JP6761605B2 - 筐体構造、電子機器及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
図2は、本実施形態に係る画像形成装置である複写機1の概略正面図である。
図2に示すように、複写機1は、タンデム型のカラー複写機である。また、複写機1は、自動原稿搬送装置(以下、ADFという)10と、装置本体11とから構成されている。また、装置本体11は、記録媒体である用紙に画像を形成する画像形成部5と、画像形成部5に用紙を給紙する給紙部3と、画像読取部4とから構成されている。
画像形成部5の側面には、複写機1本体に対して回動軸を中心に回転させることで手差しトレイとして機能する外装開閉カバー6が画像形成部5に対して開閉可能に配設されている。外装開閉カバー6を開放した状態で、その上面に手差しされた紙束における一番上の用紙が、送出ローラによって主搬送路70に向けて送り出される。
主搬送路70には、レジストローラ対70aが配設されており、レジストローラ対70aは、主搬送路70内を搬送されてくる用紙をローラ間に挟み込んだ後、所定のタイミングで二次転写ニップに向けて送り込む。
図2に示すように、露光ユニット51は、タンデム画像形成部50に隣接して配置され。各色に対応した四つの感光体74のそれぞれに露光を行う。
タンデム画像形成部50は、中間転写ベルト44の上であって、中間転写ベルト44の回転方向に沿ってイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの四つの作像部75から構成されている。個々の作像部75は、感光体74の周りに帯電装置、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備え、一体的に支持するプロセスカートリッジを構成し、装置本体11に対して着脱可能となっている。
一方、中間転写ベルト44を挟んでタンデム画像形成部50の反対側には、二次転写装置52が設けられている。二次転写装置52は、転写部材である二次転写ローラ521を有し、二次転写ローラ521を中間転写ベルト44に押し当てることにより、二次転写ニップを形成している。この二次転写ニップでは、中間転写ベルト44に転写されたトナー像を、給紙部3から搬送された用紙に転写する。
定着ユニット53は、無端ベルトである定着ベルト58に加圧ローラ59を押し当てて構成している。定着ユニット53では、加圧ローラ59により用紙に熱と圧力を加えることにより、用紙に転写されたトナー像のトナーを溶融して、用紙に定着する。
トナー像が定着された用紙は、排紙搬送路としての排紙路60を経由して機外の排紙トレイ61上にスタックされる。
図3中の矢印「D」で示すように、外装開閉カバー6は、回動軸6aを中心に回転することで、複写機1の右側面の外装の一部を開放し、矢印「D」とは逆方向に回転することで開放した部分を閉鎖する構成となっている。
また、図3中の矢印「F」で示すように、給紙部開閉カバー35は、鉛直回動軸35aを中心に回転することで、複写機1の給紙部3の右側面の外装の一部を開放し、矢印「F」とは逆方向に回転することで開放した部分を閉鎖する構成となっている。
図1は、外装開閉カバー6と外装非回動カバー(右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7)との図4中のA−A断面における断面説明図である。
図4及び図5に示すように、外装開閉カバー6の左右の下部近傍には、外装開閉カバー6の左右の縁よりも外側に突き出した円柱状の回動軸突部6dを備える。右側面下部カバー7に設けた回動軸係合穴7bに回動軸突部6dが入り込むように、右側面下部カバー7に対して外装開閉カバー6を取り付ける。これにより、図6に示すように、右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7に対して外装開閉カバー6が回動可能となる。
また、円柱状の回動軸突部6dの中心線となる仮想線が外装開閉カバー6の回動軸6aとなる。
本実施形態では、右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7が外装開閉カバー6に隣接する隣接カバーを構成する。また、右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7は、外装開閉カバー6と共に回動しない非回動カバーであり、右側面下部カバー7が外装開閉カバー6を回動可能に支持する開閉カバー支持体を構成する。
しかし、先端側隙間12、側端隙間18及び支持端側隙間17は、複写機1の外装カバーを挟んだ内部と外部とを連通する隙間があるため、複写機1の内部で発生した音がこれらの隙間から外部に漏れ出るおそれがある。
これは以下の理由による。
しかしながら、この隙間を通過して筐体構造の内部で発生した音が外部に漏れ出て騒音となるおそれがある。
これに対して、本実施形態の複写機1では、開閉カバーとしての外装開閉カバー6の支持端側の縁部と、隣接カバーである右側面下部カバー7との間に形成された隙間である支持端側隙間17が、複数箇所の迂回部を有するラビリンス形状となっている。このため、複写機1の内部で発生し、支持端側隙間17を通過して外部に向かおうとする音は、複数回回折しないと複写機1の外部に出ることができない。
これにより、外装開閉カバー6の支持端側の縁部と右側面下部カバー7との間に隙間を形成する構成で、音漏れを抑制することができる。
このような構成により、支持端側隙間17によって形成される複写機1の内部から支持端側隙間17を通過して外部に向かう経路が、複数箇所の屈曲部を有する形状となっている。
また、矢印「b」で示すように進行する音のうち、支持端側隙間17における下部カバー突部7aの先端面と隣接する面と、開閉カバー支持端側突部6bの先端との間の部分である第二回折口17bで、回折した音が矢印「c」で示すように進行する。
さらに、矢印「c」で示すように進行する音のうち、支持端側隙間17における開閉カバー支持端側突部6bの先端面と、この先端面と対向する下部カバー突部7aの表面との間の部分である第三回折口17cで、回折した音が矢印「d」で示すように進行する。
このように、複写機1の内部で生じた音が、支持端側隙間17内で複数回回折しないと複写機1の外部に漏れ出ない構造にすることで、遮音効果を発揮することができる。
外装開閉カバー6が閉鎖状態のときに、開口上端面2cと上部カバー突部2aの表面とによって形成される凹部の内側に、開閉カバー先端側突部6cが入り込む構成となっている。そして、閉鎖状態のときに、開口上端面2cと上部カバー突部2aの表面とが開閉カバー先端側突部6cの表面に接触せずに開閉カバー先端側突部6cの三方を囲むように対向することで、先端側隙間12が形成されている。先端側隙間12も支持端側隙間17と同様に複数箇所の迂回部を有するラビリンス形状となっており、遮音効果を発揮することができる。
上述したように、複写機1の内で発生した音は、外装カバー同士の隙間から複写機1の外部に伝達し、音漏れとなることがある。特に、外装開閉カバー6のような開閉カバーは、ほかの外装カバーとの境目で隙間が生じ易い。この外装カバー同士の境目の隙間をラビリンス構造にすることで、音漏れを抑制できる。
よって、外装開閉カバー6の回動に必要な隙間(支持端側隙間17)を確保しつつ、音漏れを抑制することができる。
図1に示すように、開閉カバー支持端側突部6bは外装開閉カバー6の開閉カバー外装面6fに直交する方向に突出している。また、開口下端面7cと下部カバー突部7aの表面とが開閉カバー支持端側突部6bの先端部の三方を囲むように対向する。よって、図7に示す開閉カバー外装面6fに対して平行な断面内では、開閉カバー支持端側突部6bと、これを囲む凹部形状を形成する右側面下部カバー7及び下部カバー突部7aが配置された構成となっている。これにより、支持端側隙間17は複数の迂回部を有するラビリンス形状となる。
次に、本実施形態に係る複写機1の一つ目の変形例(以下、「変形例1」と呼ぶ)について説明する。
図8は、変形例1に係る複写機1の外装開閉カバー6の説明図である。図8(a)は、外装開閉カバー6と外装非回動カバー(右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7)との図4中のA−A断面に対応する断面おける断面説明図であり、図8(b)は、図8(a)中のC−C断面における断面説明図である。
図12は、変形例1の外装開閉カバー6の図10中の右下の回動軸突部6dの近傍の拡大斜視図である。
変形例1の外装開閉カバー6は図8に示すように、開閉カバー支持端側突部6bを複数備える構成となっている。
このような形状により、凹部の内側の三つの面と開閉カバー支持端側突部6bとの隙間を狭くすることができ、開閉カバー支持端側突部6bが凹部の内側で回動可能な構成を維持しつつ、音漏れの抑制の効果の向上を図ることができる。また、複数の開閉カバー支持端側突部6bを設けることで、一つの開閉カバー支持端側突部6bを肉厚にすることなく、凹部を形成する部材との支持端側隙間17の間隔を調整することが可能となる。
これにより、外装開閉カバー6の開放時の内部に対する操作性及び視認性の向上を図ることが出来る。
次に、本実施形態に係る複写機1の二つ目の変形例(以下、「変形例2」と呼ぶ)について説明する。
図13は、変形例2に係る複写機1の外装開閉カバー6と外装非回動カバー(右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7)との図4中のA−A断面に対応する断面おける断面説明図である。図14は、図13に示す状態から外装開閉カバー6を開放する際の外装開閉カバー6の回転軌跡を示す断面説明図である。図9中の実線で示す閉鎖状態の外装開閉カバー6が回動軸6aを中心に図9中の矢印D方向に回転することにより、図9中の一点鎖線で示す開放状態の位置に外装開閉カバー6を変位させることができる。
次に、本実施形態に係る複写機1の三つ目の変形例(以下、「変形例3」と呼ぶ)について説明する。
図15は、変形例3に係る複写機1の外装開閉カバー6と外装非回動カバー(右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7)との図4中のA−A断面に対応する断面おける断面説明図である。図15では、閉鎖状態から外装開閉カバー6を開放する際の外装開閉カバー6の回転軌跡を示している。
変形例3の複写機1でも、支持端側隙間17はラビリンス形状となっており、外装開閉カバー6の回動に必要な隙間を確保しつつ、音漏れを抑制することができる。
上述した支持端側隙間17をラビリンス形状にする構成や先端側隙間12及び側端隙間18をラビリンス形状にする構成は、鉛直方向に延在する鉛直回動軸35aを中心に横方向に開閉する横開き型の給紙部開閉カバー35(図3参照)にも適用可能である。
また、開閉カバーの支持端側の隙間を形成する開閉カバーとしては、画像形成装置の外装カバーや内装カバーに限らず、走査光学ユニット41や駆動装置等の画像形成装置の内部に配置された装置の筐体構造のカバー部材であってもよい。
さらに、電子機器に限らず、内部から外部への音漏れの抑制を求められる筐体構造であれば開閉カバーの支持端側の隙間にラビリンス形状を形成する構成は適用可能である。
筐体の内部と外部とを空間的に仕切る右側面上部カバー2、右側面下部カバー7及び外装開閉カバー6等の複数のカバー部材を備え、カバー部材として、回動軸6a等の回動軸を中心に回動する外装開閉カバー6等の開閉カバーと、開閉カバーの回動軸の側の縁部と隣接する縁部を有する右側面下部カバー7等の隣接カバーとを備え、開閉カバーの回動軸の側の縁部と、隣接カバーの縁部との間に支持端側隙間17等の隙間を形成する複写機1の外装等の筐体構造において、開閉カバーと隣接カバーとの一方に開閉カバー支持端側突部6b等の突出部を備え、他方に突出部の先端部を囲むように支持端側隙間17等の隙間を形成する凹部(開口下端面7cと下部カバー突部7aの表面とによって形成される凹部形状等)を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、凹部によって、突出部の先端を囲むように隙間が形成されていることにより、隙間が複数箇所の迂回部を有する形状となる。これにより、筐体内部で発生し、隙間における複数箇所の迂回部を通過して外部に向かおうとする音は複数回回折する。複数回回折する際に音は小さくなるため、隙間を設けた構成であってもこの隙間からの音漏れを抑制することができる。よって、態様Aでは、開閉カバーを備える筐体構造で、音漏れを抑制することができる。
なお、迂回部は、直線的に結び得る経路に設けた屈曲部または湾曲部であり、音が伝達する経路を直線的に結ぶよりも遠回りさせる部分である。上述した実施形態では、経路が直角に屈曲する屈曲部を複数有する構成であるが、経路が曲線状に向きが変わる湾曲部を複数有する構成であってもよい。
態様Aにおいて、回動軸6a等の回動軸は、凹部(開口下端面7cと下部カバー突部7aの表面とによって形成される凹部形状等)の内側に位置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、開閉カバー支持端側突部6b等の突出部の回動半径を小さくすることができ、突出部は凹部内で右側面下部カバー7等の凹部を形成する部材に干渉することなく回動する構成が実現できる。これにより、支持端側隙間17等の隙間に複数箇所の迂回部を有する形状を形成しつつ、外装開閉カバー6等の開閉カバーを回動可能とする構成を実現することができる。
態様AまたはBにおいて、隣接カバーの少なくとも一部が、筐体の内部と外部とを空間的に仕切る右側面下部カバー7等の外装カバーである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、外装開閉カバー6等の開閉カバーを備える筐体構造で、音漏れを抑制する構成を実現することができる。
態様A乃至Cの何れかにの態様において、隣接カバーの少なくとも一部が、外装開閉カバー6等の開閉カバーを閉鎖した状態では、開閉カバーに覆われるインナーカバー8等の内装部材である。
これによれば、上記変形例3について説明したように、外装開閉カバー6等の開閉カバーを備える筐体構造で、音漏れを抑制する構成を実現することができる。
態様A乃至Dの何れかにの態様において、外装開閉カバー6等の開閉カバーの表面に平行な仮想平面(B−B断面等)内に、開閉カバー支持端側突部6b等の突出部と凹部(右側面下部カバー7の開口下端面7cを形成する部分及び下部カバー突部7a等)とが位置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、支持端側隙間17等の隙間に複数箇所の迂回部を有する構成を実現することができる。
態様A乃至Eの何れかの態様において、凹部(開口下端面7cと下部カバー突部7aの表面とによって形成される凹部形状等)に囲まれる開閉カバー支持端側突部6b等の突出部が複数である。
これによれば、上記変形例1について説明したように、突出部を肉厚にすることなく、凹部との間に形成される支持端側隙間17等の隙間の間隔を調整することが可能となる。
態様Fにおいて、複数の開閉カバー支持端側突部6b等の突出部として互いに突出量が異なる突出部を備える。
これによれば、上記変形例1について説明したように、回動時に突出部が凹部を形成する部材に干渉しないように、回動軸6a等の回動軸に対するそれぞれの突出部の突き出し量を調節することが可能となる。
態様FまたはGの態様において、複数の開閉カバー支持端側突部6b等の突出部同士を繋げる突部補強リブ6e等の突出部間接続部を備える。
これによれば、上記変形例1について説明したように、外装開閉カバー6等の開閉カバーの強度の向上、及び、開閉カバーによる遮蔽性の向上を図ることが可能となる。
筐体の内部と外部とを空間的に仕切る右側面上部カバー2、右側面下部カバー7及び外装開閉カバー6等の複数のカバー部材を備え、カバー部材として、回動軸6a等の回動軸を中心に回動する外装開閉カバー6等の開閉カバーと、開閉カバーの回動軸の側の縁部と隣接する縁部を有する右側面下部カバー7等の隣接カバーとを備え、開閉カバーの回動軸の側の縁部と、隣接カバーの縁部との間に支持端側隙間17等の隙間を形成する複写機1の外装等の筐体構造において、前記筐体の内部から前記隙間を通過して外部に向かう経路が、複数箇所の迂回部を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、隙間における複数箇所の迂回部を通過して外部に向かおうとする音は複数回回折する。複数回回折する際に音は小さくなるため、隙間を設けた構成であってもこの隙間からの音漏れを抑制することができる。よって、態様Aでは、開閉カバーを備える筐体構造で、音漏れを抑制することができる。
態様A乃至Iの何れかの態様において、外装開閉カバー6等の開閉カバーの回動角度が90[°]以上である。
これによれば、上記変形例1について説明したように、外装開閉カバー6の開閉動作の操作性の向上と、開閉カバーの開放時の内部に対する操作性及び視認性の向上を図ることが出来る。
態様A乃至Jの何れかの態様において、支持端側隙間17等の隙間における外装カバー等の筐体の外部側の端部近傍は、内部側ほど狭くなるテーパー状である。
これによれば、上記変形例1について説明したように、開閉カバーの回動範囲の角度を大きくしつつ、音漏れを抑制する性能を維持することができる。
態様A乃至Kの何れかの態様において、外装開閉カバー6等の開閉カバーにおける回動軸6a等の回動軸の側の縁部以外の縁部である非回動軸側縁部と、右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7等の隣接カバーにおける非回動軸側縁部に隣接する縁部との間の隙間として先端側隙間12及び側端隙間18等の非回動軸側隙間を形成し、筐体の内部から非回動軸側隙間を通過して外部に向かう経路が、複数箇所の迂回部を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、非回動軸側隙間を備えることで、開閉カバーを開閉するときに、隣接カバーが干渉することを防止できる。また、非回動軸側隙間における複数の迂回部を通過して外部に向かおうとする音は複数回回折する。複数回回折する際に音は小さくなるため、装置内部で発生した音が非回動軸側隙間から外部に漏れ出ることを抑制できる。上述した実施形態では、外装開閉カバー6における支持端側の縁部以外の三辺の縁に突出部を備える。そして、これら三辺の縁部との間に非回動軸側隙間を形成する右側面上部カバー2及び右側面下部カバー7に突出部の先端部を囲むように非回動軸側隙間を形成する凹部を備える構成となっている。これにより、外装開閉カバー6の全周の縁部の隙間が複数箇所の迂回部を有する構成となり、装置内部で発生した音が外部に漏れ出ることを抑制できる。
態様A乃至Lの何れかの態様において、給紙部開閉カバー35等の開閉カバーは、鉛直回動軸35a等の回動軸が鉛直方向に延在して、横開きに開閉する
これによれば、上記実施形態について説明したように、横開きの開閉カバーで、音漏れを抑制する構成を実現することができる。
態様A乃至Lの何れかの態様において、外装開閉カバー6等の開閉カバーは、回動軸6a等の回動軸が水平方向に延在して、縦開きに開閉する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、縦開きの開閉カバーで、音漏れを抑制する構成を実現することができる。
動作時に音を発生する駆動モータや走査光学ユニット41等の音源装置と、音源装置を覆う外装カバー等の筐体とを備えた複写機1等の電子機器において、筐体として、態様A乃至Nの何れかの態様に係る筐体構造を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、外装開閉カバー6等の開閉カバーを備える電子機器の動作時に生じる音が外部に漏れ出ることを抑制できる。
複写機1等の画像形成装置において、態様Oに係る電子機器の構成を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、外装開閉カバー6等の開閉カバーを備える画像形成装置の画像形成時に生じる音が外部に漏れ出ることを抑制できる。
2 右側面上部カバー
2a 上部カバー突部
2c 開口上端面
3 給紙部
4 画像読取部
5 画像形成部
6 外装開閉カバー
6a 回動軸
6b 開閉カバー支持端側突部
6c 開閉カバー先端側突部
6d 回動軸突部
6e 突部補強リブ
6f 開閉カバー外装面
6g 開閉カバー傾斜部
7 右側面下部カバー
7a 下部カバー突部
7b 回動軸係合穴
7c 開口下端面
7d 下部カバー傾斜部
7f 下部カバー外装面
8 インナーカバー
11 装置本体
12 先端側隙間
17 支持端側隙間
17a 第一回折口
17b 第二回折口
17c 第三回折口
18 側端隙間
20 原稿トレイ
21 原稿給紙ローラ
22 原稿搬送ベルト
23 原稿排紙ローラ
24 原稿排紙トレイ
30 給紙カセット
31 給紙装置
35 給紙部開閉カバー
35a 鉛直回動軸
40 読取筐体
41 走査光学ユニット
42 コンタクトガラス
44 中間転写ベルト
50 タンデム画像形成部
51 露光ユニット
52 二次転写装置
53 定着ユニット
55 中間転写ローラ
56 用紙搬送ベルト
57 支持ローラ
58 定着ベルト
59 加圧ローラ
60 排紙路
61 排紙トレイ
70 主搬送路
70a レジストローラ対
73 反転搬送路
74 感光体
75 作像部
521 二次転写ローラ
Claims (8)
- 筐体の内部と外部とを空間的に仕切るカバー部材で回動軸を中心に回動する開閉カバーと、
前記開閉カバーとともに回動せず、前記開閉カバーの前記回動軸の側の縁部と隣接する縁部を有する非回動部分とを備え、
前記開閉カバーの前記回動軸の側の縁部と、前記非回動部分の縁部との間に隙間を形成する筐体構造において、
前記開閉カバーと前記非回動部分との一方に突出部を備え、他方に前記突出部の先端部を囲むように前記隙間を形成する凹部を備え、
前記開閉カバーが閉鎖状態のときに、前記先端部と前記凹部の内側の面との間に前記筐体の内部から外部に連なる前記隙間を形成し、前記開閉カバーにおける前記突出部または前記凹部を形成する部分は、前記開閉カバーの外装面から前記筐体構造の内側に向けて突き出るように前記開閉カバーに形成され、
前記回動軸は前記開閉カバーが閉鎖状態の前記開閉カバーの外装面よりも筐体構造の内側に位置することを特徴とする筐体構造。 - 請求項1の筐体構造において、
前記突出部は、前記開閉カバーに設けられていることを特徴とする筐体構造。 - 請求項1の筐体構造において、
前記回動軸は前記凹部の内側に位置し、前記突出部の前記先端部は、前記開閉カバーの回動に伴って前記凹部の内側を回動することを特徴とする筐体構造。 - 請求項1の筐体構造において、
前記突出部は、前記非回動部分に設けられていることを特徴とする筐体構造。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の筐体構造において、
前記突出部を補強する補強リブを備えることを特徴とする筐体構造。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の筐体構造において、
前記非回動部分の少なくとも一部が、前記開閉カバーを閉鎖した状態では、前記開閉カバーに覆われることを特徴とする筐体構造。 - 動作中に音を発生する音源と、前記音源を覆う筐体とを備えた電子機器において、
上記筐体として、請求項1乃至6の何れかに記載の筐体構造を用いることを特徴とする電子機器。 - 画像形成装置において、
請求項7に記載の電子機器の構成を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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