JP2007028806A - 電気接続箱および電気接続箱の組立方法 - Google Patents

電気接続箱および電気接続箱の組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007028806A
JP2007028806A JP2005207623A JP2005207623A JP2007028806A JP 2007028806 A JP2007028806 A JP 2007028806A JP 2005207623 A JP2005207623 A JP 2005207623A JP 2005207623 A JP2005207623 A JP 2005207623A JP 2007028806 A JP2007028806 A JP 2007028806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
lower case
blocks
lock
junction box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005207623A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kasai
浩二 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2005207623A priority Critical patent/JP2007028806A/ja
Priority to PCT/JP2006/312587 priority patent/WO2007010710A1/ja
Publication of JP2007028806A publication Critical patent/JP2007028806A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/0239Electronic boxes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】 簡易な操作により、分割された電気接続箱のブロックを1つのロアケース内で容易に合体操可能とすると共に電気的、機械的な接続信頼性を確保する。
【解決手段】 ロアケース40内に1つのブロック20を挿入し、該ブロック20のロアケース固定用ロック部とロアケースの内面に設けたロック部とを嵌合ロックして固定し、次いで、他のブロック30をロアケース40内に挿入し、該ブロック30と先入れした前記ブロック20とのロック結合と、該ブロックとロアケースとのロック結合と、ブロック20、30同士の回路接続部27、37のロックによるバスバー26、36の接続とをブロック20、30の挿入作業時に同時に行う。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電気接続箱および電気接続箱の組立方法に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの分割に伴って分割された電気接続箱を簡易な操作により電気的、機械的に一体化させるものである。
従来、図10に示すように、特開平8−185921号公報(特許文献1)等に開示されているような自動車用の電気接続箱1が提供されており、この電気接続箱1はワイヤハーネスW/Hの端末に接続されたアンダーケース4をヒューズ収容部6やリレー収容部7が設けられたメインケース3に取り付けて、アッパーカバー2とロアケース5とによって上下から閉塞する構造を有している。一方、自動車に配索されるワイヤハーネスは電源分配システムの効率化等を目的として、従来は1つであったワイヤハーネスを複数に分割することでワイヤハーネスの軽量化、小径化、共用化、電線の取り回しの簡素化等を図る場合がある。
前記のように複数に分割されたワイヤハーネスは、それぞれ個別の組立工程で製造されることとなるが、電気接続箱に接続されるワイヤハーネスは、通常電気接続箱を接続して一体化した状態で納入を行うため、ワイヤハーネスの分割に伴って電気接続箱も複数に分割し、後に分割された電気接続箱を合体する構造とすることが必要となる。このように、分割された電気接続箱を合体する構造を備えたものとして、特許文献2に記載のものが知られている。
特開平8−185921号公報 特開2004−166322号公報
前記のように分割された電気接続箱は、一体型のものに比べて後工程での電気的、機械的な結合操作が必要となるため、電気的な接続信頼性と、組立作業性および機械的強度を確保できる構造が求められる。
本発明は前記した問題に鑑みてなされたもので、簡易な操作により、分割された電気接続箱のブロックを1つのロアケース内で容易に結合操作できると同時に、操作に伴う電気的、機械的な接続信頼性を確保できる電気接続箱および電気接続箱の組立方法を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明では、電気接続箱本体を分割して設けた複数のブロックと、これら複数のブロックを収容する1つのロアケースとを備え、
前記分割されたブロックは、それぞれバスバーが収容されていると共にリレー、ヒューズあるいは/および電線に接続されたコネクタが装着され、これらブロックの分割端には前記バスバー同士を接続させる回路接続部が設けられていると共にブロック同士を結合するロック部が設けられ、かつ、これらブロックの外周面にはロアケース結合用のロック部が設けられ、
前記ロアケース結合用のロック部がロアケースの壁部に設けたロック部に結合されていることを特徴とする電気接続箱を提供している。
前記構成によれば、別工程で組み立てられて分割されたブロックを、ブロックとロアケースとの間に設けたロック部により共通のロアケース内に収容して結合することができ、その際、分割端に設けた回路接続部によって両者に収容されたバスバー同士を電気的に接続することができる。
具体的には、前記電気接続箱本体を2分割して、第1ブロックと第2ブロックとからなる前記ブロックを設けており、前記第1ブロックと第2ブロックとの分割端に前記回路接続部が設けられ、第1ブロック側の第1バスバーに設けられた端子と第2ブロック側の第2バスバーに設けられた端子とが嵌合接続され、該回路接続部の両側に第1ブロックと第2ブロックとを結合するロック部を備えた構成としている。
このように構成すると、第1ブロックの第1バスバーと、第2ブロックの第2バスバーを電気的に接続する回路接続部を構成する端子が、結合された第1ブロックと第2ブロック同士のロック部の中間に位置するので、第1ブロックと第2ブロックとの結合後は、回路接続部に無理な力が作用せず、安定した電気的接続状態を維持することができる。
また、ブロック同士のロックが完結すると同時に第1ブロックの第1バスバーと第2ブロックの第2バスバーとが接続される構成とし、ブロック同士のロックが半嵌合状態では第1バスバーと第2バスバーとが接続されないようにしておくと、導通検査によりブロック同士の半嵌合を検知することができる。
また、前記ロアケースの周壁部の一部を上端から底壁部まで切り欠いて、前記ブロックに接続された電線束を引き出す電線用開口が設けられ、該電線用開口の周縁の底壁部から筒状仮固定部を突設する一方、前記第1ブロックに前記筒状仮固定部に嵌合される仮固定リブが突設され、該仮固定リブを前記筒状仮固定部に嵌合することで前記電線用開口の開きが防止される構成としてもよい。
前記構成を備えれば、ロアケースに第1ブロックを嵌合固定すると同時に、ロアケースに突設した筒状仮固定部に第1ブロックに突設した仮固定リブが嵌合するため、電線用開口が設けられたロアケース周壁の強度低下を補うことができ、よってロアケース周壁の変形を防止することができる。
また他一方の発明では、前記構成からなる電気接続箱の組立方法であって、
前記ロアケース内に1つの前記ブロックを挿入し、該ブロックのロアケース固定用ロック部と前記ロアケースの内面に設けたロック部とを嵌合ロックして固定し、
次いで、他のブロックを前記ロアケース内に挿入し、該ブロックと先入れした前記ブロックとのロック結合と、該ブロックとロアケースとのロック結合と、ブロック同士の回路接続部のロック部によるバスバーの接続とを前記挿入作業時に同時に行うことを特徴とする電気接続箱の組立方法を提供している。
この組立方法によれば、共通のロアケースに対し分割された一方のブロックを嵌合することで両者間のロック部により一方のブロックを先入れ状態で嵌合固定しておくことができる。そして、一方のブロックが先入れされたロアケースへの他方のブロックの嵌合に際しては空きスペースに対し、他方のブロックを挿入すればよいため、挿入方向の特定と位置決めも容易であり、他方のブロックのロアケース内への挿入操作によって他方のブロックとの間およびロアケースとの間でロック部を介して結合することができる。よって、共通のロアケースに対する分割されたブロックの結合固定作業も容易に行うことができる。
更に、前記ロアケース内に第1ブロックを挿入し、該第1ブロックのロアケース固定用ロック部と前記ロアケースの内面に設けたロック部とを嵌合ロックして固定すると共に、前記ロアケースの筒状仮固定部に第1ブロックの仮固定リブを挿入し、
該第1ブロックに接続された電線束をロアケースの前記電線用開口より外部に引き出し、
次いで、前記第2ブロックを前記ロアケース内に挿入し、該第2ブロックを先入れした前記第1ブロックと第2ブロックの回路接続部のロック部によるバスバーの接続とを前記挿入作業時に同時に行い、
前記第2ブロックに接続された電線束を前記ロアケースの電線用開口から外部に引き出し、
次いで、電線用開口から引き出される第1、第2ブロックに接続された電線束を前記ロアケースと第1、第2ブロックとから突設した下側固定片と上側固定片の間に挟んでテープ巻き固定あるいは/およびバンド巻き固定するようにしている。
前記組立方法によれば、ロアケースに第1ブロックを挿入することで第1ブロックとロアケースとの間のロック部による結合と同時に、ロアケースに設けた筒状固定部に第1ブロックに設けた仮固定リブが挿入されるので、電線用開口が設けられたロアケース周壁を補強することができる。更に、第1ブロックに接続された電線束をロアケースの電線用開口から容易に引き出すことができる。また、ロアケースの空きスペースに第2ブロックを挿入することで、第2ブロックの固定と同時に第1ブロックと第2ブロックのバスバー間の接続を行うことができる。
以上の説明より明らかなように、本発明の電気接続箱および電気接続箱の組立方法によれば、ワイヤハーネスの分割に伴って分割されたブロックを共通のロアケースに対し簡易な操作で結合固定することができると共に、分割されたブロック間のバスバーの接続もブロックの結合と同時操作にて行うことができる。よって、分割された電気接続箱における合体操作の作業性向上と共に、電気的、機械的な接続信頼性を確保することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1(A)(B)は実施形態の電気接続箱10を示し、別個のワイヤハーネスに接続されるために中央ラインに沿って2分割された第1ブロック20、第2ブロック30と、これらを収容するロアケース40と、ロアケース40の上面に被せられるアッパーケース(図示せず)から構成している。
第1ブロック20は、図2(A)に示すように、平面視略長方形状をなし、合成樹脂製の本体部21の上面にはリレー、ヒューズ等の電気部品Eを所定位置に装着可能な電気部品収容部22を設けている。本体部21の外周面においては、後述するロアケース40のロック部41a、41bとロック結合するためのロック部23a、23bを設けている。これら本体部21のロック部23a、23bは、外周面に形成した位置決め用の凹部23c内に設けられ、下端を支点として弾性的に撓み可能なロックアーム23dと、ロック爪23eとからなっている。
更に本体部21の外周面の図中下側、即ちロアケース40の中央に対応する分割端21aの両側には、後述する第2ブロック30のロック部33a、33bに結合するためのロック部24a、24bを設けている。ロック部24a、24bは、本体部21の外周面に設けた凸部24cの外面上端に下面を係止面とした係止突起24dを突設している。
本体部21の下面側には第1ブロック20に導入されるワイヤハーネスW/H1のコネクタや端子を接続するためのコネクタ部25が設けられ、本体部21の内部には、図3(A)に示すように、コネクタ部25と電気部品収容部22との間で所要の回路を構成するバスバー26が内装されている。本体部21における分割端21aの略中央には、後述の第2ブロック30との電気的、機械的な結合をなすための回路接続部27を設けている。回路接続部27は、図2(A)(B)に示すように、その周囲を溝部27aにより囲まれた状態で上方へ突出する2つの端子収容部27bを備え、この端子収容部27bにはバスバー26に接続された2つの雌の中継端子27cを収容している。この中継端子27cは、相手側端子を上方から受け入れ可能な状態で収容している。回路接続部27は、相手側端子を中継端子27cに接続した状態で第1ブロック20と第2ブロック30とを結合するためのロック部27dを更に備えている。このロック部27dは、本体部21の上面において2つの端子収容部27bから中央へ入り込んだ位置に上方へ向けて一体突設されると共に、係止爪27e(図9(A)(B))を備えている。
また、図2(A)において本体部21の上部左角部には、第1ブロック20に導入されるワイヤハーネスW/H1の電線束の上半分を覆って案内するための半割筒状の上側固定片28を所定の斜め外方へ向けて突設している。本体部21における回路接続部27の左右両側には別途電気接続箱10に導入さる電源線P(図1(B))の端末に取り付けられた丸形の端子金具(図示せず)をボルト等により電気的、機械的に接続するための一対の電源接続用端子29を備えている。なお、第1ブロック20を示す図2、図3において電気部品EとワイヤハーネスW/H1、W/H2の記載を省略している箇所もあるが、組付け時にはこれらの部品は予め所定位置に装着されている。
第2ブロック30は、図4(A)に示すように、平面視で一方の角部が切り欠かれた方形状をなし、合成樹脂製の本体部31の上面には第1ブロック20と同様にリレー、ヒューズ等の電気部品Eを所定位置に装着可能な電気部品収容部32を設けている。本体部31の外周面において図中の上側、即ち、ロアケース40への装着状態において第1ブロック20に対向する分割端31aの左右位置には、第1ブロック20に設けたロック部24a、24bとロック結合するためのロック部33a、33bを設けている。このロック部33a、33bは、外周面に形成した位置決め用の凹部33c内に設けられ、第1ブロック20のロック部23a、23bと同様に、下端を支点として弾性的に撓み可能なロックアーム33dと、ロック爪33eとからなっている。
また、本体部31の左右両側面にも、後述するロアケース40のロック部42a、42bとロック結合するためのロック部34a、34bを設けている。これらロック部34a、34bも、外周面に形成した位置決め用の凹部34c内に設けられ、下端を支点として弾性的に撓み可能なロックアーム34dと、ロック爪34eとからなっている。
さらに、ロック部33a、33bが形成された面と反対側、即ち、図4(A)の下側の外周面の中央部および左側部には、後述するロアケース40の周壁部43の内面に内方へ向けて突出する突条48a、48bに嵌合可能な凹溝31b、31cを形成し、第2ブロック30をロアケース40に挿入する際の位置決め用の嵌合構造となしている。
本体部31の下面側には、図4(B)に示すように、第2ブロック30に導入されるワイヤハーネスW/H2のコネクタや端子を接続するためのコネクタ部35が設けられ、本体部31の内部には、図5(A)に示すように、コネクタ部35と電気部品収容部32との間で所要の回路を構成するバスバー36が内装されている。本体部31における分割端31aの略中央には、第1ブロック20の回路接続部27との電気的、機械的な結合をなすための回路接続部37を同様に設けている。第2ブロック30の回路接続部37は、図5(B)に示すように、第1ブロック20の回路接続部27における溝部27aに嵌合可能な枠部37aと、この枠部37a内の端子収容部37bにおいて、バスバー36に接続されると共に上方に立ち上げた後、折り返して下方へ向けて延びる2つの雄タブ37cを収容している。この雄タブ37cは、第1ブロック20の中継端子27cに対応する位置に配置され、第1ブロック20への第2ブロック30の結合時に中継端子27cに対し雄タブ37cが挿入されて電気的に接続可能となっている。
枠部37aの外面中央部には、第1ブロック20のロック部27dに係止可能なロック部37dを更に備えている。このロック部37dは、一端を支点として弾性的に撓み可能なロックアーム37eと、ロック爪37fからなり、第1ブロック20に対し第2ブロック30を結合した時点で、第1ブロック20に設けたロック部27dの係止爪27eに対しロック爪37fが係止するようになっている。
また、第2ブロック30の本体部31の平面視右側面の所要箇所に、第2ブロック30に導入されるワイヤハーネスW/H2の電線束の上半分を覆って案内するための断面L形状の上側固定片38を側方へ向けて突設している。
なお、第2ブロック30を示す図4、図5において電気部品EとワイヤハーネスW/H1、W/H2の記載を省略している箇所もあるが、組付け時にはこれらの部品は予め所定位置に装着されている。
ロアケース40は、図6(A)(B)に示すように、合成樹脂製からなり、周壁部43と底壁部45によって有底箱状に成形され、図6(A)に示す平面視の略上半部を第1ブロック収容部46、略下半部を第2ブロック収容部47としている。第2ブロック収容部47はロアケース40の左側の領域を少し残して底壁部45から一体的に立ち上げた仕切壁43aにより区割りされている。
第1ブロック収容部46に収容される第1ブロック20を固定するためのロック部41a、41bは、図6(A)の平面視上側の周壁部43内面左右位置に設けた突部41A、41Bに形成されている。同様に第2ブロック収容部47に収容される第2ブロック30を固定するためのロック部42a、42bは、仕切壁43aの平面視右側の面に設けた突部43Aと、図6(A)の平面視右側の周壁部43内面下側位置に設けた突部43Bに形成されている。これら突部41A、41Bおよび突部43A、43Bは、第1ブロック20および第2ブロック30の凹部23c、凹部34cにそれぞれ対応して位置決め用の嵌合構造をなしている。また、ロック部41a、41bおよびロック部42a、42bは、相手側のロックアーム23dおよびロックアーム34dのロック爪23e、ロック爪34eが係止される係止突起41d、43dを突設している。また、第2ブロック収容部47の周壁部43の内面および仕切壁43aの平面視右側の面には、第2ブロック30の凹溝31b、31cに対応する断面半円状の突条48a、48bを突設している。
ロアケース40の周壁部43には、図6(A)の平面視左上角部に周壁部43の上端から底壁部45まで切り欠いた電線用開口49を設け、この電線用開口49により第1ブロック20に導入されたワイヤハーネスW/H1の電線束を外部に引き出し可能としている。電線用開口49には電線束の下半分を覆って案内するための半割筒状の下側固定片49aを第1ブロック20の上側固定片28に対応して所定の斜め外方へ向けて突設している。
同様に、ロアケース40の平面視右側の周壁部43にも、上端から底壁部45まで切り欠いた電線用開口50を設け、この電線用開口50により第2ブロック30に導入されたワイヤハーネスW/H2の電線束を外部に引き出し可能としている。電線用開口50には電線束の下部を覆って案内するための断面L形状の下側固定片50aを第2ブロック30の上側固定片38に対応して所定の方向へ向けて突設している。
また、ロアケース40の外面所定位置には、電気接続箱10を車体に取り付けるためのブラケットBKを突設している。
ロアケース40における電線用開口49の周縁部には底壁部45から上方へ向けて筒状仮固定部51を突設する一方、第1ブロック20には、図3(A)(B)に示すように、筒状仮固定部51に上方から挿入可能な仮固定リブ52を本体部21の底部から一体突設している。仮固定リブ52は筒状仮固定部51の中空部に内嵌する径の棒状とし、図9(C)に示すように先端を縮径させている。なお、仮固定リブ52は先端に限らず長さ方向の全長に亙って徐徐に縮径させた形状としてもよい。この筒状仮固定部51と仮固定リブ52との嵌合構造は、電線用開口49の形成に伴う強度低下によって外方へ開き易くなった周壁部43を補強して外方への開きを防止する作用を奏するものである。
また、ロアケース40の仕切壁43aには、図6(A)の平面視左側の面にジョイントコネクタ取付用のロック部53を2つ設けている。該ロック部53に取り付けられるジョイントコネクタ(図示せず)に接続されたワイヤハーネス(図示せず)も前記電線用開口49を通して外部に引き出し可能としている。
次に分割された電気接続箱10の組立方法について説明する。
先ず、図8(A)に示すように、ロアケース40のロック部53に取り付けたジョイントコネクタのワイヤハーネスの電線束と第1ブロック20のワイヤハーネスW/H1の電線束をロアケース40の電線用開口49から外方へ引き出すようにして、ロアケース40の第1ブロック収容部46に第1ブロック20を挿入して押圧する。この操作に伴い、第1ブロック20のロアケース固定用のロック部23a、23bと、ロアケース40内面のロック部41a、41bとの間において、図8(B)に示すように、ロックアーム23dが撓んでロック爪23eが係止突起41dに係止することでロアケース40に対し第1ブロック20がロック固定される。これと同時に、図8(C)に示すように、ロアケース40の筒状仮固定部51に第1ブロック20の仮固定リブ52が挿入されることにより、電線用開口49が形成された周壁部43の外方への開きが防止される。これら筒状仮固定部51と仮固定リブ52とを嵌合する際には、近傍にジョイントコネクタに接続されたワイヤハーネスが配索されているが、通常のロック部と異なり、筒状の仮固定部51に仮固定リブ52を挿入する構成としているため、これらの嵌合の際にワイヤハーネスをかみ込むことがない。なお、第1ブロック収容部46への第1ブロック20の嵌合操作に際し、ロアケース40の突部41A、41Bに対する第1ブロック20の凹部23cの位置を合わせることで、第1ブロック20の嵌合の向きが正しい方向に規制される。また、外部に引き出されたワイヤハーネスW/H1とジョイントコネクタに接続されたワイヤハーネスの電線束はロアケース40の下側固定片49aと第1ブロック20の上側固定片28との間に配置しておく。
次に、第2ブロック30のワイヤハーネスW/H2をロアケース40の電線用開口50から外部へ引き出すようにして下側固定片50aと上側固定片38との間に配置すると共に、第2ブロック収容部47に対し第2ブロック30を挿入して押圧する。この操作に伴い、第2ブロック30のロアケース固定用のロック部34a、34bと、ロアケース40のロック部42a、42bとの間において、ロックアーム34dが撓んでロック爪34eが係止突起43dに係止することでロアケース40に対し第2ブロック30がロック固定される。これと同時に、第2ブロック30のロック部33a、33bのロックアーム33dが撓んで、ロック爪33eが第1ブロック20のロック部24a、24bの係止突起24dに係止することで第1ブロック20と第2ブロック30とがロック結合される。第2ブロック収容部47への第2ブロック30の嵌合操作に際しては、ロアケース40の突部43A、43Bと第2ブロック30の凹部34c、ロアケース40の突条48a、48bと第2ブロック30の凹溝31b、31cをそれぞれ位置合わせすることで、第2ブロック30の向きを規制すると共に、嵌合後の安定化を図ることができる。
前記操作と同時に、第1ブロック20の回路接続部27と第2ブロック30の回路接続部37との間において、両者間の電気的、機械的接続が行われる。即ち、ロアケース40に先入れした第1ブロック20の回路接続部27における溝部27aに第2ブロック30の回路接続部37における枠部37aが上方から嵌合すると共に、図9(A)(B)に示すように、第1ブロック20の端子収容部27b内の中継端子27cに対し、第2ブロック30の端子収容部37b内の雄タブ37cが順次挿入される。そして、第1ブロック20に対し、第2ブロック30が完全嵌合するとき、回路接続部37のロックアーム37eが撓んでロック爪37fが回路接続部27の係止爪27eに係合し、これにより第1ブロック20のロック部27dと第2ブロック30のロック部37dがロック結合される。そして、同時に第1ブロック20の中継端子27cに第2ブロック30の雄タブ37cが完全挿入されることで、中継端子27cと雄タブ37cを介して第1ブロック20の内部回路を構成するバスバー26と第2ブロック30の内部回路を構成するバスバー36が電気的に接続される。
このようにして、共通のロアケース40に対し第1ブロック20と第2ブロック30がロック結合された後、図1(A)に示すように、ロアケース40の電線用開口49、50から引き出されたワイヤハーネスW/H1とジョイントコネクタに接続されたワイヤハーネス、ワイヤハーネスW/H2の電線束を上側固定片28、38と下側固定片49a、50aとの間に挟んだ状態でテープTにより巻き付け固定することで、電線束を上側固定片28、38と下側固定片49a、50aとの間に固定する。このようにして一連の接続作業を完了した後、ロアケース40の上面開口部に対しアッパーケース(図示せず)を被せて電気部品収容部22、32を保護するようにしている。
以上のように、共通のロアケース40に対し、第1ブロック20と第2ブロック30とを順次所定位置に挿入してロック結合するのみの簡易な操作によって、分割された各ブロックの電気的、機械的な結合を達成することができる。
なお、前記実施形態では、電気接続箱を二つのブロックに分割した例を示したが、3つ以上のブロックに分割してもよく、この場合においても同様の構造により対応することができる。また、前記実施形態の図面では第1ブロック、第2ブロックの電気部品収容部22、32に収容されるヒューズ、リレー、コネクタ等の細かい電気部品の図示を省略しているが、通常はブロックの結合前に電気部品は予め装着されるようになっている。
また、本実施形態ではワイヤハーネスW/H1、2をロアケースの電線用開口の周縁に突設した下側固定片と第1、第2ブロックに設けた上側固定片とにテープ巻き固定しているが、バンド巻き固定としてもよいし、テープ巻き固定とバンド巻き固定とを併用してもよい。
(A)は本発明に係る電気接続箱の平面図、(B)は同上正面図である。 (A)は第1ブロックの平面図、(B)は同上正面図、(C)はロック部の斜視図である。 (A)は第1ブロックの底面図、(B)は左側面図である。 (A)は第2ブロックの平面図、(B)は同上正面図、(C)はロック部の斜視図である。 (A)は第2ブロックの底面図、(B)は(A)のX−X断面図である。 (A)はロアケースの平面図、(B)は同上正面図である。 ロアケースの背面図である。 (A)はロアケースに第1ブロックを嵌合した状態の平面図、(B)はロック部の要部拡大図、(C)は仮固定リブと筒状仮固定部との嵌合状態の要部拡大図である。 (A)(B)は第1ブロックと第2ブロックの回路接続部の結合過程の状態を示す断面図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
10 電気接続箱
20 第1ブロック
21a 分割端
23a、23b ロアケース用のロック部
24a、24b 第2ブロック用のロック部
26 バスバー
27 回路接続部
27c 中継端子
27d ロック部
28 上側固定片
30 第2ブロック
31a 分割端
33a、33b 第1ブロック用のロック部
34a、34b ロアケース用のロック部
36 バスバー
37 回路接続部
38 上側固定片
37c 雄タブ
37d ロック部
40 ロアケース
41a、41b 第1ブロック用のロック部
42a、42b 第2ブロック用のロック部
43 周壁部
43a 仕切壁
45 底壁部
49、50 電線用開口
49a、50a 下側固定片
51 筒状仮固定部
52 仮固定リブ
W/H1 第1ブロックと接続されたワイヤハーネス
W/H2 第2ブロックと接続されたワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 電気接続箱本体を分割して設けた複数のブロックと、これら複数のブロックを収容する1つのロアケースとを備え、
    前記分割されたブロックは、それぞれバスバーが収容されていると共にリレー、ヒューズあるいは/および電線に接続されたコネクタが装着され、これらブロックの分割端には前記バスバー同士を接続させる回路接続部が設けられていると共にブロック同士を結合するロック部が設けられ、かつ、これらブロックの外周面にはロアケース結合用のロック部が設けられ、
    前記ロアケース結合用のロック部がロアケースの壁部に設けたロック部に結合されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記電気接続箱本体を2分割して、第1ブロックと第2ブロックとからなる前記ブロックを設けており、
    前記第1ブロックと第2ブロックとの分割端に前記回路接続部が設けられ、第1ブロック側の第1バスバーに設けられた端子と第2ブロック側の第2バスバーに設けられた端子とが嵌合接続され、該回路接続部の両側に第1ブロックと第2ブロックとを結合するロック部を備えている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記ロアケースの周壁部の一部を上端から底壁部まで切り欠いて、前記ブロックに接続された電線束を引き出す電線用開口が設けられ、該電線用開口の周縁の底壁部から筒状仮固定部を突設する一方、前記第1ブロックに前記筒状仮固定部に嵌合される仮固定リブが突設され、該仮固定リブを前記筒状仮固定部に嵌合することで前記電線用開口の開きが防止される構成としている請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気接続箱の組立方法であって、
    前記ロアケース内に1つの前記ブロックを挿入し、該ブロックのロアケース固定用ロック部と前記ロアケースの内面に設けたロック部とを嵌合ロックして固定し、
    次いで、他のブロックを前記ロアケース内に挿入し、該ブロックと先入れした前記ブロックとのロック結合と、該ブロックとロアケースとのロック結合と、ブロック同士の回路接続部のロック部によるバスバーの接続とを前記挿入作業時に同時に行うことを特徴とする電気接続箱の組立方法。
  5. 請求項3に記載の電気接続箱の組立方法であって、
    前記ロアケース内に第1ブロックを挿入し、該第1ブロックのロアケース固定用ロック部と前記ロアケースの内面に設けたロック部とを嵌合ロックして固定すると共に、前記ロアケースの筒状仮固定部に第1ブロックの仮固定リブを挿入し、
    該第1ブロックに接続された電線束をロアケースの前記電線用開口より外部に引き出し、
    次いで、前記第2ブロックを前記ロアケース内に挿入し、該第2ブロックを先入れした前記第1ブロックと第2ブロックの回路接続部のロック部によるバスバーの接続とを前記挿入作業時に同時に行い、
    前記第2ブロックに接続された電線束を前記ロアケースの電線用開口から外部に引き出し、
    次いで、電線用開口から引き出される第1、第2ブロックに接続された電線束を前記ロアケースと第1、第2ブロックとから突設した下側固定片と上側固定片の間に挟んでテープ巻き固定あるいは/およびバンド巻き固定している電気接続箱の組立方法。
JP2005207623A 2005-07-15 2005-07-15 電気接続箱および電気接続箱の組立方法 Withdrawn JP2007028806A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005207623A JP2007028806A (ja) 2005-07-15 2005-07-15 電気接続箱および電気接続箱の組立方法
PCT/JP2006/312587 WO2007010710A1 (ja) 2005-07-15 2006-06-23 電気接続箱および電気接続箱の組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005207623A JP2007028806A (ja) 2005-07-15 2005-07-15 電気接続箱および電気接続箱の組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007028806A true JP2007028806A (ja) 2007-02-01

Family

ID=37668595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005207623A Withdrawn JP2007028806A (ja) 2005-07-15 2005-07-15 電気接続箱および電気接続箱の組立方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2007028806A (ja)
WO (1) WO2007010710A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199840A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Yazaki Corp 電気接続箱
KR100894162B1 (ko) 2007-11-01 2009-04-22 한국단자공업 주식회사 박스의 커버결합구조
WO2012137477A1 (en) 2011-04-04 2012-10-11 Yazaki Corporation Electric junction box comprising wire guiding out portion structure for winding tape
WO2012137476A1 (en) 2011-04-04 2012-10-11 Yazaki Corporation Electric junction box comprising a wire guiding out portion having a tape winding structure
EP2515402A2 (en) 2011-04-20 2012-10-24 Yazaki Corporation Wire-guiding portion with structure for prevention of displacement of tape

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH103957A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱間の端子接続構造
JP3758130B2 (ja) * 1999-11-30 2006-03-22 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JP3710044B2 (ja) * 1999-12-24 2005-10-26 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JP3981235B2 (ja) * 2000-04-28 2007-09-26 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199840A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Yazaki Corp 電気接続箱
KR100894162B1 (ko) 2007-11-01 2009-04-22 한국단자공업 주식회사 박스의 커버결합구조
WO2012137477A1 (en) 2011-04-04 2012-10-11 Yazaki Corporation Electric junction box comprising wire guiding out portion structure for winding tape
WO2012137476A1 (en) 2011-04-04 2012-10-11 Yazaki Corporation Electric junction box comprising a wire guiding out portion having a tape winding structure
US9197043B2 (en) 2011-04-04 2015-11-24 Yazaki Corporation Tape winding structure at wire guiding out portion
US9197047B2 (en) 2011-04-04 2015-11-24 Yazaki Corporation Wire guiding out portion structure for winding tape
EP2515402A2 (en) 2011-04-20 2012-10-24 Yazaki Corporation Wire-guiding portion with structure for prevention of displacement of tape
EP2515402A3 (en) * 2011-04-20 2013-12-18 Yazaki Corporation Wire-guiding portion with structure for prevention of displacement of tape
US8729409B2 (en) 2011-04-20 2014-05-20 Yazaki Corporation Wire-guiding portion with structure for prevention of displacement of tape

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007010710A1 (ja) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5756661B2 (ja) 電気接続箱
JP5382526B2 (ja) 電気接続箱
JP2013197096A (ja) 端子
JP2013188056A (ja) 電気接続箱
JP2007028806A (ja) 電気接続箱および電気接続箱の組立方法
JP5666250B2 (ja) 電線固定部
JP2017127078A (ja) 電気接続箱及びワイヤハーネス
JP6563746B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP2006217778A (ja) 電気接続箱
JP2001250628A (ja) ジョイントコネクタ
JP6788556B2 (ja) 電子ユニットの取付構造
JP6826079B2 (ja) ロック構造、電気接続箱及びワイヤハーネス
JP2021090295A (ja) 電気接続箱及びワイヤハーネス
JP2007037381A (ja) 分割リレーボックスの連結方法およびリレーボックス
JP4600333B2 (ja) 電気接続箱
JP5692598B2 (ja) 嵌合検知構造
JP4600364B2 (ja) 電源分配構造
JP2005085648A (ja) コネクタのハウジング構造
JP3867658B2 (ja) 電気接続箱
JP2006190496A (ja) 合体コネクタ
JP2007037267A (ja) 分割ブロックの連結構造
JP5365448B2 (ja) 車載用のジョイントボックス
JP2001218338A (ja) 電気接続箱と防水ボックスの組付構造
JP4716897B2 (ja) 保護カバー
JP5367388B2 (ja) コネクタ嵌合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007