JP3912741B2 - 扉付き箱における扉のばね保持機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器類収納用箱その他各種の扉付き箱において、扉を所定の開扉角度に開いた状態に保持しておくことができるようにした扉付き箱における扉の開扉保持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
箱体の開口部をその上側にヒンジ結合されて水平に開く扉により開閉自在とした分電盤用の電気機器類収納用箱のような扉付き箱においては、水平またはそれ以上に開かれた扉をそのままの開扉状態に保持できるようにしておくことが好ましい。このため、箱体内にばね受部を設けてこのばね受部にばねを組み込み、このばねの弾発力によって扉を所定の開扉状態に保持できるようにすることが行われている。また、前記したような扉付き箱においては、開扉するためにロックを解いたとき、開扉操作を容易に行えるように扉の先端がわずかに開かれた状態に突出されるようにしておくことが好ましく、このため、ロック状態において扉を常時開く方向に弾発する弱いばねを組み込んで、ロックが解かれると扉を僅かに開かれた状態となるように撥ね上げるようにしたものもあるが、前記したようなばねの弾発力によって扉を所定の開扉状態に保持できるようなものにおいて、ロック状態において扉を常時開く方向に弾発する弱いばねを組み込もうとすると、2種のばねを各別のばね受部に組み込むこととなるうえに、ばね点数も多くなり、コスト高となるなどいくつかの問題をもつものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとするところは上記した従来の問題点を解決し、1種のばねに、扉を所定の開扉状態に保持する機能と、ロックが解かれると扉をわずかに開かれた状態となるように弾発する機能の双方をもたせることにより部品点数を少なくするとともに、ばね受部も1個設けるだけでよくした扉付き箱における扉のばね保持機構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決した本発明の扉付き箱における扉のばね保持機構は、箱体の開口部をその上側においてヒンジ結合された扉により開閉自在とした扉付き箱において、箱体内の前記した扉のヒンジ結合個所の後部にばね受部を設け、このばね受部には、上端が第1屈曲ばね部に形成されるとともに下端が第2屈曲ばね部に形成された屈曲板ばねを組み込む一方、扉の上側の前記したばね受部と対応する箇所には、扉が所定の開扉角度に開かれたときに屈曲板ばねの第1屈曲ばね部により弾発されて扉を開扉状態に保持する内向きの第1ばね当て部と、そのやや内側にあって扉がロックされた閉扉状態のときに屈曲板ばねの第2屈曲ばね部により常時弾発されてロックが解除されると同時に扉の下縁を箱体の開口部下縁より突出させる第2ばね当て部とを設けたことを特徴とするものを基本構成とする。なお、前記した発明において、所定の開扉角度に開かれた扉をこの開扉状態に保持するためのばね力に比べて、ロックされている扉が開かれたときにこれを僅かに撥ね上げるためのばね力は小さくてよいので、第1屈曲ばね部に比べて第2屈曲ばね部のばね力を小さくしてあるものを請求項2の発明とし、また、第1屈曲ばね部に比べて第2屈曲ばね部のばね力は小さくする場合には、第2屈曲ばね部の有効ばね部の幅を第1屈曲ばね部の有効ばね部の幅より幅狭とすればよいが、この有効ばね部幅を幅狭とするために、板ばね材に設けたスリット幅により第2屈曲ばね部の有効ばね部幅を第1屈曲ばね部の有効ばね部幅よりも狭幅とし、これにより第1屈曲ばね部に比べて第2屈曲ばね部のばね力を小さくしてあるものを請求項3の発明とし、さらに、ばね受部に位置決め用凸部を設けてこの位置決め用凸部に板ばね材のスリットの延長部を係合させて屈曲ばねを位置決めしているものを請求項4の発明としている。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態として、箱体の開口部をその上側にヒンジ結合されて水平に開く扉により開閉自在とした図示するような分電盤用の電気機器類収納用箱について説明する。
1は箱本体11とその開口側に嵌着された枠状のカバー12とよりなる箱体、2はこの箱体1の開口部の上側に形成されている軸受部にピン21をもってヒンジ結合されて水平に開く開閉自在な扉であり、カバー12の前記した扉2のヒンジ結合個所の後部内面には前記した軸受部間において断面コ字状のばね受部13が設けられている。
【0006】
一方、前記した扉2の上側の前記したばね受部13と対応する箇所には、外面を第1ばね当て面22とした第1ばね当て部23として内向きの庇縁部と、この第1ばね当て部23のやや内側にあって先端がばね当て縁24とされた第2ばね当て部25としての内向きの庇片部とが相互間に所要の間隔をあけて設けられている。
【0007】
3は前記したばね受部13に組み込み装着される屈曲板ばねであって、この屈曲ばね3は1枚の板ばね材を略C形に屈曲させて略C形に成形したもので、その上端を扉2が所定の開扉角度、例えば、略水平に開かれたときに前記第1ばね当て面22に当接して扉2を略水平の開扉状態に弾発保持する第1屈曲ばね部31に形成するとともに、下端をロックされている閉扉状態の扉2の前記した第2ばね当て部24に当接されて扉2が開かれる方向に弾発し、扉2のロックが解かれると同時に扉2の下縁が撥ね上げられて扉2の下縁を箱体1の開口部であるカバー12の開口下縁より僅かに前方に飛び出させるように働く第2屈曲ばね部32に形成したものである。
【0008】
前記した第2屈曲ばね部32のばね力は、扉2を開扉状態に保持する第1屈曲ばね部31のばね力に比べて小さくてよいので、図示例では第2屈曲ばね部32には広幅のスリット33が設けられ、一方、第1屈曲ばね部31には前記スリット33よりも狭幅のスリット34が設けられたものとしているが、この目的を達成するためには、第2屈曲ばね部32の有効ばね部の幅が第1屈曲ばね部31の有効ばね部の幅より小さければよいので、スリットを設けることなく別の手段で第2屈曲ばね部32の有効ばね部の幅を第1屈曲ばね部31の有効ばね部の幅より狭くしておいてもよいし、等幅のスリットの数を変えてばね力の大小を調整するようにしてもよいが、スリットを設けて有効ばね部の幅を調整したものは、ばね当て面との摺動面をスリットのない面として広く取ることができるので、長期耐用できるものとなるのでより好ましい。また、図示例における第1屈曲ばね部31のスリット34はこれを第1屈曲ばね部31と第2屈曲ばね部32との間の直線状板部35にまで延長させてこれをばね受部13に設けた位置決め用凸部14に係合させることにより、屈曲板ばね3を位置決めして強固に取付けできるようにしてある。
【0009】
なお、図において26は第1ばね当て面22の端部外面に形成されたばねストッパ部、36は第1屈曲ばね部31の先端に前記したストッパ部26に対応する形状に屈曲形成されている当て先部である。
【0010】
このように構成されたものは、扉がロックされている閉扉状態においては、扉2の第2ばね当て部25に当接されている屈曲板ばね3の下端の第2屈曲ばね部32が扉2を開く方向に弾発した状態にあるが、開扉しようとしてロックを解除すると同時に扉2は前記した第2屈曲ばね部32の弾発力により下縁が箱体1の開口部の下縁より僅かに突出されることとなるので、扉2を簡単に開くことができる。そして、扉2が所定の開扉角度に開かれると、箱体1の内面に設けられているばね受部13に組み込まれている屈曲板ばね3の上端に形成されている第1屈曲ばね部31が、開かれた扉2の上側に設けられている第1ばね当て部23の外面の第1ばね当て面22に当接し、そのばね力で扉2を開扉状態のまま弾発し扉2は所定の開扉角度に開かれたままの状態を保持することとなる。
【0011】
しかも、前記したように扉2が所定の開扉角度に開かれた開扉状態に弾発保持する機能と、ロックされている閉扉状態の扉2を常時開かれる方向に弾発して扉2のロックが解かれると同時に扉2の下縁を箱体1の開口部であるカバー12の開口下縁より僅かに前方に飛び出させる機能とは、共に1枚の板ばね材より成形された1個の屈曲板ばね3の上下端に第1屈曲ばね部31と第2屈曲ばね部32として形成してあり、この屈曲板ばね3を1つのばね受部13に組み込むようにしてあるので、ばね点数が少なくてよいうえに、複数のばね受部を設ける必要がなくて製造上および部品管理上の手数も少なくてよいものとなる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は前記説明から明らかなように、上端に第1屈曲ばね部、下端に第2屈曲ばね部32を形成してある1種の屈曲板ばねに、扉を所定の開扉状態に保持する機能と、ロックが解かれると扉をわずかに開かれた状態となるように弾発する機能の双方をもたせるようにしたので、部品点数を少なくするとともに、ばね受部を少なくして箱体の構造も簡略化でき、コストダウンも可能となる。
従って、本発明は従来のこの種の扉付き箱における扉のばね保持機構の問題点を解決したものとして業界に寄与するところ大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の閉扉状態における要部の部分断面図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態を扉のロックが解除されたときの状態において示す要部の部分断面図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態の開扉状態における要部の部分断面図である。
【図4】本発明におけるばね受部の他の実施の形態を示す正面図である。
【図5】本発明に用いる屈曲板ばねの好ましい実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の好ましい実施の形態の全体を示す正面図である。
【図7】本発明の好ましい実施の形態の全体を示す側面図である。
【符号の説明】
1 箱体
11 カバー
13 ばね受部
2 扉
21 ピン
22 第1ばね当て面
23 第1ばね当て部
24 ばね当て縁
25 第2ばね当て部
3 屈曲板ばね
31 第1屈曲ばね部
32 第2屈曲ばね部
33 広幅のスリット
34 幅狭のスリット

Claims (4)

  1. 箱体の開口部をその上側においてヒンジ結合された扉により開閉自在とした扉付き箱において、箱体内にばね受部を設け、このばね受部には、上端が第1屈曲ばね部に形成されるとともに下端が第2屈曲ばね部に形成された屈曲板ばねを組み込む一方、扉の上側の前記したばね受部と対応する箇所には、扉が所定の開扉角度に開かれたときに屈曲板ばねの第1屈曲ばね部により弾発されて扉を開扉状態に保持する内向きの第1ばね当て部と、そのやや内側にあって扉がロックされた閉扉状態のときに屈曲板ばねの第2屈曲ばね部により常時弾発されてロックが解除されると同時に扉の下縁を箱体の開口部下縁より突出させる第2ばね当て部とを設けたことを特徴とする扉付き箱における扉のばね保持機構。
  2. 第1屈曲ばね部に比べて第2屈曲ばね部のばね力を小さくしてある請求項1に記載の扉付き箱における扉のばね保持機構。
  3. 板ばね材に設けたスリット幅により第2屈曲ばね部の有効ばね部の幅を第1屈曲ばね部の有効ばね部の幅よりも幅狭として、第1屈曲ばね部に比べて第2屈曲ばね部のばね力を小さくしてある請求項2に記載の扉付き箱における扉のばね保持機構。
  4. ばね受部に位置決め用突部を設けて、この位置決め用凸部に板ばね材のスリットの延長部を係合させて屈曲ばねを位置決めしてある請求項3に記載の扉付き箱における扉のばね保持機構。
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