JP3758130B2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3758130B2 JP3758130B2 JP34037599A JP34037599A JP3758130B2 JP 3758130 B2 JP3758130 B2 JP 3758130B2 JP 34037599 A JP34037599 A JP 34037599A JP 34037599 A JP34037599 A JP 34037599A JP 3758130 B2 JP3758130 B2 JP 3758130B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric
- shelf
- electric wire
- junction box
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電気接続箱に関し、特に、電気接続箱本体と、該電気接続箱本体の開口部を覆い、該電気接続箱本体に収容された電気部品等に接続された電線を外部に引き出す電線取り出し口が設けられたカバーとを有する電気接続箱の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、車両の電気系統の処理用に開発された電気接続箱の従来例を示したものである。
この電気接続箱1は、実開平7−8101号公報等に開示されたもので、ヒュージブルリンク2が嵌合装着された電気接続箱本体3の下部に、ロアカバー4が組み付けられる構成である。
【0003】
このロアカバー4は、電気接続箱本体3の下側の開口部を覆うと共に、前記電気接続箱本体3に装着された電気部品としてのヒュージブルリンク2等に接続された複数の電線7を外部に引き出すための電線取り出し口5が設けられている。そして、電線取り出し口5の下縁には、当該ロアカバー4の底面と面一な長方形の棚部6が一体に突設されている。
【0004】
そして、一端がヒュージブルリンク2に接続された電線7は、図7に想像線で示したように前記棚部6の上に引き出された後、図8に示したように、コルゲートチューブ8にかけて、粘着テープTの巻付けにより棚部6と一体に覆われて、棚部6及びコルゲートチューブ8により固定され、取出し方向が規制される。
そこで、前記電線7は、ふらつきがなく、露出した部分の傷付きが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した棚部6は、単純な平板状であり、単に電線7を上に載せただけでは、複数の電線7がばらけたり、各電線7の曲げ剛性のために棚部6上から大きくはみ出す虞があった。
そこで、前記棚部6に電線7を固定する際には、先ず、複数の電線7を一つに束ねたり、まとめた後、電線7の束を手指で保持しながら棚部6と共に粘着テープTを巻付けて固定する作業が必要であり、作業性が良くないという問題があった。
【0006】
また、上記棚部6に固定された電線7は、電線取り出し口5から略水平方向に取り出された形態となっており、車体に対する電気接続箱1の取付状態や車体の傾き等によっては、電線7が電線取り出し口5から斜め上方に向かって取り出される姿勢になる。
そこで、電線取り出し口5から外部に取り出された電線7に付着した水滴が、電線7を伝って電線取り出し口5からロアカバー4内に侵入する虞もあった。
【0007】
また、前記電線取り出し口5における水滴等の侵入防止を図る上では、電線取り出し口5にパッキンやグロメット等を装着する方法もあるが、このように別部材のパッキンやグロメットを装着する方法では、構成部品点数の増大、組立工程数の増大により、コストアップを招くという問題がある。その上、電線取り出し口5における隙間を完全に塞いでしまうと、万が一、他の部分からロアカバー4内に水が侵入した場合には、侵入した水の排出が難しくなり、僅かな水の侵入で大きな被害が生じる虞もある。
【0008】
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、カバーに設けた電線取り出し口からの水の侵入を防止し、電線配索の作業性向上を図ることができる良好な電気接続箱を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、電気接続箱本体と、該電気接続箱本体の開口部を覆い、該電気接続箱本体に収容された電気部品等に接続された電線を外部に引き出す電線取り出し口が設けられたカバーとを有する電気接続箱であって、
前記電線取り出し口の下側に先端が下方に向かって延びる舌状の棚部を設けると共に、該棚部の両側縁に前記電線の取り出し方向を規制する一対の規制壁を設け、該規制壁の上縁間に橋架されて前記電線を保持可能な保持片が、薄肉ヒンジを介して一体成形され、該保持片の一端に前記電線取り出し口に連通する電線挿入用切欠部を開閉するように、薄肉ヒンジを介して蓋部が一体成形されていることを特徴とする電気接続箱により達成される。
【0010】
上記構成によれば、電気接続箱本体に収容された電気部品等に接続された電線を電線取り出し口から引き出して電線取り出し口の棚部上に載置すると、この棚部上に載置された複数の電線は、前記棚部の両側縁に設けられた一対の規制壁によって棚部上での各電線の棚部幅方向の移動が規制され、挟まれる形態でばらつきが防止されると共に、取り出し方向が規制される。
そこで、棚部に複数の電線を固定するために、予め複数の電線を一つに束ねたり、まとめた後、電線の束を手指で保持することなく、棚部と共に粘着テープを巻付けて固定する作業が可能となり、カバーの電線取り出し口における電線配索の作業性を向上させることができる。
【0011】
また、複数の電線が載置される棚部は、下方に向かって延びる舌状であり、該棚部の下方への傾斜角度を適宜設定しておくだけで、例えば、車体に対する電気接続箱の取付状態や車体の傾きに関わらず、棚部は取り出し口から斜め下方に下がった状態を維持させることが可能である。
そこで、電線取り出し口から外部に取り出された電線に付着した水滴が、電線を伝って電線取り出し口からカバー内に侵入したりするという不都合の発生を防止することができる。又、棚部上に付着した水滴も、斜め下方に延びる棚部に沿って流れ落ち、カバー内に侵入することはない。
即ち、前記電線取り出し口からの水の侵入防止を、パッキンやグロメット等の他の部品を用いることなく低コストで実現することができる。
【0012】
また、前記一対の規制壁の上縁間に橋架されて前記電線を保持可能な保持片が、薄肉ヒンジを介して一体成形されているので、棚部上に載置された複数の電線は、一対の規制壁により棚部幅方向の移動が規制されると共に、前記保持片により上方の移動が規制されて棚部に確実に保持される。従って、保持片を閉じる操作だけで、簡単且つ迅速に複数の電線を棚部に添わせることができ、カバーの電線取り出し口における電線配索の作業性を更に向上させることができる。
【0013】
また、前記保持片の一端に前記電線取り出し口に連通する電線挿入用切欠部を開閉するように、薄肉ヒンジを介して蓋部が一体成形されているので、電気接続箱本体内からカバーの電線取り出し口に複数の電線を引き出す際は、予め前記蓋部を開いて電線挿入用切欠部を開放状態にしておけば、開放されている上方から電線挿入用切欠部に電線を押し入れる簡単な作業で、電線取り出し口に複数の電線を導き入れると共に、棚部上に電線を添わせることができる。そして、前記蓋部を閉じて電線挿入用切欠部を閉塞状態とすれば、該電線挿入用切欠部から水滴等が浸入する虞もない。そこで、カバーの電線取り出し口に複数の電線を挿通させる作業も簡単になり、更なる作業性の向上を図ることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る電気接続箱を詳細に説明する。図1は本発明に係る電気接続箱の分解斜視図、図2は図1に示したロアカバーの要部拡大斜視図である。
【0015】
図1に示した電気接続箱11は、車両の電気系統で使用するリレーやヒューズなどの各種の電気部品とワイヤハーネスとの接続処理に使用するもので、ロアカバー13とアッパーカバー15とで画成される収容空間内に、第1の部品搭載ブロック17と第2の部品搭載ブロック19とで構成される電気接続箱本体21を収容するものである。
【0016】
前記電気接続箱本体21の下側の開口部を覆うカバーであるロアカバー13は、その上側の開口部に組み付けられるアッパーカバー15と協働して、前記電気接続箱本体21を収容する空間を画成している。
前記第1の部品搭載ブロック17は、例えば上部にヒュージブルリンクを嵌合収容するヒュージブルリンク装着部17a等を有すると共に、下部にはリレーの端子に接続する電線端の接続端子やジョイント端子を収容保持する端子収容部を有したヒュージブルリンクブロックである。
前記第2の部品搭載ブロック19は、上部にヒューズ23を装着するヒューズ装着部19a等を有すると共に、下部には前記ヒューズ23の端子に接続する電線端の接続端子27等を収容保持する端子収容部を有したヒューズブロックである。
【0017】
前記第2の部品搭載ブロック19の側面には、嵌合検知用スペーサ29を挿通可能なスペーサ挿入孔19bが開口している。前記嵌合検知用スペーサ29は、前記ヒューズ装着部19aに装着した接続端子27が全て完全嵌合状態の時に、係合腕29aが完全に前記スペーサ挿入孔19b内に挿入されることで、各接続端子27が完全嵌合状態であることを検知すると同時に、これら接続端子27に係合腕29aを係合させて、各接続端子27の抜けを防止する。
【0018】
そして、これら第1の部品搭載ブロック17と第2の部品搭載ブロック19とから成る電気接続箱本体21の下側の開口部を覆う前記ロアカバー13は、該電気接続箱本体21を収容した際に、前記第1及び第2の部品搭載ブロック17,19の外側面に装備した係合部19cに係合するブロック係合部13aや、前記アッパーカバー15の側壁に装備された係合部15aに係合するカバー係合部13bを備えており、これらのブロック係合部13aやカバー係合部13bの係合によって、電気接続箱本体21とアッパーカバー15との連結を果たす。
【0019】
更に、前記ロアカバー13は、前記電気接続箱本体21を構成する第2の部品搭載ブロック19に収容されたヒューズ23などの電気部品に接続された電線を外部に引き出す電線取り出し口30を有している。また、このロアカバー13は、前記電線取り出し口30の下側に先端が下方に向かって延びる舌状の棚部31が設けられると共に、該棚部31の両側縁には前記電線の取り出し方向を規制する一対の規制壁33,34が設けられている。
【0020】
即ち、上述した電気接続箱11によれば、前記ブロック19に収容されたヒューズ23などの電気部品に接続された電線37を前記ロアカバー13の電線取り出し口30から引き出して該電線取り出し口30の棚部31上に載置すると、この棚部31上に載置された複数の電線37は、前記棚部31の両側縁に設けられた一対の規制壁33,34によって棚部31上での各電線37の棚部幅方向の移動が規制され、挟まれる形態でばらつきが防止されると共に、取り出し方向が規制される。
【0021】
そこで、棚部31に複数の電線37を固定するために、予め複数の電線37を一つに束ねたり、まとめた後、電線37の束を手指で保持することなく、棚部31と共に粘着テープTを巻付けて固定する作業が可能となり、ロアカバー13の電線取り出し口30における電線配索の作業性を向上させることができる。
【0022】
また、複数の電線37が載置される棚部31は、下方に向かって延びる舌状であり、該棚部31の下方への傾斜角度を適宜設定しておくだけで、例えば、車体に対する電気接続箱11の取付状態や車体の傾きに関わらず、棚部31は取り出し口30から斜め下方に下がった状態を維持させることが可能である。
【0023】
そこで、電線取り出し口30から外部に取り出された電線37に付着した水滴が、電線37を伝って電線取り出し口30からロアカバー13内に侵入したりするという不都合の発生を防止することができる。又、棚部31上に付着した水滴も、斜め下方に延びる棚部31に沿って流れ落ち、ロアカバー13内に侵入することはない。
従って、前記電線取り出し口30からの水滴の侵入防止を、パッキンやグロメット等の他の部品を用いることなく低コストで実現することができる。
【0024】
図3は本発明の一実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図、図4は図3に示したロアカバーの要部拡大斜視図、図5及び図6は図3に示したロアカバーの電線取り出し口に複数の電線を挿通させる作業を説明する為の要部斜視図である。本実施形態の電気接続箱41は、図3に示したように、ロアカバー43の上部に組み付けられて電気接続箱本体21を収容する収容空間を形成するアッパーカバー15を有しており、これらアッパーカバー15及び電気接続箱本体21や嵌合検知用スペーサ29は、上述した電気接続箱11と共通であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。なお、前記第2の部品搭載ブロック19は、ヒューズを嵌合装着する補助ブロック20を該第2の部品搭載ブロック19上のブロック収容部19dに追加装備することで、ヒューズの搭載数の追加を可能にしている。
【0025】
前記ロアカバー43は、前記電気接続箱本体21を収容した際に、前記第1及び第2の部品搭載ブロック17,19の外側面に装備した係合部19cに係合するブロック係合部43aや、前記アッパーカバー15の側壁に装備された係合部15aに係合するカバー係合部43bを備えており、これらのブロック係合部43aやカバー係合部43bの係合によって、電気接続箱本体21とアッパーカバー15との連結を果たす。
【0026】
本実施形態のロアカバー43は、上記第1実施形態のロアカバー13と同様に、前記電気接続箱本体21を構成する第2の部品搭載ブロック19に収容されたヒューズ23などの電気部品に接続された電線を外部に引き出す電線取り出し口30を有しており、該電線取り出し口30の下側には先端が下方に向かって延びる舌状の棚部31が設けられると共に、該棚部31の両側縁には前記電線の取り出し方向を規制する一対の規制壁33,34が設けられている。
【0027】
更に、一方の規制壁34の上縁には、前記一対の規制壁33,34の上縁間に橋架されて前記電線を保持可能な保持片45が、薄肉ヒンジ46を介して一体成形されている。
前記保持片45は、前記薄肉ヒンジ46を中心に回動自在であり、棚部31と一対の規制壁33,34とで画成された空間の上方を開閉可能である。そして、保持片45が閉じた状態の時には、先端部に設けた係合片45aを他方の規制壁33に設けた係止手段33aに係合させることで、一対の規制壁33,34の上縁を塞いだ状態に固定される。
【0028】
又、本実施形態では、前記ロアカバー43の側壁43eの一部が、前記電線取り出し口30に連通する電線挿入用切欠部49を開閉するように、前記保持片45の一端縁に薄肉ヒンジ47を介して一体形成された蓋部48とされる。この蓋部48は、図5に示すように、前記保持片45を一対の規制壁33,34の上縁に橋架させた状態にすると、保持片45の一端縁から上方に起立した状態になる。そして、その状態から前記薄肉ヒンジ47回りの回動によって、蓋部48をカバー内方に倒すと、先端部に設けた係合片48aが側壁43eに設けた係止手段43dに係合され、図6に示すように、ロアカバー43の側壁43eの一部となる。
【0029】
そこで先ず、図4に示したように、前記棚部31上に複数の電線37を載置する。この際、前記電線取り出し口30に連通する電線挿入用切欠部49が開放されているので、上方から電線挿入用切欠部49に電線37を押し入れる簡単な作業で、電線取り出し口30に複数の電線37を無理なく導き入れることができると共に、棚部31上に電線37を添わせることができる。そして、該電線37は一対の規制壁33,34により棚部幅方向の移動が規制される。
更に、前記保持片45を回動して係合片45aを係止手段33aに係合させ、一対の規制壁33,34の上縁を塞ぐことで、図5に示したように、前記電線37は上方の移動が規制されて棚部31に確実に保持される。
【0030】
即ち、前記電線37は、前記保持片45を閉じる操作だけで、各電線37の棚部幅方向及び上方の移動が規制され、周囲を保持される形態でばらつきが防止されると共に、取り出し方向が規制されるので、簡単且つ迅速により多数の電線37を棚部31に添わせることができる。
そこで、棚部31に複数の電線37を固定するために、予め複数の電線37を一つに束ねたり、まとめた後、電線37の束を手指で保持することなく、棚部31と共に粘着テープTを巻付けて固定する作業が可能となり、ロアカバー43の電線取り出し口30における電線配索の作業性を更に向上させることができる。
【0031】
そして更に、前記蓋部48を薄肉ヒンジ47回りに回動させ、係合片48aを係止手段43dに係合させることによって、図6に示すように、該蓋部48は側壁43eの一部となり、複数の電線37を導き入れる為の前記電線挿入用切欠部49を閉塞状態とするので、該電線挿入用切欠部49から水滴等が浸入するのを防止することもできる。
【0032】
又、本実施形態の電気接続箱41においても、上記電気接続箱11と同様に、前記電線取り出し口30からの水滴の侵入防止を、パッキンやグロメット等の他の部品を用いることなく低コストで実現することができる。尚、本発明の電気接続箱に係る電気接続箱本体、カバー、棚部及び規制壁等の構成は、上記各実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは言うまでもない。例えば、上記実施形態においては、一対の規制壁33,34がそれぞれロアカバーの側壁に連続した壁として棚部31の両側縁に形成されているが、電線37の取り出し方向を規制することができれば棚部31の両側縁に部分的に垂設された壁とすることもできる。又、上記各実施形態においては、電線取り出し口が設けられたカバーとしてロアカバーについて説明したが、本発明のカバーはこれに限定されるものではなく、電気接続箱本体の開口部を覆うカバーであればアッパーカバー等の他のカバーにも応用できることは云うまでもない。
【0033】
【発明の効果】
本発明の電気接続箱によれば、電気接続箱本体に収容された電気部品等に接続された電線を電線取り出し口から引き出して電線取り出し口の棚部上に載置すると、この棚部上に載置された複数の電線は、前記棚部の両側縁に設けられた一対の規制壁によって棚部上での各電線の棚部幅方向の移動が規制され、挟まれる形態でばらつきが防止されると共に、取り出し方向が規制される。
そこで、棚部に複数の電線を固定するために、予め複数の電線を一つに束ねたり、まとめた後、電線の束を手指で保持することなく、棚部と共に粘着テープを巻付けて固定する作業が可能となり、カバーの電線取り出し口における電線配索の作業性を向上させることができる。
【0034】
また、複数の電線が載置される棚部は、下方に向かって延びる舌状であり、該棚部の下方への傾斜角度を適宜設定しておくだけで、例えば、車体に対する電気接続箱の取付状態や車体の傾きに関わらず、棚部は取り出し口から斜め下方に下がった状態を維持させることが可能である。
そこで、電線取り出し口から外部に取り出された電線に付着した水滴が、電線を伝って電線取り出し口からカバー内に侵入したりするという不都合の発生を防止することができる。又、棚部上に付着した水滴も、斜め下方に延びる棚部に沿って流れ落ち、カバー内に侵入することはない。
即ち、前記電線取り出し口からの水の侵入防止を、パッキンやグロメット等の他の部品を用いることなく低コストで実現することができる。
従って、カバーに設けた電線取り出し口からの水の侵入を防止し、電線配索の作業性向上を図ることができる良好な電気接続箱を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の基本構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示したロアカバーの要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図である。
【図4】図3に示したロアカバーの要部拡大斜視図である。
【図5】図3に示したロアカバーの電線取り出し口に複数の電線を挿通させる作業を説明する為の要部斜視図である。
【図6】図3に示したロアカバーの電線取り出し口に複数の電線を挿通させる作業を説明する為の要部斜視図である。
【図7】従来の電気接続箱を示す斜視図である。
【図8】図7に示した電気接続箱の電線取り出し口から電線を取り出した状態の要部斜視図である。
【符号の説明】
11 電気接続箱
13 ロアカバー
15 アッパーカバー
17 第1の部品搭載ブロック
19 第2の部品搭載ブロック
21 電気接続箱本体
23 ヒューズ
27 接続端子
29 嵌合検知用スペーサ
30 電線取り出し口
31 棚部
33,34 規制壁
37 電線
Claims (1)
- 電気接続箱本体と、該電気接続箱本体の開口部を覆い、該電気接続箱本体に収容された電気部品等に接続された電線を外部に引き出す電線取り出し口が設けられたカバーとを有する電気接続箱であって、前記電線取り出し口の下側に先端が下方に向かって延びる舌状の棚部を設けると共に、該棚部の両側縁に前記電線の取り出し方向を規制する一対の規制壁を設け、該規制壁の上縁間に橋架されて前記電線を保持可能な保持片が薄肉ヒンジを介して一体成形され、該保持片の一端に前記電線取り出し口に連通する電線挿入用切欠部を開閉するように、薄肉ヒンジを介して蓋部が一体成形されていることを特徴とする電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34037599A JP3758130B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34037599A JP3758130B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 電気接続箱 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001156469A JP2001156469A (ja) | 2001-06-08 |
JP2001156469A5 JP2001156469A5 (ja) | 2005-06-16 |
JP3758130B2 true JP3758130B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=18336353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34037599A Expired - Lifetime JP3758130B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3758130B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4454437B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2010-04-21 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタ |
JP4647407B2 (ja) * | 2005-06-17 | 2011-03-09 | 大井電気株式会社 | 防水ケース |
JP2007028806A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱および電気接続箱の組立方法 |
JP2009056992A (ja) | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Yazaki Corp | バッテリ直付けヒュージブルリンクユニットの保護カバー取付構造 |
JP5805977B2 (ja) * | 2011-04-04 | 2015-11-10 | 矢崎総業株式会社 | 電線導出部のテープ巻き構造 |
JP5792000B2 (ja) * | 2011-09-01 | 2015-10-07 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP6767919B2 (ja) * | 2017-04-25 | 2020-10-14 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱及びワイヤハーネス |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP34037599A patent/JP3758130B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001156469A (ja) | 2001-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7825339B2 (en) | Protector | |
JP2964445B2 (ja) | ハーネスプロテクタ | |
JP3758130B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2002225648A (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタおよび該プロテクタを用いたワイヤハーネスの取付方法および取付構造 | |
JP7110619B2 (ja) | パワーコンディショナ | |
EP1071163A2 (en) | Protective cover for battery terminal | |
WO2023008041A1 (ja) | 充電コネクタ | |
JPH07161407A (ja) | 防滴コネクタ | |
JP3221362B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2003023716A (ja) | 電気接続箱の取付構造 | |
JP7262318B2 (ja) | パワーコンディショナ | |
JP3906648B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP3119159B2 (ja) | コネクタ | |
JPH07220834A (ja) | 壁体内収納コンセントボックス | |
JP2001156469A5 (ja) | ||
JP2763737B2 (ja) | プロテクタ | |
JP3111003B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP3933998B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2000013956A (ja) | 電気接続箱及び導出具 | |
JP3760798B2 (ja) | ヒューズボックスのバッテリ取付構造 | |
JP3700454B2 (ja) | 車両における電装品収容用の電気接続箱 | |
JP4007772B2 (ja) | 配線ダクト | |
JP3324494B2 (ja) | ワイヤーハーネスの中継ボックス | |
JP7235550B2 (ja) | プロテクタ | |
JP3392542B2 (ja) | プロテクタ一体型のコネクタブロック |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3758130 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140113 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |