JP2001156469A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2001156469A
JP2001156469A JP34037599A JP34037599A JP2001156469A JP 2001156469 A JP2001156469 A JP 2001156469A JP 34037599 A JP34037599 A JP 34037599A JP 34037599 A JP34037599 A JP 34037599A JP 2001156469 A JP2001156469 A JP 2001156469A
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宰 保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーに設けた電線取り出し口からの水の侵
入を防止し、電線配索の作業性向上を図ることができる
良好な電気接続箱を提供する。 【解決手段】 電気接続箱11は、電気接続箱本体21
と、該電気接続箱本体21の下側の開口部を覆い、該電
気接続箱本体21に収容されたヒューズ27等に接続さ
れた電線37を外部に引き出す電線取り出し口30が設
けられたロアカバー13とを有する。電線取り出し口3
0の下側に先端が下方に向かって延びる舌状の棚部31
を設けると共に、該棚部31の両側縁に電線37の取り
出し方向を規制する一対の規制壁33,34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接続箱に関し、
特に、電気接続箱本体と、該電気接続箱本体の開口部を
覆い、該電気接続箱本体に収容された電気部品等に接続
された電線を外部に引き出す電線取り出し口が設けられ
たカバーとを有する電気接続箱の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、車両の電気系統の処理用に開発
された電気接続箱の従来例を示したものである。この電
気接続箱1は、実開平7−8101号公報等に開示され
たもので、ヒュージブルリンク2が嵌合装着された電気
接続箱本体3の下部に、ロアカバー4が組み付けられる
構成である。
【0003】このロアカバー4は、電気接続箱本体3の
下側の開口部を覆うと共に、前記電気接続箱本体3に装
着された電気部品としてのヒュージブルリンク2等に接
続された複数の電線7を外部に引き出すための電線取り
出し口5が設けられている。そして、電線取り出し口5
の下縁には、当該ロアカバー4の底面と面一な長方形の
棚部6が一体に突設されている。
【0004】そして、一端がヒュージブルリンク2に接
続された電線7は、図7に想像線で示したように前記棚
部6の上に引き出された後、図8に示したように、コル
ゲートチューブ8にかけて、粘着テープTの巻付けによ
り棚部6と一体に覆われて、棚部6及びコルゲートチュ
ーブ8により固定され、取出し方向が規制される。そこ
で、前記電線7は、ふらつきがなく、露出した部分の傷
付きが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した棚
部6は、単純な平板状であり、単に電線7を上に載せた
だけでは、複数の電線7がばらけたり、各電線7の曲げ
剛性のために棚部6上から大きくはみ出す虞があった。
そこで、前記棚部6に電線7を固定する際には、先ず、
複数の電線7を一つに束ねたり、まとめた後、電線7の
束を手指で保持しながら棚部6と共に粘着テープTを巻
付けて固定する作業が必要であり、作業性が良くないと
いう問題があった。
【0006】また、上記棚部6に固定された電線7は、
電線取り出し口5から略水平方向に取り出された形態と
なっており、車体に対する電気接続箱1の取付状態や車
体の傾き等によっては、電線7が電線取り出し口5から
斜め上方に向かって取り出される姿勢になる。そこで、
電線取り出し口5から外部に取り出された電線7に付着
した水滴が、電線7を伝って電線取り出し口5からロア
カバー4内に侵入する虞もあった。
【0007】また、前記電線取り出し口5における水滴
等の侵入防止を図る上では、電線取り出し口5にパッキ
ンやグロメット等を装着する方法もあるが、このように
別部材のパッキンやグロメットを装着する方法では、構
成部品点数の増大、組立工程数の増大により、コストア
ップを招くという問題がある。その上、電線取り出し口
5における隙間を完全に塞いでしまうと、万が一、他の
部分からロアカバー4内に水が侵入した場合には、侵入
した水の排出が難しくなり、僅かな水の侵入で大きな被
害が生じる虞もある。
【0008】従って、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、カバーに設けた電線取り出し口からの水
の侵入を防止し、電線配索の作業性向上を図ることがで
きる良好な電気接続箱を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、電
気接続箱本体と、該電気接続箱本体の開口部を覆い、該
電気接続箱本体に収容された電気部品等に接続された電
線を外部に引き出す電線取り出し口が設けられたカバー
とを有する電気接続箱であって、前記電線取り出し口の
下側に先端が下方に向かって延びる舌状の棚部を設ける
と共に、該棚部の両側縁に前記電線の取り出し方向を規
制する一対の規制壁を設けたことを特徴とする電気接続
箱により達成される。
【0010】上記構成によれば、電気接続箱本体に収容
された電気部品等に接続された電線を電線取り出し口か
ら引き出して電線取り出し口の棚部上に載置すると、こ
の棚部上に載置された複数の電線は、前記棚部の両側縁
に設けられた一対の規制壁によって棚部上での各電線の
棚部幅方向の移動が規制され、挟まれる形態でばらつき
が防止されると共に、取り出し方向が規制される。そこ
で、棚部に複数の電線を固定するために、予め複数の電
線を一つに束ねたり、まとめた後、電線の束を手指で保
持することなく、棚部と共に粘着テープを巻付けて固定
する作業が可能となり、カバーの電線取り出し口におけ
る電線配索の作業性を向上させることができる。
【0011】また、複数の電線が載置される棚部は、下
方に向かって延びる舌状であり、該棚部の下方への傾斜
角度を適宜設定しておくだけで、例えば、車体に対する
電気接続箱の取付状態や車体の傾きに関わらず、棚部は
取り出し口から斜め下方に下がった状態を維持させるこ
とが可能である。そこで、電線取り出し口から外部に取
り出された電線に付着した水滴が、電線を伝って電線取
り出し口からカバー内に侵入したりするという不都合の
発生を防止することができる。又、棚部上に付着した水
滴も、斜め下方に延びる棚部に沿って流れ落ち、カバー
内に侵入することはない。即ち、前記電線取り出し口か
らの水の侵入防止を、パッキンやグロメット等の他の部
品を用いることなく低コストで実現することができる。
【0012】なお、好ましくは前記一対の規制壁の上縁
間に橋架されて前記電線を保持可能な保持片が、薄肉ヒ
ンジを介して一体成形される。この場合、棚部上に載置
された複数の電線は、一対の規制壁により棚部幅方向の
移動が規制されると共に、前記保持片により上方の移動
が規制されて棚部に確実に保持されるので、保持片を閉
じる操作だけで、簡単且つ迅速に複数の電線を棚部に添
わせることができ、カバーの電線取り出し口における電
線配索の作業性を更に向上させることができる。
【0013】また、更に好ましくは前記カバーの側壁の
一部が、前記電線取り出し口に連通する電線挿入用切欠
部を開閉するように、薄肉ヒンジを介して一体成形され
た蓋部とされる。この場合、電気接続箱本体内からカバ
ーの電線取り出し口に複数の電線を引き出す際は、予め
前記蓋部を開いて電線挿入用切欠部を開放状態にしてお
けば、開放されている上方から電線挿入用切欠部に電線
を押し入れる簡単な作業で、電線取り出し口に複数の電
線を導き入れると共に、棚部上に電線を添わせることが
できる。そして、前記蓋部を閉じて電線挿入用切欠部を
閉塞状態とすれば、該電線挿入用切欠部から水滴等が浸
入する虞もない。そこで、カバーの電線取り出し口に複
数の電線を挿通させる作業も簡単になり、更なる作業性
の向上を図ることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る電気接続箱を詳細に説明する。図1
は本発明の第1実施形態に係る電気接続箱の分解斜視
図、図2は図1に示したロアカバーの要部拡大斜視図で
ある。
【0015】図1に示した電気接続箱11は、車両の電
気系統で使用するリレーやヒューズなどの各種の電気部
品とワイヤハーネスとの接続処理に使用するもので、ロ
アカバー13とアッパーカバー15とで画成される収容
空間内に、第1の部品搭載ブロック17と第2の部品搭
載ブロック19とで構成される電気接続箱本体21を収
容するものである。
【0016】前記電気接続箱本体21の下側の開口部を
覆うカバーであるロアカバー13は、その上側の開口部
に組み付けられるアッパーカバー15と協働して、前記
電気接続箱本体21を収容する空間を画成している。前
記第1の部品搭載ブロック17は、例えば上部にヒュー
ジブルリンクを嵌合収容するヒュージブルリンク装着部
17a等を有すると共に、下部にはリレーの端子に接続
する電線端の接続端子やジョイント端子を収容保持する
端子収容部を有したヒュージブルリンクブロックであ
る。前記第2の部品搭載ブロック19は、上部にヒュー
ズ23を装着するヒューズ装着部19a等を有すると共
に、下部には前記ヒューズ23の端子に接続する電線端
の接続端子27等を収容保持する端子収容部を有したヒ
ューズブロックである。
【0017】前記第2の部品搭載ブロック19の側面に
は、嵌合検知用スペーサ29を挿通可能なスペーサ挿入
孔19bが開口している。前記嵌合検知用スペーサ29
は、前記ヒューズ装着部19aに装着した接続端子27
が全て完全嵌合状態の時に、係合腕29aが完全に前記
スペーサ挿入孔19b内に挿入されることで、各接続端
子27が完全嵌合状態であることを検知すると同時に、
これら接続端子27に係合腕29aを係合させて、各接
続端子27の抜けを防止する。
【0018】そして、これら第1の部品搭載ブロック1
7と第2の部品搭載ブロック19とから成る電気接続箱
本体21の下側の開口部を覆う前記ロアカバー13は、
該電気接続箱本体21を収容した際に、前記第1及び第
2の部品搭載ブロック17,19の外側面に装備した係
合部19cに係合するブロック係合部13aや、前記ア
ッパーカバー15の側壁に装備された係合部15aに係
合するカバー係合部13bを備えており、これらのブロ
ック係合部13aやカバー係合部13bの係合によっ
て、電気接続箱本体21とアッパーカバー15との連結
を果たす。
【0019】更に、前記ロアカバー13は、前記電気接
続箱本体21を構成する第2の部品搭載ブロック19に
収容されたヒューズ23などの電気部品に接続された電
線を外部に引き出す電線取り出し口30を有している。
また、このロアカバー13は、前記電線取り出し口30
の下側に先端が下方に向かって延びる舌状の棚部31が
設けられると共に、該棚部31の両側縁には前記電線の
取り出し方向を規制する一対の規制壁33,34が設け
られている。
【0020】即ち、上述した本第1実施形態の電気接続
箱11によれば、前記ブロック19に収容されたヒュー
ズ23などの電気部品に接続された電線37を前記ロア
カバー13の電線取り出し口30から引き出して該電線
取り出し口30の棚部31上に載置すると、この棚部3
1上に載置された複数の電線37は、前記棚部31の両
側縁に設けられた一対の規制壁33,34によって棚部
31上での各電線37の棚部幅方向の移動が規制され、
挟まれる形態でばらつきが防止されると共に、取り出し
方向が規制される。
【0021】そこで、棚部31に複数の電線37を固定
するために、予め複数の電線37を一つに束ねたり、ま
とめた後、電線37の束を手指で保持することなく、棚
部31と共に粘着テープTを巻付けて固定する作業が可
能となり、ロアカバー13の電線取り出し口30におけ
る電線配索の作業性を向上させることができる。
【0022】また、複数の電線37が載置される棚部3
1は、下方に向かって延びる舌状であり、該棚部31の
下方への傾斜角度を適宜設定しておくだけで、例えば、
車体に対する電気接続箱11の取付状態や車体の傾きに
関わらず、棚部31は取り出し口30から斜め下方に下
がった状態を維持させることが可能である。
【0023】そこで、電線取り出し口30から外部に取
り出された電線37に付着した水滴が、電線37を伝っ
て電線取り出し口30からロアカバー13内に侵入した
りするという不都合の発生を防止することができる。
又、棚部31上に付着した水滴も、斜め下方に延びる棚
部31に沿って流れ落ち、ロアカバー13内に侵入する
ことはない。従って、前記電線取り出し口30からの水
滴の侵入防止を、パッキンやグロメット等の他の部品を
用いることなく低コストで実現することができる。
【0024】図3は本発明の第2実施形態に係る電気接
続箱の分解斜視図、図4は図3に示したロアカバーの要
部拡大斜視図、図5及び図6は図3に示したロアカバー
の電線取り出し口に複数の電線を挿通させる作業を説明
する為の要部斜視図である。本第2実施形態の電気接続
箱41は、図3に示したように、ロアカバー43の上部
に組み付けられて電気接続箱本体21を収容する収容空
間を形成するアッパーカバー15を有しており、これら
アッパーカバー15及び電気接続箱本体21や嵌合検知
用スペーサ29は、上述した第1実施形態の電気接続箱
11と共通であるので、同符号を付して詳細な説明を省
略する。なお、前記第2の部品搭載ブロック19は、ヒ
ューズを嵌合装着する補助ブロック20を該第2の部品
搭載ブロック19上のブロック収容部19dに追加装備
することで、ヒューズの搭載数の追加を可能にしてい
る。
【0025】前記ロアカバー43は、前記電気接続箱本
体21を収容した際に、前記第1及び第2の部品搭載ブ
ロック17,19の外側面に装備した係合部19cに係
合するブロック係合部43aや、前記アッパーカバー1
5の側壁に装備された係合部15aに係合するカバー係
合部43bを備えており、これらのブロック係合部43
aやカバー係合部43bの係合によって、電気接続箱本
体21とアッパーカバー15との連結を果たす。
【0026】本実施形態のロアカバー43は、上記第1
実施形態のロアカバー13と同様に、前記電気接続箱本
体21を構成する第2の部品搭載ブロック19に収容さ
れたヒューズ23などの電気部品に接続された電線を外
部に引き出す電線取り出し口30を有しており、該電線
取り出し口30の下側には先端が下方に向かって延びる
舌状の棚部31が設けられると共に、該棚部31の両側
縁には前記電線の取り出し方向を規制する一対の規制壁
33,34が設けられている。
【0027】更に、一方の規制壁34の上縁には、前記
一対の規制壁33,34の上縁間に橋架されて前記電線
を保持可能な保持片45が、薄肉ヒンジ46を介して一
体成形されている。前記保持片45は、前記薄肉ヒンジ
46を中心に回動自在であり、棚部31と一対の規制壁
33,34とで画成された空間の上方を開閉可能であ
る。そして、保持片45が閉じた状態の時には、先端部
に設けた係合片45aを他方の規制壁33に設けた係止
手段33aに係合させることで、一対の規制壁33,3
4の上縁を塞いだ状態に固定される。
【0028】又、本第2実施形態では、前記ロアカバー
43の側壁43eの一部が、前記電線取り出し口30に
連通する電線挿入用切欠部49を開閉するように、前記
保持片45の一端縁に薄肉ヒンジ47を介して一体形成
された蓋部48とされる。この蓋部48は、図5に示す
ように、前記保持片45を一対の規制壁33,34の上
縁に橋架させた状態にすると、保持片45の一端縁から
上方に起立した状態になる。そして、その状態から前記
薄肉ヒンジ47回りの回動によって、蓋部48をカバー
内方に倒すと、先端部に設けた係合片48aが側壁43
eに設けた係止手段43dに係合され、図6に示すよう
に、ロアカバー43の側壁43eの一部となる。
【0029】そこで先ず、図4に示したように、前記棚
部31上に複数の電線37を載置する。この際、前記電
線取り出し口30に連通する電線挿入用切欠部49が開
放されているので、上方から電線挿入用切欠部49に電
線37を押し入れる簡単な作業で、電線取り出し口30
に複数の電線37を無理なく導き入れることができると
共に、棚部31上に電線37を添わせることができる。
そして、該電線37は一対の規制壁33,34により棚
部幅方向の移動が規制される。更に、前記保持片45を
回動して係合片45aを係止手段33aに係合させ、一
対の規制壁33,34の上縁を塞ぐことで、図5に示し
たように、前記電線37は上方の移動が規制されて棚部
31に確実に保持される。
【0030】即ち、前記電線37は、前記保持片45を
閉じる操作だけで、各電線37の棚部幅方向及び上方の
移動が規制され、周囲を保持される形態でばらつきが防
止されると共に、取り出し方向が規制されるので、簡単
且つ迅速により多数の電線37を棚部31に添わせるこ
とができる。そこで、棚部31に複数の電線37を固定
するために、予め複数の電線37を一つに束ねたり、ま
とめた後、電線37の束を手指で保持することなく、棚
部31と共に粘着テープTを巻付けて固定する作業が可
能となり、ロアカバー43の電線取り出し口30におけ
る電線配索の作業性を更に向上させることができる。
【0031】そして更に、前記蓋部48を薄肉ヒンジ4
7回りに回動させ、係合片48aを係止手段43dに係
合させることによって、図6に示すように、該蓋部48
は側壁43eの一部となり、複数の電線37を導き入れ
る為の前記電線挿入用切欠部49を閉塞状態とするの
で、該電線挿入用切欠部49から水滴等が浸入するのを
防止することもできる。
【0032】又、本第2実施形態の電気接続箱41にお
いても、上記第1実施形態の電気接続箱11と同様に、
前記電線取り出し口30からの水滴の侵入防止を、パッ
キンやグロメット等の他の部品を用いることなく低コス
トで実現することができる。尚、本発明の電気接続箱に
係る電気接続箱本体、カバー、棚部及び規制壁等の構成
は、上記各実施形態の構成に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは言
うまでもない。例えば、上記実施形態においては、一対
の規制壁33,34がそれぞれロアカバーの側壁に連続
した壁として棚部31の両側縁に形成されているが、電
線37の取り出し方向を規制することができれば棚部3
1の両側縁に部分的に垂設された壁とすることもでき
る。又、上記各実施形態においては、電線取り出し口が
設けられたカバーとしてロアカバーについて説明した
が、本発明のカバーはこれに限定されるものではなく、
電気接続箱本体の開口部を覆うカバーであればアッパー
カバー等の他のカバーにも応用できることは云うまでも
ない。
【0033】
【発明の効果】本発明の電気接続箱によれば、電気接続
箱本体に収容された電気部品等に接続された電線を電線
取り出し口から引き出して電線取り出し口の棚部上に載
置すると、この棚部上に載置された複数の電線は、前記
棚部の両側縁に設けられた一対の規制壁によって棚部上
での各電線の棚部幅方向の移動が規制され、挟まれる形
態でばらつきが防止されると共に、取り出し方向が規制
される。そこで、棚部に複数の電線を固定するために、
予め複数の電線を一つに束ねたり、まとめた後、電線の
束を手指で保持することなく、棚部と共に粘着テープを
巻付けて固定する作業が可能となり、カバーの電線取り
出し口における電線配索の作業性を向上させることがで
きる。
【0034】また、複数の電線が載置される棚部は、下
方に向かって延びる舌状であり、該棚部の下方への傾斜
角度を適宜設定しておくだけで、例えば、車体に対する
電気接続箱の取付状態や車体の傾きに関わらず、棚部は
取り出し口から斜め下方に下がった状態を維持させるこ
とが可能である。そこで、電線取り出し口から外部に取
り出された電線に付着した水滴が、電線を伝って電線取
り出し口からカバー内に侵入したりするという不都合の
発生を防止することができる。又、棚部上に付着した水
滴も、斜め下方に延びる棚部に沿って流れ落ち、カバー
内に侵入することはない。即ち、前記電線取り出し口か
らの水の侵入防止を、パッキンやグロメット等の他の部
品を用いることなく低コストで実現することができる。
従って、カバーに設けた電線取り出し口からの水の侵入
を防止し、電線配索の作業性向上を図ることができる良
好な電気接続箱を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電気接続箱の分解
斜視図である。
【図2】図1に示したロアカバーの要部拡大斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態に係る電気接続箱の分解
斜視図である。
【図4】図3に示したロアカバーの要部拡大斜視図であ
る。
【図5】図3に示したロアカバーの電線取り出し口に複
数の電線を挿通させる作業を説明する為の要部斜視図で
ある。
【図6】図3に示したロアカバーの電線取り出し口に複
数の電線を挿通させる作業を説明する為の要部斜視図で
ある。
【図7】従来の電気接続箱を示す斜視図である。
【図8】図7に示した電気接続箱の電線取り出し口から
電線を取り出した状態の要部斜視図である。
【符号の説明】
11 電気接続箱 13 ロアカバー 15 アッパーカバー 17 第1の部品搭載ブロック 19 第2の部品搭載ブロック 21 電気接続箱本体 23 ヒューズ 27 接続端子 29 嵌合検知用スペーサ 30 電線取り出し口 31 棚部 33,34 規制壁 37 電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱本体と、該電気接続箱本体の
    開口部を覆い、該電気接続箱本体に収容された電気部品
    等に接続された電線を外部に引き出す電線取り出し口が
    設けられたカバーとを有する電気接続箱であって、 前記電線取り出し口の下側に先端が下方に向かって延び
    る舌状の棚部を設けると共に、該棚部の両側縁に前記電
    線の取り出し方向を規制する一対の規制壁を設けたこと
    を特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記一対の規制壁の上縁間に橋架されて
    前記電線を保持可能な保持片が、薄肉ヒンジを介して一
    体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の電
    気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記カバーの側壁の一部が、前記電線取
    り出し口に連通する電線挿入用切欠部を開閉するよう
    に、薄肉ヒンジを介して一体成形された蓋部とされてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気接続
    箱。
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