JP5021534B2 - 電気接続箱のカバー取り外し構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等の狭いスペース内に配置した電気接続箱のカバーをスムーズに取り外すことのできる電気接続箱のカバー取り外し構造に関するものである。
図11は、従来の電気接続箱のカバー取り外し構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この構造は、リレーやヒューズ等を収容する合成樹脂製の接続箱本体71と、接続箱本体71の上部開口を覆うカバー72とを備える電気接続箱73において、接続箱本体71にカバー係止用の枠状部74を設け、カバー72に、枠状部74の内側段部74aに係合する突起75aを有する可撓性のアーム75を設けて、アーム75の撓み操作でカバー72の係止(ロック)を解除し、カバー72を上方に引き上げて開かせるものである。
図12は、従来の電気接続箱のカバー取り外し構造の一形態を示すものである(特許文献2参照)。
この構造は、電気接続箱(図示せず)のカバー76の一側壁に枠状部77を設け、他側壁に操作片78a付きの可撓性の枠状部78を設け、接続箱本体(図示せず)に、各枠状部77,78に係合する突起を設け、一側の枠状部77を接続箱本体の一側の突起に係合させた状態で、他側の枠状部78を操作片78aの操作で引き下げて、他側の突起との係止を解除し、一側の突起(枠状部77)を支点にカバー76を回動させて開かせるものである。
図13は、従来の電気接続箱の一形態を示すものである(特許文献3参照)。
この電気接続箱79は、自動車のインパネ周りの狭いスペースにおいてヒューズ80やリレー81等の着脱を容易に行わせるべく、合成樹脂製の接続箱本体82を水平方向に階段状に形成し、ヒューズ80やリレー81やコネクタ83を運転者側に向けて斜めに配置したものである。
特開2005−51912号公報(図1) 特開2003−164038号公報(図1〜図2) 実開平2−56751号公報(第1〜3図)
しかしながら、上記図11,図12に示す構造にあっては、例えば自動車のエンジンルーム等の狭いスペースにおいて、電気接続箱の上側に部品等が接近して配置された場合に、カバー72,76を開けることができず、メンテナンスができなくなるという問題を生じてしまう。
また、上記図13に示す電気接続箱79にあっては、接続箱本体82にカバー(図示せず)を被着させた場合に、カバーを外すためには、カバーを一旦垂直に持ち上げ、次いで運転者側に水平に引き出すという面倒な作業を必要とすると共に、上側にカバーを持ち上げるスペースを必要として、前例同様にエンジンルーム等において電気接続箱79の上側に部品等が接近して配置された場合に、カバーを開けることができないという問題を生じてしまう。
本発明は、上記した点に鑑み、自動車のエンジンルーム等の狭いスペースにおいて電気接続箱の上側に部品等が接近して配置された場合でも、電気接続箱のカバーをスムーズ且つ確実に取り外すことのできる電気接続箱のカバー取り外し構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱のカバー取り外し構造は、接続箱本体の幅方向に複数の部品を階段状に配置し、該接続箱本体に被せるカバーを該複数の部品の配置に沿ってカバー幅方向に階段状に形成して成る電気接続箱を車両等における構造物の下側に近接して配置し、該カバーを該構造物との間で、階段状に配置された該複数の部品に沿ってカバー幅方向に下から上に斜めにスライドさせて取り外すことを特徴とする。
上記構成により、カバーが上側の構造物に邪魔されることなく、カバーと構造物との間の狭い隙間を通って、各部品に沿って斜め上向きに摺接しつつスムーズに接続箱本体から離脱される。
請求項2に係る電気接続箱のカバー取り外し構造は、請求項1記載の電気接続箱のカバー取り外し構造において、前記複数の部品が前記接続箱本体の長手方向にも階段状に配置され、前記カバーが該複数の部品の配置に沿ってカバー長手方向にも階段状に形成され、該カバーを該複数の部品に沿ってカバー幅方向とカバー長手方向との中間の方向にスライドさせて取り外すことを特徴とする。
上記構成により、各部品がカバー幅方向とカバー長手方向との両方に沿って階段状に配置されているので、カバーがカバー幅方向とカバー長手方向との中間の方向すなわち概ねカバーの対角方向(三次元方向)に各部品に沿って斜め上向きに摺動しつつ離脱される。
請求項3に係る電気接続箱のカバー取り外し構造は、請求項1又は2記載の電気接続箱のカバー取り外し構造において、前記カバーの階段状の段部の端部内面が湾曲状に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、カバーを各部品に摺接させつつ離脱させる際に、カバーの段部の湾曲状の端部内面が各部品に引っ掛かることなくスムーズに摺接する。
請求項4に係る電気接続箱のカバー取り外し構造は、請求項1〜3の何れかに記載の電気接続箱のカバー取り外し構造において、前記部品のない部分に対応して前記カバーが幅方向に傾斜状に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、カバーの取り外し時にカバーの傾斜状の部分が接続箱本体の壁部に沿ってカバー幅方向にスムーズに摺接する。また、傾斜状とすることで、カバー内の無駄なスペースが排除される。
請求項5に係る電気接続箱のカバー取り外し構造は、請求項1〜4の何れかに記載の電気接続箱のカバー取り外し構造において、前記部品を低く配置した側の前記接続箱本体の壁部に被係止部を設け、該被係止部に対して前記カバーに係止アームを設けたことを特徴とする。
上記構成により、作業者が構造物とカバーとの間に手指を差し込んでカバーの係止アームを操作して接続箱本体との係止を解除した状態で、カバーを手前に引いてスライド式に取り外す。
請求項6に係る電気接続箱のカバー取り外し構造は、請求項5記載の電気接続箱のカバー取り外し構造において、前記係止アームの操作部に手指との引っ掛かり性を高めるエッジのある切欠が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、切欠の先端がエッジになっているので、作業者は確実に係止アームを操作でき、カバーの係止がスムーズ且つ確実に解除される。
請求項1記載の発明によれば、自動車のエンジンルーム等において電気接続箱の上側に部品等が接近して配置された場合でも、電気接続箱のカバーをスムーズ且つ確実に取り外すことができ、電気接続箱のメンテナンス性が向上する。また、各部品を段差状に配置し、各部品に沿う段差状のカバーを用いたことで、構造物とカバーとの干渉を防いで、構造物との間の狭いスペースに電気接続箱を配置することができることは言うまでもない。
請求項2記載の発明によれば、カバー長手方向の低い部品側に構造物がある場合に、その構造物を避けてほぼカバー対角方向にカバーをスライドしつつスムーズ且つ確実に取り外すことができる。
請求項3記載の発明によれば、カバーの段部の湾曲状の端部内面が各部品に引っ掛からずにスムーズに摺接することで、カバーの取り外し性が高まる。
請求項4記載の発明によれば、部品のない接続箱本体部分に沿ってカバーの傾斜状の内面をスムーズに摺接させてカバーをスムーズに取り外すことができる。
請求項5記載の発明によれば、カバーの係止解除とカバーの取り外し動作を連続してスムーズに行うことができるので、カバーの取り外し作業性が向上する。
請求項6記載の発明によれば、作業者が構造物とカバーとの間の狭い隙間に手指を差し込んで、指で係止アームを軽く引くだけで、カバーの係止をスムーズ且つ確実に解除することができ、カバーの取り外し作業性が向上する。
図1〜図3は、本発明に係る電気接続箱のカバー取り外し構造に適用される電気接続箱の一実施形態を示すものであり、図1は、上カバーを取り外した状態の接続箱主体部、図2は、接続箱主体部に上カバーを装着した状態の電気接続箱、図3は上カバーの裏側形状をそれぞれ示している。
図1の如く、この電気接続箱1は、合成樹脂製の略矩形筒状のフレーム2と、フレーム2の下部開口を覆う合成樹脂製の下カバー3と、フレーム2の上部開口を覆う合成樹脂製の上カバー5(図2)とを備え、フレーム2内に各リレー(部品)6と各ヒューズ(部品)7と電気接続ユニット(部品)8とをフレーム幅(短手)方向に下から上に階段状に配置し、図2の如く、上カバー5を各リレー6と各ヒューズ7と電気接続ユニット8との配置に対応して、カバー幅(短手)方向に下から上に階段状に形成して構成されている。
各リレー6はフレーム2の垂直な一側壁9に沿って一番低く配置され、各ヒューズ7はフレーム2の幅方向中央でリレー6に隣接してリレー6よりも高く配置され、電気接続ユニット8はヒューズ7に隣接してフレーム2の垂直な他側壁10に沿って一番高く配置され、他側壁10は一側壁9よりも高く形成され、一側壁9と他側壁10とを連結する前端の垂直な壁部11の上端は、傾斜辺部11aと水平辺部11bとで構成されている。
また、各リレー6は前から後にかけてフレーム長手方向に一つずつ漸次高くなるように階段状に配置されている。ヒューズ7は、前端の一番低いリレー61に対応する位置にはなく(フレーム2の水平壁13が位置する)、二番目のリレー62の位置から各ヒューズ7がフレーム長手方向にほぼ同じ高さで配置されている。
電気接続ユニット8は、二番目のリレー62の位置からフレーム長手方向に配置され(一番低いリレー61に対応する位置にはフレーム2の水平壁14が位置する)、電気接続ユニット8の前半の各ヒューズ装着部15は同じ高さで配置され、後半のコネクタ部16は相手コネクタ(図示せず)を嵌合した状態でヒューズ装着部15よりも高く位置する。
各リレー6はフレーム2の一側壁9よりも高く突出し、電気接続ユニット8はフレーム2の他側壁10よりも高く突出する。リレー6の下側にリレー装着部(図示せず)が位置し、各ヒューズ7はリレー6よりも高いヒューズ装着部18に装着されている。各ヒューズとしては箱状のヒュージブルリンク71と小型のブレードヒューズ72が使用されている。最後部のヒューズ72は他のヒューズ7よりも少し高く配置されている。
リレー装着部やヒューズ装着部18は絶縁樹脂部の内側に、リレー6やヒューズ7の端子(図示せず)に対する接続用の端子(図示せず)を有し、接続用の各端子は各電線(図示せず)に接続され、各電線は束ねられて下カバー3の前壁11の口部19から外部に導出される。フレーム2と、フレーム2に係止手段39で係止された下カバー3とで接続箱本体4が構成される。
電気接続ユニット8はフレーム2の他側壁10を含む横断面矩形枠状の壁部20の内側に上方から装着され、壁部20よりも高く突出している。壁部20はヒューズ7とほぼ同じ高さに位置する。電気接続ユニット8はパワーインテグレーションとも呼称され、絶縁樹脂製のケース21内に回路基板(図示せず)や回路基板に接続されたリレーや抵抗(図示せず)を有し、回路基板に接続された端子が上向きに突出して、ケース21の上部にヒューズ装着部15やコネクタ部16を構成している。電気接続ユニット8の前端に隣接するフレーム部分14は枠状の壁部20とほぼ同じ高さで一番低い前端のリレー61に対応して位置する。
これら下段のリレー6と中段のヒューズ7と上段の電気接続ユニット8とは電気接続箱1のほぼ前半ないし前半から後半にかけて配置されている。電気接続箱1の後半には、電気接続ユニット8とほぼ同じ高さに各ブレードヒューズ(部品)22が略L字状に配置され、ヒューズ22の後方にヒューズ22よりも高くコネクタ部(部品)23が隣接して配置され、コネクタ部23の後方の一側方に一段高くヒューズ(部品)24が配置されると共に、他側方に、これらコネクタ23から導出される各電線(部品)や、電気接続ユニット8のコネクタ部16に嵌合接続される相手コネクタの各電線(部品)を導出させるスペースがフレーム2の矩形枠状の壁部25で囲まれてコネクタ23よりもやや高く配置されている。各電線(図示せず)は束ねられてフレーム2の後壁12の口部26から外部に導出される。
電気接続箱1の前半のリレー6とヒューズ7と接続ユニット8はフレーム2の幅方向に階段状に配列されているのに対し、後半のヒューズ22,24とコネクタ23と導出電線(図示せず)とはフレーム長手方向に階段状に配置され、且つ前半と同様にフレーム幅方向にも階段状に配置されている。フレーム2の後半部は前半部とほぼ同程度の高さ寸法で形成され、且つ上向きに傾斜して前半部よりも高く配置されている。
図2,図3の如く、上カバー5はこれら前半の各部品6〜8と後半の各部品22〜24の階段状配置に対応して全体的にカバー幅方向にほぼ三段の階段状に形成されている。上カバー5の裏面側の段差形状(図3)は上面側の段差形状(図2)に対応している(同じである)。
すなわち、リレー6の列に沿ってカバー5の前半の一側方に一番低い段部27が形成され、ヒューズ7の列に沿ってカバー5の幅方向中央に中間の高さの段部28が形成され、電気接続ユニット8に沿ってカバー5の他側方に一番高い段部29が形成されている。一番低い段部27はリレー6の並びに沿って傾斜状に漸次高くなっている。
中間の段部28は接続箱前半のヒューズ6に対応する部分28aよりも接続箱後半のヒューズ22に対応する部分28bが高く、両部分28a,28bは傾斜面28a’で続き、後半の部分28bはカバー5のほぼ半分の幅で形成され、コネクタ23に対応する部分29bにカバー幅方向に二段に続き、且つリレー6に対応する部分27の長手方向後方に一段高く続き、後端のヒューズ24に対応する部分30にさらに高く続いてカバー長手方向に三段に形成されている。
電気接続ユニット8に沿って一番高い段部29が形成され、この段部29はユニット後半のコネクタ部16に対応する部分29b’がユニット前半のヒューズ装着部15に対応する部分29aよりも傾斜面29cを介して高く形成され、フレーム後半のヒューズ22とコネクタ部23と導出電線とに対応する部分29bにかけて最も高い部分として続いている。後端のヒューズ24に対応する部分30は少し低く形成され、この二つの部分29b,30はカバー幅方向に二段に続いている。
また、フレーム2の前端に沿って最も低いリレー61に対応する一段目の段部27の最下部27aと、リレー6の幅方向上側に対応する三段目の段部29の最下部29dとがフレーム幅方向の中間の急勾配の傾斜面31を介して続いている。
カバー5は一側の可撓性の係止アーム32でフレーム2の内向きの突起(被係止部)33(図8)に係止され、且つ他側の枠片34(図3)でフレーム2の外向きの突起35(図8)に係止される。内向きの突起33はフレーム2の一側壁9の外側に平行に突出された枠状壁(被係止部)36の内面に設けられ、枠状壁36の内側に係止アーム32が進入し、係止アーム32の操作部37が上側に露出する。操作部37を内向きに押すことで、係止アーム32が撓んで突起33との係止(ロック)が解除される。係止アーム32はカバー5の一側壁38、正確には接続箱後半のヒューズ22に対応する中間段部28の側壁38に形成されている。
以下に図4〜図7を用いて上記電気接続箱のカバー取り外し構造の一実施形態を説明する。
図4,図5の如く、電気接続箱1は自動車のエンジンルーム40においてヘッドランプユニット(構造物)41の下側でバッテリ42とランプユニット41の後方延長部41aとの間に配置される。ランプユニット41のサイドバルブ43bを含む延長部41aが、電気接続箱1のカバー5の低い段部27側の上側と側方とに近接し、バッテリ42の垂直な側壁が電気接続箱1とそのカバー5の高い段部29側に近接し、カバー5の低い前端側がランプユニット41のメインバルブ43aの下側に潜り込み、カバー5の高い後半側が車両ボディ44に近接して位置する。電気接続箱1はフレーム2のクリップ45(図6)と下カバー3のブラケット46(図7)とで車両ボディ44側に固定される。
図6の如く、上側にランプユニット41があり、カバー5を矢印Aのように係止部34,35を支点に回動させて開ける(取り外す)ことができないので、図7の如く、カバー5をフレーム2からロック解除した後、ランプユニット41との間の狭い隙間内で高さLの如く少し持ち上げつつ、矢印Bの如く、カバー5の低い段部27側から高い段部29側にカバー5を幅方向に斜め上向きにスライドさせて取り外す。
あるいは、図5,図6でカバー5を矢印Cの如く、カバー幅方向と高い後部29側の方向(カバー長手方向)との中間の方向すなわち概ねカバー対角方向に斜めにスライド式に引き上げる。これらにより、上側を塞ぐランプユニット41に邪魔されることなく、スムーズ且つ確実にカバー5を接続箱本体4から離脱させることができる。
図6の如く、カバー5を被せた(係止させた)状態で、下段のリレー6の上側に近接してカバー5の下段部27が位置し、中段のヒューズ7の上側に近接してカバー5の中段部28が位置し、上段の電気接続ユニット8の上側に近接してカバー5の上段部29が位置する。
図7の如く、カバー5の各段部27〜29の端部内面、すなわち下の段部27と中間の段部28との交差部の内面と、中間の段部28と上の段部29との交差部の内面は湾曲面47となっており、カバー取り外し時におけるヒューズ7や電気接続ブロック8等に対する摺接(干渉)がスムーズに行われる。また、カバー5の前端内側の傾斜面31によっても、ヒューズ7や電気接続ブロック8等に対する摺接がスムーズに行われる。
図8の如く、作業者はバッテリ42側からカバー5の上面に沿って手指50を差し入れ、カバー5の一側方の垂直な係止アーム32を解除操作し、その状態で図7の如くカバー5を少し引き上げつつ斜めにスライドさせると同時に、カバー5の他側方の係止枠片34がフレーム2の突起35から離脱する。
図6,図7で示した構成は、電気接続箱のカバー取り外し構造以外に電気接続箱のカバー取り外し方法等としても有効である。また、上記図1〜図3に示す構成は、電気接続箱のカバー取り外し構造に適用する電気接続箱としてのみならず、車両等の狭いスペースに効率良く配置することのできる電気接続箱1としても有効なものである。
図9の如く、係止アーム32の上半の操作部37は、垂直な板部51の表面上部に略半円状の切欠52を設けることで、板部51の上端の湾曲(アール)を取り除いて、薄板部(37)の上端のエッジ52aで手指50(図8)の引っ掛かり性を高めたものである。上端のエッジ52aに手指50の腹を軽く引っ掛けることで、手指50の滑りなく確実に係止アーム32を内向きに撓ませて係止解除することができる。図9において板部51の裏面側の両側には補強用のリブ51bが形成されている。
図10(a)〜(c)は、操作性の良い係止アームの各変形例を示すものである。図10(a)の係止アーム321は、操作部371として板部51の上端側に円弧状の切欠53を形成し、切欠53の上端(前端)のエッジ53aで手指の引っ掛かり性を高めたものである。
係止アーム32は板部51の高さ方向中央に係止用の孔部54ないし凹溝を有し、孔部54ないし凹溝にフレーム2の枠壁36内の突起33(図8)が係合する。板部51の両側はスリット55で保護壁56から分離し、板部51の下端側が撓み自在に保護壁56と裏側のカバー側壁38とに一体に続いている。孔部54ないし凹溝に代えて突起(図示せず)を設け、フレーム2の枠壁36に、この突起を係合させる孔部ないし凹溝(図示せず)を形成することも可能である。これらの構造は図10(a)〜(c)の各例において同様である。
図10(b)の係止アーム322は、操作部372として板部51の表面の上端部に略V字状ないし逆三角形状の切欠57を複数並列に形成して、切欠57の前端及び上端のエッジ57aで手指の引っ掛かり性を高めたものである。図10(c)の係止アーム323は、操作部373として板部51の上端に複数の略V字三角形の溝状の切欠58を複数並列に形成し、各切欠58の間に略三角形ないし台形状の突起59を並列に形成して、切欠58の前端及び上端のエッジ58aで手指の引っ掛かり性を高めたものである。
手指の引っ掛かり性を高めることで、ランプユニット41(図6)の下側の狭いスペースにおいてカバー5の係止をスムーズ且つ確実に解除することができる。また、作業者が手袋をはめたままでも確実に係止解除することができる。
本発明における電気接続箱の一実施形態を示すカバーを外した状態の斜視図である。 同じくカバーを装着した状態の電気接続箱を示す斜視図である。 カバーの裏面(内面)側を示す斜視図である。 電気接続箱を車両に組み付けた状態の斜視図である。 同じく電気接続箱を車両に組み付けた状態の平面図である。 同じく電気接続箱のカバーを外そうとする状態の縦断面図である。 本発明に係る電気接続箱のカバー取り外し構造の一実施形態を示す縦断面図である。 カバーの係止を解除する状態を示す縦断面図である。 カバーの係止アームの一形態を示す斜視図である。 (a)〜(c)はカバーの係止アームの他の形態をそれぞれ示す斜視図である。 従来の電気接続箱のカバー取り外し構造の一形態を示す側面図である。 従来の電気接続箱のカバー取り外し構造の他の形態を示す斜視図である。 従来の電気接続箱の一形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 電気接続箱
4 接続箱本体
5 カバー
6 リレー(部品)
7 ヒューズ(部品)
8 電気接続ユニット(部品)
22,24 ヒューズ(部品)
23 コネクタ(部品)
27〜29 段部
31 傾斜面
32 係止アーム
33,36 被係止部
37 操作部
41 ヘッドランプユニット(構造物)
47 湾曲面
52a,53a,57a,58a エッジ
52,53,57,58 切欠

Claims (6)

  1. 接続箱本体の幅方向に複数の部品を階段状に配置し、該接続箱本体に被せるカバーを該複数の部品の配置に沿ってカバー幅方向に階段状に形成して成る電気接続箱を車両等における構造物の下側に近接して配置し、該カバーを該構造物との間で、階段状に配置された該複数の部品に沿ってカバー幅方向に下から上に斜めにスライドさせて取り外すことを特徴とする電気接続箱のカバー取り外し構造。
  2. 前記複数の部品が前記接続箱本体の長手方向にも階段状に配置され、前記カバーが該複数の部品の配置に沿ってカバー長手方向にも階段状に形成され、該カバーを該複数の部品に沿ってカバー幅方向とカバー長手方向との中間の方向にスライドさせて取り外すことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱のカバー取り外し構造。
  3. 前記カバーの階段状の段部の端部内面が湾曲状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱のカバー取り外し構造。
  4. 前記部品のない部分に対応して前記カバーが幅方向に傾斜状に形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電気接続箱のカバー取り外し構造。
  5. 前記部品を低く配置した側の前記接続箱本体の壁部に被係止部を設け、該被係止部に対して前記カバーに係止アームを設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電気接続箱のカバー取り外し構造。
  6. 前記係止アームの操作部に手指との引っ掛かり性を高めるエッジのある切欠が形成されたことを特徴とする請求項5記載の電気接続箱のカバー取り外し構造。
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