JP4007772B2 - 配線ダクト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線用の電線を収容するために主として配電盤や制御盤等の盤内に取り付けられる配線ダクトの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
配電盤や制御盤等の盤内には、盤内の配線用の電線を収容するための配線ダクトが取り付けられている。図6、図7に示されるように、配線用ダクトは断面がコ字状のダクト本体21とカバー22とから構成されており、図6に示すようにカバー22をビス23で取り付けたり、図7に示すようにカバー22の上下端部の屈曲部24を形成し、ダクト本体21に弾性的に嵌め込むようにした構造のものが知られている。
【0003】
しかしこのような構造のものは、配線を収納する際にカバー22を取り外す必要があるため、取り外したカバー22を紛失したり、取り外しの際にカバー22を落下させたりするおそれがあった。また、配線収納後に配線が外側にはみ出さないように片手で押さえながら、カバー22をダクト本体21に装着する作業が容易ではないという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するために、カバー22を蝶番によりダクト本体21に取り付けた構造のものもある。しかしカバー22とダクト本体21に蝶番の役目をする特別な部材を取り付ける必要があるため、部品点数が増え、コストを上昇させるという問題があった。またカバー22の開き方向が制限されるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決して、配線収納の際にもカバーを紛失したり落下させるおそれがなく、配線収納後の作業性がよく、しかも特別な部材を取り付ける必要もない配線ダクトを提供するためになされたものである。また本発明の他の目的は、カバーを上下両方向に開くことができるようにした配線ダクトを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明は、上下に腕部を備えた断面がコ字状のダクト本体と、そのカバーとからなる配線ダクトにおいて、ダクト本体の腕部は、端部に凹部を有するとともに先端に湾曲部が形成された第1の腕板と、端部に起立片部を有する第 2の腕板とを備えたものであり、またカバーは平板の上下に折り曲げ部を形成するとともに上下左右の端部に段部を形成したものであり、カバーを閉じた状態ではその段部を前記起立片部の内側に嵌り込ませるとともに折り曲げ部を前記湾曲部の外側に当てて保持させ、カバーを開いた状態では端部の折り曲げ部の先端が凹部に係合するとともに、カバーの背面を前記起立片部に当接させて脱落を防止するヒンジ構造を構成したことを特徴とするものである。請求項2の発明は、カバーを上下何れの方向にも開き可能としたものであり、請求項3の発明は、カバーを開いた状態では端部の折り曲げ部の先端が凹部に係合し、カバーの過度の回転を防ぐ構造としたことを特徴とするものである
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は本発明の配線ダクトの外観を示すものであり、1はダクト本体、2はダクト本体1の開口端を覆う金属板製のカバーである。ダクト本体1は上下方向に延びる金属製の基板3とその上下から水平方向に延びる樹脂製の腕部7,7とを備え、垂直断面がコ字状となっている。図1に示すように、腕部7にはU字状の多数の凹部4が設けられ、それらの間に可撓性の第1の腕板5が形成されているとともに、両端部には腕板5よりも長い第2の腕板6が形成されている。
【0008】
第2の腕板6の端部には、直角に起立する起立片部12が設けられている。上側の起立片部12は下向きに、下側の起立片部12は上向きに起立されており、その外面は傾斜面であるが、内面は垂直面となっている。また各起立片部12の側方には止め部13が一体に形成されている。一方、カバー2は平板の上下に折り曲げ部9、9を形成したものであるが、その上下左右の端部は図示のように段状に切欠かれて、第1段部14と第2段部15とが形成されている。
【0009】
カバー2を閉じた状態では、カバー2の第1段部14は、図5に示すように第2の腕板6の先端に形成された起立片部12の内側に嵌り込む。またその左右方向の動きは、カバー2の第1段部14と第2段部15との間の垂直部が、前記の止め部13に当たることによって防止されている。また図3に示すように、カバー2の上下端部の折り曲げ部9が湾曲部11の外側に当たるようになっている。また第1の腕板5の端部には凹部10が形成されており、カバー2を開いた状態ではその端部の折り曲げ部9の先端が凹部10に入り込む。また図4に示すようにカバーの背面を前記起立片部に当接させて脱落を防止している。このように、端部に凹部10を有する第1の腕板5とカバー2の端部の折り曲げ部9とを係合させるとともに、第2の腕板6の端部から起立する起立片部12とカバー2の端部背面とを係合させることにより、他の部材を用いることなくダクト本体1とカバー2とにヒンジ構造が形成される。
【0010】
上記したようにこれらの起立片部12はダクト本体1の両端部の第2の腕板6の先端に形成されたものであるから、外力を加えて第2の腕板6を撓ませることにより、カバー2の端部との係合を容易に解除することができる。そこで、カバー2の上側両端をダクト本体1の起立片部12から外せば、図4のようにカバー2を上開きすることができ、逆にカバー2の下側両端をダクト本体1の起立片部12から外せば、カバー2を下開きすることができる。
【0011】
なお、ダクト本体1の第1の腕板5の端部に設けられた凹部10は、カバー2の端部の折り曲げ部9と係合してカバー2の過度の回転を防ぐ過回転防止フランジ8を構成する。この凹部10の先端には湾曲部11が形成され、全体としては数字の2を横向きにしたような断面形状となっている。そして前記したように、カバー2を取り付けた状態においては、図3に示すようにカバー2の上下端部の折り曲げ部9が湾曲部11の外側に当たるようになっている。
【0012】
この過回転防止フランジ8は、図4のようにカバー2を開くとその端部の折り曲げ部9の先端が凹部10に入り込み、折り曲げ部9と凹部10とが密着するとそれ以上カバー2を開けないようにする過回転防止機能を発揮する。またこの部分は、湾曲部11の先端をカバー2の内面に当てることにより、カバー2がダクト本体1の内部に入らないようにする機能を持つ。前記した起立片部12はカバー2が外側に外れないようにする構造のものであるから、この過回転防止フランジ8の部分の機能とあいまって、より完全なヒンジ構造となる。
【0013】
上記のように構成された配線ダクトにおいては、カバー2を図2のようにダクト本体1に接近させたうえ、ダクト本体1の第2の腕板6の先端に外力を加えて撓ませ、カバー2の端部に形成された第1段部14をダクト本体1の起立片部12の内側に嵌込む。この状態では、カバー2の左右方向の動きは止め部13に当たることによって防止される。またこれと同時にカバー2の端部の折り曲げ部9の先端が腕板5の先端の凹部10に入り込み、折り曲げ部9と凹部10とが密着係合する。このようにしてカバー2の上下とダクト本体1の上下の腕部7との間に形成されたヒンジ構造により、カバー2は対し確実に保持される。
【0014】
また配線を収納する場合には、外力を加えてダクト本体1の上下何れかの腕部7を撓ませることにより、カバー2の端部との係合を解除すれば、カバー2は反対側のヒンジ構造により支持された状態となり、上開きまたは下開きすることができる。上開きとした場合にも過回転防止フランジ8の機能によってカバー2の過回転は防止され、カバー2は図4の状態で保持される。このためカバー2を落下させたり、紛失するおそれはない。
【0015】
【0016】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の配線ダクトはダクト本体の腕部とカバーの端部とを係合させてヒンジ構造を形成させたので、従来のような特別な部材を用いることなく、カバーを回転自在に保持させることができる。このためコストダウンを図ることができるうえ、配線収納の際にもカバーを紛失したり落下させるおそれがない。またカバーを容易に閉じることができるので、配線収納後の作業性がよい。さらにヒンジ構造をダクト本体の上下端部に形成すれば、カバーを上下両方向に開くことができ、腕板の先端の凹部に過回転防止フランジとしての機能を持たせれば、カバーが過度に開いて外れたりすることもない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】カバーを分離した状態の側面図である。
【図3】カバーを閉じて固定した状態を示す断面図である。
【図4】カバーを開いた状態を示す断面図である。
【図5】カバーの端部と起立片部との係合状態を示す断面図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ダクト本体
2 カバー
3 基板
4 凹部
第1の腕板
第2の腕板
7 腕部
8 過回転防止フランジ
9 折り曲げ部
10 凹部
11 湾曲部
12 起立片部
13 止め部
14 第1段部
15 第2段部
21 従来のダクト本体
22 カバー
23 ビス
24 屈曲部

Claims (3)

  1. 上下に腕部を備えた断面がコ字状のダクト本体と、そのカバーとからなる配線ダクトにおいて、ダクト本体の腕部は、端部に凹部を有するとともに先端に湾曲部が形成された第1の腕板と、端部に起立片部を有する第2の腕板とを備えたものであり、またカバーは平板の上下に折り曲げ部を形成するとともに上下左右の端部に段部を形成したものであり、カバーを閉じた状態ではその段部を前記起立片部の内側に嵌り込ませるとともに折り曲げ部を前記湾曲部の外側に当てて保持させ、カバーを開いた状態では端部の折り曲げ部の先端が凹部に係合するとともに、カバーの背面を前記起立片部に当接させて脱落を防止するヒンジ構造を構成したことを特徴とする配線ダクト。
  2. カバーを上下何れの方向にも開き可能とした請求項1に記載の配線ダクト
  3. カバーを開いた状態では端部の折り曲げ部の先端が凹部に係合し、カバーの過度の回転を防ぐ構造としたことを特徴とする請求項1または2に記載の配線ダクト
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