JP3466107B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JP3466107B2
JP3466107B2 JP12116499A JP12116499A JP3466107B2 JP 3466107 B2 JP3466107 B2 JP 3466107B2 JP 12116499 A JP12116499 A JP 12116499A JP 12116499 A JP12116499 A JP 12116499A JP 3466107 B2 JP3466107 B2 JP 3466107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
divided
case body
mounting surface
junction box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12116499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000316220A (ja
Inventor
努 内藤
達也 早川
宏 中堂薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP12116499A priority Critical patent/JP3466107B2/ja
Publication of JP2000316220A publication Critical patent/JP2000316220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3466107B2 publication Critical patent/JP3466107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Fuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等に
用いられる電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の電気接続箱は、エンジ
ンルーム内に配設される。図9に示すように、電気接続
箱71はケース本体72を備え、その部品装着面73に
は取付部74が設けられている。この取付部74には、
ヒューズ75、ヒュージブルリンク76、リレー77等
の電気部品が着脱可能に嵌合されている。ケース本体7
2には、部品装着面73を覆うカバー78が着脱可能に
設けられている。このカバー78は、部品装着面73と
平行な方向に沿ってスライドするようになっている。
【0003】ところで、図10,図11に示すように、
電気接続箱71は、エンジンルーム79内と車室80と
を仕切る車両パネル81に対して、縦置きに取り付けら
れる場合がある。そして、メンテナンス等により、電気
接続箱71内にあるヒューズ75等を交換するときに
は、ケース本体72からカバー78をスライドさせて取
り外す。ヒューズ75等を交換した後は、ケース本体7
2にカバー78をスライドさせて取り付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ケース本体
72からカバー78を取り外す場合には、カバー78の
下端部をケース本体72の上端部までスライドさせる必
要がある。この結果、図11に示すように、ケース本体
72の上方に配置されているボンネット82の下面に、
カバー78が当たる。又、ケース本体72にカバー78
を取り付ける場合についても同様に、ケース本体72の
真上にカバー78を垂直にして配置し、その状態でカバ
ー78をスライドさせる必要がある。従って、カバー7
8の真上には、カバー78を1つ配置する程度のスペー
スが存在しないので、ケース本体72からカバー78を
着脱することができないおそれがある。
【0005】そこで、ケース本体72の前面側にカバー
78を引き出すように構成することが考えられる。しか
し、エンジンルーム79内には図示しない自動車部品が
所狭しと配置されている。即ち、ケース本体72の前面
近傍においても、自動車部品がある。従って、ケース本
体72の前面側にカバー78をスライドさせる場合につ
いても、カバー78が自動車部品に当たってしまい、ケ
ース本体72からカバー78を取り外すことができない
おそれがある。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、カバーの着脱を簡単に行うことが
できる電気接続箱を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、ケース本体に設けら
れた取付部に電気部品が着脱可能に装着され、この状態
で前記ケース本体の部品装着面がカバーで覆われるとと
もに、自動車のエンジンルーム内に収容される電気接続
箱において、前記カバーを複数の分割体から構成する
とともに、前記部品装着面と平行な方向に沿ってスライ
ド可能に設け、前記エンジンルームと自動車の車室との
間に設けられる車両パネルの設置面に対して、前記ケー
ス本体を、その上端面と自動車の開かれたボンネットと
の間に前記各分割体がそれぞれ配置可能となるスペース
を空けて縦向きに取り付け、上部にある前記分割体に対
応する前記部品装着面の上部領域に、比較的交換頻度が
高い前記電気部品を配置し、下部にある前記分割体に対
応する前記部品装着面の下部領域に、比較的交換頻度が
低い前記電気部品を配置し、前記各分割体を、それらが
並んでいる上下方向に沿ってスライド可能にしたことを
要旨としている。
【0008】
【0009】
【0010】請求項に記載の発明では、請求項1に
載の電気接続箱において、前記各分割体同士を着脱可能
に連結するロック手段を備えたことを要旨としている。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、部品装着面と平行
な方向に沿って前記カバーをスライドさせることによ
り、ケース本体に対するカバーの着脱がなされる。この
着脱に際して、カバー全体が一度に着脱されるのではな
く、カバーを構成する各分割体ごとに着脱される。この
ため、カバーを着脱するのに必要なスペースが小さくな
る。従って、カバーを簡単に着脱することが可能にな
る。上部にある分割体に対応する部品装着面に、比較的
交換頻度が高い電気部品が配置されている。そのため、
メンテナンス等により交換頻度が高い電気部品を交換す
る場合には、上部にある分割体のみをケース本体から着
脱すればよく、下部にある分割体までも着脱する必要が
ない。いいかえれば、交換頻度が高い電気部品を交換す
るのに、全ての分割体を着脱する必要がなくなり、その
分手間がかからなくなる。従って、電気部品の交換を迅
速かつ簡単に行うことが可能になる。更に、各分割体を
上下方向に沿ってスライドさせることにより、カバーを
着脱することが可能になる。
【0012】
【0013】求項に記載の発明によると、ロック手
段により各分割体同士がロックされる。そのため、分割
体同士が不用意に離脱することはない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づき詳細に説明する。図8に示すよう
に、電気接続箱11は自動車1のエンジンルーム2内に
収容されるものである。この電気接続箱11は、エンジ
ンルーム2と車室3との間に設けられた車両パネル(車
体)12の設置面12aに対し、縦置きに固定されてい
る。電気接続箱11は、合成樹脂製のケース本体13を
備えており、その部品装着面13aには取付部14が複
数個突設されている。取付部14には電気部品としての
リレー15、ヒュージブルリンク17、ヒューズ18が
着脱可能に装着されている。
【0015】ケース本体13の前部には、合成樹脂製の
カバー16が着脱可能に設けられている。このカバー1
6により、その部品装着面13a及びケース本体13の
前面に形成された開口部13bが覆われている。
【0016】図2,図5に示すように、ケース本体13
の左右外側面には、鉤状のガイド部20a,20b,2
0cが複数個突設されている。各ガイド部20a〜20
cは、それぞれ上下方向に沿って直線的に延びており、
上下方向において一列に配置されている。又、ケース本
体13の左右外側面には、前記ガイド部20a〜20c
よりも前側において、複数の突条部21a,21b,2
1c,21dが形成されている。各突条部21a〜21
dは、それぞれ上下方向に沿って直線的に延びており、
上下方向において一列に配置されている。各突条部21
a〜21dは、前記各ガイド部20a〜20cに対して
平行となっている。
【0017】ケース本体13の右側(図5の右側)にあ
る各突条部21a〜21dと、左側(図5の左側)にあ
る各突条部21a〜21dとの位置が、それぞれ異なっ
ている。ここで、右側にある各突条部21a〜21dか
ら、ケース本体13の開口部13bの端面までの距離を
L1とする。一方、左側にある各突条部21a〜21d
から、ケース本体13の開口部13bの端面までの距離
をL2とする。これらの距離の関係は、L1<L2とな
っている。
【0018】図2,図5に示すように、カバー16の左
右外側面には、上下方向に沿って延びる張出し部23が
突設されている。両張出し部23の内側におけるカバー
16の左右内側面には、ガイド溝24が形成されてい
る。ガイド溝24は上下方向、即ち、カバー16の長手
方向に沿って延びている。左右のガイド溝24の位置関
係についても、前記突条部21a〜21dと同様であ
る。又、図3に示すように、カバー16の左右内側面に
は、前記ガイド溝24よりも内奥側において、鉤状の係
合部25が突設されている。両係合部25は、上下方向
に沿って延びており、前記ガイド溝24に対して平行に
なっている。なお、張出し部23、ガイド溝24、係合
部25は、後記する上部分割体16a及び下部分割体1
6bにそれぞれ設けられている。
【0019】そして、ガイド部20a〜20cにはカバ
ー16の両端縁が係入可能となっている。又、ガイド溝
24には突条部21a〜21dが係入可能になってい
る。更に、係合部25にはケース本体13の両端縁が係
入可能となっている。これらの係入により、カバー16
が部品装着面13aと平行な方向、即ち上下方向に沿っ
てスライド可能となっている。
【0020】図1,図2に示すように、カバー16の下
端外側面には、上下方向に沿って延びる一対の係止爪2
7,28が形成されている。そして、各係止爪27,2
8は、その基端を中心にして撓むようになっている。各
係止爪27,28の先端部は、ケース本体13の底壁の
前端部に形成された係合孔29,30に係合可能となっ
ている。そして、この係合により、ケース本体13とカ
バー16とが離脱不能に連結される。
【0021】図1,図2に示すように、カバー16は、
上部分割体16aと、その下部に設けられた下部分割体
16bとから構成されている。各分割体16a,16b
の上下方向長さは、カバー16の上下方向長さの約半分
になっている。又、各分割体16a,16bの上下方向
長さは、ほぼ等しくなっている。上部分割体16aには
その下端縁に沿って連結部31が形成され、その内部は
係合溝31aとなっている。そして、各分割体16a,
16b同士が連結されるとき、係合溝31aに下部分割
体16bの上端縁が係合されるようになっている。カバ
ー16の前面において、両分割体16a,16bの境界
部に位置する箇所には、ロック手段としてのロック機構
35が設けられている。そして、このロック機構35に
より、各分割体16a,16b同士が着脱可能に連結さ
れる。
【0022】図4に示すように、前記ロック機構35
は、下部分割体16bの前面上端部の中央に設けられた
下部係止部36と、上部分割体16aの前面下端部の中
央に設けられた上部係止部37とから構成されている。
下部係止部36と上部係止部37とは、互いに対向して
配置されている。前記下部係止部36は、上下方向に沿
って延びる鉤状に形成され、その先端部には突起36a
が形成されている。
【0023】又、前記上部係止部37は、前記連結部3
1の先端に設けられ上下方向に沿って延びる操作片37
aを備えている。操作片37aは、その基端部を中心に
して、図4に示す矢印方向に沿って撓むようになってい
る。操作片37aの中央部には係合孔37cが形成さ
れ、その係合孔37cには前記下部係止部36の先端部
に設けられた突起36aが係合されるようになってい
る。そして、操作片37aを自身の弾性力に抗して押圧
すると、突起36aが係合孔37cから抜けるようにな
っている。これにより、各分割体16a,16bの連結
が解除されるようになっている。
【0024】図3,図6に示すように、各ヒュージブル
リンク17及び各ヒューズ18は、部品装着面13aの
上半分の領域(以下、上部領域という。)R1に配置さ
れている。この上部領域R1は、前記上部分割体16a
の前面にほぼ対応している。又、前記リレー15は、部
品装着面13aの下半分の領域(以下、下部領域とい
う)R2に配置されている。この下部領域R2は下部分
割体16bにほぼ対応している。従って、部品装着面1
3aの上部領域R1には、比較的交換頻度が高いヒュー
ジブルリンク17及びヒューズ18が配置されている。
又、部品装着面13aの下部領域R2には、比較的交換
頻度が低いリレー15が配置されている。
【0025】上記のように構成された電気接続箱11に
おけるカバー16の着脱について以下に説明する。ケー
ス本体13にカバー16を装着する前に、上部分割体1
6aと下部分割体16bとを別々に分けておく。そし
て、最初に下部分割体16bを先にケース本体13に装
着する。次に、上部分割体16aをケース本体13に装
着する。具体的にいうと、各分割体16a,16bは以
下のようにして装着される。
【0026】図7(a)に示すように、自動車1のボン
ネット4を開けたままの状態で、ケース本体13とボン
ネット4との間に形成されるスペースに、下部分割体1
6bを配置する。下部分割体16bを下方に移動させ、
その両端縁をケース本体13に設けたガイド部20a〜
20cに係入する。又、下部分割体16bに設けたガイ
ド溝24に、ケース本体13に設けた突条部21a〜2
1dを係入する。更に、下部分割体16bに設けた係合
部25に、ケース本体13の両端縁を係入する。そし
て、下部分割体16bをケース本体13の上端部から下
方にスライドさせる。下部分割体16bが所定の位置に
到達すると、各係止爪27,28の先端部が各係合孔2
9,30に係止される。これにより、下部分割体16b
がケース本体13にロックされる。このようにして、ケ
ース本体13に下部分割体16bが装着される。
【0027】次に、図7(b)に示すように、ケース本
体13とボンネット4との間に形成されるスペースに、
上部分割体16aを配置する。この上部分割体16aを
下方に移動させ、その両端縁をケース本体13に設けた
ガイド部20a〜20cに係入する。又、上部分割体1
6aに設けたガイド溝24に、ケース本体13に設けた
突条部21a〜21dを係入する。更に、上部分割体1
6aに設けた係合部25にケース本体13の両端縁を係
入する。そして、上部分割体16aをケース本体13の
上端部から下方にスライドさせる。上部分割体16aが
所定の位置に到達すると、連結部31の係合溝31aに
下部分割体16bの上端縁が係入される。
【0028】それとともに、上部係止部37の先端部
が、下部係止部36と下部分割体16bで囲まれるスペ
ースに挿入される。そして、上部係止部37の先端面が
下部係止部36の内定面に突き当たると、操作片37a
に形成された係合孔37cに突起36aが係止される。
これにより、各分割体16a,16b同士が互いに連結
される。このようにして、ケース本体13に上部分割体
16aが装着される。
【0029】ケース本体13からカバー16を取り外す
には、上部分割体16aと下部分割体16bとを別々に
取り外す。そのために、まずロック機構35のロックを
解除する。具体的には、操作片37aを自身の弾性力に
抗してカバー16の内側方向に押圧すると、係合孔37
cと突起36aとの係合が解除される。この係合解除に
より、各分割体16a,16bの連結が解除される。
【0030】ロック機構35のロック解除を済ませた後
は、そのロック解除状態を維持して、上部分割体16a
を上方にスライドさせて下部分割体16bから離間させ
る。そして、更に上部分割体16aを上方にスライドさ
せてケース本体13から取り外す。又、下部分割体16
bについては、まず、係止爪27,28と、係合孔2
9,30との係合を解除する。その解除状態を維持し
て、下部分割体16bを上方にスライドさせてケース本
体13から取り外す。
【0031】又、メンテナンス等により、交換頻度の高
いヒュージブルリンク17、又はヒューズ18を交換す
る場合には、上述した方法で上部分割体16aのみを取
り外す。そして、下部分割体16bを取り付けたままの
状態で、古いヒュージブルリンク17又はヒューズ18
を取付部14から取り外し、新しいものを取付部14に
装着する。又、交換頻度の低いリレー15を交換する場
合には、上述した方法で、上下両部分割体16a,16
bをそれぞれ取り外す。そして、古いリレー15を取付
部14から取り外し、新しいものを取付部14に装着す
る。
【0032】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1) カバー16は、複数の分割体16a,16bか
ら構成されている。それとともに、カバー16は、部品
装着面13aと平行な方向に沿ってスライド可能となっ
ている。そして、カバー16を着脱する際には、カバー
16が一度に取り外されるのではなく、各分割体16
a,16bごとに取り外される。このため、カバー16
を着脱するのに要する、ケース本体13の上端面と、ボ
ンネット4の下端面との間のスペースを小さくすること
ができる。従って、カバー16を簡単に着脱することが
できる。
【0033】(2) ケース本体13は、両分割体16
a,16bが上下方向に沿って並ぶように、設置面12
aに対して縦置きに取り付けられている。そして、上部
分割体16aに対応する部品装着面13aに、比較的交
換頻度が高い電気部品(ヒュージブルリンク17及びヒ
ューズ18)を配置している。このため、メンテナンス
等により、ヒュージブルリンク17又はヒューズ18を
交換する場合には、上部分割体16aのみをケース本体
13から取り外せばよく、下部分割体16bまでも取り
外す必要がない。即ち、分割体16a,16bの着脱を
最小限に済ませることができるので、その着脱に手間が
かからない。従って、交換頻度が高いヒュージブルリン
ク17やヒューズ18の交換を、迅速かつ簡単に行うこ
とができる。
【0034】(3) 上下分割体16a,16b同士を
着脱可能に連結するロック機構35が設けられている。
従って、このロック機構35により、不用意に分割体1
6a,16b同士が離脱することはない。特に、自動車
1が走行する際に発生する振動によりが両分割体16
a,16b同士ががたつくのを防止することができる。
【0035】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態では、カバー16を2つの分割体16
a,16bから構成した。これ以外にも、カバー16を
3つ以上の分割体から構成してもよい。この構成にすれ
ば、ケース本体13の上端面と、ボンネット4の下端面
との間のスペースをいっそう小さくすることができる。
又、操作片37aをカバー16の内側方向に押圧するこ
とにより、ロック機構35をロック解除するタイプであ
れば、各係止部36,37の形状を任意の形状に変更す
ることが可能である。
【0036】・ 前記実施形態では、分割体16a,1
6bが上下方向に沿って並ぶように、ケース本体13を
縦置きに取り付けた。これ以外にも、分割体16a,1
6bが水平方向に沿って並ぶように、ケース本体13を
横置きに取り付けてもよい。
【0037】・ 前記実施形態に示すロック機構35を
複数設けてもよい。この構成にすれば、各分割体16
a,16b同士のロックをいっそう確実に行うことがで
きる。 ・ 前記実施形態では、部品装着面13aの上部領域R
1に、交換頻度の高い、ヒュージブルリンク17及びヒ
ューズ18を配置した。これらの電気部品以外にも、交
換頻度の高い他の電気部品を、部品装着面13aの上部
領域R1に配置してもよい。
【0038】・ 前記実施形態では、カバー16を上下
方向に沿ってスライドさせるようにした。これ以外に
も、カバー16を左右方向に沿ってスライドさせるよう
に構成してもよい。
【0039】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1において、前記分割体は2つである電
気接続箱。この構成によれば、本体ケースからカバーを
迅速に取り外すことができる。
【0040】(2) 請求項において、比較的交換頻
度が高い前記電気部品は、ヒュージブルリンク又はヒュ
ーズである電気接続箱。メンテナンス等により、ヒュー
ジブルリンク又はヒューズの交換を迅速かつ簡単に行う
ことができる。
【0041】
【0042】(請求項1において、交換頻度が低
い電気部品はリレーである電気接続箱。 () 請求項2又は(2)において、前記ロック手段
は、前記各分割体の境界部に一つ設けられている電気接
続箱。この構成によれば、ロック手段の数が最小限で済
むので、製造コストを低くすることができる。
【0043】() (1)において、前記両分割体の
うちいずれか一方に突設された係止爪と、他方に設けら
れ前記係止爪が係合される係合孔とから構成されている
電気接続箱。この構成によれば、簡単な構成にも拘わら
ず、両分割体同士を確実にロックすることができる。
【0044】() ケース本体に設けられた取付部に
電気部品が装着され、この状態で前記ケース本体の部品
装着面がカバーで覆われる電気接続箱において、前記部
品装着面と平行な方向に沿って前記カバーをスライド可
能に設けた電気接続箱。この構成によれば、カバーの着
脱を簡単に行うことができる。
【0045】() ケース本体に設けられた取付部に
電気部品が装着され、この状態で前記ケース本体の部品
装着面がカバーで覆われる電気接続箱において、前記カ
バーを複数の分割体から構成した電気接続箱。この構成
によれば、カバーの着脱を簡単に行うことができる。
【0046】() ()において、前記各分割体の
うち所定のものに対応する前記部品装着面に、比較的交
換頻度が高い前記電気部品を配置した電気接続箱。この
構成によれば、メンテナンス等により、比較的交換頻度
が高い電気部品を迅速かつ簡単に交換することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、カバーの着脱を簡単に行うことができ
る。又、メンテナンス等により、交換頻度の高い電気部
品の交換を迅速かつ簡単に行うことができる。更に、各
分割体を上下方向に沿ってスライドさせることができる
ので、カバーの着脱をよりいっそう簡単に行うことがで
きる。
【0048】
【0049】請求項に記載の発明によれば、カバーと
ケース本体とが不用意に離脱するのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における電気接続箱の断面図。
【図2】電気接続箱の分解斜視図。
【図3】電気接続箱の内部を示す正面図。
【図4】ロック機構を示す拡大断面図。
【図5】ケース本体とカバーとの係合関係を示す平断面
図。
【図6】上部分割体を取り外した状態を示す電気接続箱
の正面図。
【図7】(a)はケース本体に下部分割体を取り付ける
場合の説明図、(b)は上部分割体を取り付ける場合の
説明図。
【図8】自動車に対する電気接続箱の取付位置を示す
図。
【図9】従来技術における電気接続箱の断面図。
【図10】電気接続箱の取付位置を示す図。
【図11】ケース本体にカバーを取り付ける場合の説明
図。
【符号の説明】1…自動車、2…エンジンルーム、3…車室、 11…電
気接続箱、12…車両パネル(車体)、12a…設置
面、13…ケース本体、13a…部品装着面、14…取
付部、15…リレー(電気部品)、16…カバー、16
a…上部分割体,16b…下部分割体、17…ヒュージ
ブルリンク(交換頻度の高い電気部品)、18…ヒュー
ズ(交換頻度の高い電気部品)、35…ロック機構(ロ
ック手段)、R1…上部領域、R2…下部領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中堂薗 宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車 株式会社 内 (56)参考文献 実開 平6−5325(JP,U) 実開 平3−128970(JP,U) 実開 昭63−55732(JP,U) 特表 平9−503378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/14 H01H 85/22 H05K 5/03 B60R 16/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体に設けられた取付部に電気部
    品が着脱可能に装着され、この状態で前記ケース本体の
    部品装着面がカバーで覆われるとともに、自動車のエン
    ジンルーム内に収容される電気接続箱において、 前記カバーを複数の分割体から構成するとともに、前
    記部品装着面と平行な方向に沿ってスライド可能に設
    、前記エンジンルームと自動車の車室との間に設けら
    れる車両パネルの設置面に対して、前記ケース本体を、
    その上端面と自動車の開かれたボンネットとの間に前記
    各分割体がそれぞれ配置可能となるスペースを空けて縦
    向きに取り付け、上部にある前記分割体に対応する前記
    部品装着面の上部領域に、比較的交換頻度が高い前記電
    気部品を配置し、下部にある前記分割体に対応する前記
    部品装着面の下部領域に、比較的交換頻度が低い前記電
    気部品を配置し、前記各分割体を、それらが並んでいる
    上下方向に沿ってスライド可能にした電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記各分割体同士を着脱可能に連結する
    ロック手段を備えた請求項に記載の電気接続箱。
JP12116499A 1999-04-28 1999-04-28 電気接続箱 Expired - Fee Related JP3466107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12116499A JP3466107B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12116499A JP3466107B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000316220A JP2000316220A (ja) 2000-11-14
JP3466107B2 true JP3466107B2 (ja) 2003-11-10

Family

ID=14804437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12116499A Expired - Fee Related JP3466107B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3466107B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002330522A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Yazaki Corp 電気接続箱
JP2006166620A (ja) 2004-12-08 2006-06-22 Yazaki Corp 電気接続箱
JP4442652B2 (ja) * 2007-07-05 2010-03-31 住友電装株式会社 車載用電気接続箱
JP5088090B2 (ja) 2007-10-26 2012-12-05 住友電装株式会社 車載用の電気接続箱
JP4752833B2 (ja) * 2007-11-15 2011-08-17 ダイキン工業株式会社 空気調和機の電装品取付構造
JP5021534B2 (ja) * 2008-03-19 2012-09-12 矢崎総業株式会社 電気接続箱のカバー取り外し構造
JP5069718B2 (ja) * 2009-04-24 2012-11-07 パナソニック株式会社 電気機器
KR101876860B1 (ko) * 2017-02-24 2018-07-11 (주)티에이치엔 좌우 개폐형 정션 블럭 커버
JP2020159669A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室外機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000316220A (ja) 2000-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7775694B2 (en) Vehicle interior illumination lamp unit
US7878357B2 (en) Case
JP3466107B2 (ja) 電気接続箱
JP2009112078A (ja) 車載用の電気接続箱
JP2001260649A (ja) 補器の車体取付用ブラケット
JP2005001459A (ja) ランプユニットの取付構造
JP4298952B2 (ja) 電気接続箱
JP6961173B2 (ja) 電気接続箱
JP4262132B2 (ja) 電気接続箱のカバー固定構造
JP3976998B2 (ja) 電気接続箱
JP3376945B2 (ja) 電気接続箱
JP2001078329A (ja) 電気接続箱の取付構造
JP3377017B2 (ja) 自動車用ドアフレームの組立構造
JP2000208176A (ja) 盤用コンセント
JPH0393415A (ja) 電気接続箱の車体等への取付構造
JP3346325B2 (ja) 電気接続箱
JP3977177B2 (ja) 電気接続箱におけるリレーブロックの取付構造
WO2021172394A1 (ja) 車載部品の下部カバー組付構造
JPH0537720Y2 (ja)
JP4071566B2 (ja) 車両用インストルメントパネル構造
WO2021166786A1 (ja) 照明装置及び固定構造
JP4028425B2 (ja) 套体への電気接続箱の組付構造
JPH11113138A (ja) 電気接続箱
JP2559513Y2 (ja) リレーインテグレーションの係止構造
JP2021142787A (ja) リレーボックスの取り付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees