JP3221362B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3221362B2
JP3221362B2 JP16731497A JP16731497A JP3221362B2 JP 3221362 B2 JP3221362 B2 JP 3221362B2 JP 16731497 A JP16731497 A JP 16731497A JP 16731497 A JP16731497 A JP 16731497A JP 3221362 B2 JP3221362 B2 JP 3221362B2
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宣史 小林
恵里子 湯浅
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電装品を収容する電
気接続箱に係り、詳しくは防水機能及び冷却効果を向上
させた電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の電気回路に使用されるジ
ャンクションボックス,リレーボックス,ヒュージブル
リンクボックス,電子制御ユニットなどの各種電装品を
収容する電気接続箱が種々提案されている。そして、上
記した各電気接続箱は水が内部に侵入し短絡等が起こさ
れることを避けねばならない。
【0003】また、上記の各電気接続箱がエンジンルー
ム等の高温の場所に配置された場合、電気接続箱に収容
した各種電装品が高温によって誤動作を起こさないよう
に、電気接続箱内部を冷却する必要性が生じることもあ
る。
【0004】電気接続箱は、リレー等の電装品を接続す
る接続台と、接続台を収納する上部を開放したロアカバ
ーと、ロアカバーの上部を覆うアッパーカバーとから成
っている。
【0005】接続台には、接続台に取り付けられた電装
品と外部機構とを電気的につなぐためのワイヤーハーネ
スが接続されている。このワイヤーハーネスを通すため
にロアカバーの側壁に孔が設けられる。しかし、ワイヤ
ーハーネスの先端に取り付けられるコネクタのために挿
通作業が不可能になる場合がある。
【0006】このような問題を解消するために、ロアカ
バーの側壁に、上部に開放した溝が形成されていた。従
って、ワイヤーハーネスを溝内にその上部開放部から通
すことができ、コネクタの大きさが制限されることはな
く、またワイヤーハーネスの組み付け作業も容易に行う
ことができた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロアカバーに
接続台及びアッパーカバーを組み付けた際に、ワイヤー
ハーネスの外周と溝の内周縁との間は開口部が残ってし
まっていた。そして、この開口部から、洗車時などに水
が電気接続箱内部に侵入するおそれがあった。
【0008】また、エンジンルーム内に配置された電気
接続箱内部の電装品を冷却するために、冷却用の空気を
電気接続箱内部に通した場合には、この開口部から空気
が洩れるおそれがあった。逆に、電気接続箱内部の空気
をファンなどで吸い出した場合には、この開口部からエ
ンジンルーム内の熱をもった空気が電気接続箱内部に流
れ込むおそれがあった。これらの場合には、いずれも冷
却効率が低下することになる。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、防水機能及び冷却効果
を向上させた電気接続箱を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電装品を収納し、上面を開放したロアカバーと、前
記ロアカバーの上面を覆うアッパーカバーとを有し、前
記ロアカバーにはワイヤーハーネスを通すために上部を
開放した溝を設けた電気接続箱において、ロアカバーに
組み付けられる部材には前記溝を塞ぐための閉鎖部が一
体形成され、同閉鎖部の上方において、前記ロアカバー
に組み付けられる部材には前記溝とほぼ等しい幅を有
し、縦断面略L字形状を成す係合片が形成され、アッパ
ーカバーの周縁部には、前記ロアカバーの外壁上部を覆
うスカート部と前記係合片に係合する嵌合内壁とが形成
されたことをその要旨とする。
【0011】
【0012】尚、以下に述べる発明の実施の形態におい
て、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に
記載の「閉鎖部」は片に相当する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。電気接続箱1は、合成樹
脂によって形成され、上面を開放したロアカバー11と
接続台12とアッパーカバー13とから構成されてい
る。
【0014】ロアカバー11の一側壁には空気流入用パ
イプ14が設けられている。また、対向する側壁には空
気流出用パイプ15が設けられている。空気流出用パイ
プ15には吸引用ファン16が接続されている。ロアカ
バー11の外壁には、複数個のフック17が一体形成さ
れている。
【0015】ロアカバー11の一側壁には溝18が形成
され、その上端が開放されている。また、ロアカバー1
1の内側には、溝18の両側に沿って、断面略L字形状
を成した支持ガイド30が設けられている。
【0016】接続台12の上面には、接続部19が設け
られている。接続部19に設けられた接続孔20へリレ
ー等の各種電装品21の端子22を挿入することによ
り、各種電装品21は接続台12に電気的に接続された
状態でマウントされる。また、接続台12の下面から
は、接続部19に取り付けられた各種電装品21と外部
機構(図示しない)とを電気的に接続するためのワイヤ
ーハーネス23が引き出されている。ワイヤーハーネス
23は、拘束用テープによって一本のワイヤーハーネス
束24として束ねられている。
【0017】接続台12の外周の一箇所には、下方へ向
かう片25が一体形成されている。片25の上方におい
て、接続台12には係合片26が形成されている。係合
片26は、溝18とほぼ等しい幅を有し、その断面は略
L字状を成している。
【0018】アッパーカバー13の周縁部には、スカー
ト部27と嵌合内壁28とが形成されている。スカート
部27と嵌合内壁28との間には防水パッキンが取り付
けられている。スカート部27はロアカバー11の外壁
上部を覆い、嵌合内壁28は係合片26に係合する。ス
カート部27の外壁には、ロアカバー11に形成された
フック17と係合してアッパーカバー13を閉蓋状態に
保持する位置に係合部29が形成されている。
【0019】上記のような部材によって構成された電気
接続箱1を組み付けると、図2(a)に示すように溝1
8による開口部は、片25によってワイヤーハーネス2
3の直上まで塞がれる。尚、図2(b)は、図2(a)
におけるA−A線断面図である。図2(b)に示される
ように、片25は支持ガイド30によって支持される。
【0020】次に、上記の様に構成された本実施形態の
効果を以下に記載する。 ・溝18の開口部が片25により閉鎖される。このた
め、電気接続箱1に前記開口部から水が侵入するのを防
止でき、水による不測の事態を防止できる。また、吸い
出しファン16により、空気流出用パイプ15を介して
電気接続箱1内のエアが吸引され、電気接続箱1内に空
気流入用パイプ14を介して冷却エアが導入されるが、
この場合、溝18の開口部から電気接続箱1内にエアが
導入されることはほとんどない。このため、エンジンル
ーム内の熱気が電気接続箱1内に導入されることがな
く、冷却効率を向上させることができる。
【0021】・しかも、片25の両側がロアカバー11
に設けられた支持ガイド30により押さえられるため、
片25を閉鎖状態に安定保持できる。 ・片25が接続台12と一体であるため、部品点数が増
えるのを抑制できる。
【0022】・ハーネス束24が片25により上方から
押さえられるため、ハーネス束24の位置が安定し、そ
の後の接続作業等が容易になる。また、車両振動などに
よるハーネス束24の妄動を防止でき、接続不良が生じ
るのを未然に阻止できる。
【0023】尚、上記本実施形態は以下のように変更し
てもよく、その場合でも同様の作用および効果を得るこ
とができる。 ・片25の先端部を凹んだ円弧状に切り欠いてもよい。
【0024】このようにすれば、片25の先端部がハー
ネス束24の断面の形状に沿うため、溝18の開口部を
より効果的に塞ぐことが出来る。 ・溝18の末端部付近に、溝18の幅を狭くする絞り部
を形成する。
【0025】このようにすれば、接続台12をロアカバ
ー11に組み付ける際に、溝18の末端部に導いたハー
ネス束24を絞り部によって、簡易的に保持することが
でき、組み付け時の作業効率を向上できる。
【0026】・溝18の幅を末端部付近では狭く、また
ロアカバー11の上端開放部付近では広くなるように形
成する。このようにすれば、ハーネス束24をロアカバ
ー11の上端開放部から溝18の末端部へ容易に導くこ
とができ、組み付け時の作業効率を向上できる。
【0027】・片25をアッパーカバー13と一体に形
成する。このようにすれば、片25がアッパーカバー1
3と一体であるため、部品点数が増えるのを抑制でき
る。
【0028】以上、本実施形態について説明したが、本
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にそれらの効果と共に記載する。 ・請求項に記載の電気接続箱において、前記閉鎖部の
先端部に凹んだ円弧状の切り欠けが形成された電気接続
箱。
【0029】閉鎖部の先端部がハーネス束の断面の形状
に沿うため、開放されている溝をより効果的に塞ぐこと
が出来る。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1によれば
水性及び冷却効率を向上させた電気接続箱を提供する
ことができ、電気接続箱を組み付けると、溝による開口
部は、閉鎖部によってワイヤーハーネスの直上まで塞が
れる。
【0031】
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の構成を示すための一部切り欠けを
有した分解斜視図。
【図2】本実施形態における溝周辺の横断面図及び縦断
面図。
【図3】従来技術における溝周辺の断面図。
【符号の説明】
1…電気接続箱、11…ロアカバー、12…ロアカバー
に組み付けられる部材としての接続台、13…アッパー
カバー、16…エア吸引源としてのファン、18…溝、
21…電装品、23…ワイヤーハーネス、25…閉鎖部
としての片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−140241(JP,A) 特開 平8−275335(JP,A) 特開 平9−93757(JP,A) 実開 平4−93423(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 B60R 16/02 H02G 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品を収納し、上面を開放したロアカ
    バーと、 前記ロアカバーの上面を覆うアッパーカバーとを有し、 前記ロアカバーにはワイヤーハーネスを通すために上部
    を開放した溝を設けた電気接続箱において、 ロアカバーに組み付けられる部材には前記溝を塞ぐため
    の閉鎖部が一体形成され、同閉鎖部の上方において、前
    記ロアカバーに組み付けられる部材には前記溝とほぼ等
    しい幅を有し、縦断面略L字形状を成す係合片が形成さ
    れ、 アッパーカバーの周縁部には、前記ロアカバーの外壁上
    部を覆うスカート部と前記係合片に係合する嵌合内壁と
    が形成された電気接続箱。
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