JP2019221056A - 分電盤ハウジング - Google Patents
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また、この扉は上方に開くよう構成され、扉を設けても壁面の上方に設置された分電盤の操作の妨げにならないよう構成された(例えば、特許文献1参照)。
この構成によれば、扉板をハウジングに蝶着するための部材は、扉板とハウジングとのそれぞれに一体形成されているため、別途蝶番を形成する部材が必要なく、安価に構成できる。加えて、開状態にある扉板は、その状態が保持されるので別途保持手段を組み付ける必要がない。
この構成によれば、軸止部は、前面板に一体形成されても前面板の背部に形成されているため、前方からは隠れることで外観上好ましい。
この構成によれば、軸止部が前面板の背部に形成されても、回転軸は案内部により案内されるため、扉板を容易に取り付けできる。
この構成によれば、挿入口に挿入された回転軸は、円弧状の案内路に案内されて直上の軸止部に移動するため、容易に回転軸を軸止させることが可能であり、扉板を容易に取り付けできる。
分電盤ハウジングとしてのハウジング1は、背面及び周囲側面を有して前面が開放された箱状のハウジング本体2と、ハウジング本体2の前面に配置されてハウジング本体2の開放された前面を閉塞する前面板3とを有し、前面板3には上端が蝶着されて開閉操作が可能な扉板4が設けられている。
また、前面板3は中央に一段落とし込んだ凹状エリア32を有し、この凹状エリア32にはハウジング本体2に収容されたブレーカの操作ハンドル(図示せず)を露出させるための開口部31が形成されている。凹状エリア32は開口部31から露出させた操作ハンドルの収容空間を形成している。そして、扉板4はこの開口部31を含め、凹状エリア32を閉塞するよう設けられている。
更に、図5〜8は前面板3と扉板4の連結構造、即ち蝶番構造の説明図であり、図5は前面板3と扉板4を分離した全体説明図、図6は図5のD部拡大図、図7は前面板3の背面視斜視図、図8は図7のE部拡大図をそれぞれ示している。
図3,4に示すように、扉板4は上端の左右2カ所が前面板3に蝶着され、図5に示すように、扉板4に蝶番部の一方を成す回転軸5が形成されている。図6はこの回転軸5の拡大図を示している。また、図7に示すように、前面板3の背部に蝶番部の他方を構成する軸止部6が形成されている。図8はこの軸止部6の拡大図を示している。
回転軸5は、扉板4の回動方向に直交する左右方向に配置されて蝶着軸を成している。そして、図6に示すように、前面板3の軸止部6に連結される連結軸5aを端部に有している。また、連結軸5aと同一軸上に連続して一体形成されて、連結軸5aを補強する延長軸5bを有している。この延長軸5bの側面の特定部位には後述する係止突起6cが係止する突起5cが形成されている。
そして、図6に示すように連結部材7を介して扉板4に連結され、扉板4と一体に形成される。この連結部材7は、図3、4の断面図に示すように、扉板4の背面から上方に向けてU字状の外形を有して形成されており、回転軸5が前面板3の背部に入り込み易いよう形成されている。
特に、U字状に形成された連結部材7の作用で、挿入口33に挿入された回転軸5は、案内路8に案内されてスムーズに軸止部6まで移動できる。
こうして、軸止部6の収容部6aに回転軸5が配置され、配置された回転軸5の連結軸5aを軸穴6bに挿入すれば蝶番軸が形成され、扉板4は開閉自在に前面板3に連結される。
挿入したら、開口部31を閉塞する位置まで扉板4を略90度回動して、回転軸5を挿入口33の内部で上方に移動させる。この操作で、円弧状の案内路8にU字形状の連結部材7が係合して移動し、回転軸5は前面板3の背部に移動する。この移動した状態が図10に示す状態であり、この移動により回転軸5の端部に形成されている連結軸5aが軸穴6bの近傍に配置される。
こうして、左右の回転軸5は同時に軸止部6に連結され、扉板4の取り付け(蝶着)は完了となる。
この結果、扉板4が自重で下方に回動しようとした際、下方への回動が阻止される。即ち、ほぼ水平な状態にある扉板4は閉動作が阻止されてその角度が維持される。この状態から扉板4を閉じる際は、作業者等の押下操作により扉板4を下方に回動させれば、係止が外れて閉じることができる。
また、軸止部6は、前面板3に一体形成されても前面板3の背部に形成されているため、前方からは隠れるため外観上好ましい。
更に、軸止部6が前面板3の背部に形成されても、回転軸5は案内路8により案内されるため、扉板4を容易に取り付けできる。
加えて、挿入口33に挿入された回転軸5は、円弧状の案内路8に案内されて直上の軸止部6に移動するため、容易に回転軸5を軸止させることが可能であり、扉板4を容易に取り付けできる。
Claims (4)
- ハウジングの前面に設けられた開口部を閉塞する扉板を有し、前記扉板は開閉可能に前記ハウジングに上部が蝶着されて成る分電盤ハウジングであって、
前記扉板には、前記ハウジングに蝶着するための回転軸が一体に形成される一方、
ハウジングには、前記回転軸を軸止する軸穴を備えた軸止部が一体に設けられ、
更に、前記回転軸の所定の側面に突起が設けられていると共に、前記軸止部には、前記扉板が開操作を受けて上方へ回動した際に前記突起が乗り越えた状態で係止し、前記扉板の閉動作を阻止する係止突起が設けられて成ることを特徴とする分電盤ハウジング。 - 前記ハウジングは、前面が開放された箱状のハウジング本体と、前記開口部を有して前記開放された前面を閉塞する前面板とを有し、
前記軸止部は、前記前面板の背面に形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の分電盤ハウジング。 - 前記前面板には、前方から挿入された前記回転軸を前記軸止部へ案内する案内部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の分電盤ハウジング。
- 前記前面板は、前記軸止部の直下に前記回転軸を前方から挿入する挿入口を有し、前記案内部は、前記挿入口の奥部に形成された円弧状の案内路であり、
前方から挿入された前記回転軸が、前記案内路により直上の前記軸止部に案内されることを特徴とする請求項3記載の分電盤ハウジング。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2018116356A JP7049939B2 (ja) | 2018-06-19 | 2018-06-19 | 分電盤ハウジング |
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Publication Number | Publication Date |
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JP7049939B2 JP7049939B2 (ja) | 2022-04-07 |
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ID=69097174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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Citations (3)
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JPS5795003U (ja) * | 1980-12-02 | 1982-06-11 | ||
JP2001028810A (ja) * | 1999-07-12 | 2001-01-30 | Matsushita Electric Works Ltd | 分電盤 |
JP2005290973A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-10-20 | Orion Denki Kk | 開閉ドアを備えた電子機器 |
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2018
- 2018-06-19 JP JP2018116356A patent/JP7049939B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005290973A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-10-20 | Orion Denki Kk | 開閉ドアを備えた電子機器 |
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JP7049939B2 (ja) | 2022-04-07 |
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