2の如く両コネクタ4,7の完全
嵌合状態において、雌コネクタ7の係合軸17がガイド
孔12の傾斜部10の終端すなわちロック部11の入口
に位置する。この状態で、ピラートリム2を矢印ハの如
くピラー1に向けて回動させる。この回動操作で図3の
如く係合軸17がガイド溝12のロック部11に進入し
て係合し、ピラートリム2はピラー1に完全に組み付け
られる。
【0022】図2において、両コネクタ4,7の嵌合が
不完全である場合には、係合軸17がガイド孔12の傾
斜部10の中間部に位置し、この状態でピラートリム2
を矢印ハの如く回動させようとしても、係合軸17がガ
イド孔12の傾斜部10に当接して、ピラートリム2の
回動ができない。これにより、コネクタ4,7の不完全
嵌合が検知される。
【0023】なお、傾斜部10の終端寄りに係合軸17
が位置した程度の軽いコネクタ不完全嵌合の場合には、
ピラートリム2の回動操作による梃子力で係合軸17が
ロック部11内に強引に挿入され、両コネクタ4,7が
強制的に完全嵌合される。
【0024】また、図3のコネクタ完全嵌合状態におい
て係合軸17がガイド孔12のロック部11内に係合
し、ロック部11のロック面11a(図2)と雌コネク
タ7の抜け出し方向とが直交することで、雌コネクタ7
がブラケット3にしっかりと固定され、雌コネクタ7の
抜け出しが確実に防止される。雄コネクタ4は回動軸5
でブラケット3に固定されているから、係合軸17がロ
ック部11内に係合することで、両コネクタ4,7が確
実にロックされる。これにより、車両走行中の振動等に
よっても両コネクタ4,7の嵌合が緩むことがなく、緩
みによる端子相互の摺動磨耗も防止される。
【0025】また、ピラー1へのピラートリム2の組付
作業は、コネクタ嵌合後に回動軸5を支点としてピラー
トリム2を回動させるだけの簡単な操作で済む。すなわ
ち、ピラートリム2の回動軌跡は回動軸5によって決定
されているから、組付時にピラートリム2をピラー1に
向けて何ら位置決め操作する必要がなく、ピラートリム
2の組付作業が簡単且つ確実に行われる。
【0026】図4〜図7は、コネクタ接続構造の他の実
施例として、上記ピラー及びピラートリムの上側の各コ
ネクタの接続構造を示すものである。図4において、1
はピラー(被組付体)、21は、ピラー1に固定された
雌コネクタ(第三のコネクタ)、2はピラートリム(組
付体)、22は、ピラートリム2に進退自在に保持され
た雄コネクタ(第四のコネクタ)を示す。
【0027】ピラートリム2には左右一対の可撓性の保
持アーム(ホルダ)23が一体に形成されている。各保
持アーム23の先端には内向きの保持突起24が形成さ
れている。保持突起24には、保持アーム23と直交す
る前側の当接面24a(図5)と、テーパ状に傾斜した
後側のガイド面24b(図5)とが形成されている。保
持アーム23の長さは雄コネクタ22の厚みよりも長
く、保持アーム23の内側の収容スペース32に雄コネ
クタ22を収容可能である。
【0028】雄コネクタ22には、合成樹脂製の雄コネ
クタハウジング25の両側に一対の可撓性の係合アーム
26が一体に形成され、係合アーム26に、保持突起2
4に対する係合孔(長孔)27が形成されている。保持
突起24が係合孔27に係合した状態で、雄コネクタ2
2は保持アーム23よりもコネクタ嵌合方向(矢印ニ方
向)に突出して位置している。
【0029】係合アーム26の先端内側には、後述する
雌コネクタ21のロック突起31に対するガイド傾斜面
26a(図5)が形成されている。係合アーム26は雄
コネクタハウジング25のトリム寄りの端部から立上げ
形成され、保持アーム23と平行に且つ同一方向に延び
ている。係合孔27は保持アーム23の長手方向に延長
されている。雄コネクタ22は、係合孔27と保持突起
24とのなす隙間の範囲内で、ピラートリム2に対して
接離する方向に移動自在である。なお、係合孔27は必
ずしも長孔である必要はない。
【0030】係合アーム26は保持アーム23と同様に
外側に向けて撓み可能である。保持突起24が係合孔2
7に係合した状態で、保持突起24の頂点は係合アーム
26の内側面とほぼ同一面に位置する。保持突起24の
先端の当接面24a(図5)は係合アーム26の係合孔
27の前端面に当接し、それによりピラートリム2側へ
の雄コネクタ2の移動が阻止されている。
【0031】雄コネクタハウジング25内には複数の端
子収容室28が並列に形成され、ピラートリム2と直交
する方向に相手端子挿入口29が形成されている。各端
子収容室28内に図示しない雌端子が収容され、各雌端
子は図1のワイヤハーネス6の他端側に接続される。
【0032】一方、ピラー1に固定された雌コネクタ2
1の合成樹脂製の雌コネクタハウジング30の両側に
は、雄コネクタハウジング25の係合アーム26の係合
孔27に係合可能な一対のロック突起31が一体に形成
されている。ロック突起31はなだらかな山型状に形成
され、ピラー側とピラー反対側とに湾曲面31a,31
bを対称に有している。一対のロック突起31の頂点間
の距離L1 は一対の係合アーム26の内幅L2 及び一対
の保持突起24の頂点間の距離(L2 )よりも長く、保
持アーム23の真直部23aの内幅L3 よりも短く設定
されている。ロック突起31は係合アーム26の係合孔
27に係合して係合孔27内をコネクタ嵌合方向に移動
自在である。
【0033】ピラー1側の雌コネクタハウジング31内
には複数の雄端子(図示せず)が並列に収容され、各雄
端子はルーフ側のワイヤハーネス(図示せず)に接続し
ている。雌コネクタハウジング30は一体のクリップ
(図示せず)でピラー1に固定されている。なお、雄・
雌端子に代えて、図示しない弾性接触片を有する接触端
子と接触タブ部を有する接触端子とを用いることも可能
である。
【0034】前記図2の如くピラートリム2を回動させ
ることで、図4の矢印ニ方向に雄コネクタ22がピラー
トリム2と共に移動してピラー側の雌コネクタ21に接
近する。そして、図5の如く両コネクタ21,22が嵌
合を開始する。この際、係合アーム26の先端がロック
突起31の前側の湾曲面31bに当接して、係合アーム
26を矢印ホの如く外側に徐々に押し開いていく。保持
突起24は係合孔27内に位置している間中、先端の当
接面24aで係合アーム26をコネクタ嵌合方向に押圧
し、雄コネクタ22を雌コネクタ21に嵌合させてい
る。
【0035】図6の如く両コネクタ21,22の嵌合終
了直前に、係合アーム26が矢印ヘの如く内向きに復元
し、ロック突起31が係合アーム26の係合孔27内に
進入し、係合孔27内の保持突起24を矢印トの如く外
側に押し出す。保持突起24の頂点はロック突起31の
頂点に接し、保持アーム23は外側に撓む。これによ
り、保持アーム23による雄コネクタ22の係止が完全
に解除される。
【0036】ピラートリム2の組付動作に伴って保持突
起24が係合アーム26の外側面に沿って摺接し、図7
の如くピラートリム2の組付完了と同時に、保持突起2
4が係合アーム26を乗り越え、保持アーム23が内向
きに復元して、保持突起24が係合アーム26の先端に
対向して位置する。図7のピラートリム2の完全組付状
態で雄コネクタ22がピラートリム2に押されて雌コネ
クタ21に完全嵌合するようにしてもよい。こうするこ
とで図6のコネクタ嵌合終了直前の状態をもピラートリ
ム2が不完全組付であることで検知できるようになる。
但し、図6の状態はピラートリム押圧時の一過程を示す
ものであり、図6のコネクタ嵌合終了直前の状態でピラ
ートリム2の押圧作業が中止されることはあり得ない。
従って実質的には図6で図7のコネクタ完全嵌合となる
ようにしても何ら問題ない。
【0037】雄コネクタ22は保持アーム23による係
止を解除され、ピラートリム2から独立した状態で雌コ
ネクタ21に嵌合する。両コネクタ21,22は保持ア
ーム23の内側の収容スペース32(図4)に収容され
る。保持アーム23の先端の当接面24aはピラー1に
当接し、ピラートリム2がピラー1に完全に組み付けら
れた状態となる。
【0038】図5のコネクタ不完全嵌合状態において、
ピラー1に対してピラートリム2が不完全組付状態とな
っており、作業者はピラートリム2の組付状態からコネ
クタ21,22の嵌合状態すなわち完全嵌合か不完全嵌
合かを容易に検知することができる。この場合、作業者
がピラートリム2を強く押すことで両コネクタ21,2
2が容易に完全嵌合する。
【0039】また、図7のピラートリム組付完了状態
(コネクタ完全嵌合状態)において、雄コネクタ22が
保持アーム23から解放されて、ピラートリム2とのつ
ながりが断たれ、両コネクタ21,22が完全に一つに
なることで、両コネクタ21,22間での相対運動が防
止される。すなわち、車両走行時の振動等でピラー1な
いしピラートリム2がコネクタ離脱方向に移動(微振
動)しても、雄・雌両コネクタ21,22は何らその影
響を受けず、良好な電気的接触性を保つことができると
共に、両コネクタ21,22内の端子相互の摩擦が発生
せず、端子の磨耗等が防止される。
【0040】なお、上記各実施例の構成は自動車のピラ
ーとピラートリムに限らず、あらゆる組付体と被組付体
におけるコネクタ接続に適用できるものである。
【0041】
【発明の効果】以上の如く、請求項1,2記載の発明に
よれば、コネクタが不完全嵌合である場合に、係合部が
傾斜部に当接して組付体の回動操作(組付)ができない
から、コネクタ不完全嵌合が簡単且つ確実に検知され
る。それによりコネクタ不完全嵌合が防止される。ま
た、コネクタの完全嵌合と同時に第二のコネクタの係合
部がブラケットのロック部に係合して確実にロックされ
るから、両コネクタの嵌合状態が保たれ、電気的接続の
信頼性が向上する。また、コネクタ嵌合後に組付体を回
動するだけの簡単な操作で組付体を被組付体に組み付け
ることができるから、組付作業性が向上する。また、請
求項3,4記載の発明によれば、コネクタの不完全嵌合
状態において組付体が被組付体に不完全組付の状態とな
っているから、コネクタ不完全嵌合が容易に検知され
る。そして、組付体を被組付体に向けて押圧することで
両コネクタが完全嵌合し、コネクタ不完全嵌合が防止さ
れる。また、コネクタの完全嵌合と同時に、第四のコネ
クタに対する保持アームの係止が解除され、第四のコネ
クタが組付体から解放されて第三のコネクタと一体化す
るから、組付体の振動等の影響を両コネクタ(特に端
子)が受けることがなく、電気的接続の信頼性が向上す
る。また、請求項5記載の発明によれば、組付体の回動
操作で第三と第四のコネクタを確実に接続させることが
でき、組付体の組付完了により第一〜第四の全てのコネ
クタの完全嵌合が確認される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタ接続構造の一実施例にお
けるコネクタ嵌合前の状態を示す側面図である。
【図2】同じくコネクタ完全嵌合時の状態を示す側面図
である。
【図3】同じく組付体(ピラートリム)を被組付体(ピ
ラー)に組み付けた状態を示す側面図である。
【図4】コネクタ接続構造の他の実施例におけるコネク
タ嵌合前の状態を示す横断面図である。
【図5】同じくコネクタ嵌合途中の状態を示す横断面図
(円内は拡大断面図)である。
【図6】同じくコネクタ嵌合終了直前の状態を示す横断
面図(円内は拡大断面図)である。
【図7】組付体を被組付体に完全に組み付けた状態を示
す横断面図である。
【図8】一従来例を示す斜視図である。
【図9】他の従来例を示す分解斜視図である。
【図10】同じく接続及び組付を完了した状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ピラー(被組付体) 2 ピラートリム(組付体) 3 ブラケット 4 雄コネクタ(第一のコネクタ) 7 雌コネクタ(第二のコネクタ) 10 傾斜部 10a 終端 11 ロック部 12 ガイド部 17 係合軸(係合部) 21 雌コネクタ(第三のコネクタ) 22 雄コネクタ(第四のコネクタ) 23 保持アーム 24 保持突起 26 係合アーム 27 係合孔 31 ロック突起 32 収容スペース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被組付体にブラケットが設けられ、該ブ
    ラケットに第一のコネクタが回動自在に設けられると共
    に、傾斜部と該傾斜部から屈曲したロック部とで成るガ
    イド部が該ブラケットに形成され、該被組付体に対する
    組付体に第二のコネクタが設けられ、該第二のコネクタ
    に、該ガイド部に対する係合部が設けられ、両コネクタ
    の完全嵌合状態で該組付体が該被組付体側に回動可能で
    あることを特徴とするコネクタ接続構造。
  2. 【請求項2】 前記第一のコネクタが傾斜した状態で前
    記ブラケットに支持され、前記傾斜部がコネクタ嵌合方
    向に延び、該傾斜部の終端に前記係合部が位置した状態
    で前記両コネクタが完全嵌合し、前記組付体の回動完了
    状態で前記ロック部がコネクタ離脱直交方向に位置して
    いることを特徴とする請求項1記載のコネクタ接続構
    造。
  3. 【請求項3】 被組付体に第三のコネクタが設けられ、
    該第三のコネクタにロック突起が設けられ、組付体に、
    保持突起を有する可撓性の保持アームが設けられ、該保
    持突起が第四のコネクタの可撓性の係合アームの係合孔
    に係合して、該第四のコネクタが該保持アームで仮保持
    され、コネクタ嵌合時に該ロック突起が該係合アームを
    撓ませて該係合孔に進入し、該保持突起を押圧して該係
    合孔から離脱させることを特徴とするコネクタ接続構
    造。
  4. 【請求項4】 前記保持アームの内側に、前記第三及び
    第四のコネクタに対する収容スペースが設けられ、前記
    保持突起が前記係合孔に係合した状態で、該第四のコネ
    クタが該保持アームよりもコネクタ嵌合方向に突出して
    位置することを特徴とする請求項3記載のコネクタ接続
    構造。
  5. 【請求項5】 前記第三のコネクタが前記被組付体1の
    一方に、前記第四のコネクタが前記組付体の一方にそれ
    ぞれ設けられ、請求項1又は2記載の第一のコネクタが
    該被組付体の他方に、第二のコネクタが該組付体の他方
    にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項3又は4
    記載のコネクタ接続構造。
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