JP4504472B2 - 電気機器収納用箱の扉垂下防止部材 - Google Patents
電気機器収納用箱の扉垂下防止部材 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電気機器収納用箱体の前面の枠部と扉との隙間を一定に保つ、扉垂下防止部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6、図7に示すように、配電盤、制御盤等の電気機器収納用箱体20で、前面の枠部21内に扉22を配置したものは、扉の一側に蝶番を設けて開閉自在としているが、閉状態のときに枠部21と扉22との隙間を一定に保ち見栄えが良いものとし、また、開閉の際に扉22の自重により他側が垂下して枠部21に当たって擦れないように、扉22の他側の上部と下部の折り曲げ片24に略コ字状の扉垂下防止部材23を取り付けていた。しかしながら、電気機器収納用箱体の枠部と扉との隙間は、箱体の大きさなどによって異なってくるので、箱体のサイズに対応させて、扉垂下防止部材も用意しなければならず、また、部品管理も煩雑であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、複数のサイズの電気機器収納用箱体に対応できる扉垂下防止部材を提供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決した本発明の扉垂下防止部材は、扉(4)の側板部(6)に挟んで取付けられる電気機器収納用箱(1)の扉垂下防止部材であって、前記電気機器収納用箱(1)の枠部(3)と前記扉(4)との隙間(15)が小さい場合に前記扉(4)の前記側板部(6)の外面になる方向で取付ける板厚の薄い第1板部(9)と、前記電気機器収納用箱(1)の前記枠部(3)と前記扉(4)との前記隙間(15)が大きい場合に前記扉(4)の前記側板部(6)の外面になる方向で取付ける板厚の厚い第2板部(10)とを垂直板部(11)を介して一体に形成して、前記枠部(3)と前記扉(4)との前記隙間(15)に、板厚の薄い前記第1板部(9)若しくは板厚の厚い前記第2板部(10)を選択して取り付け可能とし、前記第1板部(9)と前記第2板部(10)のうち、どちらか一方の先端を延設して誘い込み部(14)としたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図5を参照して本発明の実施形態について説明する。
電気機器収納用箱1の箱本体2の前面には枠部3が取り付けられており、この枠部3には、一側に蝶番が設けられるとともに他側に扉係止部材であるハンドルが設けられている開閉自在の扉4が収まっている。この扉4は前面板部5と側板部6とからなり、扉4の上下側板部6、6の他側端部には、取付孔7、7が設けられ、扉垂下防止部材8、8が取り付けられている。第1の実施形態を示す図2から図4のように、扉垂下防止部材8はゴム、プラスチック等の弾性変形体で、上面に位置固定用の円柱状の突起13が突設させるとともに、先端に誘い込み部14を延設している第1板部9と第2板部10とが垂直板部11を介して一体となって断面略コ字状に形成されており、第1板部9と第2板部10との内面間には扉4の側板部6に嵌めるためのスリット12が備わっている。第1板部9の板厚は第2板部10の板厚とは異なるものとしてあり、この実施形態では第1板部9の板厚は薄く、第2板部10の板厚は厚く構成している。なお、第1板部9と第2板部10の片方若しくは両方の外面に突起を設けたものとしておけば、取付時の目印となり、作業性が向上するが、この場合でも、ここでいう板厚とは板部と突起の全体の長さをいうものである。また、扉垂下防止部材8の垂直板部11は扉4を閉めた際に枠部3の段部に当接し戸当りとして作用するが、この他に垂直板部に弾性片を設けて緩衝部としてしてもよいし、突起を設けて一部が当接するようにしてもよい。また、誘い込み部14は第1板部9と第2板部10のどちらかに設ければよい。
【0006】
このように構成された第1の実施形態では、電気機器収納用箱1のサイズが小型の場合に図3に示すように枠部3と扉4との隙間15は小さいものとなる。そこで、扉垂下防止部材8の板厚の薄い第1板部9が扉4の側板部6の外面になる方向で、扉垂下防止部材8の第1板部9の先端の誘い込み部14を扉4の側板部6の端部に当てると位置決めとなり、さらに力を加えると位置固定用の円柱状の突起13が扉4の側板部6を乗り越え、扉垂下防止部材8が弾性変形し、突起13が側板部6の取付孔7に嵌まり込み、弾性変形が定常状態に戻り位置決めされる。そうすると、第1板部9が枠部3と扉4との隙間15を一定にして扉4の他側が垂下する恐れがない。
【0007】
また、電気機器収納用箱1のサイズが大型の場合には図4に示すように枠部3と扉4との隙間15は大きいものとなる。そこで前述したとは逆に、扉垂下防止部材8の板厚の厚い第2板部10が扉4の側板部6の外面になる方向で取付ければ、同様に第2板部10が枠部3と扉4との隙間15を一定にして扉4の他側が垂下する恐れがない。さらに電気機器収納用箱1のサイズが中型の場合には、側板部6の外面になるのが一方では板厚の厚い第2板部10、もう一方では板厚の薄い第1板部9としておけば対応可能である。
【0008】
次に第2の実施例を図5を用いて説明する。
この実施形態の扉垂下防止部材8は扉4の前面板部5方向から見て断面略エ字状をしているもので、前記実施形態と同様に、板厚の違う第1板部9と第2板部10とが垂直板部11を介して一体となっているが、前記実施形態は扉垂下防止部材8のスリット12に扉4の側板部6を嵌め込むものに対して、この実施形態では扉4の側板部6のスリット状の取付孔7に扉垂下防止部材8の垂直板部11を嵌め込む構成になっている。
【0009】
以上のように構成した本発明の扉垂下防止部材8は扉4の側板部6を挟む二つの第1板部9と第2板部10の板厚を異ならせたので、サイズの違う電気機器収納用箱に対応でき、部品管理の面においても優れているものである。また、第1板部9と第2板部10のどちらか一方の先端に誘い込み部14を設けておけば、取付時の作業性が向上するものである。
【0010】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の扉垂下防止部材8はサイズの違う電気機器収納用箱に対応でき、部品管理の面においても優れているものである。
従って、従来の電気機器収納用箱の扉垂下防止部材の問題点を解決したものとして業界にもたらす益大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉垂下防止部材取り付け場所を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の扉垂下防止部材を示す拡大説明図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の扉垂下防止部材を扉の側板部に嵌め込んだ状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の扉垂下防止部材を取付け状態を異にして扉の側板部に嵌め込んだ状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の扉垂下防止部材を示す拡大説明図である。
【図6】扉垂下防止部材取り付け場所を示す説明図である。
【図7】従来の扉垂下防止部材を示す拡大説明図である。
【符号の説明】
3 枠部
4 扉
8 扉垂下防止部材
9 第1板部
10 第2板部
14 誘い込み部
Claims (1)
- 扉(4)の側板部(6)に挟んで取付けられる電気機器収納用箱(1)の扉垂下防止部材であって、前記電気機器収納用箱(1)の枠部(3)と前記扉(4)との隙間(15)が小さい場合に前記扉(4)の前記側板部(6)の外面になる方向で取付ける板厚の薄い第1板部(9)と、前記電気機器収納用箱(1)の前記枠部(3)と前記扉(4)との前記隙間(15)が大きい場合に前記扉(4)の前記側板部(6)の外面になる方向で取付ける板厚の厚い第2板部(10)とを垂直板部(11)を介して一体に形成して、前記枠部(3)と前記扉(4)との前記隙間(15)に、板厚の薄い前記第1板部(9)若しくは板厚の厚い前記第2板部(10)を選択して取り付け可能とし、前記第1板部(9)と前記第2板部(10)のうち、どちらか一方の先端を延設して誘い込み部(14)としたことを特徴とする電気機器収納用箱の扉垂下防止部材。
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JP09055599A Expired - Fee Related JP4504472B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電気機器収納用箱の扉垂下防止部材 |
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1999
- 1999-03-31 JP JP09055599A patent/JP4504472B2/ja not_active Expired - Fee Related
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